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1 Interstage Navigator Server 移行ガイド まえがき 本書の目的 本書は、Interstage Navigator Server のバージョンアップ・レベルアップに伴う影響や、移行手順について 記載しています。 本書の読者 本書は、バージョンアップ・レベルアップ作業をする方を対象にしています。 そのため、以下の基本的な知識を持っている前提で記載しています。 コンピュータについての一般的な知識 OS に関する一般的な知識 Interstage Application Server に関する一般的な知識 Interstage Navigator Server に関する一般的な知識 Navigator システムで利用しているデータベースシステムに関する一般的な知識 本書の構成 本書は、「Interstage Navigator Server 移行ガイド」と「Interstage Navigator Server 移行ガイド(添付ファイル)」 ZIP 形式)で構成しています。 Interstage Navigator Server 移行ガイド」 バージョンアップ・レベルアップに伴う資産への影響およびサーバマシンの入れ替え(サーバリプレイス) 資産移行のための条件、バージョンアップ後の問い合わせファイルを利用する運用などについて説明し ています。 Interstage Navigator Server 移行ガイド(添付ファイル)」 各種作業手順について記載しています。 手順は、Windows 版の手順です。Linux , Solaris 版は、手順が異なります。 本書で掲載されている画面、メニューについて 使用している画面、メニューは、イメージをつかんでいただくためのものです。このため、実際の画面、メニ ューとは、異なることがあります。 本書で使用している環境は下記の通りです。 - Interstage Application Server は、V11 です。 - Interstage Navigator Server のバージョンは、V9.4.0 です。

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Page 1: Interstage Navigator Server移行ガイド › jp › Images › navi_migration_guide_1.pdfMicrosoft ® Windows Server® 2008 Datacenter without Hyper -V Microsoft ® Windows Server®

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Interstage Navigator Server 移行ガイド

まえがき

● 本書の目的

本書は、Interstage Navigator Server のバージョンアップ・レベルアップに伴う影響や、移行手順について

記載しています。

● 本書の読者

本書は、バージョンアップ・レベルアップ作業をする方を対象にしています。

そのため、以下の基本的な知識を持っている前提で記載しています。

- コンピュータについての一般的な知識

- OS に関する一般的な知識

- Interstage Application Server に関する一般的な知識

- Interstage Navigator Server に関する一般的な知識

- Navigator システムで利用しているデータベースシステムに関する一般的な知識

● 本書の構成

本書は、「Interstage Navigator Server 移行ガイド」と「Interstage Navigator Server 移行ガイド(添付ファイル)」

(ZIP 形式)で構成しています。

- 「Interstage Navigator Server 移行ガイド」

バージョンアップ・レベルアップに伴う資産への影響およびサーバマシンの入れ替え(サーバリプレイス)

資産移行のための条件、バージョンアップ後の問い合わせファイルを利用する運用などについて説明し

ています。

- 「Interstage Navigator Server 移行ガイド(添付ファイル)」

各種作業手順について記載しています。

手順は、Windows 版の手順です。Linux 版, Solaris 版は、手順が異なります。

● 本書で掲載されている画面、メニューについて

使用している画面、メニューは、イメージをつかんでいただくためのものです。このため、実際の画面、メニ

ューとは、異なることがあります。

本書で使用している環境は下記の通りです。

- Interstage Application Server は、V11 です。

- Interstage Navigator Server のバージョンは、V9.4.0 です。

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● 略称

本書での表記 正式名称(本書での表記も含む)

Windows 7 Microsoft® Windows®7 Home Premium Microsoft® Windows®7 Professional Microsoft® Windows®7 Enterprise Microsoft® Windows®7 Ultimate

