hi -cube journal · 2 morning pitch 第226回エコシステム(中小機構)...

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1 ○第2部:個別相談会 セミナーに引き続き「事業計画 づくり」について末繁 CAD がア ドバイスする個別相談会を開催 しました。入居企業から㈱アスタ ワン、㈱アモーガイメージングの 2 社が参加し、各社より会社概 要、事業内容に関しての説明が行 われ、末繁 CAD、山口課長代理 からアドバイスを受けました。参 加者からは、セミナーで習得した 知識等が実践出来ることによる 期待の大きさが感じられました。 第 58 回ビジサポ会開催! 『経営者の頭の中を見えるする 事業計画作りセミナー』 開催日:平成 30 年 2 月 16 日(金) 13:30~17:15 HI-Cube2F 会議室 講師:中小機構 経営支援部 チーフアドバイザー(CAD)末繁 英雄 氏 HI-Cube journal 2018・春 浜松イノベーションキューブ Vol 84 P1 ビジネスサポート セミナー開催 第58 回ビジサポ会(2/16) P2 モーニングピッチ (中小機構) ㈱SPLYZA 新規入居企業紹介 ㈱ウチゲン P3 HI-Cube イベント 第 30 回懇話会 ・避難訓練 P4 出張相談サービス CAD 出張相談サービス 光産業創成大学院 大学来訪 来訪者:評議員 ㈱IHI 斉藤会長 HI-Cube からのお知らせ 入居者募集のお知らせ 編集後記 2 月 16 日(金)に HI-Cube2階会議室において、第 58 回ビジサポ会を開催しました。 今回は中小機構 経営支援部 チーフアドバイザー(CAD)である末繁英雄氏を講師に迎え ました。経営者の頭の中にある「アイデア」や「やるべきこと」を見える化することで、社 員にとって努力目標が見え、達成感を実感できるような中(長)期的な事業計画を策定する 方法について、講師自身の豊富な経験を踏まえ説明して頂きました。 ○第1部:セミナー 事業計画づくりにおいて、①過去の事業計画・収支計画の検証、②製品、顧客、業界の現 状と今後の見通しの確認、③事業計画のブラッシュ・アップの各プロセスと、その際に使用 する具体的な手法として、SWOT分析、業界構造分析(5フォースモデル)、プロダクト・ ポートフォリオ・マネジメント(PPM)、方針管理(PDCA)を中心に説明がありました。 続いて、中小機構・経営支援部の山口課長代理より、中小機構のハンズオン支援事業の紹介 があり、ハンズオン支援事業メニュー、利用事例について紹介がありました。セミナー参加 者からは、「自社の課題を整理する契機になった」「自分でもかみくだいて課題を整理したい」 との意見があり、参加者にとって有益なセミナーになりました。 末繁 CAD 山口課長代理 ㈱アスタワン ㈱アモーガイメージング セミナー セミナー

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Page 1: HI -Cube journal · 2 Morning Pitch 第226回エコシステム(中小機構) 参加企業:㈱SPLYZA (2/22 木) 2月22日にモーニングピッチに登壇してきました。今回で2回目の参加に

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○第2部:個別相談会

セミナーに引き続き「事業計画づくり」について末繁 CAD がアドバイスする個別相談会を開催しました。入居企業から㈱アスタワン、㈱アモーガイメージングの2 社が参加し、各社より会社概要、事業内容に関しての説明が行われ、末繁 CAD、山口課長代理からアドバイスを受けました。参加者からは、セミナーで習得した知識等が実践出来ることによる期待の大きさが感じられました。

第58回ビジサポ会開催!

