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© 2010 IBM Corporation NIM 環境の構築 日本アイ・ビー・エム株式会社 システム製品 テクニカル・セールス Power Systems テクニカル・セールス Revision 1.0

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Page 1: NIM 環境の構築 ページより具体的な構成手順を示します。/etc/hosts ファイルへのクライアントの IP アドレスの追記や、DNS にクライアントを追加する等、

© 2010 IBM Corporation

NIM 環境の構築

日本アイ・ビー・エム株式会社システム製品 テクニカル・セールスPower Systems テクニカル・セールス

Revision 1.0

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特記事項および商標本文書の内容は、特に記載の無い限り、2010年12月1日現在に公開されている文書に基づいています。

本文書において、IBM 製品、プログラム、およびサービスについて言及する場合がありますが、このことはこのような

IBM 製品、

プログラ

ム、およびサービスが

IBM が企業活動を行っているすべての国で使用できることを意味するものではありません。本文

書で、IBM 製品、プログラム又はサービスに言及する部分があっても、このことは当該製品、プログラム、またはサービスのみが

使用可能であることを意味するものではありません。これらのIBM製品、プログラム、またはサービスに代えて、IBM の知的所有

権を侵害することのない機能的に同等のプログラムを使用することができます。

本文書に記載されている情報の使用または手法の実施は、お客様の評価および使用している動作環境への統合能力にしたがっ

て、お客様の責任で行っていただきます。記載されている情報はいずれもIBMにより、特定の状況における正確さは確認されてい

るはずですが、いかなる環境においてもそれと同じ、あるいは同様な結果が得られるとは限りません。お客様独自の環境におい

て、これらの手法を適用する場合は、お客様の責任で行っていただきます。

商標

AIX は International Business Machines Corporation の登録商標

AIX 5L はInternational Business Machines Corporation の商標

AIX 6 はInternational Business Machines Corporation の商標

AIX 7 はInternational Business Machines Corporation の商標

IBM はInternational Business Machines Corporation の登録商標

UNIX は、

The Open Group の米国ならびに他の国における登録商標

PowerPC は International Business Machines Corporation の登録商標

POWER4 は International Business Machines Corporation の商標

POWER5 は International Business Machines Corporation の商標

POWER6 は International Business Machines Corporation の商標

POWER7 は International Business Machines Corporation の商標

IBM System は International Business Machines Corporation の商標

IBM eServer は International Business Machines Corporation の商標

Power Systems は International Business Machines Corporation の商標

pSeries は International Business Machines Corporation の商標

BladeCenter は International Business Machines Corporation の商標

IBM i5/OS は International Business Machines Corporation の商標

Intel, Pentium は Intel Corporation の米国およびその他の国における登録商標

Linux は、Linus Torvalds の米国およびその他の国における登録商標

その他、本文書で使用するシステム名、製品名、会社・団体の名称はそれぞれ各社の商標または登録商標です

Copyright International Business Machines Corporation 2010. All rights reserved.

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更新履歴

初版 (rev. 1.0) 2010年12月15日発行

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はじめに本ドキュメントでは、初めて

NIM(*) 環境を構築する方を対象として

NIM サーバー(マスター) と

NIM クライアント

の環境を構築する手順を説明します。

NIM 環境構築の主な流れは以下のとおりです。

1. NIM マスターの定義・lpp_source・spot

2. NIM クライアントの定義 (NIM マスター上)

3. NIM リソースのクライアントへの割り当て

(NIMマスター上)

