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GLOBAL VIDEO INDEX 2014年第1四半期

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GLOBALVIDEOINDEX2014年第1四半期

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GLOBAL VIDEO INDEX 2014年度第1四半期 2

はじめに .............................................................................................. 3

エグゼクティブサマリー ............................................................... 4

携帯およびタブレット動画 .......................................................... 6

iOSとAndroid:スマートフォンによる動画視聴 .................. 7

マルチスクリーンでのエンゲージメント ................................ 9

長編動画 ..........................................................................................10

ライブ動画とVODの比較 ..........................................................11

情報を洞察に変える ...................................................................12

OoyalaのGlobal Video Indexについて .................................13

目次

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GLOBAL VIDEO INDEX 2014年度第1四半期 3

40年以上前に、ロックの伝説的人物、ピート・タウンゼントがこの象

徴的な歌詞を書いたとき、将来、OTT動画を視聴する時代が来る

ことを予想したでしょうか。

おそらく予想していたわけではないでしょうが、この「Going Mobile」

の冒頭の一節は、今日の動画市場における根本的な変化の核

心を突いています。視聴者が一日中いつでも、家にいたとしても、

あらゆる形態の動画視聴に携帯端末を利用する傾向が強まって

います。

今日では、携帯端末による視聴は外出時に限らず、在宅時にも

自由に視聴できます。時間や場所を問わずに楽しめる動画が出

現したおかげで、視聴という行為はよりパーソナルなものになり、

テレビの所有台数にかかわらず、家族やルームメイトは、それぞれ

自分が本当に観たいものを視聴できるようになりました。スマートフ

ォンやタブレットはもはや「セカンドスクリーン」ではなく、動画視聴

のために最初に選ばれるデバイスとなりつつあります。

Ooyalaの2014年度第1四半期Global Video Indexでは、この携帯端

末による視聴の傾向などについて解説し、本年度第1四半期の数

十億に上るマルチスクリーン動画データを細かく解析して、オン

ライン動画が新記録を達成するのを引き続き観察していきます。

今年はすでに全米プロフットボールリーグの王座決定戦NFLスー

パーボウルや、ソチ冬季オリンピックが開催され、これからワール

ドカップブラジル大会も控えています。

動画視聴習慣の急速な変化を受けて、動画事業ではあらゆる企

業が新しい問いに直面しています。暗中模索の状態です。視聴

者はどこにいるのか。どこで視聴しているのか。どのデバイス、

どのプラットフォームを利用しているのか。広告に対する受容はど

うか。広告はどこに掲載すべきか、適正な量はどのくらいか。

データはこれらの問いに対する答えと、ビデオ制作会社や配信業

者の主要事業と番組制作の意思決定を促す情報を提供します。

携帯端末の利用が活況となっている市場では、データが収益を生

み出すのです。データはこれまで以上に有効です。

「I’m going home, and when I want to go home, I’m going mobile.(うちに帰るよ。居場所が欲しければ、 どこにでも行ける)」

ザ・フー、ピート・タウンゼント

はじめに

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GLOBAL VIDEO INDEX 2014年度第1四半期 4

エグゼクティブサマリー

最も高いOTT成長率を見せる携帯電話およびタブレット視聴

通勤、休暇旅行、そして部屋から部屋へと、視聴者はより頻繁に動

画を持ち運ぶようになり、携帯端末への著しい移行傾向が続いて

います。多くの視聴者に選択される視聴機器では、リビングルーム

の大型テレビが依然として優位にあるものの、ビデオトラフィックで

は、小型画面に大幅な増加傾向がみられます。

■ 2012年以降、携帯電話およびタブレットによる視聴は、

複合年間成長率(CAGR)で152%増加

■ 2013年第1四半期から2014年第1四半期末までの動画再生

回数に基づく測定では、携帯電話およびタブレットによる視

聴は、前年同期間比で133%増加

■ 欧州と中南米の携帯端末視聴が、北米の携帯端末視聴を上回る

iOSがスマートフォン動画で依然として優位ながら、Androidも追随

果てしないスマートフォン競争において、携帯端末に配信されるほ

とんどの動画がApple製品で視聴されていたため、動画の競争に

関してiOSは優位に立っていました。しかし、これについては変化の

兆しがみられます。プラットフォームごとの動画再生回数をみると、

以下のような傾向が見られます:

