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参考資料1 我が国経済・社会を巡る 環境の変化について 「日本21世紀ビジョン」専門調査会 平成16年9月15日

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参考資料1

我が国経済・社会を巡る環境の変化について

「日本21世紀ビジョン」専門調査会

平成16年9月15日

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目次

【人口減少と少子高齢化】1.総人口の推移2.生産年齢人口・高齢者人口(老年人口)の推計3. 家族類型別世帯数の推移4.合計特殊出生率の推移5.共働き夫婦の家事分担状況6.出産・子育てによる就業中断に伴う就業所得逸失額7.家計支出に占める教育関係費8.学習費、学生生活費の推移

【長期的な経済全体の姿-財政・金融、社会保障、経済成長】9.社会保障給付費の推移見通し

10. 都道府県別高齢者就業率と一人当たり老人医療費11.国民負担率の推移12.政府の大きさ(一般政府支出規模対GDP比)の国際比較13.一般会計における税収と歳出の関係14. 公債残高の推移15.基礎的財政収支の推移16.公共投資額の推移17.民間貯蓄率の推移18.経常海外余剰の推移19.名目GDPとマネーサプライ

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20.資金循環21.主要国の経済成長率の動向22.経済成長率の推移

【外国人労働者問題】23.外国人登録者数の推移24.主要国におけるネットの入国者数25.外国人労働者数26.外国人労働者の就業状況27.今後、労働力が不足すると思われる分野28.外国人労働者受入れ制度に対する意識29.外国人による犯罪の推移

【競争力-人間力、産業構造、科学技術】30.日本の競争力ランキング31.全要素生産性(TFP)の上昇率32.産業別技術・知識ストックと全要素生産性の関係33.特許審査待ち件数、審査待ち期間の推移34.女性の年齢階級別労働力率35.高齢者の就業意欲に関する国際比較36.非正規雇用の動向37.業績評価の賃金への反映について38.リスクマネー供給の動向39.直接金融にみられる活性化の動き

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40.産業構造の中長期展望41.雇用構造の中長期展望42.高齢社会産業の将来の市場規模試算43.GDPに占めるコンテンツ関連産業比率推移44.戦略7分野の市場拡大の波及効果45.主要国における研究開発費の対GDP比の推移46.研究開発投資比率と全要素生産性の関係47.今後重要と考えられている科学技術課題

【豊かな国民生活と地域】48.不登校児童生徒の割合49.中等教育の多様化の進展50.地域の文化活動の振興に関する要望51.情報通信と生活52.地方財政計画を通じた財源保障53. 地方財政54.都市と地方の再構築55.地域再生56.刑法犯の認知・検挙状況の推移(1982~2002年)

【世界経済の動向と東アジアの経済統合、安全保障、日米関係】57.世界の人口見通し58.世界経済と世界貿易の長期的な動向59.世界経済成長率見通し

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60.2020年の世界経済(GDPの規模と主要国・地域のシェア)61.2020年の世界貿易62.主要地域間貿易動向63.中国の経済成長率と一人あたりGDPの推移64.世界の対内直接投資動向65.対日直接投資残高の推移及び対内直接投資残高(GDP比)の国際比較66.自由貿易ルール構築の流れ67.日本のEPA・FTAを巡る状況68.アジア太平洋地域の多国間枠組みとASEAN地域フォーラムの進展69.国際平和協力法等に基づく日本の活動実績70.国際社会で「日本の果たすべき役割」71.日米間の貿易72.日米間の直接投資73.日米安全保障共同宣言と日米防衛協力のための指針74.米軍のグローバルな配置状況とアジア太平洋地域における米国との二国間関係75.ソフトパワーとハードパワーの比較76.主要国の外国人旅行者受入数及び論文発表・被引用頻度の国際比較

【地球環境問題、エネルギー、食糧】77.二酸化炭素の国別排出量78.世界の二酸化炭素排出量等並びに気候温暖化による気温上昇及び海面上昇の予測79.日本の海抜ゼロm以下の地域の人口・面積の推計80.世界の一次エネルギー需要見通し及び石油の供給見通し81.穀物自給率の見通し

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1.総人口の推移 中位・高位・低位

総人口は2006年に1億2,774万人でピークに達した後、減少に転じ、2030年には1億1758万人になるものと予測(中位推計)。

0

2,000

4,000

6,000

8,000

10,000

12,000

14,000

1950 1960 1970 1980 1990 2000 2010 2020 2030 2040 2050

(

単位

万人

)

実績値 ← → 推計値

高位

中位

低位

(備考) 国立社会保障・人口問題研究所 「日本の将来推計人口(平成14年1月推計)」により作成。

1

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2.生産年齢人口・高齢者人口(老年人口)の推計

生産年齢人口(15~64歳)は1995年に8,717万人に達したが、その後減少し、2030年には7,000万人まで減少。老年人口(65歳以上)は2000年の2,200万人から2030年には3,477万人に達する見通し(中位推計)。

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

7,000

8,000

9,000

1950 1960 1970 1980 1990 2000 2010 2020 2030 2040 2050

(年齢3区分別人口の推移:中位推計)

生産年齢人口(15~64歳)

年少人口(0~14歳)

老年人口(65歳以上)

実績値 ← → 推計値

(単位

万人)

