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HINODE GAKUEN COMMUNICATION PAPER Message From HINODE Alumni 校庭で夢中になって遊んでいた小学校時代。その頃と変わらない熱量で「好きな力」を信じて今は陶芸に夢中です。 使用されなくなった温室を再利用した植物ハウ ス、『セラヴィ』を立ち上げ今年で 8 年目となり ます。オープン当初はテーブルと椅子、そしてほ んのわずかな植物しかなかった空間が、8 年たっ た今、店内のあちらこちらに木々や草花が根をお ろし、蝶や鳥までも舞う自然共存空間に近づいて きました。実際に植物を育てる上で病気や虫、気 候変動など色々なことが起こります。その一つひ とつと向き合いながら歩んだ日々が今のセラヴィ の礎であり、作風そのものです。まだまだ歩みの 途中ですが、少しずつ国内外問わず、多くの方に 足を運んでいただける空間になって参りました。 祖母や両親の影響もあり、幼少期より常に植物 が身近な存在だった私は、9 歳ぐらいから漠然と 花の世界に入りたいと思うようになりました。日 出学園での高校時代は花への想いも特に明かさず 普通に通い、3 年の進路面談の際、初めて花の世 界に対する想いを打ち明けました。担任の先生も 驚いていらっしゃいましたが、色々と相談にのっ ていただき、今では先生のお庭の手入れもさせて いただいております。 卒業後は花の世界を広げたいと思い、大学に進 学して語学を学びました。その後、花屋に就職し、 再び花を学びにフランスに渡りました。好きなこ とに出会い、それをさらに追求したいという想い は、何の恐れもなく海を越え自身の世界を広げて くれたように思います。花を学びに行こうと思っ た海外でしたが、実際は文化や思考の違い、人へ の感謝、さまざまなことを花以上に学びました。 帰国後、ある方との出会いで突然、使用され なくなったビニールハウスを使わせていただく こととなり、現在に至ります。もしかしたら渡 仏というチャレンジも含め、困難を乗り越えて いなければ、条件ばかりにこだわり、このよう なお声がけをいただくチャンスも逃していたか もしれません。「ないものを数えるのではなく、 あるものを数えよ」これがない、あれがないで はなく、目の前におかれた状況を受け入れ一生 懸命続けていくと、思いもよらない結果やさら なるチャンスが訪れると実感いたしました。 今は情報過多の世の中、本来ならチャンスも たくさんあるのかもしれませんが、頭だけで考 えて済ませるのではなく、とにかく行動に移し、 実際に体感してみることがとても大事だと思い ます。そして何より最後の要は、人との出逢い・ ご縁だと思います。今も歩み続けている最中で すが、できる限りこれからも感謝を忘れず続け ていきたいと思います。 1 巻 頭 言 学園通信「日出」Vol.23  2017年10月1日発行 http://www.hinode.ed.jp/ 発行: 学校法人日出学園 〒 272-0824 千葉県市川市菅野3-23 -1 TEL 047-323 -3000 FAX 047-324 -0921 日出学園公式キャラクター 日和かっぱ 日出学園の教育目標や生徒たちの学園での様子を発信する年3回発行の情報紙です。 花屋店長を経験、単身渡仏後『セラヴィ』を立ち上げる。 植物ハウスのようなユニークな花屋兼アトリエでの、ナ チュラルなスタイルを主としたレッスンも主宰。花雑誌「花 時間」等の撮影をはじめ、植物全般の空間プロデュース・ イベント装花を手がけ、活躍の場は都内商業施設などのテ ナントから個人宅のお庭と幅広い。「人と植物の共存」を 軸に、森を切りとったような風景を創ることを得意とする。 2017年10月 Vol. 23 2017年10月 先生も日々勉強中 新学習指導要領が発表され、グローバ ル化の進展や人工知能(AI)の飛躍的な 進化など、社会の加速度的な変化を受け、 「子どもたちが未来社会を切り拓くため の資質・能力を一層確実に育成する」こ とが求められています。そして、教育界 では、主体性および対話を通じて深い学 びの実現に向けた授業改善、英語・道徳・ プログラミング教育など、新しい課題が 山積しています。 教職員は、予測できない社会において 未来を創っていく子どもたちの育成を 日々担っており、時代が変化しても不易 と流行を見究めるしなやかさを備えた子 どもの育成が求められています。その子 どもたちが人生を生き生きと歩むための 力をつけるために、教職員は自らを磨く 研修が大事です。 研修には2つの目標があり、1つは指 導力・授業力の向上等教育活動の改善に かかわるもので、もう1つは学校の教育 力向上です。そこで、教職員研修は、現 場の課題に対応した機動的な企画と実施 が必要です。 日出学園は、建学の精神に基づく教育 目標習得、および校訓の精神実践を通じ、 園児・児童・生徒が学力向上だけではな く、社会性や思考力を養い、将来、社会 で力強く生きていく力を育む教育・指導 に努めています。 企業が、会社の歴史、社是、経営方針 等に関する社員研修を行い、企業が目指 す姿の具現化を図っているのと同様、日 出学園においても、幼稚園から高等学校 までの新任教職員には、赴任初日に『学園 の成り立ち』『建学の精神』等の講義を受 けるとともに、夏休み期間を利用して『日 出学園の教職員としてあるべき姿』・『マ ナーや言動』『AED/心配蘇生法』等の研 修および連帯感醸成を図り、研修最終日 には、『自分自身が日出学園の教員として どう在りたいのか』『どんな教師になりた いのか』等を宣言してもらっています。 学校単位(縦割り)だけでなく、学園全 体(横断的)で行う研修は、幼稚園から高 等学校まである日出学園だからこそでき る教職員育成プログラムであり、新任教 職員は日出学園の一員として、学園が目 指す教育理念を体現する教職員になるこ とを自覚し、園児・児童・生徒の育成に 努めています。 これからを切り拓く日出っ子のために 教職員に求められることは、まずは謙虚 に己の力不足を認識し、更なる自己研鑽 を積むことなのだと考えます。  未来社会を切り拓く 日出っ子のために 日出学園 法人企画室