■ アジア太平洋地域ではAppleが圧倒的で、動画視聴の82%が

iOSデバイスによるもの

■ 北米では、iOSベースのスマートフォンが動画視聴で優位で、

60%のシェア

■ EMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ)では、iOSの視聴者支持は、

Androidの45%に比べてやや多く、55%

■ 中南米では、AndroidがiOSをわずかに追い抜き、スマートフ

ォン再生の53%を獲得

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GLOBAL VIDEO INDEX 2014年度第1四半期 5

すべての画面で高いエンゲージメントを維持

ディスプレイのサイズや品質が視聴デバイスを選択する要素とな

るものの、10分間以上にわたって動画を観賞する視聴者はデバイ

スにはとらわれない傾向があります。

■ 最大のスクリーンであるスマートテレビを利用した視聴時間

の80%近くが、10分間以上の動画を視聴

■ タブレットを利用した視聴時間の77%が、10分間以上の視聴。

画面の品質に起因すると推測される

■ 携帯電話による視聴時間の37%は、わずか6分間未満の視聴

長編コンテンツがオーバーザトップ(OTT)で躍進

長編動画、特に30分間以上のイベントや番組は、視聴者が長時間

の視聴に慣れているスマートテレビで最も多く視聴されました。

当四半期では

■ スマートテレビでは、視聴者の視聴時間の61%は30分間以上

の動画

■ これらの動画観賞において、視聴者は39%の確率で1時間以

上のコンテンツを鑑賞

意外にも、携帯電話でも長編動画の観賞に多く利用されていまし

た。スマートフォンによる再生の大半は短編動画でしたが、視聴者

は携帯端末による総視聴時間の35%を30分間以上の動画に費やし

ていました。

ライブ動画には限界がない

すべてのデバイスで、視聴者はオンデマンドよりライブ動画を長い

時間視聴しています。これはアセットをオンラインに活用しようと計

画している配信事業者にとって重要な検討事項です。

■ Ooyalaの世界的なデータ全体で、スマートテレビによるライブ

動画視聴時間は、VODの11倍以上

■ コンピューターによるライブコンテンツの視聴時間は約13倍

■ タブレット利用者は約3倍長くライブコンテンツを視聴

■ 携帯端末利用者はVODより約2倍長くライブコンテンツを視聴

エグゼクティブサマリー

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GLOBAL VIDEO INDEX 2014年度第1四半期 6

モバイル+タブレット再生のシェア

モバイル+タブレットビデオの上昇2014年第1四半期

12月2012年

4月2012年

8月2011年

8月2013年

3月2014年

25%

10%

0%

20%

15%

5%

変化とは途切れぬもの… そして良いものだ

多くの変化がみられても、本質は変わりません。オンライン動画の

市場が何よりそれを証明しています。2014年度第1四半期グローバ

ルビデオインデックスからの最新の測定数値をみれば、熱烈なオ

ンライン動画ファンは、まったく興味を失っていないということがわ

かります。継続的な支持があり、むしろその強さは増しています。

2012年度第1四半期を例にとると、携帯電話とタブレットを合わせた

動画視聴は、すべての再生回数の3.4%という割合でした。2013年第

1四半期には、9.2%に増加しました。

それにとどまらず、2014年第1四半期には、前年を明らかに上回る

成長を示しています。すべての動画再生の21.5%が携帯端末とタブ

レットによるものであり、前年比で133%、2012年からは532%の増加

となりました。

携帯およびタブレット動画

結論携帯端末が社会に普及したことで、いつでもどこでも、あらゆるデバイスで動画を視聴することが習慣

化しています。経済状況や無線ブロードバンドが世界的に向上し続けるにつれて、より多くの消費者が

モバイルデバイスを活用するようになってきています。

実際に、eMarketerの調査データによると、2012年には全世界で10億台のスマートフォンがありました。

現在、その数は17.5億台を超えるものとなり、2017年までには25億台になることが予想されており、

地球上の3人あたり1台を超える普及となることが見込まれています。

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GLOBAL VIDEO INDEX 2014年度第1四半期 7

