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981
便 (改訂第19版) 特許庁審判部

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  • 審 判 便 覧

    (改訂第19版)

    特許庁審判部 編

  • はしがき

    - 1 -

    はしがき

    産業財産権法及びその政省令には、拒絶査定不服審判、無効審判をはじ

    め様々な審判や異議申立て、再審など、産業財産権の有効性や審査におけ

    る処分に関する争訟を扱う制度及びその手続等が規定されています。

    いずれの制度も、その重要性に鑑み、公正かつ的確な審理を行うため、

    特許庁長官により合議体が指定され、法令に定められた手続にしたがって

    審理が進められ、審決・決定が行われます。

    審判便覧は、特許庁審判部に所属し、事件の審理を担う審判長・審判官、

    調書の作成や送達等を担う審判書記官が、法令に定められた手続にしたが

    って事件を処理するにあたり、法令の制定趣旨、裁判・審決例に示された

    法令の解釈等について審判部内で統一的な理解がされ、公正かつ的確な審

    決・決定が行われることを目的として作成したものです。

    また、審判便覧は、審判請求人、代理人をはじめ事件に関与される方々

    にも、審判部の運用についてご理解をいただき、円滑な審判手続が行われ

    るよう、その内容を公表しています。

    審判部としては、この審判便覧が、審判長・審判官、審判書記官や事件

    に関与される方々の理解を深める一助となり、公正かつ的確な審理により、

    信頼される審判につながることを期待しています。

    特許庁 審判部

  • はしがき

    - 2 -

    審判便覧の変遷

    審判便覧は、昭和38年3月に審判部内の資料として作成され、昭和42年7

    月には外部にも公表する初版として発行されました。それ以降、審判制度に関す

    る法改正に応じた審判部の運用を定めるとともに、判決等を踏まえた実務上の運

    用変更を反映した改訂が重ねられてきました。これら改訂の概要は以下に示すと

    おりです。

    第 8 版(平成 12 年 9 月)

    特許法等の一部を改正する法律(平成 11 年法律第 41 号)により規定された、

    訂正請求における訂正要件の見直し、等に関する改訂

    第 9 版(平成 14 年 10 月)

    特許法等の一部を改正する法律(平成 14 年法律第 24 号)により規定された、明

    細書と請求の範囲の分離、等に関する改訂

    第 10 版(平成 17 年 7 月)

    特許法等の一部を改正する法律(平成 15 年法律第 47 号)により規定された、

    特許異議の申立て制度の廃止、無効審判の請求人適格の見直し、等に関する改訂

    第 11 版(平成 19 年 12 月)

    特許法等の一部を改正する法律(平成 18 年法律第 55 号)により規定された、

    分割出願の時期的緩和および発明の特別な技術的特徴を変更する補正の禁止(拒

    絶査定に対する審判に関連)、そして運用に関して、特許異議の申立てに関する

    記載の削除および商標登録異議申立てに関する記載の充実、等に関する改訂

    第 12 版(平成 21 年 4 月)

    特許法等の一部を改正する法律(平成 20 年法律第 16 号)により規定された、

    拒絶査定不服審判の請求期間の見直し、審判請求時の補正の時期的要件の見直し、

    等に関する改訂

    第 13 版(平成 22 年 11 月)

  • はしがき

    - 3 -

    口頭審理における審理事項通知についての運用開始、訂正審判・訂正請求にお

    ける請求書の要旨変更の判断についての運用変更(請求項を削除する補正の認容)、

    等に関する改訂

    第 14 版(平成 24 年 3 月)

    特許法等の一部を改正する法律(平成 23 年法律第 63 号)により規定された、

    審決の予告(その記載内容、審理の進め方等について)および審決取消訴訟提起

    後の訂正審判の請求禁止、訂正審判および訂正請求の請求単位(一群の請求項)、

    等に関する改訂

    第 15 版(平成 27 年 3 月)

    特許法等の一部を改正する法律(平成 26 年法律第 36 号)により規定された、

    特許異議申立制度、無効審判の請求人適格の見直し、等に関する改訂

    第 16 版(平成 27 年 10 月)

    平成 27 年 11 月施行の特許法施行規則の一部を改正する省令に伴う訂正関係の

    見直し、審理終結通知、氏名通知の運用の見直し、等に関する改訂

    第 17 版(平成 30 年 9 月)

    運用開始から3年が経過した特許異議申立制度の運用の見直しや、訂正一般に

    ついての説明の明確化、等に関する改訂

    第 18 版(令和元年 6 月)

    不正競争防止法等の一部を改正する法律(平成 30 年 5 月 30 日法律第 33 号)

    により規定された営業秘密が記載された判定に係る書類の閲覧制限や、無効審判

    における審決等の記載事項の充実化、等に関する改訂

    第 19 版(令和 2 年 12 月)

    令和 2 年 12 月施行の押印を求める手続の見直し等のための経済産業省関係省

    令の一部を改正する省令に伴う押印廃止、ファクシミリに加えて電子メールによ

    る連絡の許容、等に関する改訂

  • はしがき

    - 4 -

    なお、この便覧は、審判の実務に一定の軌道を与えることに主眼を置くもので

    すが、事件の内容により、この便覧と異なる取扱いがなされることがあります。

  • 凡 例

    - 1 -

    凡 例

    1.この審判便覧の分類は、以下のとおりである。

    (1) 大分類

    審判事務を次のとおり大分類に区分し第1桁を付与した。

    0 一般

    1 審判書記官担当事務

    2 形式的審理事項

    3 各種審判共通事項(一般)

    4 各種審判共通事項(合議より確定まで)

    5 当事者系審判(判定を含む)

    6 査定系審判(補正却下不服審判、特許(商標登録)異議の申立てを含む)

    7 再審

    8 訴訟

    (2) 中分類(章)

    前記大分類をさらに区分し、第2桁を付与した。第1~2桁を総称して「章」

    という。

    (3) 小分類(節)

    前記中分類をさらに区分し、第3桁及び第4桁の「01~99」を付与した。第

    3~4桁を総称して「節」という。章と節との間に「―」を付与した。

    (4) P U D T の表示

    各節の分類末尾には、当節が産業財産権法のいずれの法に関係するかを明示

    するため、P(特許法)U(実用新案法)D(意匠法)T(商標法)を記載した。

    2.項目番号は、以下のとおりとする。

    1、2、3 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第1次の項目

    (1)、(2)、(3) ・・・・・・・・1、2、3 ・・・・・・・・・・・・・・内の項目

    ア、イ、ウ ・・・・・・・・・・(1)、(2)、(3) ・・・・・・・・・内の項目

  • 凡 例

    - 2 -

    (ア)、(イ)、(ウ) ・・・・・ア、イ、ウ ・・・・・・・・・・・内の項目

    a、b、c ・・・・・・・・・・(ア)、(イ)、(ウ) ・・・・・・内の項目

    なお、最上位の分類に I、II 等が使用されることがある。

    また、項目を分ける意味でなく、単に事項を列記するようなときには、上の順

    序によらず①、②等の記号を使用することがある。

    3.表記は、なるべく「公用文における漢字使用等について」(平 22 内閣訓令第 1

    号)、「常用漢字表」(平 22 内閣告示第 2 号)に従うようにしたが、専門語その

    他では、従来の慣用に従ったものもある。

    4. 法令は、その出所を明らかにし、条文をそのまま、又は条文の主旨を簡潔に記

    載し、いちいち法令を参照する煩を避けられるように留意した。

    5.略記号は以下のように使用する。

    (1) (→ )節等の参照

    例1.他の節の項目を参照するとき

    (→51―07 の1.(2))

    例2.同じ節(例.51―07)の他の項目を参照するとき

    (→1.(2))

    例3.章全体を参照するとき

    (→51―00)

    (2)(→ )条文の準用

    例.特許法第 190 条で準用する民事訴訟法第 106 条 2 項

    (特§190→民訴§106②)

    (3) (⇒ )手続の流れを示すもの

    例.補正指令(特§17③)における手続の却下(特§18①)

    (特§17③⇒特§18①)

    6.法令並びに裁判例及び審決例の略称は、以下のとおりとする。

    §○○ 第○○条

  • 凡 例

    - 3 -

    §○○① 第○○条第1項

    §○○①二 第○○条第1項第2号

    §○○三 第○○条第3号

    特 特許法

    平○○特 平成○○年改正特許法

    実、新実 新実用新案法(平成 5 年改正による無審査登録のもの)

    旧実 旧実用新案法(平成 5 年改正前の実用新案法)

    意 意匠法

    商 商標法

    ○施令 ○法施行令

    ○施規 ○法施行規則

    ○登令 ○法登録令

    ○登施規 ○法登録令施行規則

    H○○附 平成○○年改正法附則

    特例法 工業所有権に関する手続等の特例に関する法律

    特例法施令 工業所有権に関する手続等の特例に関する法律施行令

    特例法施規 工業所有権に関する手続等の特例に関する法律施行規則

    弁理 弁理士法

    手数料令 特許法、実用新案法、意匠法及び商標法関係手数料令

    民 民法

    民訴 民事訴訟法

    民訴規 民事訴訟規則

    刑訴 刑事訴訟法

    刑訴規 刑事訴訟規則

    最一小判 最高裁判所第一小法廷判決

    大判 大審院判決

    東高判 東京高等裁判所判決

    知財高判 知的財産高等裁判所判決

    知財高決 知的財産高等裁判所決定

    知財高判平 19.9.12(平 18(行ケ)10421 号)

