new telemann chamber orchestra · 2020. 10. 16. · telemann chamber orchestra 「文...

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令和 2 年度 文化芸術による 子供育成総合事業 ―巡回公演事業― 【オーケストラ公演】 テレマン室内オーケストラ Telemann Chamber Orchestra 「文 ぶんかげいじゅつ 化芸術による子 こども 供育 いくせい 成総 そうごう 合事 じぎょう 業―巡 じゅんかいじぎょう 回事業―」 が国 くに の一 いちりゅう 流の文 ぶんかげいじゅつだんだい 化芸術団体が , 小 しょうがっこう 学校・中 ちゅうがっこう 学校等 など において公 こうえん 演し , 子 こども 供たちが優 すぐ れた舞 ぶたいげいじゅつ 台芸術を鑑 かんしょう 賞する きかい 会を得 ることにより , 子 こども 供たちの発 はっそうりょく 想力やコミュニケーション能 のうりょく 力の育 いくせい 成 , 将 しょうらい 来の芸 げいじゅつか 術家の育 いくせい 成や国 こくみん 民の げいじゅつかんしょうのうりょく 術鑑賞能力の向 こうじょう 上につなげることを目 もくてき 的としています。 じぜん 前のワークショップでは , 子 こども 供たちに実 じつえんしどう 演指導又 また は鑑 かんしょうしどう 賞指導を行 おこな います。また , 実 じつえん 演では , できるだけ こども 供たちにも参 さんか 加してもらいます。