iOS ANDROID

スマートフォン動画再生の割合2014年第1四半期

ヨーロッパ中東

アフリカアジア太平洋 中・南米 北米45%55% 53%47%

18%

82% 40%60%

ANDROIDが追随しているものの、iOSが依然として優位

いくつかの理由により、スマートフォンによる動画視聴はいまだに

iOSが好まれる傾向にありますが、最も重要なのはiOSデバイス

への配信が簡単で、動画に適したエコシステムであることです。

And ro i d端末への配信はより複雑で、多くの時間を要し、

費用が割高です。

しかしながら、市場とプラットフォームが成熟するにつれて、

Android端末に向けた動画は配信事業者にとって重要な問題にな

ってきています。

そして、その傾向が現れています。

第1四半期、中南米で、スマートフォンの動画再生については

AndroidがiOSを上回りました(53%対47%)。

世界的な動画再生で測定すると、iOSは、スマートフォン視聴で

64%という最大のシェアを維持しており、アジア太平洋地区(第1四

半期の視聴の82%がiOS端末)では圧倒的に優位となっています。

北米では、全視聴の62%、EMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ)では、

55%です。

販売については、現在、iOSが米国市場のおよそ40%を占めていま

す。一方で、Androidは約50%です。

ただし、動画再生に関しては、iOSが60%で優勢を保ち、Androidは

約40%で、およそ1年前と比べ著しく高くなっています。

一方、スペイン、フランスでは、すでにAndroidに傾いています。ス

ペインとフランスでは、Android OSによる動画再生がそれぞれ69%

、59%ですが、イギリス、ドイツ、オランダ、アイルランド、北欧諸国で

のiOSに対する圧倒的な支持により、ヨーロッパ全体では、Apple端

末が優位となっています。

その他の地域でも、マレーシア(64%)、インド(79%)、パキスタン

(81%)では、Androidが動画再生で大きなシェアを占め、iOSをリード

しています。しかし、日本(76%)とオーストラリア(90%)でiOSの利用

は高く、アジア太平洋地区と日本の動画の現況では、iOSが有力な

スマートフォンOSです。

iOSとAndroid: スマートフォンによる動画視聴

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GLOBAL VIDEO INDEX 2014年度第1四半期 8

iOS ANDROID

全世界におけるスマートフォン動画再生の割合2014年第1四半期

出荷台数にみる世界的な市場シェア2013年第4四半期

36%64%82%

18%

iOSとAndroid:スマートフォンによる動画視聴

BlackberryやWindows 8など他のプラットフォームについて言及しな

いスマートフォン考察は不完全のように感じられるかもしれません

が、現在これらのプラットフォームは、スマートフォンの世界的な出

荷台数においても少数派で、Ooyalaのデータにおける動画視聴の

割合も統計的に有意ではなく、特筆すべきことがありません。

結論早ければ8月にも発売とも噂される新しいiPhone、さらにはその1ヵ月後とも予測される大き目のサイズ

のiPhone(年内に発売されるiPad 6は言うまでもなく)を考えると、iOSデバイスによる視聴の急上昇を予

測するのは簡単です。

しかし、携帯によるオンライン動画の視聴は、特にデバイスの価格が成熟した市場よりさらに大きな普

及の要因となる新興市場では、次第にプラットフォームを問わない傾向になっています。このような経済

的要因のおかげで、Androidは携帯端末動画の成長の核となり続けるでしょう。そしてこれは言うまでも

ないことですが、配信事業者はiOSとAndroidの双方に向けた携帯動画戦略をしっかりと持つべきである

ということを意味しています。

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GLOBAL VIDEO INDEX 2014年度第1四半期 9

