ネオクールサーキュレーター...ネオクールサーキュレーター...

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ネオクールサーキュレーター CFA300/610/CFW610 型 第1版 この度は、ヤマト科学のネオクールサーキュレーター CFA/ CFWシリーズをお買い上げいただきまして、誠 にありがとうございます。 本器を正しく使っていただくために、お使いの前にこの 「取扱説明書」と「保証書」をよくお読みください。お読みに なった後は「保証書」とともにいつでも使用できるように、 大切に保管してください。 警告 :取扱説明書本文に出てくる重要警告事項の部分 は製品を使用する前に注意深く読み、よく理解 してください。

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Page 1: ネオクールサーキュレーター...ネオクールサーキュレーター CFA300/610/CFW610型 第1版 この度は、ヤマト科学のネオクールサーキュレーター

ネオクールサーキュレーター

CFA300/610/CFW610 型

第 1 版

● この度は、ヤマト科学のネオクールサーキュレーター

CFA/ CFWシリーズをお買い上げいただきまして、誠

にありがとうございます。

● 本器を正しく使っていただくために、お使いの前にこの

「取扱説明書」と「保証書」をよくお読みください。お読みに

なった後は「保証書」とともにいつでも使用できるように、

大切に保管してください。

警告:取扱説明書本文に出てくる重要警告事項の部分は製品を使用する前に注意深く読み、よく理解

してください。

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目次

1.安全上の注意........................................................................ 1 絵表示の説明 ........................................................................ 1 シンボルマーク一覧 .................................................................. 2 警告・注意 .......................................................................... 3 2.ご使用前に.......................................................................... 4 据え付けにあたっての注意事項......................................................... 4 据え付け方法・注意事項 .............................................................. 9 3.各部の名称と働き................................................................... 12 本 体 ............................................................................. 12 操作パネル ......................................................................... 13 キャラクタの説明 ................................................................... 15 4.運転のしかた....................................................................... 16 運転モードと機能一覧 ............................................................... 16 運転モード・機能設定キーとキャラクタ................................................ 18 運転順序(過昇防止器の設定)........................................................ 19 運転順序(定値運転) ............................................................... 20 運転順序(クイックオートストップ運転).............................................. 22 運転順序(オートストップ運転)...................................................... 24 運転順序(オートスタート運転)...................................................... 26 便利な機能(キャリブレーションオフセット機能)...................................... 28 便利な機能(設定値ロック機能)...................................................... 29 便利な機能(温度出力端子).......................................................... 30 便利な機能(RS485 通信機能) ........................................................ 32 冷却曲線・冷却能力曲線(参考データ)................................................ 44 ナイブライン凍結温度・粘度(参考データ)............................................ 46 5.取扱い上の注意..................................................................... 47 6.お手入れのしかた................................................................... 49 日常の点検/お手入れ ................................................................ 49 7.長期間使用しないとき、廃棄するとき ................................................. 51 長期間使用しないとき、あるいは廃棄するとき.......................................... 51 廃棄するときのお願い ............................................................... 51 8.困ったときは....................................................................... 52 安全装置とエラーコード ............................................................. 52 故障かな?と思ったら ............................................................... 53 9.アフターサービスと保証............................................................. 54 修理を依頼されるとき ............................................................... 54 10.仕様 ............................................................................. 55 11.配線図 ........................................................................... 56 12.配管系統図........................................................................ 59 13.交換部品表........................................................................ 60 14.危険物一覧........................................................................ 62 15.据付標準マニュアル................................................................ 63

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1.安全上の注意

絵表示の説明

絵表示について

この取扱説明書および商品には、安全にお使いいただくためのいろ いろな絵表示をしています。その内容を理解することなく誤った取 り扱いをすることによって生じる内容を、次のように区分しており ます。内容をよく理解してから本文をお読みください。

警 告 人が死亡または重傷(注 1)を負う恐れがある内容を示しています。

注 意 人が軽傷(注 2)を負う恐れおよび物的損害(注 3)を受ける恐れがある内容を示しています。

(注 1)重傷とは、けが、感電、骨折、中毒などの後遺症が残るものおよび 治療に入院や長期通院を要するものをいう。

(注 2)軽傷とは治療に入院や長期通院を要さないけがや感電などをいう。

(注 3)物的損害とは設備・機器や建物等の財産にかかわる損害をいう。

絵表示の意味

この絵表示は、「警告」(「注意」を含む)を促す事項を示しています。 この絵表示の近くに、具体的な警告内容を表記しています。

この絵表示は禁止事項を示しています。 この絵表示の近くに、具体的な禁止内容を表記しています。

この絵表示は、必ず実行してほしい事柄を示しています。 この絵表示の近くに、具体的な指示内容を表記しています。

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1.安全上の注意

シンボルマーク一覧

警 告

警告一般 高電圧注意 高温注意 駆動部注意 爆発注意

注 意

注意一般 感電注意 やけど注意 空焚き注意 水漏れ注意

水専用 劇毒物注意

禁 止

禁止一般 火気禁止 分解禁止 接触禁止

強 制

強制一般 アース線接続 水平設置 電源プラグを抜く 定期点検

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1.安全上の注意

警告・注意

警告

引火性、爆発性のあるガス雰囲気中での使用禁止

引火性、爆発性のある雰囲気中では絶対に使用しないでください。

本器は防爆構造ではありませんので、爆発・火災の原因となります。

P.62「14.危険物一覧」を参照してください。

アース線を必ず接続してください。

必ずアース線を正しく接続してください。漏電による感電、火災の原因となります。

異常時の使用禁止

万一、煙が出ている、変な臭いがする等の場合はただちに本体の漏電ブレーカを切り、元電源か

ら電源コード(プラグ)を抜いてください。火災、感電の原因となります。

電源コードを束ねて使用しないでください。

電源コードを束ねて使用すると、過熱し、火災の原因となります。

電源コードを傷めないでください。

電源コードを無理に曲げたり、引っ張ったり、ねじったりして傷めないでください。火災、感電

の原因となります。

爆発性、可燃性物質は使用しないでください。

爆発性、可燃性物質およびそれらを含んだ物質は絶対に使用しないでください。爆発、火災の原

因となります。

P.62「14.危険物一覧」を参照してください。

高温部分に触らないでください。

運転中および運転直後、高温になっている部分があります。やけどに注意してください。

本器は分解、改造しないでください。

本器は絶対に分解、改造しないでください。故障、火災、感電等の事故の原因となります。

注意

雷が鳴り始めたら

雷が鳴り始めたら、すぐに電源を切ってください。故障、火災、感電の原因となります。

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2.ご使用前に

据え付けにあたっての注意事項

警告

1.アース線を必ず接続してください。

・ 漏電による感電事故をさけるために必ずアース線(電源コードの緑の芯線)を接地線また

は接地端子部に接続してください。

・ アース線はガス管や水道管には絶対に接続しないで下さい。火災の原因となります。

・ アース線は電話線のアースや避雷針には絶対に接続しないで下さい。火災や感電の原因と

なります。

・ 分岐コンセントは発熱などの原因となり危険ですので、使用しないでください。

接地型コンセントのご使用をお勧めします

接地型コンセント

電源プラグ

アース端子がない場合

・この場合は第 3種接地工事が必要となります

のでお買い上げの販売店または当社営業所

にご相談ください。

2極タイプコンセントをご使用の場合

アース線

2極タイプコンセント

・標準外付属品の接地アダプタを電源プラグに差

込み、コンセント側の極性を確認の上、接続し

てください。また、接地アダプタのアース線(緑

色)は、電源設備側のアース端子に接続してく

ださい。

・ CFA610/CFW610 型は、3相 200V 仕様です。配電盤やコンセントに確実に接続してください。

丸端子2-5

黒(T)(定格端子へ)

白(S)(定格端子へ)

赤(R)(定格端子へ)

緑(アース)

※R,S,T 相の接続が間違っていますと、本器内蔵の逆相防止リレーが動作し、冷凍機が始動し

ません。この場合 3線の内、2線を入れ換えることにより、スイッチ ON後、約 3分で冷凍機

が始動します。

ガス管、水道管、電話線などアース端子以外のものには、接続しないでください。

事故・故障の原因となります。

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2.ご使用前に

据え付けにあたっての注意事項

警告

2.設置場所にご注意ください。

特に次のような場所への設置は、しないでください。

・凸凹した床面、汚れた床面

・可燃性ガス、腐食危険性ガスの発生しているところ

・周囲温度が 35℃以上になるところ

・温度差のはげしいところ

・湿気の多いところ

・直射日光の当たるところ

・振動の多いところ

各製品の周囲は下図の範囲以上でスペースを空けてください。

40㎝以上(背面)

20㎝以上

20㎝以上20㎝以上 本 体

3.引火性、爆発性のあるガス雰囲気中での使用禁止。

引火性、爆発性のあるガスの雰囲気中では、絶対に使用しないでください。本器は防爆構造で

はありませんので、漏電ブレーカの「入」、「切」のとき及び動作中にアークの発生を伴い、火災・

爆発の原因となります。

引火性・爆発性のあるガスについては、P.62「14.危険物一覧」を参照してください。

爆発性ガス

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2.ご使用前に

据え付けにあたっての注意事項

注意

4.改造はしないでください。

故障の原因になりますのでお客様による改造は絶対にしないでください。

改 造

5.水平な場所に設置してください。

本器はできるだけ水平な場所に設置してください。キャスターが均一に床面に接していません

と振動、騒音の発生原因になります。また、思わぬトラブルや故障を引き起こしかねません。

6.電源は専用の配電盤やコンセントに。

電気容量に適合した配電盤やコンセントをご使用ください。

電気容量: CFA300 単相 AC100V 15A

CFA610 三相 AC200V 17A

CFW610 三相 AC200V 17A

* 漏電ブレーカを「入」にしても装置が起動しない場合は、主電源の電圧が低かったり、ほかの

機器と同一電源ラインでご使用になっていないか調査し、ほかの機器とは別ラインから受電す

る等の措置を取ってください。

分岐コンセントによるタコ足配線やコードリールを用いた延長配線を使用すると電圧低下による

冷凍能力低下や温調性能低下の原因となりますのでご注意ください。

ガス管、水道管、電話線などアース端子以外のものには、接続しないでください。

事故・故障の原因となります。

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2.ご使用前に

据え付けにあたっての注意事項

注意

7.電源コードの取扱いについて

電源コードは束ねて使用しないでください。束ねて使用すると過熱し、火災の原因となりま

す。

電源コードを加工したり、無理に曲げたり、ねじったり、引っ張ったりしないでください。

火災・感電の原因となります。

電源コードを机や椅子の下に敷いたり、ものにはさんだりして傷をつけないでください。

火災・感電の原因となります。

電源コードをストーブなどの熱器具に近づけないでください。コードの被覆が焦げて、火災・

感電の原因となります。

電源コードが傷んだら(芯線の露出、断線など)すぐに本体の漏電ブレーカを切り、元電源を

切って販売店に電源コードの交換を依頼してください。そのままにしておきますと火災、感

電の原因となります。

電源コードを適正なコンセントに接続してください。

8.循環液は使用条件により選択してください。

ご使用になる温度に応じて、循環液を選定してください。

設定温度 +10℃以上 : 水

設定温度 +10℃以下 : 不凍液(ナイブライン 60%・エチレングリコール 50%)