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  • 令和 2年度

    文 化 芸 術 によ る

    子供育成総合事業

    ―巡回公演事業―

    【オーケストラ公演】

    テレマン室内オーケストラTelemann Chamber Orchestra

    「文ぶんかげいじゅつ

    化芸術による子こども

    供育いくせい

    成総そうごう

    合事じぎょう

    業―巡じゅんかいじぎょう

    回事業―」

     我わ

    が国くに

    の一いちりゅう

    流の文ぶんかげいじゅつだんだい

    化芸術団体が , 小しょうがっこう

    学校・中ちゅうがっこう

    学校等など

    において公こうえん

    演し , 子こ ど も

    供たちが優すぐ

    れた舞ぶたいげいじゅつ

    台芸術を鑑かんしょう

    賞する

    機き か い

    会を得え

    ることにより , 子こ ど も

    供たちの発はっそうりょく

    想力やコミュニケーション能のうりょく

    力の育いくせい

    成 , 将しょうらい

    来の芸げいじゅつか

    術家の育いくせい

    成や国こくみん

    民の

    芸げいじゅつかんしょうのうりょく

    術 鑑 賞 能 力の向こうじょう

    上につなげることを目もくてき

    的としています。

     事じ ぜ ん

    前のワークショップでは , 子こ ど も

    供たちに実じ つ え ん し ど う

    演指導又また

    は鑑かんしょうしどう

    賞指導を行おこな

    います。また , 実じつえん

    演では , できるだけ

    子こ ど も

    供たちにも参さ ん か

    加してもらいます。

  • 演えんそうきょくもく

    奏 曲 目[1] G.Ph. テレマン:組

    くみきょく

    曲 ニ 長ちょうちょう

    調 TWV55:D18 第だい

    1 曲きょく

    「序じょきょく

    曲」 18 世

    せ い き

    紀当と う じ

    時、バッハを凌しの

    ぐ名めいせい

    声を誇り、5000 曲きょく

    以いじょう

    上作さっきょく

    曲したといわれる作さっきょくか

    曲家、テレマン。バッハよりもバロック時じ だ い

    代の「スタンダード」と言い

    える作さくひん

    品を多おお

    く書か

    いており、随ずいしょ

    所に聴き

    き手て

    を惹ひ

    きつける仕し か

    掛けが施ほどこ

    された「楽たの

    しさ」を重じゅうし

    視した作

    さくふう

    風でした。この組くみきょく

    曲は 7 曲きょく

    の短みじか

    い曲きょく

    で構こうせい

    成されています。

    【弦げ ん が っ き

    楽器のお話はなし

    】[2] ヴァイオリン - A. ヴィヴァルディ:「四

    し き

    季」より「春はる

    」第だい

    1 楽がくしょう

    章  ヴィヴァルディはヴァイオリンの名

    めいしゅ

    手でした。たくさんの協きょうそうきょく

    奏曲を残のこ

    していますが、その中なか

    でも「四し き

    季」はもっとも 有

    ゆうめい

    名。自し ぜ ん

    然を描びょうしゃ

    写した詩し

    をもとに書か

    かれています。 [3]【体

    たいけん

    験プログラム】クイズコーナー - 「四し き

    季」にはどんな情じょうけい

    景が描えが

    かれているのか?[4] ヴィオラ - G.Ph. テレマン:ヴィオラ協

    きょうそうきょく

    奏 曲 第だい

    2 楽がくしょう

    章  普

    ふ だ ん

    段は伴ばんそう

    奏の役やくわり

    割が多おお

    い楽が っ き

    器「ヴィオラ」。しかし、ヴァイオリンともチェロとも違ちが

    う、独どくとく

    特の音おんしょく

    色が魅みりょくてき

    力的な楽が っ き

    器です。[5] チェロとコントラバス - A. ヴィヴァルディ:チェロ・ソナタ 第

    だい

    2 楽がくしょう

    章  低

    ていおん

    音を担たんとう

    当するチェロとコントラバスによるソナタ。落お

    ち着つ

    いた響ひび

    きがとても魅みりょくてき

    力的です。[6] 弦

    げんがくがっそう

    楽合奏 - J.S. バッハ:管かんげんがくくみきょく

    弦楽組曲 第だい

    3 番ばん

    第だい

    2 曲きょく

    「エア」  そのメロディーの美

    うつく

    しさから後こうせい

    世まで愛あい

    され、様さまざま

    々な編へんせい

    成に編へんきょく

    曲された、誰だれ

    もが知し

    る名めいきょく

    曲です。

    [7]【体たいけん

    験プログラム】 ヴァイオリンを弾ひ

    いてみよう! - J.S. バッハ:ガヴォット ト 長ちょうちょう

    調

    [8]【チェンバロのお話はなし

    】 J.S. バッハ:インヴェンション 第だい

    1 番ばん

    ハ 長ちょうちょう

    調 ピアノがハンマーで弦

    げん

    をたたくのに対たい

    して、チェンバロは弦げん

    をはじいて音おと

    を出だ

    します。この曲きょく

    はバッハがチェンバロの学がくしゅう

    習のために書か

    いた曲きょく

    です。右み ぎ て

    手のパートと左ひだりて

    手のパートの対た い わ

    話をお楽たの

    しみ下くだ

    さい。

    [9]【体たいけん

    験プログラム】 バロックダンスのコーナー~メヌエットを踊おど

    ってみよう!~ G.F. ヘンデル:水

    すいじょう

    上の音おんがく

    楽 第だい

    2 組くみきょく

    曲「メヌエット」

    [10]G.Ph. テレマン:組くみきょく

    曲 ニ 長ちょうちょう

    調 TWV55:D18 第だい

    3 曲きょく

    「ロンド形けいしき

    式のガヴォット」 最

    さいしょ

    初に演えんそう

    奏した組くみきょく

    曲の第だい

    3 曲きょく

    です。「ガヴォット」は舞ぶきょく

    曲の一いっしゅ

    種で、「ロンド形けいしき

    式」は1つのメロディーが、別べつ

    のメロディーを挟

