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LTE-Advancedの導入に向けて イー・アクセス株式会社 2012年7月4日 資料4G移2-2

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LTE-Advancedの導入に向けて

イー・アクセス株式会社 2012年7月4日

資料4G移2-2

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移動通信市場動向

フィーチャフォンからスマートフォンへの移行がデータトラヒックの増加を牽引

フィーチャーフォン スマートフォン モバイルブロードバンド

ユーザトラヒック 低 高

23,077.9

35,209.5

50,102.9

78,606.2

2010年9月 2011年3月 2011年9月 2012年3月

月間通算トラヒック (TB)

携帯電話・PHS・BWAのデータトラヒックの推移

移行

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2007年3月

2008年3月

2009年3月

2010年3月

2011年3月

2012年3月

MBB市場

イー・モバイル

21Mbps開始 (2009年7月)

42Mbps開始 (2010年12月)

7.2Mbps開始 (2007年12月)

LTE 75Mbps*開始 (2012年3月)

402万

312万

235万

141万

41万

840万

546万

346万

194万

出所:各社公開情報を元に当社予測

モバイルブロードバンド市場の成長

*一部エリアのみ、エリア外では37.5Mbps

モバイルブロードバンド(MBB)市場も順調に成長

当社は2007年のサービス開始以降 一早く高速化技術を提供しMBB市場を牽引

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当社の月間トラヒック量の推移

0

2,000

4,000

6,000

8,000

10,000

12,000

14,000

16,000

18,000

FY07-Q1

FY08-Q1

FY09-Q1

FY10-Q1

FY11-Q1

FY12-Q1

FY13-Q1

トラ

ヒッ

ク量

(T Byte)

年間約45%のトラヒック上昇

2008年 3月

2009年 3月

20010年 3月

2011年 3月

2012年 3月

※ 上り+下りトラヒック量(月間)

モバイルブロードバンドを中心とした当社主力セグメントにおいても 市場拡大とともにトラヒックが継続的に増加

フィーチャーフォン スマートフォン モバイルブロードバンド

ユーザトラヒック低 高

当社の主力セグメント

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各種トラヒック対策

サービス 端末 ネットワーク

増加を続けるトラヒックに対してサービス・端末・ネットワークで各種対策を実施中

小セル化・セル分割

家では固定WiFi 外ではMBB

高速サービス導入

固定BB No.1 WiFiルータ

FMC端末(GP03)

月額380円

FMC端末(GP03) 高速サービス導入

固定回線とのバンドル

無線LANオプション

・ADSLセット(月額500円) ・FTTH+MBBセットメニュー

’09年7月 HSPA+(21M)

’10年12月 DC-HSDPA(42M)

’12年3月 LTE(75M*)

*一部エリアのみ、エリア外では37.5M

高トラヒックエリアでは、セル間距離を最小化して小セル化

通信帯域制御

屋内対策 ・大中規模ビル屋内対策 ・小型基地局の開発/導入

1日300万パケットを超えた場合に一部制限

高トラヒックエリア

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今後のトラヒック予測

LTE契約者のトラヒック増のため、更なるトラヒック上昇が想定される

2.3GB

5.0GB

3G契約者 LTE契約者

約2.2倍

1契約者あたり月間平均トラヒック (2012年5月)

0

2,000

4,000

6,000

8,000

10,000

12,000

14,000

16,000

18,000

FY07-Q1

FY08-Q1

FY09-Q1

FY10-Q1

FY11-Q1

FY12-Q1

FY13-Q1

トラ

ヒッ

ク量

(T B

yte

LTEの普及により、今後のトラヒックの伸びに 拍車がかかることが想定される

トラヒック予想

(見直し後)

トラヒック予想

(当初想定)

2012年 3月 ※ 上り+下りトラヒック量(月間延べ)

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周波数ひっ迫の実態

一部地域における局所的トラヒックの伸びによる周波数ひっ迫が課題

新橋駅周辺の年間トラヒック上昇率 (2011年3月~2012年3月)

新宿駅周辺の年間トラヒック上昇率 (2011年3月~2012年3月)

(地図出所: 国土地理院)

