日本師会cbrne(テロ災害)研修会 -...

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( 1 )第 1360 号 〔昭和42年3月4日第3種郵便物認可〕平成30年5月5日 〒1138621 東京都文京区本駒込22816 電話 0339462121(代) FAX 0339466295 E-mail [email protected] http://www.med.or.jp/ 発行所 毎月2回 5日・20日発行 定価 2,400円/年(郵税共) 日本医師会キャラクター 「日医君」 No. 1360 2018. 5. 5 定例記者会見 …………… 2~ 3面 WMAとWHOの間における 覚書を調印 ……… 4面 第2回生 命を見つめる フォト&エッセー 作品募集 ……… 5面 調調Command Control Commu- nication Coordination 調使調使Overt Covert 調日本医師会CBRNE(テロ災害)研修会 「TOKYO2020 東京オリンピック・パラリンピックに向けて」をテーマに 日本医師会CBRNE(テロ災害)研修会が4月4日、東京オリンピック・パ ラリンピックの開催を間近に控え、テロ災害時の医療対策に関する理解を深 めることを目的として、日医会館大講堂で開催された。 当日は、ロニット・カッツスタンフォード大学教授の基調講演と6題の講 演の後、日本の現状等について活発な討論が行われた。 調調使調Overview and Medical Re- sponse to CBRNE

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Page 1: 日本師会CBRNE(テロ災害)研修会 - Med日本医師会CBRNE(テロ災害)研修会が4月4日、東京オリンピック・パ ラリンピックの開催を間近に控え、テロ災害時の医療対策に関する理解を深

(1)第1360号 日 医 ニ ュ ー ス 〔昭和42年3月4日第3種郵便物認可〕平成30年5月5日

〒113-8621 東京都文京区本駒込2-28-16電話 03-3946-2121(代)FAX 03-3946-6295E-mail [email protected]://www.med.or.jp/

発行所

毎月2回 5日・20日発行 定価 2,400円/年(郵税共)

日本医師会キャラクター

「日医君」No. 13602018. 5. 5

●定例記者会見 …………… 2~ 3面●WMAとWHOの間における 覚書を調印……… 4面●第2回生

い の ち

命を見つめる フォト&エッセー 作品募集 ……… 5面

石川広己常任理事の司

会で開会。冒頭のあいさ

つで横倉義武会長は、「世

界各国でテロ災害が発生

しているが、わが国もテ

ロリズムとは決して無縁

ではない」と強調。万が一

テロ災害が発生した場合

には、一般の医師や医療

機関も対応しなければな

らないことから、「被害を

最小限に抑えるためにも、

平時から専門機関と地域

の医師会・医療機関との

連携が不可欠である」と

して、協力を呼び掛けた。

者としてプラ

イマリケア担

当者や病院の

救急スタッフ

等を挙げた上

で、①強い警

戒心の維持が

必要となる②

未知の物質を

扱うことが多

い③感染力の

ある患者に暴

露する可能性

─等の特徴

や注意点につ

いて説明し

た。(3

)では、

対応計画の立

案・準備につ

いて「準備の

失敗は、失敗

のための準

備」と述べ、

十分に練って

練習した計画

の重要性を強調した。

また、CBRNE演習

の教訓として、四つの

〝C〟(Command

揮、

Control

:統制、Commu-

nication

:コミュニケー

ション、Coordination

調整)を挙げ、それぞれ

の内容を説明した。

その上で同氏は、「災

害対応はプランどおりに

はいかないが、準備なし

には失敗するだけ」とし

て、改めて十分な準備を

求めた。

講演1「総論」

山口芳裕杏林大学医学

部救急医学教室主任教授

/高度救急センター長

は、テロ災害の現況につ

いて概説。近年は、小規

模なテロが増えていると

した上で、爆発物を使用

したテロの割合が高いと

述べた。

また、テロは有事とは

異なるとし、「わが国は

海外と事情が異なり、テ

ロ災害の対処は民間が負

う事案である」と強調。

現場では教科書的な対応

とは異なる対応を迫られ

る可能性を指摘し、その

対応のポイントとして、

①初動においては不用意

に現場には入らない②現

場管理においては「災害

の常識」にこだわらない

③病院の入口では来院者

の中に犯人がいる可能性

を考える

─の3点を挙

げ、注意を喚起した。

講演2「化学」

箱崎幸也NBCR対策

推進機構特別顧問は、①

神経剤②びらん剤③窒息

剤④血液剤⑤無障害化学

─等を用いた化学剤

テロへの最新の対応等に

ついて言及。実際の事案

を基に特徴の説明を行

い、最新のツールを使用

して原因を特定するため

の方法等を紹介した。

同氏は、「日常臨床に

おいて〝何か変?〟と思

った場合は、特殊災害(化

学・生物剤/放射線関

連)の可能性も念頭に置

きながら診療を実施して

いく必要がある」と述べ、

初動対処には消防等、関

係機関との協働が重要と

した。

講演3「生物」

加來浩器防衛医科大学

校防衛医学研究センター

教授は、バイオテロにつ

いて解説した。

バイオテロは、砲弾、

ロケットの弾頭のような

明示的(Overt

)なもの

と水道、飲食物の汚染の

ような秘匿的(Covert

なものに分けられ、医療

現場においては後者にお

ける院内感染の発生が最

も恐れるべき事態である

と強調。

有事の対策としては、

標準予防策に加えて経験

的予防策が必要になると

説明するとともに、秘匿

的攻撃を疑わせる徴候を

例示した。

その上で同氏は、「ア

ウトブレイク探知には各

種サーベイランスの活用

とともにICT活動の経

験を生かした危機管理対

応のできる人材の活用が

重要である」との考えを

示した。

講演4「放射性物質・

核」明

石真言量子科学技術

研究開発機構執行役/放

射線緊急時支援センター

長は、放射線被ばくに関

する基礎知識及び汚染患

者への対応について講

演。被ばく医療の原則と

して、放射線被ばくで即

死等は起こらないことか

ら、「生命に関わる外傷・

日本医師会CBRNE(テロ災害)研修会「TOKYO2020 東京オリンピック・パラリンピックに向けて」をテーマに

 日本医師会CBRNE(テロ災害)研修会が4月4日、東京オリンピック・パラリンピックの開催を間近に控え、テロ災害時の医療対策に関する理解を深めることを目的として、日医会館大講堂で開催された。 当日は、ロニット・カッツスタンフォード大学教授の基調講演と6題の講演の後、日本の現状等について活発な討論が行われた。

