jp1 netbackupで実現!...
TRANSCRIPT
JP1
JP1/VERITAS NetBackup
NetBackupで実現!バックアップ遅延の解消
はじめに
近年、企業内の業務で扱うデータは増加し続けています。そのデータは級数的に増加し、ある企業では3年間で50倍に増加したなどという報告を聞くこともあります。
◆大切なデータをバックアップできない!? なぜ?
企業内のデータ増加は、「保護すべき重要なデータも増加すること」につながります。当然、バックアップ実行時間もそれに伴い増加します。バックアップ時間は、その増加量に応じて比例して増加するものと考えていませんか?一概にそうとは言えません。データ増加に伴い、バックアップ遅延を引き起こす様々な問題が姿を見せ始めます。そしてバックアップが計画通りに進まず、時間通りに終了しない・・・そんな事が起こりはじめます。
バックアップ完了!
バックアップ中…
現在
3年後
業務開始時間はずらせない・・・
以前より速度が遅くなりバックアップ許容時間内に終了しない・・・
企業で扱うデータ増加例
想定される懸念事項
バックアップできない!?
バックアップ
バックアップが無いとどうなるか。データの損失が発生した場合、その影響は業務が停止するだけにとどまらず、利益損失や信用失墜など決して小さなものではありません。データ損失のリスクに備えていたはずなのに、これらのリスクが再度発生するかもしれません。
バックアップが取れず再度リスクが・・・
利益損失 信用失墜
再浮上するリスク
◆事前準備が大切。しかし、どういうことを想定して準備をすればよい?
バックアップデータ増大により発生する問題はどのようなことなのでしょうか。バックアップ経路のどの部分に問題が潜んでいるのでしょうか。
LAN
バックアップサーバ
業務サーバ(バックアップクライアント) 業務データ
バックアップデータの流れ
いったいどこに問題が潜んでいる?どこで遅くなる?
バックアップ経路例
JP1/VERITAS NetBackupでは、潜在する問題に備えた構成が可能です。
順番に確認していきましょう
LAN
バックアップサーバ
業務サーバ(バックアップクライアント)
業務データ
業務クライアント
バックアップデータの流れ
参照の手引き
バックアップが始まるといつもネットワークを介した業務処理が遅くなる。業務処理と同時にバックアップも次第に遅くなっているようだしどうにかならないのか・・・
大量のデータ書き込み処理が早くなるとバックアップ時間が短縮されるのだが・・・
細かいデータが多く、読み込みに時間がかかる。今はまだ何とかなるがこれ以上遅くなると・・・
Webサーバ(バックアップクライアント)
バックアップ経路上で問題が潜んでいる場所に着目いたしました。解決案を参照をする前に、一度ご確認してください。
バックアップ経路例
解決案1
を確認!
解決案2 解決案3 解決案4
を確認!
解決案5
を確認!
■ Contents
バックアップデータの経路分離
バックアップ用LANを設定するには
バックアップデバイスの追加
バックアップデバイスを追加するには
ディスクステージングの追加
ディスクステージングを追加するには
複数ドライブを同時に稼動
複数ドライブを同時に稼動させるには
RAWバックアップの実行
RAWバックアップを実行するには
バックアップ処理の分散
バックアップサーバ(メディアサーバ)を追加するには
オフホストバックアップ
RAWバックアップを上手に活用するために
NetBackup管理コンソール 画面概要
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
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解決案1
参考情報
特集
解決案2
解決案3
解決案4
解決案5
解決案6
付録
LAN
バックアップサーバファイルサーバ
(バックアップクライアント)
業務データの流れバックアップデータの流れ
業務データとバックアップデータが集中し業務遅延が発生
バックアップデータの経路分離
データを一つのセグメントに集中させるのではなく、バックアップデータを流す専用のLANを用意することでネットワークにかかる負荷を分離し、業務処理、バックアップ処理遅延を防止します。それによりバックアップ時間の短縮が期待できます。
業務用LAN
バックアップサーババックアップクライアント
(ファイルサーバ)
業務データの流れ
バックアップデータの流れ
業務データとバックアップデータを分離して遅延を回避!