Windows 8 Windows® 8 Windows® 8 Pro Windows® 8 Enterprise

Windows 8.1 Windows® 8.1 Windows® 8.1 Pro Windows® 8.1 Enterprise

Windows 10 Windows® 10 home Windows® 10 Pro Windows® 10 Enterprise

Windows Server 2008 Microsoft® Windows Server® 2008 Standard Microsoft® Windows Server® 2008 Enterprise Microsoft® Windows Server® 2008 Datacenter Microsoft® Windows Server® 2008 Standard without Hyper-V Microsoft® Windows Server® 2008 Enterprise without Hyper-V Microsoft® Windows Server® 2008 Datacenter without Hyper-V Microsoft® Windows Server® 2008 R2, Standard Microsoft® Windows Server® 2008 R2, Enterprise Microsoft® Windows Server® 2008 R2, Datacenter

Windows Server 2012 Microsoft® Windows Server® 2012 Microsoft® Windows Server® 2012 Datacenter Microsoft ®Windows Server 2012 R2, Foundation Microsoft® Windows Server® 2012 R2 Microsoft® Windows Server® 2012 Datacenter R2 Microsoft® Windows Server 2012 R2, Foundation R2

Windows サーバ Windows Server 2008 Windows Server 2012

Windows OS Windows 7 Windows 8 Windows 8.1 Windows 10

Solaris Oracle Solaris

Interstage Application Server Interstage® Application Server Standard-J Edition Interstage® Application Server Enterprise Edition

Charset Manager Interstage® Charset Manager

Symfoware Server Symfoware Server Enterprise Edition Symfoware Server Standard Edition

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本書での表記 正式名称(本書での表記も含む)

Oracle Oracle® Enterprise Edition Oracle® Database Standard Edition 2 Oracle® Database Standard Edition Oracle® Database Standard Edition One Oracle® Database Enterprise Edition

SQL Server Microsoft® SQL Server™

Excel Microsoft® Excel

● 輸出管理規制について

本書を輸出または第三者へ提供する場合は、お客様が居住する国および米国輸出管理関連法規等の

規制をご確認のうえ、必要な手続きをおとりください。

● 商標について

Microsoft、Windows は、米国 Microsoft Corporation の米国、およびその他の国における登録商標です。

Windows Server は、米国 Microsoft Corporation の米国、およびその他の国における登録商標または商

標です。

Excel、Wordは、米国 Microsoft Corporation の製品です。

Oracleと Java は、Oracle Corporation およびその子会社、関連会社の米国およびその他の国における登

録商標です。

Linux は、Linus Torvalds 氏の米国、およびその他の国における登録商標、あるいは商標です。

Red Hat、RPM および Red Hat をベースとしたすべての商標とロゴは、Red Hat, Inc.の米国、およびその他

の国における登録商標、あるいは商標です。

Symfoware は、富士通の登録商標です。

Interstage は、富士通の登録商標です。

そのほか、本書に記載されている会社名、および製品名は、それぞれ各社の商標、または登録商標で

す。

2020 年 1 月第 3 版

All Rights Reserved, Copyright (C) 富士通株式会社 2016-2020

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目次 第 1 章 バージョンアップ・レベルアップを行う前に........................................................................................................5

1.1 資産の互換性 .............................................................................................................................................................5 1.1.1 問い合わせ資産の互換性 ...............................................................................................................................5 1.1.2 Navigator API を利用したアプリケーション資産の互換性 .............................................................................5

1.2 サーバマシンの入れ替えを伴う場合に問い合わせファイルを利用するための条件 ...................................6 1.3 異なるバージョン・レベルの Navigator Windows クライアントが混在する環境の運用 .................................6

1.3.1 Navigator サーバに接続できる Navigator Windows クライアントのバージョン・レベル ............................6 1.3.2 異なるバージョン・レベルの Navigator クライアントで問い合わせファイルを相互利用する運用 ......7

1.4 非互換の内容と影響 .................................................................................................................................................7 1.5 その他注意事項 .........................................................................................................................................................7

第 2 章 サーバのバージョンアップ・レベルアップ手順 .................................................................................................8 2.1 サーバマシンの入れ替えを伴わない場合 ............................................................................................................8 2.2 サーバマシンの入れ替えを伴う場合 .....................................................................................................................9

2.2.1 Navigator のバージョンアップ・レベルアップ.....................................................................................................9 2.2.2 サーバのホスト名/ IP アドレスの変更 ..........................................................................................................9 2.2.3 運用システムの切り替え............................................................................................................................... 10

