平成25年度予算○○百万円

平成27年度要求額億円

【国際観光旅客税財源】

令和２年度 国立公園におけるグランピング等促進事業（補助事業）について

2020年４月

環境省自然環境局国立公園課

1

国立公園におけるグランピング等促進事業

阿蘇くじゅう国立公園におけるグランピング

【背景・課題】2018年の訪日外国人の平均泊数は9.0泊だが、国立公園内の訪日外国人の平均泊数は1.9泊に留

まっている。圧倒的な自然環境を有する国立公園内での自然体験は宿泊数の増加に向けて大きなポテンシャルを有しているが、宿泊環境や体験型コンテンツ等が十分に整備されていない。特に、グランピングについては、上質な宿泊体験、アクティビティ、食事等を組み合わせた外国人旅行者にとって魅力的なコンテンツだが、国立公園内で十分に展開されていない。

【事業内容】国立公園におけるグランピング等の推進のため、事業立ち上げやトライアル実施等に係る経費の補助①インバウンド促進に向けた事業計画策定②テストマーケティング・ファムトリップの実施③グランピング等実施に向けた必要資材等のレンタル（移動式トイレ・発電機等を想定）④アクティビティや二次交通の構築等の体験環境の整備(ツアーコンテンツ造成に係る経費、レンタルサイクルシステムの試行的な実施に係る経費など）

⑤インバウンド受け入れ体制の拡充（パンフレットの多言語化、キャッシュレス化支援など）

【事業スキーム】民間事業者（観光協会やDMO等との連携）

地域協議会等（民間事業者との連携） への補助

【効果】効果的なグランピング等の推進による、訪日外国人観光客の宿泊数の増加や消費額の増加 2

国立公園におけるグランピング等促進事業（補助）の事業イメージ

目的：上質な宿泊、アクティビティ、食事を組み合わせた国立公園らしいグランピングを展開することで、国立公園ならではの特別な宿泊体験を促進

3

×

上質な宿泊 自然体験アクティビティ地域の特色を活かした食事 等

⇒上質な宿泊と国立公園らしいコンテンツと組み合わせることで、高付加価値化し、インバウンド利用を推進。

⇒本事業ではグランピング実施のためのスタートアップ支援を中心に実施。

国立公園におけるグランピング等促進事業（補助）の対象事業

4

No 事業内容※1 詳細

1計画策定のための調査、検討、コンサルティング

グランピングを主としたプログラムの開発や高付加価値化に係るコンサルティング、事業計画の策定

2 テストマーケティング等テストマーケティングまたはファムトリップの実施等、事業実施に向けて必要な調査

3 必要資材のレンタル※２ グランピング等の実施に向けた必要資材等の賃借

4 体験環境整備 アクティビティや二次交通の構築等の体験環境の整備

5 多言語化、キャッシュレス化対応パンフレットやホームページ等の情報発信媒体の多言語化、キャッシュレス化、多言語対応を行うための人材の確保・研修の開催

※１実施する事業は1~5のうち一部でも可。※２設備の購入や工事は不可。

国立公園内に係る地域で行われるグランピングに係る以下の事業を対象に補助。

１．補助対象者 民間企業、個人事業主、NPO、地方公共団体、DMO、地域協議会等

２．補助率 １／２

３．補助対象経費人件費、諸謝金、旅費、備品費、 消耗品費、印刷製本費、通信運搬費、借料及び損料、会議費、賃金等、社会保険料、雑役務費、資材購入費

４．補助対象事業 4pのとおり。

５．交付申請先 未定（補助金執行団体）

６．審査の加点要素

・インバウンド観光の促進、国立公園の利用促進に資することが必須。・加点要素として、以下を想定。①「国立公園満喫プロジェクト（※）」等が実施されている国立公園で実施する事業（※阿寒摩周、十和田八幡平、日光、伊勢志摩、大山隠岐、阿蘇くじゅう、霧島錦江湾、慶良間諸

島、支笏洞爺、富士箱根伊豆、中部山岳にてインバウンド推進を集中的に実施）

②その地域ならではの資源や魅力を活かした事業等、地域経済の持続的な発展に資する活動を含む事業となっていること等。③自然環境や景観に配慮し、その保全に資する事業内容となっていること④数値目標が事業規模が適正であること。⑤全国的にモデルとなるようなものであること。⑥補助終了後も継続の見込みがあること 等

5

国立公園におけるグランピング等促進事業（補助）の活用について

国立公園におけるグランピング等促進事業の補助金交付の仕組み 平成25年度予算○○百万円

平成27年度要求額億円

【交付の流れ】

当補助事業は環境省から補助金の執行管理を包括的に委託する執行団体（未定）を通じて、公募、交付申

請受付、交付決定、補助金支払等を行うことを予定しています。

中間執行団体から、直接申請者に対して補助金を交付します。（都道府県を介する必要はありません）

応募 交付申請 事業実施 事業完了 支払請求

申請者

環 境 本 省

交付申請書提出

審査結果の通知 交付決定通知

完了実績報告書提出

補助金額の確定通知書

支払請求書提出

支払

（協議会等設置の下調整）

↓応募

利用拠点計画作成

中間執行団体（未定）

交付決定

応募受付・審査

支払精算採択案件協議 承認

6

必要に応じ、事業内容に係る指導・助言・法令手続き等

地方支分部局（環境省）

２０２０年５月 【補助事業の公募開始】

６～７月 【応募】【審査】【採択通知】

７月～ 【交付申請】【交付決定】【事業開始】

２月～３月末 【事業完了・支払請求】

7

今後のスケジュール（予定）

8

①他の補助事業との併用は可能ですか？⇒他の国の補助事業との併用はできません。補助の裏負担分は申請者側でご用意いただく必要があります。なお、地方公共団体等の補助事業との併用は可能です。

②補助事業の成果を活用して得られた利益を補助事業の裏負担分として計上することは可能ですか？⇒可能です。

③補助事業の成果を活用して利益が得られた場合の取扱いはどうすれば良いのですか？⇒相当な利益が生じた場合、利益の額・交付率に応じて国庫に返納いただく場合があります。

④補助事業対象が「民間事業者」「地域協議会等」となっているが、それ以外の者は補助金を申請できないのですか？⇒地方公共団体やNPO等も申請可能です。

⑤事業対象メニューについて、すべての事業を実施しなければならないのですか？⇒すべての事業を実施する必要はなく、各地域で実施が必要な事業を個別にご検討・実施いただいて構いません。

⑥国立公園の区域外で実施するものについても補助対象になりますか？⇒宿泊又はアクティビティのどちらか片方を国立公園の区域内で実施する場合は補助対象になります。

主なQ＆A 2020年4月27日更新