日本経済の実態と政策の在り方に関する ワーキング...

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日本経済の実態と政策の在り方に関する ワーキング・グループ 中間報告 参考資料

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Page 1: 日本経済の実態と政策の在り方に関する ワーキング …...(Hijzen,Inui&Todo(2007)) – 短期的には雇用減となるが、生産性の上昇を通じて長期的には雇用増

日本経済の実態と政策の在り方に関する

ワーキング・グループ

中間報告 参考資料

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20.0

40.0

60.0

80.0

100.0

120.0

140.0

160.0

180.0

200.0

0.0 50.0 100.0 150.0 200.0

日本

米国

中国

1.貿易依存度=(輸出+輸入)÷GDP。45度線より上は、1985年に対し2009年の依存度が上昇。2.Penn World Table より作成。3.200%を超える国(シンガポール、香港、ルクセンブルグなど)は掲載していない。

(1985年:%)

(2009年:%) 2.貿易依存度の動向

韓国

インド

黄色の点は他のG7諸国、緑の点は北欧諸国。

0

5

10

15

20

25

30

35

1980

1982

1984

1986

1988

1990

1992

1994

1996

1998

2000

2002

2004

2006

2008

2010

全体

工業製品

1.日本の貿易依存度の動向

○日本の貿易依存度は90年代後半以降増加してきたが、リーマンショック後低下。○世界各国の貿易依存度は高まっており、その中で日本の依存度は低水準。

(年度)

1.財務省「貿易統計」より作成。2.貿易依存度=(輸出+輸入)÷GDP。3.「工業製品」=「一般機械」+「電気機器」+「輸送機器」+「その他」

○世界貿易の中で日本の輸出が占めるシェアは低下。

○輸出から現地生産への切り替えや現地生産の日本への逆輸入などの動きを反映し、日本の東アジアとの貿易特化係数(機械類)は1990年代に低下。2000年代は横ばいで推移。

‐0.20

0.00

0.20

0.40

0.60

0.80

1.00

加工品

部品

資本財

消費財

4.日本の貿易特化係数の推移(対東アジア、機械産業)

1.貿易特化係数=(輸出-輸入)÷(輸出+輸入)×1002.RIETI‐TID2010より作成。3.「機械産業」とは、一般機械、電気機械、家庭用電気機器、輸送機械、精密機械の合計。

輸出特化

輸入特化1.International Financial Statistics より作成。2.各国の貿易シェアは、当該国の輸出額が世界輸出額に占めるシェア。

(年)

(年)

0.0

2.0

4.0

6.0

8.0

10.0

12.0

14.0

1980 1985 1990 1995 2000 2005 2010

米国

ドイツ

日本

中国

3.世界貿易のシェア(輸出)

1

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○日本の主な輸出先であるアジア・太平洋地域の成長率は高く、今後も高い成長率が期待できる。○輸出先の所得に比例的に日本の輸出が伸びた場合は、10年後(2020年)に1.5倍、20年後(2030

年)に2.4倍(アジア向け輸出のシェアは現在の約5割から約7割)になることが期待される。

(5)

0

5

10

15

20

‐2.0 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0

5.輸出先の成長と輸出の伸びの関係

(2000‐2010年平均実質成長率(年率):%)

(名目輸出伸び率(2000‐2010平均年率):%)

1.「輸出」は、貿易輸出とサービス受取の合計。2.バブルの大きさは輸出金額(2000年と2010年の平均)を表す。3.青色のバブルはアジア・太平洋地域、緑色はそれ以外の地域を表す。

中国

米国

インド

韓国

タイ

インドネシア

3.314.5

34.7

74.2

18.8

29.4

44.2

62.1

16.7

14.6

18.1

21.2

9.1

11.2

13.8

16.7

7.3 

14.1 

18.8 

24.3 

0

50

100

150

200

250

2000 2010 2020 2030

6.日本の輸出拡大の可能性(輸出先の所得に比例的に輸出が伸びた場合)

(備考)2000年、2010年はSNA財貨・サービスの輸出(実績)。ただし、内訳については国際収支統計

の国・地域のシェアを使用して分割。2020年、2030年については、2010年の各国向けの輸出が、2010年以降輸出先の実質成長率と同率で伸びると想定。輸出先(及び日本)の実質成長率は、「世界経済の潮流(2010年Ⅰ)」第2‐2‐15表における主要国の潜在成長率(2010年代、2020

年代)と等しいと仮定。同表に掲載されていない地域(輸出全体の2割程度)の成長率は便宜的に世界全体の成長率(市場レートベース)と等しいと仮定(同第2‐2‐18図を使用)。

