令和2年度 - 北海道医薬専門学校(iyaku)令和2年度 授 業 概 要...

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令和2年度 シラバス:syllabus 学校法人 美専学園 北海道医薬専門学校 保育学科

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  • 令和2年度

    授 業 概 要

    シラバス:syllabus

    学校法人 美専学園

    北海道医薬専門学校

    保育学科

  • ii

    ま え が き

    この授業概要(シラバス)は,本年度の講義・演習の単位数,学期,担当教員,学

    習目標,学習上の注意,評価,教科書・参考文献,講義内容の予定を収録したもので

    す。

    この授業概要(シラバス)によって,学生諸君は,保育学科の全体像を把握し,そ

    れぞれの講義・演習の自主学習などに役立ててください。また,教員は他の授業との

    調整をはかり,担当される講義内容をより充実させることに役立てていただきたいと

    思います。

    この授業概要(シラバス)によって,学生と教員の間で学習目標や評価についての

    情報交換が容易になります。また学生が効果的に学習目標に到達するためにはどのよ

    うな学習方法を選択したら良いかなどの計画が立てやすく,目標を達成したかどうか

    の評価がしやすくなります。

    1.学習目標は授業の学習事項や到達目標を示したものです。授業を履修することに

    よって、「こんなことができる」というイメージを持ち、学習の意義を理解する

    ことができます。

    2.学習上の注意は,講義のイメージをつかみやすくするために、学生の要望や期待

    事項、注意事項などを記載しています。

    3.評価は,学習目標に学生が到達しているかを,どのように評価するかが記載され

    ています。

    4.教科書は授業で使用するものを中心に,また参考書は授業の内容をより理解する

    ための助けとなるものを記載してあります。

    5.講義内容は,授業ごとに 1 年間または半年間の講義・演習の内容を示しています。

    本校では学則に定められた教科目のすべてを履修した上で修得をしなければ,進級

    や卒業が認められません。保育・福祉に貢献できる有能な人材として「夢」を持ち続

    け,自信と誇りをもって勉学に励んでください。

    令和 2 年 4 月 1日

    校長

  • iii

    保育学科 ――――――――――――――――

    第 1 学 年

    保 育 原 理 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1

    子 ど も 家 庭 福 祉 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3

    社 会 福 祉 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5

    社 会 的 養 護 Ⅰ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7

    保 育 者 論 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9

    保 育 指 導 法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11

    保 育 の 心 理 学 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13

    子 ど も の 理 解 と 援 助 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15

    子 ど も の 保 健 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 17

    子 ど も の 食 と 栄 養 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 19

    保 育 の 計 画 と 評 価 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 21

    保 育 内 容 演 習 「 健 康 」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 23

    保 育 内 容 演 習 「 言 葉 」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 25

    保 育 内 容 演 習 「 表 現 」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 27

    身 体 表 現 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 29

    音 楽 表 現 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 31

    図 画 工 作 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 33

    児 童 文 化 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 35

    乳 児 保 育 Ⅰ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 37

    ピ ア ノ Ⅰ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 39

    ピ ア ノ Ⅱ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 41

    子 ど も の 遊 び ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 43

    保 育 内 容 演 習 Ⅰ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 45

    保 育 実 習 Ⅰ ( 保 育 所 ・ 施 設 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 47

    保 育 実 習 指 導 Ⅰ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 49

    国 語 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 51

    憲 法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 53

    保 育 の 英 語 Ⅰ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 55

  • iv

    保 育 の 英 語 Ⅱ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 57

    体 育 講 義 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 59

    体 育 実 技 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 61

    第 2 学 年

    教 育 原 理 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 63

    子 ど も 家 庭 支 援 論 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 65

    子 ど も 家 庭 支 援 の 心 理 学 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 67

    保 育 内 容 総 論 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 69

    保 育 内 容 演 習 「 人 間 関 係 」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 71

    保 育 内 容 演 習 「 環 境 」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 73

    乳 児 保 育 Ⅱ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 75

    子 ど も の 健 康 と 安 全 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 77

    障 害 児 保 育 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 79

    社 会 的 養 護 Ⅱ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 81

    子 育 て 支 援 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 83

    ピ ア ノ Ⅲ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 85

    ピ ア ノ Ⅳ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 87

    野 外 活 動 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 89

    障 害 の 理 解 と 支 援 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 91

    保 育 実 習 Ⅱ ( 保 育 所 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 93

    保 育 実 習 指 導 Ⅱ ( 保 育 所 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 95

    保 育 実 習 Ⅲ ( 施 設 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 97

    保 育 実 習 指 導 Ⅲ ( 施 設 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 99

    保 育 実 践 演 習 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 101

    情 報 処 理 Ⅰ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 103

    情 報 処 理 Ⅱ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 105

    医 薬 特 別 講 座 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 107

    手 話 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 109

    社 会 と マ ナ ー ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 111

    ペ ン 字 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 113

  • v

    保 育

    第1学年

  • 第1学年

    保育原理

    単位数 2単位(30時間) 後期

    担 当 中山 眞佐子(非常勤講師)

    学校現場での教職経験や児童館での経験ある者が、保育の基本や現状と課題について講

    義する。

    1.概要

    保育の意義や目的、保育の歴史的変遷などについて学び、併せて保育の現状と課題を明

    らかにし、保育に求められている社会的役割や責任について考えていく。

    2.学習目標

    1)保育所保育の目標、内容、方法について保育所保育指針を基に理解を深める。

    2)保育所、幼稚園、認定こども園の現状と課題について理解する。

    3.到達目標

    1)保育所保育の目標、内容、方法について保育所保育指針を基に説明できる。

    2)保育所、幼稚園、認定こども園の現状と課題について把握し、説明できる。

    4.評価

    定期試験 60%、授業態度・意欲及び出席状況等 40%をもって総合的に評価する。

    5.教科書・教材等

    「保育原理」 岡田 耕一

    「幼稚園教育要領」 文部科学省

    「保育所保育指針」 厚生労働省

    6.講義計画と内容

    【学習内容】

    ・保育に関する諸法令、保育所保育指針を常にひもとき、毎回小テストを行って理解を深め

    る。

    ・適宜、新聞記事などを使ってディスカッションをしたり、SNSなどで情報収集し、意見

    を書いたり発表したりする。

  • 2

    【講義内容】

    回 講 義 内 容 ( 後 期 )

    1 保育の理念、概念について学ぶ

    2 保育の制度的位置づけについて学ぶ

    3 保育所保育指針の概要について学ぶ

    4 発達過程に応じた保育・0歳から 5歳までの発達の特性を知る

    5 幼稚園教育の目的、ねらい、内容について学ぶ

    6 幼保連携型認定こども園の目的、ねらい、内容について学ぶ

    7 保育の特性と環境を通した保育について学ぶ

    8 保育の計画、実践、および評価について学ぶ

    9 保護者支援、子育て支援について学ぶ

    10 幼稚園や保育所の歴史について学ぶ

    11 諸外国の保育・教育思想と歴史について学ぶ

    12 日本の保育思想と歴史を学ぶ

    13 日本の保育の現状と課題について考える

    14 科目終末テスト

    15 テストの解答、解説・保育の現状と課題についてレポートを書く

  • 3

    第1学年

    子ども家庭福祉

    単位数 2単位(30時間) 前期

    担 当 川端 里香(非常勤講師)

    学校現場で教職経験のある者が、現代社会における子ども家庭福祉の意義と歴史的変遷に

    ついて講義する。

    1.概要

    現代社会における、子ども家庭福祉の意義と歴史的変遷について理解する。子どもの人権

    擁護や家庭福祉の制度、子ども家庭福祉の現状と課題、今後の動向や展望を学ぶ。

    2.学習目標

    1)子ども家庭福祉の歴史的変遷と諸外国の動向について理解する。

    2)家庭を取り巻く時代の変化を踏まえて、子ども家庭福祉の理念と概念を理解する。

    3)子ども家庭福祉の制度と実施体系について理解し、現状と課題について理解する。

    3.到達目標

    家庭を取り巻く時代の変化を捉えながら、子ども家庭福祉の理念や概念を理解し、それぞ

    れの制度と実施体系を把握することができる。また、子ども家庭福祉の専門職として、人

    権的視点に立ち、子どもや保護者に適切に対応できるようになることを目指すことができ

    る。

    4.評価

    定期試験 60%、レポート課題 20%、及び授業態度・意欲及び出席状況等 20%、をもっ

    て総合的に評価する。

    5.教科書・教材等

    知識を生かし実力をつける 子ども家庭福祉[第4版]流石智子 監修/保育出版

    補助教材(自主作成プリント)

    6.講義計画と内容

    【学習内容】

    テキスト・補足プリントを中心に、子ども家庭福祉の歴史的変遷を理解し、現代社会の家庭

    を取り巻く時代の変化を踏まえて、子ども家庭福祉の現状と課題について理解する。

  • 4

    【講義内容】

    回 講 義 内 容 ( 前 期 )

