(1)なぜごみの減量が必要なの?2 (1)なぜごみの減量が必要なの?...
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家庭ごみ減量事例集家庭ごみ減量事例集家庭ごみ減量事例集
米子市米子市米子市
みんなの力で
ごみの減量をしましょう!
レジ袋は
いりません
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(1)なぜごみの減量が必要なの? みなさんが出したごみは焼却などの中間処理をした後、最終処分場に埋立します。最終
処分場を一日でも長く使用するには、ごみを減らすことが大切です。ごみを減らすことに
より、ごみ処理費用を削減することができます。
資源を有効に活用し、ものを大切に使い環境に負荷をかけない生活をすることで、私た
ちの地球環境を守っていかなければなりません。
できることからごみの減量を始めてみませんか?
本市では、平成17年度に「米子市一般廃棄物処理基本計画」を策定し、平成22年度のご
みの排出量を平成12年度のごみの排出量に比べて8%削減することとしています。
1.家庭ごみを減量しましょう
【ごみ排出量削減のための役割分担】
市民の役割
◆分別ルールの厳守◆ごみ減量行動と活動◆集団回収の促進と参加◆市の収集制度への協力◆環境教育・学習への積極 的な参加◆ごみと処理事業に対する 提案と監視
事業者の役割
◆分別ルールの厳守◆ごみ減量行動と活動◆資源回収活動の開始◆適正な経済負担◆環境教育・学習の実施と 支援◆リサイクル製品の購入と 活用
行政の役割
◆分別ルールの説明の徹底 と指導・監視◆効率的な分別物の収集◆集団回収への強力な支援 と拡充に向けた施策展開◆環境教育・学習機会の提 供◆収集制度の維持と効率化◆リサイクル施設での適正 処理と効率的な運営管理◆庁舎内のごみ減量・リサ イクルの取組◆リサイクル製品の購入と 活用
支援・啓発 支援・啓発・要請
排出抑制 目標:8%削減リサイクル率 目標:21%
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■買い物袋(マイバッグ、マイバスケット)を使う
不要なレジ袋を減らすことができます。また、ポイントサービスなどの特典がつい
ているお店もあります。
■ごみになるものを買っていませんか
買い物の際に詰め替え製品を選ぶ、簡易包装のものを選ぶなど後でごみになるもの
を買わないようにしましょう。また、食料品を買うときは、献立を考えて必要なもの
だけを買うようにしましょう。
■生ごみの減量をしましょう
可燃ごみの約4割が生ごみです。自分にあった方法で生ごみの減量に取り組みまし
ょう。(処理方法は8~9ページを参照)
(2)ごみになるものを減らしましょう(REDUCE)
ごみを減らすためには、1番に発生抑制(リデュース)、2番に再使用(リユース)、3番に再生利用(リサイクル)です。
リ デ ュ ー ス
冷蔵庫に買い物のレシー
トを貼って、賞味期限切れ
にならないようチェック
してみましょう。
どうしたらごみを減らすことが出来るの?どうしたらごみを減らすことが出来るの?どうしたらごみを減らすことが出来るの?どうしたらごみを減らすことが出来るの?
注目!
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■水切りをしましょう
生ごみの70%~80%は水分です。生ごみの水分
をしっかり切れば、重さもグッと軽くなります。穴
のあいた袋を生ごみ用に使用し、袋がいっぱいに
なったら手でつぶして水気をしっかり切ります。
■リサイクルショップ、フリーマーケットの活用
「使えるものだけど不要になったもの」はリサイクルショップに相談してみましょ
う。また、フリーマーケットで新しい持ち主をさがすこともひとつの方法です。
■使えるものはトコトン使う
野菜の皮はキンピラなどの料理に使いましょう。残った料理は保存して食べきる、
または違うメニューに利用するなどして使い切るようにしましょう。
■集団回収、店頭回収を利用しましょう
地域や学校などで資源物を回収されてい
る団体があります。また、自主的に資源物
を回収されているお店がありますので、こ
ちらを利用しても資源のリサイクルがで
きます。
(3)くり返し使いましょう(REUSE)リ ユ ー ス
■自分の可燃ごみの中身を点検してみましょう。
分別すると資源として使えるものが含まれていませんか?