設定温度が+10℃以下の場合に水を使用すると、冷却コイルが氷結して故障の原因となりま

すのでご注意ください。

9.水の代わりにナイブライン水溶液を使用するときは。

ナイブラインは濃度や種類によって凝固点が変わってきます。使用する温度より少なくとも

10℃以上低い凝固点のものを使用してください。凝固点がそれ以上高いものですと冷却器部

分に凍りつき、熱交換が低下する恐れがありますのでご注意ください。

10.水・不凍液(ナイブライン・エチレングリコール)以外は使用しないでください。

・槽内に入れる水は、蒸留水や水道水を使用してください。水質の悪い水は、ヒータ・ポン

プに湯垢、缶石が蓄積し、性能が低下するほか故障の原因になります。(井戸水等)

・比重や粘度の大きい循環液を使用した場合、循環ポンプが過負荷となり、本器の性能が出

なくなります。(フロリナート、ガルデン等)

・腐食性のあるもの、または加熱時に腐食性物質を生成するものを使用した場合は故障の原

因となります。(フロリナート等)

・蒸気を吸い込むと害になるものは事故の原因になりますので使用しないでください。

(メチルアルコール等)

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2.ご使用前に

据え付けにあたっての注意事項

注意

11.据付は。

不意の地震や衝撃等により、本器が倒れたり、動いたりしてけがをする恐れがあります

人通りの多い場所を避けるなどの安全防止策を講じることをお勧めします。

本器は空冷式冷凍機(CFA300/610)を使用していますので、装置からの排熱があります。

排熱により周囲温度が高くならないように喚気が十分な場所、または空調された場所でご使

用下さい。

周囲温度が高くなると運転効率が低下し冷却能力が低下します。さらに冷凍機などが高温・

高圧運転になり故障の原因にもなります。

12.水冷式の接続。(CFW610 型のみ)

・冷凍機冷却水の圧力は 9 ㎏/㎝ 2以下で使用してください。装置内部品が故障する原因とな

ります。

・冷却機冷却水には、上水道水または不純物のない水を使用してください。

冷却機冷却水に、サビの原因となる不純物水、水垢のたまりやすい水、汚水の混入した地

下水の使用は避けてください。故障の原因となる恐れがあります。

・冷凍機冷却水については、以下の条件を満足してください。

冷却水温度 必要な水量 必要水圧

30℃以下 10/min 以上 2.0 ㎏/㎝ 2以上

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2.ご使用前に

据え付け方法・注意事項

(1)

キャスターのストッパーロックを解除してくだ

さい。

キャスターのストッパーボタンを右図のように

低い位置にしてください。

ロックが解除されます。

(本体前面のキャスター2 個のみがストッパー

つきです。)

ボタン位置(高)

ロック状態(据付)

ボタン位置(低)

プッシュでロック解除(移動可)

キャスター

(2) 据え付け場所へ移動させてください。

*段差がある場合に移動させますとキャスターに過度の衝撃が加わり、破損する恐れがありま

す。

このような場合は、持ち上げて移動してください。

(3) 据え付け場所が決まったらキャスターのストッパーボタンをロック状態にしてください。

ロックされます。

(4) 排水コックの確認。

本器左側面の排水コックが右図のように「閉」

の位置(排水コックと垂直)になっていること

を確認してください。

運転時の位置

排水時の位置開

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2.ご使用前に

据え付け方法・注意事項

(5) ホースを接続してください。(循環用ホースは付属されていません。別途ご用意ください。)

・本体の接続口を外部密閉系の循環経路に接続し、液漏れのないように接続します。ホースを

本体の戻り口(IN)と吐出口(OUT)に接続してください。ホースニップル径はφ13.5 ㎜で

す。下図を参照してください。

本体

外部装置(密閉系)

戻り口(IN)

吐出口(OUT)

断熱ホース

断熱ホース

(6) 循環経路についての注意

・循環方向をよく確かめて接続してください。本器、循環経路の事故、故障の原因となります。

・循環経路は、必要最小限の長さで使用してください。配管抵抗が大きくなりますと循環量が

少なくなり、冷却効率の低下となります。

・経路は必ず循環経路となるように接続してください。水道やガス管などに接続しないでくだ

さい。事故、故障の原因となります。

・循環経路の循環量、耐圧にご注意ください。事故、故障の原因となります。

・循環経路に動力があるもの、もしくは動力付装置をつながないでください。事故、故障の原

因となります。

・循環経路を電磁弁、絞り弁などで閉鎖しないでください。本器、循環経路の事故、故障、漏

水の原因となります。

・絞りすぎにもご注意ください。循環料は 1.5/min 以上の流量を確保してください。

・流量を変化させる際は、ゆっくりと行ってください。急激な流量の変化は循環ポンプの寿命

を縮める恐れがあります。

・本器より高い位置にある循環先に接続する場合、循環液の逆流にご注意ください。逆流によ

り本器水槽より溢れ出すことがあります。循環経路にバルブ等を別途取り付け、逆流などを

防止してください。

(7) 電源の接続。

漏電ブレーカが「切」になっていることを確認してから、電源プラグをコンセントに差し込ん

でください。

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2.ご使用前に

据え付け方法・注意事項

(8)

槽内に循環液を入れます。

・水槽の蓋を取り、循環液を入れてください。

(設定温度条件により水溶液の濃度を変えてください。)

・漏電ブレーカを入れ、スタート/ストップキーを押して、液を循環させて下さい。この時、

循環ポンプに異音がなく液が循環していることを確認して下さい。

エアーが抜ければ循環液は循環します。

それでも循環液が循環しない場合は、スタート/ストップキーを押してから、漏電ブレーカ

をただちに切り、P.53「故障かな?と思ったら」を参照して確認を行ってください。

循環液が循環しない状態で運転すると、循環ポンプの故障の原因になり

ます。

・循環液の循環が安定したら、水槽の 80%の位置まで循環液を冷却コイルが隠れるまで補給

してください

・循環液の補給が終わったら、漏電ブレーカを「切」にしてください。

本器に循環液がかからないように注意してください。

循環液がかかると電気部品にかかり漏電や感電の原因となります。

操作パネルにかかった場合は、よく拭き取ってください。

(9) 冷凍機冷却水ホースの接続(CFW610 型のみ)

・水道栓との接続は、確実に行ってください。

水漏れ防止のため、水道栓と元口金の取り付けは確実に行っ

てください。

1)元口金の 4ヶ所のネジを緩めてください。

2)元口金を水道栓に強く押し付けながら均一にネジを締め

付け、しっかり固定してください。

3)取り付け後は、必ず水漏れがないか確認してください。

ガス管などに接続しないでください。

事故・故障の原因となります。

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3.各部の名称と働き

本 体

正面図

背面図

CFA610/CFW610CFA300

電源コード

オーバフロー

排水コック

漏電ブレーカ

ストッパー付キャスター

(本体前面のキャスターのみ)

操作パネル

戻り口(IN)

温度出力端子

RS485 通信機能吐出口(OUT)

定格注意シール

冷却水給水口(CFW610 型)

凝縮器フィルタ

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3.各部の名称と働き

操作パネル

測 定 温 度

ヒータ

アラーム

オートストップ

オートスタート

確定

定値運転 タイマ サブメニュー

スタート

ストップ

設定温度

過昇防止

設定温度

冷凍機圧力異常 水位異常 冷凍機 ポンプ

定値運転

番号 名称 操作/動作

① スタート/ストップキー 運転の起動/停止に使用します。

② ▼▲キー 設定値を選択するキーです。

③ サブメニューキー 過昇防止器の温度設定、キャリブレーションオフセットの温度

設定、キーロック機能の設定を行なうキーです。

④ 確定キー 選択した設定値を確定入力するキーです。

⑤ 定値運転キー 定値運転の選択キーです。

⑥ タイマキー タイマ運転の選択キーです。

クイックオートストップ運転、オートストップ運転、オートス

タート運転が選べます。

⑦ ヒータランプ ヒータ通電されている時、点灯します。

⑧ アラームランプ エラー発生時にブザーが鳴り、点灯します。

⑨ オートストップランプ クイックオートストップタイマ設定中に点滅、運転中に点灯し

ます。

オートストップタイマ設定中に点滅、運転中に点灯します。

⑩ オートスタートランプ オートスタートタイマ設定中に点滅、運転中に点灯します。

⑪ 定値運転ランプ 定値運転設定中に点滅、運転中に点灯します。

⑫ 測定温度表示器 槽内測定温度・設定キャラクタ・アラーム情報を表示します。

⑬ 設定温度表示器 設定温度、タイマ設定値、タイマ残時間を表示します。

⑭ 過昇防止設定温度表示器 過昇防止器の設定温度を表示します。

⑮ 運転モニタ P.14参照ください。

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14

3.各部の名称と働き

運転モニタ

冷凍機圧力異常 水位異常 冷凍機 ポンプ

番号 名称 操作/動作

① 冷凍機圧力異常ランプ 冷凍機が過負荷状態の時、点灯します。

② 水位異常ランプ 循環液の水位が低下、及び冷凍機冷却水の圧力が低下した時、

点灯します。

③ 冷凍機ランプ 冷凍機が運転している時、点灯します。

④ ポンプランプ ポンプが運転している時、点灯します。

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3.各部の名称と働き

キャラクタの説明

コントローラに使用されているキャラクタについて説明します。

キャラクタ 識別子 名 称 用 途

FiX 定値運転設定 定値運転設定に使用します

Sv 温度設定 温度設定に使用します

AStP オートストップ設定 オートストップ運転設定に使用します

AStr オートスタート設定 オートスタート運転設定に使用します

tim 時間設定 時間設定に使用します

End タイムアップ

タイマ運転が終了した時表示します

P.22,25を参照してください

cAL

キャリブレーション

オフセット設定

キャリブレーションオフセット温度入

力に使用します

P.28「キャリブレーションオフセット

機能を使う」を参照してください

oH 過昇防止温度設定

過昇防止器の温度設定に使用します

P.19「運転順序(過昇防止器の設定)」

を参照してください

Lock 設定値のキーロック

設定の変更ができないようにキーロッ

クします

P.29「ロック機能を使う」を参照して

ください

※運転モードと機能のキャラクタについては、P.18「運転モード・機能設定キーとキャラクタ」を参

照してください。

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16

4.運転のしかた

運転モードと機能一覧

本器の運転モードは、次の通りです。

№ 名 称 説 明 頁

1 定値運転

定値運転キーを押すと定値運転設定モードに入ります。

もう一度、定値運転キーを押すと温度設定モードに入ります。

▼▲キーで温度設定を行ないます。

スタート/ストップキーを押すと運転を開始し、

スタート/ストップキーを押すと運転を停止します。

P.20

2 クイックオート

ストップ運転

「定値運転途中で、あと数時間後に自動停止したい」時などに

使用します。

定値運転を実行中にタイマキーを押すと運転ストップまでの

時間設定ができます。

▼▲キーで時間設定を行ないます。

スタート/ストップキーを押すとクイックオートストップ運

転を開始し、運転途中からタイマを働かせ、設定時間後に運転

を自動停止させます。

P.22

3 オートストップ運転

「定値運転設定時に、あらかじめ自動停止したい」時に使用し

ます。

タイマキーを押して「AStP」を表示させます。

確定キーを押すと設定温度「Sv」が設定できます。

もう一度、確定キーを押すと運転時間「tim」が設定できます。

スタート/ストップキーを押すとオートストップ運転を開始

します。

P.24

4 オートスタート運転

電源投入後、「何時間後かに自動で運転を始めたい」時に使用

します。

タイマキーを押して「AStr」を表示させます。

確定キーを押すと設定温度「Sv」が設定できます。

もう一度、確定キーを押すと運転時間「tim」が設定できます。

スタート/ストップキーを押すとオートスタート運転を開始

します。

P.26

※装置が運転中は、運転モードの変更は行なえません。モードを変更する場合は、一旦運転を停

止してから行なってください。

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4.運転のしかた

運転モードと機能一覧

本器の機能は、次の通りです。

№ 名 称 説 明 頁

1 過昇防止機能

自動過昇防止機能:

