jaws feasta kansai 2013 設計・移行ワークショップ 仮想rfp

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オークションサイトのマスメディア取材対応についての提案依頼書 2013928株式会社 EC上手 開発の目的: これまで弊社にて運営、開発してきたECサイト「EC上手」を多数のアクセスに耐えられるインフラ構成を構築したい。 開発の背景: EC上手」を運営、開発してきたが、このたびWB〇の取材を受け、TVメディアに取り上げられる事となった。 EC上手」のWebアプリケーションは、弊社の人員で開発、運用を行っている。 TV放映まで1カ月という短期間であるため、ECサイトのアプリケーションの抜本的な変更修は行えないが、少々の改修であれば対応が可 能である。 既存データセンタにサーバ類を配置している。 現在のシステム概要: 以下の図のようになります。 現システムのリリース時期:2010年春 Webサーバ(1/2CentOS 5.3PHP 5.2 CPU2 Core(4 Thread) × 1 CPUMemory4 GB DBサーバ(MASTERCentOS 5.3MySQL 5.1 CPU2 Core(4 Thread) × 1 CPUMemory8 GBHDD150GB SAS × 3(RAID5) DBサーバ(SLAVECentOS 5.3MySQL 5.1 CPU4 Core(8 Thread) × 1 CPUMemory8 GBHDD150GB SAS × 3(RAID5) DNS(外部向け) CentOS 5.3BIND9 CPU2 Core(4 Thread) × 1 CPUMemory4 GB 決済代行会社への接続は、Webサーバ1Webサーバ2のグローバルIPアドレスからのみ接続可能(接続可能なIPの登録は最大2個) 決済代行会社との通信は、httpsでのRESTで行っている。 Webサーバ1と2の振り分けはDNSラウンドロビンで実現している 平常時のアクセス数は5PV/sec、ピーク時は20PV/sec(ピーク時にCPU使用率50%程度) 会員数は100,000人、商品数は20,000アイテム 1会員当たり100KBDBデータ、1商品当たり50KBDBデータと10個の画像ファイル(合計1MBWebアプリのセッションデータを保存して、カート情報の消失を防いでいる。 DBの書込みI/Oの負荷が大きくなっている。 画像ファイルは、各Webサーバに配置している。 1ページで平均10ファイルの画像を表示している

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Page 1: JAWS FEASTA Kansai 2013 設計・移行ワークショップ 仮想RFP

オークションサイトのマスメディア取材対応についての提案依頼書2013年9月28日

株式会社 EC上手

開発の目的:これまで弊社にて運営、開発してきたECサイト「EC上手」を多数のアクセスに耐えられるインフラ構成を構築したい。

開発の背景:● 「EC上手」を運営、開発してきたが、このたびWB〇の取材を受け、TVメディアに取り上げられる事となった。● 「EC上手」のWebアプリケーションは、弊社の人員で開発、運用を行っている。● TV放映まで1カ月という短期間であるため、ECサイトのアプリケーションの抜本的な変更修は行えないが、少々の改修であれば対応が可

能である。● 既存データセンタにサーバ類を配置している。

現在のシステム概要:以下の図のようになります。

● 現システムのリリース時期:2010年春● Webサーバ(1/2)

○ CentOS 5.3、PHP 5.2○ CPU:2 Core(4 Thread) × 1 CPU、Memory:4 GB

● DBサーバ(MASTER)○ CentOS 5.3、MySQL 5.1○ CPU:2 Core(4 Thread) × 1 CPU、Memory:8 GB、HDD: 150GB SAS × 3(RAID5)

● DBサーバ(SLAVE)○ CentOS 5.3、MySQL 5.1○ CPU:4 Core(8 Thread) × 1 CPU、Memory:8 GB、HDD: 150GB SAS × 3(RAID5)

● DNS(外部向け)○ CentOS 5.3、BIND9○ CPU:2 Core(4 Thread) × 1 CPU、Memory:4 GB

● 決済代行会社への接続は、Webサーバ1とWebサーバ2のグローバルIPアドレスからのみ接続可能(接続可能なIPの登録は最大2個)● 決済代行会社との通信は、httpsでのRESTで行っている。● Webサーバ1と2の振り分けはDNSラウンドロビンで実現している● 平常時のアクセス数は5PV/sec、ピーク時は20PV/sec(ピーク時にCPU使用率50%程度)● 会員数は100,000人、商品数は20,000アイテム● 1会員当たり100KBのDBデータ、1商品当たり50KBのDBデータと10個の画像ファイル(合計1MB)● Webアプリのセッションデータを保存して、カート情報の消失を防いでいる。● DBの書込みI/Oの負荷が大きくなっている。● 画像ファイルは、各Webサーバに配置している。● 1ページで平均10ファイルの画像を表示している

Page 2: JAWS FEASTA Kansai 2013 設計・移行ワークショップ 仮想RFP

要件● 移行は、事前にアナウンスする計画停止時間(夜間2:00­5:00)を考慮したうえで、問題があった場合に現行システムに戻せる方式で行う

こととする。● アプリケーションは既存のものを流用するため、ネットワーク環境、サーバーノードの配置、各サーバーへのミドルウェアの導入・設定

までを行うこととする。● メール送信を行う事。メールは、会員登録時と購入確定時に会員へ送信を行う。(後で追加しました)● 性能は、以下を想定している。

○ ピークアクセス数:2,000pv/sec(既存ピークの100倍を想定)● 可用性について

○ 本システムはダウンタイム0を目指す。ただし、もしサーバーが落ちた場合でも、すぐに復旧可能であれば可とする。● 拡張性について

○ アクセスピーク後に負荷状況に合わせてサーバ構成を縮小できる構成とすること。● セキュリティ要件について

○ セキュリティを考慮し、WebPサーバ、DBサーバはインターネットから直接アクセスできないネットワーク構成とする。○ 既存DCとAWSを接続する場合は、セキュアな通信をする構成とすること。

● その他○ 移行当日の概要スケジュールを提案書に盛り込んでいただきたい。○ 一部、既存システムを残し、新システムと連携を考慮するものでも構わない。

納品物● 提案書(Google Docs/パワーポイント/Keynote形式いずれか)

○ システム構成図○ 対応方針(システム設計、移行方式、費用感、新システムでの改善点、アクセスが平常になった時のシステム縮小方針)の説明○ 既存アプリケーションに対する変更要件○ 課題、Q&A一覧