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Page 1: HINODE GAKUEN COMMUNICATION PAPER...HINODE GAKUEN COMMUNICATION PAPER Message From HINODE Alumni校庭で夢中になって遊んでいた小学校時代。その頃と変わらない熱量で「好きな力」を信じて今は陶芸に夢中です。

H I N O D E G A K U E N C O M M U N I C A T I O N P A P E R

Message From HINODE Alumni 校庭で夢中になって遊んでいた小学校時代。その頃と変わらない熱量で「好きな力」を信じて今は陶芸に夢中です。 使用されなくなった温室を再利用した植物ハウス、『セラヴィ』を立ち上げ今年で 8 年目となります。オープン当初はテーブルと椅子、そしてほんのわずかな植物しかなかった空間が、8 年たった今、店内のあちらこちらに木々や草花が根をおろし、蝶や鳥までも舞う自然共存空間に近づいてきました。実際に植物を育てる上で病気や虫、気候変動など色々なことが起こります。その一つひとつと向き合いながら歩んだ日々が今のセラヴィの礎であり、作風そのものです。まだまだ歩みの途中ですが、少しずつ国内外問わず、多くの方に足を運んでいただける空間になって参りました。 祖母や両親の影響もあり、幼少期より常に植物が身近な存在だった私は、9 歳ぐらいから漠然と花の世界に入りたいと思うようになりました。日出学園での高校時代は花への想いも特に明かさず

普通に通い、3 年の進路面談の際、初めて花の世界に対する想いを打ち明けました。担任の先生も驚いていらっしゃいましたが、色々と相談にのっていただき、今では先生のお庭の手入れもさせていただいております。 卒業後は花の世界を広げたいと思い、大学に進学して語学を学びました。その後、花屋に就職し、再び花を学びにフランスに渡りました。好きなことに出会い、それをさらに追求したいという想いは、何の恐れもなく海を越え自身の世界を広げてくれたように思います。花を学びに行こうと思った海外でしたが、実際は文化や思考の違い、人への感謝、さまざまなことを花以上に学びました。 帰国後、ある方との出会いで突然、使用されなくなったビニールハウスを使わせていただくこととなり、現在に至ります。もしかしたら渡

仏というチャレンジも含め、困難を乗り越えていなければ、条件ばかりにこだわり、このようなお声がけをいただくチャンスも逃していたかもしれません。「ないものを数えるのではなく、あるものを数えよ」これがない、あれがないではなく、目の前におかれた状況を受け入れ一生懸命続けていくと、思いもよらない結果やさらなるチャンスが訪れると実感いたしました。 今は情報過多の世の中、本来ならチャンスもたくさんあるのかもしれませんが、頭だけで考えて済ませるのではなく、とにかく行動に移し、実際に体感してみることがとても大事だと思います。そして何より最後の要は、人との出逢い・ご縁だと思います。今も歩み続けている最中ですが、できる限りこれからも感謝を忘れず続けていきたいと思います。

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巻 頭 言

学園通信「日出」Vol.23  2017年10月1日発行

http://www.hinode.ed.jp/発行: 学校法人日出学園〒272-0824 千葉県市川市菅野3-23-1TEL 047-323-3000 FAX 047-324-0921 日出学園公式キャラクター

日和かっぱ

日出学園の教育目標や生徒たちの学園での様子を発信する年3回発行の情報紙です。

花屋店長を経験、単身渡仏後『セラヴィ』を立ち上げる。植物ハウスのようなユニークな花屋兼アトリエでの、ナチュラルなスタイルを主としたレッスンも主宰。花雑誌「花時間」等の撮影をはじめ、植物全般の空間プロデュース・イベント装花を手がけ、活躍の場は都内商業施設などのテナントから個人宅のお庭と幅広い。「人と植物の共存」を軸に、森を切りとったような風景を創ることを得意とする。