  • 凡 例

    - 4 -

    平成 18 年(行ケ)第 10421 号、平成 19 年 9 月 12 日知的財産高

    等裁判所判決言渡

    平 25(行ケ)61 号

    平成 25 年(行ケ)第 61 号(裁判事件番号)

    昭 25 抗審 19 号

    昭和 25 年抗告審判第 19 号(審判事件番号)

    昭 41 審 3304 号

    昭和 41 年審判第 3304 号(審判事件番号)

    (改訂 H27.2)

  • - 1 -

    審判便覧分類表

    0 一般

    1 審判書記官担当

    事務

    2 形式的審理事項

    3 各種審判共通事

    項(一般)

    4 各種審判共通事

    項(合議より確

    定まで)

    00 一般

    10 情報提供

    20 審理事項の取

    扱い

    30 各種審判共通

    事項(一般)

    40

    01 文書一般

    11 受理、予告登

    21 方式、補正、

    補充、却下

    31 利害関係

    41

    02 審決分類、判決

    分類

    12 審判官及び審

    判書記官の指

    22 当事者、共同

    審判

    32 書面審理

    42 審理終結、再

    03

    13

    23 代理人

    33 口頭審理

    43 取下げ、放棄

    04

    14

    24

    34 証拠一般

    44 決定、却下決定

    05

    15

    25 期間

    35 証拠調べ、

    証拠保全

    45 審決

    06

    16 証拠物件(ひ

    な形、見本)の

    取扱い

    26 中断、中止、

    受継

    36 職権主義、

    職権調査

    46 確定

    07 審判廷

    17 認証、送達

    27

    37 審尋

    47 費用

    08

    18

    28

    38 訂正一般

    48

    09

    19

    29

    39

    49

  • - 2 -

    5 当事者系審判(判

    定を含む)

    6 査定系審判(補正

    却下不服審判、特

    許(商標登録)異

    議の申立てを含

    む)

    7 再審

    8 訴訟

    9

    50 当事者系審判

    (判定を含む)

    60

    70 再審

    80 訴訟

    90

    51 無効審判

    61 拒絶査定不服

    審判

    71

    81

    91

    52

    62 審査手続の効

    力、拒絶理由通

    72

    82

    92

    53 商標登録取消審

    63 補正、補正却下

    の決定

    73

    83 訟務一般

    93

    54 訂正審判

    64

    74

    84

    94

    55

    65

    75

    85

    95

    56

    66 商標登録異議

    の申立て

    76

    86

    96

    57 参加

    67 特許異議の申立

    77

    87

    97

    58 判定・裁判所か

    らの鑑定の嘱託

    68

    78 再審の事例

    88

    98

    59 除斥、忌避審判

    69 補正却下決定

    不服審判

    79

    89

    99

    (改訂 R1.6)

  • - 1 -

    目 次

    00 一般

    00―01 P U D T 審判等の種類

    00―02 P U D T 電子情報処理組織による審判手続

    00―03 D 国際意匠登録出願に係る審判

    01 文書一般

    01―01 P U D T 書類の閲覧及び営業秘密の申出

    02 審決分類、判決分類

    02―02 P U D T 審決分類及び判決分類

    02―02.1 P 特許における審決の分類表

    02―02.2 U 実用新案における審決の分類表

    02―02.3 D 意匠における審決の分類表

    02―02.4 T 商標における審決の分類表

    02―02.5 P U D T 判決分類表

    02―03 P U D T 審決分類及び判決分類付与の指針

    07 審判廷

    07―01 P U D T 審判廷

    07―02 P U D T 審判廷における廷吏の職務

    10 情報提供

    10―02 P U T 権利付与前の情報提供

    10―04 P U 権利付与後の情報提供

    11 受理、予告登録

  • - 2 -

    11―01 P U D T 審判等の番号の通知

    11―02 P U D T 登録した権利を有する者への請求(申立て)の通知

    12 審判官及び審判書記官の指定

    12―01 P U D T 審判官及び審判書記官の指定並びに指定変更通知

    12―04 P U D T 審判官の除斥・回避(前審関与)

    16 証拠物件(ひな形、見本)の取扱い

    16―01 P U D T ひな形、見本又は証拠物件の還付の手続

    17 認証、送達

    17―01 P U D T 書類の送達

    20 審理事項の取扱い

    20―00 P U D T 審理事項の取扱い

    21 方式、補正、補充、却下

    21―00 P U D T 方式違反の調査要領

    21―01 P U D T 審判請求書等に添付すべき必要添付書類(委任状など)

    21―02 P U D T 補正命令及び審尋

    21―03 P U D T 補正命令をすべき類型

    21―03.1 P U D T 審判請求書の「請求の理由」欄の記載

    21―03.3 T 商標の無効・取消審判において「請求の趣旨」欄に「類

    似する商品」等の表示がある場合の取扱い

    21―05 P U D T 出願番号又は登録番号の表示に誤りがある場合の取扱い

    21―06 P U D T 理由補充の取扱い

    21―08 P U D T 不適法な手続の却下

    21―09 P 特許の審判の請求の手数料

    22 当事者、共同審判

  • - 3 -

    22―01 P U D T 当事者

    22―02 P U D T 当事者に関連する裁判例

    22―03 P U D T 共同審判

    22―04 P U D T 権利消滅後の無効審判における請求書の被請求人の住所

    23 代理人

    23―00 P U D T 代理人一般

    23―01 P U D T 法定代理人

    23―02 P U D T 任意代理人(委任による代理人)

    23―03 P U D T 指定代理人

    23―04 P U D T 特許管理人

    23―05 P U D T 復代理人

    23―06 P U D T 保佐人

    23―07 P U D T 無権代理

    23―08 P U D T 代理人の有無と審判手続

    23―09 P U D T 代理権を証明する書面

    23―10 P U D T 特許管理人のない場合の手続

    23―11 P U D T 代理人死亡の場合の取扱い

    23―12 P U D T 法人の代表者とその表示

    23―13 P U D T 代理人の中途受任の手続

    25 期間

    25―01 P U D T 査定系審判、商標登録異議、判定の指定期間

    25―01.1 P U D T 主要期間一覧(1)(査定系審判、商標登録異議、判

    定)

    25―01.2 P U D T 無効審判、訂正審判及び商標登録取消審判の指定期間

    25―01.3 P U D T 主要期間一覧(2)(無効・訂正・取消審判)

    25―01.4 P 特許異議の申立ての指定期間

    25―01.5 P 主要期間一覧(3)(特許異議)

    25―02 P U D T 期間の計算

  • - 4 -

    25―03 P U D T 答弁書等の副本送達時の期間指定

    25―04 P U D T 期間の延長・期日の変更

    26 中断、中止、受継

    26―01 P U D T 手続の停止(中断、中止)

    26―01.1 P U D T 手続中断の状態が長期間続いた結果、権利期間の上限を

    過ぎ、権利の取得ができなくなった場合の取扱い

    26―02 P U D T 権利の承継と手続の続行

    26―03 P U D T 審判(再審)請求期間の特例

    26―04 P U D T 受継手続

    26―05 P U D T 受継許否の決定

    30 各種審判共通事項(一般)