ダー(一次対応者)と医療

提供者の役割の重要性、

(3)対応計画における

重要な局面の概要

─等

について説明した。

(1)では、テロ災害

における類型を示すとと

もに、その特性や対応の

方針を解説。特に生物学

的製剤については、①人

から人への拡散や伝播が

容易②死亡率が高く公衆

衛生上の影響が甚大③一

般市民のパニックと社会

的混乱

─等の重要な特

質があるとして、その対

応を詳説した。

(2)では、バイオテ

ロが起きた際の一次対応

熱傷、疾病等の治療を優

先すべき」と述べた。

また、患者処置につい

ては、①現地で脱衣②患

者安定化第一③汚染が不

明の場合は汚染と考える

④容体安定後の汚染調査

⑤救急車及び救急隊員の

汚染検査

─等のポイン

トを挙げ、これまでの研

究結果から、「体内に線

源が留置された患者の搬

送は可能である」と述べ

た。

講演5「爆発物」

齋藤大蔵防衛医科大学

校防衛医学研究センター

教授は、主に爆傷につい

て説明。爆傷は、「衝撃

波損傷、鋭的損傷、鈍的

損傷等が複合した多発外

傷である」と述べ、米国

における標準的な対応で

あるTCCC(戦術的戦

傷救護)を紹介した。

同氏はまた、負傷部位

に応じた対応の仕方や救

護のアルゴリズムを説明

した上で、「医師として、

止血手技に習熟する必要

がある」との見解を示す

とともに、テロ災害に当

たっては、多職種連携に

よりオールジャパンの体

制で対応する必要性を指

摘した。

講演6「現場の対応」

井上忠雄NBCR対策

推進機構理事長は、地下

鉄サリン事件等の経験か

ら得た教訓等について講

演。テロ災害発生時には、

「知識がなければ何もで

きない」として、①基礎

知識②防護機・資材の充

実③現場管理

─等の重

要性を強調した。

また、神経剤やCBR

NE災害における現場の

対応にも言及し、「初動

対処」「気象・地形の影

響の把握」「現場におけ

る連携」等をポイントと

して挙げ、解説を行った。

指定発言・パネルディ

スカッション

秋冨慎司防衛医科大学

校准教授は、指定発言に

おいて、「東京オリンピ

ック・パラリンピック等

を控えた中で〝医療従事

者には関係がない〟では

済まされない」と述べた

上で、現場におけるツー

ルの使い方等を説明し

た。引

き続き行われたパネ

ルディスカッションで

は、国による対応のあり

方や現時点で対応が不足

している点等について積

極的な発言が行われた。

最後に、中川俊男副会

長が総括し、研修会は終

了となった。

当日は、医師会関係者

を始め、内閣官房、防衛

省、海上保安庁等の国の

機関に加え、都道府県庁、

オリンピック・パラリン

ピック組織委員会等、多

数の関係機関からの参画

があり、参加者は、テレ

ビ会議での参加も含めて

218名であった。

基調講演「Overview

and M

edical Re-sponse to CBRNE

ロニット・カッツスタ

ンフォード大学教授は、

CBRNE災害の概要と

医療対応について講演。

冒頭、アメリカにおける

CBRNE/テロ対策へ

の緊急対応例(アーバン

シールド)について、さ

まざまな場面を想定した

訓練風景の映像を用いて

紹介した後、(1)テロ災

害の脅威と潜在的手段(化

学/生物/放射性物質/

核/爆発物)の特性、(2)

発生の認識と対応におけ

るファースト・リスポン

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日 医 ニ ュ ー ス 第1360号(2)平成30年5月5日〔第3種郵便物認可〕

