light up numazu 基調講演 「オープンデータ活用によるまちづくり」
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オープンデータ活用によるまちづくり「 3 つの見える化」で「市民の力」を繋げよう!
2016 年 8 月 20 日ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズ株式会社
シニアコンサルタント 市川 博之
アジェンダ1. 自己紹介2. Code for Numazu の紹介3. オープンデータとは何か?4. 沼津市のオープンデータと行政の対応5. 沼津市の「見える化」事例6. 誰でもできる! - 色々な都市の事例7. 3つの見える化から繋がりに繋げる
Code for Numazu 2
自己紹介 市川博之(ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズ株式会社) 東京在住、沼津生まれ沼津東高校卒。
Code for Numazu 代表として月数回帰沼し活動中。
Code for Numazu 3
ファシリテーション型コンサルティングに強みを持つファームでコンサルタント業務に従事。現在は大手製造業にて製造基幹システム開発のプロジェクトマネージメントを担当中。
前職ではカーナビのエンジニアとしてアジア各地で企画・開発に従事。地図や交通に関しての知見を得る。(写真は、香港発のカーナビの発表会)
ハッカソン(プログラムコンテスト)で多数の優勝履歴有。トヨタをはじめ生駒市や会津若松市など自治体主催のコンテストでも受賞。
Code for Numazu 4
Code for Numazu の紹介( 1/2 ) シビックテック( CivicTech )って何?
シビック(市民の)とテック(テクノロジー)をあわせた用語です。「テクノロジーを活用しながら自分たちの身のまわりの課題を自分たちで解決していこう」という考え方です。Code for America で、「行政サービスをスマホのように使いやすく」というキャッチフレーズから始まり現在は、地域の課題解決まで自然と発展してきました。
シビックテック活動を、日本に取り入れているのが Code for Numazu を含む各地域の Code for 団体となります。
地域課題
地域にある課題を
市民がテクノロジーを利用して解決!
地域課題地域課題
地域課題
Code for Numazu の紹介( 2/2 ) Code for Numazu とは
市民が主体となり「 IT を梃子に地域住民の課題を解決し、より良い社会を目指す」活動する団体です。中立、公平の立場で、沼津の誇り、課題を見える化し、情報と活動をオープンにすることで、課題の解決へ繋げます。地域のつながりの活性化を狙います。自治体と企業と住民を繋ぐ活動、地域を作り出す次世代を育成を支援します。
Code for Numazu の活動
Code for Numazu 5
情報不明瞭 情報「見える化」情報なし
明瞭化
作成検討
Code for Numazu
解決できる団体?課題 A?課題 B
?課題 C
解決技術知恵活動資金
【課題が分かる】 【市民で出来ること】【正しい情報を知る】
Code for Numazu 6
オープンデータとは何か( 1/3 ) 社会サービスを行政が一括管理する、 20 世紀型スタイルでは①「課題の解決」が継続できない。 今後の社会サービスは、行政・市民が協業することで「効率的行政」「ビジネスチャンス」が生まれる。その為のキーとなるものが、②オープンデータである。 市民自ら課題解決が行えること、それは③地域課題の解決の道となります。
人口減少 税金増えない
インフラ維持大変
行政サービス減らせない
オープンデータ
市民企業 行政
「 20 世紀型の行政の限界」 「行政と市民協業、市民の力を活用!」
市民
企業
行政
サービスAサービスB・サービスXXX
サービス AサービスB・サービスXXX新サービス1地域課題解決
サービス提供行政が一括管理
行政データ未活用
市民の要望増やせない①
・透明性・信頼性の向上 ・市民参加・公民協働の推進 ・経済の活性化・行政の効率化②
行政、市民、企業様々な組み合わせでサービスを提供
市民自ら、地域課題に対して、解決サービスを作ることができる!