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局所的なトラヒック増に対する周波数の確保

3.4~3.6GHz帯は比較的広帯域の周波数確保が見込める ただし従来周波数に比較して基地局当たりのカバレッジが小さい

3.4~ 3.6GHz帯

1.7GHz帯 700MHz帯

3.4~3.6GHzは伝搬ロスで8dB程度の差⇒伝搬距離で0.6倍 (1.7GHz帯を基準とした場合) *ITU-R勧告P.1411-6

8dB 12dB

同一面積カバーに必要な基地局を単純比較 (1.7GHz帯を1とした場合)

約3倍 約1/4 1

面カバー向け 局所カバー向け

高周波数帯については面カバーを前提とせずに設備投資効率の高い ネットワークを構築し、MBB普及のためのより廉価なサービス提供が可能

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21.5

24.3

31.3

31.5

31.6

39.4

39.8

62.2

75.6

87.6

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100

機能の多さ

画面の大きさ

起動速度

電池の持ち時間の長さ

操作の簡単さ

デザイン

使用可能エリアの広さ

つながりやすさ

通信速度

価格

%

さらなる高速化に対する需要

トラヒック対策と並んで今後も引き続き高速化需要への対応も必要

価格・速度に関するユーザの高い関心 スマートフォン、タブレット等のブロードバンド環境と 親和性の高い端末の急速な普及

(出所:ファーウェイ・ジャパン調べ 2010年 『社会人のネット利用に関する実態調査』

(出所:総務省 「平成 23 年通信利用動向調査の結果」)

高速化は局所的ではなく 全サービスエリアへの対応

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既存携帯電話用周波数の状況

TV 放送

ITS 航空無線 航行システム

KDDI ↑

MCA ↓

DCM ↑

KDDI ↓

DCM ↓

15MHz 15MHz 15MHz 15MHz

KDDI ↑

SBM ↑

DCM ↑

KDDI ↓

SBM ↓

DCM ↓

EM ↑

DCM ↑

EM ↓

DCM ↓

電波天文 宇宙運用

公共 業務

公共 業務

PHS

15MHz 15MHz 15MHz 15MHz 10MHz 10MHz 15MHz 10MHz 10MHz 15MHz

PHS DCM ↑

SBM ↑

KDDI ↑

DCM ↓

SBM ↓

KDDI ↓

宇宙運用 IMT衛星 IMT TDD

移動衛星

20MHz 20MHz 20MHz 20MHz 20MHz 20MHz

2GHz帯

1.5~1.7GHz帯

700~900MHz帯

1920 1980 2110 2170

1427.9 1462.9 1475.9 1510.9 1749.9 1784.9 1884.9 1879.9

773 815 845 860 890 900 915 960 803 718 748

DCM ↑

KDDI ↑

EM ↑

DCM ↓

KDDI ↓

EM ↓

MCA ↑

RFID SBM ↑

SBM ↓

10MHz 10MHz 10MHz 10MHz 10MHz 10MHz

面カバーに適した2GHz以下の周波数では連続した広帯域の確保が困難 高速化対応のためは既存周波数帯によるCA(Carrier aggregation)の導入が必須

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CAの標準化動向

3GPP RAN会合毎に既存周波数の新規組み合わせが追加 各社既存周波数のCAによるLTE-Advancedの導入と想定

RAN#50 (Dec. 2010)

RAN#51 (Mar. 2011)

RAN#52 (May 2011)

RAN#53 (Sep. 2011)

RAN#54 (Dec. 2011)

RAN#55 (Mar. 2012)

RAN#56 (Jun. 2012)

○Band3+7 ○Band4+17 ○Band4+13

○Band4+12 ○Band5+12 ○Band7+20 ○Band2+17 ○Band4+5 ○Band5+17 ○Band38*

○Band41*

○Band3+20 ○Band8+20 ○Band1+7 ○Band3+5 ○Band4+7 ○Band7*

○Band25* ○Band11+18 ○Band1+18 ○Band1+19 ○Band1+21

○Band3+8 ○Band3*

○Band2+4 ○Band25+26 ○Band12+25 ○Band4*

2010年 2011年 2012年

*Intra-band CA

初期検討のBand1+5、 Band1*、Band40*

と併せて31通りの組み合せ 今後も増加傾向と想定

○Band3+7 ○Band4+17 ○Band4+13

○Band3+7 ○Band4+17 ○Band4+13 ○Band4+12 ○Band5+12 ○Band7+20 ○Band2+17 ○Band4+5 ○Band5+17

