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脳繍I蝋菅i侭脳

11111悪 甘'' 1I 汀’観

1段 侭一

肌伽|』

蕊諏

f1、。

§

II

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---丙一%一---唾壁

鴬i塵‘,細_・購需:

どうかんや」匙けいご

(学校法人道潅山学園罪長・高橋系吾著『よい

子に育てるかたらい集』全私学新聞運営》委員

会発行)

その霊『害毒で戯まされ

その一言で夢を持ち

その一言で膜ガ立ち

その一言でがっかりし

その一言で泣かされる

ほんのわずかな二言ガ

不思議に大きな力を持つ

ほんのちょっとの一言で

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瀞識織鐸鑑識

鱗ヨ澄篭識謹;

鱗 蕊議蕊鴬蕊識驚蕊

徳島県で建設業を営んでいる西山一

ぼうとうかか

郎さん(五十四歳)は、冒頭に掲げた

ざゆうめい

言葉を座右の銘にしています。そして、

社員や仕事上の関係者には、この言葉

をよく話すようにしています。

西山さんが、この言葉を口に出すよ

うになったきっかけは、自分の会社で

のある出来事からでした。現場での仕

事が多い西山さんの会社には、どちら

かもくむ

かというと事務室内では、寡黙に、無

●△少

/○、

匝豆1

駄口を言わずに業務をこなすといった

きよくたん

傾向がありました。極端にいえば、そ

の日の朝礼で打ち合わせをした後は、

会社のだれともひと言も口をきかず、

終業時間がくれば「お疲れさまでした。

失礼します」で終わるといった状態で

した。

だま

「男は黙って○○ビールノ・」という古

いコマーシャルがありましたが、「男

はベラベラしゃべるものではない。ひ

さと

と言言えば十を悟れ」というような西ふん

山さんの性格もあって、会社全体の雰

い富き

囲気も自然と経営者の性格を反映して

いたようです。

事が順調に運んでいる間はよかった

のですが、ある一つのトラブルで社員

間の人間関係がぎくしゃくしはじめ、

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議愚痴.盆詐;

堅=------- _

問題が次から次へとセキを切ったよう

に出てきました。その原因をつきつめ

ていくと、会社内のコミュニケーショ

ンが不足していたことにありました。

言い換えれば、社員相互の思いが伝わ

る空気がないということでした。

この問題を通して西山さん陪一ひ

と言」の重みを痛感しました。そして、

人と人とのコミュニケーションを密接

にするために、その思いを伝える手段

としての言葉が、いかに大切であるか

を知りました。

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西山さんの会社の壁には、次のよう

かか

な言葉が掲げられるようになりました。

一、目に見えなし心を大切に

一、目に見えなし心を大切に

一、目に見えなし心を大切に

一、いつも明るい笑顔で相手

一、いつも明るい笑顔で相手

一、いつも明るい笑顔で相手

言させていただきますとい

言させていただきますとい

言させていただきますとい

|、明るじ言葉を積極的に使

|、明るじ言葉を積極的に使

|、明るじ言葉を積極的に使

しよう一層

しよう一層

の幸せを祈っていこう。

の幸せを祈っていこう。

の幸せを祈っていこう。

をしよう蕊

をしよう蕊

をしよう蕊

う心で豊さわやかな行動

う心で豊さわやかな行動

う心で豊さわやかな行動

おうおうおう

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_ 一言霧: 云云宗本 守一寺一一一一……”一一一一一一一

