github enterprise と内製開発の文化

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株式会社インターネットイニシアティブ プロダクト本部 基盤プロダクト開発部 応用開発課 近藤 翔太 GitHub Enterprise と内製開発の文化

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Engineering


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株式会社インターネットイニシアティブ

プロダクト本部 基盤プロダクト開発部 応用開発課

近藤 翔太

GitHub Enterprise と内製開発の文化

‐ 2 ‐

IIJ について

国内最古の商用 ISP

自社サービス・プロダクトによるソリューション

• IaaS 型クラウド IIJ GIO

• メールホスティング

• 自社開発ルータ SEIL, SA シリーズ

最近は MVNO のブランド IIJ mio 等

‐ 3 ‐

自己紹介

近藤 翔太

自社開発ルータ “SEIL”, “SA”シリーズの

集中管理サービスの開発・運用

GitHub Enterprise の運用

デブサミ初参加・初登壇

‐ 4 ‐

今日の話題

GitHub Enterprise

• IIJ における利用実績・利用の形

技術的な話や GitHub と他サービス連携の話

• CI や自動デプロイの話

• 調べればたくさん出てくる

テーマ「Hack the Real」

開発文化がどう変わったか?

‐ 5 ‐

IIJ におけるバージョン管理システム

CVS

SVN

• 今も稼働中

Gitlab / Gitrious

• 一時的に検証利用

GitHub Enterprise

• 2013/08~

‐ 6 ‐

Before - SVN 以前の時代

変更の取り込み後に気付くバグ(SVN)

部署毎にバージョン/チケット管理システムが乱立

統合的な開発ポータルが存在しない

社内で運用する負荷・安定性(Gitlab/Gitrious)

当時時点での機能不足(Gitlab/Gitrious)

‐ 7 ‐

やっぱり…

‐ 8 ‐

2016/02 現在

利用実績

• 280 seats license

• 3000 repositories over

用途

• プロジェクト開発

• 個人ツール、パッチ

• 日報、週報、ドキュメント

運用

• 3人の運用メンバー

• 特別なことはあまりしていない

‐ 9 ‐

Pull Request

変更の取り込みを依頼

Web UI 上でレビューや議論

LGTM (looks good to me)

‐ 10 ‐

ログインしなくてもコードが閲覧可能

‐ 11 ‐

コードに誰でもアクセスできる

プロジェクト外に成果物・コードを公開する

• ユーザ視点での意見・要望

• コントリビュートが期待できる

車輪の再発明を防ぐ

• 他プロジェクトの資産を流用

• リポジトリ/コードを共有 → 共同開発

‐ 12 ‐

GitHub の文化 - social coding

コードを介して他者とコラボレートする

共有すること ≒ オープンであること

• どこからでも参照できる

• 誰でも参照できる

• 誰でも気軽にコントリビュートできる

皆でコードやアイデアを出し合い

それがプロダクトになる

‐ 13 ‐

開発文化の変化

GitHub Enterprise 導入による環境の変化

環境に合わせた開発プロセスを利用

開発プロセスの中で文化が徐々に変化する

文化を普及させるための支援

• ハンズオンや勉強会の開催

• SVN からの移行手順をサポート

• 現在の利用方法をヒアリング

‐ 14 ‐

社内に social coding は根付いたか?

個人のツールやソフトウェアが公開され始めた

• 勤怠管理系ツール

• サーバ用の設定ジェネレータ

プロジェクトにコントリビュートするための記事

把握してない部分でも...?

少しずつではあるが根付いてきた

‐ 15 ‐

Appendix - アクテビティ

‐ 16 ‐

Appendix – 安定性

2013年頃の黎明期

• 色々なバグが有った…

• IIJ は安定してきた頃に導入

2016年現在

• ほとんど重大な不具合・動作不良なし

• 大幅なバージョンアップをしても問題なく動く

‐ 17 ‐

Appendix –サポート体制

マクニカネットワークスによる日本語サポート

緊急の場合は直接 GitHub 米法人へ