■■■■■■■■

新年度にあたり所

感を披ひ

れき瀝

■■■■■■■■

高齢者の

医療の確保に関する

法律第14条について

4月4・11日

横倉義武会長は、新年

度にあたって、医療を取

り巻く諸問題について、

所感を述べた。

横倉会長はまず、6年

に一度の、介護報酬との

同時改定となった平成30

年度診療報酬改定につい

て、①2025年に向け

た道筋を示す実質的に最

後の同時改定であり、地

域包括ケアシステムの構

築に向けてきめ細やかな

配慮がなされた②かかり

つけ医機能の更なる評価、

対面を原則としたオンラ

イン診療料の導入、入院

医療における新たな評価

体系への再編・統合など

が行われた③外科的な手

術や専門性の高い医学管

理などの医療技術につい

て、学会等からの提案も

踏まえ、難易度や専門性

に応じたモノからヒトへ

の適切な評価が行われた

─こと等を挙げ、「評

価している」と述べた。

また、介護療養病床の

廃止期限が迫る中、利用

者や家族に不安を抱かせ

ず医療・介護現場に混乱

を生じさせないことを最

優先に、医療・介護サー

ビスを提供する新たな施

設類型として創設された

介護医療院については、

「医療ニーズのある要介

護高齢者が入所する生活

施設の機能を兼ね備えた

介護保険施設として、国

による制度運用を注視し

ながら、地域の中で大き

く育てていかなければな

らない」とした。

4月から開始された新

たな仕組みによる専門研

修については、「偏在の

解消は専門研修のみで達

成できるものではなく、

臨床研修等の医師養成課

程全体を通じて行う必要

がある」とし、2019

年度の専攻医登録に向け

て、日本専門医機構内で

早急に対応を検討するこ

とを強く要望した。

医師の働き方改革につ

いては、「地域医療の継

続性」と「医師の健康へ

の配慮」とをいかに両立

させるかが重要であると

した上で、会内の「医師

の働き方検討委員会」に

おいても検討を続けてき

たが、医師の勤務につい

ては「その特殊性に鑑み、

現行の労働基準法に当て

はめるのが適切かどうか

も含めて検討することが

必要である」と述べた。

更に、「今後、

日医、

四病協、若手勤務医等に

より、医療界が主体的に

医師の働き方を検討する

組織を立ち上げ、議論を

進めていきたい」とした。

必要な社会保障費が抑

制されないよう努める

同会長はまた、先般閣

議決定された政府の〝高

齢社会対策大綱〟にも言

及。「健康寿命を1歳以

上延伸する目標などが掲

げられ、生涯にわたる健

康づくりの推進が提言さ

れている。また、がんゲ

ノムなど、ゲノム情報に

基づく予防を実践するこ

とも今後は必要になって

くる」と指摘。現在、日

医では、経済界、医療関

係団体、自治体などと〝日

本健康会議〟の取り組み

を進めており、その中で

健康経営を実践している

企業や法人を顕彰してい

ることを紹介しながら、

「医療機関には全国で3

00万人以上が従事して

おり、医療従事者自らが

『未来投資戦略』に基づ

く日本健康会議による健

康経営を意識し、健康増

進に率先して努める取り

組みを進めていくことも

重要である」とした。

更に、日医の取り組み

として、アドバンス・ケ

ア・プランニング(AC

P)の考え方を分かりや

すく解説したパンフレッ

トを作成し、『日医雑誌』

4月号に同封して会員に

発送した他(本紙第13

58号既報)、医療分野

でのサイバーセキュリテ

ィー情報を事業者間で共

有・分析するための組織

である「医療セプター」

の事務局機能を日医が担

うこととなったことを改

めて報告した。

最後に、横倉会長は、

6月の「骨太の方針20

18」に向けて、「プラ

イマリーバランス黒字化

の早期達成のために、必

要な社会保障費が抑制さ

れることのないよう政

府・与党に対して理解を

求めていく」との姿勢を

示した他、来年10月に予

定されている消費税率の

10%への引き上げに対し

ては、「年末に策定され

る2019年度の税制改

正大綱が非常に重要とな

ってくる。税制改正大綱

の策定に向けて、医療界

の意見を取りまとめ、大

綱に反映されるように努

めていく」と述べ、理解

と協力を求めた。

横倉会長は、4月11日

の一部新聞報道で、政府

が6月にまとめる財政健

全化計画の中に、社会保

障費の抑制策として都道

府県ごとの診療報酬の設

定を盛り込む方向である

ことが報じられたことを

受け、日医としての所感

を述べた。

横倉会長は、まず、「高

齢者の医療の確保に関す

る法律第14条」(以下、

第14条)に規定される都

道府県別の診療報酬の特

例については、法文上は

存在するものの具体的な

運用規定がないことか

ら、これまで実効性はな

かったとした。

その上で、日医は、平

成29年5月31日の定例記

者会見で、「医療は社会

全体で均一に維持され、

誰もが等しく受益できる

公共的なサービスである

と同時に社会的共通資本

である。従って、医療は、

地域によって分け隔てな

く、全国一律の単価で提

供すべきである」とした

ように(本紙第1339

号既報)、これまでも一

貫して反対の姿勢を示し

てきたと説明した。

また、都道府県ごとの

診療報酬の設定は、県境

における患者の動きに変

化をもたらし、それに伴

う医療従事者の移動によ

って地域における偏在が

加速することで医療の質

の低下を招く恐れがある

とする一方で、診療報酬

では、既に人事院規則で

定める地域に従い、1級

地から7級地までの地域

加算があり、入院基本料

などに加算されていると

した。

更に、昨年度、社会保

障審議会医療保険部会で

議論された際には、診療

側、保険者側双方から反

対意見が出されたこと

や、全国知事会会長、全

国市長会会長代理、全国

町村会会長からも反対の

意見が示されたことなど

を紹介した。

医療費適正化計画の目

標達成が重要

その上で、3月29日に

厚生労働省保険局医療介

護連携政策課から発出さ

れた、医療費適正化計画

の実績評価の基本的な考

え方を示す通知を踏ま

え、「第14条の運用に当

たっては、国と都道府県

が医療の効率的な提供の

目標を計画に定め、計画

期間において保険者・医

療関係者等の協力も得な

がら目標の達成に向けて

取り組みを行った上で、

計画終了後に、目標の達

成状況を評価した結果に

基づき、なお目標達成の

ため必要があると認める

時に、第14条の規定の適

用の必要性について検討

していくことになるとさ

れている」と指摘。

「第3期医療費適正化

計画は本年4月から始ま

ったばかりであり、20

23年度まで実施され

る。医療費適正化計画で

は特定健診の実施率、特

定保健指導の実施率、た

ばこ対策、予防接種など

の目標が盛り込まれてお

り、第14条の規定の適用

については、これらの取

り組みを全て行っても計

画が未達だった時に検討

されるものである」と述

べ、まずは2023年度

までに都道府県行政がし

っかりと住民の健康増進

に取り組んで、目標を達

成することが重要だとし

た。ま

た、公立病院の病床

数は年々減少傾向にあ

り、必要となる地方交付

税の補助金も減少してい

くことが予想されるとし

て、「安易に都道府県ご

とに診療報酬を設定する

のではなく、これまで活

用していた地方交付税の

補助金を、他の財源に振

り替えることなく、これ

までどおり社会保障財源

として活用していくべき

である」と主張。

その一方で、地方の基

礎的財政収支は黒字であ

ることや、インセンティ

ブの付与の方法として都

道府県ごとの診療報酬の

設定によって単価の上昇

を期待する向きもある

が、昨今の国の財政状況

を考えると短絡的である

との見方を示した。

更に同会長は、本年2

月に静岡県と宮城県で

〝日本健康会議〟の都道

府県版が設けられたこと

にも言及。「都道府県ご

とに経済界、医療関係団

体、保険者、自治体など

とこのような健康会議を

設置し、住民の健康寿命

の延伸により、医療費の

適正化を図っていく必要

がある」と述べ、日医も

このような取り組みに協

力し、国民の健康寿命の

延伸と医療費の適正化の

両立ができるよう努めて

いくとした。

日本健康会議とは少子高齢化が急速に進展する日本において、国民一人ひとりの健康寿命延伸と適

正な医療について、民間組織が連携し行政の全面的な支援の下、実効的な活動を行うために組織された活動体。経済団体、医療団体、保険者などの民間組織や自治体が連携し、職場、地域で具体的な対応策を実現していくことを目的としている。横倉会長は、三村明夫日本商工会議所会頭と共に共同代表を務めている。

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(3)第1360号 日 医 ニ ュ ー ス 〔第3種郵便物認可〕平成30年5月5日

■■■■■■■■

日医・民間病院イギリス

医療・福祉調査団の報告書

まとまる

■■■■■■■■

医師の働き方検討委員会

答申まとまる

鈴木邦彦常任理事は、

自らが団長を務める「日

医・民間病院イギリス医

療・福祉調査団」が、報

告書「民営化と自由化が

進むイギリス医療─わが

国はかかりつけ医と医師

会の役割がさらに重要に

─」を取りまとめたこと

を報告し、その内容を説

明した。

同医療・福祉調査団

は、医療関係者と学者の

10名程度で組織されてお

り、平成20年からフラン

ス・ドイツ・イギリスを

中心に各国の医療・福祉

の実態を把握するため、

毎年1カ国への訪問調査

を実施。鈴木常任理事が

日医役員となった平成22

年からは、日医からも支

援を行っている。

今回のイギリスは、平

療構想を主導することが

求められている③地域包

括ケアシステムを構築す

るためには行政と医師会

は車の両輪になる必要が

あるが、地域包括ケアシ

ステムの医療の3点セッ

トとして、かかりつけ医

と医師会と中小病院・有

床診療所の存在が重要で

あり、地域密着型の中小

病院・有床診療所が必要

である

─との提言を行

っている。

同常任理事は、今回の

調査を振り返り、イギリ

スでは、NHS(National

Health Service)の民営

化、自由化が推進され、

GP(家庭医)診療所へ

の複数GP配置とサブス

ペシャリティ化(GPw

SIs)や非常勤医、パ

ート医の増加及びグルー

プ化による拡大と専門医

の雇用によるセカンダリ

ーケアが行われていたと

説明。

また、STP(Sustain-

ability and

Transfor-

mation Plan

)については、

「医療と福祉の統合を目

指しており、わが国の地

域包括ケアシステムに相

当すると考えられたが、

統合による効率化によっ

て特に福祉の抑制を緩和

したいとのことであっ

た。しかし、医療が全国

組織のNHSであるのに

対して介護を含む福祉が

地域レベルであるため、

医療と介護が分断されて

おり、わが国の地域包括

ケアシステムを構成する

地域ケア(コミュニティ

ケア)と統合ケアのうち、

統合ケアは十分に進んで

いなかった」と述べた。

更に「社会的処方」の

考え方に関しては、日本

にどのように導入できる

のか研究していきたいと

した。

成21年、24年に次いで3

回目の訪問となるが、最

新のイギリスの医療・福

祉の実態を把握すること

を目的として、29年5月

2~5日の日程で、イギ

リスのロンドンに所在す

る医療機関、介護施設等

を訪問調査した。

報告書は、(1)調査

の総括と提言について、

(2)調査団名簿、(3)

日程表、(4)報告書(各

調査団員による報告書)、

(5)質疑応答資料、(6)

訪問先説明資料、(7)

講義資料

─により構成

されている。

その中では、今回の訪

問調査を踏まえて、①か

かりつけ医は「社会的処

方」などを通じて患者の

ゲートキーパーよりも生

活を支えるナビゲーター

になる必要があり、「日

医かかりつけ医機能研修

制度」の充実・強化が求

められる②郡市区医師会

は、地域包括ケアシステ

ムの事務局機能や地域医

医師の働き方検討委員会

◎相澤 好治(北里大名誉教授)

○泉  良平(�

富山県医副会長/富山市民病

院�

富山市病院事業管理者)

 植山 直人(�

医療生協さいたま行田協立診

療所所長/全国医師ユニオン

代表)

 小川  彰(�

岩手医科大理事長/岩手県医

副会長)

 木戸 道子(�

日本赤十字社医療センター第

一産婦人科部長)

 城内  博(�

日大理工学部まちづくり工学

科特任教授)

 中嶋 義文(三井記念病院精神科部長)

 藤井 美穂(�

北海道医常任理事/時計台記

念病院女性総合診療センター

長)