装置の設定温度に連動し、槽内温度が上昇した場合、プラ

ス 6℃で自動的に作動(自動復帰)するように設定されて

います。

過昇防止器:

コントローラと電源、表示部、キー入力部を共有していま

すが、独立の温度測定回路、CPU、センサ。出力回路で構

成され、操作パネルから希望の温度に設定する事ができま

す。

万が一、過昇防止器が作動した場合、装置は停止し、再び

漏電ブレーカを入れ直すまでは復帰しません。(手動復

帰)

サブメニューキーによって設定できます。

P.19

2 キャリブレーション

オフセット機能

キャリブレーションオフセット機能とは、目的とする槽内温

度とコントローラの制御温度(センサ温度)に差が生じた場

合、この差を補正する機能です。

装置の全温度帯域にプラス側あるいは、マイナス側のどちら

かの補正を行なうことができます。

サブメニューキーによって設定できます。

P.28

3 設定値ロック機能 設定された運転状態をロックする機能です。

サブメニューキーによって設定、解除できます。 P.29

4 温度出力端子 コントローラの測定温度を 4~20mA にて伝送出力します。 P.30

5 RS485 通信機能

本器 VS3 コントローラとパソコン等との通信を行う機能で

す。外部通信を使用する際は、別売の RS485-RS232C 変換ア

ダプタが必要になります。

またサンプルプログラムは弊社ホームページに掲載してお

ります。

http://www.yamato-net.co.jp/support/program/index.htm

P.32

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18

4.運転のしかた

運転モード・機能設定キーとキャラクタ

運転モード設定と機能設定は、下図のキー操作とキャラクタを使用します。

定値運転状態

定値運転

スタート/ストップ

温度設定

タイマ運転

設定値ロック機能過昇防止器設定

クイック・オートストップ オートスタート

タイマスタート

過昇防止温度設定 ロック設定

マイナス

運転スタート

タイマスタート

オートストップ

時間設定

AStP

自動で運転停止

1 秒間

ブレーカON

タイマ

スタート/ストップ

1 秒間

温度設定

▲時間設定

スタート/ストップ

1 秒間

AStr

温度設定

タイマスタート

自動で運転スタート

時間設定

スタート/ストップ

1 秒間

oH

LocK

プラス off on

定値運転

Fix

定値運転

Sv

tim

確定

Sv

確定

tim

確定

Sv

確定

tim

確定

確定

キャリブレーションオフセット機能

補正値設定

cAL

確定 確定

マイナス プラス

確定 確定

タイマ サブメニュー

機能設定

End

運転停止

スタート/ストップ

1 秒間

End

スタート/ストップ

1 秒間運転停止

スタート/ストップ

1 秒間

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19

4.運転のしかた

運転順序(過昇防止器の設定)

温度過昇防止器のための安全装置には、コントローラの自動過昇防止機能(自動復帰)の他に、コン

トローラと電源、表示部、キー入力部を共有していますが、独立の温度測定回路、CPU、センサ、出力

回路で構成された過昇防止器(手動復帰)があり、二重の安全対策を講じています。

設定温度範囲と機能 本器は温度過昇防止器能を二重に持っています。1 つはコントローラ内蔵の機能で、工場出荷時に温

度調節器の設定温度プラス 6℃で自動的に作動するよう設定されています(ヒータは+6℃で ON/OFF

を繰り返します)。

もう 1つはコントローラと一体型になっており、コントローラのキー操作によって設定します。

この設定により二重の過昇防止機能が付加されます。

コントローラと一体型の過昇防止器の温度設定範囲は、「0℃~本器の最高設定温度+50℃」となって

います。

万が一コントローラの設定温度を超えて槽内温度が上昇し続け、過昇防止器の設定温度に槽内温度が

達すると、回路が遮断されコントローラ画面に Er19 が点滅し、ブザーが鳴り続けます。

この過昇防止器が働いた場合、漏電ブレーカを入れ直すまで保持されつづけ、Er19 は解除されません。

温度設定のしかた

測 定 温 度

ヒータ

アラーム

オートストップ

確定スタート

ストップ

設定温度

過昇防止設定温度

オートスタート

定値運転

定値運転 タイマ サブメニュー

冷凍機圧力異常 水位異常 冷凍機 ポンプ

測 定 温 度

ヒータ

アラーム

オートストップ

確定スタート

ストップ

設定温度

過昇防止設定温度

オートスタート

定値運転

定値運転 タイマ サブメニュー

冷凍機圧力異常 水位異常 冷凍機 ポンプ

1.漏電ブレーカを入れる(ブレーカを「入」にする)

漏電ブレーカを入れると約 4秒間初期値が表示された後、初

期設定画面となり、各々の表示画面には現在の槽内温度、運

転モードキャラクタ、過昇防止設定温度が表示されます。

2.過昇防止温度を設定する

①サブメニューキーを押し、▼▲キーで過昇防止を表すキ

ャラクタ oH を選択、確定キーを押してくださ

い。

設定温度画面に現在の設定温度が点滅表示されます。

注意:通常は誤動作防止のため、コントローラの設定温度

より 10℃以上高い温度に設定してください。

②▼▲キーで希望の温度に設定したら、確定キーを押して

設定完了です。

注意 ① 設定温度は、「本器の使用可能最高温度+10℃」、または「設定温度+10℃」を目安とし、誤作

動するようでしたら、5℃程度の加算設定を行なってください。

② 過昇防止器の温度設定範囲は、0℃~装置の最高設定温度+50℃となっています。過昇防止作

動温度を正しく設定しませんと機器が作動しなかったり、槽内温度の上昇途中で過昇防止器が

働いたり、また火災などの思わぬ事故につながる恐れがありますので正しく設定してください。

工場出荷時には、90℃に設定されています。

③ 過昇防止器は、試料保護を目的とするものではなく、機器の異常過熱防止を目的としています。

爆発性物質、可燃性物質の使用における事故を保護するものではありません。

① ① ①

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20

4.運転のしかた

運転順序(定値運転)

図のようにスタート/ストップキーを押すことによりスタートし、次にスタート/ストップキーを押す

まで設定温度で運転し続けるモードです。

温度(℃)

時間(t)

SV:温度設定値

SV

スタート/ストップ キーON スタート/ストップ キーOFF

定値運転のしかた

ヒータ

アラーム

オートストップ

オートスタート

定値運転

測 定 温 度

設定温度

設定温度過昇防止

1.漏電ブレーカを入れる(ブレーカを ON にする)

漏電ブレーカを入れると約 4秒間初期値が表示された後、初

期設定画面となり、各々の表示器には現在の槽内温度、運転

モードキャラクタ、過昇防止設定温度が表示されます。

測定温度画面:現在の槽内温度を表示

設定温度画面:運転モードキャラクタを表示

過昇防止設定温度画面:過昇防止器の設定温度を表示

測 定 温 度

ヒータ

アラーム

オートストップ

確定スタート

ストップ

設定温度

過昇防止設定温度

オートスタート

定値運転

定値運転 タイマ サブメニュー

冷凍機圧力異常 水位異常 冷凍機 ポンプ

2.運転モードを選択する

定値運転キーを押して設定温度画面に定値運転を表す

FiX を表示させてください。

測 定 温 度

ヒータ

アラーム

オートストップ

確定スタート

ストップ

設定温度

過昇防止設定温度

オートスタート

定値運転

定値運転 タイマ サブメニュー

冷凍機圧力異常 水位異常 冷凍機 ポンプ

3.温度を設定する

①もう一度、定値運転キーを押してください。

測定温度画面に温度設定を表すキャラクタ Sv を

表示、設定温度画面に現在の設定温度が点滅表示し、定値

運転ランプが点滅表示します。

②▼▲キーを使って希望の温度に設定してください。

温度は小数点第 1位まで設定する事ができます。

① ②

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4.運転のしかた

運転順序(定値運転)

測 定 温 度

ヒータ

アラーム

オートストップ

確定スタート

ストップ

設定温度

過昇防止設定温度

オートスタート

定値運転

定値運転 タイマ サブメニュー

冷凍機圧力異常 水位異常 冷凍機 ポンプ

4.運転をスタートする

スタート/ストップキーを約 1秒間押してください。

運転をスタートし、定値運転ランプが点滅から点灯に変わり

ます。

5.運転を停止する

スタート/ストップキーを約 1秒間押してください。

運転を停止し、定値運転ランプが消灯し、初期設定画面に切

り替わります。

設定ミスの修正や設定値の確認

をしたいときは

設定ミスや設定したあと設定値を再確認したい時はもう一度、

定値運転キーを押し、設定しなおしてください。

運転中に設定温度を変えたいときは、そのまま定値運転キー

を押せば設定モードに入って温度変更ができます。変更後、

確定キーを押して変更完了です。

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4.運転のしかた

運転順序(クイックオートストップ運転)

「定値運転途中で、あと数時間後に自動停止したい」時などに使用します。クイックオートストップ

運転は運転中にオートストップタイマ設定を行なう機能です。

クイックオートストップ運転

のしかた

測 定 温 度

ヒータ

アラーム

オートストップ

確定スタート

ストップ

設定温度

過昇防止設定温度

オートスタート

定値運転

定値運転 タイマ サブメニュー

冷凍機圧力異常 水位異常 冷凍機 ポンプ

1.定値運転中に停止までの時間を設定する

①定値運転ランプが点灯し、運転中であることを確認してく

ださい。

タイマキーを押してください。

設定温度表示画面にタイマを表すキャラクタtim

が表示され、設定温度表示に現在の設定時間が点滅表示さ

れます。

②▼▲キーを使って希望の時間を設定してください。

タイマ機能について タイマ設定時間は最大 999 時間 50 分です。

時間の設定は 99 時間 59 分までは分単位で設定できます。

100 時間以上では 10 分単位の設定となります。

▼▲キーは押し続けると連続的に設定時間を変更でき、目的の

時間に早く設定することができます。微調整を行なう場合は 1

桁ずつ▼▲キーを押してください。

測 定 温 度

ヒータ

アラーム

オートストップ

確定スタート

ストップ

設定温度

過昇防止設定温度

オートスタート

定値運転

定値運転 タイマ サブメニュー

冷凍機圧力異常 水位異常 冷凍機 ポンプ

2.タイマ運転をスタートさせる

希望の時間を設定したら、そのままスタート/ストップキ

ーを約 1秒間押してください。

定値運転ランプとオートストップランプが点灯した状態で

タイマ運転をスタートします。

タイマ動作はスタート/ストップキーを押した時点から開

始します。

測 定 温 度

ヒータ

アラーム

オートストップ

確定スタート

ストップ

設定温度

過昇防止設定温度

オートスタート

定値運転

定値運転 タイマ サブメニュー

冷凍機圧力異常 水位異常 冷凍機 ポンプ

3.タイマ運転の停止・終了

設定時間を経過すると自動的に運転を停止します。

停止はブザーが約 5秒間鳴って知らせます。この時、定値運

転ランプとオートストップランプが点灯した状態で設定温

度表示器に運転終了を表すキャラクタEnd が表示さ

れています。スタート/ストップキーを約 1 秒間押してタ

イマ運転モードを終了してください。画面は初期設定画面に

変わります。

① ②

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4.運転のしかた

運転順序(クイックオートストップ運転)