アジア(除中国)

その他

(日本の輸出:兆円)

米国( )内は日本の輸出比率( = 実質輸出 / 実質GDP)

(11.0%)

(15.0%)

(22.4%)

(33.0%)

中国

EU

(予測)

これまでアジアの成長を取り込めていたか?○中国の輸入に占める日本のシェアは低下(1995年22.0%→2010年12.7%)。○仮に中国市場のシェアを維持できていたとすると、2010年の中国向け輸出は

実績の1.7倍となっていたはず(約10兆円増、GDP比約2%増)。

7.中国向け輸出の試算

22.012.7

12.2

7.3

7.8

9.9

58.0 

70.1 

0.0

10.0

20.0

30.0

40.0

50.0

60.0

70.0

80.0

90.0

100.0

1995 2010

中国の輸入に占める日本のシェア

(%)

International Trades Statistics Yearbook等より作成。

日本

その他

(日本のシェア12.7%)(日本のシェア22.0%)

米国

韓国

14.5

25.1

0.0

5.0

10.0

15.0

20.0

25.0

30.0

2010:実績 2010:シェア維持

日本の対中国輸出(1995年の中国の輸入に占めるシェアを維持した場合)

「2010:シェア維持」は、1995年の中国の輸入に占める日本のシェアが2010年においても維持されるよう日本から中国に輸出れた場合。

(兆円)

+約10兆円(GDP比約2%)

2

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‐10

‐5

0

5

10

15

‐20.0

‐15.0

‐10.0

‐5.0

0.0

5.0

10.0

15.0

20.0

25.0

30.0

合計

製造業

非製造業

輸送機械

電気機械

一般機械

化学

その他製造

窯業・土石

石油石炭

精密機械

建設業

金属製品

農林漁業

繊維

木材紙パルプ

食料品

その他

サービス業

一次金属

鉱業

情報通信・運輸業

商業

(兆円)(兆円)

左軸

右軸

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09

(兆円)

(38.3)

(32.1)(45.6)

(44.6)

(45.1)

(37.4)

経済産業省「海外事業活動基本調査」より作成。

(2009年度)

輸入

輸出

(年度)

SNA名目輸出との差額

海外現地法人への輸出

(56.9)

(58.8)(29.1)

(30.5)

(29.4)

(34.4)(32.3)

1.経済産業省「海外事業活動基本調査」、内閣府「平成21年度国民経済計算確報」より作成。2.括弧内は海外現地法人への輸出額のSNA名目輸出に占める割合。

○日本国内の本社と海外現地法人間の輸出入額は大きく、輸出全体では4割弱を占める。

8.国内本社と海外現地法人との間の輸出入状況

‐50

‐40

‐30

‐20

‐10

0

10

20

30

40

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11

価格要因

数量要因

輸入金額の要因分解

‐60

‐40

‐20

0

20

40

60

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11

価格要因

数量要因

輸出金額の要因分解

9.輸出入の品目別動向 10.輸出入の変動要因分析

(兆円)

左図1.財務省「貿易統計」2.品目ごとに左から、1990年、2000年、2010年の金額。右図財務省「貿易統計」、日本銀行「企業物価指数」より作成。

(前年比、%)

-20

-15

-10

-5

0

5

10

15

20

食料品

原料品

鉱物性燃料

化学製品

原料別製品

一般機械

電気機器

輸送用機器

その他

輸入

輸出

純輸出

(前年比、%)

(年)

(年)

○日本の輸出主要品目は、輸送用機器、電気機器、一般機械、ただし、純輸出では電気機器は近年低下。

○輸出の主たる変動要因は数量要因、輸入は価格要因。

3

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50

100

150

200

250

70 75 80 85 90 95 00 05 10

輸出物価指数 輸入物価指数

交易条件指数

日本銀行「企業物価指数」

(年)

(2005=100)

○日本の交易条件は第1次石油ショックと第2次石油ショックで大きく低下した後、プラザ合意で大きく上昇し、その後なだらかに低下していたが、近年低下速度が増している。

11.交易条件の推移

• 海外直接投資により生産性が平均で2%程度上昇(Hijzen,Inui&Todo(2007))

– 短期的には雇用減となるが、生産性の上昇を通じて長期的には雇用増(Hijzen, Inui&Todo(2007))

– 親会社でのホワイトカラー率が上昇(Head&Ries(2002))

• 海外生産委託により生産性が平均で0.6%程度上昇(Hijzen,Inui&Todo(2010))