    1 子どもと家庭を取り巻く今日の状況

    2 子ども家庭福祉とは

    3 子ども家庭福祉のあゆみとこれからの課題

    4 子ども家庭福祉に関する法制度と実施機関

    5 保育サービスと地域子育て支援

    6 母子の健康と子育て支援サービス

    7 障害のある子どもへの福祉サービス

    8 子どもの健全育成とは

    9 社会的養護とは何か

    10 少年非行

    11 ひとり親家庭への支援

    12 外国籍の子どもへの支援

    13 学校での子どもたちの支援

    14 保育現場における子ども家庭福祉相談援助活動

    15 全体まとめ・確認・振り返り

  • 5

    第1学年

    社会福祉

    単位数 2単位(30時間) 後期

    担 当 牧田 俊樹(非常勤講師)

    専門学校での教務経験のある者が、現代社会における社会福祉の意義と歴史的変遷につ

    いて講義する。

    1.概要

    社会福祉とは、全ての人の生活や人生に関わる活動や法制度です。保育士は社会福祉の

    一端を担う福祉専門職です。この科目では、保育士として必要な社会福祉の知識と考え

    方を学びます。

    2.学習目標

    現代社会における社会福祉の意義と歴史的変遷及び社会福祉の制度や実施体系、利用者

    の保護に関わる仕組みについて学ぶとともに、子ども家庭支援の視点、今後の社会福祉

    の動向と課題について学ぶ。

    3.到達目標

    1)社会福祉の意義と歴史的変遷、制度や実施体系について理解する。

    2)社会福祉における相談援助について理解する。

    3)利用者の保護に関わる仕組みについて理解する。

    4)社会福祉の動向と課題について理解する。

    4.評価

    定期試験 60%、授業態度・意欲及び出席状況等 40%をもって総合的に評価する。

    5.教科書・教材等

    「新基本保育シリーズ4 社会福祉」中央法規

    6.講義計画と内容

    【学習内容】

    テキスト・配布プリントを用いて、社会福祉の意義と歴史的変遷及び子ども家庭支援の視点

    について理解をする。

  • 6

    【講義内容】

    回 講 義 内 容 ( 後 期 )

    オリエンテーション

    社会福祉の理念と歴史的変遷

    2 子ども家庭支援と社会福祉

    3 社会福祉の制度と法体系

    4 社会福祉行財政と実施機関、社会福祉施設等

    5 社会福祉の専門職

    6 社会保障および関連制度の概要

    7 相談援助の理論

    8 相談援助の意義と機能

    9 相談援助の対象と過程

    10 相談援助の方法と技術

    11 社会福祉における利用者の保護にかかわるしくみ

    12 少子高齢化社会における子育て支援

    13 共生社会の実現と障害者施策

    14

    在宅福祉・地域福祉の推進

    諸外国の社会福祉の動向

    15 まとめ

  • 7

    第1学年

    社会的養護Ⅰ

    単位数 2単位(30時間) 後期

    担 当 川端 里香(非常勤講師)

    学校現場で教職経験のある者が、現代社会における社会的養護の意義と歴史的変遷につい

    て講義する。

    1.概要

    社会的養護の意義と歴史的変遷について理解を深め、制度、施策、方法(実践)など基本

    的な知識を備え、子どもや保護者にそれぞれ対応ができることを目指す。

    2.学習目標

    1)社会的養護の理念、基本原理を理解する。

    2)社会的養護における保育士などの倫理と責務について理解する。

    3)家庭養護と施設養護について理解し、社会的養護に携わる専門職について理解を深め

    る。

    3.到達目標

    1)現代社会における社会的養護の意義と歴史的変遷について理解することができる。

    2)子どもの人権擁護を踏まえ、社会的養護の制度や実施体系等について理解できる。

    3)社会的養護の対象や形態、関係する専門職等について理解し、現状と課題について理解

    を深めることができる。

    4.評価

    定期試験 60%、課題レポート 20%、授業態度・意欲及び出席状況等 20%をもって総合

    的に評価する。

    5.教科書・教材等

    相澤仁・林浩康 編集 「新 基本保育シリーズ⑥ 社会的養護Ⅰ」/中央法規

    補助教材(自主作成プリント)

    6.講義計画と内容

    【学習内容】

    テキスト・補足プリントを中心に、社会的養護の理念、制度、施策について知識を深める。

  • 8

    【講義内容】

    回 講 義 内 容 ( 後 期 )

    1 社会的養護の理念と概念

    2 社会的養護の歴史的変遷

    3 子どもの人権擁護と社会的養護

    4 社会的養護の基本原則

    5 社会的養護における保育士等の倫理と責務

    6 社会的養護の制度と法体系

    7 社会的養護のしくみと実施体系

    8 社会的養護とファミリーソーシャルワーク

    9 社会的養護の対象と支援のあり方

    10 家庭養護と施設養護

    11 社会的養護にかかわる専門職

    12 社会的養護に関する社会的状況

    13 施設等の運営管理の現状と課題

    14 被措置児童等の虐待防止の現状と課題、社会的養護と地域福祉の現状と課題

    15 全体まとめ・確認・振り返り

  • 9

    第1学年

    保育者論

    単位数 2単位(30時間) 後期

    担 当 中山 眞佐子(非常勤講師)

    学校現場での教職経験や児童館での経験ある者が、保育者の役割と倫理、専門性

    について講義する。

    1.概要

    近年、保育者の社会的役割や責任がより重く求められるようになった。保育者の専門性

    や倫理、資質向上について、共に学んでいく。

    2.学習目標

    1)保育者の役割と倫理について理解する。

    2)保育者の制度的な位置づけを理解する。

    3)保育者の専門性について考察し、理解する。

    3.到達目標

    1)保育者の職務内容について説明することができる。

    2)保育者に求められる専門性について説明することができる。

    3)保育にまつわる問題点について明らかにし、保育者に求められる役割について説明する

    ことができる。

    4.評価

    定期試験 60%、授業態度・意欲及び出席状況等 40%をもって総合的に評価する。

    5.教科書・教材等

    シリーズ知のゆりかご「保育者論-子どものかたわらに」 小林圭子編/(株)みらい

    「保育所保育指針」 厚生労働省

    「幼稚園教育要領」 文部科学省

    6.講義計画と内容

    【学習内容】

    適宜、新聞記事や事例などを使ってディスカッションしたり、意見文を書いたりする。

  • 10

    【講義内容】

    回 講 義 内 容

    1 ガイダンス

    保育の日常と保育者になるための学び

    2 保育職とは

    ① 保育者としての資質 ② 保育者と保護者

    3 保育職とは

    ① 乳幼児の発達と保育者 ② 保育者の倫理観

    4 現代の保育にまつわる問題

    5 保育者の役割

    ① 保育士の仕事 ② 幼稚園教諭の仕事 ③ 保育教諭の仕事

    6 保育者の役割

    ① 環境整備と危機管理 ② 保護者支援 ③ 地域の子育て支援

    7 子どもの遊びと育ち

    ① 遊びを中心とした総合的保育 ② 養護と教育の一体性

    8 保育者の専門性

    ① 保育者の援助技術の向上 ② 保育の安全管理、危機管理

    9 保育の質の向上

    ① 保育の計画 ② PDCAサイクル ③記録と評価

    10 行事の意義と役割

    ① 1年間のさまざまな行事 ② 子どもが育ち合う行事

    11 保護者や家庭との連携

    ① 子育て支援に求められる姿勢 ②園だより、クラスだより、連絡帳

    12 関連機関や地域との連携

    ① 小学校との連携 ② 地域における子育て支援

    13 職員間の連携 同僚性

    ① 保育カンファレンス ② 苦情解決方法

    14 先達の保育実践から学ぶ

    ① 日本と世界の保育者 ② 理想の保育者像

    15 定期試験

  • 11

    第1学年

    保育指導法

    単位数 1単位(30時間) 前期

    担 当 大森 和代(専任講師)

    保育現場経験者が、その経験を生かし乳幼児期にふさわしい保育指導法について講義する。

    1.概要

    乳幼児の生活全般に保育士として関わる際に、保育指導という点から事柄を理解する必要性を知

    り、実践と結びつく知識・技術を深める。子どもの発達援助に適した保育方法を学び、よりよい

    保育を実現できるように考察を深める。

    2.学習目標

    1)保育所保育指針の趣旨を理解しながら、子どもの保育、保育者からの視点で考える。

    2)保育の人的環境として大切な、基本、技術をみにつけることが出来る。

    3)子ども一人ひとりの、自発性や主体性の尊重する大切さが理解できる。

    3.到達目標

    遊びの演習、保育の計画、実践、日誌(記録)の基本的な事柄の検討を行いながら乳幼児の望まし

    い指導のあり方を考える。

    4.評価

    試験 60%、課題提出 20%、授業参加意欲度 20%を基準とし、総合的に評価する。

    5.教科書・教材等

    乳幼児・保育シリーズ「保育方法論」 光生館

    6.講義計画と内容

    【学習内容】

    教科書、小テストなどで理解を深め、模擬保育計画等を実際に書くことで、理解を深めていく。

  • 12

    【講義内容】

    回 講 義 内 容 ( 前 期 )