(備考) 国立社会保障・人口問題研究所 「日本の将来推計人口(平成14年1月推計)」により作成。2

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3.家族類型別世帯数の推計

今後も単独世帯の増加が増加する見込み。

19.8%

27.6%29.0%

30.3%31.7%

33.1%34.6%

23.1%

20.8%

25.6%

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

7,000

1980 1985 1990 1995 2000 2005 2010 2015 2020 2025

0%

10%

20%

30%

単 独夫婦のみひとり親と子夫婦と子その他単独世帯比率

(単位 万世帯)

実績値 ← → 推計値

(備考) 国立社会保障・人口問題研究所 「日本の世帯数の将来推計(全国推計)」(2003年10月推計)により作成。3

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4.合計特殊出生率の推移

合計特殊出生率は2003年に1.29。中位推計では2030年には1.38に回復する見込み。

0.50

0.70

0.90

1.10

1.30

1.50

1.70

1.90

2.10

2.30

1960 1970 1980 1990 2000 2010 2020 2030 2040 2050

実績値 ← → 仮定値

低位

中位

高位

(備考) 国立社会保障・人口問題研究所 「日本の将来推計人口(平成14年1月推計)」により作成。

4

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5.共働き夫婦の家事分担状況

共働き女性の家事負担は重い。

5

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6.出産・子育てによる就業中断に伴う就業所得逸失額(大卒女性のケース)

出産・育児後により一旦退職すると、正社員での再就職で約8500万円、パートでの再就職で約2億4,000億円生涯所得が低くなる。

大卒女子の就業ケース

(1)就業を継続

(2)出産・育児によって退職後、再就職

(3)出産・育児によって退職後、パートタイマー (1)-(3)=23,794万円

A+B+C+D+E=28,560万円

A+D+E=20,083万円

A+E=4,767万円

総所得額 機会費用

(1)-(2)= 8,478万円

0

200

400

600

800

1,000

1,200

22 24 26 28 30 32 34 36 38 40 42 44 46 48 50 52 54 56 58 60

(万円)

就業を継続した場合の賃金カーブ

(年齢)

E=2,700

結婚・出産と同時に退職

再就職

A=1,992(退職の場合+退職金74

B=2,735

出産・育児によって退職後、就業調整をしながらパートタイマーとして働いた場合の賃金カーブ

出産・育児のため退職し、再就職した場合の賃金カーブ

D=13,663(+退職金1,653)

D=4,347

(退職金の差額1,005)

(備考)1.内閣府 平成15年度 年次経済財政報告 第3-1-6図より。2.再就職とは、正社員又はパートとして再就職すること。 6

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7.家計支出に占める教育関係費

教育関係費は増加。

7

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8.学習費、学生生活費の推移

2000年の学習費、学生生活費は、1982年と比較して私立・公立ともに約8割の増加。

(参考)

99.9 (1982年度比

1.22倍)

2,982(1982年度比

1.61倍)

2000

81.51,8491982

消費者物価指数(2000=100【暦年】)

1人当たり国民所得(千円)

年度

(備考) 総務省「消費者物価指数」、内閣府「経済要覧」2004より作成

8

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9.社会保障給付費の推移見通し

高齢化の進行に伴い、増加する見込み。特に医療の増加が大きいと見込まれる。

4653 58

64

26

34

41

59

19

11

12

9

5

9

9

9

0

50

100

150

2004 2010 2015 2025

(単位

兆円

福祉等(介護除く)介護

医療

年金

86

105

121

152

(備考) 1.厚生労働省 「社会保障の給付と負担の見通し(2004年5月推計)」により作成。2.2004年度の金額は予算ベース。

9

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15.0

20.0

25.0

30.0

35.0

40.0

60 70 80 90 100 110

一人当たり医療費[万円]

高齢

者就

業者

率[%

福岡県

北海道

高知県

長崎県

長野県

10.都道府県別高齢者就業率と一人当たり老人医療費

一人当たりの老人医療費が最低の長野県は高齢者就業率が最も高く、逆に一人当たりの医療費が高い県は高齢者就業率も低い傾向にある。

1人当たり

高齢化率 老人医療費用 順位 高齢者就業率 順位

長野県 21.0% 61.3万円 47 36.2% 1

福岡県 16.7% 104.2万円 1 19.0% 47

10(備考)平成7年国勢調査、厚生省平成10年度老人医療年報により作成。

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11.国民負担率の推移

社会保障負担率が増大しているが租税負担率の低下により、国民負担率はほぼ横ばい。

0

10

20

30

40

50

1970 1972 1974 1976 1978 1980 1982 1984 1986 1988 1990 1992 1994 1996 1998 2000 2002 2004

(

国民所得比

)

社会保障負担率

国民負担率

租税負担率

潜在的国民負担率

14.4

21.1

35.5

45.1(%)

(備考) 1.財務省 「国民負担率の推移(対国民所得比)」により作成。2.租税負担率 = (国税+地方税)/国民所得3.社会保障負担率 = 社会保険料(年金、医療、介護)/国民所得4.国民負担率 = 租税負担率+社会保障負担率5.潜在的国民負担率 = (国税+地方税+社会保険料+財政赤字)/国民所得6.2002年度までは実績値、2003年度は実績見込み値、2004年度は見通し。

11

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12.政府の大きさ(一般政府支出規模対GDP比)の国際比較

政府の大きさについてOECD諸国と比較すると、日本は比較的小さい方である。

(%)