– 高卒は国内雇用減となるが、大卒は国内雇用増(Ahn, Fukao&Ito(2007))

• 海外への輸出により生産性が平均で2%程度上昇(Kimura&Kiyota(2006))

– 2000年以降、輸出を開始した企業と一切輸出をしていない企業の労働生産性を比較すると一人当たり150万円程度乖離幅が広がっている。

• 対日研究開発投資により生産性が平均で4%程度上昇(Todo(2006))

東京大学新領域創成科学研究科 戸堂康之教授の資料を基に作成。

12.企業のグローバル化が生産性に与える影響の研究例

4

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0

5

10

15

20

25

30

35

食料品

繊維製品

パルプ・紙

化学

医薬品

石油・石炭製品

ゴム製品

ガラス・土石製品

鉄鋼

非鉄金属

金属製品

機械

電気機器

輸送用機器

精密機器

2001年度 2009年度

内閣府「企業行動に関するアンケート調査」

(%)

○海外生産比率が20%を越えるのは、繊維製品、ゴム製品、電気機器、輸送用機器、精密機器の5種。

13.業種別海外生産比率

14.経常収支(年度) 15.経常収支(月次)

財務省「国際収支統計」

-10,000

-5,000

0

5,000

10,000

15,000

20,000

25,000

4 6 8 1012 2 4 6 8 1012 2 4 6 8 1012 2 4 6 8

2008 2009 2010 2011

所得収支

貿易・サービス収支

経常移転

(億円)

経常収支

財務省「国際収支統計」

-5

0

5

10

15

20

25

30

85 87 89 91 93 95 97 99 01 03 05 07 09

貿易・サービス収支

所得収支

経常移転

経常収支

(兆円)

(年度)

10

○経常収支における貿易・サービス収支と所得収支の比率は2004年度に逆転し、近年では所得収支は貿易・サービス収支の2倍強となっている。

5

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-1.0

0.0

1.0

2.0

3.0

4.0

5.0

0

100

200

300

400

500

600乖離率(右軸)

GDP(左軸)

GNI(左軸)

16.名目GDPとGNI 17.海外からの受取分(グロス)

(兆円)

(%)

内閣府「国民経済計算」 財務省「国際収支統計」

(名目GDP比、%)

(年度)(年)

110.0

1.0

2.0

3.0

4.0

5.0

96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10

その他投資収益

証券投資収益

直接投資収益

雇用者報酬

○GDPに海外からの所得の純受取を加えたGNIは、近年では、GDPを3%程度上回っている。

‐80,000

‐70,000

‐60,000

‐50,000

‐40,000

‐30,000

‐20,000

‐10,000

0

10,000

20,000

96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10

サービス収支 特許等収支

その他サービス収支 輸送収支

旅行収支

(億円)

(年度)日本銀行「国際収支統計」

○サービス収支の赤字幅は低下しているが、黒字なのは特許等収支のみである。

18.特許等収入とサービス収支

6

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19.業種別海外直接投資残高 20.海外現地法人からの受取収益

(百万円)

財務省「国際収支統計」 経済産業省「海外事業活動基本調査」

0

20,000

40,000

60,000

80,000

100,000

120,000

140,000

160,000

180,000

食料品

繊維

木材・

パルプ

化学・

医薬

石油

ゴム・

皮革

ガラス・

土石

鉄・

非鉄・

金属

一般機械

電気機械

輸送機械

精密機械

農・

林業

漁・

水産業

鉱業

建設業

運輸業

通信業

卸売・小売業

金融・保険業

不動産業

サ-

ビス業

2005年末 2006年末 2007年末

2008年末 2009年末 2010年末

(億円)

0

5,000

10,000

15,000

20,000

25,000

30,000

35,000

40,000

製造業 非製造業 大企業 中堅企業 中小企業

業種別 企業規模別

2004年度

2009年度

○海外直接投資残高が多いのは、金融・保険業、卸・小売業を別にすれば、輸送機械、電気機械、化学・医薬、食料品である。

○海外現地法人からの受取収益は、大企業・製造業が圧倒的に大きい。

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

2010 2015 2020 2025 2030

米国(約20%)

中国(約28%)

日本(約6%)

インド(約5%)

ブラジル(約3%)

ドイツ(約3%)

英国(約3%)

フランス(約3%)

カナダ(約2%)

イタリア(約2%)

(兆ドル)

TFP、労働投入、資本投入について過去のトレンドや国連の人口推計等を用い、一定の前提を置いて試算すると、今後は中国、インド等のGDPが世界で大きなウェイトとなる。