設定温度、設定時間の修正や設

定値の確認をしたいときは

運転中に設定温度を変えたいときは、そのまま定値運転キー

を押せば設定モードに入って温度変更ができます。変更後、

確定キーを押して変更完了です。運転中に設定時間を変えた

いときはそのままタイマキーを押せば設定モードに入って時

間変更ができます。ただしこの場合、新たに追加する時間にす

でに経過した時間をプラスした値を時間設定する必要があり

ます。変更後、スタート/ストップキーを押して変更完了で

す。

▼キーを押せば設定温度、運転モード、残時間が設定温度表示

器に表示されます。

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4.運転のしかた

運転順序(オートストップ運転)

図のようにタイマ設定により、定値運転当初から設定時間後に自動停止するモードです。

温度(℃)

時間(t)

SV:温度設定値PV:温度表示値

SV

スタート/ストップ キーON スタート/ストップ キーOFFタイマ起動

タイマスタート タイムアップ

PV

オートストップ運転のしかた

測 定 温 度

ヒータ

アラーム

オートストップ

確定スタート

ストップ

設定温度

過昇防止設定温度

オートスタート

定値運転

定値運転 タイマ サブメニュー

冷凍機圧力異常 水位異常 冷凍機 ポンプ

1.停止時間を設定する

①初期画面状態からタイマキーを押して、設定温度表示画

面にオートストップ運転を表すキャラクタ AStP

を点滅表示させます。

②確定キーを押してください。

測定温度表示画面に温度設定を表すキャラクタ

Sv を表示、設定温度画面に現在の設定温度、オ

ートストップランプが点滅表示します。

③▼▲キーを使って希望の温度に設定してください。

温度は小数点第 1位まで設定する事ができます。

④確定キーを押してください。

測定温度画面にタイマを表すキャラクタtim が表

示され、設定温度画面に設定時間が点滅表示します。

⑤▼▲キーを使って希望の時間に設定してください。

タイマ機能について タイマ設定時間は最大 999 時間 50 分です。

時間の設定は 99 時間 59 分までは分単位で設定できます。

100 時間以上では 10 分単位の設定となります。

▼▲キーは押し続けると連続的に設定時間を変更でき、目的の

時間に早く設定することができます。微調整を行なう場合は 1

桁ずつ▼▲キーを押してください。

②,④ ③,⑤

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4.運転のしかた

運転順序(オートストップ運転)

測 定 温 度

ヒータ

アラーム

オートストップ

確定スタート

ストップ

設定温度

過昇防止設定温度

オートスタート

定値運転

定値運転 タイマ サブメニュー

冷凍機圧力異常 水位異常 冷凍機 ポンプ

2.タイマ運転をスタートさせる

希望の時間を設定したら、そのままスタート/ストップキ

ーを約 1秒間押してください。

オートストップランプが点灯した状態でタイマ運転をスタ

ートします。

タイマ動作は槽内温度(測定温度)が設定温度に達した時点

から開始します。

測 定 温 度

ヒータ

アラーム

オートストップ

確定スタート

ストップ

設定温度

過昇防止設定温度

オートスタート

定値運転

定値運転 タイマ サブメニュー

冷凍機圧力異常 水位異常 冷凍機 ポンプ

3.タイマ運転の停止・終了

設定時間を経過すると自動的に運転を停止します。

停止はブザーが約 5秒間鳴って知らせます。この時、定値運

転ランプとオートストップランプが点灯した状態で設定温

度表示器に運転終了を表すキャラクタ End が表示

されています。スタート/ストップキーを約 1 秒間押して

タイマ運転モードを終了してください。画面は初期設定画面

に変わります。

設定温度、設定時間の修正や設

定値の確認をしたいときは

運転中に設定温度・設定時間を変えたいときは、運転状態のま

まタイマキーを押して、オートストップ運転の温度および時

間設定操作を▼▲キーで行い、各々確定キーを押せば変更で

きます。

ただし、設定時間を変更する場合は、新たに追加する時間にす

でに経過した時間をプラスした値を時間設定する必要があり

ます。

運転中▼キーを押せば設定温度、運転モード、残時間が設定温

度表示器に表示されます。

残時間の表示 は、ドットが点滅の時はカウントダウン

を表し、ドットが点灯中の時はウエイト中(設定温度へ温度上

昇または下降中)を表し、タイマのカウントは停止しています。

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4.運転のしかた

運転順序(オートスタート運転)

図のようにタイマ設定により、定値運転当初から設定時間後に自動で運転を開始するモードです。

ただし、自動停止しませんので手動で停止する必要があります。

温度(℃)

時間(t)

SV:温度設定値PV:温度表示値

SV

スタート/ストップ キーON スタート/ストップ キーOFF

タイマ起動 タイムアップ

PV

タイマスタート

オートスタート運転のしかた

測 定 温 度

ヒータ

アラーム

オートストップ

確定スタート

ストップ

設定温度

過昇防止設定温度

オートスタート

定値運転

定値運転 タイマ サブメニュー

冷凍機圧力異常 水位異常 冷凍機 ポンプ

1.運転開始時間を設定する

①初期画面状態からタイマキーを押して、設定温度画面に

オートスタート運転を表すキャラクタ AStr を点

滅表示させます。

②確定キーを押してください。

測定温度画面に温度設定を表すキャラクタ Sv を

表示、設定温度画面に現在の設定温度が点滅表示し、オー

トスタートランプが点滅表示します。

③▼▲キーを押して希望の温度に設定してください。

温度は小数点第 1位まで設定する事ができます。

④確定キーを押してください。

測定温度画面にタイマを表すキャラクタtim が表

示され、設定温度画面に設定時間が点滅表示します。

⑤▼▲キーを使って希望の時間に設定してください。

タイマ機能について タイマ設定時間は最大 999 時間 50 分です。

時間の設定は 99 時間 59 分までは分単位で設定できます。

100 時間以上では 10 分単位の設定となります。

▼▲キーは押し続けると連続的に設定時間を変更でき、目的の

時間に早く設定することができます。微調整を行なう場合は 1

桁ずつ▼▲キーを押してください。

②,④ ③,⑤

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4.運転のしかた

運転順序(オートスタート運転)

測 定 温 度

ヒータ

アラーム

オートストップ

確定スタート

ストップ

設定温度

過昇防止設定温度

オートスタート

定値運転

定値運転 タイマ サブメニュー

冷凍機圧力異常 水位異常 冷凍機 ポンプ

2.タイマ運転をスタートさせる

希望の時間を設定したら、そのままスタート/ストップキ

ーを約 1秒間押してください。

オートスタートランプが点灯した状態でタイマ運転をスタ

ートします。

測 定 温 度

ヒータ

アラーム

オートストップ

確定スタート

ストップ

設定温度

過昇防止設定温度

オートスタート

定値運転

定値運転 タイマ サブメニュー

冷凍機圧力異常 水位異常 冷凍機 ポンプ

3.タイマ運転の停止・終了

設定時間を経過すると自動的に運転を停止します。

停止・終了はスタート/ストップキーを約 1 秒間押してタ

イマ運転モードを終了してください。画面はタイマ設定画面

に変わります。

設定温度、設定時間の

修正や設定値の確認を

したいときは

運転中に設定温度・設定時間を変えたいときは、運転状態のまま

タイマキーを押して、オートスタート運転の温度および時間設定操作を

▼▲キーで行い、各々確定キーを押せば変更できます。

ただし、設定時間を変更する場合は、新たに追加する時間にすでに経過

した時間をプラスした値を時間設定する必要があります。

運転中▼キーを押せば設定温度、運転モード、残時間が設定温度表示器

に表示されます。

なお、オートスタート時間を過ぎ、運転を始めた後は変更はできません。

この場合は、一旦スタート/ストップキーで運転を停止した後、はじめ

から設定しなおしてください。

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4.運転のしかた

便利な機能(キャリブレーションオフセット機能)

キャリブレーションオフセット

機能を使う

キャリブレーションオフセット機能とは、目的とする槽内温度

とコントローラの制御温度(センサ温度)に差が生じた場合、

この差を補正する機能です。装置の全温度帯域にプラス側ある

いは、マイナス側のどちらかに平行補正できる機能です。

サブメニューキーよって設定/解除できます。

工場出荷時は、「0」に設定されています。

測 定 温 度

ヒータ

アラーム

オートストップ

確定スタート

ストップ

設定温度

過昇防止設定温度

オートスタート

定値運転

定値運転 タイマ サブメニュー

冷凍機圧力異常 水位異常 冷凍機 ポンプ

①目的の設定温度で運転を開始し、温度が安定したのち、温

度記録計などで槽内温度を確認します。

②設定温度と槽内温度の差を確認します。

③サブメニューキーを押し、▼▲キーでキャリブレーショ

ンオフセット機能を表すキャラクタ cAL を選択、

確定キーを押してください。

④設定温度と槽内温度との差を▼▲キーで入力し、

確定キーを押して設定完了です。

※オフセット補正温度は+側、-側どちらでも設定できま

す。

-側に設定すると測定温度表示が補正温度分だけ下が

り槽内温度はその分上昇します。

+側に設定すると測定温度表示が補正温度分だけ上が

り槽内温度はその分下降します。

※本器は、キャリブレーションオフセット機能のほか低温

度域と高温度域のオフセット調整機能である、2点補正

機能を有しており、工場出荷時に調整温度が入力されて

います。

※温度調節器のバリデーション作業を行なう場合は最寄

りの営業所またはカスタマーサポートセンターへお問

い合わせください。

現在温度

マイナス側 補正後の 制御温度

プラス側 補正後の 制御温度

③ ③,④ ③,④

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4.運転のしかた

便利な機能(設定値ロック機能)

ロック機能を使う 設定された運転状態をロックする機能です。

測 定 温 度

ヒータ

アラーム

オートストップ

確定スタート

ストップ

設定温度

過昇防止設定温度

オートスタート

定値運転

定値運転 タイマ サブメニュー

冷凍機圧力異常 水位異常 冷凍機 ポンプ

①サブメニューキーを押し、▼▲キーで設定値ロックを表

すキャラクタ Lock を選択、確定キーを押してく

ださい。

測 定 温 度

ヒータ

アラーム

オートストップ

確定スタート

ストップ

設定温度

過昇防止設定温度

オートスタート

定値運転

定値運転 タイマ サブメニュー

冷凍機圧力異常 水位異常 冷凍機 ポンプ

②設定温度画面に「off」が表示されます。▲キーで「on」

にすれば設定値はロックされます。

測 定 温 度

ヒータ

アラーム

オートストップ

確定スタート

ストップ

設定温度

過昇防止設定温度

オートスタート

定値運転

定値運転 タイマ サブメニュー

冷凍機圧力異常 水位異常 冷凍機 ポンプ

③ロックを解除する場合、再度サブメニューキーを押し、

▼▲キーで設定値ロックを表すキャラクタ Lock

を選択、確定キーを押してください。

▼キーで「off」を選択、確定キーを押して解除されます。

※ ロ ッ ク 機 能 が 「 on 」 に な っ て い る と き は 、

スタート/ストップキー・サブメニューキー以外はロッ

クされます。

① ① ①

③ ③ ③

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30

4.運転のしかた

便利な機能(温度出力端子)

ご使用前に

本製品の操作は本取扱説明書に記載されている方法で行ってください。本取扱説明書に

記載してある操作方法以外の操作をされた場合は不具合が発生する恐れがあります。本

取扱説明書に記載してある操作方法以外の操作をされた場合は製品の保証を致しかねま

すのでご注意ください。

注 意

1. 接続は必ずブレーカを OFF にした状態で行ってください。

2. 温度出力端子には、必ず入力インピーダンス 600Ω以下の記録計等を接続してくださ

い。

3. 接続は端子台付属のネジで確実に接続してください。

接続要領

使用する端子に確実に接続してください。 温度出力を使用する場合は、ノイズ防止のため接続するケーブルにシールド線を用いて

ください。

ANALOG

+ - +A -A

RS-485

接続端子

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31

4.運転のしかた

便利な機能(温度出力端子)