    1 保育の基本と保育方法~保育とは何か・保育方法として学ぶこと

    2 幼児理解とその方法、保育における幼児理解・適切な幼児理解と評価

    3 環境の構成と保育の展開:環境を構成する事の意義と意味

    4 一人ひとりに応じた指導:発達のとらえ方・発達の特性

    5 保育の質と評価:よりよい保育とは

    6 遊びの指導:遊びを通して行う総合的な指導とは

    7 生活の指導:基本的な生活習慣の自立・道徳性の芽生えを培う

    8 豊かな体験と園行事:園行事の実際(0歳児~5歳児における園行事)

    9 小学校との連携:幼児期の終わりまでに育ってほしい姿

    10 様々な指導形態:様々な保育形態

    11 主体的・対話的での深い学びと、教材研究

    12 学び合い育ち合うクラスづくり:クラス担任としての保育者の役割

    13 児童文化財と保育:絵本・紙芝居・パネルシアター等の教材研究

    14 園内外の環境を活かした保育・保育者に求められる専門性

    15 試験・まとめ

  • 13

    第1学年

    保育の心理学

    単位数 2単位(30時間) 前期

    担 当 鈴木 珠世(非常勤講師)

    社会福祉各分野において、教職経験のある者が、発達理論等の心理学的知識を踏まえて講

    義を行う。

    1.概要

    人の心を理解するため、心理学という学問を体系的に分かりやすく講義する。さらに、乳

    幼児の発達を中心に発達理論を概観しながら、この時期の特徴と各領域の発達の様相を学

    ぶ。

    2.学習目標

    保育・幼児教育にとって、子どものこころのあり方、その成長・発達のあり方を理解するこ

    とは必要不可欠である。本授業では、保育現場で関わる年齢期に応じた子どもの心理と身体

    のあり方、およびその成長・発達について学んでいく。

    3.到達目標

    保育実践にかかわる心理学の知識を習得する。

    子どもの発達にかかわる心理学の基礎を習得し、子どもへの理解を深める。

    子どもが人との相互的かかわりを通して発達していくことを具体的に理解する。

    保育・幼児教育の現場における子どものこころのあり方、発達の過程を理解し、適切な

    働きかけや支援のあり方を考えることができる。

    4.評価

    定期試験 70%、授業態度・意欲及び出席状況等 30%をもって総合的に評価する。

    5.教科書・教材等

    新・基本保育シリーズ8「保育の心理学」(中央法規)

    6.講義計画と内容

    【学習内容】

    テキスト・補足プリントを中心に、人の心の発達について学習していきます。

    また、その発達過程において起こる事象をとりあげ、人が発達していくにはどのような環境

    が必要かなどを、心理側面から理解していきます。

  • 14

    【講義内容】

    回 講 義 内 容 ( 前 期 )

    ガイダンス

    ・ 授業の進め方について、諸注意等

    保育と心理学 ①

    ・ 心理学とは

    2 保育と心理学 ②

    ・ 子どもの発達を理解することの意義

    3 保育と心理学 ③

    ・ 保育実践の評価と心理学

    子どもの発達理解 ①

    ・ 発達観、子ども観と保育観

    ・ 子どもの発達と環境

    5 子どもの発達理解 ②

    ・ 感情の発達と自我

    6 子どもの発達理解 ③

    ・ 身体的機能と運動機能の発達

    7 子どもの発達理解 ④

    ・ 知覚と認知の発達

    8 子どもの発達理解 ⑤

    ・ 言葉の発達と社会性

    9 人との相互的かかわりと子どもの発達 ①

    ・ 基本的信頼感の獲得

    10

    人との相互的かかわりと子どもの発達 ②

    ・ 他者とのかかわり

    ・ 社会的相互作用

    11 生涯発達の初期経験の重要性 ①

    ・ 胎児期及び新生児期の発達

    12 生涯発達の初期経験の重要性 ②

    ・ 幼児期の発達

    13 生涯発達の初期経験の重要性 ③

    ・ 学童期から青年期の発達

    14 生涯発達の初期経験の重要性 ④

    ・ 成人期、老年期の発達

    15 総合振り返り・まとめ

  • 15

    第1学年

    子どもの理解と援助

    単位数 1単位(30時間) 後期

    担 当 川端 里香(非常勤講師)

    学校現場で教職経験のある者が、現代社会の社会的養護の意義と歴史的変遷について講義

    する。

    1.概要

    子どもの実態に応じた発達・学びの把握と子どもを理解する視点・方法・発達援助の習得

    を目指す。子どもの発達や学びに関する心理学の知見を知識だけにとどめず、保育実践に

    おいて使いこなせるよう目指す。

    2.学習目標

    「子どもを理解する」には、何をどのように「理解」し、それが子どもへの「援助」にど

    のように関係してくるのか。さらに「理解」を深めていくための子どもの育ちの捉え方、

    保育におけるカウンセリングマインド、記録方法やカンファレンスの方法、周囲との連携

    の取り方など保育者の専門性の根拠となる「子どもを理解する視点やまなざし」を深め、

    より確かな「理解に基づいた援助」ができるようになるための手がかりを学ぶ。

    3.到達目標

    1)保育実践において、実態に応じた子ども一人一人の心身の発達や学びを把握することの

    意義について理解できる。

    2)子どもの体験や学びの過程において、子どもを理解するうえでの基本的な考え方を理解

    できる。

    3)子どもを理解するための具体的な方法を理解できる。

    4)子どもの理解に基づく保育士の援助や態度の基本について理解できる。

    4.評価

    定期試験 60%、課題レポート 20%及び授業態度・意欲及び出席状況 20%をもって総

    合的に評価する。

    5.教科書・教材等

    新 基本保育シリーズ⑩ 子どもの理解と援助

    編集 清水 益治 森 俊之 / 中央法規

    補助教材(自主作成プリント)

    6.講義計画と内容

    【学習内容】

    テキスト・補足プリントを中心に、子どもを理解するための具体的な方法を学習するとと

    もに、保育士の援助や態度の基本等についての理解を深める。

  • 16

    【講義内容】

    回 講 義 内 容 ( 後 期 )

    1 保育における子ども理解の意義

    2 子どもに対するかかわりと共感的理解

    3 子どもの生活や遊び

    4 保育の人的環境としての保育者と子どもの発達

    5 子ども相互のかかわりと関係づくり

    6 集団における経験と育ち

    7 発達における葛藤やつまずき

    8 保育の環境の理解と構成

    9 環境の変化や移行

    10 子ども理解のための観察・記録と省察・評価

    11 子ども理解のための職員間の対話

    12 子ども理解のための保護者との情報共有

    13 発達の課題に応じた援助とかかわり

    14 特別な配慮を要する子どもの理解と援助、発達の連続性と就学への支援

    15 全体のまとめ・確認・振り返り

  • 17

    第1学年

    子どもの保健

    単位数 2単位(30時間) 後期

    担 当 工藤 美佐子(非常勤講師)

    看護師、助産師、保健師の資格を持つ教職経験のある者が、子どもの心身の健康増進を図

    る保健活動の意義等について講義する。

    1.概要

    子どもの発育・発達、健康状態の把握、子どもの疾病の予防および適切な対応について講

    義する。

    2.学習目標

    ①子どもの心身の健康増進を図る保健活動の意義を理解する。

    ②子どもの身体的な発育・発達と保健について理解する。

    ③子どもの心身の健康状態とその把握方法について理解する。

    ④子どもの疾病とその予防法及び他職種間の連携・協働の下での適切な対応について理解

    する。

    3.到達目標

    テキスト・補足プリントを中心に子どもの心身の健康増進を図る保健活動、身体的な発

    育・発達と保健、心身の健康状態とその把握方法、子どもの疾病とその予防方法及び他

    職種間での連携・協働の下での適切な対応について理解する。

    4.評価

    定期試験 80%、授業態度・意欲及び出席状況等 20%をもって総合的に評価する。

    5.教科書・教材等

    子どもの保健~健康と安全~ 日本小児医事出版社

    補助教材(自主作成プリント)

    6.講義計画と内容

    【学習内容】

    テキスト・補足プリントを中心に子どもの心身の健康増進を図る保健活動、身体的な発育・

    発達と保健、心身の健康状態とその把握方法、子どもの疾病とその予防方法及び他職種間で

    の連携・協働の下での適切な対応について学ぶ。

  • 18

    【講義内容】

    回 講 義 内 容 ( 後 期 )