バックアップ用LAN
構成変更例
解決案1
変更前
変更後
1
設定概要 バックアップ用LANを設定するには
1 バックアップ用のセグメントを追加しバックアップサーバとクライアントが通信できるようにします。
バックアップサーバとバックアップクライアントがお互いにホスト名を使用した通信が可能である状態にします。
業務用LAN
バックアップサーバ バックアップクライアント
バックアップ用LAN
バックアップ用LANでホスト名を使用した通信を確認
ホスト名:ha8000_bk ホスト名:bs2000_bk
2 管理コンソールを操作してバックアップ用LANで使用するバックアップサーバのホスト名を登録します。
2
※本手順は概要です。設定詳細、注意事項等は別資料を参照してください。※設定変更中はバックアップを実行しないでください。
管理コンソールの左ペインに表示されたメニューの「ホストプロパティ」を展開して「マスターサーバー」を選択します。
右ペインにマスターサーバーのホスト名が表示されるので選択します。
表示された「マスターサーバー」を選択した状態でメニューバーの「処理」 - 「プロパティ」を選択します。
3
「マスタサーバープロパティ」が表示されます。左ペインに表示された「サーバー」を選択し
右ペインに表示された「追加サーバー」欄の「追加」ボタンをクリックします。
ポップアップが表示されるので「OK」ボタンをクリックします。
「新しいサーバーエントリの追加」ウインドウが開くのでバックアップ用LANで使用するバックアップサーバのホスト名を入力し「追加」ボタンをクリックします。
サーバ名を追加したら「新しいサーバーエントリの追加」ウインドウを閉じます。
「マスターサーバーのプロパティ」ウインドウの「OK」ボタンをクリックします。
設定後はNetBackupのサーバーサービスを再起動する必要があります。管理コンソールを終了して下記のコマンドを実行してサービスの停止、起動を行います。
●サービス停止
・Windowsの場合[InstallPath]¥Netbackup¥bin¥bpdown
・UNIX/Linux®の場合/usr/openv/netbackup/bin/bp.kill_all
●サービス停止
・Windowsの場合[InstallPath]¥Netbackup¥bin¥bpup
・UNIX/Linux®の場合/usr/openv/netbackup/bin/bp.start_all
4
管理コンソールを操作してバックアップ用LANで使用するバックアップクライアントの設定を変更します。
3
管理コンソールの左ペインに表示されたメニューの「ホストプロパティ」を展開して「クライアント」を選択します。
右ペインにバックアップクライアントのホスト名が表示されるので変更するクライアントのホスト名を選択します。
変更する「クライアント」を選択した状態でメニューバーの「処理」 - 「プロパティ」を選択します。
「クライアントプロパティ」が表示されます。左ペインに表示された「サーバー」を選択し
右ペインに表示された「追加サーバー」欄の「追加」ボタンをクリックします。
「新しいサーバーエントリの追加」ウインドウが開くのでバックアップ用LANで使用するバックアップサーバのホスト名を入力し「追加」ボタンをクリックします。
「新しいサーバーエントリの追加」ウインドウを「閉じる」ボタンをクリックして閉じ、「追加サーバー」にバックアップ用LANで使用するサーバのホスト名が追加されたことを確認します。
5
「クライアントプロパティ」右ペイン上の「クライアント名」を選択します。左ペインにクライアント名が表示されるのでバックアップ用LANで使用するクライアントのホスト名に変更し「OK」ボタンをクリックします。
設定変更をするか確認するウインドウが表示されるので「はい」ボタンをクリックします。
バックアップポリシーのクライアントホスト名をバックアップ用LANで使用するホスト名に変更します。
管理コンソールの左ペインにある「ポリシー」
を展開してバックアップ用LANを使ったバックアップを実行したいポリシーを選択します。
バックアップポリシーを選択した状態でメニューバーの「編集」 - 「変更」を選択します。
4
6
バックアップポリシーを変更する「ポリシーの変更」画面が表示されるので「クライアント」タブを選択します。
業務用LANで使用しているホスト名を削除します。
設定を変更したバックアップポリシーが実行されると、設定を行ったバックアップ用LANを経由してバックアップデータが流れます。
削除後、バックアップLAN用に設定したクライアントホスト名を追加し、設定変更を反映します。
「ポリシーの変更」画面は「OK」ボタンをクリックして終了します。
削除
追加
こんな方法も
NDMPに対応したデバイスがある場合は、NDMPオプションを使用したバックアップでLANにかかる負荷を切り離し、バックアップ速度の向上が期待できます。
<NDMP構成例>
LAN
バックアップサーバ
業務データの流れ
NDMP対応NAS
NDMP対応テープライブラリ装置
SAN
バックアップ実行命令
バックアップデータの流れ
他の解決方法は無いだろうか?
解決案6
23ページへ
変更後
変更前
解決案2バックアップデバイスの追加
一つのバックアップデバイスにI/Oを集中させるとI/Oの処理遅延を引き起こす場合があります。JP1/VERITAS NetBackupでは一つのバックアップサーバに複数のバックアップデバイスを設定することが可能です。デバイスの追加しI/Oを分散することにより処理を高速化し、バックアップ時間の短縮が期待できます。またバックアップデバイスが追加されても、NetBackupがデバイス、分散されたバックアップイメージの管理を行うため、管理者の負担を増加させることもありません。
LAN
バックアップサーバ
バックアップクライアント バックアップクライアント
バックアップデバイス
バックアップデータが一つのデバイスに集中して遅延が発生
バックアップデータの流れ
構成変更例
LAN
バックアップクライアントバックアップクライアント
バックアップデバイスバックアップサーババックアップデバイス
バックアップデバイスを追加しバックアップデータを分散し高速化!