 星  北斗(�

星総合病院理事長/福島県医

副会長)

 村上 剛久(�

社会保険労務士法人迫田・村

上リーゼンバーグ代表社員)

 望月  泉(�

岩手県医常任理事/岩手県立

中央病院病院長)

 山口 直人(�

済生会保健・医療・福祉総合

研究所研究部門長)

 吉川  徹(�

労働者健康安全機構労働安全

衛生総合研究所過労死等調査

研究センター統括研究員)

(◎委員長○副委員長)

【松本吉郎常任理事・健康医療第一課】

● �平成28・29年度介護保険委員会答申

●健康スポーツ医学委員会答申●産業保健委員会答申● �平成28・29年度小児在宅ケア検討委員会報告書

の内容につきましては、ニュースポータルサイト「日医on-line」をご覧下さい。

日医広報課

<定例記者会見>�4月4日開催分

勤務医の労務管理・ワー

クライフバランス実現」

「Ⅱ 

勤務医の労働安全

衛生の充実」「Ⅲ 

地域

医療を守る」「Ⅳ 

医師

会の役割」「まとめ」で

構成され、巻末には参考

資料として、「医師の働

き方に関する都道府県医

師会アンケート報告書

(概要)」などが添付され

ている。

「Ⅰ 

勤務医の労務管

理・ワークライフバラン

ス実現」では、現行の労

働基準の主な内容と課題

を整理するとともに、諸

外国の状況に言及。医療

制度が日本に近い欧州で

は、医師は各国の一般的

な労働時間規制の適用除

外となっていることや、

米国ではインターンの事

件を機にインターンの労

働時間に制限が設けられ

たが、研修効果にはネガ

ティブな影響であったこ

となどを記している。

「Ⅱ 

勤務医の労働安

全衛生の充実」では、労

基法と労働安全衛生法の

違反率について、医療保

健業の違反率が全業種に

比べて高い点を指摘し、

労働時間等設定改善法に

基づく「労働時間等設定

改善委員会」の活用を提

言。現行の時間外労働時

間は、「原則的な上限」

と「特別条項による上限」

の二つに分かれている

が、医師については、「医

師の特別条項」を設け、

更に地域医療の実情に合

わせた対応ができるよ

う、同条項の上に「特例」

を設定することを打ち出

長は、「地域医療を壊さ

ずに、勤務医の健康も守

っていくことが大事にな

るが、この問題を解決す

るためには、現行の受療

行動の変化を国民にも求

めなければならない」と

述べるとともに、病院と

診療所の連携、病院内で

は医療関係職種との連携

も必要になると指摘。一

方的に時間制限のみを課

すことには反対する考え

を示した。

松本吉郎常任理事は、

医師の働き方検討委員会

が会長諮問「医師の勤務

環境改善のための具体的

方策─地域医療体制を踏

まえた勤務医の健康確保

策を中心に─」に対して

検討結果を取りまとめ、

4月3日に相澤好治同委

員会委員長(北里大学名

誉教授)より横倉義武会

長宛てに提出したことを

報告し、その概要を説明

した。

答申は、「はじめに」「Ⅰ 

している。

「Ⅲ 

地域医療を守る」

では、応招義務について、

行政、医療機関、医師個

人の役割を明確にするこ

とを提案。女性医師の離

職防止、復職支援や、退

職前後のベテラン医師の

活用、病院医師と開業医

の連携などの対策の他、

〝コンビニ受診〟を減ら

すために地域住民の理解

と協力も不可欠だとして

いる。

「Ⅳ 

医師会の役割」

では、日医に対して、(1)

医師の過労死が起こらな

い環境づくり、(2)健

康を守る取り組みの推

進、(3)ワークライフ

バランスの充実の推進

─といった段階的な改

善を図ることや、勤務環

境改善支援センター・地

域医療支援センター・ナ

ースセンターなどの機能

の統合に主体的な役割を

果たすことを求めている。

同常任理事は、「委員

会委員の任期はあと3カ

月弱あるが、この間に宿

日直、オンコール、自己

研けんさん鑽などについても更に

議論を深めていきたい」

と述べるとともに、本答

申において、医療界で医

師の働き方を集約すべき

という提言がなされてい

ることを踏まえ、会内に

「医師の働き方検討会議」

を新たに設置し、同期間

に平行して検討していく

ことを報告した。

本答申を受けて、今後

について問われた横倉会

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日 医 ニ ュ ー ス 第1360号(4)平成30年5月5日〔第3種郵便物認可〕

 医師年金は、日本医師会が運営する医師専用の私的年金です。 日医会員で満 64 歳 6カ月未満の方が加入できます(申し込みは64歳 3カ月までにお願いします) 。

医師年金 検 索 http://nenkin.med.or.jp/

日医 年金・税制課 03─3942─6487(直) (平日 9 時半~ 17 時)

お問い合わせ・資料請求等

ご加入時の受取年金額のシミュレーションが可能です<トップページ→シミュレーション>

年金専門誌「年金情報」で管理運用体制が高く評価されました<トップページ→お知らせ>

ホームページを参考に、加入をご検討下さい。

ジュネーブの世界保健

機関(WHO)本部で4

月5日、世界医師会(W

MA)とWHOの間にお

けるユニバーサル・ヘル

ス・カバレッジ(UHC)

の推進と緊急災害対策の

強化を目的とした覚書の

調印式が、テドロス・ア

ダノム・ゲブレイエスス

WHO事務局長とWMA

会長である横倉義武会長

との間で行われた。

今回の覚書の調印は、

昨年12月に東京で開催さ

れた日本政府、世界銀行、

WHO、国連児童基金(U

NICEF)、UHC2

030、国際協力機構(J

久前厚生労働大臣、オト

マー・クロイバーWMA

事務総長、山本尚子WH

UHC保

健システム担

当事務局長補

ら関係者が立

ち会った。

覚書では、

協力分野とし

て、「医師と

医師会の役割

に重点を置い

たUHCの実

現」「保健医

療従事者の教

育、雇用及び

管理の強化」

「健康の社会

的決定要因(SDH)

に基づく行動を通じ

た健康関連の人権の

積極的推進」「医の

倫理の十分な尊重」

「国内及び国際レベ

ルでの緊急災害対策

準備システムの強化・発

展」を明記。その実現に

向けた国家、地域及び世

界レベルでの専門会議、

活動及びプロセス等、特

定の協同活動を確立する

ことに合意することがで

きるとしている。

この覚書の締結は、国

際保健分野におけるWM

Aのプレゼンスを高め、

WHOとの連携・協力関

係を強化する新たな契機

となるものとなった。

その後、横倉会長は、

WHOのUHC保健シス

テム部門との協議、ジェ

ームス・キャンベル保健

人材担当部長によるプレ

ゼンテーション「保健人

材に関するWHOグロー

バル戦略」への参加、W

HO機関誌『Bulletin

of the WHO

』によるイン

タビュー(質問内容:W

MA会長の役割、達成目

標、医師としての課題の

変遷、高齢社会への対応

等)を受けた。

また、滞在中、WMA

本部を訪問した他、世界

医学教育連盟(WFM

E)、世界エイズ・結核・

マラリア対策基金(グロ

ーバルファンド)のピー

ター・サンズ事務局長並

びに國井修戦略・投資・

効果局長、Gaviワク

チンアライアンスのセ

ス・バークレー事務局

長、赤十字国際委員会(I

CRC)のエスペラン

サ・マルティネス保健部

長並びにマーチェイ・ポ

ルコウスキー危機にさら

される医療イニシアチブ

部長、国連国際防災戦略

事務局(UNISDR)