公民協業を通じ、市民がより地域に参加。その一歩目がオープンデータである。
③
Code for Numazu 7
オープンデータとは何か( 2/3 ) オープンデータの特徴は下記 3点です。
多数のデータを合わせて利用することで効果が増大します。価値のあるデータを、利用途中で制限がついたり、使えなくならないよう考慮をした結果、定義されました。
誰でも使え、相互運用性を保つことで、効率的運用ができる。
No. 特徴 説明1 コンピュータで利用できる
オープンデータはスマートフォン、タブレット、パソコン等で利用できる形式であることが必要である。紙での提供や、 HP上に HTML で書かれているだけのデータはオープンデータではない。また、配布にデータ作成以上のコストをかけてはならず、インターネットで入手可能なことが望ましい。
2 再利用・再配布できる オープンデータのデータ提供時のライセンスは、再配布や譲渡を制限せず、修正なども可能であることが必要である。データを利用する際、データに再利用・再配布の制限がかかっていると、その条項のせいで、掛け合わせや修正したデータに制限がかかることを避けるためである。
3 誰でも利用可能である オープンデータは、出生地、所有団体、データの使い道などによって利用の制限差別をしてはいけない。「非営利目的のみの利用に限る」「教育目的での利用に限る」などの制限も許されない。オープンデータであるためには、制限無く誰でも利用可能な状況でなくてはならない。
Code for Numazu 8
オープンデータとは何か( 3/3 ) 行政のオープンデータ推進で得られる多くのメリット
総務省「オープンデータ」とはを参考に作成。http://www.soumu.go.jp/menu_seisaku/ictseisaku/ictriyou/opendata/opendata01.html
行政 市民オープンデータ
行政の【透明性向上】
市民からの【信頼性向上】
市民参加による【民間サービス創出】・民間ニーズへの対応・最新技術の早期取込
【公民協業の推進】厳しい財政状況の助け
雇用創出
非効率な【業務効率化】
行政サービス 民間サービス公民協業サービス業務効率化
【自治体経済活発化】市民の活力を利用することで、行政だけではできないサービスが提供可能。
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沼津市のオープンデータと行政の対応( 1/2 ) しずおかオープンデータ推進協議会の尽力もあり、静岡県はオープンデータの取り組みに理解がある県と認知されています。
西部・東部自治体の意見交換会等、横のつながり作りにも尽力しています。オープンデータを利用したコンテストの実施も毎年行っております。
沼津市の情報を、静岡県の「ふじのくにオープンデータカタログ」に登録されているデータ数で確認してみましょう。( 2016/1 月時点)静岡市は公開できるデータは公開する方針。全国に先駆け、リアルタイム情報も公開予定。裾野市は基本データは公開済みで、課題解決のための取り組みに従事中。市町村 静岡市 沼津市 裾野市
データ数 339 35
同規模の都市と比べて公開されているデータが少ない、何故か?2
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沼津市のオープンデータと行政の対応( 2/2 ) 調査結果 3点の原因が判明しました。
1. HP上に情報はあるが、オープンデータとして利用できる形式ではない。2. どこの自治体も通常所有している情報が、デジタル化されていない。3. 縦割り行政の結果、データ公開の際に、色々な部署の許可や確認が発生し、調整できていない。 このような状況を打破するべく、 Code for Numazu は市役所と一丸となって幾つかの施策を打っています。1. 他市町村で公開しているデータのうち、災害情報など直ぐに必要な情報の優先度をつけ、各部署に整備を交渉。