バックアップデータの流れ
7
バックアップデバイスを追加するには設定概要
バックアップデバイスをストレージユニットとして登録します。
1 バックアップサーバにバックアップデバイスを追加します。
2
バックアップデバイスバックアップサーバ
追加バックアップデバイス
バックアップサーバにバックアップデバイスを追加し、バックアップサーバ上で使用できる状態にします。
追加するバックアップデバイスは、既にバックアップで使用しているデバイスとI/Oのパスを分割するとより良いパフォーマンスが期待できます。
8
管理コンソールの左ペインにある「ストレージ」を展開して「ストレージユニット」を選択します。
「ストレージユニット」を選択した状態でメニューバーの「編集」 - 「新規」を選択します。
※本手順は概要です。設定詳細、注意事項等は別資料を参照してください。※設定変更中はバックアップを実行しないでください。
9
「新しいストレージユニット」ウインドウが開くので追加するデバイスに応じて必要な設定を行います。
ここではディスクストレージユニットを追加する場合の例を示します。
「ストレージユニット名」:AddStorage「ストレージユニット形式」:ディスク「ディスク形式」:ベーシックディスク
「ディレクトリへの絶対パス名」:E:¥AddStorage※追加したデバイスのフォルダを指定します
設定が完了したら「OK」ボタンをクリックします。
管理コンソールのストレージユニット一覧より
ストレージユニットが作成されたことを確認します。
3 バックアップポリシーのポリシーストレージを変更します。
バックアップデバイス
追加バックアップデバイス
バックアップサーバ
デバイス変更
バックアップポリシーの「ポリシーストレージ」を追加したバックアップデバイスの「ポリシーストレージ」に変更します。
解決案3
11ページへ
設定を変更したバックアップポリシーが実行されると、追加したストレージユニットにバックアップが行われます。
他の解決方法は無いだろうか?
10
解決案4
15ページへ
管理コンソールの左ペインにある「ポリシー」
を展開してバックアップ用LANを使ったバックアップを実行したいポリシーを選択します。
バックアップポリシーを選択した状態でメニューバーの「編集」 - 「変更」を選択します。
バックアップポリシーを変更する「ポリシーの変更」画面が表示されるので「属性」タブの
「ポリシーストレージ」をプルダウンメニューより追加したストレージユニットに変更し、変更を反映させます。
設定が終了したら「ポリシーの変更」ウインドウを「OK」ボタンをクリックして終了します。
変更
解決案6
23ページへ
変更後
変更前
解決案3ディスクステージングの追加
ライブラリ装置が低速である場合、バックアップデータの書き込み処理がボトルネックとなりバックアップの処理遅延が発生します。テープ装置より高速なディスクがある場合、一時バックアップ領域(ディスクステージング)を活用したバックアップを行うことでバックアップ時間の短縮が期待できます。
LAN
バックアップサーバ
バックアップクライアント バックアップクライアントバックアップデータの流れ
テープライブラリ装置
構成変更例
書き込み速度の遅いテープドライブへの処理が遅延
LAN
バックアップサーバ
バックアップクライアント バックアップクライアント
ディスクステージング領域
①高速なディスク装置へ一時的にバックアップし高速化!
②好きな時間にバックアップデータをテープへコピー
バックアップデータの流れ
テープライブラリ装置
11
ディスクステージングを追加するには設定概要
1 バックアップサーバにバックアップデバイスを追加します。
バックアップサーバ
ディスクステージング領域
バックアップサーバにディスクステージング用のバックアップディスクを追加し、OSから使用できる状態にします。
既に利用できるテープライブラリ装置より高速なディスク装置が使用できる場合はそれを利用することもできます。
テープライブラリ装置
追加したディスクをディスクステージング用ストレージユニットとして登録し、最終的にバックアップを行うデバイスへデータをコピーする設定を行います。
2
12
管理コンソールの左ペインにある「ストレージ」を展開して「ストレージユニット」を選択します。
「ストレージユニット」を選択した状態でメニューバーの「編集」 - 「新規」を選択します。
※本手順は概要です。設定詳細、注意事項等は別資料を参照してください。※設定変更中はバックアップを実行しないでください。
13
「新しいストレージユニット」ウインドウが開くのでディスクステージングの設定をする上で必要な項目を入力します。
「ストレージユニット名」:Staging「ストレージユニット形式」:ディスク「ディスク形式」:ベーシックディスク
「ディレクトリへの絶対パス名」:E:¥Staging※追加したデバイスのフォルダを指定します