    はさ

    みながら何な ん ど

    度も出で

    てくることを指さ

    します。

    - 休きゅうけい

    憩 -

    [11]【金き ん か ん が っ き

    管楽器と打だ が っ き

    楽器のお話はなし

    】 G.Ph. テレマン:組くみきょく

    曲 ニ 長ちょうちょう

    調 TWV55:D18 第だい

    4 曲きょく

    「パッサカイユ」 最

    さいしょ

    初に演えんそう

    奏した組くみきょく

    曲の第だい

    4 曲きょく

    です。「パッサカイユ」は 3 拍びょうし

    子の曲きょく

    で、変へんそうきょく

    奏曲の一いっしゅ

    種です。この曲きょく

    はトランペットとティンパニが活

    かつやく

    躍する華はな

    やかな曲きょく

    です。

    [12]【歌うた

    のコーナー】 G.F. ヘンデル:オンブラ・マイ・フ バロック・オペラを代

    だいひょう

    表する歌か げ き

    劇「セルセ」の中なか

    の有ゆうめい

    名なアリアです。

    [13]【体たいけん

    験プログラム】 共きょうえん

    演のコーナー

    【木も っ か ん が っ き

    管楽器のお話はなし

    】[14] オーボエとファゴット - G.F. ヘンデル:2 つのオーボエとファゴットのための行

    こうしんきょく

    進曲[15]             J.S. バッハ:管

    かんげんがくくみきょく

    弦楽組曲 第だい

    1 番ばん

    第だい

    7 曲きょく

    「パスピエ」 ヘンデルの行

    こうしんきょく

    進曲は 2 つのオーボエとファゴットだけのために書か

    かれた曲きょく

    で、音おんがくげき

    楽劇などに挿そうにゅう

    入された短みじか

    い曲きょく

    です。 バッハの管

    かんげんがくくみきょく

    弦楽組曲の「パスピエ」は 17 世せ い き

    紀にパリで大だいりゅうこう

    流行した舞ぶきょく

    曲の形けいしき

    式です。[16] リコーダー - G.Ph. テレマン:四

    よ ん せ い ぶ

    声部のための協きょうそうきょく

    奏 曲 ト 長ちょうちょう

    調 第だい

    1 楽がくしょう

    章[17]        A. ヴァルディ:リコーダー協

    きょうそうきょく

    奏 曲 RV445 第だい

    3 楽がくしょう

    章(小しょうがっこう

    学校)[17]        G.Ph. テレマン:リコーダー協

    きょうそうきょく

    奏 曲 ヘ 長ちょうちょう

    調 第だい

    2 楽がくしょう

    章(中ちゅうがっこう

    学校) 皆

    みな

    さんが学がっこう

    校で習なら

    うリコーダーは、もともと鳥とり

    に歌うた

    を覚おぼ

    えさせるための楽が っ き

    器だったそうです。バロック時じ だ い

    代には大だいりゅうこう

    流行し、ソナタや協

    きょうそうきょく

    奏曲もたくさん作つく

    られました。

    [18]【体たいけん

    験プログラム】 指し き た い け ん

    揮体験コーナー - G.F. ヘンデル:組くみきょく

    曲 変へん

    ロ 長ちょうちょう

    調 HWV352 第だい

    3 曲きょく

    「アルマンド」

    [19]G.Ph. テレマン:組くみきょく

    曲 ニ 長ちょうちょう

    調 TWV55:D18 第だい

    7 曲きょく

    「ファンファーレ」 最

    さいしょ

    初に演えんそう

    奏した組くみきょく

    曲の終しゅうきょく

    曲「ファンファーレ」です。ごく短みじか

    い曲きょく

    ですが、華はな

    やかで楽たの

    しい曲きょく

    です。

  •          指し き

    揮 / 高たかまがりのぶかず

    曲伸和リコーダー / 村

    む ら た よ し お

    田佳生 歌

    うた

    ・司し か い

    会 / 中な か む ら と も こ

    村朋子  コンサートマスター / 浅

    あ さ い さ き の

    井咲乃    テレマン室

    しつない

    内オーケストラ

    出しゅつえんしゃ

    演 者

    バロック音おんがく

    楽って何なに

    ?? 「クラシック音

    おんがく

    楽」と一ひとくち

    口に言い

    って

    も、実じつ

    はその中なか

    には「バロック」や

    「古こ て ん は

    典派」、「ロマン派は

    」など、いくつ

    かの種しゅるい

    類があります。

     「バロック音おんがく

    楽」は 1600 年ねんごろ

    頃から

    1750 年ねんごろ

    頃までの時じ だ い

    代に作つく

    られた音おんがく

    のことです。日に ほ ん

    本で言い

    うと江え ど じ だ い

    戸時代

    の少すこ

    し前まえ

    から中なかごろ

    頃までにあたります。

    代だいひょうてき

    表的な作さっきょくか

    曲家は J.S. バッハ、G.F. ヘ

    ンデル、A. ヴィヴァルディ、G.Ph. テ

    レマンなどです。

     当と う じ

    時は今いま

    と違ちが

    い、コンサート用よう

    ホールではなく、教きょうかい

    会や貴き ぞ く

    族のお屋や し き

    で演えんそう

    奏されていました。どういった時とき

    に演えんそう

    奏されたかというと、教きょうかい

    会の儀ぎ し き

    の時とき

    、貴き ぞ く

    族のパーティーや食しょくじどき

    事時など

    です。バッハやヴィヴァルディの作つく

    た音おんがく

    楽は、当と う じ

    時の人ひとびと

    々の生せいかつ

    活ととても

    深ふか

    い関かか

    わりのあるものでした。

     バロック時じ だ い

    代より前まえ

    は声せいがく

    楽 ( 歌うた

    ) が

    宮きゅうてい

    廷での演えんそう

    奏の様よ う す

    楽が っ き

    器について

    チェンバロヴァイオリン属ぞく

    の楽が っ き

    器(ヴァイオリン / ヴィオラ / チェロ / コントラバス)