蕊蕊鍵蕊§灘侭や

ザ空寺

- - - ヤ凸淳守

これらのスローガンは言西山さん自

身が自分に言い聞かせるつもりで書い

たとのことですがへ社員相互にも、し

あいさつ

だいに朝の挨拶が明るく交わされるよ

うになりました.そして社内には、明

ただよ

るい雰囲気が漂いはじめたといいます。

「たったひと言の言葉。しかも、朝の

挨拶は人の心を明るくする効果があり、

ほんとうに大切なことなのです。挨拶

の『あ』は明るく、『い』はいつも、

『さ』はさわやかに、『っ』は続けて

いくことです。おかげで取引先の評判

もよく、目に見えない効果だけでなく

業務にもよい影響が出てきました。あ

との三つの行動指針も、気持ちがあれ

ば、いつでもどこでもできるんですか

ら……」と西山さんは話します。

挨拶が社内で明るく交わされると

お互いの気持ちが通じ合い、それが行

動面にも表れはじめ、「おたくの社員

の笑顔はいいね」との評判も耳にしは

じめました。

「目に見えない心を育てるには、目に

見える形を通して育てよ」とも言われ

るように、西山さんの会社では、明る

い挨拶という形を通して、心を育てて

いるのです。

「ひと言の言葉」といっても、それに

}」】」少つ

は、耳にして心地よい言葉と、人の気

いや

持ちを暗くさせたり、嫌な気持ちにさ

せる言葉があります。言葉は心の表現

の一つです。

それについてもう少し考えてみたい

と思います。

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大野茂さん(四十五歳)は最近、東

京都内から茨城県のある街に引っ越し

篭電車内での勇謬

はかりに、周り

ぼうじゃ

く気にせず傍若

電車は事故の

姿の女子高校生

、でいま、す唇

四月のある朝、会社に向かう大野さ

.ちやばつがんぐろけい

んと同じ車両に乗った,茶髪に顔黒系

で、携帯電話を持ったルーズソックス

てきました。一時間半ほどかかる通勤

.つかつ

かや・

の辛さにもだいぶ慣れてきましたが、

混み合う電車の中での次のような出来

事を紹介してくれました。

耳‐・

こわ“

みん巻で騒げば怖くない

無人のふるまいです。L

影響で、』いつもより混

の人のことなどま(|た

くぶじん・“

、さわ

数人が大きな声で騒い

る姿J

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4 Lh

心司咳伊ハリ冬塞

み合っていて車内の乗客の気持ちも

いらだっています。

すると、ドアの横に立っていた一人

しんし

めいわく

の紳士が、他の人に迷惑をかけるのが

いかにもすまなそうな態度で「すみま

せん」「すみません」と声をかけなが

ら、混み合う乗客の間をぬうようにし

て、騒いでいる女子高校生たちの方向

へと移動しはじめました。小柄で、ど

ちらかというと気弱な感じのする人で

す。

ところが、ようやく彼女たちの前に

いつぺん

立つと、その態度が一変しました。そ

し,L ,マつ

して、彼女たちの前で、「うるさいノ・」

か.つ喝

したのです。

瞬にして彼女たちの騒ぎはおさま

した。そうして再びその紳士は、

「すみません」を繰り返しながら元の

場所に戻っていきました。

周囲の人たちもあぜんとしました。

しかし、その勇気ある姿勢に、拍手こ

前に投げ出して携帯電話をかけてい

る人など、電車の中でのこのような行

為は、少なくありません。

しかし、そういう人たちに注意をす

るには、なかなか勇気がいります。注

意する「そのひと言」が、とてもむず

かしいからではないでしょうか。

うて は大野さんだげではなか

そ起こりませんでしたが、

てくれた。勇気ある人だ」と思ったの

大野さんだけではなかったようです。

お年寄りや体の不自由な人を前にし

も、平気で優先席にあぐらをかくよ

に座?たり、精いっぱい足を大きく

『;、卜手、〆一、二口(・声

I C

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をかかされたと思った

せん」のひと言もなく

近寄っちゃだめよ』と

大野さんはあるとき言.車内で悪ふざ

けをする子どもに注意をして、その母

親から反感をかつた経験がありました。

たまたま男の子が車内を走り回って騒

ぐので、「ちょっと静かにしようね。

他のお客様に迷惑がかかるから」と子

どもに注意しました。ところが、付き

・愚。はじ

添っていた若いお母さんは、自分が恥

のむ席に子どむを連れ戻し

う職にして子どもの芽と大野さんをにら

のか、「すみま

、「○葬○ちゃん、

を引き、自分

たのです一茎

I Z

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鰯皇昌二

FⅢ:溝騒騒鱒

母親が

かこもれりののば

みませ

気を気まずくしている尋

ります。

「ありがとう(サンキュー)」とい、7言

葉と、「どうぞ(プリーズ)」という二

いまし

このよ

篭7に、そ

・P

に、艶人との

大野さんJ

になったの

話を聞いて

た煽言たとえばき」のような場〈

『面里.

