正式リリースされた.net coreに少し触れ合ってみる
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正式リリースされた.NET Coreに少し
触れ合ってみるクラウド勉強会~最新技術に触れてみよう~@熊クラ会
2016/07/23
Tsukasa Katoh
自己紹介
加藤司(Tsukasa Katou)
クラウドインテグレータ 時々 Webディレクター
Microsoft Azure、Office365を主に取り扱っています
元金融系インフラエンジニア
コミュニティ活動
• JAZUG熊本支部(くまあず)
• 熊本クラウド語ろう会
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注意事項
この資料は2016年7月23日時点での情報をもとに作成さ
れています。
今後、仕様等変更される可能性がありますので最新情報
をご確認下さい。
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.NET Coreとは?
.NET Core はコードの再利用・共有を出来るようにし、異なるプ
ラットフォーム間で移植できるように設計されている.NET
Frameworkのモジュール形式バージョンです。
.NET Coreはオープンソース化され、GitHubにソースコードが公開
されています。これにより一般のコミュニティや個人がコードを
フォークして機能の追加要求をすることが可能になりました。
Visual Studio 2015 Update 3から.NET Coreプロジェクトを作成でき
るようになりました。
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.NET Coreとは?
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引用:マイクロソフト
どんな環境で使えるの?
Windows
Windows 7以降、Server2012R2以降、Windows Nano Server TP5
.NET Core 1.0 for Visual Studio をインストールすることで「dotnet」コマン
ドが利用可能になります。
Mac OS X 10.11
Linux
RHEL、Ubuntsu、Linux Mint、Debian、Fedora、CentOS、Oracle Linux、
OpenSUSE
Docker
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Visual Studio Code
https://www.visualstudio.com/ja-jp/products/code-vs.aspx
Windows版の利用方法
.NET Core SDK for Windowsをインストールします。
もちろん Visual Studioでも開発は出来ます。以下2つを用意するこ
とでテンプレートから展開してコードを作成することができます。
Visual Studio 2015 Update 3
.NET Core 1.0 for Visual Studio
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実際にアプリケーションを作ってみる
コマンドプロンプトを開いて以下コマンドを投入。
#アプリを作成
> mkdir testapp
> cd testapp
> dotnet new
#アプリの実行
> dotnet restore
> dotnet run
MacOS版の利用方法
Homebrewで構築していきます。
~$ ruby -e "$(curl -fsSLk https://gist.github.com/raw/323731/install_homebrew.rb)"
.NET Core SDKを公式サイトからインストーラーをダウンロードし
てインストール。
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~$ brew update
~$ brew install openssl
~$ brew link --force openssl
Homebrewが入っていない場合
Webアプリケーションの開発環境も作ってみよう
.NETバージョンマネージャのインストール。
ASP.NETジェネレータの準備(node.jpとYeamanのインストール)
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~$ brew tap aspnet/dnx
~$ brew update
~$ brew install dnvm
~$ echo source dnvm.sh >> ./bash_profile
~$ brew install node
~$ bnpm install –g yo
~$ npm install –g generator-aspnet
~$ echo source dnvm.sh >> ./bash_profile
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Webアプリケーションのひな型展開(1)
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Webアプリケーションのひな型展開(2)
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Webアプリケーションのひな型展開(3)
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Dockerでの利用
Dockerハブにイメージが用意されているので、以下コマンドを投入
するだけです。
あとはWindowsの時と同じように以下コマンドでアプリを作成・実
行します。
~$ docker run -it microsoft/dotnet:latest
#アプリを作成
> mkdir testapp
> cd testapp
> dotnet new
#アプリの実行
> dotnet restore
> dotnet run
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まとめ
.NET Core、Visual Studio Codeの登場(オープン化)によってクロ
スプラットフォームでの開発が簡単に行えるようになった。
MacやDockerで簡単に開発出来るようになったことから、.NETアプ
リケーションが展開される機会が増えていくと思われます。
クロスプラットフォームによる開発、Xamarinなどを使ったスマホ
アプリ開発など、幅広いことが出来るのも.NETアプリケーションの
いいところだと思います。
快適な.NETライフを!
ご清聴ありがとうございました!