の新垣尚子地域別コーデ

ィネーション・国別実施

支援課チーフ、国境なき

医師団(MSF)インタ

ーナショナルのジョアン

ヌ・リュー会長らとの面

談を行った。

ICA)の共催により開

催された「UHCフォー

ラム2017」に出席す

るため来日したテドロス

WHO事務局長と横倉会

長(WMA会長)との間

の合意に基づくものであ

る。横

倉会長とテドロスW

HO事務局長は再会を祝

し、世界の人々の健康に

向けて、両機関の協力関

係を更に育んでいくこと

を共通の理解として確認

した上で、調印式に臨ん

だ。調

印式には、道永麻里

常任理事の他、公務でW

HOを訪れていた塩崎恭

WMAとWHOの間における覚書を調印

横倉会長

横倉会長とテドロスWHO事務局長

「三丁目の夕日」とい

う40年以上続く漫画があ

る。先月、古本屋で初刊

から大人買いして読破し

た。時代設定は、終戦直

後から昭和40年前半か。

東京タワーの建設からは

自らの成長と重なり、ウ

ルウルしながら読み進む

も、ふと気が付いた。

この物語の中では子ど

もも老人も、ちょっとし

たケガや病気で実にあっ

けなく亡くなる。しかし、

救急車や大病院の登場は

ほとんどなく、パタパタ

スクーターに乗った「タ

クマ先生」が往診に駆け

回り、「うーん、よく分

からないが、取りあえず

注射を打ちましょう」で

り。「中

風」

で倒れたお年寄り

は布団に寝て、排

泄の度に「お~い、

〇子さん」とお嫁さんを

呼ぶ。おまるや尿し

ん瓶が当

たり前に登場し、それを

孫が片付ける。まさに家

族総出の介護である。で

も、あまり長くは続かな

いらしい。

今、在宅医療の必要性

が問われる中で、この時

代と同じ介護を踏襲しろ

と言う有識者はいない。

ただ診療の中で、世代ご

とに介護のイメージが異

なることに気付く。お年

寄りや幼子と暮

らしたことのな

い世代に、そも

そも「誰かの世

話をする」具体的なイメ

ージがない。でも親の世

代は密ひ

かに、古い時代の

家庭内介護の甘い情景を

内包している。私達医療

者はその狭は

ま間に立ち、現

代に適した在宅医療と介

護のあり方を受診者と家

族に説明して、共有でき

るイメージを作り上げる

役目も課されている。

医学生の頃、パタパタ

スクーターで往診するお

医者さんは私の憧れだっ

た。でも私には、二輪の

免許がない。だからハン

ドルにしがみついて車を

転がす。運転免許返上ま

で、そうして頑張ろう。

その後は、近いところを

テコテコ歩き、誰かの支

えになって最後まで役目

を果たしたいと願うが

……さてさて、どうなる

ことやら?

(美)

パタパタスクーターのお医者さん

日 

本 

医 

師 

ダイヤルイン

総務課(人事・労務)

03―3942―6493・総務課

03―3942―6481/

03―3942―6477・施設課

03―3942―7027・経理課

03―3942―6486・広報課

03―3942―6483・情報システム課

03―3942―6135・医療保険課

03―3942―6490

介護保険課

03―3942―6491・年金・税制課

03―3942―6487・生涯教育課

03―3942―6139・編集企画室

03―3942―6488・日本医学会

03―3942―6140・情報サービス課 03―3942―6482・医学図書館

03―3942―6492・国際課

03―3942―6489

総合医療政策課

03―3942―6514・医事法・医療安全課

03―3942―6506/03―3942―6484・地域医療課

03―3942―6137・健康医療第一課

03―3942―6138・健康医療第二課

03―3942―8181・感染症危機管理対策室

03―3942―6485

医賠責対策課

03―3942―6136・日医総研

03―3942―7215・女性医師バンク

03―3942―6512・治験促進センター

03―5319―3781・電子認証センター

03―3942―7050(防災センター

03―3942―6516・日本医師連盟

03―3947―7815)

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(5)第1360号 日 医 ニ ュ ー ス 〔第3種郵便物認可〕平成30年5月5日

いのち

第2回 生命を見つめるフォト&エッセー募集期間:平成30年5月10日(木)~ 10月4日(木)

作 品 募 集医師及び

医療従事者も応募可能です。

フォト部門 エッセー部門

賞 厚生労働大臣賞(1点) 賞金10万円、賞状

一般の部

厚生労働大臣賞(1点) 賞金30万円、賞状

日本医師会賞(1点) 賞金10万円、賞状 日本医師会賞(1点) 賞金30万円、賞状

読売新聞社賞(1点) 賞金10万円、賞状 読売新聞社賞(1点) 賞金30万円、賞状

審査員特別賞(1点) 賞金5万円、賞状 審査員特別賞(1点) 賞金10万円、賞状

入選(若干名) 賞金3万円、賞状 入選(若干名) 賞金3万円、賞状

中高生の部

最優秀賞(1点) 図書カード3万円分、賞状

優秀賞(若干名) 図書カード5,000円分、賞状

小学生の部

最優秀賞(1点) 図書カード1万円分、賞状

優秀賞(若干名) 図書カード5,000円分、賞状

概要 生命の尊さ、大切さを感じさせる写真を募集します。人間、動物、自然など被写体は自由です。

病気やけがをした時の思い出、介護や生命の誕生にまつわる話、医師や看護師、患者との交流など、医療や介護に関するエピソード、お世話になった医師や看護師ら宛てに送ったという想定の「感謝の手紙」でも構いません。小学生の部では、ペットや動物の命にまつわるエピソードも応募可能です。

審査員

熊切圭介(写真家/�日本写真家協会会長)

岩合光昭�(動物写真家)

松下奈緒�(女優/音楽家)

養老孟司(東京大学�名誉教授/解剖学者)

玄侑宗久�(作家/福聚寺住職)

水野真紀�(女優)

応募規定 ◦�応募作品は、自作(本人撮影)の未発表作品で平成27年6月1日以降に撮影したものに限ります。※デジタルカメラで撮影したもの、デジタルプリントも応募可能。※500万画素以上であれば携帯電話等での撮影も可能。※画像処理等の加工、合成及び組み写真は不可。

◦�作品のプリントサイズは、キャビネ判(2L)とします。◦�応募は1人3点までに限ります。

◦�一般・中高生の部:2,000字(原稿用紙1~5枚)以内。◦小学生の部:1,200字(原稿用紙1~3枚)以内。※パソコン、ワープロ使用の場合、1ページ400字(20字×20行)

応募方法 ◦�ウェブからの場合は、下記公式ホームページより応募して下さい。◦�郵送の場合は、応募作品の裏に、題名、氏名(ふりがな)、性別、年齢(生年月日)、郵便番号、住所、電話番号(FAXがあればFAX番号も)、メールアドレス、職業(または学校名・学年)、撮影年月日、撮影場所、撮影に使用したカメラ等の機材名を明記した応募用紙(公式ホームページよりダウンロードしてご利用下さい)を貼り、下記の住所に送って下さい。※なお、審査期間中にオリジナルデータを提供して頂く場合があります。

◦ウェブからの場合は、下記公式ホームページより応募して下さい。◦�郵送の場合は、応募作品に題名、氏名(ふりがな)、性別、年齢(生年月日)、郵便番号、住所、電話番号(FAXがあればFAX番号も)、メールアドレス、職業(または学校名・学年)を明記した応募用紙(公式ホームページよりダウンロードしてご利用下さい)を貼付し、下記の住所に送って下さい。※�直筆の場合、鉛筆(Bまたは2B)、ボールペン、万年筆のいずれかを使い、濃く書いて下さい。