そして「一時的なステージング領域を有効にする。ステージングスケジュールに従って最終的な宛先にデータを移動します」チェックボックスにチェックを入れます。
チェックを入れると「ステージングスケジュール」ボタンがアクティブになるのでクリックします。
「ディスクステージングのスケジュール」ウインドウの「属性」タブが開くので「最終的な宛先ストレージユニット」を最終的にバックアップを行いたいストレージユニットに設定します。
「開始時間帯」タブをクリックし
表示を切り換え、ディスクステージング用ストレージユニットから自動で最終的な宛先ストレージユニットへデータをコピーするスケジュール設定を行います。
ステージング用ストレージユニットと最終的な宛先ストレージユニットを同一のバックアップサーバに接続すると、データコピー時にネットワークや他サーバに影響を与えません。
設定が終了したら「OK」ボタンをクリックして「ディスクステージングスケジュール」と「新しいストレージユニット」ウインドウを閉じます。
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3 バックアップポリシーのポリシーストレージをディスクステージング用ストレージユニットに変更します。
ディスクステージング領域
設定を変更したバックアップポリシーが実行されると、バックアップはまずディスクステージング用ストレージユニットに行われ、設定したスケジュールに従い最終的なストレージユニットへコピーされます。
バックアップサーバテープライブラリ装置
デバイス変更
バックアップポリシーの「ポリシーストレージ」を、作成したディスクステージング用の「ポリシーストレージ」に変更します。
管理コンソールの左ペインにある「ポリシー」
を展開してバックアップ用LANを使ったバックアップを実行したいポリシーを選択します。
バックアップポリシーを選択した状態でメニューバーの「編集」 - 「変更」を選択します。
変更
バックアップポリシーを変更する「ポリシーの変更」画面が表示されるので「属性」タブの
「ポリシーストレージ」をプルダウンメニューよりディスクステージングユニット用ストレージユニットに変更し、変更を反映させます。
設定が終了したら「ポリシーの変更」ウインドウを「OK」ボタンをクリックして終了します。
他の解決方法は無いだろうか?
解決案2
7ページへ
解決案4
15ページへ
解決案6
23ページへ
変更後
変更前
解決案4複数ドライブを同時に稼動
ライブラリ装置に複数テープドライブがある場合に、ドライブを一つずつ使用してバックアップを行うのはリソースを有効活用しているとは言えず、処理の遅延を引き起こす要因にもなります。使用できるドライブを全て利用してバックアップを行うと速度が改善し、バックアップ時間の短縮が期待できます。
構成変更例
バックアップサーバ
バックアップデータの流れが一つのドライブに集中して処理が遅延
バックアップデータの流れ
バックアップサーバ
バックアップデータの流れ
バックアップデータの流れを分散させ複数ドライブに同時書き込みで高速化!
テープライブラリ装置
テープライブラリ装置
15
複数ドライブを同時に稼動させるには設定概要
1 テープライブラリ装置のロボット制御下にあるドライブが登録されストレージユニットが作成されていることを確認します。
接続されたテープライブラリ装置の同一ロボット制御下にあるテープドライブを登録します。
管理コンソールの左ペイン「メディアおよびデバイスの管理」 - 「デバイス」 - 「ドライブ」を選択すると右ペインにドライブ一覧が表示されます。
左の例ではロボット番号0番にテープドライブが4つあることを示しています。
管理コンソールの左ペイン「NetBackupの管理」 - 「ストレージ」 - 「ストレージユニット」を選択し、右ペインにテープライブラリ装置のストレージユニットが作成されていることを確認します。
16
※本手順は概要です。設定詳細、注意事項等は別資料を参照してください。※設定変更中はバックアップを実行しないでください。
3 複数のジョブが実行されるようバックアップポリシーを実行します。
各ジョブごとにバックアップが実行され、複数のドライブが同時に稼動するようになります。
管理コンソールの「アクティビティモニター」で複数のジョブ、複数のドライブが稼動していることを確認できます。
17
作成したストレージユニットの最大並列書き込みドライブ数を登録したドライブの台数に変更します。
2
①で右ペインに表示されたテープライブラリ装置のストレージユニットを選択して、メニューバーの「編集」 - 「変更」を選択し「ストレージユニットの変更」を表示します。
「最大並列書き込みドライブ数」が設定したドライブ数よりも少ない場合は数値を登録したドライブの台数に変更します。
設定変更、確認後は「OK」ボタンをクリックし「ストレージユニットの変更」ウインドウを閉じます。
複数のジョブが作成されず複数ドライブが使用されない。なぜだろうか・・・
Trouble!