第 3 章 クライアントのバージョンアップ・レベルアップ手順 ...................................................................................... 10 付録1.問い合わせファイルの形式 ...................................................................................................................................... 11

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第1章 バージョンアップ・レベルアップを行う前に

この章では、Interstage Navigator Server のバージョンアップ・レベルアップに伴う、資産や運用への影響につい

て説明します。

この章の説明は、Interstage Navigator Server のエディションやサポートしている OS に依存しません。

1.1 資産の互換性

1.1.1 問い合わせ資産の互換性

Navigator システムのバージョンアップ・レベルアップをした場合について、Navigator の資産(問い合わせ関連資

産)への影響について説明します。

問い合わせ関連資産は、上位互換を保証しています。

このため、Navigator をバージョンアップ・レベルアップしても、以下の問い合わせ関連資産は、利用できます。

問い合わせ関連資産は、以下の 3 種類です。

● 問い合わせファイル

問い合わせの内容(集計方法、条件、結果の形式など)を保存したファイルです。

● 辞書

Navigator サーバにある資産です。参照データベースの構成、管理ポイントなどを管理している資産です。

● カタログ(Webコンポーネント)

Webコンポーネントにある資産です。問い合わせファイル、問い合わせ結果や、アクセス権、スケジュール設

定などの資産です。

1.1.2 Navigator API を利用したアプリケーション資産の互換性

Navigator システムのバージョンアップ・レベルアップをした場合について、Navigator API で作成したアプリケーシ

ョンへの影響について説明します。

バージョンアップ・レベルアップ前の Navigator クライアントにて作成した問合せファイルを利用することで、バー

ジョンアップ・レベルアップ前の Navigator API で作成したアプリケーションをそのまま利用できます。

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1.2 サーバマシンの入れ替えを伴う場合に問い合わせファイルを利用する

ための条件

サーバマシンの入れ替えを伴う場合、問い合わせファイルをそのまま使用するためには、条件があります。

下記の条件をすべて満たしている場合、問い合わせファイルをそのまま使用することができます。

● 参照データベース構成を変更しない

サーバマシンを入れ替える場合には、データベース環境についても新しいサーバマシンに作成する作業が

必要です。

このとき、新しいサーバマシンに作成するデータベース環境は、移行元の辞書に登録しているデータベース

構成に合わせて作成してください。

辞書に登録しているデータベース構成で構築することで、問い合わせファイルが利用できます。

移行元と合わせる必要があるデータベース構成とは、スキーマ名、テーブル名、テーブルの項目構成、項目

名、項目の属性です。

データベース名は変更できます。ただし、辞書を復元するときにオプションの指定が必要です。

データベースの構成を変更した場合は、辞書に定義されている内容とデータベースの構成が異なるために

問い合わせファイルが利用できなくなります。

● Navigator のユーザ情報を変更しない

バージョンアップ・レベルアップでは、ユーザ、グループは移行前と同じ状態にしてください。

Navigator システムを利用するユーザを変更すると、移行元の辞書の状態とは、異なった状態で復元されま

す。

このため、問い合わせファイルが利用できなくなる場合があります。

エンタープライズ認証を利用している場合、外部認証システムに登録しているユーザおよび認証出口モジュ

ールで返却されるユーザ情報を変更しないでください。

1.3 異なるバージョン・レベルのNavigator Windows クライアントが混在す

る環境の運用

1.3.1 Navigator サーバに接続できる Navigator Windows クライアントのバージョン・レベル

Navigator サーバに接続できる Navigator Windows クライアントのバージョン・レベルについて説明します。

Navigator Windows クライアントには、下記の 2 つがあります。

● Navigator ツール(辞書管理ツール)

