後継者発掘 ライフステージ 転換 脱却 - 熊本大学...後継者発掘と...

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後継者発掘 ライフステージ 転換 限界集落 からの 脱却 をめざす ~集落に限界をつくるな(水俣市大川地区編)~ 移住推進協議会による プロモーション&サポート 村丸ごと 博物館 移住者 ネットワーク 水俣市 移住推進 協議会 プロモーション ◎滞在プログラム ◎職人弟子入り ◎田舎生活ブログ 移住後サポート ◎交流推進 ◎各種相談 移住 希望者 移住者の就農と兼業支援 移住者 移住応援 企業 水俣市 登録 情報提供 ◎空き家バンク ◎農地バンク ◎移住応援企業バンク 大川地区の高齢者と 移住者の住み替え支援 家賃 移住者 水俣市 住み替え 希望高齢者 空き家 所有者 補助金 家賃 高齢者向け住宅に リフォーム後、空き家を 登録 登録 賃貸 賃貸 リフォーム用 ◎空き家バンク 体験から移住へ 文化(村丸ごと博物館)の後継者 地域の生きがい 資産(空き家・放棄耕作地)の後継者 移住者の働く環境整備 資産の後継者 大川地区高齢者&移住者の住環境 中心部空き家の有効活用 文化の後継者 資産の後継者 村のリーダー 将来村を背負う人材へ! 水俣市 人口 27,181 人 高齢化率 約 31.9% 平成 24 年 7 月末現在 人口    128 人 世帯数   62 世帯 高齢化率 約 53.9% 平成 24 年 7 月末現在 大川地区 中心市街地 ・水俣市中心市街地から車で 30 分ほどの中山間地に位置する ・人口減少、少子高齢化(水俣市で最も人口が少なく、 高齢化率も高い) ・自分たちの地域の生活文化を来村者に紹介することで、 誇りと元気を取り 戻す取り組み「村丸ごと生活博物館」を展開⇒来場者は年間 300 人で推移。 ・大川地区を含め近隣に「移住者」が多い。移住者同士のつながりがあり、地 元の住民にも溶け込んでいる。 村が存続できないとは 大川地区の現状 後継者がいなくなること このままでは近い将来、村が存続できなくなる? ①文化(生活・風俗など)の後継者 ②資産(家・農地など)の後継者 ③リーダーとしての後継者 など 後継者とは? 後継者を探せ! ・若手のメンバーが増えない。 ・リピーターはいるが、移住にはつながらない。 ・移住者に対して理解はある。 ・隣の地区には、目的をもった若者2人が移 住し、地域に溶け込み活躍している。 ・移住者同士のネットワークがある。 将来の姿 いつまでも 続く 元気 活力 のある 水俣市役所 橋迫 司郎 芦北町役場 中村 圭一郎 人吉市役所 吉岡 英一 Presented by  チームABO 政策と期待される効果 現状と課題 大川地区代表・村丸ごと生活博物館代表 移住してきた「竹細工職人」 大川地区の課題 30 20 10 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 人数 年齢 大川地区の人口構成 農地付き 空き家の 雇用 就農の合間に 可能な 情報を リンク 大川地区で住 んでいた家を ※実際は水俣市 を経由する ※実際は水俣市 を経由する 大川地区の 市中心部の 移住者 水俣市の中山間地に位置する大川地区。過疎地ではあるが可能性を秘めた地区だ。大川地区の現状と課題を探った。 外部の人に抵抗が少ない土地柄を利用し、3 本の政策(PR &サポート・就労・住宅)で後継者をつくる。 文化・資産の後継者が将来の村のリーダーにつながり、元気な村は続いていく ・・・・・・。 移住者が住み着くことで、地区の活気が戻る。 現大川地区住民と移住者がお互いにサポートし融合。

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Page 1: 後継者発掘 ライフステージ 転換 脱却 - 熊本大学...後継者発掘と ライフステージの転換で 限界集落からの脱却をめざす ~集落に限界をつくるな(水俣市大川地区編)~

後継者発掘とライフステージの転換で限界集落からの脱却をめざす ~集落に限界をつくるな(水俣市大川地区編)~

移住推進協議会によるプロモーション&サポート1

村丸ごと博物館

移住者ネットワーク

水俣市

移住推進協議会

プロモーション◎滞在プログラム◎職人弟子入り◎田舎生活ブログ

移住後サポート◎交流推進◎各種相談

移住希望者

移住者の就農と兼業支援2

移住者

移住応援企業水俣市

登録

情報提供

◎空き家バンク◎農地バンク◎移住応援企業バンク

大川地区の高齢者と移住者の住み替え支援3

家賃移住者

水俣市

住み替え希望高齢者

空き家所有者

補助金

家賃

高齢者向け住宅にリフォーム後、空き家を 登録

登録

賃貸賃貸

リフォーム用

◎空き家バンク

■体験から移住へ■文化(村丸ごと博物館)の後継者■地域の生きがい

■資産(空き家・放棄耕作地)の後継者■移住者の働く環境整備

■資産の後継者■大川地区高齢者&移住者の住環境■中心部空き家の有効活用

文化の後継者 資産の後継者

村のリーダー 将来村を背負う人材へ!

水俣市人口 27,181 人高齢化率 約 31.9%平成 24年 7月末現在

人口    128 人世帯数   62世帯高齢化率 約 53.9%平成 24年 7月末現在

大川地区中心市街地・水俣市中心市街地から車で 30分ほどの中山間地に位置する・人口減少、少子高齢化(水俣市で最も人口が少なく、 高齢化率も高い)・自分たちの地域の生活文化を来村者に紹介することで、 誇りと元気を取り 戻す取り組み「村丸ごと生活博物館」を展開⇒来場者は年間 300 人で推移。・大川地区を含め近隣に「移住者」が多い。移住者同士のつながりがあり、地 元の住民にも溶け込んでいる。

村が存続できないとは

大川地区の現状

後継者がいなくなること

このままでは近い将来、村が存続できなくなる?

①文化(生活・風俗など)の後継者②資産(家・農地など)の後継者③リーダーとしての後継者 など

後継者とは?

後継者を探せ!・若手のメンバーが増えない。・リピーターはいるが、移住にはつながらない。・移住者に対して理解はある。

・隣の地区には、目的をもった若者2人が移 住し、地域に溶け込み活躍している。・移住者同士のネットワークがある。

地区住民の声

将来の姿

いつまでも続く  元気で活力のある村

水俣市役所 橋迫 司郎芦北町役場 中村 圭一郎人吉市役所 吉岡 英一

Presented by  チームABO

政策と期待される効果

現状と課題

大川地区代表・村丸ごと生活博物館代表

移住してきた「竹細工職人」

大川地区の課題

30

20

10

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100

人数

年齢

大川地区の人口構成

農地付き空き家の

雇用

就農の合間に可能な

情報をリンク

大川地区で住んでいた家を

※実際は水俣市を経由する

※実際は水俣市を経由する

大川地区の

市中心部の

移住者

水俣市の中山間地に位置する大川地区。過疎地ではあるが可能性を秘めた地区だ。大川地区の現状と課題を探った。

外部の人に抵抗が少ない土地柄を利用し、3本の政策(PR&サポート・就労・住宅)で後継者をつくる。

文化・資産の後継者が将来の村のリーダーにつながり、元気な村は続いていく ・・・・・・。

移住者が住み着くことで、地区の活気が戻る。現大川地区住民と移住者がお互いにサポートし融合。