    30―01 P U D T 審判請求書の補正と要旨変更

    30―02 P U D T 一事不再理

    30―03 P U D T 審理の併合又は分離

    30―04 P U D T 合議体(審判官)の面接

    30―07 P U D T 手続をする者が不適切な場合の取扱い

    31 利害関係

    31―00 P U D T 無効審判における請求人適格

    31―01 P T 利害関係人

    31―02 P T 利害関係人の具体例

    32 書面審理

    32―01 P U D T 無効審判事件における書面審理通知

    33 口頭審理

    33―00 P U D T 口頭審理方式

    33―00.1 P U D T 対象となる審判事件及び選定時期

  • - 5 -

    33―01 P U D T 口頭審理の期日指定

    33―01.1 P U D T 口頭審理の期日の告知

    33―02 P U D T 口頭審理の期日の変更

    33―03 P U D T 口頭審理の出頭者、期日に出頭しない場合の手続

    33―04 P U D T 口頭審理調書の作成要領

    33―05 P U D T 口頭審理の順序

    33―06 P U D T 口頭審理における録音装置などの使用

    33―07 P U D T 口頭審理陳述要領書

    33―08 P U D T 審理事項通知書

    34 証拠一般

    34―01 P U D T 証拠提出に関する書類の点検と注意事項

    34―01.1 P U D T 無効審判、特許(商標登録)異議の申立ての証拠におけ

    る外国語文献の取扱い

    35 証拠調べ、証拠保全

    35―00 P U D T 証拠調べ一般

    35―01 P U D T 証人尋問などの準備のための手続

    35―02 P U D T 証拠調べ調書の作成要領

    35―03 P U D T 証拠調べの嘱託尋問

    35―04 P U D T 証人尋問の順序

    35―05 P U D T 証人尋問の要領

    35―06 P U D T 検証

    35―07 P U D T 廷外検証の手続とその事例

    35―08 P U D T 証拠保全

    35―09 P U D T 証拠保全事件の実例

    35―10 P U D T 証拠調べのために予納された保管金の返還

    35―11 P U D T 受命審判官

    35―12 P U D T 鑑定

  • - 6 -

    36 職権主義、職権調査

    36―01 P U D T 職権主義と職権調査事例

    37 審尋

    37―00 P U D T 命令、審尋、通知など

    37―02 P U D T 審尋

    38 訂正一般

    38―00 P 訂正一般

    38―01 P 一群の請求項

    38―02 P 明細書又は図面の訂正

    38―03 P 訂正要件

    38―04 P 訂正(審判)請求書の請求の趣旨、理由

    38―05 P 訂正明細書、特許請求の範囲又は図面

    38―06 P 訂正に係る手数料

    42 審理終結、再開

    42―00 P U D T 審理の終結及び再開

    42―04 T 商標拒絶査定不服審判における審理の再開

    43 取下げ、放棄

    43―01 P U D T 取下書の採否の権限

    43―02 P U D T 審判請求(特許(商標登録)異議の申立て)の取下げに

    関する手続

    43―03 P U D T 審判請求の放棄

    43―05 P U D T 審判請求(特許(商標登録)異議の申立て)の一部取下

    44 決定、却下決定

  • - 7 -

    44―01 P U D T 決定の記載事項

    45 審決

    45―01 P U D T 審決の手続

    45―03 P U D T 当事者系審決の記載事項

    45―04 P U D T 審決、決定の結論の表示方法

    45―06 P U D T 審決等の更正

    45―10 P U D T 審決書等における当事者等の表示

    45―11 P U D T 審決書に代理人の記載が不要の事例

    45―19 P U D T 審決による却下

    45―20 P D T 却下審決の文例

    46 確定

    46―00 P U D T 確定

    47 費用

    47―01 P U D T 審判等の費用の負担

    47―02 P U D T 審判の費用の額の決定

    47―03 P U D T 審判の費用の範囲と計算

    50 当事者系審判(判定を含む)

    50―00 P U D T 破産した会社を被請求人として請求された審判請求の取

    扱い

    51 無効審判

    51―00 P U D T 無効審判

    51―03 P U D T 無効審判の四法別フロー

    51―04 P U D T 無効審判の請求の対象、無効事由

    51―05 P U D T 無効審判の権限者、当事者、参加人

    51―06 P U D T 無効審判の請求の制限等

  • - 8 -

    51―07 P U D T 無効審判の請求書

    51―08 P U D T 無効審判の請求の不備と補正

    51―09 P U D T 無効審判の審理の方式

    51―10 P U D T 無効審判の審理開始

    51―11 P 特許権者による訂正の請求

    51―13 P U D T 最初の答弁後の審理

    51―14 P 訂正請求書提出後の審理

    51―15 P U D T 請求人の弁駁後の審理

    51―16 P U D 「請求の理由」の要旨変更

    51―17 P 審決の予告

    51―18 P U D T 無効審判における職権審理、無効理由通知

    51―19 P U D T 無効審判の審決、審決の原簿登録等

    51―20 P 訂正請求についての一事不再理の取扱い

    51―21 P U D T 無効審判審決後の手続

    51―22 P 特許無効審判と訂正審判の関連的な取扱い

    51―22.1 P U D T 複数の無効審判事件の同時係属

    51―22.2 P U D T 審決取消訴訟の係属中に請求された無効審判

    51―23 U 実用新案登録無効審判

    51―23.1 P U 特許無効審判と実用新案登録無効審判の比較表

    51―23.2 U 実用新案登録無効審判における訂正

    51―23.3 U 同一発明に係る特許出願を理由とする実用新案登録無

    効審判の審理

    51―25 P U D T 計画審理

    53 商標登録取消審判

    53―00 T 取消審判の審理の方式

    53―01 T 登録商標の不使用による取消審判

    53―02 T 登録商標の不正使用による取消審判

    53―03 T 同盟の一国における標章の所有者の代理人または代理者

    による商標の不当登録に対する取消審判

  • - 9 -

    53―04 T 類似商標の移転に伴う混同防止の取消審判

    54 訂正審判

    54―00 P 訂正審判

    54―01 P 訂正審判の請求

    54―02 P 訂正審判の当事者

    54―03 P 訂正審判の請求ができる時期

    54―04 P 訂正審判の手続

    54―05 P 訂正審判の審理

    54―05.1 P 訂正審判請求書の要旨を変更する補正

    54―06 P 訂正審判の審理にあたっての留意事項

    54―07 P 訂正審判の審決、審決の登録等

    57 参加

    57―00 P U D T 参加

    57―01 P U D T 参加の種類と要件

    57―02 P U D T 参加申請(書)の方式違反

    57―05 P U D T 参加の効力

    57―07 P U D T 参加許否の決定

    57―09 P U D T 参加申請と審判請求の却下又は審判請求の取下げ

    58 判定・裁判所からの鑑定の嘱託

    58―00 P U D T 判定

    58―01 P U D T 判定の手続

    58―02 P U D T 判定機関・審理方式

    58―03 P U D T 判定の審理

    58―04 P 標準必須性に係る判断のための判定

    58―10 P U D T 裁判所からの鑑定の嘱託

    58―12 P U D 税関長からの意見照会

    58―14 P U D T 求意見・意見陳述

  • - 10 -

    59 除斥、忌避審判

    59―01 P U D T 除斥及び忌避の原因など

    59―02 P U D T 除斥の申立ての効果及び除斥審判の手続と決定の効果

    59―03 P U D T 忌避の申立ての効果及び忌避審判の手続と決定の効果

    59―05 P U D T 除斥又は忌避の決定様式、実例など

    61 拒絶査定不服審判

    61―00.1 P 特許拒絶査定不服審判の基本フロー

    61―00.2 P 特許審査・審判の模擬事例

    61―01 P D T 拒絶査定不服審判の請求の対象

    61―02 P D T 拒絶査定不服審判の当事者

    61―03 P D T 拒絶査定不服審判の請求ができる時期

    61―04 P D T 拒絶査定不服審判の請求の手続

    61―05 P D T 拒絶査定不服審判の請求についての審理

    61―05.1 P 特許出願の拒絶査定不服審判における、前審の補正却下

    の決定に対する不服申立て

    61―06 P D T 拒絶査定不服審判の審理の方式

    61―07 P D T 拒絶査定不服審判の審決

    61―10 P D T 拒絶査定不服審判の請求後、又はそれと同時に出願変更

    があったときの取扱い

    61―11 P 特許出願の拒絶査定不服審判において、当該特許出願に

    係る発明が、異なる出願人により同日に出願され既に登

    録されている特許に係る発明と同一であるときの特許権

    者への通知

    61―12 T 引用商標が無効、取消審判に係属中の査定不服審判の取

    扱い

    62 審査手続の効力、拒絶理由通知

    62―02 P 原査定において新規性を否認して拒絶した出願を審判で

  • - 11 -

    は進歩性がないとして拒絶するのが適当と判断した場合

    の取扱い

    62―03 P 原査定において進歩性がないとして拒絶した出願を審判

    では新規性を否認して拒絶するのが適当と判断した場合

    の取扱い

    62―04 P 公開実用新案公報を引用刊行物とする際の取扱い

    62―06 P D T 拒絶査定不服審判における、審査において通知されたが

    査定の理由とならなかった拒絶理由の取扱い

    63 補正、補正却下の決定

    63―04 P 特許出願の拒絶査定不服審判における審決と併せて

    補正却下の決定をするときの起案

    66 商標登録異議の申立て

    66―00 T 商標登録異議の申立て

    66―01 T 商標登録異議の申立ての手続

    66―02 T 商標権者、商標登録異議申立人、参加人

    66―03 T 商標登録異議の申立ての方法

    66―04 T 商標登録異議の申立てについての審理

    66―05 T 商標登録異議の申立てについての審理の方式

    66―06 T 商標登録異議の申立てについての決定

    66―07 T 商標登録異議の申立てと審判との関係

    67 特許異議の申立て

    67―00 P 特許異議の申立て

    67―01 P 特許異議の申立ての理由・申立てのできる期間

    67―02 P 特許権者、特許異議申立人、参加人

    67―03 P 特許異議の申立ての手続

    67―04 P 特許異議の申立ての不備と補正

    67―05 P 特許異議の申立てについての審理

  • - 12 -

    67―05.1 P 取消理由通知

    67―05.2 P 特許権者による意見書又は訂正請求書の提出

    67―05.3 P 意見書又は訂正請求書提出後の審理

    67―05.4 P 特許異議申立人による意見書の提出

    67―05.5 P 取消理由通知(決定の予告)

    67―06 P 特許異議の申立てについての決定

    67―07 P 複数の特許異議の申立ての取扱い

    67―08 P 特許異議申立期間経過前の審理

    67―09 P 特許異議の申立てと無効審判の同時係属

    67―10 P 特許異議の申立てと訂正審判の関係

    67―11 P 特許権消滅後の特許異議の申立ての取扱い

    69 補正却下決定不服審判

    69―02 D T 補正却下決定不服審判事件の審決例

    70 再審

    70―00 P U D T 再審

    78 再審の事例

    78―00 P U D T 再審の事例

    80 訴訟

    80―00 P U D T 審決等取消訴訟

    80―01 P U D T 訴え提起に伴う事務

    83 訟務一般

    83―00.5 P U D T 審判長のした却下の決定に対する不服申立て

    83―02.2 P U D T 裁判所から差戻された審判事件の合議体編成

    付 録

  • - 13 -

    1.裁判所行政事件記録符号

    2.審判制度の併存状態

    3.特許法の運用関係一覧

    4.実用新案法の運用関係一覧

  • 00―01

    - 1 -

    00―01 P U D T

    審判等の種類

    1. 審判

    (1) 拒絶査定不服審判(特§121、意§46、商§44、商附則§13)

