映画の地方発信とictの活用

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2011年8月9日 株式会社パンタクル 仲 悟志([email protected]地方を起点とした「映画・映像コンテンツ」制作とICT活用に関するご提案

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Page 1: 映画の地方発信とICTの活用

2011年8月9日株式会社パンタクル仲 悟志([email protected]

地方を起点とした「映画・映像コンテンツ」制作とICT活用に関するご提案

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地方を舞台にした映像コンテンツによるスクリーンツーリズムや、観光へのICTの活用に注目が集まってはいるものの、地方での映像コンテンツ制作やICT利用にはまだまだ手探りの部分が多いのではないでしょうか。

Youtubeやニコニコ動画でヒットしている動画の再生回数を見れば、映像とインターネットの親和性の高さは見て取れますが、いざやってみるとなると、なかなか上手くいかないというのが実情です。

多くの映像コンテンツの中でも、映画に限れば制作の起点は概ね東京に偏っており、結果的に地方に目が向くことは少ない傾向にあります。大きな資本の投入された映画の場合、ロケ地になったとしても、地方でこれを最大限に利用できるかといえば、なかなか難しいものがあり、小さな資金で制作される映画は、通常は単館系の映画館でしか上映されず、ロケ地になったとしても上映する映画館が無いというすケースも見受けられます。

映画ビジネスのシステムが、在京テレビ局・広告代理店・大手映画会社による「シネコン映画」と、それ以外の「独立系映画」に二極化している中で「独立系映画」の監督にフォーカスして、地方が起点となる、地域に密着した映像コンテンツ制作の推進を図れば、規模も比較的小さくすみ、権利関係がシンプルだからこそ、小回りの利いたICTの利用が可能になります。

世界的には、日本映画の注目度は依然高く、国内で一般的な知名度が低くても既に海外のバイヤーからは高い評価を受けている「独立系映画」の監督の層は十分に厚い状況です。そんな中での、地方発の「独立系映画」制作は、プロジェクト自体の注目度も必然的に高くなることが期待でき、これをしっかりと育成すれば、地方にとっては、「シネコン映画」のロケ地となる以上の効果が発揮できます。

地方を起点とする映像制作にこそ活路がある

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製作スケジュール案

資金調達

シナハン・ロケハン

プロット シナリオ

撮影準備

クランクイン撮影・特効撮影

編集 完成

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12

ニコニコ動画、Youtube、地上波TV放映

Ustream

制作には全体で10ヶ月を要する。完成後にも、試写、配給宣伝などの活動が発生する。ロケハン開始後、ある程度の期間を置いて毎週3分程度の短編を撮影、ニコニコ動画、Youtubeにアップ。ロケ地の地元テレビ局にて深夜枠などでも放映する。また、ロケハン開始直後から、Ustreamで制作関係者が制作レポートを行なう。これら二つのネット利用を通じて、作品の認知度の向上と、ロケ地の魅力を伝えるきっかけに利用する。

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ロケ中からのサイドストーリーの放映

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ICTとの相乗効果

海外

ロケ地

国内他の地方

Youtube

ニコ動・Youtube

Ustream・ニコ生による状況レポート

映画自体への認知度、感心の向上ファンの醸成

生の声による情報発信

評価の逆流

映画は完成後、海外に向けては映画祭への出品、国内でも映画祭への出品と単館系映画館での巡回上映を行なう。ICTの活用は、作品の完成前からの露出による認知度の向上を中心に展開し、ロケ地への誘客も意識した展開を行なう。

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■概要タイトル:NeverEnding Love Story あらかじめ決められた恋人たち作品形態:実写映画、劇場上映、Web配信予定尺 :70~90分 監 督 :柴田剛脚 本 :坂本一雪撮 影 :(候補)近藤龍人、高木風太、谷康生音 楽 :あらかじめ決められた恋人たち 池永正二

■あらすじ胸に鼓動を持たない男の子と女の子ふたりの成長を描く冒険譚

鼓動を持たない二人がさまよい歩く様々な場所二人が出会う謎の人々は皆、それぞれにココロのドラムソングを持っている旅の気づき。二人は、なにかのヒントを得ながら、すこしずつ前進してゆく

なぞなぞ「うちがわからのなにか」「心臓のオト」

地球で生まれた生きものの、全てに備わるモノのオトドクン…ドクッ…ドクン…ドクッ…ドクン…ドクッ…足どりはココロのリズムと軽やかに同調していく

「あらゆる景色に告ぐ!あらゆる景色に告ぐ!」「赤いライトたち、私と同じリズムになれ!」

光のリズムが同調し、世界のリズムが同調する内発は外部へ拡散してゆく二人のココロのドラムソング

ココロのリズムに注意深く耳をかたむけること。そうすればなんでも叶う

ココロのリズムが芽生え、鼓動を取り返してゆく

二人の旅は終わる

企画案

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あらかじめ決められた恋人たちへ 『CALLING』収録曲 「Back」PV 監督:柴田剛http://www.youtube.com/watch?v=IgLvx4Lx-RQ

参考資料

Director:Go ShibataEditer:Masaaki Takakura  Sound Effect:Shouji Ikenaga Co Director:Nao Shimizu,Izumi Matsuno Camera:Yasuo Tani 2nd Camera:Nobuo UshimakiArt: Risshi Nishimura Still:Keiko Tanaka Production Maneger:Seiichi Tanaka,Tsutomu Sakai,Shima FilmsLine Producer:Yuuya MakinoThanks:Setsuko Shiokawa,Atsushi Tsunekawa(MOAIROQ),Kouhei Sawada,SUPARESQUE WEARSWorkflow Coordinate:KyotoDUEquipment:ASK CorporationActor:contact Gonzo,Kilala Inori,Tomou Nishiyama,円町の子たち&呼びかけに応えてくれた皆さん!!!

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監督 柴田剛大阪芸術大学芸術学部映像学科卒業。処女長編『NN-891102』(大阪芸大卒業制作/16ミリ/カラー)を監督。ロッテルダム映画祭(オランダ)、Sonar2000(スペイン)他各国の映画祭等に出品後、国内でも劇場公開を果たす。パンクライブドキュメント『ALL CRUSTIES SPENDING LOUD NIGHT NOISE 2002』を制作。『おそいひと』(第5回東京フィルメックス・コンペティション部門出品(2005年ハワイ国際映画祭にてDream Digital Awardを受賞)。『青空ポンチ』監督。「バミューダ★バガボンドDVD」監督。京都で長編映画第4作『堀川中立売』第10回東京フィルメックスコンペティション部門に出品。ドイツ、日本コネクションにて借りぐらしのアリエッティにならび受賞。

参考資料

脚本 坂本一雪映画監督、脚本家 、プロデューサー。ほんとにあった! 呪いのビデオシリーズにおいて撮影・編集・構成・演出(実質の監督)を行った。坂本が監督を行っていた当時の同シリーズは全体的に評価が高い。その後も他のホラーでも監督を手がけている。監督や撮影以外にもゲーム企画・プロデューサーも行っている。

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この資料へのお問い合わせは

仲 悟志([email protected]

株式会社パンタクル〒930-0083富山県富山市総曲輪3-1-20 3F

Tel/Fax 076-464-5296Mobile 090-3971-7044