ひと言「ごめんなさい」とか「

ん」旨ありがとう」と言って

との間ももっと違った

ではないでしょうか。

のひと言が足りないば

関係や、その場の雰囲

ていることが数多くあ

何か足りないと思いす口

つの言葉隠挨拶の基本でありこのよ

うな言葉によって、お互いの心は開か

れてい髪胃ます。この「ありがとう」と

いう感謝の言葉と、「どうぞ」という相

ゆずけんきよ‐

手に譲る謙虚な心を表す言葉に、もう

一つの言葉を加えるとすれば、それは

「すみません(エクス・キューズ・ミーご

という相手の存在を認める意味を込め

た言葉ではないでしょうか幻このよう

なひと言が、私たちの身の回りの人間

関係をより豊かにしていくのです。

Z 2

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”,

息蕊溌潔蕊

型韓罰

弾: 露・ 殿君が

:、ォ懲蕊『

‐魚

唖蕊. - ず撰驚鍛鎮

蕊識篭』笥" , ← - 串 J 、

一 一一ご

伝,.

蕊すみません i鰯

蕊蕊蕊どうぞ

良二

謎鐸需‘#f; 溌患誌謬

灘霧f

…壷競

蕊、錘。 識鳴、

蝋# 蕊

蕊蕊霧溌瀞蕊

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北海道旭川市に、昨年亡くなられた

クリスチャンであり小説家であった三

あやこ

浦綾子さんの記念館があります。静か

こだち

な木立の中に、心おだやかな空間と時

間がもてる、すてきな場所です。

その三浦綾子さんの一文に、次のよ

うな言葉があります。

「九つまで満ち足りていて、十のうち

一つだけしか不満がない時でさえ、人

間はまずその不満を真っ先に口から出

し、文句を言いつづけるものなのだ。

かえり

自分を顧みてつくづくそう思う。なぜ

わたしたちは不満を後まわしにし、感

Z 4

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謝すへきことを先に言わな←のだろう」

雪明ⅡのあなたへL主婦と生活社刊)