    (2) 補正却下決定不服審判(意§47、商§45)

    (3) 無効審判

    ① 特許(登録)無効審判(特§123、旧特§184 の 15①(H7.6.30 以前の出

    願)、実§37、旧実§48 の 12①(H7.6.30 以前の出願)、意§48、商§46)

    ② 延長登録無効審判(特§125 の 2)

    ③ 書換登録無効審判(商附則§14)

    (4) 訂正審判(特§126)

    (5) 商標登録取消審判

    ① 登録商標の不使用による取消しの審判(商§50)

    ② 登録商標の不正使用による取消しの審判(商§51、§53)

    ③ 商標権の商標の移転に伴う混同防止の取消しの審判(商§52 の 2)

    ④ 商標登録の代理人(代表者)の無断登録による取消しの審判(商§53 の 2)

    なお、防護標章登録に係る審判については、商標に関する規定及び商標法

    附則の規定を準用している(商§68④、商附則§23)。

    2. 決定

    (1) 決定(最終処分)

    ① 特許異議の申立て(特§113)

    ② 商標登録異議の申立て(商§43 の 2)

    (2) 決定(中間処分)

    ① 除斥又は忌避の申立て(特§139~§144、実§41、意§52、商§56①、§

    68④)

  • 00―01

    - 2 -

    ② 参加申請(特§148、§149、実§41、意§52、商§56①、§68④)

    ③ 証拠保全の申立て(特§150、§151、実§41、意§52、商§56①、§68④)

    3. 再審(特§171①、実§42①、意§53①、商§57①)

    4. 判定(特§71①、実§26、意§25①、商§28①、商§68③)

    5. 裁判所からの鑑定の嘱託(特§71 の 2、実§26、意§25 の 2、商§28 の 2)

    6. 税関長からの意見照会(関税法§69 の 7①、§69 の 17①)

    (改訂 H27.2)

  • 00―02

    -1-

    00―02 P U D T

    電子情報処理組織による審判手続

    1. 特許庁長官又は審判長に対する手続

    特許庁長官又は審判長に対する手続であって、経済産業省令で定めるもの

    (特定手続)については、電子情報処理組織を使用して行うことができる(特

    例法§3①、特例法施規§10)。

    特定手続については、当該特定手続を書面の提出により行うものとして規定

    した法令の規定に規定する書面の提出により行われたものとみなされる(特例

    法§3③)。

    2. 特許庁長官、審判長、審判官又は審判書記官が行う処分等

    特許庁長官、審判長、審判官又は審判書記官は、法令の規定により文書をも

    って行うものとされている行為であって、経済産業省令で定めるもの(特定処

    分等)については、電子情報処理組織を使用して行うことができる(特例法§4

    ①、特例法施規§23)。

    特定処分等を行うときは、その記名押印に代えて、交付済みの識別カード及

    び暗証番号の入力により、審判官等を明らかにする(特例法施規§23 の 3)。

    特定処分等については、当該特定処分等を文書をもって行うものとして規定

    した法令の規定に規定する文書をもって行われたものとみなされる(特例法§4

    ②)。

    特許庁長官又は審判長は、法令の規定による通知又は命令であって、経済産

    業省令で定めるもの(特定通知等)については、電子情報処理組織を使用して

    行うことができる(特例法§5①、特例法施規§23 の 4)。

    3. 審判種類ごとの運用

    拒絶査定不服審判、補正却下決定不服審判については、原則として、電子情

  • 00―02

    -2-

    報処理組織を使用して審判手続が行われる。

    それ以外の審判等については、書面、文書により、審判手続が行われる。

    (追加 H27.2)

  • 00―03

    -1-

    00―03 D

    国際意匠登録出願に係る審判

    国際意匠登録出願とは、日本国をジュネーブ改正協定第 1 条(xix)に規定する

    指定締約国とする国際出願であって、その国際出願に係るジュネーブ改正協定第

    1 条(vi)に規定する国際登録についてジュネーブ改正協定第 10 条(3)(a)の規定

    による公表がされ、経済産業省令で定めるところにより、ジュネーブ改正協定第

    10 条(2)に規定する国際登録の日にされた意匠登録出願とみなされた国際出願を

    いう(意§60 の 6)。

    国際意匠登録出願に係る審判においては、以下の特別な取扱いを行う。

    1. 請求人又は被請求人

    (1) 請求人又は被請求人の表記

    ア 請求人は、拒絶査定不服審判及び補正却下決定不服審判の手続において、

    申請書類(審判請求書、手続補正書等)における請求人の氏名(名称)及び

    住所(居所)を日本語及び原語で併記する必要があり、原語は国際登録簿に

    記載された文字と同一の文字を記載する(意施規§2の 2、意施規様式 12)。

    なお、識別番号を記載するときには住所の記載を省略することができる(意

    施規様式 12、特例法施規§2)。

    イ 請求人又は被請求人は、上記以外の審判(無効審判、判定等)の手続にお

    いて、申請書類における国際登録の名義人の氏名(名称)及び住所(居所)

    を原語で記載する必要があり、原語は国際登録簿に記載された文字と同一の

    文字で記載する(意施規§2 の 2)。日本語での記載は必要ない。

    ウ 特許庁は、拒絶査定不服審判及び補正却下決定不服審判の手続において、

    発送書類(審決書等)における請求人の氏名(名称)及び住所(居所)を日

    本語及び原語で記載する。

    エ 特許庁は、上記以外の審判の手続において、発送書類における国際登録の

    名義人の氏名(名称)及び住所(居所)を原語で記載する。

  • 00―03

    -2-

    (2) 請求人又は被請求人の氏名(名称)変更・住所(居所)変更

    ア 国際登録の名義人は、国際登録簿に登録された名義人の氏名(名称)・住

    所(居所)に変更があるときは、世界知的所有権機関の国際事務局(以下、

    単に国際事務局という。)に対して届出を行う必要がある(ハーグ協定共通

    規則§21)。

    イ 国際登録の名義人は、拒絶査定不服審判及び補正却下決定不服審判の手続

    において、識別番号を使用するにあたり申請人登録された氏名(名称)・住

    所(居所)に変更があるときは、特許庁長官に対して変更の届出を行う必要

    がある。国際登録の名義人は、上記以外の審判においては、特許庁長官に対

    して変更の届出を行う必要はない(特例法施規§4①)。

    (3) 請求人又は被請求人の名義変更

    ア 国際登録の名義人は、国際登録の所有権の移転を行うためには、国際事務

    局に対して届出を行う必要がある(ハーグ協定共通規則§21)。

    特許庁は、国際登録簿に所有権の変更が記録されることにより、特許庁に

    対して名義変更が適正に行われたものとして取り扱い、日本においても意匠

    登録を受ける権利の承継又は国際登録を基礎とした意匠権の移転の効力が生

    じる(意§60 の 11、§60 の 19)。

    ただし、日本においては、本意匠及びその関連意匠の意匠権は分離して移

    転することは認められないため、国際登録簿にこれに該当する所有権の変更

    が記録されたときには、特許庁は、国際事務局に国際登録簿に記録された所

    有権の変更が効果を有しない旨の宣言を送付する(ハーグ協定共通規則§21

    の 2)。

    イ 特許庁は、拒絶査定不服審判及び補正却下決定不服審判においては、新た

    な名義人が識別番号を有していないときは、国際登録の所有権の変更があっ

    た後に新たな名義人が特許庁に対して最初に行う手続(代理人選任届の提出

    等)に基づいて識別番号の付与を行う(特例法§3③一四)。特許庁は、上

    記以外の審判においては、新たな名義人に対する識別番号の付与を行わない。

    (4) 請求人又は被請求人の同一性の判断

    ア 拒絶査定不服審判及び補正却下決定不服審判において、請求人の同一性の

    判断は、申請書類における請求人の氏名(名称)・住所(居所)の原語表記、

  • 00―03

    -3-

    及び日本語表記並びに識別番号の情報を国際登録簿及び当該事件にひも付け

    られた申請人登録情報と照合することにより行う。

    イ 上記以外の審判において、請求人又は被請求人が国際登録の名義人である

    ときは、その者の同一性の判断は、申請書類におけるその者の氏名(名称)

    ・住所(居所)の原語表記を国際登録簿と照合することにより行う。

    2. 願書記載事項の和訳

    審判官は、意匠に係る物品、意匠に係る物品の説明及び意匠の説明について、

    審査においてされた和訳を確認する。審判でこれらの事項について補正がされ

    たときには審判官がその補正の内容の和訳を行う。意匠が登録されたときは、

    この和訳は参考情報として日本の意匠公報(登録に係る意匠公報)に掲載され

    る。

    3. 世界知的所有権機関の国際事務局に対する通報

    (1) 特許庁は、拒絶査定不服審判において、登録をすべき旨の審決が確定し、

    設定登録がされたときは、国際事務局に対して「拒絶の取下げの通報」又は

    「保護の付与の声明」を行う(ハーグ協定共通規則§18、§18 の 2)。

    (2) 特許庁は、無効審判において、登録を無効とすべき旨の審決が確定し、確

    定登録が行われたときは、国際事務局に対して「無効の通報」を行う(ハー

    グ協定§15、ハーグ協定共通規則§20)。

    4. 個別指定手数料の返還

    (1) 特許庁は、国際意匠登録出願が取り下げられ、又は国際意匠登録出願につ

    いて拒絶をすべき旨の査定若しくは審決が確定したときは、個別指定手数料

    を納付した者の請求により政令で定める額を返還する(意§60 の 22①)。

    個別指定手数料を納付した者は、国際意匠登録出願が取り下げられ、又は

    国際意匠登録出願について拒絶をすべき旨の査定若しくは審決が確定した日

    から六月を経過した後は、返還の請求をすることができない(意§60 の 22

    ②)。

    (2) 登録を無効にすべき旨の審決が確定した年の翌年以後の各年分の登録料

  • 00―03

    -4-

    (個別指定手数料のうち登録料に相当する額)は、請求による返還請求の対

    象とならない(意§60 の 21③)。

    (追加 H27.2)