2017年10月Vol.23

2017年10月

先生も日々勉強中!特集

 新学習指導要領が発表され、グローバル化の進展や人工知能(AI)の飛躍的な進化など、社会の加速度的な変化を受け、

「子どもたちが未来社会を切り拓くための資質・能力を一層確実に育成する」ことが求められています。そして、教育界では、主体性および対話を通じて深い学びの実現に向けた授業改善、英語・道徳・プログラミング教育など、新しい課題が山積しています。

 教職員は、予測できない社会において未来を創っていく子どもたちの育成を日々担っており、時代が変化しても不易と流行を見究めるしなやかさを備えた子どもの育成が求められています。その子どもたちが人生を生き生きと歩むための力をつけるために、教職員は自らを磨く研修が大事です。 研修には2つの目標があり、1つは指導力・授業力の向上等教育活動の改善にかかわるもので、もう1つは学校の教育力向上です。そこで、教職員研修は、現場の課題に対応した機動的な企画と実施が必要です。 日出学園は、建学の精神に基づく教育

目標習得、および校訓の精神実践を通じ、園児・児童・生徒が学力向上だけではなく、社会性や思考力を養い、将来、社会で力強く生きていく力を育む教育・指導に努めています。 企業が、会社の歴史、社是、経営方針等に関する社員研修を行い、企業が目指す姿の具現化を図っているのと同様、日出学園においても、幼稚園から高等学校までの新任教職員には、赴任初日に『学園の成り立ち』『建学の精神』等の講義を受けるとともに、夏休み期間を利用して『日出学園の教職員としてあるべき姿』・『マナーや言動』『AED/ 心配蘇生法』等の研修および連帯感醸成を図り、研修最終日

には、『自分自身が日出学園の教員としてどう在りたいのか』『どんな教師になりたいのか』等を宣言してもらっています。 学校単位(縦割り)だけでなく、学園全体(横断的)で行う研修は、幼稚園から高等学校まである日出学園だからこそできる教職員育成プログラムであり、新任教職員は日出学園の一員として、学園が目指す教育理念を体現する教職員になることを自覚し、園児・児童・生徒の育成に努めています。 これからを切り拓く日出っ子のために教職員に求められることは、まずは謙虚に己の力不足を認識し、更なる自己研鑽を積むことなのだと考えます。 

未来社会を切り拓く日出っ子のために

日出学園 法人企画室

Page 2: HINODE GAKUEN COMMUNICATION PAPER...HINODE GAKUEN COMMUNICATION PAPER Message From HINODE Alumni校庭で夢中になって遊んでいた小学校時代。その頃と変わらない熱量で「好きな力」を信じて今は陶芸に夢中です。

 2007年8月から、東京・開成中高と京都・一燈園中高の教員等が全国で授業奉仕 活 動 を 始 め ま した。今年度は被災地復興も兼ねて福島県で開催、英語の授業をしてほしいと光栄にも声が掛かり、7月30日、いわき市にある磐城緑蔭中学校・高等学校という私立学校へ行き、地域の児童・生徒対象に英語の授業を行ってきました。 英語教員は私だけであり、他4教科は2名以上の先生が参加されていました。他の学校は愛知県「海陽学園中等教育学校」、栃木県「那須高原海城中学校・高等学校」、東京都「早稲田大学系属早稲田実業学校」「筑波大学附属駒場中学校・高等学校」などです。 1時間目の「英語」の授業は、9時~10時30分までの 90 分授業です。受講者は小学3年生~中学1年生までの児童・生徒が9名、他に授業見学をされる保護者・他の学校の先生 10名と、見学の方が多い授業となりました。授業の内容は、①英語を文字ではなく、「想像」で理解、②詩を読んで白い紙に「想像」したものを描く、③他の人の描いたものを見て「素晴らしい点」を記入、④皆の意見を読み未来を「創造」、⑤「創造」したものを皆に「想像」してもらうためのプレゼンなど。 90分間、教室にいる皆で良いところを吸収し合いました。学年・男女・子ども・大人などではない、「人と人が集まって何ができるのか」——。 それを私たちは “Pay it forward!” 「恩送り」していかなければならないと、再確認できた空間でした。

C r i s i s M a n a g e m e n t i n E d u c a t i o n

危機管理・安全対策特集2017年10 月1日 学校法人 日出学園発行 学園通信「日出」Vol.23

 例年、夏休みを利用して研修を受けるのですが、今年は一足前の7月9日に参加した『学校環境衛生研究協議会』のことをご報告します。学校環境衛生研究協議会は、学校薬剤師や養護教諭などが中心となって、学校の学ぶ場としてふさわしい環境衛生を保つための、広い活動について研究協議を行う場です。今年は千葉県で全国大会が行われ、幼稚園や認定こども園、いろいろな学校の教職員にも参加の案内がありました。 学ぶ場としてふさわしい学校環境衛生とはどのようなものでしょうか。幼稚園教員として漠然と「幼稚園を衛生的に」と日々心がけていますが、今回の研修で学校環境衛生基準という告示に示された基準が、おおむね幼稚園にも適用されることを改めて認識しました。また、具体的な運用としては、例えば、幼稚園は空気の換気については常時どこかの窓が開けられているので、学校環境として問題はないものの、室温の維持に関しては基準(夏期であれば 30℃以下、感覚温度 26℃以下)を重視するのではなく、湿度や風の通り具合などの保育室の状況や、子どもの活動程度に応じて空調を使用するべきとのことでした。