2. HP上のデータのうち、少しの修正で公開できる情報を調査し、市役所に情報提供し公開準備を依頼。3. 民間でまとめられるものは、自分たちでデータを作成し公開。システム課、危機管理課との連携で、 8/14 現在で 21個のデータが公開中!
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沼津市の「見える化」事例( 1/6 ) 沼津に魅力はあるかないか、具体的に語れますか?まず、人口統計のオープンデータを利用して語ってみましょう。
平成 18年 平成 19年 平成 20年 平成 21年 平成 22年 平成 23年 平成 24年 平成 25年 平成 26年 平成 27年195000
200000
205000
210000
215000
220000
沼津市人口(人)
4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月-450-400-350-300-250-200-150-100
-500
50
10年間の月別増減平均
日本人像減数 外国人増減数
(人)転出超過自治体に毎年ランキング入り 日本人は継続的に流出。 3 月は特に顕著。
2005 年 年齢 - - 15-19 20-24 25-29 30-34 35-39人口 - - 10687 10570 13216 15990 14538
2010 年 年齢 - 15-19 20-24 25-29 30-34 35-39 40-44人口 - 9751 9886 10865 12885 15739 14382
2015 年年齢 15-19 20-24 25-29 30-34 35-39 40-44 45-49人口 9330 9118 9894 10570 12540 15675 14365
① ②①15-19才の人口は一度沼津からでると戻ってこない②現在の 40 代は、 10年前からあまり人口変化していない
若者が戻らないことが原因の一因?地元の大学が無い?働く場所が無い?情報を見える化すると、課題の仮説が考えられる。
Code for Numazu 12
沼津市の「見える化」事例( 2/6 ) では違う側面から、沼津の魅力のありなし、見てみましょう。
次は、ふるさと納税の額、他の都市と比べてどうでしょうか。市 平成 23年 平成 24年 平成 25年沼津市 2,234千円 4,666千円 13,672千円三島市 25,374千円 18,783千円 27,172千円鴨川市 28,598千円 56,431千円 85,011千円寄附金の勘定科目で見ているので、該当年に多額の寄付者がいた場合、多めに算出されます。
人口約 20万人約 11万人約 3.5万人
住民1人当たり換算68.36円
247.02円2428.89円
出て行った若者はふるさと納税する気が無い?40代は地元に残っているのでふるさと納税しない?
ふるさと納税の品物に魅力がない?
沼津って、もっと魅力のある街だったのでは?富士山もあり、海があるという、風景や風土は変わらない。皆さん、何が変化して、こうなったんだろうと疑問に思いませんか?となると、産業に変化があったのでは?【課題の仮説の発見】
原因を想像する
Code for Numazu 13
沼津市の「見える化」事例( 3/6 ) 若手の働く場所ってあるんだっけ? 製造業
産業 12大都市 沼津市農業 - 2.3%建設業 5.9% 7.5%製造業 8.7% 23.2%情報通信業 6.9% 2.2%運輸業、郵便業 5.7% 5.4%卸売業、小売業 22.7% 17.5%金融業、保険業 4.1% 2.8%不動産業、物品貸借業 3.8% 1.7%学術研究、専門・技術サービス業 4.4% 3.1%宿泊業、飲食サービス業 10.2% 6.4%生活関連サービス業娯楽業 4.2% 4%教育、学習支援業 3.5% 3.9%医療、福祉 8.5% 8.4%他のサービス業 11.1% 9.9%1% 未満の産業は除外。< 出典 総務省統計局 12大都市の人口と従業者数 >http://www.stat.go.jp/data/e-census/topics/topi751.htm<出典 沼津市 地区別産業別就業人口 >http://open-data.pref.shizuoka.jp/mu65tp02b-161/#_161商都と思っていたが、製造業従事者多いね。
-1000 0 1000 2000 3000 4000 5000 6000 7000 8000 0
200
400
600
800
1000
2895 208 78
26 58
594 446
1755
826 113
151 838 1175 778
2616 321
89
3997 663
1252 191
沼津市の一人当たりの給料と粗利の相関図
一人当たりの粗利
一人当た
りの給料
0 1000 2000 3000 4000 5000 6000 7000 0
100 200 300 400 500 600 700 800 900
1717
22
10953296
1135
2409
1419
348
181200142164304578 159
1578
613
128
小田原市の一人当たりの給料と粗利の相関図
一人当たりの粗利
一人当た
りの給料
0 1000 2000 3000 4000 5000 6000 7000 8000 0
100 200 300 400 500 600 700 800 900
1000
5192
568
83 729
223 580
376
984
680 298 328 251 2030
1456 2692
1974 287
192
5016 972
276
清水区の一人当たりの給料と粗利の相関図
一人当たりの粗利
一人当た
りの給料
市区町村 沼津市 小田原市 清水区平均給料 440 万 512 万 463 万
平均粗利 1,015万 2,868 万 1,269 万赤線:平均給料、青線:平均粗利
他に比べて、従事者は多いが、給料も粗利も低い。若者が就職したがらない、税収の低下に繋がるのでは?