    1 子どもの健康と保健の意義①

    生命の維持と情緒の安定に係る保健活動の意義と目的

    子どもの健康と保健の意義② 地域における保健活動と児童虐待防止

    子どもの身体発育と生理機能の発達① 身体発育と保健、生理機能の発達と保健

    運動機能の発達、精神機能の発達

    3 子どもの身体発育と生理機能の発達② 運動機能の発達、精神機能の発達

    4 子どもの身体発育と生理機能の発達③ 子どもの食と栄養①乳汁栄養

    5 子どもの身体発育と生理機能の発達④ 子どもの食と栄養②離乳期の食事

    6 子どもの健康状態の把握① 健康状態の観察、発育発達の把握と健康診断

    7 子どもの健康状態の把握② 身体計測、発育の評価、保護者との情報共有

    8 子どもの疾病の予防及び適切な対応① 主な疾病の特徴、感染症

    9 子どもの疾病の予防及び適切な対応② 免疫・アレルギー疾患

    10 子どもの疾病の予防及び適切な対応③ 消化器疾患、循環器疾患

    11 子どもの疾病の予防及び適切な対応④ 血液系の疾患、内分泌・代謝性疾患

    12 子どもの疾病の予防及び適切な対応⑤ 神経系の疾患

    13 子どもの疾病の予防及び適切な対応⑥ 腎・泌尿器疾患・先天性疾患

    14 子どもの疾病の予防及び適切な対応⑦ 子どもの疾患の予防と対応

    15 試験

  • 19

    第1学年

    子どもの食と栄養

    単位数 2単位(60時間) 前期・後期

    担 当 松田 清美(非常勤講師)

    現役の管理栄養士として病院の現場で活躍する教員が、保育に必要な食と栄養について調理実習を含め

    て講義を担当する。

    1.概要

    保育士は専門知識や技術を介して、子どもやその保護者の自己決定や行動変容を支援することが求めら

    れている。そのため、食と栄養についての基礎知識や技術に支えられた応用力を備えることが大切である

    と考え、テキスト・補足資料による学習と調理実習の体験により支援能力を高める。

    2.学習目標

    1)健康な食生活の意義や栄養に関する基本的知識を習得する。

    2)子どもの発育・発達と食生活の関連について理解する。

    3)養護および教育の一体性を踏まえた保育における食育の意義・目的、基本的考え、その内容等について

    理解する。

    4)家庭や児童福祉施設における食生活の現状と課題について理解する。

    5)関連するガイドラインや近年のデータを踏まえ、特別な配慮を要する子どもの食と栄養について理解す

    る。

    3.到達目標

    発育・発達のめざましい時期の子どもの食生活と栄養の特性について学び、保育士の食への意識や食生活

    を省み、適切な食生活を実践する力を養っていく。また、学んだ知識や体験を通して、保育の実践的活動

    へと発展させていくことをめざす。

    4.評価

    定期試験 70%、及び提出物・レポート等 20%、調理実習10%をもって総合的に評価する。

    5.教科書・教材等

    堤ちはる・藤澤由美子編集「新基本保育シリーズ 子どもの食と栄養」中央法規

    6.講義計画と内容

    【学習内容】

    食と栄養についての基礎知識や技術に支えられた応用力を備えるため、テキスト・補足資

    料による学習と調理実習の体験により支援能力を高めていく。

    【講義内容】

  • 20

    回 講 義 内 容 ( 前 期 )

    1 子どもの健康と食生活の意義

    ① 子どもの心身の健康と食生活 ②子どもの食生活の現状と課題

    2 栄養の基本 ① 栄養とは ② 食べ物のゆくえ

    ③ 栄養の摂り方 ④ 子どもの栄養の特徴

    3 栄養素の種類とはたらき ① 栄養素の種類とはたらき ② 水分代謝

    4 調理実習 春の献立①

    5 調理実習 春の献立②

    6 日本人の食生活の目標

    ① 日本人の食事摂取基準 ② 食事バランスガイド ③ 食生活指針

    7 献立作成・調理の基本 ① 献立作成の基本 ② 調理の基本

    乳児期の授乳の意義と食生活

    ① 乳児期の栄養・食生活の特徴 ② 乳児期の食べる機能、食行動の変化

    ③ 母乳の栄養と母乳育児 ④ 人工栄養

    9 調理実習 離乳食①

    10 調理実習 離乳食②

    11 乳児期の離乳の意義と食生活 ①離乳の定義と必要性 ② 離乳食の進め方の実際

    ③ 食事の目安 ④ 離乳の完了 ⑤ 成長の目安

    12 幼児期の心身の発達と食生活 ①幼児期の成長と発達 ② 幼児期の栄養

    13 調理実習 夏の献立①

    14 調理実習 夏の献立②

    15 試験とまとめ

    回 講 義 内 容 ( 後 期 )

    16

    学童期・思春期の心身の発達と食生活、生涯発達の食生活

    ① 学童期・思春期の成長と発達 ② 学童期・思春期の食生活の特徴

    ③ 生涯発達の考え方 ④ 妊娠期や授乳期の栄養と食生活

    17 食育の意義・目的と基本的な考え方 ① 子どもの食生活の問題点 ② 食育の推進のための体

    制づくり ③ 食育基本法 ④ 食育推進基本計画 ⑤保育所等における食育の考え方

    18 食育の内容と計画・評価 ① 保育の一環として食育の展開 ② 食育の内容

    ③ 食育の計画および評価 ④ 食育のための環境

    19 調理実習 秋の献立①

    20 調理実習 秋の献立②

    21

    地域や家庭と連携した食育の展開

    ① 地域の関係機関との連携や職員間の連携

    ② 食生活指導・助言および食を通した保護者への支援

    22

    家庭や児童福祉施設における食事と栄養 (1)

    ① 家庭における食生活上の問題点 ② 家庭における食事の役割

    ③ 児童福祉施設の特徴 ④ 児童福祉施設における食事の提供

    23 調理実習 冬の調理 おせち①

    24 調理実習 冬の調理 おせち②

    25 家庭や児童福祉施設における食事と栄養 (2)

    ①幼児のバランスガイド作成 ② 幼児食の給食だより作成~行事食について

    26 特別な配慮を要する子どもの食と栄養(1)

    ① 子どもの疾病および体調不良の特徴 ②疾病および体調不良の子どもへの対応

    27 特別な配慮を要する子どもの食と栄養(2)

    ① 食物アレルギーのある子どもへの対応 ② 障害のある子どもへの対応

    28 調理実習 お別れ会・お楽しみ会①

    29 調理実習 お別れ会・お楽しみ会②

    30 試験とまとめ

  • 21

    第1学年

    保育の計画と評価

    単位数 2単位(30時間) 前期

    担 当 勝村 美由紀(専任講師)

    保育現場経験者が、保育計画編成に関わる関連法規、計画を行う際の基礎的な知識、計

    画・実践・評価の循環について講義する。

    1.概要

    計画が保育の中でどのような役割を果たすかを理解し、子どもの育ちの見通し、必要な

    援助は何かを考え、計画する事の意義や重要性に気づく。また計画を実践するうえでの

    評価について学び、計画、実践、評価、改善のサイクルを理解する。

    2.学習目標

    1)保育実践に必要な視点を身につける。

    2)保育計画の立て方を理解し実際に書くことを通して計画と評価のつながりを考える。

    3)保育実習における必要な、記録の方法を習得する。

    3.到達目標

    1)計画の必要性を理解し、子どもが生き生きと活動する姿を思い浮かべながら立案ができ

    るようになる。

    2)実習日誌の記録法を知り、実際に書くことで実習に向けて意識を高め自信につなげる。

    4.評価

    模擬指導案(日誌)50%、小テスト30%、意欲及び出席状況等20%をもって総合的に評価する。

    5.教科書・教材等

    「よくわかる保育士エクササイズ 保育の指導計画と実践演習ブック」 ミネルヴァ書房

    6.講義計画と内容

    【学習内容】

    教科書、視聴覚教材を使った講義と小テストで理解を深め、模擬指導案や実習日誌を実際に

    書くことで、保育指導案に必要な用語の使い方に慣れる。

  • 22

    【講義内容】

    回 講 義 内 容 ( 前 期 )

    1 指導計画って何だろう?~保育実践のサイクルを理解しよう

    2 「保育の流れ・意図」を理解しよう

    3 子どもの発達を理解しよう

    4 記録をとることの意味を考えよう

    5 観察記録を書いてみよう

    6 観察記録を振り返ってみよう

    7 指導計画をたてるしくみを知ろう

    8 年間・月間・週日指導計画の立て方を理解しよう

    9 部分保育指導計画の立て方を理解しよう

    10 一日保育指導計画の立て方を理解しよう

    11 実習日誌の記録①

    12 実習日誌の記録②

    13 実習日誌の記録③

    14 定期テスト

    15 ふりかえり

  • 23

    第 1学年

    保育内容「健康」

    単位数 1単位(30時間) 前期

    担 当 遠藤 純子・野村 遥(専任講師)