Navigatorツール(辞書管理ツール)は、Navigatorサーバのバージョンアップ・レベルアップに合わせて、バー

ジョンアップ・レベルアップしてください。

Navigatorサーバと異なるバージョン・レベルのNavigatorツール(辞書管理ツール)の利用については、動作

保証していません。

● Navigator クライアント

Navigator クライアントは、クライアントのバージョン・レベルと同じバージョン・レベルまたは、それより新しい

バージョン・レベルの Navigator サーバに接続できます。

マイクロアップの場合は、以下のマニュアルで接続できるサーバのバージョン・レベルを確認してください。

Interstage Navigator Server 新機能ご紹介

-Navigator サーバ/Navigator Windows クライアントのバージョンの組み合わせ

注意 1つの PC 端末に複数のバージョン・レベルのクライアントをインストールできません。

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1.3.2 異なるバージョン・レベルの Navigator クライアントで問い合わせファイルを相互利用す

る運用

利用者の PC ごとに、異なるバージョン・レベルの Navigator クライアントが混在した状態で運用することができま

す。

ただし、異なるバージョン・レベルの Navigator クライアント間で、問い合わせファイルを相互利用する場合は、注

意が必要です。

Navigator クライアントは、古いバージョンの問い合わせファイルの形式は開けますが、新しいバージョンの問い

合わせファイルは開けません。

このため、旧バージョン・レベルのクライアントで利用できる形式で保存してください。

「付録1.問い合わせファイルの形式」に問い合わせファイルの形式と利用できるクライアントのバージョン・レベ

ルについて説明しています。

利用できない問い合わせファイルを利用した場合、「予期しないファイル形式です」のエラーメッセージが通知さ

れます。

なお、保存した問い合わせファイルを複数の Navigator クライアント間で利用する場合は、問い合わせファイルの

形式を意識した運用は難しいため、Navigator クライアントのバージョン・レベルを合わせることを推奨します。

1.4 非互換の内容と影響

Navigator のバージョンアップ・レベルアップに伴う非互換の内容と影響について説明します。

Navigator システムのバージョンアップ・レベルアップを行う際に、現在構築されているバージョン・レベルから、最

新のバージョン・レベルまでの非互換が影響する可能性があります。

該当の範囲の影響を確認してください。

非互換の内容は、以下のマニュアルで確認してください。

Interstage Navigator Server 概説書 リリース情報 互換に関する情報

現在構築されているバージョン・レベルから、最新のバージョン・レベルまでのマニュアルを確認してください。

各バージョン・レベルのマニュアルは、以下を参照してください。

Interstage Navigator Server 技術情報一覧 URL :