他の設定を確認しましょう
Check 1
◆クライアントあたりの同時実行ジョブ数が制限されていませんか
JP1/VERITAS NetBackupの設定でクライアントあたりの同時実行ジョブ数が制限されている
可能性があります。複数のジョブが同一クライアントで実行されジョブが待機する場合は、管理コンソールよりマスタサーバのプロパティを開き、グローバル属性の「1クライアントあたりの最大ジョブ数」を設定したドライブより多く設定します。
ダブルクリック
同時に稼動させるドライブの数より値が小さい場合は大きくしましょう。
18
Check 2
◆複数データストリームの実行が許可されていますか
JP1/VERITAS NetBackupではバックアップ対象を一つのバックアップストリームとしてデータの書き込みを行いますが、単一のクライアントで構成されたバックアップポリシーを実行する場合、複数データストリームの実行が許可されていないとデータストリームが分割されず複数のドライブを使用してデータの書き込みを行えません。「複数のデータストリームを許可する」が有効でない場合は有効にします。
チェックが入っていない場合はチェックを入れましょう。
※本設定を有効にするとバックアップ対象で指定したリストの数だけバックアップストリームが分割され、ジョブが作成されます。データストリーム数を調節したい場合は を
あわせて確認してください。
Check 3
◆バックアップ対象がストリーム分割されるよう設定されていますか
Check 3
バックアップ対象として指定されているリストが単一である場合は複数のデータストリームが許可されていてもデータストリームが分割されません。バックアップ対象の指定が分割できる場合は指定を変更します。
※バックアップイメージはデータストリーム毎に作成されます。
変更
「E:¥Data¥1GB_1.data」「E:¥Data¥1GB_2.data」が一つのストリーム「E:¥Data¥2GB_1.data」が一つのストリームとなりデータストリームが分割されます。
※バックアップストリームは「NEW_STREAM」指示句で明示的に分割できます。明示的に分割
しないとエントリ数に応じてバックアップストリームが分割されます。
他の解決方法は無いだろうか?
解決案2
7ページへ
19
解決案3
11ページへ
解決案6
23ページへ
変更後
変更前
解決案5 RAWバックアップの実行
容量の小さなデータファイルが大量に存在するボリューム(パーティション)を、ファイル単位でバックアップすると、ファイル単位でシークタイムや読み込みが発生し、バックアップの遅延を起こす場合があります。ボリューム(パーティション)のオンラインバックアップはできませんが、RAWバックアップはボリューム(パーティション)単位でバックアップを行い、処理を高速化しバックアップ時間の短縮が期待できます。
LAN
バックアップサーバ バックアップクライアント(ファイルサーバ)
バックアップデータの流れ
ファイル単位に読み込みが発生し処理遅延が発生
LAN
バックアップサーバ バックアップクライアント(ファイルサーバ)
バックアップデータの流れ
ボリューム(パーティション)単位でデータを一括高速読み込み!
構成変更例
20
RAWでバックアップを実行するには設定概要
バックアップポリシーのバックアップ対象指定をRAW形式に変更します。
1
21
管理コンソールの左ペインにある「ポリシー」を展開してRAW形式のバックアップを実行したいポリシーを選択します。
バックアップポリシーを選択した状態でメニューバーの「編集」 - 「変更」を選択します。
「ポリシーの変更」ウインドウが開くので「バックアップ対象」タブを選択してバックアップ対象の指定方法を変更します。
●バックアップ対象がWindowsの場合
変更
バックアップポリシーのバックアップ対象指定を「¥¥.¥ドライブ文字:」
の形式に変更します。
ZドライブをRAWバックアップの対象とする場合は「¥¥.¥Z:」
と指定します。
※本手順は概要です。設定詳細、注意事項等は別資料を参照してください。※設定変更中はバックアップを実行しないでください。
●バックアップ対象がUNIX/Linux®の場合
変更
バックアップポリシーのバックアップ対象指定をデバイスに対応したRAWデバイスに変更します。
/dev/raw/raw1がバックアップ対象でマウントしているデバイスに対応したRAWデバイスである場合は「/dev/raw/raw1」
と指定します。
バックアップ対象のデバイスが使用されていない状態にします。2
●バックアップ対象がWindowsの場合
バックアップ対象のドライブが使用されておらず、他プロセスがアクセスしていない状態にします。
※注意
バックアップ対象のドライブが使用されている状態でバックアップを実行するとエラーが発生します。
プロセスA プロセスB
バックアップ対象
●バックアップ対象がUNIX/Linux®の場合
マウントポイント
バックアップ対象のRAWデバイスに対応したファイルシステムをアンマウントします。 バックアップ対象
RAWバックアップはどれくらい効果があるのだろうか?
特集
29ページへ
22
設定を変更したバックアップポリシーが実行されると、RAWバックアップが実行されます。
変更後
変更前
バックアップ処理の分散
バックアップ処理を1台のサーバで行うには処理が追いつかない場合があります。JP1/VERITAS NetBackupではバックアップを行うメディアサーバを複数台構成することが可能です。
これによりバックアップデータが大量であってもバックアップ処理を適切に分散し、I/O処理、ネットワーク負荷を軽減させバックアップ処理時間の短縮が期待できます。
LAN
バックアップサーバ
バックアップデータの流れ
バックアップデータが集中し読み込み、書き込みで処理遅延発生
バックアップクライアント群
バックアップクライアント(ファイルサーバ)
ライブラリ装置
バックアップディスク
LAN
バックアップサーバ(マスタサーバ)
バックアップデータの流れ
バックアップクライアント群
バックアップクライアント(ファイルサーバ)
ライブラリ装置
バックアップディスク
バックアップサーバ(メディアサーバ)
バックアップ処理を分散し、高速化!