仕様

温度出力

(ANALOG)

• 測定温度に応じた電流(DC)を出力

• 出力温度範囲:-15~85℃

• 出力電流:DC4~20mA

• 負荷インピーダンス :600Ω以下

• 精 度 :±1℃

• 接 続 :M4 ネジ込端子台

温度出力

-15

10

35

60

85

4 8 12 16 20

出力電流(mA)

温度

(℃)

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4.運転のしかた

便利な機能(RS485 通信機能)

1.通信に関する設定

1.1 通信設定

VS3 コントローラ(以後は本器と呼びます)との通信を行う前に PC側の通信パラメータ設定を行

って下さい。

項 目 通 信 設 定

1 データ長 8 ビット

2 ストップビット長 2 ビット

3 パリティ 無し

4 BCC チェック 有り

5 通信速度 4800BPS

6 応答遅延時間 0msec

1.2 通信接続

■ パソコン

・ RS232C インタフェースの 1チャンネル(COM1/COM2 ポート)を使用します。

■ RS232C/RS485 変換器

・ 変換器はシステムサムコ製 KS-485 を推奨いたします。

・ 当社標準外付属品「外部通信アダプタ(RS485-232C)ODK18」をご購入いただくと以下の

接続が可能となります。(PC 本体は除きます)

■ 接続用通信ケーブル

パソコン VS3コントローラ

CN3-3,4

RS232C/485変換器

KS-485

通信ケーブル2 通信ケーブル1

ACアダプタ

COM1/COM2

VS3コントローラ組込装置

注1) 標準外付属品の「外部通信用アダプタ(RS485-232C)ODK18」は以下の構成です。

① 通信ケーブル1:PC 側コネクタ(IBM9 ピン機器接続用)RS-232C ケーブル 1m、KS-485 側コ

ネクタ(Dsub25 ピンオス)(株)システムサコム製 CBL16

② 通信ケーブル 2:KS-485 側コネクタ(Dsub9 ピンオス)UL2464TASB 2 芯 AWG20 ケーブル 3m、

装置側 Y端子付き(終端抵抗 100Ω付き)

③ RS-232C⇔KS-485 変換ユニット:システムサコム製 KS-485、AC アダプタ付き

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4.運転のしかた

便利な機能(RS485 通信機能)

2.データ伝送方式

項 目 仕 様

通信規格 EIA 規格 RS-485 準拠

同期方式 調歩同期方式

通信方式 半二重通信

伝送コード ASCII コード

通信速度 1200/2400/4800/9600BPS

通信距離 最大 500m(但し周辺環境の影響により異なります)

ネットワーク マルチドロップ方式(最大 1対 31 局)

信号線 送受信 2本

ストップビット長 1/2 ビット

データ長 7/8 ビット

パリティ 無し/奇数/偶数

BCC チェック 有り/無し

応答遅延時間 0~250msec

通信アドレス 1~99 局(但し最大 1対 31 局)

通信モード切替 RO/RW

注) の部分は本器の初期設定です。

3.伝送制御キャラクタ

記 号 名 称 コード 内 容

STX Start of text 02H テキストの開始を示す

ETX End of text 03H テキストの終わりを示す

R Read 52H 要求内容を読み出すコマンド

W Write 57H 要求内容を書き込むコマンド

ACK Acknowledge Character 06H 受信正常時の返答を送信する

NAK Negative Acknowledge 15H 受信エラー時の返答を送信する

注) R :リード (設定・測定値を読み込みするコマンド)

W :ライト (設定値を書き込みするコマンド)

R コマンドは全モードで常時通信可能です。

W コマンドは通常モードでのみ通信可能で、運転状態(運転中)により通信設定可

能なパラメータが異なります。「7.識別子/コマンド一覧」を参照して下さい。

4.伝送制御手順

4.1 通信手順

本器は上位コンピュータからの「要求メッセージ」に対して「応答メッセージ」を返します。

従って本器から送信を開始する事はありません。

本器は、電源投入後の約4秒間は通信を行いません(無応答)。電源投入後に通信を開始する

までに遅延を設けて下さい。

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34

4.運転のしかた

便利な機能(RS485 通信機能)

4.2 メッセージの種類

■ メッセージの種類は上位コンピュータからの送信要求メッセージと本器からの送信応答メッ

セージです。

■ STX、アドレス、要求内容、識別子、ETX まで 全てのコード(BCC を除く)は ASCII コードで

表します。

4.3 要求メッセージの構成(上位コンピュータから本器への送信)

4.3.1 読み出し要求メッセージの構成

S

T

X

R

E

T

X

B

C

C

① ② ③ ④ ⑥ ⑦ ス ア 要 識 エ B タ ド 求 別 ン C | レ 内 子 ド C ト ス 容 コ デ コ | | | 読 ド タ ド / 書

4.3.2 書き込み要求メッセージの構成

S

T

X

W

E

T

X

B

C

C

① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ス ア 要 識 数 エ B タ ド 求 別 値 ン C | レ 内 子 デ ド C ト ス 容 | コ デ コ タ | | | 読 ド タ ド / 書

4.3.3 保存要求メッセージの構成

S

T

X

W

S

T

R

E

T

X

B

C

C

① ② ③ ④ ⑥ ⑦ ス ア 要 識 エ B タ ド 求 別 ン C | レ 内 子 ド C ト ス 容 コ デ コ | | | 読 ド タ ド /

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35

4.運転のしかた

便利な機能(RS485 通信機能)

4.4 応答メッセージの構成

4.4.1 読み出し要求メッセージに対する応答メッセージ

S

T

X

A

C

K

E

T

X

B

C

C

① ② ⑧ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ス ア 肯 識 数 エ B タ ド 定 別 値 ン C | レ コ 子 デ ド C ト ス | | コ デ コ ド タ | | | ド タ ド

4.4.2 書き込み要求/保存要求メッセージに対する応答メッセージ

S

T

X

A

C

K

E

T

X

B

C

C

① ② ⑧ ⑥ ⑦ ス ア 肯 エ B タ ド 定 ン C | レ コ ド C ト ス | コ デ コ ド | | | ド タ ド

4.4.3 エラーがあった場合の応答メッセージ

S

T

X

N

A

K

E

T

X

B

C

C

① ② ⑨ ⑩ ⑥ ⑦ ス ア 否 エ エ B タ ド 定 ラ ン C | レ コ | ド C ト ス | 種 コ デ コ ド 類 | | | ド タ ド

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36

4.運転のしかた

便利な機能(RS485 通信機能)

4.5 コードの説明

■ 以下の①STX、②アドレス ~ ⑩エラー種類までのコードは ASCII コードで表します。 ■ ASCII コードは「8.ASCII コード一覧」を参照して下さい。

■ ASCII コードへの変換は「5.通信例」を参照して下さい。

① STX

受信側がメッセージの先頭を検出する為に必要なコードです。送信する文字列の先頭に付け

ます。

② アドレス

上位コンピュータが通信を行う相手(本器)のアドレスです。本器からの応答メッセージ内

のアドレスは応答メッセージの発信元を示します。

③ 要求内容

R または W の記号を入れて下さい。

R:本器からデータを読み出す場合

W:本器にデータを書き込む場合または本器にデータを保存する場合

④ 識別子

読み出すデータ または 書き込むデータの分類記号(識別子)で、3 桁の英数 ASCII コード

で示します。「7.識別子/コマンド一覧」を参照して下さい。

⑤ 数値データ

読み出す または 書き込むデータで、その種類に関わらず 全て 5桁で表します。

マイナスデータ:「-」の記号を最大桁に一桁とします。

小数点の位置 :5 桁のデータには小数点は含まれません。

例)5桁の数値データ 00101 の意味は下表の通りです。

例 数値の意味

温度センサが熱電対の場合 → 101℃ 設定温度(SV1)

温度センサが白金の場合 → 10.1℃

設定時間(TIM) → 1 時間 1分

⑥ ETX

受信側がメッセージの終了を検出する為に必要なコードです。送信する文字列の最後に付け

ます。(BCC は除く)

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4.運転のしかた

便利な機能(RS485 通信機能)

⑦ BCC

誤り検出の為のチェックコードで STX から ETX までの全てのキャラクタの排他的論理和

(EX-OR)を取ります。本器の通信の設定で BCC チェックを無しに設定するとこのコード(BCC)

は応答メッセージに組み込まれません。

⑧ ACK

肯定コードで本器が受信したメッセージにエラーが無かった時に本器からの「応答メッセー

ジ」の中に組み込まれて返送されます。

⑨ NAK

否定コードで 本器が受信した「要求メッセージ」にエラーがあった時に 本器からの「応答

メッセージ」の中に組み込まれて返送されます。

⑩ ERR 種類

本器が受信した「要求メッセージ」にエラーがあったとき、そのエラー内容を本器からの「応

答メッセージ」の中の「⑨NAK」に続いて組み込まれます。

このエラーは通信に関するエラーであり、表示の詳細は省略します。

上位コンピュータが BCC を送信した後、一定の応答待ち時間内に本器から STX が送信されて来な

かった場合を受信タイムアウトとする。

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38

4.運転のしかた

便利な機能(RS485 通信機能)

5.通信例

5.1 読み出す通信例

例)要求メッセージ:アドレス 02 に設定された本器に対して、PV の読み出しを要求する。

これに対し本器から応答メッセージ:PV のデータ(00123)を返送する。

読み出し要求メッセージ(上位コンピュータから送信)

S

T

X

0 2 R

P

V 1

E

T

X

B

C

C

① ② ③ ④ ⑥ ⑦

応答メッセージ (本器から返信)

① ② ⑧ ④ ⑤ ⑥ ⑦

コード 記号・データ ASCII コード 注 2)

① スタートコード STX 02H

② アドレス 02 30H 32H

③ 要求内容(Read) R 52H

④ 識別子 注 1) PV1 50H 56H 31H

⑤ 数値データ 00123 30H 30H 31H 32H 33H

⑥ エンドコード ETX 03H

61H ⑦ BCC データ 要求

応答 02H

⑧ 肯定コード ACK 06H

注 1):「7.識別子/コマンド一覧」を参照して下さい。

注 2): ASCII コードは「8.ASCII コード一覧」を参照して下さい。

S

T

X

0

2

A

C

K

P

V 1

0

0

1

2 3

E

T

X

B

C

C

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39

4.運転のしかた

便利な機能(RS485 通信機能)

5.2 書き込み通信例

例)要求メッセージ:アドレス 03 に設定された本器に対して「SV の設定を 135」に設定する

(135 を書き込む)事を要求する。

これに対し本器から応答メッセージ:要求メッセージが受信された事を返送する。

☆正しく 書き込まれた事は 別にデータを読み出して確認して下さい。

書き込み要求メッセージ(上位コンピュータから送信)

① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦

応答メッセージ (本器から返信)

S

T

X

0 3

A

C

K

E

T

X

B

C

C

① ② ⑧ ⑥ ⑦

コード 記号・データ ASCII コード 注 2)

① スタートコード STX 02H

② アドレス 03 30H 33H

③ 要求内容(Write) W 57H

④ 識別子 注 1) SV1 53H 56H 31H

⑤ 数値データ 00135 30H 30H 31H 33H 35H

⑥ エンドコード ETX 03H

56H ⑦ BCC データ 要求

応答 04H

⑧ 肯定コード ACK 06H

注 1):「7.識別子/コマンド一覧」を参照して下さい。

注 2): ASCII コードは「8.ASCII コード一覧」を参照して下さい。

S

T

X

0

3

W

S

V 1

0

0

1

3 5

E

T

X

B

C

C

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40

4.運転のしかた

便利な機能(RS485 通信機能)