注意事項 ◦�自作(本人撮影・執筆)の未発表作品に限ります。盗作、二重応募、類似、事実でない創作作品の応募は固くお断りいたします。応募作品について、盗作等による著作権侵害の争いが生じても、主催者は責任を負いません。※�既に書籍化したものの要約や、公の刊行物に掲載されたものは応募不可とします。また、個人のブログ、ソーシャルネットワーキングサービスなど、ウェブ上に投稿・公開した写真、文章についても発表作品とみなします。※違反が確認された際は、受賞決定後も賞の取り消しとなる可能性があります。※フォト部門に応募の際は、被写体の肖像権やプライバシーの侵害、事実関係には十分ご注意下さい。

◦�応募作品は返却いたしません。◦�入賞作品についての著作権は、フォト部門は撮影者、エッセー部門は主催者に帰属します。入賞作品は、主催者が管理するウェブサイトで使用される他、新聞・雑誌・テレビ・ラジオ・書籍・教材などに利用されることがあります。◦入賞作品の発表では、新聞紙面及びウェブサイトに、作品と実名を掲載します。ペンネーム、イニシャル等による発表はできません。◦�ご記入頂いた個人情報は、受賞した場合の連絡、作品に関する問い合わせ、取材、本コンテストに関するご案内のみに使用し、それ以外の目的での�使用や、第三者に譲渡することはありません。

応募・問い合わせ先

〒100-8055 東京都千代田区大手町1-7-1�読売新聞東京本社 事業開発部「生命を見つめるフォト&エッセー」係�03─3216─8606 (平日午前10時~午後5時)または�公式ホームページ(https://inochi-photo-essay.com)まで

(C)Iwago Photographic Office

日 

本 

医 

師 

ダイヤルイン

総務課(人事・労務)

03―3942―6493・総務課

03―3942―6481/

03―3942―6477・施設課

03―3942―7027・経理課

03―3942―6486・広報課

03―3942―6483・情報システム課

03―3942―6135・医療保険課

03―3942―6490

介護保険課

03―3942―6491・年金・税制課

03―3942―6487・生涯教育課

03―3942―6139・編集企画室

03―3942―6488・日本医学会

03―3942―6140・情報サービス課

03―3942―6482・医学図書館

03―3942―6492・国際課

03―3942―6489

総合医療政策課

03―3942―6514・医事法・医療安全課

03―3942―6506/03―3942―6484・地域医療課

03―3942―6137・健康医療第一課

03―3942―6138・健康医療第二課

03―3942―8181・感染症危機管理対策室

03―3942―6485

医賠責対策課

03―3942―6136・日医総研

03―3942―7215・女性医師バンク

03―3942―6512・治験促進センター

03―5319―3781・電子認証センター

03―3942―7050(防災センター

03―3942―6516・日本医師連盟

03―3947―7815)

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日 医 ニ ュ ー ス 第1360号(6)平成30年5月5日〔第3種郵便物認可〕

Q1.特約保険の補償額はいくらですか?日医医賠責保険と合算して 1事故(同一医療行為につき)… ………2億円 保険期間中(年間)………………………6億円(免責金額は1事故100万円)

Q2.加入する場合にはどうすればいいですか?1.新規に加入される場合には、加入依頼書の提出が必要です。

2.�既に特約保険に加入の場合で、医療施設(病院または有床診療所)の一部病床を転換し介護医療院を設立された場合には、変更手続依頼書を提出頂きます。

Q3.介護医療院の掛け金はいくらですか?従来の医療施設(病院、診療所)に準じた取り扱い(設立された介護医療院の定員が19人以下の場合は「診療所」、20人以上の場合は「病院」)とします。

1.介護医療院(定員19人以下)  一律20,000円  ※�補償対象施設〔「介護医療院(19人以下)」「診療所」〕の数にかかわら

ず同一です。

2.介護医療院(定員20人以上)  �補償対象の医療施設に常勤するA2会員の医師数の合計により①~③に分

かれます。①在籍なし:13,800円②1~ 2名:13,100円③3名以上:12,400円

×定員数(一般・療養病床の許可病床数)- 40,000円

  ※�複数の介護医療院(定員20人以上)及び病院がある場合には、定員数及び病床数の合計です。

Q4.具体的な掛け金はどうなりますか?1.有床診療所の一部病床を介護医療院(定員19人以下)に転換された場合  (現行)有床診療所(19床):掛金20,000円  →(転換後)有床診療所(10床)・介護医療院(9人):掛金20,000円

2.病院の一部病床を介護医療院(定員20人以上)に転換された場合  (現行)病院(50床):掛金650,000円  →(転換後)病院(30床)・介護医療院(20人):掛金650,000円  ※�補償対象の病院及び介護医療院に常勤するA2会員の医師数が在籍なし

の前提で、1病床・定員当たりの掛金を13,800円としています。

Q5.具体的な手続きはどうなりますか?1.�特約保険加入済みの医療施設(病院)の一部病床を転換して介護医療院を

設立した場合  ⇒�設立された介護医療院の内容(施設名称、施設種類、定員数、開設者区分)

及び一部転換による変更後の病床数を変更手続依頼書に記載頂きます。   �この際、変更後の病床数が19床以下となる時は、医療施設の種類を「有

床診療所」に変更頂きます。

2.�特約保険加入済みの医療施設(有床診療所)の一部病床を転換し介護医療院を設立した場合

  ⇒�設立された介護医療院の内容(施設名称、施設種類、定員数、開設者区分)を変更手続依頼書に記載頂きます。

3.�特約保険未加入の日医A会員が介護医療院を設立し特約保険に加入する場合

  ⇒�補償の対象とする介護医療院の内容(施設名称、施設種類、定員数、開設者区分)を加入依頼書に記載頂きます。他に補償対象医療施設があれば記載頂きます。

その他詳細につきましては、本紙4月5日号11~ 12面(チラシ)もしくは、日医ホームページのメンバーズルームをご参照下さい。問い合わせ先:日医医賠責対策課   03─3942─6136(直)

新たに創設される介護医療院(法人立の場合、定員99人以下)も特約保険の対象となりました。日医医賠責保険制度における介護医療院の取り扱いについて平成30年

4月より

 「日医医賠責保険」は医療行為によって生じた身体障害について、日医A会員の先生方が損害賠償を請求された場合を対象としており、日本国内で行われた医療行為であれば施設は問いません。そのため、平成30年4月から創設された介護医療院で行われた医療行為についても対象となります。 また、「日医医賠責保険」で控除されるA会員の先生以外の他の医師に責任がある場合や法人固有の責任について補償を行う特約保険の補償対象施設にも「介護医療院」を追加しましたので、併せてお知らせいたします。

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(7)第1360号 日 医 ニ ュ ー ス 〔第3種郵便物認可〕平成30年5月5日

秋田県秋田医報No.1524より

水中家族

三島由美子

富山県富山市医師会報第554号より

ブレイクタイム高

橋 英雄

北海道北海道医報第1183号より

わが家の辞書たち

白崎 修一

でなで」までできる。

水槽のガラス越しに見

つめてくることも多い。

満腹になると「喜びの追

いかけっこ」を始める。

表情は読めないながら、

感情表現はあるようで愛

着が湧く。

病気もたくさん見てき

た。白点病など薬がよく

効くものは治療も手慣れ

てきた。エラがなくなる

エラ病も、オカアサンほ

ど長生きだとエラが再び

伸びてきて、今ではすっ

かり塞がった。少し不格

好だが貫禄さえ感じられ

る。人間はともかく、金

魚の病気には素人なの

で、ネットやら飼育本や

らの情報をかき集め、塩

水などの民間療法や、店

で買った〝OTC薬〟で、

試行錯誤で治療する。そ

れでもやはり治せずに見

送った子も多い。庭の隅

に弔う時は、いつも申し

訳ない気持ちになる。

ペットショップに、「金

魚は上手に育てると15歳

くらいまで生きます」と

書いてあった。オカアサ

ンもだいぶおばあちゃん

金魚だということだ。こ

の頃は、お腹の片側が少

し膨れてきた。不治の病、

腎肥大と推測される。こ

れに罹ってしまうと、そ

の後はあまり長くない。

残りの時間を、子ども達

とゆっくり過ごさせてあ

げたいと、今日も水槽掃

除に精を出すのである。

ないゾ。昼間のうちにど

こか受診してくれ。こっ

ちは朝から普通に仕事な

んだ!