『経営者の頭の中を見える化する 事業計画作りセミナー』 開催日:平成 30年 2月 16日(金) 13:30~17:15 HI-Cube2F 会議室 講師:中小機構 経営支援部 チーフアドバイザー(CAD)末繁 英雄 氏

HI-Cube journal 2018・春

浜松イノベーションキューブ

Vol

84

P1

◆ビジネスサポート セミナー開催 ・第58回ビジサポ会(2/16)

P2

◆モーニングピッチ (中小機構)

・㈱SPLYZA

◆新規入居企業紹介

・㈱ウチゲン

P3

◆HI-Cubeイベント ・第 30回懇話会

・避難訓練

P4

◆出張相談サービス ・CAD出張相談サービス

◆光産業創成大学院 大学来訪 ・来訪者:評議員

㈱IHI斉藤会長 ◆HI-Cube からのお知らせ ・入居者募集のお知らせ

・編集後記

目 次

2 月 16 日(金)に HI-Cube2階会議室において、第 58 回ビジサポ会を開催しました。 今回は中小機構 経営支援部 チーフアドバイザー(CAD)である末繁英雄氏を講師に迎えました。経営者の頭の中にある「アイデア」や「やるべきこと」を見える化することで、社員にとって努力目標が見え、達成感を実感できるような中(長)期的な事業計画を策定する方法について、講師自身の豊富な経験を踏まえ説明して頂きました。

○第1部:セミナー

事業計画づくりにおいて、①過去の事業計画・収支計画の検証、②製品、顧客、業界の現状と今後の見通しの確認、③事業計画のブラッシュ・アップの各プロセスと、その際に使用する具体的な手法として、SWOT分析、業界構造分析(5フォースモデル)、プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント(PPM)、方針管理(PDCA)を中心に説明がありました。続いて、中小機構・経営支援部の山口課長代理より、中小機構のハンズオン支援事業の紹介があり、ハンズオン支援事業メニュー、利用事例について紹介がありました。セミナー参加者からは、「自社の課題を整理する契機になった」「自分でもかみくだいて課題を整理したい」との意見があり、参加者にとって有益なセミナーになりました。

末繁 CAD 山口課長代理

㈱アスタワン

㈱アモーガイメージング

セミナー

セミナー

Page 2: HI -Cube journal · 2 Morning Pitch 第226回エコシステム(中小機構) 参加企業:㈱SPLYZA (2/22 木) 2月22日にモーニングピッチに登壇してきました。今回で2回目の参加に

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Morning Pitch 第226回エコシステム(中小機構)

参加企業:㈱SPLYZA (2/22 木)

2月22日にモーニングピッチに登壇してきました。今回で2回目の参加になりますが、エコシステム(中小機構)特集の一社に選んでいただきました。モーニングピッチは他のピッチイベントと比べて、企業の参加が多いのが特徴で、投資家へのアピールだけでなく企業との連携/出資を目的としてピッチすることができます。また参加者も100人以上いらっしゃるのでピッチイベントの中でも最大級と言えると思います。 その中で今回弊社の事業を紹介させていただきました。ピッチの後、名刺交換会と朝食会が用意されていて、多くの方とお話しすることができましたが、企業の方々はあまりスポーツビジネスとの関連性を見出しにくく、スポーツビジネスの連携可能性についてもう少し提案力が必要だと感じました。とにかく、投資家、大企業の新規事業部門の多くの方々と半日で情報交換できる機会は他にないので、また是非参加したいと思います。(代表取締役 土井 寛之)

新規入居企業紹介 平成30年2月入居

102号室 株式会社ウチゲン 設 立 年 月:昭和 23 年 5月 代表取締役:内山 照章 TEL:053-475-8331 URL:http://www.uchigen.co.jp

◆会社概要◆ 84 年間、自動車用塗料販売を基幹事業とする商社活動を担ってまいりましたが、2017 年度にロボット事業に参入。2018 年度にはロボット事業部を設立しました。 ◆HI-Cubeでの活動内容◆ HI-Cube を活動の場として本格的に事業を立ち上げます。FPD、PCB、半導体、食品、医療・医薬等の製造業向け及び農業向けに、幅広くロボットによる自動化設備を設計・提案する活動を推進中です。 2017年7月19日ビジネスマッチングフェア in浜松では、スタートアップのお披露目として、2 台のロボットを展示し、大変な反響を得て、多方面に営業推進中です。