情報は、量、質を他と比較してみることで強み・弱みが見えてくる。
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沼津市の「見える化」事例( 4/6 ) 若手の働く場所ってあるんだっけ? IT (情報通信業)
(雇用誘発数) (単位:万人)
情報通信産業計 鉄鋼
電気機械(除情報通信機器 )
輸送機械
建設(除電気通信施設建設)
卸売 小売 運輸
22 年 765.5 61.4 210.9 230.8 619.9 535.4 738.5 430.423 年 767.2 59.0 200.0 219.9 623.1 548.8 743.5 426.624 年 765.7 58.6 193.6 227.0 633.1 539.3 729.5 414.6
(出典)総務省「 ICT の経済分析に関する調査」(平成 26 年)http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/link/link03.html
(付加価値誘発額) (単位:兆円)
情報通信産業計 鉄鋼
電気機械(除情報通信機器 )
輸送機械
建設(除電気通信施設建設)
卸売 小売 運輸
22 年 89.4 9.7 21.0 24.2 43.8 50.9 35.1 33.023 年 87.9 8.9 20.0 21.6 44.5 53.2 36.1 32.624 年 87.4 8.9 18.9 23.3 46.2 53.6 35.9 33.3
産業 12大都市 沼津市農業 - 2.3%建設業 5.9% 7.5%製造業 8.7% 23.2%情報通信業 6.9% 2.2%運輸業、郵便業 5.7% 5.4%卸売業、小売業 22.7% 17.5%金融業、保険業 4.1% 2.8%不動産業、物品貸借業 3.8% 1.7%学術研究、専門・技術サービス業 4.4% 3.1%宿泊業、飲食サービス業 10.2% 6.4%生活関連サービス業娯楽業 4.2% 4%教育、学習支援業 3.5% 3.9%医療、福祉 8.5% 8.4%他のサービス業 11.1% 9.9%1% 未満の産業は除外。< 出典 総務省統計局 12大都市の人口と従業者数 >http://www.stat.go.jp/data/e-census/topics/topi751.htm<出典 沼津市 地区別産業別就業人口 >http://open-data.pref.shizuoka.jp/mu65tp02b-161/#_161
経済効果の高い産業にシフトできていない。沼津高専、沼津技術専門校、沼津情報ビジネス専門学校の学生の取り込みが出来ていない。人財の流出。
情報が見えると、弱み、対応の鍵も見えてくる。IT関連は従事者少ない。
Code for Numazu 15
現状【課題】見えてきましたね。一人当たりの粗利の低い製造業従事者が多い。一方、付加価値の向上になるか分からないが、補助金はある。
例:中小企業の設備投資の補助金「沼津市中小企業設備投資促進事業費補助金」高専など IT の学校はあれど、 IT 従事者と受け入れる企業数が少ない。
沼津市の「見える化」事例( 5/6 )
稼げない街の体質になっていく若者が街に対して魅力をなくす
街から出て行く故郷に思い入れなくなる
人口の減少と若手イノベーションが無い街になる課題から見えてくる負のサイクル
課題が見え、負のサイクルが分かれば、対策も検討できる!
×課題 【対策】どこかで連鎖を断ち切り、逆回転させ正のスパイラルを作り出す
Code for Numazu 16
沼津市の「見える化」事例( 6/6 ) 【解決策】の一例:循環を逆転させるシナリオを考える。
若者が街に対して魅力をなくす街から出て行く故郷に思い入れなくなる
人口の減少と若手イノベーションが無い街になる
稼げない街の体質になっていく稼げる産業にシフトする若者の流入とイノベーションに挑戦がしやすい街になる
街の仲間が増える新たな故郷の誕生
元市民、周辺市民から見ても街に魅力が出てくる価値を紡ぎだす正のスパイラルへ!