21.主要各国のGDP将来展望

1.内閣府「世界経済の潮流」において示されている各国の潜在成長率を基に、IMF Weo の2010年データを延長推計した。2.ロシアについては推計をしていない。

7

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3.6

3.1

2.5

1.9

1.8

1.5

1.4

0.6

0.3

0.3

0.2

0.1

0.1

0.1

28.0

28.1

26.5

23.2

22.2

21.5

18.0

9.2

7.7

9.8

8.2

7.4

6.4

6.2

2.7

3.2

2.5

2.7

2.7

2.4

2.3

15.1

13.2

13.2

15.3

14.0

13.8

12.5

5.4

5.4

7.0

6.5

6.1

7.0

5.8

9.0

9.4

9.7

10.9

11.5

12.0

13.2

6.4

6.6

6.6

7.1

6.9

6.7

6.8

14.2

16.5

16.0

17.8

20.4

21.5

23.5

8.6

8.3

7.8

8.5

9.1

9.4

10.0

1.4

1.5

1.5

1.8

1.8

2.0

2.3

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

1980

1985

1990

1995

2000

2005

2009

農林水産業 鉱業 製造業建設業 電気・ガス・水道業 卸・小売業金融・保険業 不動産業 運輸・通信業サービス業 政府サービス生産者 対家計民間非営利サービス生産者

(8.5)

(9.1)

(9.9)

1.内閣府「国民経済計算」2.不動産の欄における括弧内の数字は、持ち家の帰属家賃が名目GDPに占める割合を表している。

(年)

(6.0)

(6.2)

(6.2)

(7.4)

○産業構造の変化を名目GDPで見ると、製造業、建設業、卸・小売業が減少し、サービス業、不動産業が増加している。

22.産業構造の変化

EU KLEMSより作成。

3.7

1.4

2.3

1.0

2.2

0.7

2.3

0.9

5.0

1.4

16.2

3.3

0.5

0.1

3.1

2.2

7.4

2.8

1.4

0.2

0.4

0.6

1.9

0.4

27.4

21.2

21.8

13.6

26.8

12.9

29.7

23.4

21.7

19.7

24.4

27.9

9.1

6.3

4.9

5.1

6.1

6.5

7.6

3.9

6.3

4.7

8.0

9.0

14.4

13.7

13.5

11.8

10.2

11.5

10.6

10.1

11.2

11.2

12.6

7.2

3.2

3.0

2.3

2.6

2.3

3.0

1.3

1.6

1.1

1.5

1.8

2.6

6.3

6.3

6.8

5.5

7.5

7.1

6.1

5.8

8.7

7.3

8.0

7.1

6.3

6.3

6.8

5.5

7.5

7.1

6.1

5.8

8.7

7.3

8.0

7.1

11.4

19.1

16.3

23.0

8.7

22.2

13.3

24.8

11.5

21.7

5.5

12.6

5.6

5.4

9.3

7.9

7.4

5.3

7.5

5.8

7.3

4.9

6.1

6.5

4.2

4.1

4.3

4.7

4.7

6.0

4.7

4.4

6.0

5.5

4.3

5.9

3.3

6.4

5.3

8.1

5.4

7.3

4.9

7.2

11.0

10.8

1.0

3.7

4.0

4.6

2.5

3.8

3.2

9.5

3.8

4.9

2.6

4.1

2.2

3.1

1980年

2006年

1980年

2006年

1980年

2006年

1980年

2006年

1980年

2006年

1980年

2006年

日本

米国

英国

ドイ

ツス

ウェ

ーデ

ン韓

農林水産業 鉱業 製造業 建設業 卸・小売業 飲食・宿泊業 運輸・通信 金融仲介業 不動産等 政府サービス 教育 保健・医療 その他サービス

(%)

○各国の産業構造の変化を名目GDPで見ると、製造業に関して、米国および英国は我が国を上回る低下、ドイツは我が国と同程度の低下、スウェーデンは我が国の3分の1程度の低下、韓国は逆に製造業のウェイトが高まっている。

23.各国の産業構造(名目GDPシェア)の変化

8

Page 11: 日本経済の実態と政策の在り方に関する ワーキング …...(Hijzen,Inui&Todo(2007)) – 短期的には雇用減となるが、生産性の上昇を通じて長期的には雇用増

