moodle tokyo cafe #22 ユーザー認証と受講登録

15
Moodle Tokyo Cafe ユユユユユユユユユユユ ユユ ユユ [email protected]

Upload: takayuki-fuwa

Post on 16-Apr-2017

909 views

Category:

Education


0 download

TRANSCRIPT

Page 1: Moodle Tokyo Cafe #22 ユーザー認証と受講登録

Moodle Tokyo Cafeユーザー認証と受講登録不破 崇行

[email protected]

Page 2: Moodle Tokyo Cafe #22 ユーザー認証と受講登録

本日のテーマ ユーザー認証 受講登録 Moodle 上でよく出てくるこのキーワードをさくっと整理してまとめます。

Page 3: Moodle Tokyo Cafe #22 ユーザー認証と受講登録

突然ですが、質問です。 Moodle をはじめとする Web アプリケーションには「認可」と「認証」という言葉が出てきます。日常業務にも出てくる言葉です。 ところで「認証」と「認可」、この 2 つの言葉の違いは何でしょうか? 正解一番乗りの方には景品が出ます!

Page 4: Moodle Tokyo Cafe #22 ユーザー認証と受講登録

正解 認証

本人かどうかを確認し、正規の利用者であることを確認すること 例:「あ、この人は 不破崇行さんですね!」という事を確認する 日常生活では「身分証確認」などが該当します。 ATM の暗証番号入力も「認証」になります。

認可 「認証」を行った上で、適切なアクセス権限を付与すること

例:「消防法の認可を受け、工事を実施する」 消防法 第七条  建築物の新築、増築、改築、移転、修繕、模様替、用途の変更若しくは使用について許可、認可を受け(以下略)

Page 5: Moodle Tokyo Cafe #22 ユーザー認証と受講登録

認証の二大要素 例えば、 1 つの Moodle 上に 2 人のユーザーがいると想定します。

( 認証 )Moodle へのログインは出来る( 認可 ) コース A のみアクセスできる ( 認証 )Moodle へのログインは出来る

( 認可 ) コース B のみアクセスできる

2 人ともログインは出来るが、入れるコースは違うこれが「認可と認証」

Page 6: Moodle Tokyo Cafe #22 ユーザー認証と受講登録

突然ですが、また質問です! Moodle でよく出てくる「ユーザー認証 ( ログイン ) 」と「受講登録」という言葉 どちらが「認可」でどちらが「認証」でしょうか?

ユーザー認証 -> ? 受講登録 -> ?

見事正解された方には景品が出るかもしれない!

Page 7: Moodle Tokyo Cafe #22 ユーザー認証と受講登録

認証 ( ログイン )

Moodle へのログイン方法 (auth type) には色々あります。 手動登録 / 自己登録 LDAP shibboleth IMAP

Page 8: Moodle Tokyo Cafe #22 ユーザー認証と受講登録

手動ログイン 事前に管理者が学生のユーザーを作成する。

Page 9: Moodle Tokyo Cafe #22 ユーザー認証と受講登録

LDAP( えるだっぷ ) サーバ 認証管理サーバ 複数のシステム間でユーザー情報・パスワードを共有するサーバ ユーザーが存在すること ( 認証 ) と、そのユーザーの所属情報 ( 認可 ) を教えてくれる

Page 10: Moodle Tokyo Cafe #22 ユーザー認証と受講登録

LDAP( えるだっぷ )

(1)A さんが Moodle にログインしようとする

(2) ユーザーが存在するのか・パスワードはあっているのか?を LDAP サーバに問い合わせする

(3)LDAP サーバは「このユーザーは存在していて、パスワードは合っているよ」など結果をMoodle サーバに返す

Page 11: Moodle Tokyo Cafe #22 ユーザー認証と受講登録

LDAP のメリット パスワード情報を Moodle で持たなくても良い 休学者や退学者が発生したときの対処が楽になる

LDAP サーバからアカウント停止処理が出来る

エンタープライズな話になると「退職者問題」が楽になる

Page 12: Moodle Tokyo Cafe #22 ユーザー認証と受講登録

Moodle と LDAP

「このユーザーは存在する」という認証が出来る Moodle へのログイン時に認証してくれる

「このユーザーは xx 学部にいて、 yy 学科にいる」という情報を取得できる この情報をベースに、自動で受講登録してくれる機能がある

多くの大学には LDAP が導入されている

Page 13: Moodle Tokyo Cafe #22 ユーザー認証と受講登録

外部データベース 別で稼働しているシステム ( 教務システムなど ) のデータベースを直接参照し、ユーザー認証が出来る 対象システムのデータベースにアクセス出来ることが前提

かつ、データベースの中身についても確認できること

データベース情報のテーブル / カラムと Moodle のフィールドとペアリングさせる仕組み

Page 14: Moodle Tokyo Cafe #22 ユーザー認証と受講登録

Shibboleth( しぼれす ) と「学認」 他にも、 Shibboleth もあります。

仕組みは大体 LDAP みたいな感じです。

国立情報学研究所が提供している「学認」  を使うと、他大学同士でのアクセスもできる。 「倫倫姫」 Moodle がやってます。

Page 15: Moodle Tokyo Cafe #22 ユーザー認証と受講登録

Moodle の「受講登録」 (enrol) の仕組み 「コースへの最初のアクセス時」に「コースに受講するか」を判定する コースへの初回アクセス時に、

パスワードを要求する クレジットカード (Paypal) などなど

先生が「登録ユーザー」から個別に登録する手法は、「手動登録」 (manual)