  • 01―01

    - 1 -

    01―01 P U D T

    書類の閲覧及び営業秘密の申出

    1. 書類の閲覧

    何人も、特許庁長官に対し、審判事件、特許(商標登録)異議申立事件及び

    判定事件に係る書類の閲覧を請求することができる(特§186①本文)。ただ

    し、特§186①一~六(実§55①で準用する場合を含む)、意§63①一~七及び

    商§72①一~四に掲げる書類については、方式審査便覧 58.20 に定めるところ

    により特許庁長官が秘密を保持する必要があると認めるときは、閲覧をするこ

    とができない(特§186①ただし書)。加えて、審判事件の種別により、以下の

    書類は閲覧することができない。

    (1) 拒絶査定不服審判事件、訂正審判事件、意匠(商標)補正却下決定不服審

    判事件又は被請求人のいない判定事件の書類

    拒絶査定不服審判事件、訂正審判事件、意匠(商標)補正却下決定不服審判

    事件(注1)又は被請求人のいない判定事件の書類は、その書類の提出者を除

    き、審判請求書(判定請求書)の方式調査の終了後でなければ、閲覧をするこ

    とができない。

    (注1)これらの事件の確定審決等に対する再審事件を含む。

    (2) 無効審判事件、商標登録取消審判事件、特許(商標登録)異議申立事件又

    は被請求人のいる判定事件の書類

    無効審判事件(延長登録無効審判事件を含む。以下、本節において同

    じ。)、商標登録取消審判事件若しくは特許(商標登録)異議申立事件(注

    2)又は被請求人のいる判定事件の書類は、その書類の提出者を除き、審判請

    求書(特許(商標登録)異議申立書、判定請求書)の副本送達(送付)後でな

    ければ、閲覧をすることができない。

    (注2)これらの事件の確定審決等に対する再審事件を含む。

    (3) 審判等共通のルール

  • 01―01

    - 2 -

    ア 審決等起案書類に係わるものは、送達(発送によって送達の効力が生じる

    ものは発送)後でなければ、閲覧をすることができない。

    イ 録音テープ等で作成された調書の閲覧については、主に録音テープ等の複

    製物で行われる。

    ウ 審判の執務に支障を来す場合は、閲覧の時期が別に指定される。

    2.無効審判事件、商標登録取消審判事件又は判定事件の書類における営業秘密

    が記載された旨の申出

    (1)申出の概要

    無効審判事件又は商標登録取消審判事件(注3)(以下、本節において「無

    効審判事件等」という。)の書類に当事者又は参加人の保有する営業秘密が記

    載されている場合、当該書類の閲覧制限を求める当事者又は参加人は、当該当

    事者又は参加人の保有する営業秘密が記載された旨を特許庁長官又は審判長に

    申し出ることができる(特§186①四、実 55①→特§186①四、意§63①五、

    商§72①一、特施規§50 の 14、実施規§23⑫→特施規§50 の 14、意施規§19

    ⑧→特施規§50 の 14、商施規§22⑥→特施規§50 の 14)。

    判定事件の書類に当事者の保有する営業秘密が記載されている場合、当該書

    類の閲覧制限を求める当事者は、当該当事者の保有する営業秘密が記載された

    旨を特許庁長官又は審判長に申し出ることができる(特§186①二、実 55①→

    特§186①二、意§63①三、商§72①二、特施規§40→特施規§50 の 14、実施

    規§23⑨→特施規§40→特施規§50 の 14、意施規§19⑤→特施規§40→特施

    規§50 の 14、商施規 22④→特施規§40→特施規§50 の 14)。

    (注3)これらの審判の確定審決等に対する再審事件を含む。

    (2)申出の手続

    無効審判事件等又は判定事件の書類について当該当事者(参加人)の保有す

    る営業秘密が記載された旨の申出をする場合は、特施規様式第 65 の 8 に定め

    られた様式(営業秘密に関する申出書)により行う。申出は、当該書類の提出

    と同時に又は当該書類の提出後できる限り速やかに行うことが望ましい。

    (改訂 R1.6)

  • 02―02

    -1-

    02―02 P U D T

    審決分類及び判決分類

    1. 審決分類及び判決分類

    (1) 審決分類及び判決分類は、審決・判決などを事件の種類及び審決・判決など

    で主として論じられている事項(以下、「判示事項」という。)の内容並びに

    審決・判決などの結論及び技術、物品、商品の分類(区分)などの別によって

    分類するための標識である。

    (2) 審決分類及び判決分類は、原則として、4~8桁からなる「基本分類」と基

    本分類のあとにハイフンをつけて接続する3種類の「補助分類」とをもって構

    成する。

    なお、分類標数を読みやすくするために「事件の種類」と「判示事項」との

    間には、点を入れる。

    「事件の種類」は、3~5桁の文字及び数字からなり、「判示事項」は1~

    3桁の数字からなっている。

    〔例1〕

    基本分類 補助分類

    P18. 121 - WZ(A61K) ケ

    T191. 11 - Z (4)

    事件の種類別分類 判示事項別分類

  • 02―02

    -2-

    2. 審決分類及び判決分類の構成

    審決分類及び判決分類は、大別して、「基本分類」と「補助分類」によって構

    成され、「基本分類」は、更に「事件の種類別分類」と「判示事項別分類」とに

    細分類されている。

    (1) 基本分類

    基本分類は、十進法に基づいて作成され、4~8桁からなる文字及び数字か

    ら構成され、これを更に、事件の種類別分類(3~5桁)と判示事項別分類(1

    ~3桁)に細分類されている(→〔例1〕)。

    a 事件の種類別分類

    「事件の種類別分類」は、産業財産権などの種類、審級の種類及び審判

    などの種類を文字及び数字をもって表示する。

    〔例2〕

    基本分類

    D 1 1.113-Z(C08F)

    (第1桁)産業財産権の種類

    (第2桁)審級の種類

    (第3~5桁)審判などの種類

    (a) 第1桁(産業財産権などの種類)

    第1桁は、事件の争いの対象となった産業財産権などの種類(特・実・

    意・商などの別)を示しその記号は、P、U、D、T、のいずかを用いる。

    その他については、02―02(裁)の1を参照。

    (b) 第2桁(審級の種類)

    第2桁は、審級の種類(審判、判定、出訴などの別)を示す。

    なお、特許異議の申立て(平成 8 年 1 月以降及び平成 27 年 4 月以降

    のもの)及び判定請求は第2桁を1とする。例えば、特許異議の申立て

    における全請求項に対する異議の申立ては P1651、特許の判定請求は P12

    である。

    (c) 第3~5桁(審判などの種類)

    第3~5桁は、審判などの種類(無効、特許異議の申立て、判定、取

    消し、査定不服などの別)を示す。

  • 02―02

    -3-

    b 判示事項別分類

    「判示事項別分類」は、aの「事件の種類別分類」の後に点を入れ、続

    いて表示する1~3桁からなる部分であって、審決・判決などで主として

    論じられている事項(進歩性、明細書不備、類似意匠、外観類似などの別)

    の内容を示すものであって、1~3桁の数字からなる。

    〔例3〕

    P1122.121-Z(B29C)

    判示事項別分類

    (2) 補助分類

    補助分類は、第1、第2、及び第3の分類に分かれる。

    〔例4〕 P18.121 -WY(A44B)ケ

    第1補助分類(結論内容による区別)

    第2補助分類(IPC、意匠分類、商品分類区分

    第3補助分類(東京高等裁判所(知的財産高等裁判所)による

    審決取消し ケ 又はその上告 ツ )

    a 第1補助分類

    第1補助分類は、ローマ字(大文字)で記載し、決定・審決・判決など

    の結論内容による区別(却下、取り消して登録、無効などの別)を示す。

    b 第2補助分類

    第2補助分類は、括弧内に記載し、特許、実用新案については、国際特

    許分類(IPC)のサブクラスまでを、意匠については、意匠分類(はじめ

    の4桁)を、商標については、商品分類又は区分を記載する。

    c 第3補助分類

    第3補助分類は ケ 又は ツ の記号で表示する。

    ケ は東京高等裁判所(知的財産高等裁判所)において、取り消された

    事件の審決を示し、 ツ は東京高等裁判所(知的財産高等裁判所)におい

    て、審決が取り消された事件のうち上告されたものの審決を示す。

    (2) 審決分類及び判決分類の標数は、分類表(特・実関係 02―02(P・U)、意匠

    関係 02―02(D)、商標関係 02―02(T)、判決関係 02―02(裁))の各表を

  • 02―02

    -4-

    次の表に示すように組み合わせて構成する。

    基本分類 補助分類

    事件の種類(3~5 桁)