アメリカ 36.6 36.5 33.7 34.6 35.3 35.7 35.2 35.2 日本 31.7 35.8 38.2 37.7 38.2 37.7 36.9 36.6 カナダ 48.8 48.5 41.0 41.4 40.6 40.1 40.1 39.9 イギリス 42.2 44.6 37.0 40.3 40.9 42.6 42.6 43.3 ドイツ 44.5 49.4 45.7 48.3 48.5 48.9 48.2 47.1 イタリア 54.4 53.4 46.9 48.7 48.0 48.9 48.7 49.0 フランス 50.7 55.1 52.5 52.5 53.4 54.5 53.8 53.4

スウェーデン 60.7 67.6 57.3 57.0 58.2 58.2 58.3 57.9 OECD諸国 40.1 42.1 39.0 39.9 40.3 40.7 40.3 40.1

2003 2000 2004 2005 1990 2001 2002 1995

(備考)1.OECD “ECONOMIC OUTLOOK 75” 2004年6月より作成。

2.2004年以降は予測値。12

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13.一般会計における税収と歳出の関係

90年代に入り、税収が低迷する一方で歳出が増加したため財政赤字は拡大。

0%

5%

10%

15%

20%

1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003

一般会計税収

公債発行額

一般会計歳出

(名目GDP比)

(備考) 1.財務省「日本の財政を考える」(2004年3月)により作成。2.一般会計歳出額、一般会計歳入額、公債発行額は決算値。

13

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14.公債残高の推移

公債残高は増加の一途。2003年度末の公債残高はGDP比で92%(約459兆円)、また2004年度末には約483兆円にまで達する見込み。

0%

25%

50%

75%

100%

1965 1967 1969 1971 1973 1975 1977 1979 1981 1983 1985 1987 1989 1991 1993 1995 1997 1999 2001 2003

(

名目GDP比

)

0

50

100

150

200

250

300

350

400

450

500

(

公債残高

単位

兆円

)

公債残高

公債残高GDP比率

(備考) 1.財務省「日本の財政を考える」(2004年3月)により作成。2.公債残高は各年度の3月末現在額。ただし2003、2004年度は見込み。特例国債残高は国鉄長期債務、国有林野累積債務等の一般会計承継による借換国債を含む。

14

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15.基礎的財政収支の推移

2010年代初頭における国と地方を合わせた基礎的財政収支の黒字化を目指している。

-6

-4

-2

0

2

4

1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2010 2013

実績値 ← → 内閣府試算値

(名目GDP比)(%)

(備考) 1.財務省 「債務管理リポート 2004」,平成16年1月16日経済財政諮問会議 内閣府提出資料により作成。2.「改革と展望 2003年度改定」の対象期間は2008年度までであるが、基礎的財政収支については「2010年代初頭の国と地方を合わせた基礎的財政収支の黒字化」の目標について審議するために参考試算において2010年度及び2013年度の値を例外的に示している。

15

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16.公共投資額の推移

公共投資額は90年代に入り、急増の後、減少傾向にある。

0.0%

1.0%

2.0%

3.0%

4.0%

5.0%

6.0%

7.0%

1980 1982 1984 1986 1988 1990 1992 1994 1996 1998 2000 2002

(

G

D

P比

)

0

5,000

10,000

15,000

20,000

25,000

30,000

35,000

(

)

公的固定資本形成  ( 一般政府 )

公的固定資本形成名目GDP比率

(備考) 1.内閣府 「国民経済計算年報」により作成。2.公的固定資本形成については公的企業を含まない一般政府ベースの数値を使用。

16

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17.民間貯蓄率の推移

老年人口比率の上昇に伴い貯蓄率が低下している。

0.0%

5.0%

10.0%

15.0%

20.0%

25.0%

30.0%

5.0% 10.0% 15.0% 20.0%

国民貯蓄率

老年人口比率

1975

2002

(備考) 1.内閣府 「国民経済計算年報」、総務省統計局 「我が国の推計人口」により作成。2.老年人口比率は総人口に占める65歳以上人口の割合。3.数値は1975年から2002年までの後方5ヵ年移動平均。

17

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18.経常海外余剰の推移

「海外からの要素所得の純受取」が増加傾向。

-1

0

1

2

3

4

5

1980 1981 1982 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003

経常海外余剰

財貨・サービスの収支

海外からの要素所得の純受取

(%)

(名目GDP比)

(備考) 1.内閣府 「国民経済計算年報」により作成。2.経常海外余剰 = (財貨・サービスの輸出-輸入)+(海外からの要素所得-海外への要素所得)

18

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19.名目GDPとマネーサプライ

GDP成長率とマネーサプライ増加率は長期的に見てほぼ同様の動き。

-5%

0%

5%

10%

15%

20%

25%

30%

1970 1973 1976 1979 1982 1985 1988 1991 1994 1997 2000 2003

-5%

0%

5%

10%

15%

20%

25%

30%

名目GDP成長率

マネーサプライ増加率

マネlサプライ増加率

名目GDP成長率

(備考) 1.内閣府 「国民経済計算年報」、日本銀行 「時系列データ」により作成。2.名目GDP成長率、マネーサプライ増加率は暦年計算。

19

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20.資金循環

国内資金循環は家計・企業から民間金融機関を通じて国に資金が流れている。

(備考) 内閣府 「平成16年度経済財政白書」 第1-5-11図により作成。

20

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21.主要国の経済成長率の動向

日・欧の平均成長率は長期的にみると低下傾向。

3.83.3 3.2 3.2

10.5

4.5 4.1

1.4

4.8

3.02.4 2.1

0.0

2.0

4.0

6.0

8.0

10.0

12.0

1960/70 1970/80 1980/90 1990/00

アメリカ 日本 EU15

(年率 %)