また、季節柄水遊びのプールの衛生環境が気になるところですが、消毒と同時に環境に排出する時の塩素濃度についても留意する必要があるとのことでした。

 他にも、日常点検の記録様式や幼稚園としての環境の特色を明確にしておくことなど、日々の保育にすぐに生かせる視点を学ぶことができました。 幼稚園も学校薬剤師の方や、学校医の方々のお力を借りて無事運営していけることを感じました。

S P E C I A L E D I T I O N

特 集2017 年10 月1日 学校法人 日出学園発行 学園通信「日出」Vol.23

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 毎年恒例の「日出祭小学校学芸会」では、希望者参加による演劇が上演されます。坪田先生は学芸会に向けた演技指導を前に、改めて自らが実際に劇づくりをイチから学ぶ機会として、この夏、『演劇教育夏期大学』に参加しました。 このワークショップは他校の先生方と一緒に劇づくりを体験し、子どもたちへの演技指導に役立てようというもの。3日間の初日には女優の宮沢りえさんの講演も行われるなど、

「豊かな表現力を身につける」という今年のテーマに沿った、有意義な演劇研修となりました。 (同行取材 クレアシオン)

約40日におよぶ夏休み。新入園児・児童・生徒を迎えた1学期が無事終了し、先生たちはほっと一息をつくのも束の間、「さぁ! 勉強!」と、先生自身の “ 勉活モード ” へのスイッチが入ります。今回は、教師としてのスキルアップを目指すための研修、これからの授業や指導に必要な専門性に富んだ知識や情報の収集など、普段垣間見ることのない

「先生の勉学活動」にスポットを当ててみました。

 幼稚園では、今年度の教員の大きな課題として、来年 4 月から実施される新しい幼稚園教育要領をきちんと理解し、実施の準備を行うことがあります。5 月には手始めとして市川市幼稚園協会の研修会で、今回の幼稚園教育要領改訂にかかわった千葉大学の砂上史子先生の講義を受けました。100 分程度の短い時間で詳しいところまではお話しいただけませんでしたが、全体をおおまかに理解するよい機会になりました。 保育は保育者が頭で考えたことを、さまざまな行為に置き換えて実践していくものです。その行為の適切な選択肢を増やすためには、他の保育者の保育を見て学ぶということが欠かせないといわれています。 そこで、今年度からは従来の研修(心理や行動理解、絵画や製作、身体表現等)に加え、園の教員に他の幼稚園の公開研究会や公開保育に参加してもらい、そうした研修や研究会の場で他園の教員と討議を深めるような、研究保育に参与していきたいと考えています。  

 私たち教員は、日々子どもたちに接し、授業を行っています。子どもたちの成長を促す立場である以上、研究・研修を欠かすことができません。これまで、『分かる授業・楽しい授業』を目指し、アクティブラーニングについての授業実践を試みていますが、本年度は全教員がひとつのテーマで、研究に取り組むことにしました。 研究テーマは「語彙力を高め、豊かな表現力を身につける」です。「豊かな表現力」は変化の大きい社会で生き抜く力をつけるために大切な要素です。学ぶ意欲と学ぶ力を兼ね備えた、豊かな表現力のある児童の育成を目指します。 一方、外部研修にも毎年力を入れています。英語や道徳をはじめ、各教科の最新情報、発問や板書の仕方、児童心理学等、多岐にわたり学んでいます。

 各場所で受けた講義を他の教員にレポートや実践の形で還元し、学校全体で共有し、学校教育活動に生かしています。

 (教務部部長補佐 廣嶋 秀行)

 中学・高校では、基礎力をつける授業を大切にし、第一志望校へ合格する実力をつけることを目指して日々指導を行っていますが、重点的な指導分野や生徒の弱点を知るために模試分析会を学年ごとに実施しています。模試結果を基に各学年の学習状況や成績の特徴、学年間の違いが分かる経年変化等のデータを読み解き、その後の授業や進路指導に役立てています。 千葉県私立中高協会主催の教科別研修会には毎年すべての教科で参加しており、教科内容、指導法の研究だけでなく、県内他校の状況を知る良い機会となっています。近隣校の先生方と直接知り合い交流することで、指導の幅も広がります。 双方向型の授業展開、いわゆるアクテイブラーニングの公開授業も社会科を中心に実施、指導法の共有を図っています。その他、国際化に対応する語学力を身につける指導、新たな検定試験の導入も予定しています。 実施できることから研修し、実践につなげていきたいと考え

ています。     (中学校・高等学校 校長 堤 雅義)

演劇教育のワークショップに初参加

幼稚園他園の公開研究会などに積極的に参加し、他園の教員と討議を深めながら保育力の向上を図る

小学校「語彙力を高め、豊かな表現力を身につける」のテーマで授業研究。外部研修成果は学校全体で共有

中学校・

高等学校

私立中高協会主催の教科別研修会への参加や、アクティブラーニングの公開授業で指導法の共有を

8月8日 AM10:00 〜「演劇教育夏期大学」が開かれる、東京都世田谷区の成城大学キャンパスに。坪田先生が学ぶのは、『脚本を使った劇の上演活動(4〜6年)』の分科会。朝9時30分から約7時間、3日間かけて他校の先生たちと一緒に劇を仕上げるワークショップに参加です。

