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インド最新IT事情 (一財) 国際情報化協力センター

企画部川畑博子

2014年9月4日

1. 基本情報

2. 情報化政策

3. 情報化関連機関

4. 情報化の状況

5. 情報産業の動向

Copyright©2014 CICC. All rights reserved.

ナレンドラ・モディ首相のインターネットサイト

1

Copyright©2014 CICC. All rights reserved. 2

1. 基本情報面積 329万平方km 人口 12.4億人(2013) 首都ニューデリー民族インド･アーリヤ系72％、ドラヴィダ系25％

主要言語ヒンディ語(公用語）(30％) 、地方公用語21語、英語(補助公用語）

宗教ヒンズー教(80.5％) 、イスラム教(13.4%)、キリスト教(2.3%)、シーク教(1.9%)、仏教(0.8%)

政体連邦共和制 (議会制度二院制) 元首 P. ムカジー大統領／首相ナレンドラ・モディ行政区分 29州、7連邦直轄地名目GDP総額約1.9兆米ドル(2013) 世界10位一人当たりGDP 1,504米ドル(2013) 世界144位実質GDP成長率 4.3％(2013) 通貨ルピー(1ルピー＝1.72円 2014.9.1) 日系企業数 1072社、2,542拠点(2013.1)


2. 情報化政策

3


ムンバイ市政(MCGM)による市民300万人向けの、水道や税金の支払い、免許の申請を携帯電話で行える行政サービスアプリ

2. 情報化政策


2. 情報化政策

5

2014年度連邦政府予算

ＩＴ関連の事業予算額

最新インフラが整備されたスマートシティをインド全土100ヵ所に構築 706億ルピー

農村地域におけるブロードバンドアクセス整備、ＩＴ研修、行政サービス配信 50億ルピー

警察近代化プロジェクト 30億ルピー

仮想クラスルーム（遠隔教育）構築 10億ルピー

ＩＴを活用したグッドガバナンス 10億ルピー

操業したばかりのスタートアップと呼ばれるソフトウェア製品開発者等の零細中小企業への補助金 1,000億ルピー

9ヵ所の空港における電子ビザ申請装置(e-VISA)開発、運用－

政府機関の統合プラットフォーム構築 etc. －


2. 情報化政策

デジタルインディアＩＴ + IT = IT

9本の柱

1. ブロードバンドハイウェイ

4,769億ルピー

2. 誰でもどこでもモバイル通信 1,600億ルピー

3. 公共インターネットアクセス 475億ルピー

4. 電子政府 – ＩＴを活用した政府の

ＢＰＲ

5. eKranti – 公共サービスの電子媒体

による配信

6. 国民と政府の双方向の情報のやりとり

Electronics Manufacturing

7. 電子機器製造産業の強化 – 目標は

輸入ゼロ

8. ＩＴ人材育成 20億ルピー

9. 早期に成果をあげるプログラム

90億ルピー

ビジョン 1. 全国民のユーリティとしてのインフラストラクチャ２．オンデマンドの行政とサービス３．デジタル技術を活用した国民のエンパワーメント

9本の柱プロジェクト予算 1兆ルピー（現行スキーム）、1300億ルピー（新）

Press Information Bureau, Government of India, Cabinet 2014/08/20


３. 情報化政策

デジタルインディアの体制デジタルインディア監視委員会構成・議長首相・財務大臣・通信情報技術大臣・研究開発大臣・人材開発大臣・保健大臣特別招待者・首相首席秘書官・閣僚・経理・企画の秘書官、通信局、郵便局・司会電子情報技術局秘書官


３. 情報化関連機関

8

インドソフトウェアサービス産業協会 (NASSCOM)、インドインターネット携帯電話協会 (IAMAI) インドIT製造者協会 (MAIT)、インド電子半導体協会 (IESA) 産業界

通信情報技術省 (MCIT) 大臣

電子情報技術局(DeitY)事務次官

次官補 (電子機器製造産業促進)

副次官(e-Gov) 副次官 (デジタルインディア)

次官補 (インフラ開発)

次官補 (人材開発、

国民のＩＴ活用啓発)

次官補 (新分野ITアプリケーション開発、

政府のプロセスリエンジニアリング）

次官補(e-Gov)

7.電子機器製造産業促進–

ターゲット：輸入ゼロ

3.公共インターネットアクセスプログラム

4.電子政府: ITを活用した政府のリフォーム

5.公共サービスの電子媒体による配信- eKranti

8.ＩＴ人材育成

6.国民と政府の双方向の情報のやりとり

国家情報センタ(NIC)の改組重要省庁のCIOs

次官補 (人事, 総務 &

ソフトウェア産業促進)

ラビ・シャンカール・プラサド大臣

通信局(DoT)

1.ブロードバンドハイウェイ

2.誰でもどこでもモバイル通信


４．情報化の状況

9

電話加入者数 9億3,300万件（2014年3月）普及率 75％携帯電話加入者数 9億 450万件（2014年3月）都市部140％、農村地域43％

Press Release No.25/2014 TRA

Press Release 2014/08/18 IDC

スマートフォン出荷数

フィーチャーフォン出荷数

2013年４－６月

100万2千台 526万1千台

2014年 4－6月

184万2千台 447万9千台

Micromax

Xiaomi

★ 急成長のスマートフォンベンダ★


電子商取引利用者数 : 2,500万人（2013年12月）

電子商取引決済額 : 8,580億ルピー（2013年12月） 4年間で年平均36％の増加率

電子商取引内訳 : トラベル59％、金融サービス23％、インターネット通販12％、その他6％インターネット通販小売市場の0.1％（2013年）インターネット通販トップ３ : （マルチカテゴリー）