12.9

10.8

8.8

7.2

5.9

5.2

5.0

0.3

0.2

0.2

0.1

0.1

0.1

0.1

23.1

23.4

23.2

20.8

19.1

17.2

16.3

10.1

9.0

9.6

10.4

9.8

8.8

8.1

0.6

0.6

0.6

0.7

0.7

0.7

0.7

17.7

18.0

17.2

17.6

17.5

16.9

16.8

3.0

3.2

3.3

3.1

2.9

2.7

2.9

1.0

1.2

1.5

1.5

1.6

1.5

1.6

5.8

5.6

5.6

5.8

5.9

5.6

5.8

17.7

20.3

22.5

25.2

28.9

34.0

35.7

6.3

6.1

5.7

5.6

5.6

5.5

5.2

1.5

1.6

1.8

2.1

1.9

1.9

1.9

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

1980

1985

1990

1995

2000

2005

2009

農林水産業 鉱業 製造業

建設業 電気・ガス・水道業 卸売・小売業

金融・保険業 不動産業 運輸・通信業

サービス業 政府サービス生産者 対家計民間非営利サービス生産者

内閣府「国民経済計算」

(年)

○産業構造の変化を就業者数でみると、製造業、建設業、農業が減少し、サービス業が大きく増加、卸・小売業は横ばいである。

24.産業別就業者の変化

‐3,000

‐2,000

‐1,000

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

25.産業別就業者数の推移

1986年‐2006年

1996年‐2006年

2001年‐2006年

‐800

‐600

‐400

‐200

0

200

400

製造業内訳

1986年‐2006年

1996年‐2006年

2001年‐2006年

‐500

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

3,000

3,500

サービス業内訳

1986年‐2006年

1996年‐2006年

2001年‐2006年

EU KLEMSより作成。

(千人)

(千人)

(千人)

○製造業の就業者は、輸送用機器を除いて減少。サービス業では医療・保健、ビジネスサービス等で増加。

9

Page 12: 日本経済の実態と政策の在り方に関する ワーキング …...(Hijzen,Inui&Todo(2007)) – 短期的には雇用減となるが、生産性の上昇を通じて長期的には雇用増

0

20

40

60

80

100

120

日本 ドイツ スイス スウェーデン 米国

2000年 2005年 2010年

(US2005=100)

1.OECD.Statより作成。2.米国の2005年の労働生産性を100とし、2005年の各国通貨の対ドルレートで各国の労働生産性をドル換算。

26.労働生産性の各国比較

○日本の労働生産性は、諸外国と比べて低い。○雇用吸収力がある産業は、相対的に生産性が低く、賃金も低水準である。

0

5,000

10,000

15,000

20,000

25,000

0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 7,000 8,000

(一人当たり時間当たり労働生産性)

(時間当たり実質賃金)

卸・小売

金属製品

コンピューター

27.産業別労働生産性と実質賃金(2006年)

繊維飲食・宿泊

その他サービス

電気機械

金融業

法律・技術・広告

政府サービス

教育

研究医療・保健

農林水産業

運輸・通信

その他ビジネスサービス

建設

1.EU KLEMS, 内閣府「平成21年度国民経済計算確報」より作成。2.労働生産性=名目生産額/(就業者数*労働時間*産業別デフレータ)3.実質賃金=名目雇用者報酬/(雇用者数*労働時間*家計消費デフレータ)4.バブルの大きさは産業別の就業者数のシェアを示している。

0

500

1000

1500

2000

2500

3000

3500

02年 03年 04年 05年 06年

米国

欧州

日本

(100億円)

1.米国:NVCA2007Yearbook(1$=118円換算)2.欧州:2007EVCA Yearbook(1ユーロ=157円換算)3.日本:財団法人ベンチャーエンタープライズ「ベンチャーキャピタル等投資動向調査」

28.日米欧のベンチャーキャピタル投資残高

○日本のベンチャーキャピタル投資残高は欧米の1/30程度

10

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29.我が国の部門別ISバランス 30.国債保有主体別構成

(兆円)

内閣府「国民経済計算」1.日本銀行「資金循環統計」2.郵貯等は郵貯、中小企業金融機関、合同運用信託の合計3.銀行は国内銀行、在日外銀、農林水産金融機関

郵貯等

保険

銀行

公的年金等

中央銀行

財融特会等

(%)

0

5

10

15

20

25

30

98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11

家計

-80

-60

-40

-20

0

20

40

60

80

80 82 84 86 88 90 92 94 96 98 00 02 04 06 08

対家計民間非営利団体 家計(個人企業を含む)

一般政府 金融機関

非金融法人企業 海外部門

(年)(年度)

