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ELECTRONICS DIVISION

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エレクトロニクス事業本部新潟工場

2009年 2月 2日

「ふれあい豊かなくらし」に貢献していくために「ふれあい豊かなくらし」に貢献していくために

化学物質管理とリスクコミュニケーション

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目次

1. 会社概要1-1 エレクトロニクス事業本部生産・研究拠点

1-2 取り扱い製品紹介

1-3 新潟工場の歴史

1-4 環境課題

2. 化学物質管理2-1 化学物質管理方針（環境方針）

2-2 化学物質管理体制

2-3 化学物質の排出管理

2-4 放流水の水質管理

2-5 漏洩管理

2-6 緊急事態対応訓練と連絡網

3. PRTR管理3-1 PRTR管理：環境排出量

4. リスクコミュニケーション4-1 情報開示ツール

4-2 近隣懇談会の実施

4-3 意見交換の内容

4-4 臭気への対応

4-5 一次対策の実施

4-6 臭気処理装置の選定

4-7 臭気処理装置の導入（1期）


5. 今後の活動

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1-1 エレクトロニクス事業本部生産・研究拠点

本社（東京都千代田区）

新潟工場（新潟県新発田市）液晶ディスプレイ用カラーフィルター

電子機器用プリント配線板

(ﾄｯﾊﾟﾝNECｻｰｷｯﾄｿﾘｭｰｼｮﾝｽﾞ)

研究所生産拠点

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カラーフィルター

R G B R G

断面図

ガラス基板

プリント配線板

ベアチップ

チップ部品

ワイヤー

資料提供：ﾄｯﾊﾟﾝNECｻｰｷｯﾄｿﾘｭｰｼｮﾝｽﾞ



液晶ディスプレイ構造

銅箔による回路

回路の積層構造

実装基板構造

プリント配線板構造

使用されている製品

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～’80年代 ’90年代 ’00 ’01 ’02 ’03 ’04 ’05 ’06 ’07 ’08 ’09 ’10～



▽クロムフリー工法開始

▽ ハロゲンフリー基板製造開始

▽鉛フリー基板製造開始

環境マネジメントシステム運用

近隣懇談会

グリーン調達等得意先認証等

エネルギー管理優良工場表彰

・東北経済産業局長表彰受賞

・デミング賞受賞・TPM優秀継続賞受賞・TPMアドバンスト特別賞受賞

・TPM優秀賞第1類取得・TPM特別賞受賞表彰関係

工場棟

工場棟

・東北七県電力活用委員長賞受賞第一種熱管理指定工場

第一種電気管理指定工場

竣工増築

竣工

増築

増築

増築増築

環境管理活動

環境対応製品


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1-4 環境課題

地下水の流れ

地下水の流れ

3. 電子部品製造特有の臭気管理（脱臭装置の適正管理）

1. 新発田川の保全（放流水の水質管理）

2. 地下水の保全（地下水の水位監視と節水）

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目次




1-4 環境課題





2-5 漏洩管理











5. 今後の活動

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2-1 化学物質管理方針（環境方針）

凸版印刷地球環境宣言

環境行動指針

新潟工場環境方針

環境負荷の著しい化学物質（PRTR対象物質）の低減排水の環境負荷低減と自主管理基準の適正管理

化学物質の環境管理重点テーマ

工場特有の立場・業界の動向・地域性

1992年4月制定2000年9月改定

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導入（変更）管理導入（変更）管理使用管理使用管理排出管理排出管理

新規導入管理事業化計画新規事業環境ｱｾｽﾒﾝﾄ

変更管理材料、薬液、装置工程変更環境ｱｾｽﾒﾝﾄ

グリーン調達

環境関連法的要求事項管理環境情報対応規定

取扱量管理PRTR、VOC対象物質

規制化学物質管理

労働衛生管理MSDS管理

作業環境測定

リスク管理緊急対応訓練

化学物質教育一般教育特定物質教育

浄化処理システムスクラバー脱臭装置排水処理場

廃棄物管理リサイクル推進

漏洩監視タンクヤード

自主管理基準値管理

分別回収分別方法、管理場所

外部情報管理

教育管理

ＰＲＴＲ管理

環境マネジメントシステムの組織体制

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製造工程

排水処理場

大気へ

材料製品

廃液

脱水汚泥新発田川へ


放流水

排水

溶剤排気酸・アルカリ排気

溶剤排気ガス測定タンクヤード

薬液

下水道へ

重点管理項目①臭気管理

重点管理項目③漏洩監視

重点管理項目②水質管理

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定期計量

排水の環境負荷低減活動[ 排水基準 → 環境基準 ]