課題を皆さんで考え納得することで、人々と対策を話し合える。
・ IT 業起業支援、イベントの開催・若者向けの家賃補助金制度・主婦や高齢者向けのワークシェアの拡充
・市民自ら街の良いところを宣伝( SNS等)、キャッチフレーズ作成・トップセールス推進&職員がセールス(公務員こそ広報担当官)
・移住紹介者奨励金制度・プロを集めた現代版「トキワ荘」設立(インキュベーションセンター)・田舎と街が融合する沼津ならではの、どこでも仕事可能な、市全部をオフィススペースに
・毎年、市民主催で街をよくするアイデア大会を開催。・楽しい事業には、とにかく表彰する。(モノのブランド化ではなく、活動をブランド化!)
小さなアイデアでもかまわない!自分で課題を色々考えてみることがいいアイデアに繋がる!また、実現するために、どんな人が必要か検討できる。
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誰でもできる! - AED 情報作成【沼津】 ( 1/3 ) 【課題】 沼津市のデータは、住所情報(緯度経度がない)のため、現在位置から近い AED を探すことが出来ない。 【解決策】 AED情報に、緯度経度をつけ、アプリに搭載し利用展開してもらう。 【関係者】 沼津市、介護施設、 CfN 、アプリ開発者、 iPad講座
沼津市(元情報)介護施設(課題持ち主) Code for Numazu(データ整備)
アプリ開発者(アプリ調整)iPad講座(利用展開)
Code for Numazu の対応・必要なスキルはエクセルで入力するだけ・依頼解決までの期間は半月
依頼【価値の創出】市民が利用できる状態に!
依頼 依頼 展開
関係者同士の繋がりにより、新たなサービスという形で、一つの課題をクリア!
データ作成、整備をする活動を、 CfN は公開している誰がどんな活動をしているか分かる → 頼める先が分かる!
【活動の見える化】
Code for Numazu
誰でもできる! - さすけね【会津若松】 ( 2/3 ) 【課題】 会津若松市役所へのクレーム No.1 は除雪問題である。「必要なときに除雪されていない」「除雪車がはいつ来るの?」「優先順位がわからない」 【解決策】 積雪情報を見える化することで、除雪ボランティアや除雪の優先順位を計画しよう。 【関係者】 市民、会津若松市、会津大学生、地元ボランティア
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会津若松市(課題まとめ)会津大学生(仕組み作り)
市民(情報展開)
地元ボランティア(活動協力)市のクレームリストを整備
【価値の創出】・地域の課題を行政と市民が協働で解決へつなげる。・地域の人たちに、地域の人が仕組みを広める・地域の人たちが、自ら積雪データを作る・地域の人たちが、除雪ボランティアで対策する・地域の人たちが、除雪がうまくいかない真因を見つけ出すフィードバック
市民に解決策検討を依頼(ハッカソン)開発した積雪見える化システム(さすけね)を地域活動として説明
市民がチラシを作成し、地域のコミュニティに配布ボランティア団体と連携した除雪活動へと繋がる。課題の見える化→学生が仕組みを作る→活動を見える化→地域が活用!産官学と住民の連携は、活動と課題の見える化により相乗効果を生む!
【活動の見える化】 【活動の見える化】【課題の見える化】
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課題 どんな本が子供に人気があるのか、分からない主婦が多い。(前提:生駒市は関西のベッドタウンで、主婦に住みやすい街を目指しています。) 解決策 Code for Ikoma では、図書館の蔵書データと、本の評価情報を利用し、タイムリーに本を紹介するアプリを作ることを計画! 関係者 生駒市長、図書館、主婦、子供、 Code for IKOMA
図書館(情報提供)
誰でもできる! - 市長も参加型【生駒】 ( 3/3 )
子供(ユーザー)
Code for IKOMA(アプリ作成)
生駒市長主婦(課題元)
みなさま、本当にありがとうございます!市役所も良い形でコミットさせてください。(FBグループでコメント)
他市町村でも使えることを目指し、鋭意開発中。
依頼・協力協力【活動の見える化】
強力な支援!