09

○近年、家計部門の貯蓄超過が縮小し、非金融法人企業部門の貯蓄超過は続く一方、一般政府部門の 借入超過が続いている。

○保険、銀行、中央銀行の国債保有構成比が上昇する一方、公的年金や家計の構成比は低下。

0

30

60

90

120

150

180

210

2010 11

アメリカドイツ日本フランス英国

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

7,000

2010 11

イタリア

ポルトガル

ギリシャ

スペイン

オーストリア

フランス

ベルギー

アイルランド

31.ソブリンCDS(G5) 32.ソブリンCDS (先進国でソブリンCDSの高い上位8か国)

ブルームバーグより作成。

(bp) (bp)

○先進国でソブリンリスクが急激に上昇している国がある。

(月)

(年)

(月)

(年)

11

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33.世界の外貨準備高構成比

0

10

20

30

40

50

60

70

2000 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10

米ドル

ユーロ

金日本円

ポンド

(%)

IMF Database より作成。(年)

○世界の外貨準備高構成比では、米ドルは減少しているが、依然として5割以上となっており、ユーロは増加しているが2割強である。

34.人民元の為替レートをめぐる動き

ブルームバーグより作成。

95

100

105

110

115

120

1256.3

6.8

7.3

7.8

8.37 9 1

1

1 3 5 7 9 1

1

1 3 5 7 9 1

1

1 3 5 7 9 1

1

1 3 5 7 9 1

1

1 3 5 7 9 1

1

1 3 5 7 9 1

0

1

1

2005 06 07 08 09 10 11

(元/ドル、逆目盛)

元高

元安

(月)

(年)

対ドル名目為替レート

名目実効為替レート

(右目盛)

07年5月21日対ドルレートの取引変動範囲を

上下0.5%に拡大

通貨バスケットを参考にする管理変動相場制

05年7月21日1ドル=8.1100元

約2%切上げ

10年6月19日人民元の柔軟性を

高めることを決定

11年11月15日

1ドル=6.3528元( 高値)

事実上のドルペッグ

(2005年7月20日=100)

ブルームバーグより作成。

12

Page 15: 日本経済の実態と政策の在り方に関する ワーキング …...(Hijzen,Inui&Todo(2007)) – 短期的には雇用減となるが、生産性の上昇を通じて長期的には雇用増

0%

10%

20%

30%

40%

50%

60%

70%

80%

90%

100%

75 76 77 79 81 83 85 87 89 91 93 95 97 01 03 05 07 09

中の中

中の下

中の上

(%)

35.生活の程度に関する意識

内閣府「国民生活に関する世論調査」より作成。

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

1955 1965 1975 1985 1995 2005

2005年SSM調査研究会「2005年社会階層と社会移動調査」等より作成。

中の上

中の下

(%)

下の上

下の下

36.SSM調査における階層帰属意識

(年度) (年)

○内閣府世論調査によれば、国民の9割が「中流」意識を持っている。○SSM調査によれば、近年「中流」が減少し、「下流」が増えている。

0%

10%

20%

30%

40%

50%

60%

70%

80%

90%

100%

50 55 60 65 70 75 80 85 90 95 00 05

分類不能の職業

生産工程・労務作業者

運輸・通信従事者

農林漁業作業者

保安職業従事者

サービス職業従事者

販売従事者

事務従事者

管理的職業従事者

専門的・技術的職業従事

事務・技術・管理関係職

業 ウェイト

37.国勢調査に見る就業者の動向

総務省「国勢調査」より作成。※白波瀬東京大学教授は中間層を大企業に勤めるホワイトカラーを指すことが多いとし、専門職、技術職、事務職に就くものととらえるとして、日本経済新聞の経済教室に寄稿している。

(年度)

○専門職・技術職・事務職計でみると、95年まで徐々に増加し、その後は横ばいとなっている。

13

Page 16: 日本経済の実態と政策の在り方に関する ワーキング …...(Hijzen,Inui&Todo(2007)) – 短期的には雇用減となるが、生産性の上昇を通じて長期的には雇用増

良くなっていく

同じようなもの

悪くなっていく

0 20 40 60 80 100

1990

1991

1992

1993

1994

1995

1996

1997

1999

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

全世代平均(年度)

(%)

38.国民生活に関する世論調査(今後の生活の見通し)

内閣府「国民生活に関する世論調査」より作成。

20~29歳

30~39歳

40~49歳

50~59歳

60~69歳70歳以上

全世代平均

0

5

10

15

20

25

30

35

40

1990 92 94 96 99 02 04 06 08 10

良くなっていく(%)

20~29歳

30~39歳

40~49歳

50~59歳60~69歳

70歳以上

全世代平均

0

5

10

15

20

25

30

35

40

45

50

1990 92 94 96 99 02 04 06 08 10

悪くなっていく(%)

