~0・1・2歳から~(0.1.2.えほん) わかやま しずこ/さく...

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4月23日は「子ども読書の日」 ~0・1・2歳から~ 【改訂版】 大和市立図書館

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  • 4月23日は「子ども読書の日」

    ~0・1・2歳から~

    【改訂版】

    大和市立図書館

  • はじめに

    ~ 見るもの、触れるもの、すべてが初めての赤ちゃんが、

    一番はじめに出会う本。

    たいせつなその一冊を選ぶ際のお手伝いに ~

    絵本の世界をおうちで、お子さんと共に発見できる・・。

    そんな楽しみの手がかり、足がかりとなるようにと願い、このブックリストを

    作成しました。

    お子さんと一緒に、ぜひ楽しく読んでください。気に入ってくれたら繰り返

    し読んであげてください。そうでなければ本の途中でやめてしまってもかまい

    ません。絵本の途中から読み始めてもかまいません。読み方のルールはありま

    せん。

    「こんな本があったなんて!」

    「絵本ってこういうものなんですね!」

    お子さんとともに、そんな楽しい発見をし

    ていただければ幸いです。

    ■■ブックリストのご利用にあたって■■

    ・このリストに掲載されている絵本は、図書館・学習センター図書室で

    借りることができます。

    ・このリストでご紹介する本は、ほんの一例です。

    このほかにも魅力的な絵本がたくさんあります。

    ぜひ、ご自分の目で、感覚でお子さんと楽しめる

    「おすすめの1冊」を見つけてください。

  • ■はじめてであう本■

    ころころころ 福音館書店 (幼児絵本シリーズ)

    元永 定正/さく

    カラフルな小さい「たま」が、いろんなと

    ころを転がりつづけます。

    自由なたまの動き、躍動感、そしてたくさ

    んの色。こうしたものが子どもの気持ちをひ

    きつけます。

    坂道やでこぼこ道を「ころころころ」の言

    葉にのせて小さなたまが動くたび、楽しい気

    分が広がっていきます。

    絵本の色の鮮やかさ、さまざまな形、音や

    リズムを、子どもとともに楽しんでください。

    いいおかお アリス館 さえぐさ ひろこ/文

    まっすぐみつめてくるさまざまな動物た

    ちのいいお顔(写真)。思わず知らず、読み

    手も「いいお顔」になってしまいます。

    子どもたちも、きっとそんな顔をしてみた

    くなってしまうことでしょう。

    かわいらしくてユーモラスな動物たちの

    写真と、それに添えられた茶目っ気たっぷり

    の言葉。

    見ていて楽しく、あたたかい気持ちになれ

    る写真絵本です。

  • ■はじめてであう本■

    くっついた こぐま社 三浦 太郎/作・絵

    テンポのいい短い言葉と、「くっつく」動作

    のくりかえし。ただそれだけなのに、ずんず

    ん楽しさが伝わります。

    単純だけれど、明るく温かみのある絵の力

    を感じます。

    思わず子どもをほおずりしたくなるような、

    子どもとくっつきたくなるような、そんな絵

    本です。

    ぜひ、親子でふれあいながら読んでもらい

    たい一冊です。

    だーれかな だーれかな 童心社 (とことこえほん)

    カズコ G・ストーン/さく

    「だーれかな だーれかな」

    問いかけをくりかえしながら、なぞなぞ遊び

    を楽しむ感覚で展開していきます。

    問いかけと答えが交互にあらわれるので、

    こどもたちは足あとの形やさまざまな音を

    手がかりに、「次はどんな動物が出てくるの

    かな?」と、楽しみながらついてきます。

    やさしいけれど、しっかり書き込まれた絵、

    はっきりとした色使いがうれしい絵本です。

  • ■はじめてであう本■

    かおかおどんなかお こぐま社 柳原 良平/作・絵

    「わらったかお」、「ないたかお」。

    いろいろな顔が色や形で変化をつけて現

    れます。

    ページをめくるたびに、子どももつられて

    さまざまな表情をみせてくれます。

    大きくなっても楽しめる、息の長い絵本で

    す。

    ぴよぴよぴよ 福音館書店 (あかちゃんの絵本)