2015年のアプリコンテストの結果継続して開発していることを FB や周辺への課題聞き込み、情報収集で告知。子供たちへ向けた学校へのアンケートの実施
依頼から 1年の歳月をかけ、図書館司書おすすめの絵本リストをオープンデータとして公開いただく。(司書のコメント付)
自分たちの活動を見える化することで、必要な協力者を巻き込める!協力者の巻き込み
3 つの見える化から繋がりに繋げる( 1/3 ) 3 つのテーマで語ったこと(本日のまとめ)テーマ 講演内容 3つの見える化
オープンデータ化行政の持つリソース、データを「コンピュータで使える、誰でも使える、再利用・再配布可能なオープンデータ」とすることで、「正しい」、「リアルタイム」の情報が分かる。
情報の見える化
沼津の見える化正しい情報、リアルタイムの情報を得ることで、市民それぞれが考え抜き、情報を自分なりに腹落ちさせることで、市民が地域の課題が分かり、解決に必要な人たちが分かる。
課題の見える化
誰でも活動できる!
どんな人、どんな団体が、課題について活動しているか、情報発信し、共有していくことでこの地域で何の活動をしている人たちがいるのか分かる。
活動の見える化「見える化」を通じて、個々の活動が価値のある活動へと繋がる!
Code for Numazu 21
3 つの見える化から繋がりに繋げる( 2/3 ) 皆さんが活動していること、課題に思っていることを「3つの見える化」に重ねてみましょう。 重ねることで、下記のような繋がりが思い浮かんできませんか?
自分の課題解決に必要な仲間は誰なのか自分の活動が、誰かの課題解決に必要となっているのでは課題を判断するのに必要な情報が足りていないのでは
「3つの見える化」により、自分の課題解決、また、そこに派生する新たな課題解決の道筋、必要な仲間との出会いが生まれます。市民の活力を繋げることで、市民の出来る範囲を増やし自らの街の価値増大へと繋がる。
3つの見える化から繋がりに繋げる( 3/3 ) 「沼津の地域課題 / 活動表」を広げていこう!
課題プレイヤー
情報公開
AED ラブライブサンシャイン 地域毎の
感情問題New!解決できる
市役所 ○ ○ ○Code forNumazu ○ ○ ○ ○iPadサークル ○市議さん ○ ○ ○内浦地区自治会 ○ ○沼津大学 ○新たな人 ○ ○ ○
②
③
③地域の「活動の見える化」がプレイヤーの増加を促す(参加者を横行に追加)
②「課題の見える化」が課題解決に必要なプレイヤーの繋がりを促す(縦列の参加者明確化)
① ①「情報の見える化」が真因を捉えた課題が何かを炙り出す(発見課題を縦列の追加)
④この活動表の広がりが沼津の無限の可能性の広がりを示す!
④
Code for Numazu 23
Let’s Go together!
御清聴ありがとうございました !