◆自己紹介◆ 38 年の長きに渡り、工場向け FA 機器・省力化設備の設計開発製造を行ってまいりました。ウチゲンがロボット事業に参入するにあたり、事業立上げの役割を仰せつかり、2017 年度に転身して本事業を推進しています。 ◆入居者の皆様へ一言◆ ウチゲン本社脇にロボット事業部の社屋を建設中ですが、完成までの期間を HI-Cube にて活動することになりました。HI-Cube での活動は 2019 年 1 月までと短期間ですが、皆様との交流を大切にし、本社への移転後も末永くお付き合い頂ければと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。

ロボット事業部 安立実信事業部長

パラレルリンクロボット

双腕協働ロボット

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HI-Cube イベント開催

第 30 回懇話会開催(3/22 木)

避難訓練(3/14 水) HI-Cubeでは、3 月 14 日(水)に避難訓練、消火訓練、AED 講習を実施しました。今回は浜松中消防署から署員 4 名が参加し、消化訓練、AED 講習にて指導をしていただきました。避難訓練は、2 階の給湯室から火災が発生したという想定の下、参加者に避難経路と避難時の集合場所について確認していただきました。避難訓練の後に施設内の防火扉及び消火栓の扱い方を、設備業者から説明を受けました。その後の水消火器を使った消火訓練やAED講習では、初めて参加される方も多くいましたが、経験豊富な消防署員による適切な指導により、消火器の持ち方や倒れた人の救助の際の初動対応など一連の動きを体験することができました。今回は火災発生を想定した訓練でしたが、東北地方を中心に甚大な被害がもたらされた 7 年前の東日本大震災が思い出されます。HI-Cubeのある浜松市も南海トラフによる大規模地震が発生する可能性を指摘されています。災害は忘れた頃にやってくると言われており、常日頃の防災への心掛けと、繰り返しの訓練が大切になります。HI-Cubeでは、避難訓練を毎年 1 回実施していますので、積極的な参加をよろしくお願いします。

江間代表

AED 講習 消火訓練 消火栓の講習

今回は「江間企画の仕事の内容と HI-Cubeにたどり着くまで」と題して、江間代表から、同社の事業内容と HI-Cube入居に至った経緯などを、エピソードを交えて話しをしていただきました。江間代表は浜松市出身。当初は会社員として地元の企業に勤めていましたが、30 代後半に転機があったそうです。定年を 60 歳としたとき、半分の 40 歳までがサラリーマンで、その後 20 年は~新しい事業を始めたい~そんな思いから独立を決心。データベース管理システムを基本とした事業をスタートさせ、昨年 HI-Cube入居に至ったとのことです。江間企画の特徴は何と言ってもハードとソフトの両方に対応できることです。規模の小さな企業に特化したカスタムデータベースの構築からパソコン周辺環境の整備まで、ハードとソフトの両方にわたり一貫したサービスの提供ができます。同社の業務用ソフトウェアに「小規模フレックスシステム」があります。製造業の歩留まり改善や工程管理、飲食店の経営診断(損益分岐点)などに威力を発揮します。また、パソコンの購入支援やトラブル対応といった個人向け事業も展開しています。顧客目線のソフト開発、IT コンサルティングが同社の最大の特徴となっています。

江間代表

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【現状分析と 10 年後の自社の姿】

1.分析対象業界と会社名

(現状/10 年後の事業区分)

2.業界構造分析

3.バリューチェーン・

バリューシステム分析

4.プロダクト・ポートフォリオ分析

5.コアコンピタンス展開表

6.10 年後に至るまでのロードマップ

7.新規事業又は既存事業の

新規分野進出等の戦略

8.まとめ(分析結果のまとめ、)