この文章を読んで、皆さんはどのよ

うに感じられるでしょうか。ほとんど

の人が、「自分もそうだな」とうなず

いてしま鑓?のではないでしょうか。私

たちはともすれば、物事を悪くとらえ

るくせがあるといわれていますが、そ

れには、いくつかの理由が考えられま

す。。

どうしても自分をよく見せようとす

る心が働くから。

・自分は間違っていない。自分は正し

いという、自分をかばう心が自然と

出てしまうから。

・自分が間違っていても、その間違い

を認めたくないから。

曹哩■■全■』

・面子にこだわるという気持ちが強い

から。

特に自分は何事にも正直・まじめ・

勤勉に取り組んでいると思っている人

や、何でも一生懸命にがんばっている

のにと思っている人なら、その自分の

気持ちが相手に認められなかったり、

無視されたり、あるいは評価されなか

ったり、反対に悪口を言われたり、批

判を受けたりした場合などには、つい

ぐち愚痴の一つも言いたくなるでしょう。

”これほど自分ががんばっているのに“

という思いが息痴となり、さらには人

せを責めたり、相手が悪いと批判したり、

非難の言葉を口に出したりして、人間

関係に思わぬヒビが入ったりする場合

があります。

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また書相手を否定することにより、

その相手から引き出す心は、決してお

だやかな、こちらのことを思いやるよ

うなものではありません。むしろ、こ

にく

ちらに反発し、ついには憎しみの心ま

でも引き出してしまいそうです。

では、〃不満を後回しにし、感謝す

べきことを先に言える〃ようになるに

三浦綾子さんとご主人の光世さんと

の間に次のようなエピソードがありま

す。 鍵難

は、どうすればよいのでしょうか。

私たちは、お互いに完全な人間では

ありません。欠点だらけの人間同士で

す。仕事などで、建設的な意見を出し

合い、積極的に議論を交わしていくこ

と以外は、おだやかな心で、お互いに

相手を思いやる心を引き出せるように

努力したいものです。

三浦さん宅の裏の家が工事中で工

だいく

期もせまっていたのか、大工さんが夜

遅くまで〃コンコン″〃カチカチ″と

1 6

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作業をしていたときのことです。

翌朝、三浦さんはご主人に「昨夜は

夜遅くまでうるさくて眠れなかったわ」

と言いました。

すると、ご主人の光世さんは、「ぼ

くは、よく聞こえる耳に感謝したよ」

と答えました。そして、さらに「夜遅

くまで寒い中の工事で大変な大工さん

ふとん

に比べて、暖かい布団に入って休ませ

ていただいていることに感謝したよ」

と付け加えました.

このように、一つのことを思うにも、

まったくその見方が違う場合がありま

す。不平・不満を言う前に、自分を取

り巻く状況を見渡して、感謝できるこ

とをさがし出して、ひと言、口に出せ

るような心をもちたいものです。

Z?

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身近なものに楽しみを見いだそう

平成六年六月天皇・皇后両陛下が

おり

ご訪米の折、クリントン大統領は歓迎

たちばなあけみ

式典のスピーチで幕末の歌人・橘曙覧

二八一二〜六八)の歌を紹介しました。

一楽しみは針

』」

「楽しみは三人の児ども

鉦大きくなれろ

朝おきしでて昨日まで

ぶりし花の咲ける見る時」

その歌は二楽しみは……」ではじまり

日常生活の何げない事柄を心楽しむ出

来事としてありのままに表現されてい

ます。

すくすくと

姿見る時」

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一楽しみは珍しき書人に

始め一ひら広げ

この『楽しみは……」の歌を収めた

どくらくぎん

『独楽吟』は、五十二首あります。こ

のように橘曙覧は、否定的なものの見

方ではなく、どんなことでも肯定的に

受けとめ、できるだけ明るいものの見

方を歌に託しています。

そこには、否定的な言葉や考え方を

自分の習性にするのではなく、人の長

所を見るように努めるとか、明るく楽

しいものの見方をしてはどうかと、私

たちに問いかけているようです。身の

回りにある「楽しみ」を見いだしてみ

ましよ、7。

尋・坐諏》駅一峠:》↑

P4

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ひと言がどれほど私たちの

で意味をもつものなのかを、

の事例や、大野さんの体験、

さんのエピソードなどを紹介

蛙‐早い》処理

一日一日を積み重ねる

生活の中

西山さん

三浦綾子

しながら L

驚繍

ー二

考えてきました。

たったひと言のもつ重みは、〃たか

がひと言、されどひと言″で、私たち

の人生をも左右しかねません。そのこ

とを今一度、日常生活の中で見直す必

要があると思います。

否定的な言葉は、だれが聞いても気

持ちのよいものではありません。特に

最近、若者が口ぐせのように発する

「チョーむかつくノ・」とか「まじキレ

た/」などという言葉を耳にすると、

なんとなくさびしい思いがします。友

だち同士の気楽な会話の中で交わされ

すさ

ているのでしょうが、心の荒みを感じ

させる言葉のように思われてなりませ

2 0

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ん。

否定的なひと言を使う心と、「楽し

み」を見いだそうとする心との間には

大きな違いがあります。

北海道に住む深川英一さん(六十歳)

は、数年前からいつも自分に言い聞か

せていることがあるといって次の言

葉を紹介してくれました。

「不平・不満、口に出して言わず、心

に思わず」

最初の二、三年は、今日もダメ、き

っと明日もダメという状態で、つい不

平・不満がスーツと口に出て困ったと

い汽〆じつ

のことです。しかし、「十年一日のご

とく心の目標にしてきた、この心づか

すさ

いのポイントは、自分の心の荒みを取

り去り、自然とおだやかな心づかいが

できる自分をつくり出してきたように

思います」と話しています。

明るいプラス思考のひと言と心を、

一日一日積み重ねていきたいものです。

2 1