(年度)

(年度)

○近年、生活は今後悪くなるという者が増加している。ただし、2008年がピーク。

39.所得分布の変化

1.一橋大学経済研究所 小塩隆士教授資料より抜粋。2.等価可処分所得・世帯員ベースでみたもの。3.厚生労働省「国民生活基礎調査」より作成。

40. 上位0.1%の所得シェア

0

1

2

3

4

5

6

7

8

9

1920 1940 1960 1980 2000

豪州 カナダフランス 日本スウェーデン 英国米国

(

(注)1.Piketty, Thomas and Emmanuel Saez. 2006. "The Evolution of Top Incomes: A Historical and International Perspective." American Economic Review Papers and Proceedings 96, no.2: 2005. More detail in NBER Working Paper No. 11955 version)。データはhttp://g‐mond.parisschoolofeconomics.eu/topincomes/より入手。2.英国の1980年は1981年の値。3.日本は2005年、フランスは2006年、豪州、英国は2007年、米国は2008年、スウェーデンは2009年。

(年)

全体及び上位0.1%の所得分布の変化

○我が国では、総じて貧困化の方向にある。○米、英、加では、近年 上位0.1%の所得シェアが上昇している。

14

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-0.02

-0.01

0.00

0.01

0.02

0.03

0.04

0.05

0.06

0.07

0.08

500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 3,500 4,000

時間当たり賃金(2007年, 円)

2005年の累積分布 - 1985年の累積分布

時間当たり賃金1,000―1,700円

の職業のウェイトが大幅減

時間当たり賃金1,000円弱の職業

のウェイトが急増

一般事務員

(時給1,793円)

一橋大学経済研究所 小塩隆士教授資料より抜粋

○雇用者全体の4割程度を占めていた、時間当たり賃金で1,000円~1,700円の雇用者が大きく減少している。

41.就業者の累積分布の推移( )

42.ジニ係数の推移

0.25

0.30

0.35

0.40

0.45

0.50

0.55

1979 82 85 88 91 94 97 2000 03 06 09 (年)

全国消費実態調査(二人以上の世帯)

所得再分配調査(当初所得)

税・社会保障による再分配

家計調査

所得再分配調査(再分配所得)

国民生活基礎調査

所得格差

所得格差

1.総務省「家計調査」、総務省「全国消費実態調査」、厚生労働省「所得再分配調査」、「国民生活基礎調査」より作成。2.「家計調査」の系列は年間収入(過去1年間の収入総額、課税前)の5分位を用いて計算。3.「全国消費実態調査」の系列は年間収入(過去1年間の収入総額、課税前)の10分位を用いて計算。4.「所得再分配調査」の系列の当初所得は課税前、再分配所得は課税・社会保険料控除後、社会保障給付を含む。5.「国民生活基礎調査」の系列は年間所得金額(課税前)。6.世帯ベース

○税・社会保障による再分配効果が近年強まっているが、格差は拡大傾向にある。

15

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12.5

3.66.9

8.9

13.2 14.317.6

10.6

58.7

7.9

19.3

23.7

41.5

25.6

47.5

30.8

0

10

20

30

40

50

60

70

全体大人が1人

20.5

6.19.2 10.4

8.3

13.2

23.7

13.1

47.7

13.016.2 17.5

15.0

25.0

41.3

25.1

0

10

20

30

40

50

60

70

全体1人世帯

一橋大学経済研究所 小塩隆士教授資料より抜粋。

(%) (%)

43.子どものいる層の貧困率 44.高齢層の貧困率

○支援が も必要な層への支援が手薄となっている。

厚生労働省「職業安定業務統計」より作成。

0

200

400

600

800

1,000

1,200

1,400

1,600

1,800

96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10

45.産業別新規求人数

製造業 (電気機械)

(輸送用機械) 卸売・小売業

医療・福祉

(千人)

※2003年度まで医療・福祉には教育業を、製造業には出版業を含む。

29人以下

30~99人

100~299人

300~499人500~999人

1,000人以上0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10

46.規模別新規求人数(千人)

(年度) (年度)

○卸・小売業、製造業の求人数が大きく落ち込む中で、医療・福祉分野は増加を続けている。○大企業、中堅企業の求人数が低い中で、変動はあるものの中小企業の求人数は多い。

16

Page 19: 日本経済の実態と政策の在り方に関する ワーキング …...(Hijzen,Inui&Todo(2007)) – 短期的には雇用減となるが、生産性の上昇を通じて長期的には雇用増