」といった心の雄

叫びは日常茶飯である。

眠気にかまけてついムッ

とした顔になるのが人の

情だが、態度に出ると今

度はクレームとして跳ね

返ってしまい、後で裏方

さん達が右往左往であ

る。こ

ちら側の〝……べき〟

を患者側から見ると、「こ

ちらは症状があって、そ

れなりのワケもあって今

来てるんです。ちゃんと

支払いもします。だから

きちんと診察すべきでし

ょ!

」ってことになり、

見事に感情のもつれが成

立してしまう。

医者になって30数年、

日常診療を振り返れば、

そんなこんなの繰り返し

だ。てな時に、「しゃあ

ないもんはしゃあないか

~」くらいにほんの少し

鷹おうよう揚

に構えることができ

ないか、と考えてみたり

する。そうすれば、縦横

斜めの関係を少しは滑ら

かにできたかもと思いつ

つ、今更この性分はどう

にもならず、日々反省で

ある。

医学プロフェッショナル

モデルで、今や論文を書

くことはないにもかかわ

らず、変なプライドがこ

れの購入を促してしまっ

た。タッチパネルでとて

も使いやすい。医学系辞

書が12種類、例えば『ス

テッドマン医学英英辞

典』『メルクマニュアル』

『南山堂医学大辞典』『今

日の治療薬』等々、もち

ろん『広辞苑』や『オッ

クスフォード現代英英辞

典』を含め全部で120

冊の辞書が入っている。

ここまでくると、書棚全

部を持ち歩いている優越

感と、絶対使いこなせな

い空しさが入り乱れてく

る。最

近、辞書を多用して

ちょっとでも聡明に映る

ように努力されているの

かどうかは分からない

が、政治家の先生方の発

言で難解な言い回しが増

えてきている。新聞の政

治面を読んでいて、読み

方すら分からなくてじれ

ったさが最高潮に達して

きたので、昨年末に発売

されたOCR機能を持っ

たスキャナータイプのペ

ン型電子辞書を買ってし

まった。文字のスキャン

には多少のコツが必要だ

が、活字をなぞるだけで

読みと意味が手軽に分か

る。とっても便利である。

近い将来、活字に焦点

が合ったら視野の向こう

に検索結果が出るような

眼鏡型の電子辞書は出な

いかしら?