http://software.fujitsu.com/jp/technical/interstage/navigator/

1.5 その他注意事項

技術情報の「注意事項 / その他」にも移行に関連する注意事項が掲載されています。

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第2章 サーバのバージョンアップ・レベルアップ手順

この章では、サーバのバージョンアップ・レベルアップについて説明します。

サーバのバージョンアップ・レベルアップを実施する場合、サーバマシンの入れ替え(サーバリプレイス)を伴う場

合と、サーバマシンの入れ替えを実施しないで、バージョンアップ・レベルアップを行う場合があります。

サーバマシンの入れ替えを伴う、Navigator サーバのバージョンアップ・レベルアップは、サーバにある資産(辞

書、カタログ、定義ファイル、設定内容など)の移行作業が発生します。

このため、サーバマシンの入れ替えを実施しないバージョンアップ・レベルアップの作業と、サーバマシンの入れ

替えを伴う、バージョンアップ・レベルアップの作業は、大きく異なります。

また、辞書の移行は、データベースが提供している移行手段の違いによって、手順が異なります。

このため、サーバマシンの入れ替えを伴うか/伴わないかによって、それぞれの手順を説明します。また、サーバ

マシンの入れ替えを伴う場合には、データベースごとに手順を説明しています。

手順は、「Interstage Navigator Server 移行ガイド(添付ファイル)」(ZIP 形式)(*1)に提供しています。

解凍して、ご利用ください。

(*1) 手順は、Windows OSの環境で説明しています。Linux, Solaris環境の方は、本手順を参考に、Windows固有

の手順をご利用の OS の手順に読み替えて実施してください。

2.1 サーバマシンの入れ替えを伴わない場合

サーバマシンの入れ替えを伴わないバージョンアップ・レベルアップをする場合の手順を説明します。

詳細は下記の手順書を参照してください。

● Navigator サーバのバージョンアップ・レベルアップ

Navigator サーバのバージョンアップ・レベルアップ手順書.pdf

● Navigator Webコンポーネントのバージョンアップ・レベルアップ

Navigator Webコンポーネントのバージョンアップ・レベルアップ手順書.pdf

Navigator サーバのバージョンアップ・レベルアップをした場合、Webコンポーネントのバージョンアップ・レベル

アップも実施してください。

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2.2 サーバマシンの入れ替えを伴う場合

2.2.1 Navigator のバージョンアップ・レベルアップ

サーバマシンの入れ替えを伴うバージョンアップ・レベルアップをする場合の手順を説明します。

なお、サーバマシンの入れ替えを伴うバージョンアップ・レベルアップは、移行元サーバと、移行先サーバの 2 台

を用意して、移行完了後に、移行元サーバを廃棄する前提で説明しています。

移行手順に合わせて、作業のチェック、移行資産の状態の確認を行うため、チェック表を用意しています。合わ

せて活用ください。

● Navigator サーバのバージョンアップ・レベルアップ

サーバマシンの入れ替えを行う場合、データベース資産、辞書資産を新しいサーバに移行する必要があ

ります。

辞書データベースに利用しているデータベースの手順書・チェック表を利用してください。

- Symfoware Server

Navigator サーバの移行手順書(Symfoware Server).pdf

Navigator サーバの移行資産のチェック表(Symfoware Server).pdf

- Oracle

Navigator サーバの移行手順書(Oracle).pdf

Navigator サーバの移行資産のチェック表(Oracle).pdf

- SQL Server

Navigator サーバの移行手順書(SQL Server).pdf

Navigator サーバの移行資産のチェック表(SQL Server).pdf

● Navigator Webコンポーネントのバージョンアップ・レベルアップ

Navigator Webコンポーネントのサーバマシンの入れ替えを伴う場合、定義ファイル、設定内容の移行

が必要になります。

また、カタログを作成している場合、カタログ資産の移行が必要となります。

Navigator Webコンポーネントの移行手順書.pdf

Navigator Webコンポーネントの移行資産のチェック表.pdf

Navigator サーバのバージョンアップ・レベルアップをした場合、Webコンポーネントのバージョンアップ・レベルア

ップも実施してください。

2.2.2 サーバのホスト名/ IP アドレスの変更

Navigator サーバの動作するサーバマシンのホスト名または IP アドレスを変更した場合は、ご利用のクライアント

環境に影響があります。Navigator サーバの設定に、影響はありません。

また、Navigator Webコンポーネントの動作するサーバマシンのホスト名または IP アドレスを変更した場合は、

Webコンポーネントの設定に影響があります。

詳細は、「サーバのホスト名 IP アドレスを変更に伴う影響と変更手順書.pdf」参照してください。

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2.2.3 運用システムの切り替え

Navigator システムのサーバマシンの入れ替えを伴うバージョンアップ・レベルアップを行った場合、移行先の