新潟県生活環境の保全に関する条例

新発田市公害防止協定

自主管理基準

市協定

水質汚濁防止法

環境目標

県条例

法規制

管理レベルをあげて、リスク回避

維持管理を継続中

[PRTR物質を抜粋]鉛： 0.1 → <0.01mg/Lふっ素： 8 → <0.8 mg/Lほう素：10 → <1.0 mg/L

さらに環境に配慮した取り組み

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2-5 漏洩管理

土壌汚染対策法施行前から、定期的に実施（１回/年）対象場所は、タンクヤード、薬液の受入作業エリア

含有、溶出ともに汚染されていないことを確認

地下水自主調査地下水自主調査（観測井戸は、自主的に掘削）（観測井戸は、自主的に掘削）

年１回実施

有機塩素系化学物質：３項目有害物質系：７項目

土壌汚染自主調査土壌汚染自主調査

観測井戸生産井戸

地下水の流れ

観測井戸3号（最下流 ’07年度結果より）基準計量値

鉛：0.01 → <0.001mg/Lふっ素：0.8 → <0.1 mg/Lほう素：1 → 0.04 mg/L

汚染されていないことを確認

’07年度.結果より基準計量値

鉛[溶出]：0.01 → <0.005mg/L鉛[含有]：150 → <10 mg/Kg [PRTR物質を抜粋]

[PRTR物質を抜粋]

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従業員のみでなく、取引会社の作業担当者も参加薬液漏洩、ガス流出を想定緊急ツールの場所、使い方構内連絡先の確認手順・ツールの検証、見直し

漏洩管理漏洩管理定期的な、土壌、地下水調査を実施 [１回/年]

発見者

関係官庁・近隣

発生部門長対応部門

環境管理部門環境管理責任者

外部連絡窓口

緊急時の対応

年間計画により訓練を実施緊急連絡網の整備

発生事象毎の連絡先を一覧表に標準化

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目次




1-4 環境課題





2-5 漏洩管理











5. 今後の活動

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３．PRTR管理

ＰＲＴＲ物質の自主管理制度ＰＲＴＲ物質の自主管理制度

報告義務の1,000kg/年に対し、管理レベルあげて100kg/年の物質について増減監視と削減活動を展開

環境排出「ゼロ」を目標に活動環境排出「ゼロ」を目標に活動

公共用水域、大気への排出防止策の推進事業所内における土壌への排出、埋立は行なわない

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3-1 PRTR管理：環境排出量

環境排出量グラフ

0.0

0.5

1.0

1.5

2.0

2.5

3.0

3.5

4.0

’02年 ’03年 ’04年 ’05年 ’06年 ’07年 ’08年

t/年

見込み

目標：2010年までに環境排出「ゼロ」にする。目標：目標：20102010年までに環境排出「ゼロ」にする。年までに環境排出「ゼロ」にする。

現在の排出は殆どが「銅水溶性塩」

2002年度比８６％削減

活動基準年

活動の中心は、使用材料、薬品の代替推進

鉛使用全廃

脱臭装置の運用開始

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目次




1-4 環境課題





2-5 漏洩管理











5. 今後の活動

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４．リスクコミュニケーション

リスクマネジメントリスクマネジメント

リスク評価リスク評価シミュレーションシミュレーション

・法規制情報・条例公布・通達・説明会

・セミナー・事例発表・工場見学会・講習会

・近隣懇談会・情報交換会（疑問、不安、指摘）

・環境調査・環境監査・ｸﾞﾘｰﾝ調達認証

行政行政地域住民地域住民

各種団体各種団体取引先取引先

新潟工場新潟工場

方針方針地域社会及び地域住民とのコミュニケーションによって地域社会及び地域住民とのコミュニケーションによって

環境改善と保全に貢献する。環境改善と保全に貢献する。

情報交換対応協力



相互対話

情報の提供

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4-1 情報開示ツール

サイトエコレポート2001年より環境情報の開示ツールとして作成開始

近隣住民、取引先、行政等へ配布

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年１回の工場見学、意見交換を実施しています。出席者は、近隣地区の代表者、土地改良区、新発田市役所関係の方々です。