6.結線

マルチドロップ方式結線の一例です。

パソコン VS3 コントローラ

CN3-3,4

RS232C/485 変換器

KS-485

通信ケーブル 2

通信ケーブル 3

AC アダプタ

ID:01

VS3 コントローラ

CN3-3,4

VS3 コントローラ

CN3-3,4

ID:02

ID:31

100Ω

終端抵抗

通信ケーブル 1

組込装置

最大 31 台まで接続できます

注 1)通信ケーブル 1:PC側コネクタ(IBM9 ピン機器接続用)RS-232C ケーブル 1m、KS-485 側コネ

クタ(Dsub25 ピンオス)(株)システムサコム製 CBL16。

注 2)通信ケーブル 2、3:別途特注対応となります。

注 3)終端抵抗:別途特注対応となります。お客様が準備される場合は 100Ω1/4W 以上の固定抵抗

器を最終のケーブル機器端子台に接続して下さい。

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4.運転のしかた

便利な機能(RS485 通信機能)

7.識別子/コマンド一覧

<識別子 及び 設定値について>

*1 :_はスペースを意味します。

*2 :他のパラメータにより設定範囲が異なります。(下表を御参照下さい)

*3 :各運転中に W コマンドが有効なパラメータです。(通常モードで運転起動中に有効)

定値運転モード

名称 識別子 コマンド 設定値

温度設定 SV1 R/W SLL~SLH :設定値リミッタ下限~設定値リミッタ上限℃ *2 *3

ストア命令

名称 識別子 コマンド 設定値

設定値記憶 STR W 無し (温度・時間の設定値を記憶する為に必要な命令です)

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4.運転のしかた

便利な機能(RS485 通信機能)

その他パラメータ

名称 識別子 コマンド 設定値

キーロック LOC R/W 00000 :キーロック解除

00001 :キーロック

運転起動/停止 RUN R/W 00000 :停止 *3

00001 :起動

運転種類選択 RST R/W 00000 :定値運転 *3

動作ステップ残時間モニター _TI R 00000 :タイムアップ *1

00001~99950 :000時間01分~999時間50分

出力モニター OM1 R 00000 :1桁目=ヒーター出力

2桁目=冷凍機出力

3桁目=メイン出力

4桁目=タイムアップ出力 又は 警報出力

5桁目=過昇防止2出力

※ 出力状態 0=出力OFF

1=出力ON

エラーモニター 1 ER1 R 00000 :1桁目=メモリ異常

2桁目=センサ異常

3桁目=AT異常

4桁目=ヒーター断線異常

5桁目=SSR ショート異常

※ エラー状態 0=異常無し

1=異常有り

エラーモニター 2 ER2 R 00000 :1桁目=空焚き異常

2桁目=過昇防止1異常

3桁目=過昇防止2異常

4桁目=内部通信/温度入力回路異常

5桁目=未使用

※ エラー状態 0=異常無し

1=異常有り

測定温度モニター PV1 R (例)00100=100℃ (温度センサが熱電対入力の場合)

01000=100.0℃ (温度センサが白金入力の場合)

HHHHH=測定温度オーバースケール(入力共通)

LLLLL=測定温度アンダースケール(入力共通)

※ 白金入力の測定温度分解能は、熱電対入力の10倍です。

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4.運転のしかた

便利な機能(RS485 通信機能)

8.ASCII コード一覧

ASCII コード 02H 03H 06H 15H

使用記号 STX ETX ACK NAK

ASCII コード 30H 31H 32H 33H 34H 35H 36H 37H 38H 39H

使用数字 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9

ASCII コード 2DH 20H

使用数字 -

マイナス

SP

スペース

ASCII コード 41H 42H 43H 44H 45H 46H 47H 48H 49H 4AH

使用文字 A B C D E F G H I J

ASCII コード 4BH 4CH 4DH 4EH 4FH 50H 51H 52H 53H 54H

使用文字 K L M N O P Q R S T

ASCII コード 55H 56H 57H 58H 59H 5AH 20H

使用文字 U V W X Y Z SP

スペース

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4.運転のしかた

冷却曲線・冷却能力曲線(参考データ)

以下のグラフに各型式の冷却曲線・冷却能力曲線を示します。

ただし、サンプルの量、周囲温度等によって変わりますので参考値としてください。

CFA300加熱冷却曲線

-20

-10

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

0 10 20 30 40 50 60 70 80

経過時間(分)

温度(℃)

室温 :20℃使用ブライン :水道水(上昇)

エチレングリコール50%(下降)液量 :13L (自槽満水)電源 :AC100V  50Hz

CFA610加熱冷却曲線

-20

-10

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

0 5 10 15 20 25 30 35 40

経過時間(分)

温度(℃)

室温 :20℃使用ブライン :水道水(上昇)

エチレングリコール50%(下降)液量 :14L (自槽満水)電源 :AC200V  50Hz

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4.運転のしかた

冷却曲線・冷却能力曲線(参考データ)

CFW610加熱冷却曲線

-20

-10

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

0 5 10 15 20 25 30 35 40

経過時間(分)

温度(℃)

室温 :20℃使用ブライン :水道水(上昇)

エチレングリコール50%(下降)液量 :14L (自槽満水)電源 :AC200V  50Hz

CFA/CFW冷却能力曲線

0

100

200

300

400

500

600

700

800

900

1000

1100

1200

1300

1400

1500

1600

1700

1800

1900

2000

-40 -30 -20 -10 0 10 20 30 40 50 60

温度(℃)

冷却能力(W)

CFW610

CFA610

CFA300

室温   :20℃使用ブライン :エチレングリコール50%液量   :CFA300 13L(自槽満水)

CFA610 14L(自槽満水) CFW610 14L(自槽満水)

電源 : AC200V 50Hz(610タイプ) AC100V 50Hz(300タイプ)

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4.運転のしかた

ナイブライン凍結温度・粘度(参考データ)

「ナイブライン」とは、良質なエチレングリコール及びプロピレングリコールを主成分とし、各種防

腐剤を添加した安全性と設備の防錆に配慮した伝熱媒体で、丸善ケミカルが開発した商品名です。

0

-10

-20

-30

-40

-50

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100

0

-10

-20

-30

-40

-50

ナイブライン濃度(wt%)

凍結温度(℃)

ナイブラインNFP

ナイブラインZ1,Z1-K

ナイブラインZ1,Z1-KおよびナイブラインNFPの凍結温度

1000800

600

400

200

10080

60

40

20

108

6

4

2

10.8

0.6

0.4

-40 -20 0 20 40 60 80 100

粘 

度(mP

a

・sec

温 度(℃)

ナイブラインZ1,Z1-K,RH水溶液の粘度

動粘度=粘度/比重1cSt=1mPa・sec/d

凍結

凍結

凍結

凍結

凍結

凍結

凍結

0%

30%

40%

50%

60%

70%

80%

100%

20%

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5.取扱い上の注意

警告

1.使用不可能な物質について。

本器では爆発性物質、可燃性物質、さらにそれらを含有する物質は絶対に使用しないでくだ

さい。爆発・火災の原因となります。(P.62「14.危険物一覧」をご覧ください)

2.異常時の使用禁止/処置について。

万が一何らかの原因で煙が出てくる、変な臭いがするなどの場合は、すぐに本体の漏電ブレ

ーカを切り、元電源を切って販売店またはヤマト科学営業所に点検を依頼してください。そ

のままにしておきますと火災・感電の原因となります。お客様による修理は危険ですから、

絶対にしないでください。

注意

1.上に乗らないでください。

本器の上に乗らないでください。倒れたり、こわれたりしてけがや故障の原因となります。

2.ものを置かないでください。

本器の上にものを置かないでください。落下して、けがの原因となります。

3.雷が鳴り始めたら。

雷が鳴り始めたら、すぐに本体の漏電ブレーカを切り、元電源を切ってください。そのまま

にしておきますと落雷による火災の原因となります。

4.充分洗浄してください。

本器はあらかじめ洗浄してありますが、初めて使用される場合や、長期間停止された場合は、

充分洗浄してください。

5.循環液について。

循環液は、エチレングリコール 50%(Vol%)またはナイブライン濃度 60%(Vol%)の水

溶液を使用してください。

6.エチレングリコールおよびナイブラインの補給について。

エチレングリコールやナイブラインは使用中、徐々に濃度が低くなってきます。濃度が低い

状態で使用していますと水溶液の凍結や粘度が高くなりポンプ異常の原因となりますので、

時々、補給してください。

また、操作パネルにエチレングリコールやナイブラインがかかった時は、水分をよく拭き取

ってください。漏電や感電の原因となります。

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5.取扱い上の注意

注意

7.夜間および長時間停止する時。

夜間および長時間、装置を停止させたい場合は、漏電ブレーカを「切」にしてください。

8.循環ポンプ保護について。

・循環ポンプの空運転は、絶対にしないでください。循環ポンプが故障する原因となります。

・冷却器に異物を混入すると循環ポンプの損傷を招きます。

・循環経路に電磁弁、絞り弁を取り付けた場合は、循環ポンプ保護のためにバルブを閉じた

り、極端に絞ったりしないでください。

・循環液は 1.5/min 以上の流量を確保してください。

9.停電復帰について。

運転中に停電等で停止状態になって再び給電された場合、本器は停電になる直前の状態に自

動復帰して運転を再開します。

自動復帰での運転再開が不都合な場合は、漏電ブレーカをお切りください。

10.冷凍機圧力異常について。

高温度域で冷凍機を運転すると、冷凍機オーバーロードリレー保護回路が働き、冷凍機圧力

異常ランプが点灯し、冷凍機を停止させることがあります。

液を入れ換える等、熱負荷を軽減させる処置を行ってください。

11.水位異常について。

一度漏電ブレーカを切り、循環液または冷凍機冷却水(CFW610)の水量を確認してください。

確認後、循環液または冷凍機冷却水を補給してください。

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6.お手入れのしかた

日常の点検/お手入れ

製品を安定してご使用いただくため、日常の保守点検をお願いします。

本装置は市水を使用すると缶石付着が多くなるので、保守点検もこれが主となります。

警告

● 点検やお手入れをする場合には、必要な時以外は必ず電源コードを外してください。

● 機器が常温に戻ってから行ってください。

● 機器は絶対に分解しないでください。

注意

● 汚れは、よく絞った柔らかい布で、拭き取ってください。ベンジン、シンナー、クレンザーなど

でふいたり、たわしでこすったりしないでください。変形、変質、変色などの原因になります。

1 ヵ月ごとに

● 漏電ブレーカ機能を点検してください。

電源コードを接続し、通電された状態でテストしま

す。

・まず漏電ブレーカを「切」の状態にします。

・次に「入」の状態にしてから漏電ブレーカのテスト

ボタンをボールペンなどの先で押して漏電ブレー

カが切れれば正常です。 テストボタン

水槽のお手入れ

水槽内の異物はこまめに取り除いてください。放置しておきますと循環ポンプが故障する原因とな

ります。

ホースの交換

製品を安定して使用していただくために、2年に 1度を目安としてホースの交換をしてください。

交換はヤマト科学にご用命ください。

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50

6.お手入れのしかた

日常の点検/お手入れ

フィルタのお手入れ(CFW610 型にはフィルタが付属されていません)