    判示事項

    (1~3 桁) 第 1 第 2 第 3

    産業

    財産権

    の種類

    審級の

    種類

    審判・

    裁判の

    種類

    結論

    IPC

    意匠分類

    商品区分

    審決取消

    裁判所

    ケ , ツ

    ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

    P 1 8 ・ 121 -Z (B65H) ツ

    U 1 112 ・ 13 -Y (A47J)

    D 1 2 ・ 1 -ZA (J2-1)

    T 1 92 ・ 11 -Z (4)

    P 3 8 ・ 121 -ZZ (G11B)

    P 1 651 ・ 121 -ZC (F02D)

    (改訂 H27.2)

  • 02―02.1

    -1-

    02―02.1 P 特許における審決の分類表

    〔平成7年7月1日以降の出願〕 (ただし、特許異議申立関係の分類は

    平成27年4月1日より使用)

    1. 事件の種類別(特許・審級の種類・審判などの種類)分類表 ( H7.7.1~) P . ― ( )○

    第1桁 第2桁 第3~5桁

    特 許

    審 判

    (特 許 異 議 の 申 立

    て 、 判 定 を 含 む )

    再 審

    そ の 他

    112

    113

    122

    123

    15

    16

    41

    42

    43

    49

    51

    52

    651

    652

    91

    92

    93

    94

    95

    99

    (無 効)

    全 部 無 効

    全部無効(平成16年からの請求)

    一 部 無 効

    一部無効(平成16年からの請求)

    (延 長 登 録 無 効)

    延長登録無効(全部)

    延長登録無効(一部)

    判 定

    (訂 正)

    訂 正

    (除 斥・忌 避)

    除 斥

    忌 避

    (特許 異義の 申立て)

    全部申立て

    一部申立て

    査 定 不 服

    (中間決定)

    参加許否の決定

    補正却下の決定

    証拠保全の決定

    受継許否の決定

    そ の 他

    (注)a. 複数の特 許異議の申 立ての場合、併合された状態で、全ての請求項 に対して 特許異議 の申立てがあるかを判断する必要がある。

    b.複数の 特許異議の 申立ての審理を、それぞれ別々に行う場合、後でする異議決定に ついての 標記分類の表示は、当該決定時点で残存している請求項の全てに 対する申 立てとなるか、一部に対する異議の申立てとなるかを判断し、こ れに対応 する分類を表示する。

  • 02―02.1

    -2-

    2. 判示事項別分類表 (1)査定不服、無 効 、訂正 (注 )、特許異議の申立てについての決定、判定

    ( H7.7.1~) P . ― ( )○ 分 類 判 示 事 項

    0 審 理 一 般 ( 別 表 )

    1 特 2 9 条 特 許 要 件

    ( 新 規 )

    1 1 1 1 項 1 号 公 知

    1 1 2 1 項 2 号 公 然 実 施

    1 1 3 1 項 3 号 刊 行 物 記 載

    1 2

    1 2 1 2 項 進 歩 性

    1 3

    1 4 産 業 上 利 用 性

    1 5 発 明 者 ・ 出 願 人

    1 5 1 特 3 8 条 共 同 出 願

    1 5 2 特 4 9 条 7 号 非 発 明 者 ・ 無 承 継 の 出 願

    特 許 を 受 け る 権 利 を 有 し な い 者 の 出 願 ( 平 成 2 4 年 4

    月 1 日 以 降 出 願 )

    特 1 2 3 条 1 項 6 号 非 発 明 者 ・ 無 承 継 の 特 許

    特 許 を 受 け る 権 利 を 有 し な い 者 の 特 許 ( 平 成 2 4 年 4

    月 1 日 以 降 出 願 )

    1 6 特 2 9 条 の 2

    1 6 1 発 明 同 一

    1 6 2 発 明 者 同 一

    1 6 3 出 願 人 同 一

    ( 特 3 2 条 特 許 を 受 け ら れ な い 発 明 )

    2 1

    2 2

    2 3

    2 4 特 3 2 条 公 序 、 良 俗 、 衛 生

    2 5

    2 6

    3 1

    3 2

    3 3

    4 特 3 9 条 先 願

    5 そ の 他

    5 1 特 2 5 条 外 国 人 の 権 利 の 享 有

    特 4 9 条 3 号 条 約 違 反 の 出 願

    特 1 1 3 条 3 号 条 約 違 反 の 特 許

    特 1 2 3 条 1 項 3 号 条 約 違 反 の 特 許

    特 1 2 3 条 1 項 7 号 特 許 後 の 条 約 違 反

    5 2

    ( 明 細 書 記 載 不 備 )

    5 3 6 特 3 6 条 4 項 発 明 の 詳 細 な 説 明 の 記 載 不 備

    5 3 7 6 項 1 、 2 号 及 び 3 号 請 求 の 範 囲 の 記 載 不 備

    5 3 8 6 項 4 号 請 求 の 範 囲 の 記 載 形 式 不 備

    5 4 特 4 9 条 1 項 5 号 原 文 新 規 事 項 ( 平 成 1 4 年 8 月 3 1 日 ま で )

    1 項 6 号 〃 ( 平 成 1 4 年 9 月 1 日 か ら )

    特 1 1 3 条 5 号

    特 1 2 3 条 1 項 5 号

    ( 平 成 8 年 1 月 1 日 以 降 )

  • 02―02.1

    -3-

    分 類 判 示 事 項

    5 5 特 1 7 条 の 2 、 3 項 新 規 事 項 追 加 の 補 正

    特 1 7 条 の 3 、 2 項 ( 平 成 7 年 1 2 月 3 1 日 ま で )

    特 6 4 条 2 項 ( 平 成 7 年 1 2 月 3 1 日 ま で )

    特 1 1 3 条 1 号 ( 平 成 8 年 1 月 1 日 以 降 )

    特 1 5 9 条 2 項

    特 1 6 3 条 2 項

    特 1 7 4 条 2 項 ( 平 成 1 5 年 1 2 月 3 1 日 ま で に 再 審 請 求 )

    特 1 7 4 条 1 項 ( 平 成 1 6 年 1 月 1 日 以 降 の 再 審 請 求 )

    5 6 特 5 3 条 1 項 補 正 の 却 下

    公 告 後 の 補 正 の 却 下 ( 平 成 7 年 1 2 月 3 1 日 ま で )

    ( 1 5 9 条 1 項 、 1 6 3 条 1 項 、 1 7 4 条 1 項 で 準 用 )

    5 6 1 特 1 7 条 の 2 、 3 項 新 規 事 項 追 加 に よ る 補 正 却 下

    5 6 2 〃 翻 訳 文 新 規 事 項 追 加 に よ る 補 正 却 下

    5 7 特 1 7 条 の 2 、 4 項 ( 5 項 ) 補 正 目 的

    5 7 1 4 項 1 号 請 求 項 の 削 除

    ( 5 項 1 号 ) 〃 ( 平 成 1 9 年 4 月 1 日 以 降 出 願 )

    5 7 2 4 項 2 号 請 求 項 の 限 定 的 減 縮

    ( 5 項 2 号 ) 〃 ( 平 成 1 9 年 4 月 1 日 以 降 出 願 )

    5 7 3 4 項 3 号 特 許 請 求 の 範 囲 に お け る 誤 記 の 訂 正

    ( 5 項 3 号 ) 〃 ( 平 成 1 9 年 4 月 1 日 以 降 出 願 )

    5 7 4 4 項 4 号 特 許 請 求 の 範 囲 に お け る 明 り ょ う で な い 記 載 の 釈 明

    ( 5 項 4 号 ) 〃 ( 平 成 1 9 年 4 月 1 日 以 降 出 願 )

    5 7 5 5 項 独 立 特 許 要 件

    ( 6 項 ) 〃 ( 平 成 1 9 年 4 月 1 日 以 降 出 願 )

    5 8 特 5 4 条 1 項 公 告 後 の 補 正 の 却 下 ( 平 成 7 年 1 2 月 3 1 日 ま で )

    ( 1 5 9 条 1 項 、 1 6 3 条 1 項 、 1 7 4 条 1 項 で 準 用 )

    5 8 1 特 6 4 条 ( 1 7 条 の 3 ) 新 規 事 項 追 加 の 補 正 ( 平 成 7 年 1 2 月 3 1 日 ま で )

    2 項

    5 8 2 特 6 4 条 ( 1 7 条 の 3 ) 原 文 新 規 事 項 追 加 の 補 正( 平 成 7 年 1 2 月 3 1 日 ま で )

    2 項

    5 9 1 3 項 1 号 特 許 請 求 の 範 囲 の 減 縮 ( 平 成 7 年 1 2 月 3 1 日 ま で )

    5 9 2 2 号 誤 記 の 訂 正 ( 平 成 7 年 1 2 月 3 1 日 ま で )

    5 9 3 3 号 明 り ょ う で な い 記 載 の 釈 明 ( 平 成 7 年 1 2 月 3 1 日 ま

    で )

    5 9 4 4 項 特 許 請 求 の 範 囲 の 実 質 的 拡 張 ( 平 成 7 年 1 2 月 3 1 日

    ま で )

    5 9 5 特 許 請 求 の 範 囲 の 実 質 的 変 更 ( 平 成 7 年 1 2 月 3 1 日

    ま で )