4. NIM クライアントへの OS の導入・ネットワークインターフェースへのIPアドレスの割り当て

・ネットワーク・ブート・OSの導入

(*) NIM = Network Install Manager

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NIMマスター

1. NIM マスターの定義 (1)

NIM マスターとなるマシン

(もしくは

LPAR) 上で下記 2 つのリソースを構成します。①

lpp_source ソフトウェアのインストール・イメージが格納されています。クライアントや

spot へソフトウェアをインストールす

るために使用されます。

spot NIM 環境の基礎となるリソースです。マシン構成タイプをインストールしたり初期化したりするために必要になり

ます。

導入対象となる NIM クライアントで必要となるバージョンのリソースを定義します。次ページより具体的な構成手順を示します。

/etc/hosts ファイルへのクライアントの

IP アドレスの追記や、DNS にクライアントを追加する等、

事前に名前解決を行ってください。

また、NIM マスターに必要な下記のファイルセットを導入して下さい。・

bos.sysmgt.nim.master・

bos.sysmgt.nim.client・

bos.sysmgt.nim.spotlpp_source

(AIX7.1)(AIX6.1)

spot(AIX7.1)(AIX6.1)

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1. NIM マスターの定義 (2) - リソースの作成

前ページのリソース「lpp_souruce」と「spot」を作成します。AIXのバージョンが異なる等、複数のリソース定義を行う

時は次ページを参照して下さい。

NIM マスターで下記コマンドを実行して下さい。# smitty nim各選択肢を選んで下さい

NIM 環境の構成⇒ 基本 NIM 環境の構成 (簡易起動)

「基本NIM 環境の構成(簡易起動)」画面で設定して下さ

い。

① 「

NIMマスター用の1次ネットワーク・インターフェース」

は設定したインターフェースをリストから選択します。

「インストール・イメージ用の入力デバイス」はリソース

の導入元である「cd0」等の使用するドライブを指定し

ます。

③ 「

LPP_SOURCE名」で

lpp_source の名前を指定し

ます。バージョン等を付加しておくと判別し易くなりま

す。

「この操作の部分が失敗した場合に新しく追加された

NIM 定義およびファイルシステムを除去する」で

「はい」を選択すると便利です。

③②

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【参考】

異なる

AIX のバージョン

/ リリースのリソースの作成

異なる

AIX バージョン

/ リリースのリソース作成を行う際は、本画面で設定して下さい。NIM マスターで下記コマンドを実行して下さい。# smitty nim各選択肢を選んで下さい

NIM 環境の構成⇒ 拡張構成⇒ 基本インストール・リソースの作成⇒ インストール・メディアからLPP_SOURCEおよびSPOT

を作成

「基本インストール・リソースの作成」画面で設定して下さい。①

「インストール・イメージ用の入力デバイス」はリソース

定義の導入元である「cd0」等の使用するドライブを指

定します。

② 「

LPP_SOURCE名」で

lpp_source の名前を指定し、

「LPP_SOURCEディレクトリー」で導入先のディレクト

リーを指定します。リソース名にバージョン等を付加して

おくと判別し易くなります。

③ 「

SPOT名」で

spot の名前を指定し、「SPOTディレクト

リー」で導入先のディレクトリを指定します。リソース名

にバージョン等を付加しておくと判別し易くなります。

「この操作の部分が失敗した場合に新しく追加された

NIM 定義およびファイルシステムを除去する」で「はい」

を指定すると便利です。

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2. NIM クライアントの定義

NIMマスターでクライアント情報を定義します。NIMマスターで下記コマンドを実行して下さい。#smitty nim

各選択肢を選択し、画面を遷移します。NIM管理タスクの実行

⇒マシンの管理⇒マシンの定義

「マシンの定義」画面で設定して下さい。① 「

マシンのホスト名 (1 次ネットワーク・インストー

ルインターフェース)」でクライアントのインター

フェース名を指定します。

本画面で実行して下さい。

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3. リソースのクライアントへの割り当て

(1)

NIMマスター上でクライアントにOSを導入するための準

備を行います。

NIMマスターで下記コマンドを実行して下さい。# smitty nim各選択肢を選択し、画面を遷移します。NIM ソフトウェア・インストールおよび保守タスクの実行⇒ ソフトウェアのインストールおよび更新⇒ スタンドアロン・クライアント上に基本オペレーティング・