(年)

(備考)世界銀行“World Development Indicators 2004”、

OECD“National Accounts Main Aggregates 1960-1997”により作成。

21

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22.経済成長率の推移

労働力率の改善や構造改革の進展、技術進歩等による全要素生産性の向上により2010年

代から2040年代にかけて平均1.5%程度の経済成長を達成。(経済活性化ケース)

(備考) 1.内閣府 「平成15年度経済財政白書」 第3-2-9図により作成。2.現状維持ケース:労働力率のうち、高齢男性と女性についてはモデルが内生的に決定し、その他の男性は2001年度の労働力率の水準で一定。全要素生産性上昇率は0.8%

3.経済活性化ケース:労働力率は総務省の「労働力調査」における男女別年齢階層別労働力率に「就職希望者」を加えたものを「潜在的労働力率」とし、2050年にかけて徐々に実現すると仮定。全要素生産性上昇率は80年代における平均上昇率1.4%で一定と仮定。

4.出生率:向上および低下はそれぞれ国立社会保障・人口問題研究所の「日本の将来推計人口」(平成14年1月推計)の高位推計、低位推計が実現した場合。

22

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23.外国人登録者数の推移

外国人登録者数は増加傾向にあり、2003年度末現在191万5030人。

-

50

100

150

200

250

1977 1978 1979 1980 1981 1982 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003

(

万人

)

0.0

0.2

0.4

0.6

0.8

1.0

1.2

1.4

1.6

(

)

外国人登録者総数

外国人登録者の総人口比

(備考) 法務省 「外国人登録者統計について」により作成。

23

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24.主要国におけるネットの入国者数

我が国のネットの入国者数は人口と比較すると少ない。

国名 人数(年) 人口1,000人あたりの流入量(ネット)

• アメリカ 125万人 4.5人

• ドイツ 18万5,000人 2.3人

• イタリア 11万8,000人 2.0人

• イギリス 9万5,000人 1.6人

• フランス 3万9,000人 0.7人

• 日本 5万6,000人 0.4人

(備考)1.国際連合“International Migration 2002”により作成。2.1995年から2000年の平均値。3.入国者数から出国者数を引いたネットベース。(自国民含む)

24

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25.外国人労働者数

我が国の外国人労働者は約76万人。専門的・技術的分野は4分の1に満たない。

 外国人労働者数(2002年)

就労目的外国人(専門的・技術的

分野)23.5%

日系人、日本人の配偶者 30.6%

不法残留者28.9%

アルバイト(資格外活動) 10.9%

技能実習等 6.1%約76万人

(全就労者の約1.2%)

合計

220,552 不 法 残 留 者

46,445 技能実習等

83,340 アルバイト(資格外活動)

233,897 日系人、日本人の配偶者等

179,639 就労目的外国人(専門的・技術

的分野)

543,321 合 法 就 労 者

(備考)厚生労働省「外国人労働者の雇用管理のあり方に関する研究会報告書」、総務省「労働力調査(平成14年平均)」により作成。

25

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26.外国人労働者の就業状況

外国人労働者の大半(74.1%)が製造業に就業している。

(備考) 1.厚生労働省「外国人雇用状況報告」(2003年11月)より作成。2.外国人:日本国籍を持たない者。ただし「外交」、「公用」、「研修」及び永住者(特別永住者を含む)を含まない。3.直接雇用:事業所において直接雇用契約を交わして労働者を雇っている場合。4.間接雇用:直接雇用以外の形態で、労働者派遣、請負等により事業所内で就労している場合のこと。

2003年6月1日現在 単位:所、人、%

対前年 対前年増加率 増加率

23,142 7.9 100 274,145 20.2 100A 農業 85 11.8 0.4 450 4.7 0.2B 林業 0 皆減 0 0 皆減 0C 漁業 117 28.6 0.5 314 20.8 0.1D 鉱業 12 -36.8 0.1 20 -64.9 0.0E 建設業 783 -4.6 3.4 2,412 -15.6 0.9F 製造業 12,738 8.7 55.0 203,219 24.8 74.1

G 電気・ガス・熱供給・水道業

11 -42.1 0.0 25 -49 0.0

H 情報通信業 970 15.9 4.2 4,508 22.4 1.6I 運輸業 751 12.9 3.2 6,827 10.3 2.5J 卸売・小売業 2,293 6.4 9.9 11,370 14.1 4.1K 金融・保険業 182 -1.1 0.8 2,468 -7.8 0.9L 不動産業 65 0 0.3 221 -6.4 0.1M 飲食店、宿泊業

1001 2.0 4.3 12365 5.3 4.5

N 医療、福祉 594 9.2 2.6 1,208 -1.9 0.4O 教育、学習支援業

1064 11.1 4.6 12542 3.5 4.6

P 複合サービス事業

64 48.8 0.3 244 55.4 0.1

Q サービス業(他に分類されないもの)

2,340 3.1 10.1 15,755 16.9 5.7

R その他 72 - 0.3 197 - 0.1

合計

産業別

事業所 外国人労働者

事業所数 構成比 人数 構成比

産業別外国人雇用事業所数及び外国人労働者数。(直接雇用・間接雇用合計)