PM14:00 〜5〜6人のグループに分かれて用意された脚本を基に配役を決め、上演までの活動を実際に体験。劇づくりを通じて指導のポイントだけでなく、協力し合うことの楽しさを、身をもって学びます。

AM11:00 〜演劇も、まずはウォーミングアップが大事。身も心もリラックスさせながら自己表現するために、簡単なゲームで名前を呼び合ったり、電話を使った即興劇で、参加者全員と「もの当てクイズ」を行ったり。初対面同士でも距離感が一気に縮みます。

中学校・高等学校 英語科 石川 茂

学ぶ場としてふさわしい環境衛生を保つための研究協議の全国大会に参加

 2つの「そうぞう」で2020 年という通過点を楽しく乗り越える

幼稚園 園長 鍜治 礼子 小学校 坪田 由希子

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Overall training / Purchasing department renewal open / Child rearing support lecture / Karuizawa training camp

全学教職員研修/購買部リニューアルオープン/子育て支援講演会/軽井沢学習合宿2017年10 月1日 学校法人 日出学園発行 学園通信「日出」Vol.23

 「ぼくのおふろ」「ぼくのトイレ」などの『ぼくのシリーズ』や、いろいろな職業を楽しい絵とダジャレなどで面白く紹介する『しごとばシリーズ』、遊園地のブランコや滑り台などの遊具を題材に、言葉遊びを交えながら読み聞かせる絵本「ぶららんこ」「す〜べりだい」など、その作品が幼児たちだけでなく、大人にも人気の絵本作家、鈴木のりたけ氏の子育て支援講演会が 6月14日(水)、幼稚園ホールで開かれました(上写真)。 鈴木氏は、JR 東海勤務からグラフィックデザイナーに転身、そして絵本作家になられたという異色の経歴の持ち主。『ぼくのトイレ』(PHP 研究所)で第 17 回日本絵本賞読者賞、『しごとば 東京スカイツリー』(ブロンズ新社)で第 62 回小学館児童出版文化賞を受賞しています。 今回の演題は『おもしろがると 世界が ひろがる』というもの。鈴木氏は「す〜べりだい」という絵本を例に、ご自身のお子さんとの会話の中で発想を得た言葉遊びから、『滑り台』をいろいろな読み方に変え、それに合った滑り台

の絵が描かれた絵本制作の話を披露。そんな絵本を子どもに読み聞かせて子どもたちをわくわくさせ、好奇心を刺激することで、絵本を通じて物事をおもしろがれる人間に育ってほしいと述べられました。 講演会の後半は『ひょうげんのじゅう(10)』というワークショップ。お母様方に色の着いた紙を渡し、そこから数字の1と0を切り出して、その数字を自由に組み合わせて何かの形を表現してくださいというもの。お母様方は最初は戸惑いながらも、1と0をいろいろ組み合わせながら、人の顔や UFO、花などを楽しそうにつくり出していました。 鈴木氏は「子どもたちには、小さい時から自由に表現する楽しさを経験してほしい」と今回の講演をまとめられました。

「自由に表現する楽しさ」を体感したワークショップ開催絵本作家、鈴木のりたけ氏の子育て支援講演会(6月14日)

 初めての高 1 特進合宿が8月4日から8日まで行われました。2年半後に受験で成果を出すには、今ここでどのような力を育むべきかと教科担当が打ち合わせた結果、合宿までの事前課題も多数あった中での出発となりました。 英語ではセンター試験のパターンと時間配分に慣れること、今後の効果的な学習法を身につけ確立させる状態を合宿で作って帰ることが目標とされ、目標達成に全生徒が真剣に取り組み、成果が上がっています。国語では文学作品の主題や重要な表現の解釈を、グループで話し合ってグループごとの発表で自ら考え発信する力を磨き、センター試験過去問題演習を行いました。文学的文章では目標通り9割以上の生徒が 90点以上の高得点をマークできました。古典分野では基本的な文法事項の学習が全範囲終了し、2学期以降はその知識を使って読みを深める内容に発展さ

せられるところまで進みました。数学では時間があることを生かして難問にじっくり取り組み、その問題を分析して思考力や応用力を高めることを目指した学習がなされました。 このような学習が進められた中、生徒たちは外に出てリフレッシュしたり、バーベキューを楽しむちょっとした時間もあり、有意義な4 泊5日であったようです。また、合宿期間中に 1 学期模試の結果を基にした英数国3教科の各担当者と生徒の3対1という形式で1人 30 分以上にわたる面談も全員に実施され、各自の目標に向けて心新たに頑張ろうという気持ちになって、実りある合宿として終えることができました。 

(中・高 国語科 坂井郁子)

日出学園 全教職員を対象にした研修開催保護者の方々との円滑なコミュニケーションの構築を目指して(9 月1日)