    保育現場経験者が、その経験を生かし保育内容演習「健康」について講義する。

    1.概要

    子どもの心と体の健康はどのように育まれているのか、その重要性を知り、実際に保育内

    容の組み立てや支援など、子どもの成長や発達にふさわしい実践のあり方を学ぶ。

    2.学習目標

    1)保育所保育指針、領域「健康」のねらいについて理解する。

    2)生活環境や社会環境の変化に応じた「心と体」を育む保育を考える。

    3.到達目標

    テキストの実践事例を中心に領域「健康」の視点で分析する。「遊びの実践」を行い、

    理論と実践を結び付け理解を深める。グループワークや発表を通し、他者理解や保育の

    多様性を学び、視野を広げ現場での支援へつなげる。

    4.評価

    定期試験 40%、授業意欲・態度 40%、課題提出物 20%を総合的に評価する。

    5.教科書・教材等

    「新訂事例で学ぶ保育内容領域健康」萌文書林

    「保育所保育指針ハンドブック 2017年告示版」学研

    「保育所保育指針(平成 29年告示)」フレーベル館

    補助教材(自主作成プリント) 参考文献―随時紹介

    6.講義計画と内容

    【学習内容】

    子どもの健康に関わる諸理論を学び、テキストの実践事例を中心に「自分ならどうするか」

    を常に意識し、考える力をつける。グループワークや発表を通し、他者理解や保育の多様性

    を知り、広い視野で保育の支援方法を学ぶ。

  • 24

    【講義内容】

    回 講 義 内 容 ( 前 期 )

    1 オリエンテーション

    2 「健康」をどうとらえるか

    3 領域「健康」のねらい

    4 子どもの育ちと領域「健康」

    5 子どもの「健康」をめぐる現状と課題

    6 遊びの実践①0歳から 2歳までの遊び

    7 実践①の振り返りと分析・発表

    8 遊びの実践②3歳から 5歳までの遊び

    9 実践②の振り返りと分析・発表

    10 園生活と生活習慣

    11 子どもの健康と安全教育

    12 「家庭」「地域」「連携」を考える

    13 幼児教育の現代的課題と領域「健康」

    14 領域「健康」のまとめと発表(グループ発表)

    15 テスト

  • 25

    第1学年

    保育内容「言葉」

    単位数 1単位(30時間) 後期

    担 当 勝村 美由紀(専任講師)

    保育現場経験者が、現場経験を活かして、保育内容演習「言葉」について講義する。

    1.概要

    言葉の発達のみちすじをしっかりと理解した上で、子どもの言葉の発達について、保育の

    かかわり・役割、児童文化財から学んでいく。

    2.学習目標

    1)子どもの言葉の発達の基礎を理解する。

    2)言葉を育む児童文化財について理解し、保育への用い方を考える。

    3.到達目標

    児童文化財の保育への展開を授業時間外の学習も含め経験する。

    4.評価

    レポート50%、授業態度・意欲及び出席状況等50%をもって総合的に評価する。

    5.教科書・教材等

    「改定2版 実践につなぐ ことばと保育」ひとなる書房

    6.講義計画と内容

    【学習内容】

    教科書やプリント等で子どもの言葉の発達について理解を深めていく。また、児童文化財に

    ついても学び保育への展開を体験しながら考えていく。

  • 26

    【講義内容】

    回 講 義 内 容 ( 後 期 )

    1 オリエンテーション

    人間にとっての「ことば」とは

    2 保育内容としての「ことば」の歴史

    3 「ことば」の育つみちすじ

    ことばを話す前に~0歳児のことば~

    4 「ことば」の育つみちすじ

    ことばを話せるようになってから~1・2歳児のことば~

    5 「ことば」の育つみちすじ

    3・4歳児のことば

    6 「ことば」の育つみちすじ

    5歳児のことば

    7 家庭との連携と「ことば」

    クラス便り・連絡帳

    8 家庭との連携と「ことば」

    クラス便りを作成

    9 家庭との連携と「ことば」

    クラス便りを作成、完成

    10 「ことば」を育てるあそび①

    児童文化財~ことばあそび・わらべうた(手遊び)・お話

    11 「ことば」を育てるあそび②

    児童文化財~ことばあそび・わらべうた(手遊び)・お話

    12 「ことば」を育てるあそび③

    児童文化財~ことばあそび・わらべうた(手遊び)・お話

    13 「ことば」を育てるあそび④

    児童文化財~ことばあそび・わらべうた(手遊び)・お話

    14 文字への興味・関心を育む

    15 レポート記入・ふりかえり

  • 27

    第1学年

    保育内容「表現」

    単位数 1単位(30時間) 後期

    担 当 田初 善弘・遠藤 純子(専任講師)

    音楽教員、声楽、吹奏楽の経験のあるものが保育内容演習「表現」について講義する。

    1.概要

    感じたことや考えたことを自分なりに表現することを通して、豊かな感性や表現する力を

    養い、創造性を豊かにする力の基盤を培うことを理解する。

    2.学習目標

    1)乳幼児の表現行動の特徴、生活や人間関係との深い関わりを理解する。

    2)自身の表現力や感性を養い、子どもの「表現」に必要な保育者の援助を学ぶ。

    3)グループや個人による課題への取り組みを通じ、保育者に必要な他者との「協力」「創

    意工夫する」態度を養う。

    3.到達目標

    領域「表現」に示される乳幼児の豊かな感性や表現を育むための知識・技術・感性を獲得

    する。

    4.評価

    レポート 50%、授業態度・意欲及び出席状況等 50%をもって総合的に評価する。

    5.教科書・教材等

    (参考教科書)

    堂本真実子編「保育内容領域表現 日々わくわくを生きる子どもの表現」わかば社

    無藤隆監修「新訂 事例で学ぶ保育内容 領域 表現」萌文書林

    6.講義計画と内容

    【学習内容】

    都度教科書必要箇所をプリント配布し子どもの表現についての理解を深めていく。また、保

    育者の表現という意味での実技も取り入れながら展開していく。

  • 28

    【講義内容】

    回 講 義 内 容 ( 後 期 )

    1 オリエンテーション

    保育内容領域「表現」について/手あそび・わらべうた

    2 環境を構成する保育者/手あそび・わらべうた

    3 子どもと表現

    1.音楽表現/手あそび・わらべうた・うたあそび

    4 子どもと表現

    1.音楽表現/手あそび・わらべうた・うたあそび

    5 子どもと表現

    1.音楽表現/手あそび・わらべうた・うたあそび

    6 子どもと表現

    2.身体表現/振り付け・ダンス・ごっこあそび

    7 子どもと表現

    2.身体表現/振り付け・ダンス・ごっこあそび

    8 子どもと表現

    3.造形表現/自画像

    9 子どもと表現

    3.造形表現/小麦粉粘土

    10 体験が生む描画・造形 ~年齢別~

    2・3歳の表現/造形的要素を取り入れた描画体験

    11 体験が生む描画・造形 ~年齢別~

    4・5歳の表現/実物観察の気付きから描画

    12 遊びを劇的表現につなぐ生活発表会

    ~発表媒体を考える

    13 遊びを劇的表現につなぐ生活発表会

    ~準備・練習

    14 遊びを劇的表現につなぐ生活発表会

    ~練習・発表

    15 レポート記入・まとめ

  • 29

    第1学年

    身体表現

    単位数 1単位(30時間) 前期

    担 当 石川 智加子(非常勤講師)

    乳幼児から小学生へのリトミック指導経験と養護学校教員経験のある指導者が、リトミッ

    クの実践と講義を通して、幼児期の子どもへのアプローチの方法や、個々の表現力の向上

    を図る。

    1.概要

    音楽と身体の動きを融合したリトミックを実際に経験しながら、リトミックの目的と理解

    を深める。

    幼児の年齢や発達に応じたねらいを通して、分かりやすく伝えるための活動内容と指導法

    の工夫や、表現力を高める。

    2.学習目標

    1)音やリズム、身体を使ったリトミックを経験し、理解を深める。

    2)音楽の基礎的な知識や幼児の発達について学びながらリトミックを経験する。

    3)発表を通して、保育者としての心構えや意識を高める。

    3.到達目標

    音楽・身体の動き・言語のつながりを実際に経験することで、リトミックの理解を図ると

    共に、保育者・指導者としての知識や意識を持ち、自信を持って指導・実践できる力を身

    につける。

    4.評価

    定期試験30%、授業態度・意欲及び出席状況等70%をもって総合的に評価する。

    5.教科書・教材等

    動きやすい服装で行う。

    必要に応じて、教具(スティックやフープ等)使用する。

    6.講義計画と内容

    【学習内容】

    リトミックについて実際に経験しながら理解を深めると共に、活動ごとの目的や効果的なア

    プローチを学ぶ。

    人前で指導をしたり、伴奏をしたり、発表をしたりする経験を重ねることで、自信を持って

    指導できる力を身につける。

  • 30

    【講義内容】

    回 講 義 内 容 ( 前 期 )

