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Google Earth Education レッスンプラン : わたしたちの大好きなまち(社会科)
指導者 :島田聡介
単元名・教材名 :わたしたちの大好きなまち(10 時間扱い)「わたしたちのまちって、どんなまち?」(教育出版)
対象学年 :小学 3 年生
使用ツールや環境 :Google Earth、プロジェクター、タブレット、インターネット環境
単元について :1. 単元目標
a. 自分たちが住んでいるまちについて、特色ある地形、土地利用の様子、主な公共施設などの場所と働き、交通の様子、古くから残る建造物などを観察、調査させたり、白地図にまとめさせたりする。
2. 評価規準a. 社会的事象への関心・意欲・態度
ⅰ. 自分が住んでいるまちの特色ある地形、土地利用の様子、主な公共施設などの場所と働き、交通の様子、古くから残る建造物などに関心をもち、意欲的に調べている。
ⅱ. まちの様子の特色や良さを考えようとしている。b. 社会的な思考・判断・表現
ⅰ. 特色ある地形、土地利用の様子、主な公共施設などの場所と働き、交通の様子、古くから残る建造物などについて、学習問題や予想、学習計画を考え表現している。
ⅱ. まちの様子は場所によって違いがあることについて、思考・判断したことなどを言語などで適切に表現している。
c. 観察・資料活用の技能ⅰ. 観点に基づいて観察や聞き取りを行ったり、地図や写真などの資料を活用したりして、学校の周りのまちの様子について必要な情報を集め、読み取っている。
ⅱ. 調べたことを主な地図記号や方位などを用いて絵地図や白地図にまとめている。d. 社会的事象についての知識・理解
ⅰ. 学校周りの特色ある地形、土地利用の様子、主な公共施設などの場所と働き、交通の様子、古くから残る建造物の場所と様子などを理解している。
ⅱ. 学校周りのまちの様子は場所によって違いがあることを理解している。
Google Earth 活用の意図と実際の児童の姿 :本単元は、児童にとって初めての社会科の単元になる。多くの児童は新しい教科に期待をしているのと同時に、何をやるのか見通しをもてず不安感をもつ児童も少なくない。そのため、本単元の導入に、社会科で取り組むことはどんなことなのかをイメージさせておくことは、今後の活動に安心感をもち、積極的に取り組む土台となる。
Google Earth を活用した意図は二つある。一つ目に、「まち」という児童一人ひとりによって違う認識の言葉を、共通した認識にするための手立てとして用いた。二つ目に、これからの学校生活で学んでいくことに興味を持ちながら把握していき、活動に見通しをもち、安心感をもって取り組める手立てとして用いた。
本時の展開としては、社会科で学ぶことを、家族から聞いていたことや教科書を基に抽出し、それらのでてきた意見が「人・もの・こと」に大別されることを 3 つのベン図でまとめる。その後、最初に取り組む学習が、「まち」について学習していくことを確認する。「まち」というと、児童ごとに考える「まち」の範囲が異なっており、漠然としたイメージになる。そこで、教師が Google Earth を起動したタブレットを操作し、児童達は大型テレビでその映像を一緒に見ていく。その手順としては、①小学校近辺 ②近隣の駅から小学校 ③小学校のある区 ④横浜市全域 ⑤神奈川県 ⑥関東地方 ⑦日本 ⑧世界~地球、を見せていった。その後、それぞれの段階を何年生で学習していくのかを確認していき、これからの学習で取り組む範囲を確認した。
実践を通し、児童たちは年間の活動をする際に見通しをもち取り組めていたと感じる。また、社会科の授業を非常に楽しみにする児童が多く見られた。
レッスンプラン制作 : D-project、原稿作成 : 島田聡介
ベン図の板書
手順②における Google Earth の画面