 日出学園では、毎年、全学園の教職員を対象にした集合研修を実施して、教職員の質的向上、指導力の充実を図っています。今年も、夏休みが明け、2学期の始業式が行われた 9月1日の午後 2 時〜3時 30 分の1時間 30分、視聴覚ホールに教職員全員が集まって全学研修が実施されました。 今回は子どものセルフ・エスティーム(自己重要感・自己有能感)向上に主眼をおいた教育観をもつ指導者として知られる教育コンサルタント、中土井鉄信氏を講師に招き、『保護者を味方につける保護者対応術』と題したワークショップ(体験型セミナー)が行われました。

 研修は講師から話を聞くだけでなく、子どもたちや保護者の方々と良好なコミュニケーションを図ったり、相手を理解するためのアプローチを、隣に座る先生同士で相手のいい点を10挙げたり、相手の価値観を知るために相手にインタビューするといったワークを通じて実践しながら学ぶもの。普段は教える側の教員にとって、ここでは自身が生徒となっての “ アクティブラーニング ” による学びとなりました。 参加された教員からは、「中土井先生のお話は、普段自分でも保護者の方々との関係構築で『こうすべきだ』という考えを、再確認することができ、大変いい機会になりました」との感想。新しい学期が本格的にスタートする前に、気持ちもリセットできた全学研修になりました。

中学校・高等学校 校舎内の「自販機コーナー」が「購買部」としてリニューアル・オープン

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中学校・

高等学校

幼稚園

涼しい環境での勉強の合間、BBQ も特進合宿の楽しみのひとつ

 8月23日〜26日、中学3年生を対象とした英語キャンプを、8 月27日〜 30日には、中学 1 年生〜高校 2 年生の希望者を対象とした英語キャンプを今回初めて実施しました。 私は後半の中学 1 年生〜高校 2 年生の希望者を対象とした英語キャンプに参加しました。こちらの英語キャンプは、全体を 3 つのグループに分け、各グループに外国人講師と留学生が 1 人ずつ入る形で研修が行われました。研修はすべて英語のみ。ゲームを通じて英語でのコミュニケーションに慣れ親しんだり、将来の夢についてディスカッションをしたりしました。また、外国人講師・留学生と英語でコミュニケーションを取りながら、飯はんごうすいさん

盒炊爨でのカレーつくりにも挑戦しました。

最終日には合宿の総まとめとして、自己紹介や将来の夢についてのスピーチをしました。習った英語を使い、皆、堂々としたスピーチができていました。 生徒からも「楽しかった」、「生きた英語を話す貴重な時間が過ごせた」という声が多く、非常に充実した 4 日間となりました。

(中・高 社会科 大島恭平)

学園業務部

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 中学・高等学校校舎1階アトリウムの「自販機コーナー」が、「購買部」としてリニューアル・オープンしました。 購買部は、これまで小学校、および中学校・高等学校で個別に取扱っていた学習に必要な文具、日用品、ハンカチ、ティッシュ、電池、傘、学校指定品に加え、新たに中高生を対象とした食料品、お弁当、おにぎり、サンドイッチ、パン、清涼飲料水、スポーツドリンク等も販売しています。 小学生は、購買部で飲食料品を購入できませんが、事情によりお弁当を持参できない場合には、事前注文によるお弁当の購入が可能です。 本学園は、親に対する感謝の気持ちを育む教育理念の一環として開校以来継続している弁当持参の基本は変えることなく、急速な社会情勢の変化、および周辺校における厚生施

設整備等を勘案し、児童・生徒・保護者の利便向上に資する購買部のリニューアルを図りました。なお、購買部は、保護者にもご利用いただけます。

9月4日のオープン日のお昼休み。自販機や電子レンジも充実

ノートなど文具や日用品は小学生も購入できます 中高生用におにぎりやお弁当も揃えています

高1特進学習合宿(8月4日〜8日)

英語キャンプ(8月23日〜 30日)

軽井沢で夏休みに2つの学習合宿

外国人講師がつきっきりで “ 英語漬け”の 3 泊4日でした

お母様方が制作した「1と0」の作品を、皆で品評し合います

鈴木先生の人気絵本『す~べりだい』▼

熱い口調の中土井先生の講話に、参加者全員が引き込まれました

日ごろは聞けない、相手のいい点を言葉にするワークに照れ笑い

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 第 65 回市川市文化祭の「市展」(平成29 年4 月30日〜5月7日)の『書部門』で、書道の野上由美子先生の作品が、みごと『教育長賞』を受賞しました。出品された作品は盛唐の詩人、杜甫の五言律詩の一節を書いたもの(右写真)。野上先生は、4年前に日出学園小学校に赴任したのを機に、市川市の書道展に自身の作品を出品しようと3年前から作品づくりに励み、昨年初出品した作品は『市長賞』を受賞。そして、今年は『教育長賞』ということで、2年連続の入賞です。 野上先生が書道を始められたのは小学1年生の6歳の時。「6歳の6月6日に習い事を始めると上達するという謂れがあり、祖父の勧めでその通りお習字を始め、高校時代には芸術としての書道に興味を持ち、大学でも書道を専攻しました」と野上先生。