    1 オリエンテーション、リトミックとは 【リズム】即時反応、ソルフェージュ(これらは毎回行う)

    2 【リズム】基礎的な動き①(強弱、テンポ、空間、アクセント) 【ティーチング】2、3歳児指導法①

    3 【リズム】基礎的な動き②、2拍子のリズム① 【ティーチング】2、3歳児指導法②

    4 【リズム】基礎的な動き③、2拍子のリズム② 【ティーチング】2、3歳児指導法③

    5 【リズム】3拍子のリズム① 【ティーチング】0、1歳児指導法①

    6 【リズム】3拍子のリズム②、リズムカノン① 【ティーチング】0、1歳児指導法②

    7 【リズム】4拍子のリズム①、リズムカノン② 【ティーチング】4、5歳児指導法①

    8 【リズム】4拍子のリズム②、 【ティーチング】4、5歳児指導法②

    9 【リズム】複リズム① 【ティーチング】4、5歳児指導法③

    10 【リズム】複リズム② 【ティーチング】楽器を使った活動

    11 【リズム】補足リズム① 【ティーチング】音と和音①

    12 【リズム】補足リズム② 【ティーチング】音と和音②

    13 【リズム】いろいろなリズムと動き① 【ティーチング】題材を考え、発表する

    14 【リズム】いろいろなリズムと動き② 【ティーチング】活動を振り返る

    15 まとめ、試験

  • 31

    第 1学年

    音楽表現

    単位数 1単位(30時間) 後期

    担 当 塚本 のぞみ(非常勤講師)

    現在、幼児音楽指導に携わり実践している教員が、保育現場での音楽表現の実践方法、

    活用方法を指導する。

    1.概要

    楽器演奏、音楽表現を実際に体験し、こどもの発達段階とそれに即した音楽表現の実践

    方法、活用方法を学ぶ。

    2.学習目標

    1)保育の内容を理解し、保育の中で効果的な歌や手遊び、表現の知識や技術を習得する。

    2)音楽表現、歌唱、さまざまな楽器に関する知識や技術を習得する。

    3.到達目標

    1)実際の保育で活用できる音楽表現を身に付け、実践できる知識と技術を習得する。

    2)こどもの発達段階に合ったアプローチを取捨選択して実践できる音楽表現法を学ぶ。

    4.評価

    定期試験30%、授業態度・意欲及び出席状況等70%をもって総合的に評価する。

    5.教科書・教材等

    なし(自主作成プリント)

    6.講義計画と内容

    【学習内容】

    実際の保育現場で実践できる音楽表現方法を、実際に演奏、活動するなかで身に付け、音楽

    表現技術と知識を習得する。

  • 32

    【講義内容】

    回 講 義 内 容 ( 後 期 )

    1 オリエンテーション

    音楽表現・身体表現①

    こどもの発達と音楽表現に関する知識と技術、実践(0~1歳児)

    音楽表現・身体表現②

    こどもの発達と音楽表現に関する知識と技術、実践(1~3歳児)

    音楽表現・身体表現③

    こどもの発達と音楽表現に関する知識と技術、実践(4~6歳児)

    5 歌による音楽表現活動①

    6 歌による音楽表現活動②

    7 楽器による音楽表現活動①

    8 楽器による音楽表現活動②

    9 絵本を活用した身体表現①

    10 絵本を活用した身体表現②

    11 身体表現のための伴奏法①

    12 身体表現のための伴奏法②

    13 季節・行事の音楽表現

    14 発表・まとめ①

    15 発表・まとめ

  • 33

    第1学年

    図画工作

    単位数 1単位(30時間) 後期

    担 当 西村 明美(非常勤講師)

    芸術・美術・図画分野に教職経験のあるものが幼児教育における造形表現の要素を知る

    ことにより、創り出す興味と関心を引き出すスキルを指導する。

    1.概要

    幼児が持つ表現したいという自由な欲求が満たされる実践的な造形表現に必要な多様な

    技法を学ぶ。保育者が発達段階に対応した素材や表現技法を理解し、造形的な色や形を

    遊びのなかで興味を持って楽しく制作することができる指導計画や方法を習得する。ま

    た、子どもが自然の中の色や形に興味を持つような素材を生かした課題を取り入れ意識

    させる。

    2.学習目標

    1)造形的な画材・素材を理解し、技法を習得して個人や共同でも課題を制作できる。

    2)絵画や造形の表現技法の習熟により子どもに楽しく技法あそびを指導する方法を学ぶ。

    3)自然の中から素材を求めて視覚や触覚の感性を養う造形を意識する。

    3.到達目標

    造形や絵画における表現技法の知識と画材や素材の性質に応じた制作のスキルを習得

    し、年齢に応じて子どもが集中して楽しく安全に制作できる指導計画を考えることがで

    きる。

    4.評価

    課題制作の 80%、授業態度・意欲及び出席状況等 20%を持って総合的に評価する。

    5.教科書・教材等

    「2・3・4・5歳児の技法あそび」実践ライブ 村田夕紀・内本久美共著 ひかりのくに

    「0・1・2歳児の造形あそび」 奥美佐子著 ひかりのくに

    「3・4・5歳児の技法あそび」 奥美佐子著 ひかりのくに

    6.講義計画と内容

    【学習内容】

    毎時間の課題提出を原則に各種の様々な技法を試しながら画材の扱い方を知る事により、絵

    画や造形に対する苦手意識をなくし、保育者として子どもが楽しんで制作できる意識を高め

    る。また、作業後の跡片付けから整理整頓まで効率よく処理できる能力を養う。

  • 34

    【講義内容】

    回 講 義 内 容 ( 後 期 )

    1 オリエンテーション~幼児期の発達段階と技法あそびの意味とその特性

    2 造形技法と素材制作① デカルコマニー・ドリッピング・ウオッシング

    3 造形技法と素材制作② ブラッシング・ドリッピング・バチック

    4 素材を生かした壁画制作Ⅰ- 1 ローリングで共同制作 ベース制作

    5 素材を生かした壁画制作Ⅰ- 2 ローリングで共同制作 パーツ制作

    6 造形技法と素材制作③ ラミネーション・コラージュ・フロッタージュ

    7 造形技法と素材制作④ スタンピング(スポンジ・フエルト)

    8 造形技法と素材制作⑤ ドローイング(パス・コンテ・パステル)

    9 クリスマス壁画制作Ⅰ- 1フィンガーペインティングで共同制作 ベース制作

    10 クリスマス壁画制作Ⅰ- 1フィンガーペインティングで共同制作 パーツ制作

    11 造形技法と作品制作⑥ マーブリング・染め紙・墨流し・にじみ絵

    12 造形技法と作品制作⑦ ステンシル・紙版画・スチレン版画

    13 造形技法と作品制作⑧ 自然素材のファブリックプリント

    14 造形技法と作品制作⑨ スクラッチ・カーボン紙絵

    15 プレゼンテーション~反省と展望

  • 35

    第1学年

    児童文化

    単位数 1単位(30時間) 後期

    担 当 勝村 美由紀(専任講師)

    保育現場経験者が、児童文化が子どもの成長発達にどのような影響を与えるかについて

    講義し、演習を通して保育内容に展開していけるように指導する。

    1.概要

    児童文化が子どもの育ちを支えるものであることを理解し、絵本、紙芝居、ペープサー

    ト等を通して、保育教材の扱い方や遊びの技術を学ぶ。

    2.学習目標

    1)児童文化が子どもの生活と発達に関わっていることを知る。

    2)実技を通して保育教材の扱い方や遊びの技術を学ぶ。

    3)グループワークの中で、思いやりと共感の姿勢をもって参加する。

    3.到達目標

    1)言語表現技術の中で、自分の得意なものを見つけ、自信をもって演じることができる。

    2)子どもと共に物語の世界を楽しみ、子どもに適した表現方法で創作活動ができる。

    4.評価

    課題50%、実技発表30%、意欲及び出席状況等 20%をもって総合的に評価する。

    5.教科書・教材等

    参考書「保育者のための言語表現技術」萌文書林 他 プリント対応

    絵本・紙芝居・手遊び・わらべうた等

    6.講義計画と内容

    【学習内容】

    講義と演習を並行して行う。実技の練習、発表することで、自己表現力を高める。単なる技

    術の習得ではなく、沢山の文化教材に触れ、楽しんで参加し、感性を磨く。

  • 36

    【講義内容】

    回 講 義 内 容 ( 後 期 )