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意見交換の内容意見交換の内容

新発田川の保全：水質管理と排水量地下水の使用量：使用量と地下水水位地域の安全：交通安全、街路灯について電波障害：地上波デジタルについて臭気：化学薬品臭について

臭気に関する意見交換は、大きな課題となり、相互対話により対策の推進を行った。

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近隣懇談会にて、溶剤系臭気の指摘あり。（’02.10.25)⇒ 工場見学中に、臭気物質は「シクロヘキサノン」と判明。

約200m

指摘対象エリア指摘対象エリア山王

七軒町

古町古寺

山崎

山崎団地

対象エリアでの濃度測定調査期間中、対象エリアで臭気が確認されることが無く、濃度測定ができなかった。（天候、風向き、風の強さの影響）

対象エリア到達濃度推定吹出し部濃度により、「0.001ppm」と推定作業環境基準管理濃度は、25ppmで、対象エリアにおいては、人体への影響は極めて低い

工場工場シミュレーションによる現状把握・対策検討へ

シミュレーションによる現状把握・対策検討へ

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シミュレーションの結果、対策内容を報告（シミュレーションの結果、対策内容を報告（’’02.11.25)02.11.25)実施内容の意見交換後、工事実施へ実施内容の意見交換後、工事実施へ

対策前シミュレーション

対象区画

工場

対策実施シミュレーション

対象区画

工場吹出し位置変更

吹出し形状吹出し形状吹出し形状変更

対策の工事完了報告（対策の工事完了報告（’’03.05.08)03.05.08)「化学薬品臭として問題無いレベルになった」「化学薬品臭として問題無いレベルになった」「大幅に改善されたが、完全ではない」「大幅に改善されたが、完全ではない」

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新潟工場の溶剤排気の特徴

低濃度・大風量に適したシステムの導入

臭気対策と法令対応の先取り化学物質の大気排出への取り組みが必要（PRTR制度、VOC排出抑制制度の施行）

臭気、化学物質の処理装置導入へ

2003年11月 6日：経過報告臭気処理装置の導入について意見交換（’03.11.06）

⇒ 恒久対策としての理解を得る

濃縮装置低濃度ガス

溶剤排気

清浄化排気

濃縮ガス

蓄熱脱臭装置

清浄化排気

濃縮・蓄熱脱臭装置

処理装置の選定

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装置立上げ時採取連続23日間稼動中採取

突出口の集約図2005年3月稼動開始

CF系排気口

PC系排気口

実施規模、計画スケジュールについて意見交換（’04.10.28）⇒工事規模が大きいため２期に分けて実施⇒臭気の影響が強いカラーフィルター工場棟を1期工事⇒計画の理解を得て、工事を開始

1期工事

1期工事

2期工事

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装置立上げ時採取連続23日間稼動中採取

突出口の集約図2006年5月稼動開始

CF系排気口

PC系排気口

サイトエコレポートへの臭気確認結果を掲載し、継続して意見交換を行っています。

工事の完了と工場敷地境界での臭気測定結果を報告（’06.11.09）

「臭気も気にならなくなった」

2期工事

2期工事

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５．今後の活動

地域の小中学生向けに環境教育実施構内の供用スペースを、環境掲示物の展示相互対話による環境教育ツールの充実

数多く使用している薬品に対する法規制改正の管理をする上で、データベース化が必要

1. 化学物質管理

2. リスクコミュニケーション

近隣懇談会、社員の家族向け、行政だけではなく、環境の説明範囲を拡大して行く

化学物質管理システム導入

データーベースの構築



凸版印刷株式会社エレクトロニクス事業本部新潟工場

ご清聴ありがとうございました。

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