市民1人1日50グラムを減らすと1年間に約2700トンの減量になります。
(4)資源として活用しましょう(RECYCLE)リ サ イ ク ル
お菓子の空き箱(約30~40g)
ダイレクトメールなどの封筒(約2g)
白色発泡スチロール・トレー(約5g)
野菜くずなどは天日
で乾かすと、かなり重
量が少なくなります。
注目!
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73名の市民の方から減量事例を報告いただきました。参考として紹介します。ご家庭で実践をお願いします。
●マイバッグを使用しています●マイバスケットを使用しています●ごみになるものは買わないようにしています●レジ袋を断ります●余計な包装は店に返却します●共同購入の利用でトレーなどは全て回収して もらっています●色付きトレーに入っているものは買わないよ うにしています●過剰包装を断っています●トレー、牛乳パック、ペットボトル、割り箸の店 頭回収を利用しています
●生ごみ処理機を使用しています●生ごみはコンポスト容器で肥料として使用し ています●生ごみはEM菌(ぼかし)で肥料にしています●生ごみは畑や庭に埋めています●余分なものは買わないようにしています●詰め替え製品を買うようにしています●料理は食べる分だけ作るようにしています●残った料理は違うメニューに利用しています●野菜の皮はキンピラ等にして食べています●生ごみの水切りをしています●野菜くずを干してから出しています●コーヒーのカス、お茶がらはプランターの肥料 に使っています
2.わが家のごみ減量実践例
(1)お店で
(2)ご自宅で
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●リサイクルできるものは分別しています●学校や子供会などの集団回収に出しています●ペットボトルのふたは公民館に持って行きます●トレー、牛乳パック、アルミ缶は店頭回収に持って行きます
●服はリサイクルショップに持って行きます●なべ、かまなどは修理して使っています●古着を小さく切って食器の汚れをふき取ってから洗っています
●各地区に資源持ち出し用のストックヤードを設置する
●食品トレーの規格を統一する●家庭で子供たちに後片づけの習慣をつける●レジ袋の有料化●学校の授業でごみの分別を教えたり、環境のことを考える啓発をする●小売店が店頭回収する●廃食用油を自治会単位で集める
(3)ごみの持ち出しで
(4)提案
この他、右のとおり提案をいただいています。 このうち市ができることについて検討を行っていきます。
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(1)生ごみの減量について 次のグラフのとおり、平成17年度の本市の可燃ごみ組成調査によると、可燃ごみの中に
食べ残し・調理くずが40.8%含まれています。
生ごみの減量化には、作り過ぎない、食べきるなど生ごみを出さない工夫や、生ごみ処理
機などを使用して減量化、堆肥化することなどが考えられます。
また、消費(賞味)期限が過ぎて使われないまま可燃ごみに出される食品が3.4%含まれ
ています。
3.生ごみの減量方法
■可燃ごみの組成(湿重量比)(平成17年度)
その他の不燃ごみ1.7%
その他の不燃ごみ1.7%
その他の不燃ごみ1.7%
新聞・チラシ6.9%
新聞・チラシ6.9%
新聞・チラシ6.9%
本・雑誌1.7%本・雑誌1.7%本・雑誌1.7%
段ボール・紙箱0.5%
段ボール・紙箱0.5%
段ボール・紙箱0.5%
紙パック0.7%紙パック0.7%紙パック0.7%
紙おむつ1.8%紙おむつ1.8%紙おむつ1.8%
繊維類4.6%繊維類4.6%繊維類4.6%草・木類
6.3%草・木類6.3%草・木類6.3%
未利用食品3.4%
未利用食品3.4%
未利用食品3.4%
その他リサイクル可能な紙7.0%
その他リサイクル可能な紙7.0%
その他リサイクル可能な紙7.0%
容器包装の紙類5.3%
容器包装の紙類5.3%