26

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27.今後、労働力が不足すると思われる分野

製造業で多く見込まれる労働力不足-技能、研究開発、単純工が3大部門。

339

117

75

194

130

91

208

163

5

5031

95

4624

4457

4423 20

0

50

100

150

200

250

ス部

・通

・事

ム部

(技

(単

の他

(件)製造業 非製造業

製造業、非製造業別にみた2010年頃の労働力不足回答企業数

(複数回答可)

(備考)1.日本経団連「外国人受け入れ問題に関するアンケート調査」(2003年10月)により作成2.対象:日本経団連および地方経営者協会の会員企業8139社。3.期間:2003年8~9月4.回収:1701社(回収率20.9%) 27

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28.外国人労働者受入れ制度に対する意識

各年齢層ともに外国人単純労働者を無条件で広く受け入れようという意識は低い。

(備考)内閣府「外国人労働者の受入れに関する世論調査」(2004年)により作成。

28

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16,212

14,660

12,711

13,43613,41813,883

11,949

11,976

13,576

12,467

0

5,000

10,000

15,000

20,000

93 94 95 96 97 98 99 2000 2001 2002(年)

(人)

29.外国人による犯罪の推移

外国人の検挙人数は近年増加。

(備考)警視庁「警察白書」(2003年版)により作成。

29

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30.日本の競争力ランキング

1990年には1位であった日本の総合ランキングは、2004年には23位。うち、経済パフォーマンスは17位、政府の効率性は37位、産業の効率性は37位、インフラは2位。

総合ランキング

1990 2000 20041 日本 アメリカ アメリカ2 スイス シンガポール シンガポール3 アメリカ ルクセンブルク カナダ4 ドイツ オランダ オーストラリア5 カナダ アイルランド アイスランド6 スウェーデン フィンランド 香港7 フィンランド スイス デンマーク8 デンマーク カナダ フィンランド9 ノルウェー 香港 ルクセンブルク10 オランダ アイスランド アイルランド

21位 日本 23位 日本

(備考)1.IMD(国際経営開発研究所) 「世界競争力年報」等により作成。

2.評価基準が変更されているため、厳密な意味での連続性はない。

30

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31.全要素生産性(TFP)の上昇率

電気機械を中心に製造業は上昇しているものの、非製造業は低迷。

(備考) 内閣府 平成14年度 経済財政報告 第3-2-3図により作成。

-10

-5

0

5

10

15

製造業

非製造業

繊維

パルプ・紙

化学

窯業・土石製品

一次金属

金属製品

一般機械

電気機械

輸送用機械

精密機械

建設業

電気・ガス・水道

卸売・小売業

金融・保険業

不動産業

運輸・通信業

サービス業

(年率、%)

96年~00年平均

91年~95年平均

31

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32.産業別技術・知識ストックと全要素生産性の関係

技術・知識ストックの伸びが高い産業は生産性の伸びが高い。

一次金属

パルプ・紙食料品

石油・石炭

繊維

化学一般機械

金属製品農業

建設業

窯業・土石

輸送用機械 精密機械

電気機械

鉱業

-6.0

-4.0

-2.0

0.0

2.0

4.0

6.0

8.0

10.0

12.0

-6.0 -4.0 -2.0 0.0 2.0 4.0 6.0

技術・知識ストックの変化 (%)

全要素生産性の変化

(%)

(備考)1.内閣府「国民経済計算」「民間企業資本ストック統計」、経済産業省「経済産業統計」、厚生労働省「毎月勤労統計調査」、総務省「科学技術研究調査報告」等により作成。

2.81年から2000年までの平均変化率。3.内閣府 平成14年度 経済財政報告 第3-2-19図より。

32

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33.特許審査待ち件数、審査待ち期間の推移

審査待ち件数、審査待ち期間ともに増加傾向。2003年には特許法改正、審査体制の強化・効率化等が図られている。

0

10

20

30

40

50

60

1998 1999 2000 2001 2002

(万件)

0

5

10

15

20

25

30

(月)

審査待ち件数(万件)

審査待ち期間(ヶ月)

(備考) 特許庁 「特許戦略計画」等により作成。

33

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34.女性の年齢階級別労働力率

女性の労働力率は10年前に比べると25~29歳層及び30~34歳層での上昇が大きく、M字型のボトムがより浅くM字がなだらかになっている。

17.4

40.1

74.5

64.3

52.7

61.7

70.3

71.966.9

56.4

16.0

16.6

69.4

73.4

60.363.1

70.3

72.568.1

58.9

39.4

13.0

0

10

20

30

40

50

60

70

80

15~

19歳

20~

24歳

25~

29歳

30~

34歳

35~

39歳

40~

44歳

45~

49歳

50~

54歳

55~

59歳

60~

64歳

65歳

以上

1993年

2003年

(%)

(備考) 総務省「労働力調査」により作成。

34

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35.高齢者の就業意欲に関する国際比較

日本の高齢者の就業意欲は高い。

54.8

50.5

25.1

14.5

20.2

13.2

2.81.3

0

10

20

30

40

50

60

日本 アメリカ ドイツ フランス

(%)

60~64歳

65歳以上

労働力率

(備考) 1.総務省「労働力調査」(2003年)、ILO「Yearbook of Labor Statistics」より作成。2.フランスは2000年、アメリカ・ドイツは2002年の数値。