9.数値計画:損益計画、資金計画、

売上計画、材料原価計画、人員計画

CAD出張相談サービス ディスク・テック㈱ (第1回:2/8 木・第2回:2/20 火・第3回:3/15 木) 今回 HI-Cube の皆様のご尽力でインキュ CAD 出張相談サービスを受講させていただきました。受講の目的は株主総会で発表する事業計画 10 年の作成です。作成方法については末繁英雄先生から 3 回当社にお越しいただき下記について、丁寧で分かりやすいご指導をいただきました。

弊社では今まで 10 年先の計画を想定したくてもやり方や考え方が分からず作成することが出来ませんでした。今回の相談サービスを受講することで、過去を振り返りながら現状を分析して弊社の優位な分野を改めて知ることができ、また、弊社が携わる業界の成長率を調べることで今後どこに力を入れればよいかが分かるよう

になり、10 年後の計画が今までよりも考えられるようになりました。今回の受講は弊社にとってとても有意義なものになりました。関係者皆様には大変お世話になりました。(代表取締役 工藤 靖)

光産業創成大学院大学御一行来訪 ㈱アモーガイメージング(2/9 金) 光産業創成大学院大学は、過日亡くなられた浜松ホトニクス(株)の共同出資者である故晝馬輝夫氏の光に関する起業実践を

通じて社会に貢献する人材や企業を育てるという、崇高な思想に共感した複数の大企業が出資し開学された大学です。本大学では、経営学修士(MBA)に相当する起業家教育と博士レベルの光技術教育を行っているまれにみる起業家精神にあふれる大学です。本大学に出資している株式会社 IHI の齋藤会長兼大学評議員の来浜に合わせて、本大学発ベンチャー出身者の企業を視察したいという斎藤会長のたっての希望でハイキューブに学長と合わせ見えられました。ハイキューブでは、株式会社分光応用研究所の松本社長、希望光学システムの伊藤社長、クリスタルホトインダストリー株式会社の鈴木氏と株式会社アモーガイメージングの花嶋が関係しています。当日は、今野 CIM、松本社長、伊藤社長のプレゼンと見学会が行われました。花嶋も同大学出身ですので昼食会で会社紹介のプレゼンを行いました。現在、継続して IHI 社と光技術に関する提携の話もいただいております。

(代表取締役 花嶋 正昭)

●卒業企業● 平成 30年 3月 31 日付 クリスタルホトインダストリー株式会社

~HI-Cube からのお知らせ~

☆~編集後記~☆ 皆様のお手元に届く頃、浜松市は毎年5月3日から5日の三日間に開催される“浜松まつり”で賑わっております。中田島砂丘の“凧場”と呼ばれる場所で大凧を揚げ、初子を祝います。早いところでは 3 月中旬から“会所”を開き、準備を始めます。1ヶ月から1 ヵ月半みっちり準備し本番を迎えます。青空に上がった各町内の凧はとてもきれいで勇敢です。そして、合戦もあります。(組同士で凧糸を切り合って競う)負けは許されない熱い戦いとなります。勝利すると万歳三唱とラッパで盛大に祝います。夜は御殿屋台が街を彩り、引き回しをするのです。そして“練り”も行われ、朝から晩まで街中「やいしょ、おいしょ」の掛け声が飛んでいます。 (使用和柄:鹿の子・麻の葉・花入り扇格子・菱菊・紗綾型(まんじ)です。) 谷 口

実験室タイプ(63 ㎡・49 ㎡)11 部屋あります。 見学大歓迎です。市の補助制度もあります。

起業したい方、起業しているけれど事務所を探している方。

IM室では随時相談に応じています。

↓お気軽にお問い合わせください。↓

【編集者・発行人】 中 小 機 構 関 東 本 部 (独立行政法人中小企業基盤整備機構関東本部)

浜松イノベーションキューブ(HI-Cube)IM室 〒432-8003 浜松市中区和地山 3-1-7

TEL:053(478)0141 FAX:053(473)7221 e-mail:[email protected] URL: http//www.smrj.go.jp/incubation/hi-cube/event/ndex.html