    6 1

    6 2

    6 3

    6 4 特 3 7 条 発 明 の 単 一 性 ( 平 成 1 5 年 1 2 月 3 1 日 ま で )

    6 4 1 1 号 議 題 同 一

    6 4 2 2 号 主 要 部 同 一

    6 4 3 3 号 物 の 発 明 の 生 産 ・ 使 用 ・ 取 り 扱 う 方 法 、 そ の 物 の 生 産

    装 置 等 、 そ の 物 の 性 質 を 専 ら 利 用 す る 物 又 は そ の 物 を

    取 り 扱 う 物

    6 4 4 4 号 方 法 の 発 明 の 実 施 に 使 用 す る も の 。

    6 4 5 5 号 そ の 他 政 令 で 定 め る も の 。

    6 5 特 3 7 条 発 明 の 単 一 性 ( 平 成 1 6 年 1 月 1 日 か ら )

    7 延 長 登 録

    7 1 特 6 7 条 の 3 、 1 項 1 号 処 分 の 必 要 性

    特 1 2 5 条 の 2 、1 項 1 号

  • 02―02.1

    -4-

    (訂正、訂正請求)( H7.7.1~) 分 類 判 示 事 項

    ( 訂 正 、 訂 正 請 求 )

    8 3

    8 3 1 特 1 2 3 条 1 項 8 号 訂 正 、 訂 正 請 求 の 適 否

    8 3 2 特 1 2 6 条 1 項 訂 正

    特 1 3 4 条 2 項 訂 正 請 求

    特 1 2 0 条 の 4 、 2 項

    特 1 3 4 条 の 2 、 1 項

    〃 ( 平 成 8 年 1 月 1 日 以 降 )

    〃 ( 平 成 1 6 年 1 月 1 日 以 降 請 求 )

    8 4 1 特 1 2 6 条 2 項 新 規 事 項 追 加 の 訂 正

    3 項 〃 ( 平 成 1 6 年 1 月 1 日 以 降 請 求 )

    5 項 〃 ( 平 成 2 4 年 4 月 1 日 以 降 請 求 )

    ( 特 1 3 4 条 の 5 項 ) 〃

    ( 特 1 3 4 条 の 2 、 5 項 ) 〃 ( 平 成 1 6 年 1 月 1 日 以 降 請 求 )

    ( 特 1 3 4 条 の 2 、 9 項 ) 〃 ( 平 成 2 4 年 4 月 1 日 以 降 請 求 )

    ( 特 1 2 0 条 の 4 、 3 項 ) 〃 ( 平 成 8 年 1 月 1 日 以 降 )

    8 4 2 原 文 新 規 事 項 追 加 の 訂 正

    8 5 特 1 2 6 条 1 項 ( 特 1 3 4 条 2 項 、 特 1 2 0 条 の 4 、 2 項 )

    ( 特 1 3 4 条 の 2 、 1 項 ( 平 成 1 6 年 1 月 1 日 以 降 請 求 ) )

    8 5 1 た だ し 書 1 号 特 許 請 求 の 範 囲 の 減 縮

    8 5 2 た だ し 書 2 号 誤 記 又 は 誤 訳 の 訂 正

    8 5 3 た だ し 書 3 号 明 瞭 で な い 記 載 の 釈 明

    8 5 7 た だ し 書 4 号 他 の 請 求 項 の 記 載 を 引 用 す る 請 求 項 の 記 載 を 当

    該 他 の 請 求 項 の 記 載 を 引 用 し な い も の と す る こ

    と ( 平 成 2 4 年 4 月 1 日 以 降 請 求 )

    8 5 4 3 項 特 許 請 求 の 範 囲 の 実 質 的 拡 張

    4 項 〃 ( 平 成 1 6 年 1 月 1 日 以 降 請 求 )

    6 項 〃 ( 平 成 2 4 年 4 月 1 日 以 降 請 求 )

    ( 特 1 3 4 条 5 項 ) 〃

    ( 特 1 3 4 条 の 2 、 5 項 ) 〃 ( 平 成 1 6 年 1 月 1 日 以 降 請 求 )

    ( 特 1 3 4 条 の 2 、 9 項 ) 〃 ( 平 成 2 4 年 4 月 1 日 以 降 請 求 )

    8 5 5 特 許 請 求 の 範 囲 の 実 質 的 変 更

    8 5 6 4 項 独 立 特 許 要 件

    5 項 〃 ( 平 成 1 6 年 1 月 1 日 以 降 請 求 )

    7 項 〃 ( 平 成 2 4 年 4 月 1 日 以 降 請 求 )

    ( 特 1 3 4 条 5 項 ) 〃

    ( 特 1 3 4 条 の 2 、 5 項 ) 〃 ( 平 成 1 6 年 1 月 1 日 以 降 請 求 )

    ( 特 1 3 4 条 の 2 、 9 項 ) 〃 ( 平 成 2 4 年 4 月 1 日 以 降 請 求 )

    (注)特§17 の2⑤ 及び特§126④(平成 16 年1月1日以降は§126⑤、平成 24 年4 月1日以降は§126⑦)(§134⑤(平成 16 年1月1日以降は§134 の2⑤、平成 24年 4 月1日以降は§134 の 2⑨)で準用 する場合を含む)の「出願の際独立して特許を受けることができ ない。」と の判示事項にあっては、575 又は 856 と共にこの 分類表における分類1~ 645 の該当分類 を使用する。

  • 02―02.1

    -5-

    (2) 判 定( H7.7.1~) 分類 判 示 事 項

    0 1 2 9

    審理一般( 別表) 同 一 利 用 そ の 他

    (3) 別表(審理 一 般の細分類 )( H7.7.1~) 分類 判 示 事 項

    0 01 02 03 04 05 06 07 08 081 082 09 091 092

    審理一般 請求書の表 示、請求 利害関係、 当事者適 格、請求の利益 出願日、優 先日、請 求日 対象物 審理方式、 審理手続 証拠 一事不再理 要旨認定 権利のもの 権利でない もの その他 参加 異議

    審理一般の分類定 義又は例示 → 02― 03 のⅣ

  • 02―02.1

    -6-

    3. 「結論」(審判の種類別)分類表 (特許)( H7.7.1~) . - ( )〇

    分類

    審判などの 種類別「結 論」

    無 効 ・延 長 登録無効

    訂正

    査定不服

    判定

    除斥・忌避、参加許否

    特許異議の申立て

    WA

    WB

    WY 定 型 は W Y F

    WYA

    WYB

    WZ 定 型 は W Z F

    WZA

    WZB

    取り消して 差戻し

    補正却下を 取り消す 原 査 定 を 取 り 消 し 、審査に差し戻す

    補 正 却 下 を 取 り 消 さない 原 査 定 を 取 り 消 し 、審査に差し戻す

    取り消して 特許登録

    補正却下を 取り消す 原 査 定 を 取 り 消 し 、特 許 す べ き も の と する

    補 正 却 下 を 取 り 消 さない 原 査 定 を 取 り 消 し 、特 許 す べ き も の と する

    特 許 登 録 し な い ( 前置 又 は 当 審 で 、 拒 絶理由)

    補正却下を 取り消す 前 置 又 は 当 審 の 拒 絶理 由 に よ り 拒 絶 す べきものである

    補 正 却 下 を 取 り 消 さない 前 置 又 は 当 審 の 拒 絶理 由 に よ り 拒 絶 す べきものである

  • 02―02.1

    -7-

    分類

    審判などの種類別「結 論」

    無効・延長登録無効

    訂 正 査定不服 判 定 除斥・忌避、

    参加許否 特許異議の申立て

    X X X X A Y Y A Y A A Y A B Y B Y C Z Z A

    審 決 却 下 決 定 却 下 訂 正 を 認 め る 審 判 請 求 を 却 下す る ( 申 立 て の請 求 項 は 全 て 訂正 に よ り 削 除 ) 無 効 と し な い 訂 正 を 認 め る 無 効 と し な い ※ 1 訂 正 を 認 め る( 全 部 認 容 ) 無 効 と し な い ※ 2 訂 正 を 認 め る( 一 部 認 容 ) 無 効 と し な い ※ 2 訂 正 を 認 め な い 無 効 と し な い 無 効 と す る ( 申立 て 全 部 成 立 ) 訂 正 を 認 め る 無 効 と す る ( 申立 て 全 部 成 立 ) ※ 1

    審 決 却 下 決 定 却 下 訂 正 を 認め る( 全 部認 容 ) 訂 正 を 認め る( 一 部認 容 ) ※ 3 訂 正 を 認め な い

    審 決 却 下 決 定 却 下 特 許 登 録し な い 補 正 却 下を 取 り 消す 原 査 定 の理 由 に より 拒 絶 すべ き も ので あ る

    決 定 却 下( 準 用§ 1 3 5) 決 定 却 下( 準 用§ 1 3 3 の 2) 属 す る( 申 立 て成 立 ) 属 す る( 申 立 て不 成 立 ) 属 さ な い( 申 立て 成 立 )

    決 定 却 下 認 め る 、 許 可 す る 認 め な い 、許 可 し な い

    決 定 却 下( 準 用 § 1 3 5) 決 定 却 下 ( 準 用 § 1 3 3の 2) 訂 正 を 認 め る 申 立 て を 却 下 す る( 申立 て の 請 求 項 は 全 て訂 正 に よ り 削 除 ) 特 許 を 維 持 す る 訂 正 を 認 め る 特 許 を 維 持 す る 訂 正 を 全 て 認 め る 特 許 を 維 持 す る 訂 正 を 一 部 認 め る 特 許 を 維 持 す る 訂 正 を 認 め な い 特 許 を 維 持 す る 特 許 を 取 り 消 す ( 申 立 て 全 部 成 立 ) 訂 正 を 認 め る 特 許 を 取 り 消 す ( 申 立 て 全 部 成 立 )