    平野 剛/さく

    「ぴよぴよ」という音だけですすむ絵本です。

    でも、それだけでイメージがふくらんでいきま

    す。

    たくさん出てくるひよこの絵は、とてもシン

    プルですが、よく見ると表情や動作がみな違い

    ます。

    ただひたすらくり返す「ぴよぴよ」という言

    葉は、いろんな読み方ができるはず。

    その時の気分によって、好きなように表現し

    てください。

    子どもの反応を見ながら変えても楽しいで

    すね。

  • ■はじめてであう本■

    まってまって 大日本図書 武内 祐人/さく・え

    好奇心いっぱいのひよこが、ちょっとよそ見を

    して小さな冒険をします。

    原っぱや地面の下、海・・・と、場面が次々変

    わって飽きさせません。

    きれいな色彩のかわいらしい絵柄、次々と起こ

    るハプニングを親子で一緒に楽しむことができ

    ます。

    最後にはおかあさんのところに帰っていく様

    子に、子どももきっと安心することでしょう。

    ぶーぶーぶー 福音館書店 (0.1.2.えほん)

    こかぜ さち/ぶん わきさか かつじ/え

    明るい色彩と輪郭のはっきりした自動車の

    絵がまず目に飛び込んできます。

    いろいろな擬音がたくさん出てきますので、

    声のトーンを工夫して読んであげると変化が

    生まれます。

    色と音の組み合わせが楽しく、動きもあるの

    で、乗り物が大好きな子どもが喜びます。

    自動車を1台ずつ指さしながら読んであげ

    るといいですね。

  • ■はじめてであう本■

    てんてんてん 福音館書店 (0.1.2.えほん)

    わかやま しずこ/さく

    シンプルな絵、あざやかな色使いの、か

    わいらしい絵本です。

    次々に展開していく短い擬音のくりかえし

    に、子どもは敏感に反応します。

    音に合わせて変わっていく形も、子どもの興

    味をかきたてます。

    最後の見開きページは、インパクトがありま

    すので、「これは だれかな?」と語りかけな

    がら、親子で一緒に楽しんでください。

    ぽんぽん ポコポコ 金の星社 (はじめての絵本たいむ)

    長谷川 義史/作・絵

    「ぽんぽん ポコポコ」というゆかい な

    音に合わせ、どことなくユーモラスな動物た

    ちがおなかを叩きながら、かわりばんこに登

    場します。

    クローズアップされた「おなか」と、軽快

    なリズムが楽しい気分を呼び起こします。

    「ぽんぽん ポコポコ」と読んだときの、

    子どもたちの表情に注目!

    家族が交代で読んでも、趣が変わって楽し

    いでしょう。

  • ■すこしなれたら■

    たんたん ぼうや 福音館書店 (0.1.2.えほん)

    かんざわ としこ/ぶん やぎゅう げんいちろう/え

    「たんたん ぼうやが あるけば たんた

    ん」と、リズムに乗ってポンポン調子よく読

    めます。

    単純化された独特な絵柄と、だんだん増え

    ていく登場人物たち。

    ぼうやと一緒にあくびをしたり、飛んだり

    跳ねたり、みんな一緒の動作が楽しい絵本で

    す。

    読んだあと、子どもがきっと、体を動かし

    たがるはずです。

    いろいろたまご くもん出版 山岡 ひかる/作

    子どもにとって身近な食材のたまごがさま

    ざまに姿を変え、大好きなたまご料理が現れま

    す。

    カラフルでおいしそうな絵と、リズミカルな

    言葉のくりかえしで、テンポよく読める絵本で

    す。

    読み手も聞き手も、きっとたまごを食べたく

    なることでしょう。

    「さあ、どれがすき?」そんな問いかけをし

    ながら読むのも楽しいですね。

    シリーズ絵本もあります。

  • ■すこしなれたら■

    ほら そっくり 教育画劇 accototo/作・絵 ふくだとしお+あきこ

    「そっくり そっくり だれかさんにそっ

    くり」を繰り返しながら、動物の親子がたくさ

    ん登場します。

    ちょっと得意げにこちらを見る動物たちと、

    「そっくりなことがうれしい気持ち」を共有す

    ることができます。

    子どもとふれあいながら、親子で

    「ほら そっくり!」をぞんぶんに楽しんで

    ください。

    わんわんなくのはだあれ こぐま社 多田 ヒロシ/作

    なきごえを当てながらおはなしがすすみま

    す。

    登場する動物たちがとてもユーモラスで楽

    しめます。

    「なくのは だあれ?」と

    子どもに問いかけるように読んでもいいで

    すね。

    最後のページの「ぼく ないてなんか いな

    いもん」という部分で、一体、子どもがどうい

    う反応をするか、楽しみなところです。

  • ■すこしなれたら■

    くまさん くまさん なにみてるの? 偕成社 エリック・カール/え ビル・マーチン/ぶん

    ページごとに変わる透明感のある美しい

    色彩、単純化された大きく迫力ある絵が特徴

    的な絵本です。

    「なに みてるの」がくりかえされ、いろ

    いろな動物が登場します。

    そして最後に登場するのは子どもたち。

    意外に長いので、子どもが絵本になじんだ

    ころに読むと喜びます。

    日本の小さな子向けの本にはない、デザイ

    ン性の高い絵柄、色使いの絵本です。

    まるくておいしいよ 福音館書店 (0.1.2.えほん)