４．情報化の状況

インターネット利用者数 2億 500万人（2013年10月）毎月500万人増加都市部 1億3,700万人(2013年10月) 農村地域 6,800万人(2013年10月) 前年同期比58％増

携帯電話からインターネットにアクセスする利用者数

1億1,000万人（2013年10月）普及率 0.4％（2012年） 2.4％（2013年）

都市部 8,500万人（2013年10月）前年同期比47％増

農村地域 2,500万人（2013年10月） I-Cube 2013 IAMAI



11

2012年度電子機器・IT-BPM産業生産高（推定）電子機器 IT-BPM輸出 IT-BPM国内合計 1兆7,750億ルピー 4兆1,084億ルピー 1兆470億ルピー 6兆9,304億ルピー

2012年度電子機器産業の生産高（推定）消費者用電子機器

産業用電子機器

コンピュータ通信・放送機器

戦略的電子機器

電子部品合計

4,120億ルピー

2,150億ルピー

2,430億ルピー

5,500億ルピー

900億ルピー

2,650億ルピー

1兆7,750億ルピー

DEITY Annual Report 2012-13

2013年度ハードウェア市場スマートフォン

タブレットサーバノートブックPC 合計

売上高（ルピー） 47億2,340万 NA NA 28億5,890万 124億3,000万

前年度比増加率 244% 76% 58％ 55% 37%

販売台数 5,243万台 NA NA 1,185万台－

インドIT製造業者協会(MAIT)


231265 273

335399

439

520

79 83

142

108 120 130109 127 124

142 159 178 200

16 19 23 28 27 30 3364 71 100 114

130 141141

22 23 26 33 37 380

100

200

300

400

500

600

FY2007 FY2008 FY2009 FY2010 FY2011 FY2012 FY2013

ITサービス輸出

ＩＴサービス国内

BPM輸出

BPM国内

SW製品・エンジニアリング輸出

SW製品・エンジニアリング国内


12

億米ドル IT-BPM産業売上 2013年度 1,180億米ドル（前年度比8％増）

NASSCOM & DEITY

SMAC : Social Service, Mobile, Big Data Analytics, Cloud


13


億米ドル

530150

100

6519

米国

英国

欧州（英国を除く）

APAC

その他

2013年度IT-BPM産業地域別輸出高

310350

140 150120

140

190220

0

50

100

150

200

250

300

350

400

2012 2013年度

億米

ドル

金融関連

ハイテク・テレコム

製造業

小売・ヘルスケア・ユーティリティ

IT-BPM産業業種別輸出高推移

9,320

17,410

19,100

0 10,000 20,000 30,000

2008

2012

2013(推定）

億ルピー

IT-BPM産業の国内市場推移 SMACの売上予想

NASSCOM


順位 13(12) 会社名 2013年度 2012年度増加率(％) 1 (1) TCS 7,197.2 5,513.4 31 2 (2) Cognizant Technology Solution 5,589.4 4,160.2 34 3 (3) Infosys 5,013.3 3,852.1 30 4 (4) Wipro 3,982.4 3,477.7 15 5 (5) HP India 3,669.7 3,231.6 14 6 (6) HCL Technologies 3,120.0 2,377.2 31 7 (16) Tech Mahindra 1,833.1 1,456.6 26 8 (7) IBM India 1,875.6 1,803.3 4 9 (8) Ingram Micro India 1,412.8 1,202.4 17 10 (9) Redington 1,365.7 1,174.6 16 11 (10) Oracle India 1,143.7 1,059.0 8 12 (11) Dell India 1,075.8 996.1 8 13 (13) Cisco Systems India 1,027.4 978.5 5 14 (14) SAP India 952.0 850.0 12 15 (12) HCL Infosystems 726.7 988.3 －26 16 (18) Microsoft India 722.4 612.2 18 17 (19) iGATE Global Solutions 673.4 590.0 14 18 (17) Intel India 641.2 675.0 －5 19 ( - ) L & T Infoteck 635.3 - NA 20 (20) APC by Shneider Electric India 611.4 550.8 11

単位：億ルピー DQ TOP20 2014/08/04

5. 情報産業の動向インドIT企業売り上げ高ランキング Top20 (合計4兆2,369億ルピー）

IT-BPM産業の構造（2013年度）

大企業 11社

中企業 120－150社

新興企業 1,000－1,200社

小企業 15,000 社

企業数 16,000社全体売上高

の40%未満

全体売上高の35-40%



Indian IT-BPM industry overview 2014 NASSCOM


デリー・ムンバイ間産業大動脈(DMIC)に沿って、

・2014年11月までにグジャラート州のDholera、・2015年3月までにグレートノイダ地区、マディヤ・プラデーシュ州のVikram Udyogpuri地区における産業集積地域への誘致を計画・2015年半ばまでにマハーラシュトラ州のShendra Bidkin産業集積地域に誘致を計画

商工省産業政策促進局（DIPP）では、スマートシティの「スマート」に関するガイドラインを審議中。 DMIC開発公社CEO のKumar氏談、「スマートシティには、エネルギー、水、交通、セキュリティ、ごみ処理の5つのインフラのうち3つが必要。アプリケーションとして、医療、教育、インクルージョン、全員参加型の行政、コミュニティーサービスのうち3つが必要。」

トピック

スマートシティ具体化に向けて

NITI Central 2014/08/19

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