金魚を飼っている。千

秋公園の花見や、土崎港

祭の金魚すくいで子ども

達が捕ってきたもので、

1匹だけ初代から残って

いる「オカアサン」は、

うちにきて12年ほどにな

る。他にこのオカアサン

の子ども達である7歳の

長男と、3歳になる4兄

弟の全6匹所帯だ。

長男は、幼少時にコリ

ドラスという〝コケ掃除

魚〟と一緒の金魚鉢で育

てたところ、「底の方で

動かない」という躾

しつけ

をさ

れた。親達と混泳になり、

「泳ぎ回る」ということ

も教えられたが、いまだ

によく底で休んでいる。

魚と言えど躾の影響は大

きいと感心した。

金魚は、広い所に住ま

わせてあげるほどに大き

くなるらしい。以前、カ

ナダの湖に逃げ出し、2

メートル近くにも育って

湖の主として釣り上げら

れた金魚の写真を見て以

来、うちの金魚も果てし

なく巨大化するかと恐れ

ている。水槽の中にもオ

ブジェを入れ、あえてち

ょっと狭めにしている

が、オカアサンは年々じ

わじわと大きくなり、今

では20センチメートルを

超え、釣ったらいい手応

えがありそうな大きさに

なった。

わが家の金魚達は粒餌

よりも水草の方が好み

で、フンは緑色である。

カモンバ、いわゆる金魚

草を大喜びでついばみ、

1週間もしないうちにツ

ルツルに食べあげてしま

う。ペットショップに

度々カモンバを買いに行

くので顔を覚えられ、「い

つもの一つ下さい」「今

日は二つ」などと、行き

つけのバーのような注文

で事足りるようになっ

た。皆

同じ顔のようでい

て、金魚にも個性があっ

て面白い。オカアサンは

目がぱっちりしていて、

おっとりと寛容な性格だ

が、子ども達も、甘えん

坊、仲良し組、怖がりな

どさまざまだ。長く育て

るとそれなりに懐いてく

れ、毎日の給餌前にスポ

イトで掃除をしていたと

ころ、自分からすり寄っ

てくるようになった。犬

猫のようには触れ合えな

いが、スポイトでの「な

ある日の外来のこと。

のっけから切り出された。

「先生、前の病院に戻り

たいんです。紹介状を書

いて下さい」。半年以上

前に総合病院から逆紹介

を受けた方である。特に

トラブルはなく、会話も

穏やかだ。もちろん容体

も安定している。「ん?」

と思ったが、訳を聞く道

理もなく、「そうですか」

と紹介状を書いた。「い

や、元の所が懐かしくな

りましてね」とのこと。

少し気になったので、

後でスタッフに聞いてみ

た。最初は皆、「何かあ

ったっけ?」程度の反応

だったが、徐々に「もし

かしたら……」が出てき

た。受付やナースに、「投

薬期間が短いな……、前

の病院では毎回すぐに検

査結果をレポートでくれ

た……、支払額が違うね

……」等々、プチ不満を

遠慮がちにも口にされて

いたようだ。

確かに元の病院では3

カ月処方だったのを、こ

ちらでは6週としてい

た。だが、もちろん同意

のもと。う~ん、どれも

これも言われてみればも

っともだけど、と合点し

つつも喉に小骨の刺さっ

た気分。

ふと以前読んだ話を思

い出した。クレームと言

えば不満爆発型が普通だ

が、片や事を荒立てずに

静かに去っていくのも一

つのタイプだとか。この

場合、確かに嫌な思いは

せずに済むが、気づきの

チャンスを逃しかねな

い。今やネット社会、最

近では医療機関の口コミ

サイトもあるらしい。

さて先日、医師会でク

レーム対応の研修会があ

った。そんなことがあっ

た後だったので少し興味

があった。法的あるいは

自己啓発的なものとは違

い、日常の接遇レベルの

話である。その中で、〝自

分の……べき、を変える〟

というポイントが面白か

った。日頃相手に対して、

つい自分の視点で何々す

べき、こうあるべき、と

決め込んでしまうことが

よくある。受け入れる心

の器の容量は一定なの

で、〝……べき〟を超え

た感情が積み重なると一

気に怒りとなって溢れ出

てしまい、互いに収拾不

能になるのだとか。言わ

れてみると単純なことだ

が妙に腑に落ちた。

そう言えば、悩ましき

医療の場に救急外来があ

る。特に夜間当直では「何

もこの程度でこの時間は

私の書斎の書棚にあ

る、ひときわ目立つ大英

和辞典。半世紀前に購入

したものだが、存在感は

あるものの、近年開いた

ことはない。一方、家の

中にはいたるところに辞

書が散らばっている。一

時期はトイレにも置いて

いたが、少なくとも英

和・和英辞書1冊は私が

座って手の届く範囲内に

置いてある。

使いやすいのは小型の

『デイリーコンサイス英

和・和英辞典』。何冊あ

るのだろう。10冊以上は

あるはずだ。漢字を忘れ

た時には和英辞典の部分

が重宝する。

電子辞書にも大変お世

話になっている。最初は、

1990年に発売になっ

た電子ブックプレーヤー

だった。これは、8セン

チメートルのCD─

RO

Mを専用のキャディに収

めてプレーヤーに入れて

使うもので、出た当初は

とても重宝した。

その後、CD─

ROM

タイプからフラッシュメ

モリーに辞書を搭載した

タイプが各社から出て、

搭載辞書の数が増えるた

びにメーカーの戦略に乗

せられるがごとく買い足

していった。中古で売り

飛ばすことはしなかった

ので、歴代の電子辞書は

今でも使える状態で残っ

ている。

最新版のものは、C社

の電子辞書エクスワード

Page 8: 日本師会CBRNE(テロ災害)研修会 - Med日本医師会CBRNE(テロ災害)研修会が4月4日、東京オリンピック・パ ラリンピックの開催を間近に控え、テロ災害時の医療対策に関する理解を深

日 医 ニ ュ ー ス 第1360号(8)平成30年5月5日〔第3種郵便物認可〕

女性医師支援公開講演会

「第5回医師たちによる

クリスマス・チャリティコンサート」

出演ユニット募集

基金掛金の前納及び加入員資格確

認ハガキの送付について

◆共催:日医、日本女医

会◆日時:5月20日(日)

午後2時30分~4時30分

◆会場:京王プラザホテ

ル4階「錦」(〒160─

330 

東京都新宿区西

新宿2─

2─

1 

03─

3344─

0111)

◆参加費:無料

◆申込方法:案内チラシ

または日本女医会ホーム

ページから所定の申込書

を入手し、必要事項を記

入の上、FAXまたはメ

ールにより日本女医会宛

てに申し込み願いたい。

◆申込締切:5月16日

(水)午後5時

◆主なプログラム:

・講演1「日本医師会の

女性医師支援の取り組

み」(今村定臣常任理事)

・講演2「女性医師の活

躍は医療のかなめ」(樗

木晶子九州大学大学院医

学研究院保健学部門保健

学部門長・教授)

◆問い合わせ・申込先:

日医女性医師支援センタ

ー〔

03─

3942─

65

12(直)〕、日本女医会〔

03─

3498─

0571 

03─

3498─

8769 

[email protected]

※当日は会場に託児室を

無料で設置する予定。利

用希望者は申し込み時に

合わせて連絡願いたい

〔5月7日(月)まで〕。

※本講演会は日本医師会

生涯教育講座カリキュラ

ムコード0(その他)2

単位に該当する。

日医では、病気に苦し

む患者・その家族の支援

活動を行っている医療関

係団体等への一助のた

め、「第5回医師たちに

よるクリスマス・チャリ

ティコンサート」を12月

16日(日)、日医会館大

講堂で開催する。ついて

は、ポピュラー部門及び

クラシック部門の出演ユ

ニットを募集するので、

ぜひ応募願いたい(出演

経費は原則自己負担。遠

方参加ユニットには交通

費の補助有)。

◆応募資格:医師会員が

含まれ、その半数以上が

医師及び医学生である演

奏ユニット。また、12月

15日(土)のリハーサル

と懇親会、16日(日)コ

ンサート本番の全日程に

参加が可能であること

(連続して3回出演した

ユニットは、今回の応募

はお控え願いたい)。

なお、ピアノ・キーボ

ード類・ドラム・パーカ

ッション・ギターアン

プ・ベースアンプ・キー

ボードアンプ・マイクス

タンドなどは、主催者が

用意したものでの演奏を

基本とする。特殊な楽

器・機材については、事

前に要相談。

◆申込方法:日医ホーム

ページより「出演申込書」

をダウンロードし、必要

事項を明記した上で、過

去1年以内に演奏した音

源(15~20分程度)を収

録したCDまたはDVD

を添付し、所属する都道

府県医師会宛てに送付願

いたい。

ただし、CDの場合は、

DVDプレイヤーでの再

生が可能であること(本

番想定と異なる人数構成

は極力避けられたい)。

◆申込締切:6月15日

(金)

平成30年度分の国民年

金保険料と基金掛金を合

算して前納を希望した方

については、5月1日に

指定の口座より1年分の

掛金の引き落としを行っ

た。残

高不足等で引き落と

しができなかった場合に

は、30年度分の掛金納付

は自動的に毎月払いの引

き落としに変更される。

合算せずに基金掛金の

みを前納する場合は、6

月1日に1年分の掛金が

引き落としとなる。

女性医師の勤務環境の現況に関する調査2017年と2009年の詳細比較報告書

「女性医師の子育て~8年間で何が変わったか、何が変わっていないか~」

 「女性医師の勤務環境の現況に関する調査報告書」の続報として、前回調査(2008年度)からの変化を見るため、女性医師の子育てに関する項目を詳細に比較した報告書が、この程でき上がりました。日医のホームページにその全文が掲載されていますので、ぜひご活用下さい。

詳細比較報告書(2018年4月)http://www.med.or.jp/joseiishi/2018hikakusyosai.pdf

調査報告書本編(2017年8月)https://www.med.or.jp/joseiishi/h29wd_survey.pdf

問い合わせ先:日本医師会女性医師支援センター 03─3942─6470(直通)  [email protected]

◆選考結果:音源視聴に

よる関係者及び専門家の

意見を基に、全国8ブロ

ックからの出演を旨とし

て選考した結果を、7月

31日(火)までに日医か

らユニット代表者に通知

する。

◆問い合わせ先:日医年

金・税制課〔

03─

39

42─

6487(直) 

日9:30~17:00〕

また、60歳未満の全加

入員を対象に5月下旬に

資格確認のハガキを送付

する。

厚生年金等に加入した

方、医療に従事しなくな

った方は、資格喪失の手

続きが必要となるので、

6月末までに、必ずハガ

キを返送して頂きたい。

なお、氏名・住所等変

更した方も忘れずに返送

願いたい。

─◇

問い合わせは、基金事

務局(

0120─

70

0650)まで。

ホームページ(http://

www.jmpnpf.or.jp/

参照。

宿泊割引制度の提携ホテルが新たに拡大お知らせ

 日医では、会員の先生方のために宿泊割引制度を実施していますが、このたび会員提携ホテルとして、新たに「日本平ホテル」(静岡県静岡市)が加わりました。 日本医師会ホームページ ▼「メンバーズルーム」 ▼「ホテル予約」のページから、ご予約頂けますので、どうぞご利用下さい。

 日医が都道府県医師会並びに各地域の地元テレビ局の協力の下に実施している「日本医師会テレビ健康講座─ふれあい健康ネットワーク」の映像が、日医ホームページでも視聴可能となりました。ぜひ、ご覧下さい。

日医広報課

日本医師会テレビ健康講座が視聴可能に

http://www.med.or.jp/people/info/people_info/006700.html