※メディアサーバを追加する場合はEnterprise Server ライセンスが必要になります。
解決案6
構成変更例
23
バックアップサーバ(メディアサーバ)を追加するには
追加するバックアップサーバにメディアサーバプログラムをインストールします。
LAN
バックアップサーバ(マスタサーバ)
バックアップサーバ(メディアサーバ)
ホスト名:Media_Server追加
通信可
install
バックアップサーバ(マスタサーバ)と追加するバックアップサーバ(メディアサーバ)がお互いにホスト名で通信可能である状態にします。
その後、追加するバックアップサーバにメディアサーバプログラムをインストールします。 メディアサーバ
プログラム
設定概要
1
マスタサーバの設定を変更して、追加するメディアサーバのホスト名を登録します。
2
24
管理コンソールの左ペインに表示されたメニューの「ホストプロパティ」を展開して「マスターサーバー」を選択します。
右ペインにマスターサーバーのホスト名が表示されるので選択します。
表示された「マスターサーバー」を選択した状態でメニューバーの「処理」 - 「プロパティ」を選択します。
※本手順は概要です。設定詳細、注意事項等は別資料を参照してください。※設定変更中はバックアップを実行しないでください。
25
「マスタサーバープロパティ」が表示されます。左ペインに表示された「サーバー」を選択し
右ペインに表示された「追加サーバー」欄の「追加」ボタンをクリックします。
ポップアップが表示されるので「OK」ボタンをクリックします。
「新しいサーバーエントリの追加」ウインドウが開くのでバックアップ用LANで使用するバックアップサーバのホスト名を入力し「追加」ボタンをクリックします。
サーバ名を追加したら「新しいサーバーエントリの追加」ウインドウを閉じます。
「マスターサーバーのプロパティ」ウインドウの「OK」ボタンをクリックします。
設定後はNetBackupのサーバーサービスを再起動する必要があります。管理コンソールを終了して下記のコマンドを実行してサービスの停止、起動を行います。
●サービス停止
・Windowsの場合[InstallPath]¥Netbackup¥bin¥bpdown
・UNIX/Linux®の場合/usr/openv/netbackup/bin/bp.kill_all
●サービス停止
・Windowsの場合[InstallPath]¥Netbackup¥bin¥bpup
・UNIX/Linux®の場合/usr/openv/netbackup/bin/bp.start_all
メディアサーバにストレージユニットを追加します。3
26
管理コンソールの左ペインにある「ストレージ」を展開して「ストレージユニット」を選択します。
「ストレージユニット」を選択した状態でメニューバーの「編集」 - 「新規」を選択します。
「新しいストレージユニット」ウインドウが開くので追加するデバイスに応じて必要な設定を行います。
ここではメディアサーバにディスクストレージユニットを追加する場合の例を示します。
「ストレージユニット名」:Mediadisk「ストレージユニット形式」:ディスク「ディスク形式」:ベーシックディスク
「メディアサーバー」:Media_Server「ディレクトリへの絶対パス名」:E:¥Mediadisk
設定が完了したら「OK」ボタンをクリックします。
管理コンソールのストレージユニット一覧より
ストレージユニットが作成されたことを確認します。
バックアップポリシーのポリシーストレージを変更します。4
設定を変更したバックアップポリシーが実行されると、追加したメディアサーバのストレージユニットにバックアップが行われます。
他の解決方法は無いだろうか?