デバイスおよびコンテンツの長さによる視聴時間の割合2014年第1四半期

デバイスおよびコンテンツの長さによる再生の割合2014年第1四半期

デスクトップ タブレット モバイル スマートテレビ デスクトップ タブレット モバイル スマートテレビ

50%

25%

0%

80%

40%

0%

1分未満 1分〜3分 3分〜6分 6分〜10分 10分以上

すべての端末でさらに多くの動画が視聴されている

オンライン動画は、使用するデバイスにかかわらず、短編のウェブ

コンテンツ以上に視聴されるようになってきました。例えば、スマー

トフォンでの動画再生の大半は、10分間未満の短編動画でした。

しかし、デバイスにかかわらず、実際の視聴時間の半分以上は10

分間以上の動画によるものだったのです。

実際に、すべてのデバイスの中で最大の画面となるスマートテレビ

では、視聴者は80%という絶対的な確率で10分間以上の動画に向

かっています。

Ooyalaのデータによると、動画視聴においてタブレットは、スマー

トフォンではなく、スマートテレビに近い形で使用され、視聴者は

3/4以上(77%)の確率で10分間以上の動画を視聴していました。

事実、タブレットは、コンピューター以上に長編コンテンツの視聴に

使用されており、67%の確率で10分間以上のコンテンツが視聴され

ていました。

全種類のデバイスの中で、長編動画の視聴時間では、携帯電話

が最も低い割合になりました。それでもなお、スマートフォンによる

視聴時間の半分以上(57%)が、10分間以上の長さの動画によるも

のでした。

マルチスクリーンでのエンゲージメント

結論視聴者は、日々さまざまな場所で、ますます多くの長編のエンターテイメントコンテンツを視聴するよう

になってきています。リビングルームの画面に配信するだけでは、もはや十分ではありません。視聴の

変化のパターンに対処するには、配信するコンテンツにかかわらずすべての端末に対応することが重

要です。視聴習慣は変化しています。動画視聴は、よりパーソナルな体験になっています。かつては家

庭での視聴が標準でしたが、今では多くの視聴者が、さまざまな場所、状況であらゆる種類のデバイス

を使って、ビデオクリップや映画の全編を視聴する時間を持てるようになったのです。

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GLOBAL VIDEO INDEX 2014年度第1四半期 10

デスクトップ タブレット モバイル スマートテレビ

10分〜30分 30分〜60分 60分以上

デバイスおよびコンテンツの長さによる視聴時間の割合2014年第1四半期

40%

20%

0%

30%

10%

画面の大きさにかかわらずプレミアムコンテンツの再生が良好

視聴者はすべての端末で長時間にわたり動画を視聴するだけで

はなく、より多くの端末で長時間にわたり動画を視聴しています。

動画のクリックの大半が10分未満の動画で発生し、10第1四半期

では83%となっていますが、実際にはより多くの時間が長編動画の

視聴にあてられています。

スマートテレビを例にとると、視聴者は、30分間以上の動画に視聴

時間の61%を費やしています。さらにそのうちの39%で、視聴時間は

1時間以上でした。

第1四半期では、タブレットにおける動画観賞の48%が30分間以

上の動画によるものでした(うち27%が60分間以上のコンテンツ、

21%が30~60分間のコンテンツ)。携帯電話では35%となり、60分間

以上のコンテンツと30~60分間のコンテンツはほぼ均等になりまし

た。

コンピューターでは、34%となり、そのうち30~60分間のコンテンツ

が24%、60分間以上のコンテンツが10%でした。

デスクトップでは、視聴時間の1/3が10~30分間以上のコンテンツ

によるもので、このカテゴリーは、タブレットの視聴時間でも29%に

達し、携帯電話では23%、スマートテレビでは19%でした。

長編動画

結論依然として画面サイズは重要です。特に長編動画については、今なお多くの視聴者が大きな画面で視

聴することを好みます。しかし、外出先での動画視聴も増加傾向にあります。タブレットおよび携帯電話

での30分間以上の動画の視聴を合わせると、視聴合計の割合は、スマートテレビを超えます。このデ

ータは、コンテンツ所有者、放送事業者、サービスプロバイダーにとって視聴者を失うリスクを避けるた

めに完全なモバイル戦略が必要であることを明確に示しています。

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GLOBAL VIDEO INDEX 2014年度第1四半期 11