    こにし えいこ/さく

    まるくておいしいものがたくさん。 サク

    サクとしたクッキー、カラフルなのり巻、みず

    みずしいすいか。

    絵が写実的なので、どれをとっても本当にお

    いしそうです。

    絵だけを見ても力がある本ですが、ことばの

    リズムもいいので、テンポよく読むことができ

    ます。

    「どれがいいかな?」と語りかけながら一緒

    に楽しんでください。

  • ■すこしなれたら■

    10ぱんだ 福音館書店 岩合 日出子/ぶん 岩合 光昭/しゃしん

    「ぱんだ」を楽しむ、まるごとぱんだの写真

    絵本です。

    動物写真家・岩合さんのすばらしい写真を、

    親子でじっくり味わってほしいですね。

    普段はなかなか見ることができない、ぱんだ

    の愛らしさやいろいろな表情をぞんぶんに楽

    しんでください。

    わざわざ読んで聞かせなくても、ただ一緒に

    ながめているだけで自然と笑顔がこぼれる一

    冊です。

    おでこ ぴたっ くもん出版 (はじめてであうえほんシリーズ)

    武内 祐人/さく

    動物どうしがおでこを「ぴたっ」とくっつけ

    合います。

    単純化された絵ですが、動物たちのうれしそ

    うな表情から、スキンシップの楽しさ、あたた

    かさが伝わります。

    ページをめくるごとに動きがあるので、一緒

    に「ぴたっ」としたくなることでしょう。

    最後のページに登場するのはパパ。

    男性が読むとまた別の味わいが出て、楽しい

    のではないでしょうか。

  • ■すこしなれたら■

    ばけばけばけばけ ばけたくん 大日本図書 岩田 明子/ぶん・え

    くいしんぼうおばけのばけたくん。

    食べるとその食べ物と同じ姿に変わってい

    きます。

    いちごやきのこ、スパゲッティーまで、奇

    想天外な変わり具合を親子で一緒に楽しん

    でください。

    いろんな食べ物を次々とおいしそうにた

    いらげるばけたくんの表情を見て、子どもた

    ちはとても喜びます。

    シリーズ絵本もあります。

    たまごのあかちゃん 福音館書店 (幼児絵本シリーズ)

    かんざわ としこ/ぶん やぎゅう げんいちろう/え

    「たまごのなかで かくれんぼしてる あ

    かちゃんはだあれ? でておいでよ」。

    まあるい卵の中から出てくるのは誰でしょ

    う。リズム感のあるくりかえしの言葉と、び

    っくり箱を開けるような楽しさ。

    そして、かわいい動物のあかちゃんたち。

    初めは見ているだけの子どもが「でておいで

    よ」と、一緒に呼んでくれるかもしれません。

    10

  • ■すこしなれたら■

    ねないこ だれだ 福音館書店 (いやだいやだの絵本)

    せな けいこ/さく・え

    夜になると、子どもはみんな「おやすみな

    さい」。でもでも、ねむたくないときだってあ

    るんです。

    ねむたくない子どもは、どんなものを見る

    のでしょう。

    こんな時間に起きているのは・・・。

    あかちゃん向けの絵本の中では、ちょっと

    異色なものですが、親子でどきどきして楽し

    めます。

    おててがでたよ 福音館書店 (くつくつあるけのほん 2)

    林 明子/さく

    頭から洋服をすぽっ。

    「あれ あれ あれ なんにもみえない」

    「おててはどこかな」「ぱっ おててがでた

    よ」。

    あかちゃんががんばってひとりで洋服を着

    ていく姿が、一つ一つ丁寧に楽しく描かれて

    います。

    洋服の穴から、手、頭、足と出していく楽

    しさ。最後に全部出てきたときの、うれしさ。

    だれもが経験したことのある喜びに、子ども

    たちは自分を重ねてみることでしょう。

    11

  • ■すこしなれたら■

    ちいさなうさこちゃん 福音館書店 (子どもがはじめてであう絵本)