0.00

0.20

0.40

0.60

0.80

1.00

1.20

1.40

1.60

全数 正社員 常用的パートタイム

47.有効求人倍率(正社員、常用的パート、全数)(倍)

厚生労働省「職業安定業務統計」より作成。

○正社員の有効求人倍率は低水準に止まっている。

48.韓国の「専門大学」の概要

原則として2年制の短期高等教育機関韓国全土に146校、学生数約76万人(一般大学177校、学生数約198万人)(2009年)

○概要

○設置学科(例)

漢陽女子大学:コンピューター情報科、衣料デザイン科、食品栄養科、保険行政科、英語科、秘書人材科、日本語通訳科、文芸創作科等

大徳大学:精密機械システム科、コンピューターウェブ科、コンピューターロボット科、軍幹部・公務員養成科、国防物資科、幼児教育科、税務会計科等

○人気の理由

①就職に直結する職業技術や実務能力、資格証を短期間で取得できる。

②カリキュラムが若者の興味、関心にマッチ。ベンチャー起業に結びつく可能性が高い。

③都市及び近郊に立地し、昼間部・夜間部を併設しているため通学に便利。④入試が比較的容易。

○特徴

企業の需要にあわせてたプログラム開発を行うなど、企業との密接な協力関係を構築。①注文式教育:企業の指定した分野の指定した・能力を有する人材養成。②企業委託教育:企業内研修を受託(主として夜間部)。③専門高校との連携:職業教育の基礎的学習の強化と専門深化が可能。

文部科学省「短期大学における今後の役割・機能に関する調査研究」、馬越徹著「韓国大学改革のダイナミズム-ワールドクラス(WCU)への挑戦」を基に作成。

17

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49.非正規雇用比率の推移

(男女計)

1.1990年、2000年は総務省「労働力調査詳細結果」、2010年は総務省「労働力調査特別調査」2.1990年、2000年は2月調査、2010年は1~3月期平均3.15~24歳は就学中の労働者も含む

(%)

20.2%

26.0%

33.7%

0

10

20

30

40

50

60

70

80

15~24歳25~34歳35~44歳45~54歳55~64歳65歳以上

1990年

2000年

2010年

0

10

20

30

40

50

60

70

80

15~24歳 25~34歳 35~44歳 45~54歳 55~64歳 65歳以上

(男性)

1990年

2000年

2010年

0

10

20

30

40

50

60

70

80

15~24歳 25~34歳 35~44歳 45~54歳 55~64歳 65歳以上

(女性)

1990年2000年2010年

(%)

(%)

○非正規雇用比率は3割を超えている。特に若年層と高齢者で高い。

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

7,000

8,000

男性(正規) 女性(正規)

男性(非正規) 女性(非正規)

50.雇用形態別・男女別賃金構造 51.就業形態別賃金(千円)

92,000

93,000

94,000

95,000

96,000

97,000

98,000

99,000

100,000

350,000

360,000

370,000

380,000

390,000

400,000

410,000

420,000

430,000

93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10

一般労働者(左軸)

パート労働者(右軸)

1.厚生労働省「賃金構造基本調査」(2010年)2.年間収入。「きまって支給する現金給与額」×12+「年間賞与その他特別給与額」により計算。

1.厚生労働省「毎月勤労統計」2.5人以上規模3.年間収入の一月当たり平均収入

(円) (円)

(年)

○男性正規社員は50~54歳でピークを迎える年功序列型、女性正規社員は45~49歳をピークに、男性よりは山が低い年功序列型、非正規社員は年齢による差が少ない。

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Page 21: 日本経済の実態と政策の在り方に関する ワーキング …...(Hijzen,Inui&Todo(2007)) – 短期的には雇用減となるが、生産性の上昇を通じて長期的には雇用増

0

10

20

30

40

50

60

70

80

80 82 84 86 88 90 92 94 96 98 00 02 04 06 08 10

(%)

55~59

15~54

60~64

65歳以上

52.高齢者の就業率 53.女性の年齢階級別労働力率

1.総務省「労働力調査」2.労働市場への参入・退出の影響を除くため、就業率は就業者数/人口で計算している。 1.総務省「労働力調査」

2.ILO「LABORSTA」3.日本は2010年、韓国は2007年、その他の国は2008年時点。

改正高齢者雇用安定法(2006年4月1日施行)

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

日本(2010年) ドイツスウェーデン 韓国米国 日本(1990年)

(%)

(年)

○60歳以上の就業率は、2006年の高齢者雇用安定法改正により上昇。○女性の労働力率は、日本は韓国と同様に30歳代が低くなるM字型。

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