nihon.zip の処理手順【qgis...

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地理情報システム論 2019.05.17 1 / 7 nihon.zip の処理手順【QGIS 版】 1. QGIS をあらかじめインストールしておく(実習室の PC にはインストールできないように制限をかけている ので,個人 PC で行うこと)。QGISの入手先は http://www.qgis.org/ となる。「Download Now」から 順次辿って,PCのOS(Microsoft Windows なのか MacOS なのか)の違いによって適切なリンクを選ぶ こと。 2. 授業のホームページから,圧縮ファイル(nihon.zip)をダウンロードしておく。保存場所は OS や Web ブラ ウザによって異なるので,特定できるように注意しておく(通常は「ダウンロード」フォルダーや「書類」フォ ルダーなど~ダウンロード終了後に「フォルダーを開く」などを使うと簡単)。 3. ダウンロードした圧縮ファイルは,右ボタンでクリックして「すべて展開」でデスクトップに解凍しておく。 4. 【Windows の場合】解凍されたフォルダーを開き,エクスプローラの「詳細表示」でファイルの概要を確認 する。 ポイント:拡張子の異なる同名のファイルが複数(たとえば,kenchou については「.dbf」「.sbn」「.sbx」 「.shp」「.shp.xml」「.shx」の 6 種類)あることを確認する。

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地理情報システム論 2019.05.17

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nihon.zipの処理手順【QGIS版】

1. QGIS をあらかじめインストールしておく(実習室の PC にはインストールできないように制限をかけている

ので,個人 PC で行うこと)。QGISの入手先は http://www.qgis.org/ となる。「Download Now」から

順次辿って,PCのOS(Microsoft Windows なのか MacOS なのか)の違いによって適切なリンクを選ぶ

こと。

2. 授業のホームページから,圧縮ファイル(nihon.zip)をダウンロードしておく。保存場所は OS や Web ブラ

ウザによって異なるので,特定できるように注意しておく(通常は「ダウンロード」フォルダーや「書類」フォ

ルダーなど~ダウンロード終了後に「フォルダーを開く」などを使うと簡単)。

3. ダウンロードした圧縮ファイルは,右ボタンでクリックして「すべて展開」でデスクトップに解凍しておく。

4. 【Windows の場合】解凍されたフォルダーを開き,エクスプローラの「詳細表示」でファイルの概要を確認

する。

ポイント:拡張子の異なる同名のファイルが複数(たとえば,kenchou については「.dbf」「.sbn」「.sbx」

「.shp」「.shp.xml」「.shx」の 6種類)あることを確認する。

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5. 「nihon_QGIS.qgs」をダブルクリックすると,QGIS が自動的に起動される。QGIS が起動しない場合は,

QGIS をあらかじめ起動して,「プロジェクト」メニューの「開く」で,展開した「nihon」フォルダーの

「nihon_QGIS.qgs」を選択して開く。

「レイヤ」一覧(ArcMap の「コンテンツ」と同等)

「プロジェクトホーム」(ArcMap のサイドバー「カタログ」と同等)

ステータスバー

ツールバー

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6. 「プロジェクトホーム」には,この qgs ファイルの場所を起点としたフォルダーの内容が閲覧できるようにな

っている。WindowsのエクスプローラやMacOSのファインダーでは同名のファイルが(拡張子の違いによ

って)複数表示されるが,このプロジェクトホームには,QGIS で処理可能なファイルのみが,より簡略化さ

れて表示されており,マップへの取り込みなどが可能になっている。また,「レイヤのプロパティ」を用いる

と,そのファイル(レイヤ)の属性やプレビュー画面を閲覧できる。

(「ブラウザ」から「レイヤのプロパティ」で閲覧できる情報)

メタデータ(ファイルの属性等) プレビュー 属性(テーブルの内容)

7. 各ツールバーの使い方を確認してみる。主なボタンについては下記の説明を参照のこと。

ツールバー(主要なもの)

ステータスバー

拡大と縮小

画面移動 全域表示

計測

QGIS で処理可

能なファイル

右クリックで操作メニュー

を表示:レイヤのプロパティ

でプレビューができる

拡大率(縮尺はそのまま) 縮尺(表示と変更)

画面の回転角(表示と変更) マウスカーソルの座標値

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8. 各素材の操作は,「レイヤ」ウィンドウで行う(表示されていない場合は「ビュー」メニューの「パネル」から

「レイヤ」をチェック)。レイヤ名の変更やレイヤの複製,フィルターによる選択などは,レイヤ名を右クリッ

クして表示される操作メニューから行なう。表示内容(図形の色・線の幅・シンボルやフィールド内容に従

った塗分けなどは,さらに「プロパティ」パネルを使用する。

表示の ON/OFF

グループの開閉

右クリックで操作メニュー

ダブルクリック

でプロパティ

「プロパティ」の「シ

ンボロジ」で表示形式

(色・幅・形などを制

御できる)

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9. 操作練習

7. 8. の説明図を参考に,素材(レイヤ)の ON/OFF や,部分拡大と全体表示の切り替えを行ってみよ。

また,「計測」を使って距離の計測を行ってみよ。

10. データの表示は,各レイヤの「プロパティ」パネルを使って切り替えられる。例えば,都道府県の表示色を

そのデータの値によって塗り分けるには「シンボロジ」タブから「分類された(categorized)」「段階に分けら

れた(graduated)」に切り替えてから行なう。

① 「単一シンボル」から変更

②「カラム」を好みのデータに変更

③色調を変更(必要なら)

④分類方法(モード)と分類

数を設定

⑤「OK」でレイヤを再描画して終了。

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11. 印刷時のレイアウトは,「プロジェクト」メニューから「新規印刷レイアウト」を使用し,印刷用紙のサイズや

印刷方向を決めた後,「アイテムを追加」メニューから,適宜印刷用の素材を加えていくことで行う。

タイトルは省いても良い

①デフォルトは A4 横長だが,

右クリックして「ページのプロ

パティ」を使ってページサイズ

や印刷方向を調整できる

②「アイテムを追加」から素材を加え

ていく。素材ごとにドラッグで位置と

大きさを決めた後,「アイテムプロパ

ティ」で微調整を行う。

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12. 下の見本を参考に仕上げてみよ。各地図記号の大きさの変更手順は省くが,一般の図形ツールと同じよ

うな感覚でよい(ヒント:「アイテムのプロパティ」で探す)。

ラベル

スケールバー

地図

画像(QGIS のフォルダに内蔵されている SVG 画

像: apps/qgis/svg/arrows/NorthArrow_04.svg)を

使用した方位記号

凡例(はんれい)