    ディック・ブルーナ/ぶん・え いしい ももこ/やく

    おおきなにわのまんなかのかわいい家に、

    うさぎのふわふわさんとふわおくさんが住ん

    でいます。ある晩、天使がやってきて、かわ

    いいあかちゃんのうさこちゃんがうまれまし

    た。動物たちがおいわいにやってきます。

    はっきりとした色の絵が特徴で、世界中で

    読まれているうさこちゃんシリーズの1作目

    です。

    12

  • ■もっとなれたら■

    どうぶつのおかあさん 福音館書店 小森 厚/ぶん 藪内 正幸/え

    この絵本の魅力は、なんといってもその 写

    実的な絵にあります。

    さまざまな動物の目の輝きや毛並の一本一

    本、爪の細部まで丁寧に描かれ、まるで動物園

    で本物の動物に対面しているかのようです。

    派手さはなく、ただ動物の親子が寄り添う姿

    のみを追った絵本ですが、子どもとそれぞれの

    動物の特徴を発見しながら、ゆっくりながめる

    といいですね。

    コトコトでんしゃ アリス館 (あかちゃん のりものえほん)

    とよた かずひこ/文・絵

    おとなしい絵柄と静かな言葉とで淡々と

    進んでいくのりもの絵本です。

    電車の進行とともに景色が少しずつ変わ

    っていきます。

    淡い色彩のこぢんまりとした絵ですが、や

    さしさが胸に残ります。

    のりもの絵本は子どもが大好き。シンプル

    ですが、「コトコトコトン」という言葉に押

    されて動いていく、すてきな絵本です。

    13

  • ■もっとなれたら■

    いぬがいっぱい 福音館書店 (あかちゃんの絵本)

    グレース・スカール/さく やぶき みちこ/やく

    身近にいる犬のさまざま表情や、しぐさを楽

    しむことができます。「こんなこと、あるよ

    ね?」「こんな顔、するよね?」

    そんな語りかけが自然に出てくることでし

    ょう。

    いろいろな種類の犬のかわいらしい姿が丁

    寧に表現された外国風の絵柄が、洗練された印

    象の絵本です。

    「わんわん」と声に出しながら、親子で楽ん

    でください。

    おにぎり 福音館書店 (幼児絵本シリーズ)

    平山 英三/ぶん 平山 和子/え

    おにぎりができあがるまでを描いた

    絵本です。

    黒くてしっとり、つやつやとしたのり、一

    粒一粒ていねいに描きこまれたお米。まるで

    本物のおにぎりを見ているかのよう。

    とにかく、絵にとても力がありますので、

    ページをめくるだけで、おにぎりに込められ

    たあったかい気持ちが伝わります。おにぎり

    を食べたくなることうけあいです。

    14

  • ■もっとなれたら■

    ひまわり 福音館書店 (幼児絵本シリーズ)

    和歌山 静子/作

    ひまわりが種から成長していくさまを描い

    た絵本です。

    見開きのどのページも、言葉は「どんどこ」

    のみ。黒い縁どりがあるはっきりした色の力

    強い絵は、それだけで迫力があります。

    ひまわりの成長に合わせ、「どんどこ」のト

    ーンを変えながら読んでみるといいですね。

    種から芽ぶき、花が咲いて、また種にかえる

    までを十分に楽しんでください。

    おさんぽ おさんぽ 福音館書店 (0.1.2.えほん)

    ひろの たかこ/さく

    ページをめくると、「こういう切り口の絵が

    あったのか!」という軽い驚きを覚えます。

    言葉は少なめですが、絵の構図が独特で、色

    彩も鮮やか。細かい部分まで丁寧に描きこまれ

    ているので(くつの裏側についた砂まで!)と

    ても迫力があります。

    子どもは実際に外で遊んでいる気分になる

    ことでしょう。読むたびに新たな発見ができる

    一冊です。

    15

  • ■もっとなれたら■

    ひこうき 金の星社 バイロン・バートン/さく・え こじま まもる/やく

    シンプルですが、ものの特長をつかみ、 リ

    アルに表現された絵柄。

    ひこうきが飛び立つまでの過程がしっかり

    描き込まれています。

    ひこうきをたっぷりと楽しむことができま

    すので、乗り物が大好きな子どもにぴったり。

    少し長めの絵本ですが、場面が次々展開する

    ので、飽きずに十分ついてきてくれます。シリ

    ーズでほかの乗り物もあります。

    むしさんどこいくの? 童心社 (とことこえほん)

    得田 之久/さく

    身近な虫を題材にした絵本です。図鑑の よ

    うに正確な絵で、読んでいるとまるで虫を観察

    しているかのようです。

    こういった種類の絵本が少ないので、子ども

    たちの目には新鮮に映ることでしょう。

    屋外で実際に触れる機会も多い虫。

    お散歩の時が楽しみになりますね。「むしさ

    んどこいくの?」と親子で楽しんでください。

    16

  • ■もっとなれたら■

    まり クレヨンハウス 谷川 俊太郎/文 広瀬 弦/絵

    出てくる言葉はすべて擬音。「まり」が 転

    がったり、つぶれたり、四角くなったり。

    さまざまに形をかえる「まり」と、それにぴ

    ったり合った擬音を楽しんでください。

    「まり」の状態に合わせてテンポや声の強弱

    を工夫して読んでみると面白いですね。

    シンプルな絵ながら、想像力をかきたてられ

    る絵本です。

    きんぎょが にげた 福音館書店 (幼児絵本シリーズ)

    五味 太郎/作

    金魚鉢から金魚が逃げ出しました。さあ大

    変、金魚を見つけなければ!