  • 02―02.1

    -8-

    Z A A Z A B Z B Z C Z D Z D A Z D B Z E

    訂 正 を 認 め る( 全 部 認 容 ) 無 効 と す る ( 申立 て 全 部 成 立 ) ※ 2 訂 正 を 認 め る( 一 部 認 容 ) 無 効 と す る ( 申立 て 全 部 成 立 ) ※ 2 訂 正 を 認 め な い 無 効 と す る ( 申立 て 全 部 成 立 ) 無 効 と す る ( 申立 て 一 部 成 立 ) 訂 正 を 認 め る 無 効 と す る ( 申立 て 一 部 成 立 ) ※ 1 訂 正 を 認 め る( 全 部 認 容 ) 無 効 と す る ( 申立 て 一 部 成 立 ) ※ 2 訂 正 を 認 め る( 一 部 認 容 ) 無 効 と す る ( 申立 て 一 部 成 立 ) ※ 2 訂 正 を 認 め な い 無 効 と す る ( 申立 て 一 部 成 立 )

    補 正 却 下を 取 り 消さ な い 原 査 定 の理 由 に より 拒 絶 すべ き も ので あ る

    属 さ な い( 申 立て 不 成 立 )

    訂 正 を 全 て 認 め る 特 許 を 取 り 消 す ( 申 立 て 全 部 成 立 ) 訂 正 を 一 部 認 め る 特 許 を 取 り 消 す ( 申 立 て 全 部 成 立 ) 訂 正 を 認 め な い 特 許 を 取 り 消 す ( 申 立 て 全 部 成 立 ) 特 許 を 取 り 消 す ( 申 立 て 一 部 成 立 ) 訂 正 を 認 め る 特 許 を 取 り 消 す( 申 立て 一 部 成 立 ) 訂 正 を 全 て 認 め る 特 許 を 取 り 消 す ( 申 立 て 一 部 成 立 ) 訂 正 を 一 部 認 め る 特 許 を 取 り 消 す ( 申 立 て 一 部 成 立 ) 訂 正 を 認 め な い 特 許 を 取 り 消 す( 申 立て 一 部 成 立 )

    ※1 訂正を一部認容する場合には、YA、ZA 又は ZD とする。(ただし、平成 24 年 3 月 31 日以前に請求された無効審判に限る。)

    ※2 平成 24 年 4 月 1 日以降に請求された無効審判に用いる。 ※3 平成 24 年 4 月 1 日以降に請求された訂正審判に用いる。

    (改訂 H27.10)

  • 02―02.2

    -1-

    02-02.2 U

    実用新案における審決の分類表

    1. 事件の種類別(実用新案・審級の種類・審判などの種類)分類表

    (H6.1.1~) U . - ( )〇

    第1桁 第2桁 第3~5桁

    実用新案

    審判(判定を含む)

    再 審

    そ の 他

    111

    114

    121

    124

    15

    16

    41

    42

    43

    49

    51

    52

    91

    92

    93

    94

    95

    (無 効)

    全部無効

    全部無効(平成16年からの請求)

    一部無効

    一部無効(平成16年からの請求)

    判定

    (除斥・忌避 )

    除斥

    忌避

    査定不服

    (中間決定)

    参加許否の決定

    証拠保全の決定

    受継許否の決定

  • 02―02.2

    -2-

    2. 判示事項別分類表

    (1) 登録無効(H6.1.1~) U . -( )〇 分類 判 示 事 項

    111

    112

    113

    12

    121

    13

    14

    15

    151

    152

    16

    161

    162

    163

    21

    22

    23

    24

    25

    26

    31

    32

    33

    51

    52

    審理一般(別表)

    実3条 登録要件

    (新 規)

    1項1号 公 知

    2号 公然実施

    3号 刊行物記載

    2項 進歩性

    柱書 物品

    柱書 産業上利用性

    柱書 発明者・出願人

    実11条 共同出願

    実37条1項5号 非考案者、無継承の登録実用新案

    実3条の2

    考案同一

    考案者同一

    出願人同一

    実4条 登録を受けられない考案

    〃 公序、良俗、衛生

    実7条 先願

    その他

    実2条の5、3項 外国人の権利の享有

    実37条1項3号 条約違反の登録実用新案

    実37条1項6号 登録後の条約違反

  • 02―02.2

    -3-

    分類 判 示 事 項

    531

    532

    533

    534

    535

    536

    537

    538

    55

    61

    62

    63

    64

    641

    642

    643

    644

    645

    81

    811

    812

    (明細書記載不備)

    実5条4項 詳細な説明の記載不備(平成7年6月 30 日まで)

    5項1、2号 請求の範囲の記載形式不備(平成7年6月 30 日まで)

    及び6項

    5項3号及び6項 請求の範囲の記載形式不備(平成7年6月 30 日まで)

    4項 詳細な説明の記載不備(平成7年7月1日から)

    6項1、2及び3号

    6項4号 請求の範囲の記載形式不備

    実2条の2、2項 新規事項追加の補正

  • 02―02.2

    -4-

    (2) 判 定(H6.1.1~) 分類 判 示 事 項

    審理一般(別表)

    同 一

    利 用

    そ の 他

    (3) 別表(審理一般の細分類)(H6.1.1~) 分類 判 示 事 項

    01

    02

    03

    04

    05

    06

    07

    08

    081

    082

    09

    091

    092

    審理一般

    請求書の表示、請求

    利害関係、当事者適格、請求の利益

    出願日、優先日、請求日

    対象物

    審理方式、審理手続

    証拠

    一事不再理

    要旨認定

    権利のもの

    権利でないもの

    その他

    参加

    異議

    審理一般の分類定義又は例示(→02―03 のⅣ)

  • 02―02.2

    -5-

    3. 「結論」(審判の種類別)分類表

    (実用新案)(H6.1.1~)

    分類

    審 判 な ど の 種 類 別「結 論」

    無 効 判 定 除斥・忌避、

    参加許否

    XX

    XA

    YA

    YB

    ZA

    ZB

    ZC

    ZD

    審決却下

    決定却下

    訂正あり

    審判請求を却下する(争い

    の請求項はすべて訂正によ

    り削除)

    無効としない

    訂正あり

    無効としない

    無効とする(申立全部成立)

    訂正あり

    無効とする(申立全部成立)

    無効とする(申立一部成立)

    訂正あり

    無効とする(申立一部成立)

    判定却下(§135)

    決定却下(§133)

    属する(申立成立)

    属する(申立不成立)

    属さない(申立成立)

    属さない(申立不成立)

    決定却下

    認める、許可する

    認めない、許可しない

    (改訂 H22.11)

  • 02―02.3

    -1-

    02―02.3 D

    意匠における審決の分類表

    1. 事件の種類別(意匠・審級の種類・審判の種類)分類表

    (意 匠) D -( )〇

    第1桁 第2桁 第3~5桁

    意匠

    審 判

    再 審

    そ の 他

    11

    113

    51

    52

    91

    92

    93

    94

    95

    (無 効)

    (無 効)(注a)

    判定

    (除斥・忌避 )

    除斥

    忌避

    補正却下決定不服

    査定不服

    (中間決定)

    参加許否の決定

    補正却下の決定

    証拠保全の決定

    受継許否の決定

    (注a)平成16年1月1日以降に請求された無効審判について使用する。

  • 02―02.3

    -2-

    2. 判示事項別分類表 (1) 無効、査定不服 (意 匠) D . -( )〇

    分類 判 示 事 項

    11

    111

    112

    113

    12

    121

    13

    14

    15

    16

    21

    22

    23

    24

    25

    26

    31

    32

    33

    51

    52

    53

    61

    62

    63

    審理一般(別表)

    意3条 登録要件

    新規

    1項1号 公知(類似も含む)

    1項2号 刊行物記載(類似も含む)

    創作

    2項 容易に創作

    1項柱書 物品

    工業上利用

    創作者、出願人

    意15条(→特38条) 共同出願

    意17条4号 非創作者無承継出願

    意48条1項3号 非創作者無承継登録意匠

    意3条の2 登録要件(部分)

    意5条 登録を受けられない意匠

    1号 公序、良俗

    2号 物品混同

    3号 機能形状

    意10条 関連意匠(類似意匠を含む)

    意9条 先願

    その他

    意68条3項 外国人の権利の享有

    (→特25条)

    意17条2号 条約違反の出願

    意48条1項2号 条約違反の登録意匠

    意48条1項4号 登録後の条約違反

    意7条 一意匠一出願

    意8条 組物意匠

  • 02―02.3

    -3-

    (2) 判定 (意 匠)

    分類 判 示 事 項

    審理一般(別表)

    同 一 ・ 類 似

    そ の 他

    (3) 補正却下不服、補正却下の決定 (意 匠)

    分類 判 示 事 項

    0 審理一般(別表)

    図面(意匠の説明を含む)

    物品(物品の説明を含む)

    (4) 別表(審理一般の細分類) (意 匠)

    分類 判 示 事 項

    01

    02

    03

    04

    05

    06

    07

    08