第二部では沼津で実際に活動しているリーダーたちによる「活動の見える化」お楽しみにして下さい。
補足資料: Code for Numazuのご紹介 市民が主体となり「 IT を梃子に地域住民の課題を解決し、より良い社会を目指す」活動する団体です。自治体と企業と住民を繋ぐ活動や、地域の次世代シビックハッカーを育成し、地域の繋がり活性化を狙います。 ①~③を通じて、沼津の誇り、課題を見える化し、みんなで解決します。情報、活動をオープンにすることで、みんなで中立的に検討できます。
公式サイトhttp://www.code4numazu.org/
①地域情報の見える化 ②地域活動の見える化 ③地域課題をみんなで解決・行政所有データ(統計、避難所情報等)を使い、沼津の強み、弱みを見える化してみる。・データやアプリ作成、 Web サイトを利用し沼津の役に立てる(例: AED 情報を整備し利用できる形にする)。
・沼津の成功 / 課題がある場所、よい点・悪い点を地元の方にお聞きし、要因は何か考え、情報発信する。・地元イベントや特産物に対してIT ができることを考える。(例:印刷可なイベント地図情報の提供等)
・①、②を通じて、分かった課題を、市民が対策を考え、解決に繋げる。・解決事例を増やし、市民同士の交流、繋がりを広げて、市民で解決できるものを広げる。
月一回定例会で、自分でデータを作ったり見える化し、考える活動をしています。結果はオープンデータ、地図、アプリなどにして公開しています。
Code for Numazu 25
補足資料:製造業一人当たりの粗利 沼津市、小田原市、清水区の製造業業種別 粗利比較( H26 )
製造業計食料品
製造業
飲料・たばこ・飼
料製造業繊維工
業
木材・木製品
製造業(家具を除く)
家具・装備品
製造業
パルプ・紙・紙加
工品製造業
印刷・同関連
業化学工
業
石油製品・石
炭製品製造業
プラスチック製品製造業(別掲
を除く)
ゴム製品製造業
窯業・土石製品
製造業 鉄鋼業
非鉄金属製造
業
金属製品製造
業
はん用機械器具製
造業
生産用機械器具製
造業
業務用機械器具製
造業
電子部品・デバイ
ス・電子回路製
造業
電気機械器具
製造業
情報通信機械
器具製造業
輸送用機械器具製
造業
その他の製造業-1000
0
1000
2000
3000
4000
5000
6000
7000
一人当たりの粗利の比較
沼津市 小田原市 清水区業界
粗利
一人当たりの粗利(付加価値)沼津市: 1,015万小田原市: 2,868万清水区: 1,269万
Code for Numazu 26
補足資料:製造業一人当たりの給料
製造業計食料品
製造業
飲料・たばこ・飼
料製造業繊維工
業
木材・木製品
製造業(家具を除く)
家具・装備品
製造業
パルプ・紙・紙加
工品製造業
印刷・同関連
業化学工
業
石油製品・石
炭製品製造業
プラスチック製品製造業(別掲
を除く)
ゴム製品製造業
窯業・土石製品
製造業 鉄鋼業
非鉄金属製造
業
金属製品製造
業
はん用機械器具製
造業
生産用機械器具製
造業
業務用機械器具製
造業
電子部品・デバイ
ス・電子回路製
造業
電気機械器具
製造業
情報通信機械
器具製造業
輸送用機械器具製
造業
その他の製造業
0
100
200
300
400
500
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一人当たりの給料の比較
沼津市 小田原市 清水区業界
給料 沼津市、小田原市、清水区の製造業業種別 給料( H26 )
一人当たりの給料沼津市: 440万小田原市: 512万清水区: 463万
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補足資料:総務省「オープンデータ」とは 行政がオープンデータ化を推進することで得られること
透明性・信頼性の向上市民が自ら又は民間のサービスを通じて、自治体の政策等に関して十分な分析、判断を行うことが可能となる。それにより、行政の透明性が高まり、行政への市民からの信頼を高めることができる。市民参加・公民協働の推進公共データの活用が進展し、公民の情報共有されることにより、公民の協働による公共サービスの提供、民間サービスの創出が促進される。これにより、多様な公共サービスが新たに提供され、厳しい財政状況、ニーズや価値観の多様化、情報通信技術の高度化にも対応できる。経済の活性化・行政の効率化市場における編集、加工、分析等の各段階を通じて、様々な新ビジネスの創出や企業活動の効率化され、自治体の経済活性化が図られる。また、政策決定等において公共データを用いて分析等を行うことで、業務の効率化、高度化が図られる。
総務省「オープンデータ」とはを参考に作成。http://www.soumu.go.jp/menu_seisaku/ictseisaku/ictriyou/opendata/opendata01.html