    カーテンの模様の中に、植木鉢のお花の上

    に、キャンディーのビンの中に・・・。

    次から次へと逃げ出す金魚を、うまく見つ

    けることができるかな。

    ページをめくるたびに、わくわくして思わ

    ず「いた!」と声が上がります。

    声を出しながら、指で示しながら、親子で

    一緒に楽しめる絵本です。

    17

  • ■もっとなれたら■

    がちゃがちゃ どんどん 福音館書店 (幼児絵本シリーズ)

    元永 定正/さく

    耳をすませると、私たちの身のまわりから

    はなんとたくさんの音が聞こえてくることで

    しょう。

    「がちゃがちゃ」「どんどん」「ごー」など

    など。

    こうした音を見事に表現した絵本です。目

    と耳をたっぷり楽しませた子どもたちは、自

    然に体が動き出してしまうようです。

    はずむような子どもの姿に、読み手もエネ

    ルギーがわいてきます。

    しろくまちゃんのほっとけーき こぐま社 (こぐまちゃんえほん)

    わかやま けん/絵 森 比左志・わだ よしおみ/文

    「わたし ほっとけーき つくるのよ」と、

    しろくまちゃんがほっとけーきづくりをはじ

    めます。

    「ぽたあん」「どろどろ」「やけたかな」「ま

    あだまだ」。

    リズミカルな文章とともに、ほっとけーき

    づくりが進むと、親も子もわくわくして、ま

    るでしろくまちゃんと一緒に作り、食べ、片

    付けをしているような満足した気分になりま

    す。

    18

  • ■もっとなれたら■

    どろんこ どろんこ 福音館書店 (くまくんの絵本)

    わたなべ しげお/ぶん おおとも やすお/え

    シャベルを持って、バケツを持って、さあ、

    砂場へ行こう。山をつくったり、穴を掘った

    り。

    そして、いよいよバケツで水を運んできた

    ら、さあ、どろんこ遊びのはじまり、はじま

    り。さて、何ができるかな。

    『くまくんの絵本』は、ほかに『どうすれ

    ばいいのかな?』『おとうさんとあそぼう』な

    ど、どれも子どもの日常が楽しく描かれてい

    ます。

    ずかん・じどうしゃ 福音館書店 (幼児絵本シリーズ)

    山本 忠敬/さく

    表紙に正面を向いた自動車がたくさん並ん

    でいます。

    子どもにとってはいろいろな種類の車があ

    ることがわかり、絵本を開く楽しみにつなが

    ります。

    出てくる自動車は少し古いですが、丁寧に

    描かれている絵は、十分に子どもの興味を引

    き付けます。

    家の中だけでなく、外での子どもとの会話

    につながる絵本です。

    19

  • ■もっとなれたら■

    ■わらべうたの絵本■

    4冊とも昔から伝わるわらべうたの絵本です。

    読み聞かせるというよりは、一緒に歌ったり手遊びをしたりして、

    存分に楽しんでください。

    子どもの顔を見ながら、反応を確かめながら、繰り返し楽しめる

    絵本です。親も幼いころの記憶がよみがえるかもしれません。

    あっぷっぷ (あかちゃん あそぼ・2)

    ひかりのくに

    中山 ひろたか/文

    村上 康成/絵

    あぶくたった (わらべうたえほん)

    ひさかたチャイルド

    さいとう しのぶ/構成・絵

    せんべ せんべ やけた

    (わらべうたえほん) こぐま社

    こばやし えみこ/案

    ましま せつこ/絵

    あがりめ さがりめ

    福音館書店

    いまき みち/さく

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  • はじめてであう絵本

    ~0 ・ 1 ・ 2歳 から~

    【改訂版】

    編 集:やまと絵本の会 ソレイユ

    大和おはなしの会

    大和市立図書館

    発行日:2013年 3月

    発 行:大和市立図書館

    〒242-0016

    大和市大和南一丁目 8番 1号

    電話 046―263―0211