再生1回あたりのライブ動画とVODの比較2014年第1四半期

2.6

34

3.7

9.8

2.5

4.6

4.6

53

15

1回あたりの再生時間

0 30 45 60

デスクトップ

タブレット

モバイル

スマートテレビ

VOD ライブ

大きな画面が好まれるライブ動画の傾向

ライブ動画については、ニュース中継、イベント、ライブリニア放送

であっても、視聴者は、他のどの端末よりもスマートテレビを使用

して家庭で長時間観賞する傾向にあります。しかし、VODと比較し

て、ライブ動画はすべての種類のデバイスで視聴者を長時間にわ

たり引き付けています。

第1四半期、スマートテレビでは、ライブ動画が再生1回あたり約

1時間視聴されたという傾向がありました。これに対して、コンピュ

ーターでは再生1回あたり30分間強、タブレットで10分間、携帯電

話で5分間未満でした。

ビデオオンデマンドも、きわめて低いレベルではありながらも同様

パターンを示しています。

スマートテレビによるVODコンテンツ再生1回あたりの平均視聴時

間は4.6分間であり、対して、タブレットでは3.7分間、コンピューター

で2.6分間、携帯電話で2.5分間でした。

ライブ動画とVODの比較

結論テレビの需要はなくなってはいません。スマートテレビとコンピューターへのエンゲージメントから

も、ライブイベントやライブリニア放送には大きな画面が視聴者に好まれることが示されています。

さらに、前四半期でもそうであったように、ライブコンテンツは、VODよりも長時間にわたり視聴者を引き

付けます。

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GLOBAL VIDEO INDEX 2014年度第1四半期 12

各視聴者、デバイス、および場所に応じてデジタル収益戦略を最

適化するにあたり、視聴者により関連性の高いコンテンツを配信す

ることで、視聴者はより多くのコンテンツを視聴するようになります。

その結果、多くの広告、多くの取引が集まり、動画配信元の収益を

促進するマネタイゼーションが実現します。

Ooyalaは、ビッグデータとリアルタイムの動画視聴分析を用いて、

これまでにない視聴者理解を可能にし、お客様と視聴者が有意義

な形で結びつくようにサポートします。

視聴者とコンテンツパブリッシャー双方に価値のある、パーソナラ

イズされ収益性の高いメディア体験をお届けできるのは、Ooyalaだ

けです。

それが情報の力、それがOoyalaのビデオテクノロジーの力です。

情報を洞察に変える

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GLOBAL VIDEO INDEX 2014年度第1四半期 13

Global Video Indexについて

Ooyalaは、アルゼンチンからジンバブエまで、全世界239の国およ

び地域のユーザーの匿名化された視聴習慣を測定しています。

毎日数十億に上る動画視聴イベント分析を処理しています。業界

をけん引するOoyalaの動画視聴分析は、メディア企業や消費者ブ

ランドの顧客増加、携帯コンテンツやマルチスクリーン放送による

収益増加をサポートします。

Ooyalaは、TVネットワーク、ケーブルおよび衛星放送プロバイダ

ー、映画スタジオ、メディア企業をサポートし、すべてのネット接

続スクリーンでのプレミアム動画コンテンツの収益化を実現して

います。米国では4人に1人がOoyalaプレーヤーで動画を視聴し、

さらに、全トラフィックの半分以上は米国国外からのアクセスとなっ

ています。

OOYALAの動画パブリッシャーについて

Ooyalaの動画パブリッシャーには、Univision、Bloomberg、

ESPN、Rolling Stone、Pac-12 Networks、Sephora、Caracol TV、

CJ Entertainment、およびYahoo! Japanといった、数百に及ぶ先進

的なメーカー、ブランド企業、放送局、事業者が含まれます。

この報告書には、上記パブリッシャーの匿名化されたオンライン動

画測定が掲載されています。インターネット全体でのオンライン動

画利用傾向を示すものではありませんが、Ooyalaのアクセス解析

の量と多様な業種に及ぶ顧客データから、この報告書は、オンライ

ン動画全体の状況を統計的に示していると言えます。

OoyalaのGlobal Video Index

について