    1 児童文化と表現

    2 児童文化とことば / 課題テスト「発声」

    3 こどもと絵本

    4 教材研究~絵本

    5 こどもと紙芝居

    6 教材研究~紙芝居

    7 教材研究~大型絵本 / 課題テスト「絵本」

    8 ペープサート演習 ①

    9 ペープサート演習 ②

    10 パネルシアター演習 ①

    11 パネルシアター演習 ②

    12 課題テストと発表準備

    13 課題テストと発表準備

    14 実技発表会

    15 ふりかえり

  • 37

    第 1 学年

    乳児保育Ⅰ

    単位数 2 単位(30時間) 前期

    担 当 遠藤 純子(専任講師)

    乳児保育園勤務経験者が現場経験を活かして乳児保育Ⅰについて講義をする。

    1.概要

    乳児保育の意義・目的と歴史的変遷及び役割等について理解するとともに、乳児保育の現

    状と課題、3 歳未満児の発育・発達を踏まえた保育、乳児保育における連携・協働につい

    ても学ぶ。

    2.学習目標

    1)乳児保育の意義・目的と歴史的変遷および役割等について理解する。

    2)保育所、乳児院等多様な保育の場における乳児保育の現状と課題について理解する。

    3)3 歳未満児の発育、発達を踏まえた保育の内容と運営体制について理解する。

    4)乳児保育における職員間の連携・協働及び保護者や地域の関係機関との連携について理

    解する。

    3.到達目標

    3 歳未満児を念頭に置いた保育を習得する。

    4.評価

    定期試験 50%、授業態度・意欲及び出席状況等 50%をもって総合的に評価する。

    5.教科書・教材等

    「新・基本保育シリーズ⑮ 乳児保育Ⅰ・Ⅱ」 中央法規出版

    6.講義計画と内容

    【学習内容】

    教科書やプリントなどで乳児の発達や乳児保育の現状や課題について理解を深めていくと

    ともに職員・保護者との連携についても学んでいく。

  • 38

    【講義内容】

    回 講 義 内 容 ( 前 期 )

    1 乳児保育の意義・目的と歴史的変遷

    2 乳児保育及び子育て家庭に対する支援をめぐる社会的状況と課題

    3 保育所における乳児保育

    4 保育所以外の児童福祉施設(乳児院)における乳児保育

    5 家庭的保育・小規模保育などにおける乳児保育

    6 3 歳児未満とその家庭を取り巻く環境と子育て支援

    7 3 歳児未満の生活と環境

    8 3 歳児未満の遊びと環境

    9 3 歳児以上の保育に移行する時期の保育

    10 3 歳児未満の発育・発達をふまえた保育者による援助やかかわり

    11 3 歳児未満児の発育・発達をふまえた保育における配慮

    12 乳児保育の計画・記録・評価とその意義

    13 職員間・保護者との連携・協議

    14 自治体や地域の関係機関との連携・協議

    15 定期試験・まとめ

  • 39

    第1学年

    ピアノⅠ

    単位数 2単位(60時間) 前期

    担 当 木村 尚子・湊 乃理子(非常勤講師)

    現在ピアノ教室においてピアノ指導を行っている講師が、保育現場で必要なピアノ指導と

    音楽に関する基礎知識の講義をする。

    1.概要

    音符の読み方、運指、基礎的な楽語、幼児教育者として必要なこどものうたの演奏と伴奏

    付けを習得する。

    2.学習目標

    1)保育に必要な基礎的なピアノ技術を習得する。

    2)こどものうたの弾き歌いができるようにする。

    3)4つの調を理解し、弾けるようにする。

    4)豊かな音楽表現の能力を養い、基礎的なソルフェージュの能力を身につける。

    5)保育現場で必要とされる弾き歌いの技術を人前で演奏する経験を重ねる。

    3.到達目標

    1)譜読みをでき、曲に合わせた弾き方を習得する。

    2)生活のうたや季節のうたなど、こどものうたを歌いながら弾けるようにする。

    3)主要な4つの調のスケールとコードを弾けるようにする。

    4)現場で使用できるレパートリーを増やす。

    4.評価

    実技試験(年に数回実施する)50%、受講態度・意欲及び出席状況等50%をもって総合

    的に評価する。

    5.教科書・教材等

    幼児とともに(聖徳大学出版部)

    バイエル(聖徳大学出版部)

    ブルグミュラー25の練習曲

    必要に応じてプリントを配布する。

    6.講義計画と内容

    【学習内容】

    テキスト内のこどものうたを、暗譜で歌う、伴奏を弾く、歌いながら伴奏を弾くことができ

    るように練習する。主要な4つの調のコードネームを学び、スケールとコードを弾けるよう

    にする。バイエル、補足プリントを中心に楽譜の読み方、ピアノの演奏法を理解し、音楽的

    な演奏能力を高める。

  • 40

    【講義内容】

    回 講 義 内 容 ( 木村 )

    1 音名・音階・音符①/生活のうた

    3 音名・音階・音符②/生活のうた

    5 拍子・リズム①/生活のうた

    7 拍子・リズム②/生活のうた

    9 ハ長調のスケール(音階)とコード(和音)①/はるのうた

    11 ハ長調のスケール(音階)とコード(和音)②/はるのうた

    13 ハ長調のスケール(音階)とコード(和音)③/はるのうた

    15 演奏発表

    17 ト長調のスケールとコード①/なつのうた

    19 ト長調のスケールとコード②/なつのうた

    21 ト長調のスケールとコード③/なつのうた

    23 演奏発表

    25 ハ長調とト長調のまとめ①

    27 ハ長調とト長調のまとめ②

    29 実技試験

    回 講 義 内 容 ( 湊 )

    2 オリエンテーション

    4 楽譜の読み方・運指、指の運動

    6 音符・休符の名称と長さ、小節、拍子、バイエルを用いて演奏

    8 つながった音の弾き方、フレーズ、バイエルを用いて演奏

    10 5指運動・基本のポジション・指くぐり・指広げ、バイエルを用いて演奏

    12 長調・短調について(ハ長調・イ短調・ト長調・ニ長調)、バイエルを用いて演奏

    14 Ⅰ・Ⅳ・Ⅴ・Ⅴ7 の和音について、バイエルを用いて演奏

    16 バイエル・プリントを用いて演奏(レベルに合わせて)

    18 バイエル・プリントを用いて演奏(レベルに合わせて)

    20 実技試験

    22 バイエル・プリントを用いて演奏(レベルに合わせて)

    24 バイエル・プリントを用いて演奏(レベルに合わせて)

    26 バイエル・プリントを用いて演奏(レベルに合わせて)

    28 実技試験

    30 前期 まとめ・振り返り

  • 41

    第1学年

    ピアノⅡ

    単位数 2単位(60時間) 後期

    担 当 木村 尚子・湊 乃理子(非常勤講師)

    現在ピアノ教室においてピアノ指導を行っている講師が、保育現場で必要なピアノ指導と

    音楽に関する基礎知識の講義をする。

    1.概要 学習目標

    音符の読み方、運指、基礎的な楽語、幼児教育者として必要なこどものうたの演奏と伴奏

    付けを習得する。

    2.学習目標

    1)保育に必要な基礎的なピアノ技術を習得する。

    2)こどものうたの弾き歌いができるようにする。

    3)4つの調を理解し、弾けるようにする。

    4)豊かな音楽表現の能力を養い、基礎的なソルフェージュの能力を身につける。

    5)保育現場で必要とされる弾き歌いの技術を人前で演奏する経験を重ねる。

    3.到達目標

    1)譜読みをでき、曲に合わせた弾き方を習得する。

    2)生活のうたや季節のうたなど、こどものうたを歌いながら弾けるようにする。

    3)主要な4つの調のスケールとコードを弾けるようにする。

    4)現場で使用できるレパートリーを増やす。

    4.評価

    実技試験(年に数回実施する)50%、受講態度・意欲及び出席状況等50%をもって総合

    的に評価する。

    5.教科書・教材等

    幼児とともに(聖徳大学出版部)

    バイエル(聖徳大学出版部)

    ブルグミュラー25の練習曲

    必要に応じてプリントを配布する。

    6.講義計画と内容

    【学習内容】

    テキスト内のこどものうたを、暗譜で歌う、伴奏を弾く、歌いながら伴奏を弾くことができ

    るように練習する。主要な4つの調のコードネームを学び、スケールとコードを弾けるよう

    にする。バイエル、補足プリントを中心に楽譜の読み方、ピアノの演奏法を理解し、音楽的

    な演奏能力を高める。

  • 42

    【講義内容】

    回 講 義 内 容 ( 木村 )

    1 ピアノⅠのおさらい①

    3 ピアノⅠのおさらい②

    5 ニ長調のスケールとコード①/あきのうた

    7 ニ長調のスケールとコード②/あきのうた

    9 ニ長調のスケールとコード③/あきのうた

    11 演奏発表

    13 ヘ長調のスケールとコード①/ふゆのうた

    15 ヘ長調のスケールとコード②/ふゆのうた

    17 ヘ長調のスケールとコード③/ふゆのうた

    19 演奏発表

    21 四つの調のまとめ①

    23 四つの調のまとめ②

    25 四つの調のまとめ③

    27 四つの調のまとめ④

    29 実技試験

    回 講 義 内 容 ( 湊 )