フィルタが目詰まりしますと冷却性能が低下します。また冷凍機の故障の原因にもなります。目詰ま

り状態は周囲環境や、使用時間によって異なりますので使用条件に合わせて、定期的に掃除して下さ

い。

メッシュ板はマグネットで固定されているので、

手前に引っ張ります。

メッシュ板の底部はピンにはめ込んであります

ので、上に持ち上げて取り外してください。

フィルタカバーはマグネットで固定されていま

すので、取り出してフィルタを洗浄するか、もし

くは掃除機等でホコリを除去してください。

フィルタの奥には凝縮器フィンがあります。

けがをする恐れがあるため、絶対に素手で触れな

いでください。

清掃が終了したら逆の手順で取り付けてくださ

い。

◆ご不明な点がありましたら、すぐにお買い上げの販売店またはヤマト科学営業所までご連絡くださ

い。

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51

7.長期間使用しないとき、廃棄するとき

長期間使用しないとき、あるいは廃棄するとき

注意 警告

長期間使用しないとき

●漏電ブレーカを切ってから電源コードを外し

てください。

廃棄するとき

●本器は代替フロンを使用しています。

廃棄は、専門の業者に依頼してください。

廃棄するときのお願い

地球環境の保全にご配慮ください

・ 廃棄するときは環境保全の観点から可能な限り解体され、分別廃棄またはリサイクルされること

をお願いします。本装置の主要構成部品および使用材料は下記の通りです。

主要部品名 主材質

外装部の主要構成部品

外装 ボンデ鋼板、メラミン樹脂焼付塗装

内槽 ステンレススチール SUS304

銘板類 ポリエチレン(PET)樹脂フィルム

支柱 アルミニウム

電気系の主要部品

スイッチ、リレー類 樹脂、銅

基板 ガラス繊維

パイプヒータ SUS316L

電源コード 合成ゴム皮覆、銅、ニッケル

ポンプ 鉄、銅、樹脂、セラミック

冷凍機 鉄、銅

配管系の主要構成部品

ホース類 シリコン

排水ホース シリコン

ホースクランプ 66 ナイロン

配管断熱ホース ポリウレタンスポンジ

配管部品 銅

凝縮器 鉄、銅、アルミニウム

冷凍機封入冷媒

冷媒 HFC-R407C

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52

8.困ったときは

安全装置とエラーコード

本器には、コントローラ内蔵の自己診断機能とコントローラとは独立した安全装置が搭載されていま

す。

表には安全装置動作時の原因と処理方法を示します。

[エラーコード]

使用上もしくは、装置の故障等の異常が起こった場合は、操作パネル部のアラームランプが

点灯するとともに、エラーコードを表示し、警報ブザーを鳴らします。異常発生時には、エ

ラーコードを確認の上、直ちに運転を中止してください。

安全装置 症 状 原因と処理方法

温度入力異常 アラームランプ点灯

表示

温度入力回路異常 温度センサの断線、異常 測定温度が表示範囲外のとき 弊社サービス部門に連絡してください。

SSR 短絡 アラームランプ点灯

表示

SSR の短絡 弊社サービス部門に連絡してください。

ヒータ断線検知 アラームランプ点灯

表示

ヒータの断線 弊社サービス部門に連絡してください。

測定温度下限異常 アラームランプ点灯

表示

温度警報機能の下限警報が発生したとき 弊社サービス部門に連絡してください。

メモリ異常 アラームランプ点灯

表示

記憶設定値の異常 弊社サービス部門に連絡してください。

内部通信異常 アラームランプ点灯

表示

内部通信、温度入力回路の異常 弊社サービス部門に連絡してください。

温度過昇 アラームランプ点灯

表示

過昇防止器の作動 一旦電源をリセット後、槽内温度と過昇防止器設

定温度を確認してください。

復帰しない場合は弊社サービス部門に連絡してく

ださい。

水位異常 アラームランプ点灯

表示

循環液の水位が不足している 冷凍機冷却水の圧力が低下している(CFW610 型)P.48「11.水位異常について。」の内容を確認して

ください。復帰しない場合は弊社サービス部門に

連絡してください。

測定温度異常 アラームランプ点灯

----

----表示

測定温度が表示の範囲外のとき 弊社サービス部門に連絡してください。

冷凍機圧力異常 冷凍機圧力異常ラン

プ点灯

凝縮器フィルタが汚れている 室温が高くなっている 循環液温が 40℃以上である 弊社サービス部門に連絡してください。

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53

8.困ったときには

故障かな?と思ったら

こんな時には

症状 ご確認ください

漏電ブレーカを入れても起

動しない

●電源ケーブルが確実にコンセントに接続されていますか。

●停電していませんか。

アラームランプが点灯する

●エラーコードを確認してください。

P.52「安全装置とエラーコード」にてエラーコードを確認してくだ

さい。

温度が降下しない

●設定値が槽内温度より高くなっていませんか。

●冷凍機冷却水が確実に供給されていますか。(CFW 型)

●本体前面下部の凝縮器フィルタが汚れていませんか。(CFA 型)

●凝縮器フィンが目詰まりしていませんか。(CFA 型)

循環ポンプから異音がする ●循環ポンプにエアーが入り込んでいませんか。

●水槽の液量が低下していませんか。

循環水が循環されない ●水槽の液量が足りていますか。

●ポンプのエアー抜きはされていますか

冷凍機圧力異常ランプが点

灯する

●本体前面下部の凝縮器フィルタが汚れていませんか。(CFA 型)

●室温が高くなっていませんか。

●循環液温が 40℃以上になっていませんか。

停電したら

運転中に停電等で停止状態になって再び給電された場合、本器は停電になる直前の状態に自動復帰

して運転を再開します。

自動復帰での運転再開が不都合な場合は、漏電ブレーカをお切りください。

◆以上のいずれにも該当しない場合は、ただちに本体の電源スイッチを切り、元電源から電源プ

ラグをはずして、お買い上げの販売店またはヤマト科学営業所までご連絡ください。

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9.アフターサービスと保証

修理を依頼されるとき

修理を依頼されるときは

万一、異常が発生しましたら、ただちに運転を中止して漏電ブレーカを切り、電源プラグを抜い

て、お買い上げの販売店またはヤマト科学営業所までご連絡ください。

ご連絡いただきたい内容

●製品の形式名

●製造番号

●お買い上げ年月日

●故障の内容(できるだけ詳細に)

サービスマンがお伺いした際、保証書を必ずご提示ください。

保証書(別に添付してあります)

●保証書はお買い上げの販売店あるいは、ヤマト科学営業所からお渡ししますので、「販売店名、

お買い上げ日」等の記入をお確かめの後、大切に保管して下さい。

●保証期間は、お買い上げいただいた日から 1 ヵ年です。保証書の記載内容により、無料修理い

たします。

●保証期間経過後の修理については、お買い上げの販売店あるいは、当社営業所にご相談くださ

い。修理によって機能が維持できる場合は、お客様のご要望により有料で修理いたします。

補修用部品の最低保有期間

本器の補修用部品の最低保有期間は、製造打ち切り後 7年です。

なお、補修用部品とは、本器の性能を維持するために必要な部品です。

保証書または本器に取付けてある銘板をご覧ください。

P.12「3.各部の名称と働き」を参照してください。

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10.仕様

品名 ネオクールサーキュレータ

型式 CFA300 CFA610 CFW610

循環系統 外部密閉系循環

使用周囲温度範囲 5℃~35℃

使用温度範囲 -10℃~80℃

設定温度範囲 -15℃~85℃

温度調節精度 ±0.1℃

冷却能力 約 550W at10℃ 約 700W at10℃ 約 1400W at10℃

ポンプ最大流量

(50/60Hz) 15/17/min 22/25/min

ポンプ最大楊程

(50/60Hz) 8/11m 10/13.5m

内槽 ステンレス槽 SUS304

温度制御 マイクロコンピュータによる PID 制御

センサ 白金測温抵抗体 Pt100Ω

温度設定・表示方式 デジタル設定・デジタル表示

過昇防止器設定方式 デジタル設定

過昇防止器センサ K 熱電対(Pt100Ωとの Wセンサ)

ステンレスパイプヒータ ヒータ

1kW 2.5kW

冷凍機 空冷式 300W 空冷式 675W 水冷式 675W

冷媒・冷媒量 R407C 350g R407C 360g

冷却コイル 銅ニッケルメッキ

外部循環ノズル口径 吐出口、戻り口共 外径 13.5 ㎜ホースニップル

マグネットポンプ 循環ポンプ

45W 65W

タイマ 1 分~99 時間 59 分-999 時間 50 分、デジタル設定

オートスタート、クイックオートストップ、オートストップ

安全機能

自己診断機能(センサ異常、ヒータ断線、SSR 短絡、自動過昇防止)

過電流漏電ブレーカ、冷凍機オーバーロードリレー保護回路、

冷凍機保護用遅延タイマ機構、冷凍機圧力検知、フロートスイッチ

循環ポンプ保護用バイパス、過昇防止器

その他の機能

運転モニタ、排水コック、温度出力端子、RS485 通信機能

キャリブレーションオフセット、キーロック機能、凝縮器フィルタ

冷凍機圧力インジケータ

水槽寸法

(幅×奥行×高さ㎜) W250×D315×H180 φ300×H236

外形寸法

(幅×奥行×高さ㎜) 380×460×500 380×460×720

水槽容積 13 16

単相 AC100V 三相 AC200V 三相 AC200V 電源(50/60Hz)

15A 17A 17A

重さ 約 52 ㎏ 約 77 ㎏

付属品 排水ホース 0.5m 1 本、オーバーフロー用ホース 0.5m 1 本、

取扱説明書 1 部、保証書 1 部

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11.配線図

CFA300

FM

R

S

C

OVR C

PTC

RF

1

SSR2

1

3

4

T1ELB

X2

X2

2

3

4

5

7

8

6

CT1

AC100V

PLB

WIB

1・

2

3

CN5

1

2

CN4

CN223

1

2

1CN1

4

3

6

5

X1

K

PIO

TB1 2

1

1

18

CN8 CN1

1

18

3

TB22

1

CN6 21

CN321

43

1

18

CN9 CN2

1

18

PS

P

H

X4-2

X4-1

X3-1 +

-

X4 X3

FS

2

1

4

3

X1T2

Pt

T3

1

2

3

4

+

-温度出力

A+

A-RS485通信

24

23

1CN1

23

1CN2

23

1CN4

23

1CN6

記号 部品名 記号 部品名

ELB 漏電ブレーカ OVR オーバーロードリレー

T1 端子台 C1 運転コンデンサ

T2 端子台 C2 始動コンデンサ

T3 端子台 PTC 始動リレー

H ヒータ P マグネットポンプ

SSR SSR WIB 運転表示基板

CT 電流センサ X1 リレー(冷凍機)

PLB プレーナ基板 X2 リレー(ヒータ)

PIO 表示基板 X3 リレー(圧力)

Pt 温度センサ(Pt) X4 リレー(フロート)

K 温度センサ(K) PS 圧力スイッチ

FM ファンモータ FS フロートスイッチ

RF コンプレッサ

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11.配線図

CFA610

1

SSR2

1

3

4

T1ELB

H1

FM

X2

X2

X5

X1

C

2

3

4

5

1

T2

2

3

5

4

7

8

6

CT1

AC200V

X1

X5

MV

9

10

11

R

S

T

R

S

T

RF

OH

OVR

X3PLB

1・

2

3

CN5

1

2

CN4

CN223

1

2

1CN1

4

3

6

5

K

PIO

TB1 2

1

Pt

1

18

CN8 CN1

1

18

3

TB22

1

1

18

CN9 CN2

1

18

X4-2

X4-1PS X3X4 TR

FS

P

CN6 21

CN321

43

T3

1

2

3

4

+

-温度出力

A+

A-RS485通信

0

200100

WIB

CN1321

321

321

321

CN2

CN4

CN6

記号 部品名 記号 部品名

ELB 漏電ブレーカ OVR オーバーロードリレー

T1 端子台 MV 電磁弁

T2 端子台 TR トランス

T3 端子台 P マグネットポンプ

H ヒータ WIB 運転表示基板

SSR SSR X1 リレー(冷凍機)