容器包装の紙類5.3%
紙類35%紙類35%紙類35%
その他11.3%その他11.3%その他11.3%
レジ袋1.7%レジ袋1.7%レジ袋1.7%
その他プラスチック(発泡スチロール等)
1.8%
その他プラスチック(発泡スチロール等)
1.8%
その他プラスチック(発泡スチロール等)
1.8%
容器包装プラスチック3.9%
容器包装プラスチック3.9%
容器包装プラスチック3.9%
高分子類7.7%高分子類7.7%高分子類7.7%
厨芥類44.2%厨芥類44.2%厨芥類44.2%
食べ残し・調理くず40.8%
食べ残し・調理くず40.8%
食べ残し・調理くず40.8%
アルミ類(その他)0.1%
アルミ類(その他)0.1%
アルミ類(その他)0.1%
生ごみ生ごみ生ごみ
消費(賞味)期限切れの食品など消費(賞味)期限切れの食品など消費(賞味)期限切れの食品など
その他の可燃ごみ0.2%
その他の可燃ごみ0.2%
その他の可燃ごみ0.2%
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(2)生ごみの処理方法 生ごみの減量には、次のような処理方法があります。処理方法はそれぞれ長所・短所があ
りますから、みなさんの住居環境や目的に応じて選択してください。
※【家庭用生ごみ処理機等購入費補助制度】 生ごみ処理機または生ごみ処理容器の購入金額の3分の1(生ごみ処理機は上限2万円、
生ごみ処理容器は上限3千円)を補助します。事前に申し込みをしていただくことにしてい
ます。申し込み期間や募集内容は、広報よなごや米子市役所ホームページなどでお知らせ
します。
処理方法
生ごみ処理機(乾燥式)
生ごみ処理機(バイオ式)
コンポスト容器
密閉式容器
ダンボール箱
設置場所
室内
屋外
畑、庭
屋内
屋内
目 的 経 費 手 間 注意事項
臭いを何とかしたい。
処理機の購入費と処理のために電気料金がかかります。
生ごみを機械に投入。
水分を切って投入してください。
堆肥として利用したい。
コンポスト容器と発酵促進剤または米ぬかが必要。
設置の準備と生ごみ投入後の作業。
ハエや虫が入らないように注意。
堆肥として利用したい。
処理機の購入費と処理のために電気料金がかかります。菌の追加が必要です。
生ごみを機械に投入。
水分を切って投入してください。
堆肥として利用したい。
密閉式容器の購入とぼかし(発酵促進剤)が必要です。
生ごみにぼかしを振りかけてよく馴染ませる。
空気に触れないようにする。
堆肥として利用したい。
1日1回投入後に箱の中をかき回して空気を入れる。
20℃以上の所に設置してください。
ダンボール箱と園芸用のピートモスともみがらくんたんが必要です。
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(3)上手に発酵させるコツ 発酵させて堆肥をつくる方法について、上手に発酵させるコツを紹介します。
コンポスト容器
1.水気を切る(最大のポイント)。2.生ごみを細かくする(微生物が働きやすいように)。3.腐った生ごみを入れない。4.天気の良い日はふたを開けて切り返しをする。その際、虫が入らないよ うに網をかけると良い。5.使用するぼかし(発酵促進剤)の使用方法に注意する。6.処理中の生ごみのにおいが、ぬかみそのようなにおいであれば発酵がう まく進んでいます。
ダンボール箱
1.処理の目安は1日500g~600g程度です。2.水気を切る。3.生ごみを入れて十分かき混ぜます。4.生ごみを細かくする(微生物が働きやすいように)。5.臭いが出てしまったら換気の良いところで十分にかくはんします。6.基材(ピートモスともみがらくんたん)の混合割合に注意する。
利用できる生ごみは?
利用できる生ごみ 利用できない生ごみ
野菜、果物、肉、さかな、魚の骨、茶がら、コーヒーのカス、卵の殻、エビ・カニの殻、穀物、パン、残飯
(揚げ物、煮物、汁の具)
大きな骨、液体(醤油、牛乳など)、貝殻、腐った生ごみ
利用できる生ごみは?