参考情報
28ページへ
27
管理コンソールの左ペインにある「ポリシー」を展開してメディアサーバのストレージ
ユニットへバックアップを実行したいポリシーを選択します。
バックアップポリシーを選択した状態でメニューバーの「編集」 - 「変更」を選択します。
バックアップポリシーを変更する「ポリシーの変更」画面が表示されるので「属性」タブの
「ポリシーストレージ」をプルダウンメニューより追加したメディアサーバのストレージユニットに変更し、変更を反映させます。
設定が終了したら「ポリシーの変更」ウインドウを「OK」ボタンをクリックして終了します。
変更
参考情報 オフホストバックアップ
日立ディスクアレイサブシステムが提供するShadowImageとJP1/VERITAS NetBackupが連携して、二重化されたバックアップ対象LUを業務サーバ、LANに負荷をかけずにバックアップを行う方式です。構成が難しいですが、バックアップクライアントのバックアップウインドウを確保することが容易でない場合に効果を発揮します。
LAN
業務サーバ(バックアップクライアント)
正ボリューム副ボリューム 1
日立ディスクアレイサブシステム
バックアップサーバ
2バックアップデータの流れ
動作バックアップサーバよりShadowImageの正ボリューム副ボリュームのディスクのペア状態解除を指示
ペア解除された副ボリュームをバックアップ装置へバックアップ
ShadowImage構成
1
バックアップ装置
2
• 業務サーバは正ボリュームを使用してバックアップ中も業務継続• LANにバックアップデータが流れず、ネットワークの圧迫回避• NetBackupとShadowImageが連携しバックアップを自動的に実行
Point
※本構成を組む場合は事前に注意事項、制限事項を必ずご確認してください。
業務サーバ、LANに負荷を与えない
構成例
28
150GBのボリューム(パーティション)に4KBのファイルを2500万個作成。これをテープライブラリ装置に通常バックアップ、RAWバックアップをしてその時間を測定し比較を行う。
時間計測は・バックアップサーバのOSがWindows 2008R2・バックアップサーバのOSがRed Hat Enterprise Linux 5.4(x64)
の2パターンで行う
RAWバックアップを上手に活用するために特集
細かいデータが大量に存在するボリューム(パーティション)。確かに普通にバックアップを行うと時間がかかるけどRAWバックアップに変更すると本当に早くなるの?
<構成>
FC FC
バックアップサーバ
テープライブラリ装置(LTO5)
バックアップデータの流れ
◆ボリューム(パーティション)の半分以上、細かいデータが存在する下記構成でバックアップ対象ディスクのデータをバックアップした場合に要したバックアップ時間を計測し、比較します。
バックアップ対象ディスク
<内容>
ファイルシステムサイズ:150GBファイル容量:約100GB(4KBのファイルが約2500万個)
Test!
29
結果
・バックアップサーバがWindows 2008R2の場合
・バックアップサーバがRed Hat Enterprise Linux 5.4(x64)の場合
その差約450分
ボリューム(パーティション)全体に細かいデータファイルが存在する場合はRAWバックアップを行うと非常に高速になります。
30
高速!
その差約100分
高速!
31
なぜ細かいデータが大量にある場合はRAWバックアップが高速になるの?
ディスク上のデータ読み出しで実行するSeekやReadなどの処理回数が異なることが大きなバックアップ時間の差になります。
ファイル単位のバックアップでは一つのファイルを読み取るごとにファイルを探す処理(Seek)や読み込み(Read)といった処理が発生しますが、RAWバックアップではボリューム(パーティション)単位でこれらの処理が入ります。
ファイルが多数だと、これらの処理にかかるオーバーヘッドが大きくなります。RAWバックアップはボリューム(パーティション)のデータ読み取りをシーケンシャルに処理し、ファイルを探す処理などのオーバーヘッドを無くすことができます。そのためこのような環境でRAWバックアップを行うとバックアップ処理が高速になります。
ファイル単位で毎回SeekやReadされるためオーバーヘッドが大きく低速
ボリューム(パーティション)
単位で一気に処理するため高速
通常バックアップ(ファイル単位)
RAWバックアップ
Seek,read・・・
Seek,read・・・
Seek,read・・・
Seek,read・・・
細かいデータが大量にあるボリューム(パーティション)のバックアップをする場合常にRAWバックアップを選択したほうがいいの?
150GBのボリューム(パーティション)に4KBのファイルを125万個作成。これをテープライブラリ装置に通常バックアップ、RAWバックアップをしてその時間を測定し比較を行う。
時間計測は・バックアップサーバのOSがWindows 2008R2・バックアップサーバのOSがRed Hat Enterprise Linux 5.4(x64)
の2パターンで行う。
<構成>
FC FC
バックアップサーバ
テープライブラリ装置(LTO5)
バックアップデータの流れ
バックアップ対象ディスク
<内容>
ファイルシステムサイズ:150GBファイル容量:約5GB(4KBのファイルが約125万個)
Test!