      ヴ ァ イ オ リ ン や チ ェ ロ と い っ た

    弦げ ん が っ き

    楽器はバロック時じ だ い

    代に発はったつ

    達しまし

    た。木き

    で出で き

    来た胴どうたい

    体には弦げん

    が 4 本ほん

    張は

    てあります。弓ゆみ

    には馬うま

    の尻しっぽ

    尾の毛け

    張は

    ってあり、そこに松まつやに

    脂を塗ぬ

    って、弦げん

    をこすって音おと

    を出だ

    します。ヴァイオリ

    ンが一いちばん

    番高たか

    い音おと

    を、チェロやコントラ

    バスは低ひく

    い音おと

    を、そしてヴィオラはそ

    の間あいだ

    の音おと

    を担たんとう

    当します。胴どうたい

    体の大おお

    きさ

    はヴァイオリンが一いちばん

    番小ちい

    さく、音おと

    が低ひく

    い楽が っ き

    器になるにつれて胴どうたい

    体が大おお

    きくな

    ります。

     右みぎ

    の写しゃしん

    真はチェンバロです。ピアノ

    の先せ ん ぞ

    祖にあたる楽が っ き

    器です。よく見み

    と今いま

    のピアノの鍵けんばん

    盤とは白しろ

    い部ぶ ぶ ん

    分と黒くろ

    い部ぶ ぶ ん

    分が逆ぎゃく

    ですね。ピアノは弦げん

    をハン

    マーでたたいて音おと

    を出だ

    しますが、チェ

    ンバロは弦げん

    をはじいて音おと

    を出だ

    します。

    今いま

    のピアノと同おな

    じ原げ ん り

    理で音おと

    を出だ

    す楽が っ き

    が登とうじょう

    場したのは、バロック時じ だ い

    代が終お

    わってからです。

    主しゅりゅう

    流でしたが、この時じ だ い

    代にヴァイオ

    リンやチェンバロといったたくさんの

    楽が っ き

    器が発はったつ

    達し、そのおかげで協きょうそうきょく

    奏曲や

    ソナタといった器きがくきょく

    楽曲がたくさん生う

    れました。

    チェンバロの鍵けんばん

  • 知し

    ってますか?~ 10 月がつ

    1ついたち

    日は 「 国こくさいおんがく

    際音楽の日ひ

    」 です。~ 1977 年

    ねん

    にユネスコの要ようせい

    請で設せつりつ

    立された国こくさいおんがくひょうぎかい

    際音楽評議会で、翌よくとし

    年の 1978 年ねん

    から毎まいとし

    年 10 月がつ

    1ついたち

    日を、世せ か い

    界の人ひとびと

    々が音おんがく

    楽を通つう

    じてお互たが

    いに仲な か よ

    良くなり交こうりゅう

    流を深ふか

    めていくために「国こくさいおんがく

    際音楽の日ひ

    」とすることとしました。日

    に ほ ん

    本では、1994 年ねん

    から毎まいとし

    年 10 月がつ

    1ついたち

    日を「国こくさいおんがく

    際音楽の日ひ

    」と定さだ

    めています。

    ●指し き

    揮:高たかまがり

    曲 伸のぶかず

    和大おおさかおんがくだいがく

    阪音楽大学で学まな

    んだ後あと

    、指し き

    揮とバロック音おんがく

    楽について日に ほ ん

    本テレマン協きょうかいおんがくかんとく

    会音楽監督 延のぶはらたけはる

    原武春のもとで学まな

    びました。バリトン歌

    か し ゅ

    手としても活かつどう

    動しており、日に ほ ん

    本テレマン協きょうかい

    会の演えんそうかい

    奏会ではチマローザ作さっきょく

    曲 歌か げ き

    劇「宮きゅうていがくしちょう

    廷楽師長」などのソリストをつとめました。テレマン室

    しつないがっしょうだん

    内合唱団に所しょぞく

    属しています。

    ●ソプラノ・司し か い

    会:中なかむら

    村 朋と も こ

    子テレマン室

    しつないがっしょうだん

    内合唱団のソリストとトレーナー。大おおさかおんがくだいがくだいがくいん

    阪音楽大学大学院オペラ研けんきゅうしつしゅうりょう

    究 室 修 了。主おも

    にバロック音おんがく

    楽や宗しゅうきょうおんがく

    教音楽の分ぶ ん や

    野でソリストとして活かつやく

    躍しています。これまでにバッハ作さっきょく

    曲「マタイ受じゅなんきょく