システムをインストール

「スタンドアロン・クライアント上に基本オペレーティン

グ・システムをインストール」を選択します。

「操作に対してのターゲットの選択」画面へ遷移するの

で、前ページで定義済のクライアント名を選択します。

前ページで定義済

みのクライアント名

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3. リソースのクライアントへの割り当て

(2)

前ページでクライアントを選択すると、次にインストールのタイプの選択」画面へ遷移します。

新規にAIXを導入する際にはrteというタイプを選択します。

「インストールのタイプの選択」画面で、今回は新規導

入を前提としているため、「rte-インストール・イメージ

からインストールします」を選択して下さい。

新規導入時はrteを選択します。バックアップイメージからリストアす

る時は「mksysb」を選択します。

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3. リソースのクライアントへの割り当て

(3)

前ページから引続き、クライアントへ導入するAIXの

バージョンの・「lpp_source」・「spot」を選択して下さい。

_610

_610

「NIMマスターの定義」で定義

したリソースがリストされます

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3. リソースのクライアントへの割り当て

(4)

前ページまでの「ソフトウェアのインストールおよび更新」画面で・操作に対してのターゲット・インストールのタイプ・インストールで使用するlpp_source・インストールで使用するspotを選択後、「スタンドアロン・クライアント上に基本オペレーティング・システムをインストール」画面に遷移します。①

「新規ご使用条件に同意する」で「はい」を選択②

「リブートおよびインストールを即時開始する」で

「いいえ」を選択して下さい。

「インストールする追加バンドル」で必要なバンドル

を選択すると便利です。(次ページ参照)

実行します。これでクライアントへのOSの導入の準備が

整いました。

クライアントが停止中であることを前

提とするため「いいえ」を選択します

「いいえ」のままではイン

ストールできません。

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【参考】

バンドルの追加

バンドルとはファイルセット・パッケージの集合体です。

クライアントに追加で導入したいバンドルがある場合

前ページの「インストールする追加バンドル」で定義し

ておくと、自動で導入できます。

例えば、下記のバンドルを導入できます。・App-DEV (アプリケーション開発)・Server…

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4. NIM クライアントへの

OS の導入 (1)

- ネットワークインターフェースへの

IP アドレスの割り当て

これより、LPARへクライアントの導入を行います。対象となるクライアントをHMCからSMSで起動し、NIM サーバーからネットワーク・ブートを行います。図は

vterm 画面です。

まず、クライアントにアドレスの設定を行います。図のようにコンソール・ウィンドウの「Main Menu」画面

で・「Setup Remote IPL(Initial Program Load)」を選択して下さい。

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4. NIM クライアントへの

OS の導入 (2)

- ネットワークインターフェースへの

IP アドレスの割り当て

「NIC Adapters」画面で最適なアダプターを選択して下さ

い。当画面では仮想イーサネットを選択しています。

今回は仮想イーサネット

を設定しているため

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4. NIM クライアントへの

OS の導入 (3)

- ネットワークインターフェースへの

IP アドレスの割り当て

「Select Internet Protocol Version」画面でIPアドレスの

バージョンを指定して下さい。(通常はIPv4)・「IPv4 – Address Format …」

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4. NIM クライアントへの

OS の導入 (4)

- ネットワークインターフェースへの

IP アドレスの割り当て

「Select Network Service」画面で・「BOOTP」を選択して下さい。

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4. NIM クライアントへの

OS の導入 (5)

- ネットワークインターフェースへの

IP アドレスの割り当て

「Netwok Parameters」画面で・「IP Parameters」を選択して下さい。

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4. NIM クライアントへの

OS の導入 (6)

- ネットワークインターフェースへの

IP アドレスの割り当て

「IP Parameters」画面でサーバー(NIMマスター)のアド

レスやクライアント自身のアドレス等を設定して下さい。

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4. NIM クライアントへの

OS の導入 (7)