教育者こそ最も学ぶべき

発  行 平成29 年10 月1日編集発行人 青木貞雄(学校法人日出学園 学園長)編  集 学園通信「日出」編集委員会     幼 稚 園 宇賀神 令子 青柳 綾      小 学 校 坪田 由希子 織間 将     中学・高等学校 安藤 孝行 大島 恭平 中村 修     法人企画室 児玉 尚樹 児玉 孝喜 今村 満

「我は教えるために学ばん」——。古代ローマの政治家・哲学者・思想家・詩人のルキウス・アンナエ

ウス・セネカの言葉です。教育者こそ最も学ぶべきであると、セネカは説いているのです。今号の特集「先生も日々勉強中!」は、普段なかなか知ることのない、“ 学ぶ先生 ” を紹介。特集以外にも新任研修、全学研修の模様をレポートしています。教育者として、研鑽を怠らず学び続ける先生たちを紙面を通じてご覧ください。

     編集発行人 学校法人日出学園 学園長 青木 貞雄

学園通信 「日出」 Vol.23 2017 年10 月号編 集後 記 ※本紙掲載記事 ・ 写真の無断転載を禁じます。

 書道専任の教師として接する野上先生の目から見た日出の子どもたちは、

「正座して、心を落ち着かせて習字に取り組める習字専用教室がある日出学園の子は恵まれています。習字を通じて審美眼も養われ、子どもたち同士で『ここがいいね』と評価し合うなど、そんな子どもたちからの刺激が、自分自身の作品づくりのエネルギーになっています」とのことでした。

書道の野上先生の作品が「市展」で教育長賞を受賞

募集人数 3 年保育(3 歳児)…約 45 名 2 年保育(4 歳児)…約 10 名

102 名(男女)

推 薦 入 試:30 名程度 一般入試Ⅰ期:50 名程度 一般入試Ⅱ期:20 名程度

サンライズ入試(新タイプ入試):10 名程度

推薦入試(前期):50 名程度一般入試(前期):40 名程度

( 特進コース 30 名程度を含む)

願書受付● WEB:2017年10 月15日(日)8時~         10 月18日(水)15時締切  ※願書入力は 10月1日(日)10時より可

第一志望入試

● WEB:2017 年 10 月1日(日)         ~ 10 月17日(火)正午締切

推薦

● WEB:2017年11月1日(水)~11月20日(月) 15 時締切●郵 送:2017年11月22日(水)までに必着●窓 口:2017年11月22日(水)平日9時~16 時 土曜9時~13 時

● WEB:2017年12 月17 日(日)~ 2018年1 月9 日(火) 15 時締切●郵 送:2018年1 月12日(金)までに必着●窓 口:2018年1 月12日(金) 16 時までに提出

一般Ⅰ期

● WEB:2017年12月3日(日)~2018年1月15日(月) 15 時締切●郵 送:2018年1月17 日(水)までに必着●窓 口:2018年1月17 日(水)平日9時~16 時 土曜9時~13 時

一般入試

第1回● WEB:2017 年 10 月 1 日(日)         ~ 10 月 23 日(月)正午締切第 2回● WEB:2017 年 10 月 1 日(日)         ~ 11 月 16 日(木)正午締切

一般Ⅱ期

● WEB:2017年12月3日(日)~2018年1月21日(日) 12時締切●郵 送:2018年1月21日(日)までに必着●窓 口:2018年1月21日(日)平日9時~16 時 土曜9時~13 時

新タイプ

● WEB:2017年12月3日(日)~2018年1月27 日(土) 12時締切●郵 送:2018年1月29 日(月)までに必着●窓 口:2018年1月29 日(月)平日9時~16 時 土曜9時~13 時

試験日時 10 月 20 日(金)10 月 21 日(土)

第一志望

2017 年 10月19 日(木)8時30分~ ●推  薦:2017年 12月 1 日(金)国語/算数/作文/面接  ●一般Ⅰ期:2018年 1 月 20 日(土)国語/算数/社会/理科/面接 ●一般Ⅱ期:2018年 1 月 23 日(火)国語/算数/社会/理科/面接   Ⅰ期・Ⅱ期 2科・4科選択方式●新タイプ:2018年2月1日(木)第1回目 14 時 第2回目 15 時 *いずれか1回を選択

●推薦:2018 年 1 月 18 日(木)国語/数学/英語 ●一般:2018 年 1 月 18 日(木)国語/数学/英語/面接一

般第1回 2017年10月25日(水)8時30分~第2回 2017年11月18日(土) 13時~

合格発表 2017 年 10 月 21 日(土)速達郵便にて発送

第一志望

2017 年 10 月 20 日(金) 12 時~14 時 ●推  薦:2017年 12月2 日(土 )11時~ 12 時/ WEB 10 時~12 時 ●一般Ⅰ期:2018年 1月21日(日)11時~ 12 時/ WEB 10時~12 時 ●一般Ⅱ期:2018年 1 月24日(水)13 時~ 14 時/ WEB 12 時~14 時●新タイプ:2018年 2 月 2 日(金)WEB 12 時~14 時