○Band3+7 ○Band4+17 ○Band4+13 ○Band4+12 ○Band5+12 ○Band7+20 ○Band2+17 ○Band4+5 ○Band5+17 ○Band38* ○Band41*

○Band3+7 ○Band4+17 ○Band4+13 ○Band4+12 ○Band5+12 ○Band7+20 ○Band2+17 ○Band4+5 ○Band5+17 ○Band38* ○Band41* ○Band3+20 ○Band8+20 ○Band1+7 ○Band3+5 ○Band4+7 ○Band7* ○Band25*

○Band3+7 ○Band4+17 ○Band4+13 ○Band4+12 ○Band5+12 ○Band7+20 ○Band2+17 ○Band4+5 ○Band5+17 ○Band38* ○Band41* ○Band3+20 ○Band8+20 ○Band1+7 ○Band3+5 ○Band4+7 ○Band7* ○Band25* ○Band11+18 ○Band1+18 ○Band1+19 ○Band1+21

○Band3+7 ○Band4+17 ○Band4+13 ○Band4+12 ○Band5+12 ○Band7+20 ○Band2+17 ○Band4+5 ○Band5+17 ○Band38* ○Band41* ○Band3+20 ○Band8+20 ○Band1+7 ○Band3+5 ○Band4+7 ○Band7* ○Band25* ○Band11+18 ○Band1+18 ○Band1+19 ○Band1+21 ○Band3+8 ○Band3*

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LTE-Advanced導入に関する海外動向

グローバルには2013年よりLTE-Advancedサービスが開始されると想定 導入当初より既存周波数のCAによるサービス提供に高い関心

【出所】 http://www.sktelecom.com/ http://www.fiercewireless.com/story/att-deploy-lte-advanced-2013/2011-11-08 http://www.fiercewireless.com/story/sprint-will-deploy-lte-advanced-first-half-2013/2011-10-25 http://www.fiercewireless.com/story/clearwire-our-lte-advanced-network-will-be-able-hit-168-mbps/2012-05-14?utm_medium=rss&utm_source=rss

SK Telecom(韓国) 2013年に既存800MHz(Band5)+1.8GHz(Band3)のCAを導入する予定であることを発表

AT&T(米国) 2013年にLTE-Advancedサービスを開始する予定であることを発表

Sprint(米国) 2013年上半期にLTE-Advancedサービスを開始する予定であることを発表

Clearwire(米国) 2014年までにBand41のCAにより168Mbpsを達成と発表

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IMT-Advancedの位置付け

トラヒック対策・高速化対応双方を満たす技術として位置付け トラヒック発生の実態に応じて周波数を使い分け実現

高トラヒック地域

3.4~3.6GHz帯により 屋内を中心とした局所的トラヒック対策

700MHz帯+1.7GHz帯のCAにより 面的に高速化対応

700MHz帯エリア (ルーラル)

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既存周波数帯における干渉検討について

下りCA、4x4 MIMOまでに限定することで過去の検討結果の流用可能

LTE LTE-Advanced

700MHz帯

1.7GHz帯

700MHz帯

1.7GHz帯

下りはCA

上りはSC

•既存LTEでも1つの基地局から複数の周波数でキャリア送信

•端末側が通信する周波数は1つに限定

•端末は下りCAにより2つの周波数を同時に受信

•上りをシングルキャリア(SC)に制限することで、LTEと干渉検討モデルは同一

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まとめ

下りCA、4x4 MIMOまでに限定することで過去の検討結果の流用可能

IMT-Advancedは容量増・高速化対応にむけて導入する技術

トラヒック増加が著しく、新周波数の継続的割り当てが必要

高い周波数帯については特に局所的トラヒックへの対応に有効