利用できる生ごみ 利用できない生ごみ
野菜、果物、肉、さかな、魚の骨、茶がら、コーヒーのカス、卵の殻、エビ・カニの殻、穀物、パン、残飯
(揚げ物、煮物、汁の具)
大きな骨、液体(醤油、牛乳など)、貝殻、腐った生ごみ
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4.ごみ減量のためのライフスタイル
■普段の生活で
■買い物で
ごみについて、家族で話したり、分別やごみの量をチェックしましょう。
家族みんなで話し合おう
日用品や食品は使い切りましょう。
使い切る
着られなくなった洋服や使わなくなったものは、必要な人にあげましょう。
あげよう
やむを得ず捨てるときは、分別ルールを守ってごみの収集に出しましょう。
分別しよう
買う前に必要かどうか考えて、衝動買いはやめましょう。
よく考える
使い捨て商品をなるべくやめましょう。
商品を選ぶ
物は大切に使い、修理してくり返し使いましょう。
大切に使う
マイバッグを持って、レジ袋を断りましょう。
スーパーマーケットでレジ袋を断る
必要のない弁当の箸やプリンなどのスプーンは断りましょう。
コンビニで箸やスプーンを断る
余分な包装や袋は断りましょう。
デパートで過剰包装を断る
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5.ごみ減量チェック表
●台所の生ごみ生ごみの70%~80%は水分です!最後のひとしぼりを!市民1人当たり1日約430グラムです。
●食品トレー店頭回収しているお店があります。トレー 5~8グラム
●シャンプーの容器詰め替え製品を使いましょう。容器は約90グラム詰め替え製品は約15グラム
●食品ラップできるだけ密閉容器を使いましょう。1回2グラム
●スチール缶、アルミ缶集団回収などを利用しましょう。スチール缶 30グラムアルミ缶 20グラム
ごみになるものを買っていませんか?使い捨てのものはなるべく使用しないなどの生活の工夫をしましょう。ごみとして持ち出す前に、分別して資源物にならないか、お店に返却するなど減量に取り組みましょう。市民1人当たり1日50グラム減量すると、1年間で約2,700トンの減量になります。
■食事で
事前に買う物を決めて、無駄がない買い物をしましょう。
献立を考える
安い(特価)からと、使う予定のないものを買っていませんか。
買いすぎない
買ったものは工夫して使い切りましょう。
使い切る
作りすぎないことと、作ったものは食べ残さないようにしましょう。
食べ残さない
使い捨てラップはできるだけ使わないようにしましょう。
密閉容器を使う
三角コーナーの生ごみをごみ袋に入れる前に再度水切りを。
よく水を切る
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●1升ビン、ビールビンお酒の販売店に返却しましょう。1升ビン 1本 約940グラムビールビン(大) 1本 約480グラム
●牛乳パック店頭回収しているお店があります。牛乳パック(1リットル) 1枚 30グラム
●お菓子のあき箱、 トイレットペーパーの芯
集団回収や古紙の収集日に約30グラム~40グラム
●ペットボトル店頭回収しているお店があります。ペットボトル(2リットル) 1本 70グラムペットボトル(500ミリリットル) 1本 40グラム
※ご注意 店頭回収を実施されている店舗では、店舗ごとに回収品が異なっていますので、店舗の回収ボックスをご確認ください。 鳥取県では、エコショップとして県が認定しているお店があります。
※鳥取県エコショップ制度 簡易包装の推進や資源ごみの回収、再生品の販売など、ごみの減量化・リサイクル の推進に積極的に取り組んでいるお店を「エコショップ」として県が認定するもの です。 平成19年5月30日現在、359店舗を認定しています。 詳しくは鳥取県庁ホームページ(http://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?menuid=65220) をご覧ください。
〒683-8686米子市加茂町1丁目1番地米子市環境下水道部環境政策課廃棄物対策係TEL(0859)23-5300FAX(0859)23-5258E-mail [email protected]フリーダイヤル 0120-23-5346