35

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36.非正規雇用の動向

90年代後半以降正規社員が減少する一方、非正規社員は継続して増加。

28.730.2

31.4

20.0 19.7 20.4 20.7 20.2 20.8 21.523.1 23.5

24.825.8

27.1

-200

-150

-100

-50

0

50

100

150

200

250

300

350

1990 91 92 93 94 95 96 97 98 99 2000 01 02 03 04

-15

-10

-5

0

5

10

15

20

25

30

35

(比率:%)(対前年差:万人)

(年)

非正規社員(左目盛)

正規社員(左目盛)

非正規比率

(右目盛)

雇用者全体(左目盛)

(備考)1.総務省「労働力調査特別調査」「労働力調査詳細結果」より作成。2.2001年まで各年2月の値、2002年以降は各第Ⅰ四半期の値。3.「雇用者全体」とは、役員を除く雇用者。4.「非正規社員」は、パート・アルバイト、派遣労働者、契約社員などの人。5.非正規比率=非正規社員/雇用者全体

36

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37.業績評価の賃金への反映について

個人業績の賃金への反映については、格差を広げる方向で賃金制度の見直しが行われている。

(備考) 1.厚生労働省「就労条件総合調査報告」(2001年)より作成。2.本社の常用労働者が30人以上の会社組織の民営企業のうちから、産業、規模別に層化して抽出した約5,300企業

を対象としてアンケートを実施。3.アンケート内容は、過去5年間、今後3年以内に、業績評価の反映の仕方について賃金制度の見直しを行った

(行う予定)か否かを質問し、見直しを行った(行う予定)と回答した企業のうち、格差を広げた(拡大する予定)か否かを質問している。

(1)管理職 (2)管理職以外

0

10

20

30

40

50

60

過去5年間(2001) 今後3年間

(%)

格差を広げる

格差を縮める

0

10

20

30

40

50

60

過去5年間(2001) 今後3年間

(%)

37

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38.リスクマネー供給の動向

ベンチャーキャピタルの投融資残高はこのところ伸び悩み。一方、企業の事業再構築を支援する再生・バイアウト投資はこのところ大きく増加。

1639

2231

3160

0

500

1000

1500

2000

2500

3000

3500

4000

02年9月 03年3月 03年9月

(億円)ベンチャーキャピタル投融資残高推移 再生・バイアウト投資の投融資残高推移

606 253 142 75

4,332 4,285 4,157 4,282

3,8245,869 5,820 5,437

0

2,000

4,000

6,000

8,000

10,000

12,000

00年6月 01年9月 02年9月 03年9月

(億円) 本体融資 本体投資 組合投資

8,761

10,40710,127 (9,793)

(備考) 1.(財)ベンチャーエンタープライズセンター「ベンチャーキャピタル等投資動向調査」 (2004年3月)より作成。2.「本体」とは、ベンチャーキャピタルによる投融資、「組合」とは投資事業組合による投資を示している。3.再生・バイアウト投資とは、経営権の伴う株式取得により法的再生企業に投資しリストラクチャリングを推進

した後、他社への売却等によりキャピタル・ゲインを得る投資手法。

38

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39.直接金融にみられる活性化の動き

企業の証券市場から資金を調達する不動産証券化が増加。

不動産証券化の実績

0.0

1.0

2.0

3.0

4.0

5.0

97 98 99 00 01 02 03 (年)

(兆円)

0

100

200

300

400

500

600

700

(件) REIT時価総額の推移

0.2兆円 0.3兆円

0.4兆円0.5兆円

0.7兆円

1.3兆円

2銘柄 3銘柄6銘柄 6銘柄

12銘柄

8銘柄

0.0

0.5

1.0

1.5

01年 02年 02年 03年 03年 04年

9月 3月 9月 3月 9月 3月

(兆円)

件数(右目盛)

証券化額

(備考) 国土交通省 「平成16年度 土地白書」により作成。(備考)1.Bloombergにより作成。

2.REIT=不動産投資信託

39

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40.産業構造の中長期展望

2025年には2000年に比べて化学製品、電気機器、商業、金融・保険、不動産、通信・放送、医療・保健・社会保障・介護、対事業所サービス、対個人サービスといった分野で生産額のシェアの拡大が見込まれている。

シェア シェア年平均伸び率(生産額) シェア

年平均伸び率(生産額)

農林水産業 1.6% 1.2% -0.9% 0.9% 0.2%鉱業 0.2% 0.2% 3.3% 0.2% 1.9%食料品 3.9% 3.5% 0.9% 3.3% 1.7%繊維製品 0.8% 0.6% -1.5% 0.5% 0.5%パルプ・紙・木製品 1.6% 1.4% 0.5% 1.2% 0.9%化学製品 2.9% 3.3% 3.0% 3.5% 2.6%石油・石炭製品 1.2% 1.1% 0.6% 0.9% 1.0%窯業・土石製品 0.9% 0.7% -0.6% 0.5% 0.1%鉄鋼 1.9% 1.5% 0.0% 1.1% -0.3%非鉄金属 0.7% 0.8% 3.3% 0.7% 1.4%金属製品 1.3% 1.1% 0.2% 0.8% -0.3%一般機械 3.0% 3.1% 2.3% 2.7% 1.1%電気機器 5.9% 6.9% 3.5% 7.5% 2.7%輸送機器 4.5% 4.0% 0.8% 3.8% 1.6%精密機械 0.4% 0.3% -0.5% 0.2% -0.3%その他の製造工業製品 3.4% 3.1% 0.8% 2.8% 1.6%建設 8.2% 6.1% -1.0% 4.7% 0.3%電力・ガス・熱供給 2.1% 2.1% 1.7% 1.9% 1.6%水道・廃棄物処理 0.7% 1.1% 6.0% 1.0% 1.3%商業 10.3% 10.5% 2.1% 11.3% 2.6%金融・保険 4.0% 4.2% 2.4% 4.7% 2.9%不動産 6.7% 7.1% 2.4% 6.9% 1.9%運輸 4.9% 4.8% 1.6% 4.8% 2.1%通信・放送 2.9% 4.3% 6.1% 6.0% 4.3%公務 3.7% 3.0% -0.4% 2.4% 0.5%教育・研究 3.5% 2.8% -0.4% 2.2% 0.5%医療・保健・社会保障・介護 3.8% 4.7% 4.1% 5.4% 3.1%その他の公共サービス 0.4% 0.4% 0.6% 0.3% 1.3%対事業所サービス 8.0% 9.2% 3.3% 10.8% 3.2%対個人サービス 6.6% 6.8% 2.1% 6.9% 2.2%内生部門計 100.0% 100.0% 1.9% 100.0% 2.1%