    2 前期の復讐

    4 バイエル・ブルグミュラー・プリントを用いて演奏(レベルに合わせて)

    6 バイエル・ブルグミュラー・プリントを用いて演奏(レベルに合わせて)

    8 バイエル・ブルグミュラー・プリントを用いて演奏(レベルに合わせて)

    10 実技試験

    12 バイエル・ブルグミュラー・プリントを用いて演奏(レベルに合わせて)

    14 バイエル・ブルグミュラー・プリントを用いて演奏(レベルに合わせて)

    16 バイエル・ブルグミュラー・プリントを用いて演奏(レベルに合わせて)

    18 実技試験

    20 バイエル・ブルグミュラー・プリントを用いて演奏(レベルに合わせて)

    22 ババイエル・ブルグミュラー・プリントを用いて演奏(レベルに合わせて)

    24 バイエル・ブルグミュラー・プリントを用いて演奏(レベルに合わせて)

    26 実技試験

    28 実技試験

    30 1 年間の振り返り、まとめ

  • 43

    第 1学年

    子どもの遊び

    単位数 1単位(30時間) 前期

    担 当 大江 裕子(非常勤講師)

    認定 NPO法人芸術と遊び創造協会認定「おもちゃコンサルタントマスター」の資格を有

    する者が、発達段階に応じた遊びやおもちゃ学・遊びを通しての子どもの理解について講

    義する。

    1.概要

    遊びの理論、意義、援助法、指導計画などの実践的な知識や技術を身につけ、子どもの 遊

    びから何が見えるか、読みとるかを学ぶ。

    2.学習目標

    1)様々な遊びや玩具に触れ保育者としての豊かな感性を培うと共に、身近なものを使って

    遊びを創造する力を身につける。

    2)乳幼児の生活の中心をなすと言われる「遊び」について考える。

    3)すべての年代で楽しむことができ、心の土台を作る「わらべうた」について理解し習得

    する。

    3.到達目標

    1)遊びを考えるとき常に、子どもの何を育てたいのか、何が育っているのかを考える習慣

    をつける。

    2)保育現場で指導する時に必要な知識と技術を身につける。

    4.評価

    定期試験(実技)70%、授業態度・意欲及び出席状況等 30%をもって総合的に評価する。

    5.教科書・教材等

    「すぐ覚えられるわらべうたあそび」木村はるみ著 成美堂出版 補助教材(自主作成プリント)

    6.講義計画と内容

    【学習内容】

    ・次の授業に関するワークシートを記入して授業に臨むこと。

    ・毎回の授業の資料は授業内容を追記していき、ワークシートと共にファイルしていくこ

    と。

  • 44

    【講義内容】

    回 講 義 内 容 ( 前 期 )

    1 ガイダンス 子どものとって遊び・おおもちゃとは何か、その意義を考える

    2 未満児の発達と遊び(前半)

    3 未満児の発達と遊び(後半)

    4 1才児の発達と遊びと遊具

    5 2才児の発達と遊びと遊具

    6 3才児の発達と遊びと遊具

    7 練習遊び(声・言葉、運動、道具での練習遊び、素材での練習遊び)

    8 役割遊び(特徴、役割遊びの中で見られる経過・段階の理解と保育士の関わり)

    9 構成遊び(その種類と目的、保育者の関わり)

    10 ルール遊び(運動を伴うルール遊び、知的能力を発達させるルール遊び)

    11 環境認識の遊び(環境を知る活動・遊びを通して)

    12 伝承遊び(コマ、けん玉、お手玉、あやとり、季節のわらべうた遊び)

    13 年中行事と遊び(行事の意味と行事にかかわる遊び)・試験について

    14 手作りおもちゃ(手作りおもちゃの特徴、身近な素材で簡単に作る事ができる。)

    15 実技試験と振り返り

  • 45

    第1学年

    保育内容演習

    単位数 1単位(30時間) 前期

    担 当 大森 和代・勝村 美由紀(専任講師)

    現場経験のある者が、保育内容演習Ⅰについて講義する。

    1.概要

    「養護」と「教育」の関連性と総合的な展開の際に必要な知識、技術判断の習得を目指

    す。「養護とは」「教育5領域」それぞれを理解し、子どもの理解を深める。保育内容は

    年齢に合っているか、子どもの興味関心を引くか、その後の展開を望めるか等を様々な

    観点から検証し、学習を深める。

    2.学習目標

    養護及び教育に関する保育内容がそれぞれ関連性をもつことを理解する。

    3.到達目標

    保育所保育指針に基づき、子どもの発達を5領域の観点から捉え理解を深める。

    4.評価

    出欠状況、提出物・レポート、授業態度等を総合的に評価する。

    5.教科書・教材等

    適宜プリントを使用する。

    6.講義計画と内容

    【学習内容】

    子どもの発達を「健康・人間関係・環境・言葉・表現」の5領域の観点から捉え、子どもの

    理解を深めながら保育内容について総合的に学ぶ。

  • 46

    【講義内容】

    回 講 義 内 容 ( 前 期 )

    1 子どもの生理的欲求を満たし、健康、安全、かつ快適に過ごすための生活援助①

    2 子どもの生理的欲求を満たし、健康、安全、かつ快適に過ごすための生活援助②

    3 子どもを受容し、子どもが安心感と安定感を持って過ごすための援助や関わり①

    4 子どもを受容し、子どもが安心感と安定感を持って過ごすための援助や関わり②

    5 子どもを受容し、子どもが安心感と安定感を持って過ごすための援助や関わり③

    6 保育に関わる情報集め(新聞や雑誌から)①収集

    7 保育に関わる情報集め(新聞や雑誌から)②分析・検討

    8 健康な心と体を育て、自ら健康で安全な生活を作り出す力を養う①

    9 健康な心と体を育て、自ら健康で安全な生活を作り出す力を養う②

    10 他の人々 と親しみ支え合って生活するために、自立心を育て人と関わる力を養う①

    11 他の人々 と親しみ支え合って生活するために、自立心を育て人と関わる力を養う②

    12 環境に好奇心などをもって関わり、それらを生活に取り入れる力を養う①

    13 環境に好奇心などをもって関わり、それらを生活に取り入れる力を養う②

    14 言葉に対する感覚や表現する力を養う

    15 豊かな感性や表現する力を養い、創造性を豊かにする

  • 47

    第 1 学年

    保育実習Ⅰ

    単位数 4 単位(160 時間) 前期

    担 当 大森 和代・田初 善弘・勝村 美由紀(専任講師)

    保育現場経験者が、実習に関しての指導・巡回を行う。

    1.概要

    保育所、児童福祉施設等の役割や機能を具体的に理解する。保育所においては、子どもの理解

    や保育内容・保育環境、保育の計画・観察・記録について、また、専門職としての保育士の役

    割と職業倫理についても理解する。

    2.学習目標

    保育所、児童福祉施設等の役割や機能を具体的に理解する。観察や子どもとの関わりを通して

    子どもへの理解を深める。既習の教科目の内容を踏まえ、子どもの保育及び保護者への支援に

    ついて総合的に理解する。

    3.到達目標

    保育の計画・観察・記録及び自己評価等について具体的に理解する。保育士の業務内容や職業

    倫理について具体的に理解する。

    4.評価

    実習のしおり、及び実習評価の方法を参照。

    5.教科書・教材等

    実習のしおり・適宜、プリント使用する。

    6.講義計画と内容

    【学習内容】

    既習の教科目内容を踏まえ、実習の意義・目的を理解する。

  • 48

    【講義内容】

    内容 (保育所実習の内容) 1. 保育所の役割と機能

    (1) 保育所における子どもの生活と保育士の援助や関わり (2) 保育所保育指針に基づく保育の展開

    2. 子どもの理解 (1) 子どもの観察とその記録による理解 (2) 子どもの発達過程の理解 (3) 子どもへの援助や関わり

    3. 保育内容・保育環境 (1) 保育の計画に基づく保育内容 (2) 子どもの発達過程に応じた保育内容 (3) 子どもの生活や遊びと保育環境 (4) 子どもの健康と安全

    4. 保育の計画・観察・記録 (1) 全体的な計画と指導計画及び評価の理解 (2) 記録に基づく省察・自己評価

    5. 専門職としての保育士の役割と職業倫理 (1) 保育士の業務内容 (2) 職員間の役割分担や連携・協働 (3) 保育士の役割と職業倫理

    (児童福祉施設等における実習の内容) 1. 施設の役割と機能 (1)施設における子どもの生活と保育士の援助や関わり (2)施設の役割と機能 2. 子どもの理解 (1)子どもの観察とその記録