サーバマシンへの移行が完了してから、運用システムの切り替えを実施することになります。

移行作業の間に辞書の更新(管理ポイントなどの作成、更新やデータベース構成の変更)が行なわれている

と、辞書の状態が異なった状態となります。

この状態では、移行元の辞書で作成した問い合わせファイルは、移行先のサーバマシンのでは利用できなく

なります。

このため、運用システムを切り替えるときに、辞書の移行を実施してください。

なお、辞書の更新を実施していない場合は、この作業は必要ありません。

以下の作業は、該当する辞書について実施してください。

a) 移行元サーバマシンの作業

1) Navigator ツールを起動し、辞書管理者で接続します。

2) Navigator ツールで辞書の退避をします。

3) 辞書の退避情報を移行先サーバの辞書退避ディレクトリに複写します。

b) 移行先サーバマシンの作業

1) Navigator ツールを起動し、辞書管理者で接続します。

2) Navigator ツールで辞書の削除をします。

3) Navigator ツールで辞書の復元をします。辞書の復元は、複写された退避情報を選択して、[一括復

元]で復元します。

なお、辞書の退避/削除/復元はコマンドでも実施できます。

辞書の移行の詳細な手順は、「2.2.1 Navigator のバージョンアップ・レベルアップ」に記載の各手順書の「辞書

の複写手順」を参照してください。

第3章 クライアントのバージョンアップ・レベルアップ手順

Navigator Windows クライアントのバージョンアップ・レベルアップの手順は、以下を参照してください。

Navigator Windows クライアントのバージョンアップ・レベルアップ手順書.pdf

Navigatorクライアントだけバージョンアップ・レベルアップして、古いバージョン・レベルのNavigatorサーバに接続

することはできません。(動作保証していません。)

なお、マイクロアップの場合は、以下のマニュアルで接続できるサーバのバージョン・レベルを確認してください。

Interstage Navigator Server 新機能ご紹介

- Navigator サーバ/Navigator Windows クライアントのバージョンの組み合わせ

Navigator サーバのバージョンアップ・レベルアップを実施した後に、Navigator Windows クライアントのバージョン

アップを実施してください。

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付録1.問い合わせファイルの形式

問い合わせファイルは機能追加などによって問い合わせファイルの形式が変更されるため、問い合わせファイル

の形式にしたがって利用できるクライアントのバージョン・レベルの範囲があります。

このため、異なるバージョン・レベルのクライアント間で、問い合わせファイルを相互利用する場合、保存する形

式に注意する必要があります。

新しいバージョン・レベルのクライアントで問い合わせファイルを保存するときには、旧バージョン・レベルのクライ

アントで利用できる形式を指定して保存してください。

●V9.4.0 の Navigator クライアントの問い合わせファイル保存する画面の操作例

V9.4.0 の問い合わせファイルの保存形式と利用できる Navigator Windows クライアントのバージョン・レベルの関

係について以下に示します。

●V9.4.0 の問い合わせ形式と利用できるクライアントのバージョン・レベルの表

形式の表示 利用できるクライアントのバージョン・レベルの範囲

問い合わせファイル(*.rne) V9.4.0-

問い合わせファイル V8.0L10 形式(*.rne) V8.0L10 - V9.3

問い合わせファイル V6.0L20 形式(*.rne) V6.0L20 - V7.0L10

問い合わせファイル V6.0L10 形式(*.rne) V6.0L10 - V6.0L10

問い合わせファイル V5.0L20 形式(*.rne) V5.0L20 - V5.0L20

問い合わせファイル V4.0L30 形式(*.rne) V4.0L30 - V5.0L10

問い合わせファイル V4.0L20 形式(*.rne) V4.0L20 - V4.0L20

問い合わせファイル V3.0L30 形式(*.rne) V3.0L30 - V4.0L10

問い合わせファイル V3.0L20 形式(*.rne) V3.0L20 - V3.0L20

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旧バージョン・レベルの Navigator クライアントを利用している場合、[名前を付けて保存]画面で表示される[問い

合わせファイル(*.rne))意味は、そのバージョン・レベルに対応した形式となります。

利用している Navigator クライアントのバージョン・レベルによって、異なりますので注意してください。

例えば、V9.2 のクライアントの「問い合わせファイル(*.rne)」で保存される形式は、V8.0L10 形式です。

以下に以前のバージョン・レベルのNavigatorクライアントで「問い合わせファイル(*.rne)」を選んだ場合の形式の

対応について示します。

●保存するクライアントのバージョン・レベルとの「問い合わせファイル(*.rne)」で保存される形式の表

保存する Navigator クライアントの

バージョン・レベル

「問い合わせファイル(*.rne)」で

保存した形式

V9.4.0~ V9.0L40 形式

V8.0L10~V9.3 V8.0L10 形式

V6.0L20~V7.0L10 V6.0L20 形式

V6.0L10~V6.0L10 V6.0L10 形式