- ネットワークインターフェースへの

IP アドレスの割り当て

設定したIPアドレスでマスターへの疎通確認を行います。「ESC」キーで前の画面に戻り、「3. Ping Test」を選択し

て下さい。

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4. NIM クライアントへの

OS の導入 (8)

- ネットワークインターフェースへの

IP アドレスの割り当て

「1. Execute Ping Test」を選択して下さい。成功すると、

「Ping Success」と表示されます。

その後、「M」ボタン押下でメインメニューに戻ってくださ

い。(「ESC」キーを何度か押下しても戻ることができま

す。)

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4. NIM クライアントへの

OS の導入 (9) - ネットワーク・ブート

ネットワーク・ブートを行う際は、その都度「3.リソース

の割り当て」を実施して下さい。図のようにコンソール・ウィンドウの「Main Menu」画面で・「Select Boot Options」を選択して下さい。

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4. NIM クライアントへの

OS の導入 (10) - ネットワーク・ブート

「Multiboot」画面で・「Select Install/Boot Device」を選択して下さい。これによりどのデバイスを使用してインストールを行うか

選択できます。

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4. NIM クライアントへの

OS の導入 (11) - ネットワーク・ブート

「Select Device Type」画面で・「Network」を選択して下さい。

この選択により、対象のLPARのネットワークデバイス

が表示されます。物理デバイスや仮想デバイスが表示

されます。

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4. NIM クライアントへの

OS の導入 (12) - ネットワーク・ブート

「Select Network Service」画面で・「BOOTP」を選択して下さい。

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4. NIM クライアントへの

OS の導入 (13) - ネットワーク・ブート

「Select Device 」画面で

対象となるデバイスを選択して下さい。今回は1の仮想デバイスを使用しました。

ネットワークブートで使用する最適

なデバイスを選択して下さい

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4. NIM クライアントへの

OS の導入 (14) - ネットワーク・ブート

「Select Task」画面で・「Normal Mode Boot」を選択します。この後、画面が遷移しますが、問題なければ「YES」を

選択して下さい。AIXのインストールが始まります。

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4. NIM クライアントへの

OS の導入 (15) - ネットワーク・ブート

図のような画面になり、ネットワーク・ブートが開始されま

す。マスターから転送される通信パケットがカウントアップさ

れます。

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4. NIM クライアントへの

OS の導入 (16) - OS の導入 ①

前ページからしばらくすると、図のような画面になります。

「Installation and Maintenance」画面では、

予め設定されている項目等を確認するため、「2.Change/Show Installation Setting and Install」を選択して下さい。

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本画面で設定内容を確認して下さい。① 「

Method of Installation」を「New and Complete Overwrite」として下さい。(次ページ参考)

② 「

Disk Where You Want to Install」がOS導入先と

して正しいディスクを選択して下さい。

③ 「

2.Primary Language Environment Settings(After Install)」で表示する言語を選択でき

ます。

④ 「

5.Select Edition」ではデフォルト設定値として

「express」が設定されています。ご購入AIXの

editionに応じて「standard」や「enterprise」に変更

して下さい。

宜しければ、「Install with the setting listed above」を選択して下さい。

4. NIM クライアントへの

OS の導入 (17) - OS の導入 ②

①②

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前ページで「

Method of Installation」を選択すると、図の「Change Method of Installation」画面に遷移します。

インストール方法として下記の3つを選択できます。

新規にインストールする場合や完全に上書きする場

合は、「1.New and Complete Overwrite」を選択し

て下さい。

OSのみを再インストールする場合は、

「2.Preservation Install」を選択して下さい。/home やユーザー定義のファイルシステムは保存されます

が、/usr、/var、/tmp、/(ルート)以下のファイルシステ

ムは削除されます。

OSをマイグレーションする場合は、「3.Migration Install」を選択して下さい。

【参考】

インストール方法

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OSの導入が順調に進行すると、図のようログイン画面が

表示されます。これでAIXの導入は完了です。

4. NIM クライアントへの

OS の導入 (18) - OS の導入 ③