2000 2010 2025

(備考)1.経済産業省「新産業創造戦略」(2004年5月)により作成。2.今後20年間実質1.5~2%(名目約3%)の成長を実現するマクロ経済運営を行うこと等を想定。 40

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41.雇用構造の中長期展望

2025年には2000年に比べて食料品、一般機械、その他の製造工業製品、水道・廃棄物処理、不動産、運輸、教育・研究、医療・保健・社会保障・介護、サービスといった分野で就業者数のシェアの拡大が見込まれている。

就業者数(万人) 年平均伸び率00→10 10→25

農林水産業 411 6.4% 253 4.0% 138 2.3% -4.7 -4.0鉱業 7 0.1% 9 0.1% 8 0.1% 1.9 -0.8食料品 157 2.4% 163 2.6% 184 3.0% 0.4 0.8繊維製品 80 1.2% 54 0.8% 30 0.5% -3.9 -3.8パルプ・紙・木製品 70 1.1% 55 0.9% 31 0.5% -2.4 -3.7化学製品 46 0.7% 50 0.8% 40 0.7% 0.8 -1.5石油・石炭製品 3 0.1% 2 0.0% 1 0.0% -3.9 -3.5窯業・土石製品 49 0.8% 43 0.7% 34 0.6% -1.3 -1.4鉄鋼 33 0.5% 33 0.5% 31 0.5% -0.1 -0.4非鉄金属 13 0.2% 11 0.2% 6 0.1% -1.5 -4.1金属製品 100 1.5% 91 1.4% 62 1.0% -1.0 -2.5一般機械 134 2.1% 159 2.5% 160 2.6% 1.7 0.0電気機器 190 2.9% 164 2.6% 98 1.6% -1.5 -3.4輸送機器 104 1.6% 99 1.5% 85 1.4% -0.5 -1.0精密機械 22 0.3% 17 0.3% 10 0.2% -2.2 -3.5その他の製造工業製品 210 3.3% 224 3.5% 265 4.4% 0.6 1.1建設 662 10.2% 537 8.4% 409 6.7% -2.1 -1.8電力・ガス・熱供給 20 0.3% 20 0.3% 16 0.3% -0.2 -1.4水道・廃棄物処理 35 0.5% 63 1.0% 77 1.3% 6.0 1.3商業 1166 18.0% 1134 17.8% 839 13.8% -0.3 -2.0金融・保険 194 3.0% 179 2.8% 110 1.8% -0.8 -3.2不動産 93 1.4% 108 1.7% 113 1.9% 1.5 0.3運輸 336 5.2% 338 5.3% 340 5.6% 0.1 0.1通信・放送 54 0.8% 30 0.5% 12 0.2% -5.9 -5.9公務 213 3.3% 114 1.8% 58 0.9% -6.1 -4.4教育・研究 422 6.5% 402 6.3% 424 7.0% -0.5 0.3医療・保健・社会保障・介護 461 7.1% 687 10.8% 1092 17.9% 4.1 3.1サービス 1179 18.2% 1330 20.9% 1421 23.3% 1.2 0.4産業計 6466 100% 6368 100% 6095 100% -0.2 -0.3

2000 2010 2025

(備考)1.経済産業省「新産業創造戦略」(2004年5月)により作成。2.今後20年間実質1.5~2%(名目約3%)の成長を実現するマクロ経済運営を行うこと等を想定。 41

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42.高齢社会産業の将来の市場規模試算

市場規模は1998年の39兆円から、2025年には112~115兆円にまで成長すると見込まれている。

※四捨五入の関係で合計が合わないことがある。

4~5%程度112~155兆円程度39兆円程度合 計

6~8%程度12~18兆円程度3兆円程度高齢者福祉費

3~6%程度26~48兆円程度11兆円程度高齢者医療費

4~5%程度74~88兆円程度26兆円程度高齢者の消費

年平均伸び率2025年現 状

(備考) 1.経済産業省 「21世紀経済産業政策の課題と展望~競争力のある多参画社会の形成に向けて」(平成12年3月)により作成。

2.試算の前提

(1)高齢者の消費

・「高齢者の一人当たり消費」が1998年以降2025年まで、①年率2%程度(2025年までのGDP成長率と同値)増加すると想定して

試算した場合、②同じく2.6%程度(1995年~98年の実績値と同値)増加すると想定して試算した場合を想定。

(2)公的負担(高齢者医療,高齢者福祉)