◆ボリューム(パーティション)全体の約30分の1、細かいデータが存在する下記構成でバックアップ対象ディスクのデータをバックアップした場合に要したバックアップ時間を計測し、比較します。
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結果
・バックアップサーバがWindows 2008R2の場合
・バックアップサーバがRed Hat Enterprise Linux 5.4(x64)の場合
通常バックアップの方が高速
その差わずか8分
ボリューム(パーティション)の全体容量、細かいデータファイルの数によって差が無いか通常バックアップの速度が速くなる場合があります。
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RAWバックアップを上手に活用するには
RAWバックアップは細かいデータファイルが大量に存在する場合、非常に有効なソリューションとなる場合がありますが、そのバックアップ特性を見極めて使用する必要があります。
まず、バックアップ容量は通常のバックアップでは使用している容量になりますが、RAWバックアップでは対象のボリューム(パーティション)全体容量になります。
バックアップ容量比較
RAWバックアップ通常バックアップ
使用している容量だけバックアップ
(未使用領域) (未使用領域)
常にボリューム(パーティション)全体をバックアップ
また、リストアをするときも通常バックアップではファイル単位でリストアが可能ですが、RAWバックアップはボリューム(パーティション)全体のリストアになります。
リストア動作比較
RAWバックアップ通常バックアップ
ファイル単位でリストア
ボリューム(パーティション)単位でリストア
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RAWバックアップのバックアップ容量サイジングはボリューム(パーティション)分必要
リストア要件によってバックアップ方法の使い分けが必要
【補足】ファイルバックアップではファイル数に応じたカタログ情報が作成されます。RAWバックアップと比較してデータファイルが大量にある場合はバックアップ容量以外にカタログ容量に注意する必要があります。
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RAWバックアップは・容量の小さなデータの数・ボリューム(パーティション)サイズ・リストア要件・オンラインバックアップの可否
の関連を見極めて使用すると効果的です。
そしてRAWバックアップは、Windowsシステムであればバックアップ対象をプロセスが使用していないこと、UNIX/Linuxシステムであればアンマウントされている必要があります。ファイル単位のバックアップであれば、システムが提供する機能を利用したオンラインバックアップが可能な場合もあります。しかし、RAWバックアップではオンラインバックアップができないということになります。
オンラインバックアップ動作比較(Windowsシステムの場合)
RAWバックアップ通常バックアップ
スナップショット作成
ボリューム使用中
ボリューム使用中
バックアップ可能 バックアップ不可
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・RAWバックアップの速さ・ファイル単位のリストア・オンラインバックアップ
Windows環境の「 」で実現できます。
FlashBackupはRAWレベルのバックアップと、ファイル情報をVSS(Volume Shadow Copy Service)と連携してバックアップすることで
・RAWバックアップの高速性・ファイル単位のリストア、ボリューム全体データのリストア・オンラインバックアップ
を可能にする技術です。別途EnterpriseClient Licenseが必要になりますが、非常に強力なバックアップソリューションの一つです。
・バックアップの高速性・ファイル単位のリストアこの二つを両立させるにはバックアップを2回取らなければならない!?バックアップにさらに時間がかかるのでは・・・
バックアップは必要だが、ファイルがあるボリュームを簡単にオフラインにはできない。オンラインバックアップはできないのか・・・
JP1/VERITASなら
FlashBackup 動作イメージ
バックアップ
バックアップ対象ディスク
バックアップ
ファイル情報
※ファイル情報とボリューム全体データをVSSと連携し同時にバックアップ
ボリューム全体データバックアップ
リストア
ファイル単位のリストアファイル情報
RAWデータのリストア
※状況にあわせてファイル、ボリューム全体データをリストア
リストア対象ディスクボリューム全体データ
バックアップ
を同時に実現する方法は?
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FlashBackupとRAWバックアップはどちらが高速なの?
◆29ページの構成で通常バックアップ、RAWバックアップ、FlashBackupの速度を計測し比較を行います。
Test!
結果
479分
29分
88分
FlashBackupはファイル情報をバックアップするためRAWバックアップより低速ですが、通常バックアップと比較すると非常に高速です。
Windows環境のFlashBackupなら・バックアップの高速性・状況に応じた柔軟なリストア・業務影響の少ないオンラインバックアップ
を同時に実現できます。
【NetBackup管理コンソール 起動時ウインドウ】
【ストレージ – ストレージユニット】バックアップ取得先であるストレージユニットの作成、設定参照、変更を行うことができます。
【ホストプロパティ – マスターサーバー】環境に応じたバックアップサーバの設定参照、変更を行うことができます。
【ホストプロパティ – クライアント】環境に応じたバックアップクライアントの設定参照、変更を行うことができます。
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NetBackup管理コンソール 画面概要付録
NetBackupでは、バックアップ全体を管理するマスターサーバーで各種設定情報を管理しています。それらの情報の設定、変更はGUIの管理コンソールより行うことができます。ここではドキュメント内で主に使用する画面の遷移と概要について説明します。
【右ペイン】左ペインで選択したメニューに応じたウィザードや詳細情報を表示します。
【左ペイン】カテゴリ別にまとまったメニューが表示されます。主なメニューとして以下のものがあります。
・アクティビティモニター・NetBackupの管理・メディアおよびデバイスの管理
【ポリシー】バックアップをいつ、どこに、何を、どうやって行うかを決定するバックアップポリシーの作成、設定参照、変更を行うことができます。
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・MicrosoftおよびWindowsは,米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
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その他、本資料に記載の会社名、製品またはサービス名は、それぞれの会社の商標または登録商標です。
●画面表示をはじめ、製品仕様は、改良のため変更することがあります。
2011 年 3 月 第1版 発行
2011 年 5 月 第2版 発行
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