CT 電流センサ X2 リレー(ヒータ)

PLB プレーナ基板 X3 リレー(圧力)

PIO 表示基板 X4 リレー(フロート)

Pt 温度センサ(Pt) X5 リレー(逆相防止)

K 温度センサ(K) PS 圧力スイッチ

FM ファンモータ FS フロートスイッチ

RF コンプレッサ OH サーモスタット

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11.配線図

CFW610

1

SSR2

1

3

4

T1ELB

H1

FM

X2

X2

X5

X1

2

3

4

5

1

T2

2

3

5

4

7

8

6

CT1

AC200V

X1

X5

MV

9

10

11

R

S

T

R

S

T

RF

OH

OVR

X3PLB

1・

2

3

CN5

1

2

CN4

CN223

1

2

1CN1

4

3

6

5

K

PIO

TB1 2

1

Pt

1

18

CN8 CN1

1

18

3

TB22

1

1

18

CN9 CN2

1

18

X4-2

X4-1PS X3X4 TR

FSWS

P

CN6 21

CN321

43

T3

1

2

3

4

+

-温度出力

A+

A-RS485通信

0

200100

WIB

CN1321

321

321

321

CN2

CN4

CN6

記号 部品名 記号 部品名

ELB 漏電ブレーカ MV 電磁弁

T1 端子台 TR トランス

T2 端子台 P マグネットポンプ

T3 端子台 WIB 運転表示基板

H ヒータ X1 リレー(冷凍機)

SSR SSR X2 リレー(ヒータ)

CT 電流センサ X3 リレー(圧力)

PLB プレーナ基板 X4 リレー(フロート)

PIO 表示基板 X5 リレー(逆相防止)

Pt 温度センサ(Pt) PS 圧力スイッチ

K 温度センサ(K) WS 圧力スイッチ

FM ファンモータ FS フロートスイッチ

RF コンプレッサ OH サーモスタット

OVR オーバーロードリレー

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12.配管系統図

外部装置(密閉系)

本体

排水コック

ポンプ

Hバイパス

戻り口

IN

OUT

吐出口

OUT

IN

オーバーフロー

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60

13.交換部品表

共通部品

記号 部 品 名 コード№ 仕 様 メーカ

WIB 運転表示基板 LT00006042 東邦電子

PLB プレーナ基板 1-02-000-0054 VS-3P 東邦電子

PIO 表示基板 1-02-000-0051 VS-3/4 用 東邦電子

- タフカード 1-13-000-0008 15P-300mm 東邦電子

FS フロートスイッチ LT00006503 HL-3A 京浜測器

PS 圧力スイッチ LT00005461 CB 型 鷺宮

Pt,K 温度センサ LT00006505 Pt&K ダブルセンサ ヤマト科学

- 流量調節バルブ LT00006065 6542-10 G3/8 カクダイ

- 排水コック LT00005465 TA295BH-31 タスコ

X3,4 リレー 2-05-000-0055 AP3524K 松下電工

T3 端子台 2-07-023-0012 MF10-4AX 4P 東洋技研

SSR SSR 2-16-000-0051 TRS5225 東邦電子

CT 電流センサ 2-17-001-0005 CTL-6-S-H U-R-D

CFA300

記号 部 品 名 コード№ 仕 様 メーカ

RF コンプレッサ LT00006454 C-1RN30H0A 300W 三洋

C コンデンサ 3-01-006-0007 RF 付属品 三洋

FM ファンモータ 3-01-006-006 SE4-CO41NP 三洋

P マグネットポンプ 2-15-008-0013 MD-30RZ-N イワキ

X1,2 リレー LT00012708 G4B-112T1 オムロン

ELB 漏電ブレーカ 2-06-005-0002 BJS203 松下電工

H ヒータ LT00005757 100V/1KW ヤマト科学

- 電源コード 2-13-001-0006 T2-3C ヤマト科学

T1 端子台 2-07-023-0003 M011-0FX 8P 東洋技研

T2 端子台 2-07-023-0001 M011-0FX 4P 東洋技研

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13.交換部品表

CFA610

記号 部 品 名 コード№ 仕 様 メーカ

P マグネットポンプ 2-15-008-0010 MD40RZ-200N イワキ

RF コンプレッサ LT00006455 C-1RN68H3A 200V 675W 三洋

FM ファンモータ 3-01-006-0015 SV4-21U3P 三洋

X1 VC リレー 2-05-007-0006 BW51631K 松下電工

X2 リレー 2-05-012-0019 HE1aN-AC200V 松下電工

ELB 漏電ブレーカ LT00006262 BKC3203K 松下電工

H ヒータ LT00006033 200V/2.5KW ヤマト科学

- 電源コード 2-13-001-0017 T4-4d ヤマト科学

T1 端子台 LT00006261 ATK-20-5P 東洋技研

T2 端子台 2-07-023-0004 M011-0FX 11P 東洋技研

MV 電磁弁 3-02-006-0004 NEV-603-DXF200V コイル付 鷺宮

TR トランス 2-18-002-0002 AD21-050A2 トヨデン

CFW610

記号 部 品 名 コード№ 仕 様 メーカ

P マグネットポンプ 2-15-008-0010 MD40RZ-200N イワキ

RF コンプレッサ Lt00006455 C-RHN60LOA 三洋

FM ファンモータ 2-15-000-0032 UF-12A20 FULLTECH

X1 VC リレー 2-05-007-0006 BW51631K 松下電工

X2 リレー 2-05-012-0019 HE1aN-AC200V 松下電工

ELB 漏電ブレーカ Lt00006262 BKC3203K 松下電工

H ヒータ LT00006063 200V/2.5KW ヤマト科学

- 電源コード 2-13-001-0017 T4-4d ヤマト科学

T1 端子台 LT00006261 ATK-20-5P 東洋技研

T2 端子台 2-07-023-0004 M011-0FX 11P 東洋技研

MV 電磁弁 3-02-006-0004 NEV-603-DXF200V コイル付 鷺宮

TR トランス 2-18-002-0002 AD21-050A2 トヨデン

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62

14.危険物一覧

本器では爆発性物質、可燃性物質、さらにそれらを含有する物質は絶対に使用しないで

ください。

①ニトログリコ-ル、ニトログリセリン、ニトロセルロ-ズ、その他の爆発性の硝酸エ

ステル類

②トリニトロベンゼン、トリニトロトルエン、ピクリン酸、その他の爆発性のニトロ化

合物

爆発性物質

爆発性の物

③過酢酸、メチルエチルケトン過酸化物、過酸化ベンゾイル、その他の有機過酸化物

発火性の物

金属「リチウム」、金属「カリウム」、金属「ナトリウム」、黄りん、硫化りん、赤りん、

セルロイド類、炭化カルシウム(別名カ-バイド)、りん化石灰、マグネシウム粉、ア

ルミニウム粉、マグネシウム粉及びアルミニウム粉以外の金属粉、亜ニチオン酸ナトリ

ウム(別名ハイドロサルファイト)

①塩素酸カリウム、塩素酸ナトリウム、塩素酸アンモニウム、その他の塩素酸塩類

②過塩素酸カリウム、過塩素酸ナトリウム、過塩素酸アンモニウム、その他の過塩素酸

塩類

③過酸化カリウム、過酸化ナトリウム、過酸化バリウム、その他の無機過酸化物

④硝酸カリウム、硝酸ナトリウム、硝酸アンモニウム、その他の硝酸塩類

⑤亜塩素酸ナトリウム、その他の亜塩素酸塩類

⑥次亜塩素酸カルシウム、その他の次亜塩素酸塩類

①エチルエ-テル、ガソリン、アセトアルデヒド、塩化プロピレン、二硫化炭素、その

他の引火点が零下 30 度未満の物

②ノルマルヘキサン、酸化エチレン、アセトン、ベンゼン、メチルエチルケトン、その

他の引火点が零下 30 度以上 0度未満の物

③メタノ-ル、エタノ-ル、キシレン、酢酸ペンチル(別名酢酸アミル)、その他の引

火点が 0度以上 30 度未満の物

④灯油、軽油、テレピン油、イソペンチルアルコ-ル(別名イソアミルアルコ-ル)、

酢酸、その他の引火点が 30 度以上 65 度未満の物

可燃性のガス

水素、アセチレン、エチレン、メタン、エタン、プロパン、ブタン、その他の

温度 15 度、1気圧において気体である可燃性の物をいう

(労働安全衛生法施行令第 6条別表第一より)

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63

15.据付標準マニュアル

※下記項目に従い据付を実施願います。(オプション・特別仕様の場合は別途確認願います)

型式 製造番号 日付 据付担当者(会社名) 据付担当者 判定

№ 項目 実施方法 目次№ 取扱説明書参照欄 判定

仕 様

1 付属品 付属品欄に基づき員数チェック 10.仕様欄 P.55

・周囲状況目視確認

注意:周囲環境に注意

・スペースの確保

2.ご使用前に

・設置場所に・・・ P.5

2 設置

・水槽に水を入れる

注意:循環ポンプのエアー抜き

2.ご使用前に

・据え付け方法・・・

P.9~

11

動作関係

1 電源電圧

・テスターにて顧客側電圧

(コンセント等)を測定

・稼動時の電圧測定

(規格内であること)

注意:プラグ・ブレーカに取り付

ける場合は、規格にあった

ものを使用してください

2.ご使用前に

・アース線を必ず・・・

・電源は専用・・・

10.仕様

・規格-電源

P.4

P.6

P.55

2 運転開始

・運転開始する

循環水が循環されていること

20℃に設定し安定状態を確認

確認:水漏れが無きこと

2.ご使用前に

・据え付け方法・・・

4.運転のしかた

・操作方法

P.9~

11

P.16~

46

説 明

1 操作説明 取扱説明書に従い顧客へ各部の操

作説明

4.運転のしかた

・操作方法

1.安全上の注意

~13.危険物一覧

P.16~

46

P.1

~P.62

8.困ったときには

~9.アフターサービスと保証2 エラーコード

取扱説明書に従い顧客へエラーコ

ード説明・解除方法 P.52~

54

3 保守点検 取扱説明書に従い顧客へ各部の操

作説明

6.お手入れのしかた

・日常の点検/お手入れ P.49

9.アフターサービスと保証

4 据付完了

記載事項

・本体銘板に据付日・担当者を記

載する

・保証書に必要事項を記載し、顧客

に手渡しする

・アフターサービスルート説明

P.54

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64

責任範囲

この取扱説明書に記載された取扱方法を必ず厳守して本器をご使用ください。

万一、取扱説明書に記載されている以外の内容でご使用され、事故又は故障が

発生した場合、ヤマト科学株式会社は一切の責任を負いません。

この取扱説明書で禁止している事項は、実施しないでください。

思わぬ事故や故障を起こす原因となることがあります。

お知らせ

●この取扱説明書の内容は、将来予告なく変更することがあります。

●落丁、乱丁本はお取替えいたします。

取扱説明書

ネオクールサーキュレーター

CFA300/610/CFW610

第 1 版 2004 年 4 月 16 日

改 定 2005 年 4 月 4 日

ヤマト科学株式会社

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