jfにほんごeラーニング みなと」の 自習コースの教育現場で …③『japanese...
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熊野七絵、和栗夏海 国際交流基金 関西国際センター
「JFにほんごeラーニング みなと」の 自習コースの教育現場での活用を考える
まるごと、ひらがな、アニメ・マンガの日本語、 俳句コースを例に
2018年11月24日(土) 日本語教育学会秋季大会 交流ひろば
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最初に質問です。
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授業で、日本語学習のウェブサイトやアプリを よく使いますか?
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日本語学習者にとって 日本語の勉強がいつでもどこでもできる 自分がやりたい練習ができる 継続学習に役立つ
日本語教師にとって 学習者支援に役立つ 授業に役立つ
なぜ、ウェブサイトやアプリ?
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【「みなと」紹介(10分程度)】 ・「みなと」概要紹介 ・自習コース「まるごと」「ひらがな・カタカナ」 「アニメ・マンガの日本語」「俳句」コース紹介 ・活用事例の紹介
【意見交換】 ・教育現場での活用アイディア交換
みなさんと一緒にしたいこと
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• 2016年7月に公開
• 学習管理システム(LMS)を持つ
日本語学習のためのプラットフォーム • 世界中の誰でも利用できる
オンラインコースで日本語が学べる コミュニティで仲間と交流できる
サイトやアプリにアクセスできる
「みなと」でできること
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https://minato-jf.jp/
JFにほんごeラーニ ング みなと
https://minato-jf.jp/https://minato-jf.jp/https://minato-jf.jp/
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「みなと」の自習コース
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日本語(話す・聞く・読む・書く)と日本文化を総合的に学べる
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JFコースブック『まるごと 日本のことばと文化』T1-5
まるごとA1-1(かつどう・りかい)
学習時間の目安は48時間
Can-do例
すきな たべものが
なにか はなします
英、西、中、インドネシア語、タイ語、ベトナム語
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まるごとA1-1(かつどう・りかい)
目標・場面の提示 表現の導入、練習で確認 (文→会話)
産出練習 (パート → 自分)
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まるごとA1-1(かつどう・りかい)
学習ページ
学習サポートコンテンツ
マイページ 学習進捗
ポートフォリオ
ことば 基本文 漢字
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ひらがなA1
ひらがなの読み書きを一通り学べる
負担なく文字を学べる
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学習の目安時間は14時間
解説言語は、英語
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ひらがなA1
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イントロダクション
タイピング1
タイピング2
手書き (オプション)
拗音、 特殊拍 あ行~わ行
テスト
復習クイズ1
復習クイズ2
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ひらがなA1
字形と音 連想法で字形と音を覚える 確認
単語単位 確認クイズ
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ひらがなA1
アニメ・マンガに登場するキャラクター表現が学べる
日本語学習への動機付けとなる
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学習時間の目安は1時間
解説言語は、英、西、中、インドネシア語、タイ語、ベトナム語
アニメ・マンガの日本語A1(あいさつ)
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ひらがなA1 アニメ・マンガの日本語A1(あいさつ)
キャラクター表現導入 確認クイズ
キャラクターになりきって会話 テスト
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ひらがなA1 俳句入門B1
拍、季語、切れ字を学び、俳句を鑑賞したり、詠んだりする。
学習の目安時間は2時間
解説言語は、日本語
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ひらがなA1 俳句入門B1 拍、季語、切れ字 有名な俳人、学習者の俳句を鑑賞
俳句を作成してグループ掲示板に投稿
他の受講生や 教師からコメント
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コース:「まるごとA1-1(かつどう・りかい)」 対象者:国際経営学マスターの大学生(スペイン)
学習の流れ: 反転授業に使用。 ①オリエンテーション 反転授業の説明、「みなと」への登録、使い方説明 ②「まるごとオンラインコース」を使って反転授業(T1~3) ③『Japanese for busy people1』で授業(自己紹介、時間) (続く)
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どう使う?活用事例1
反転授業にして、導入やリスニングの時間が短縮され、余剰時間が生まれた。その時間を使って、学生が調べてプレゼンをする活動などができ、学習者主体の授業ができた。
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コース:「まるごとA1-1(かつどう・りかい)」 対象者:国際企業研修プログラムの受講生(アメリカ)
学習の流れ: 秋学期開始までの、自習用教材として使用。 ①夏コースの授業(約4週間) 『げんき1』 1-8課 ②「まるごと日本語オンラインコース」で自習
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どう使う?活用事例2
企業研修に1学期おきに行ってしまう学生がいるため、
日本語の履修を続けたくても断念しなければならない者がいる。オンラインコースを使って継続学習できる環境を整えられないか考えていきたい。
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コース:「ひらがなA1自習コース」 対象者:選択科目で日本語を学ぶ大学生 (マレーシア)
学習の流れ: 学期開始前の準備学習として使用。 かなの授業時間は設けず、学生は自宅で「ひらがな/カタカナコース」を受講し、修了証を提出する。
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どう使う?活用事例3
教室の板書や配布物でひらがな,カタカナを自然に使っていくと、読みについてはかなり高い割合でできるようになった。
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コース:「アニメ・マンガの日本語A1(あいさつ)」 対象者:日本文化イベント参加者(ブラジル)
学習の流れ: 30分程度のミニレッスンとして実施。
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どう使う?活用事例4
他のイベントでも行いたいという声が聞かれ、評判だった。
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コース:「俳句入門B1」 対象者:日本で学ぶ研究者、大学院生(多国籍)
学習の流れ: 反転授業として使用。 ①事前に拍、季語、切れ字をコースで学習。
②授業中に、俳句を鑑賞し、自分で詠んでみる。クラス内 で共有する。
③ その後に、グループ掲示板に投稿。他の受講生の俳句にコメントする)
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どう使う?活用事例5
拍などの俳句の基本ルールをコースで学んでいるので、俳句を鑑賞したり、詠んで共有することに時間がさけた。
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どう使う?意見交換
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対象者は?授業の流れは?
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ありがとうございました