    難曲」やヘンデル作さっきょく

    曲「メサイア」、ベートーヴェン作

    さっきょく

    曲「交こうきょうきょくだい

    響曲第 9 番ばん

    」などでソリストをつとめました。

    ●ヴァイオリン:浅あ さ い

    井 咲さ き の

    乃テレマン室

    しつない

    内オーケストラのコンサートマスター。ヴィヴァルディの「四し き

    季」が得と く い

    意で、音お ん が く ざ っ し

    楽雑誌でも「いま、もっとも聞き

    きたい『四し き

    季』」という高たか

    い評ひょうか

    価を得え

    ました。東とうきょう

    京での公こうえん

    演も「浅あ さ い さ き の

    井咲乃は熱ね つ い

    意にあふれた弓ゆみ

    さばきで華はなばな

    々しいソロを弾ひ

    きこなす」と報

    ほうどう

    道されました(共きょうどうつうしん

    同通信)。2012 年ねん

    の 9 月がつ

    にはCDデビュー。大お お さ か し な に わ く

    阪市浪速区の文ぶ ん か し ん ぜ ん た い し

    化親善大使も務つと

    めています。

    ●リコーダー:村む ら た

    田 佳よ し お

    生大おおさかおんがくだいがく

    阪音楽大学でバロック音おんがく

    楽の演えんそうしゅうかん

    奏習慣について学まな

    びました。その後ごとうきょう

    東京の桐とうほうがくえんだいがく

    朋学園大学で 2 年ねんべんきょう

    勉強し、ヨーロッパへ留りゅうがく

    学。アムステルダム音おんがくいん

    楽院やユトレヒト音おんがくいん

    楽院でリコーダーを学まな

    び、美びじゅつかん

    術館を巡めぐ

    るコンサートに出しゅつえん

    演もしました。2005年ねん

    に帰き こ く

    国し、関かんさい

    西を拠きょてん

    点として演えんそうかつどう

    奏活動を行おこな

    いながら、各か く ち

    地でリコーダーの指し ど う

    導も行おこな

    っています。

    ●テレマン室しつない

    内オーケストラテレマン室

    しつない

    内オーケストラは 1963 年ねん

    に結けっせい

    成された室しつない

    内オーケストラで、出で き

    来てから 50 年ねん

    以いじょう

    上が経た

    ちます。室しつない

    内オーケストラというのはふつうのオーケストラより人

    にんずう

    数が少すく

    ないオーケストラのことです。テレマン室しつない

    内オーケストラはこれまでに多

    おお

    くの本ほんぽうしょえん

    邦初演を行おこな

    ってきました。バッハやモーツァルトの時じ だ い

    代には今いま

    と楽が っ き

    器の形かたち

    が少すこ

    し違ちが

    っていたので、それぞれの時

    じ だ い

    代に合あ

    わせた楽が っ き

    器を使つか

    って演えんそう

    奏したりもしています。これまでに「大おおさかぶんかさいしょう

    阪文化祭賞」、「音おんがく

    楽クリティッククラブ賞しょう

    」、「大

    おおさかふみんげきじょうしょう

    阪府民劇場賞」、「文ぶんかちょうげいじゅつさいゆうしゅうしょう

    化庁芸術祭優秀賞」、「サントリー音おんがくしょう

    楽賞」等とう

    を受じゅしょう

    賞しました。大おおさか

    阪では中ちゅうおうこうかいどう

    央公会堂や大お お さ か く ら ぶ

    阪倶楽部という古

    ふる

    い建たてもの

    物でコンサートを開かいさい

    催しています。そういったコンサートから指し き し ゃ

    揮者高たかまがりのぶかず

    曲伸和をはじめ様さまざま

    々な奏そうしゃ

    者が生う

    まれています。

    ●テレマンとは?ゲオルク・フィリップ・テレマン――ドイツ人

    じん

    の作さっきょくか

    曲家の名な ま え

    前です。18 世せ い き

    紀にはバッハ、ヘンデルも足あしもと

    元に及およ

    ばないほど高たか

    い評ひょうか

    価を受う

    けていたそうです。私わたし

    たちはテレマンの自じ じ ょ で ん

    叙伝にあった「人ひと

    が喜よろこ

    ぶために作

    さっきょく

    曲する」という言こ と ば

    葉に感かんめい

    銘を受う

    け、彼かれ

    の名な

    をかかげたグループを結けっせい

    成しました。代だいひょうてき

    表的な作さくひん

    品は「食

    しょくたく

    卓の音おんがく

    楽」という曲きょくしゅう

    集です。

    プロフィール