●推薦:2018 年 1 月 19 日(金)在籍中学校に郵送 ●一般:2018 年 1 月 19 日(金) 13 時~ 14 時/ WEB:12 時~ 14 時一

般第1回 2017年10月26日(木)12時 ~14 時第2回 2017年11月20日(月) 10時~12時

幼 稚 園 小 学 校 中 学 校 高 等 学 校平 成 3 0 年 度 募 集 要 項

いずれか午前・午後

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T O P I C S / P E O P L E

日出学園 トピックス/人・ひと・ヒト 2017 年10 月1日 学校法人 日出学園発行 学園通信「日出」Vol.23

4

 5年生の伊藤優太くんが、6月 25 日に行われた『千葉県躰

たいどう

道優勝大会 少年法形競技 中階(小学4年〜6年)の部』で優勝、7 月30日、山梨県小瀬スポーツ公園で開催された

『第 7 回世界躰道選手権大会』に出場し、3回戦まで進むという好成績を収めました。 「躰道」は昭和40年に日本で創設された新しい武道で、沖縄空手がその源流とされ、独自に体系化されて世界中に普及し、1993 年からは世界躰道選手権大会が開催されています。伊藤くんが躰道を始めたのは幼稚園の年中から。伊藤くんの祖母さんの知り合いに躰道の有名な先生がいらして、ご両親が試合を観て感動し、本人に勧めたのがきっかけだそうです。以来、週2回、船橋にある躰道の道場「己錬館」で練習に励み、その成果が世界大会出場へと結びつきました。 伊藤くんが出場した「法形競技」は対戦相手と一緒に形の美しさを競うもので、技の

威力や表現力なども重視されます。初めての世界大会に臨んだ伊藤くんでしたが「1回戦は初めてで緊張しましたが、『負けないぞ!』という強い気持ちをもつことができました」とのこと。これからも研鑽を積み、やがては

「世界チャンピオン!」を期待しましょう。

千葉県大会で優勝した伊藤くん。法形競技の演武の様子

30年度新入生・児童・園児を対象にした夏休みイベント開催

 受験を予定している子どもたちとその保護者の方々に、日出学園小学校の施設や教職員の様子を楽しみながら知っていただく「親子体験会」が、今年も夏休みに入ってすぐの7月 22 日(土)に開催されました。今年のテーマは『桃太郎』。小学校校舎内を桃太郎絵巻になぞらえ、きじの谷/きびだんご茶屋/ももの川/鬼が島など 11のアトラクションを教室や中庭、プールなどに設営。そこでのアトラクションを体験しながらスタンプラリー形式で学校内を巡る2時間でした。 桃太郎や猿、雉に扮した先生たちも校内を練り歩きながら子どもたちにスタンプをプレゼント。屋上プールでは日出学園中学校・高等学校の水泳部の生徒もボランティア参加し、子どもたちと水遊びに興じるなど、幅広い年代が交わっての夏休み恒例の「親子体験会」でした。

 就園前の子どもたちを日出学園幼稚園に招いて、いろいろな遊びを楽しみながら幼稚園の雰囲気を肌で知っていただく「夏休み親子お楽しみ会」が、今年も7月27 日(木)に開かれました。幼稚園のホールにはボウリングやさかな釣り、動物のお面作り、玉入れ、冒険コーナーが設けられ、子どもたちがお母さん、お父さんと一緒に楽しんだり、鍜治園長が絵本を読み語りするなど、楽しいひと時が繰り広げられました。 各コーナーでは日出学園中学校・高等学校の生徒がボランティアでサポートする姿も、この行事ならではの光景。また、幼稚園を卒園し、日出学園小学校に上がった兄弟も参加するなど、アットホームな雰囲気の中での夏休みイベントでした。

小 学 校親子体験会

幼 稚 園親子お楽しみ会

桃太郎絵巻をテーマに受験生と教職員との触れ合い体験イベント開催

未就園児と保護者を招いて遊びながら幼稚園の雰囲気を体感

ボランティアの高校生も “ 童心 ” に返ってお世話を

 初の試みとなる「花火大会鑑賞付き推薦入試説明会」が、8月5 日(土)16 時から開かれました。これは来年春、中学校への推薦入学を希望する児童と保護者向けに学校説明会と校内見学、模擬面接試験などを行うものです。この日は市川市民納涼花火大会と重なり、参加された皆さんは説明会終了後に、5 階の教室やテラスから大輪の花火を鑑賞されました。

推薦入試説明会に参加したご家族が校舎から江戸川の花火大会を鑑賞

小学校

小学校

中 学 校推薦入試説明会・花火大会鑑賞

グループによる模擬面接試験を体験 校舎 5 階のテラスから花火を鑑賞

屋上プールは鬼が島の設定。鬼の的当てゲームを

桃太郎の一行(?)、参上 ! 平山校長からシールをペタ!

鍜治園長の絵本読み語りには大勢の子どもたちが

世界躰道選手権大会に伊藤優太くん出場