・高齢者医療費は、2000年の介護保険導入時に想定される医療保険負担額の減少を考慮。

2000年以降2025年までは、①高齢者一人当たり医療費が年率2%程度(1995年~98年の実績値と同値)増加すると想定して試算し

た場合、②2025年の厚生省の老人医療費の見通しを経済成長率を変化させて補正した場合を想定。

・高齢者福祉費は、2000年の介護保険導入時の増分を考慮。2025年の高齢者福祉費は、厚生省の見通しを下に、①高齢者一人当たり

福祉費が年率2.5%程度増加すると想定して試算した場合、②高齢者比率の上昇に応じて高齢者福祉費も増大すると想定して算出

した場合を想定。42

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43.GDPに占めるコンテンツ関連産業比率推移

米国のコンテンツ産業規模のGDPに占める比率は1999年に5%に達し、その後も伸びている一方、日本では近年伸び悩んでいる。

米国

日本

※米国は著作権産業、日本はコンテンツ産業(映画、音楽、ゲーム、放送、出版、新聞などの情報産業)

(米国:「Copyright Industry in The U.S. Economy」2002年報告書より作成)

(日本:経済産業省資料、内閣府経済社会総合研究所資料より作成。)

6%

5%

4%

3%

2%

1%

0%

1997 1998 1999 2000 2001

(備考) 経済産業省 「コンテンツ産業の国際展開に向けて」(2003年7月)により作成。

43

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44.戦略7分野の市場拡大の波及効果

戦略7分野の市場規模が現在(2003年)の207.1兆円から2010年には296.8兆円へ拡大また、戦略7分野の市場が拡大することによる他産業への波及効果は2010年には27.1兆円。

戦略7分野の市場規模とその波及効果の内訳現在 2010年

燃料電池 0.0 0.9情報家電 10.6 17.5ロボット 0.5 1.8コンテンツ 11.3 16.5健康・医療 55.7 74.8環境 51.6 78.3ビジネス支援 77.4 107.0合計 207.1 296.8

食料品 0.3パルプ・紙・木製品 1.2化学製品 1.0窯業・土石製品 0.6鉄鋼 1.8非鉄金属 0.8金属製品 1.2一般機械 0.3電気機器 0.7輸送機器 0.3その他の製造工業製品 1.6電力・ガス・熱供給 1.0水道・廃棄物処理 0.4商業 2.9金融・保険 1.5運輸 2.0通信・放送 1.7教育・研究 1.1対事業所サービス 4.1対個人サービス 0.5合計 27.1

(単位:兆円)

戦略7分野

波及効果

 戦略7分野の市場拡大による国内生産額への波及効果(兆円)

戦略7分野の市場規模戦略7分野の市場が拡大することによる他産業への波及効果

合計

現在 207.1 207.12010年 296.8 27.1 323.9

(備考) 経済産業省「新産業創造戦略」(2004年5月)により作成。44

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45.主要国における研究開発費の対GDP比の推移

我が国の研究開発投資の対GDP比は主要国中最高。

(備考)1.文部科学省科学技術政策研究所「科学技術指標」により作成。

2.内閣府 平成14年度 年次経済財政報告 第3-2-17図より。

1.5

1.7

1.9

2.1

2.3

2.5

2.7

2.9

3.1

3.3

71 73 75 77 79 81 83 85 87 89 91 93 95 97 99 (年)

(%)

日本

アメリカ

ドイツ

フランス

イギリス

45

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46.研究開発投資比率と全要素生産性の関係

我が国の研究開発投資は生産性の上昇に有効に結びついていない。

(備考)1.OECD“The New Economy: Beyond the Hype”により作成。2.研究開発投資比率は研究開発支出額の対GDP比。3.いずれも1980年代平均から1990年代平均への変化。4.内閣府 平成14年度 年次経済報告書 第3-2-19図より。

46

アメリカ

日本

ドイツ

フランス

イタリア

イギリス

カナダ

オーストラリア

ベルギー

デンマーク

フィンランドアイルランド

オランダ

ノルウェイ

ニュージーランド

スペイン

スウェーデン

-2.0

-1.5

-1.0

-0.5

0.0

0.5

1.0

1.5

-0.4 -0.2 0.0 0.2 0.4 0.6 0.8研究開発投資比率の変化(%ポイント)

全要素生産性の変化

(%ポイント)

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47.今後重要と考えられている科学技術課題

専門家へのアンケート調査によると、今後、重要と考えられる科学技術課題として、地震予測、廃棄物処理技術の高度化、高レベル放射性廃棄物の固化体の処分技術の実用化などが挙げられている。順位

分野(※1) 課題重要度指数

実現予測時期

区分(※2)

前回順位

1 海洋・地球被害の発生が予想されるマグニチュード7以上の地震の発生の有無を数日程度以前に予測できる技術が開発される。

95 2024 災害 7

2 サービス廃棄工業製品の処理技術が大幅に発達し、最終処分量を現状の10分の1まで減量することを可能とする営利目的のサービス業が出現する。

94 2015 環境

3 資源・エネルギー 高レベル放射性廃棄物の固化体の処分技術が実用化される。 94 2021新エネルギー

21

4 ライフサイエンスヒトの代表的生活習慣病であり、多因子による遺伝形成式を示す糖尿病、高血圧、動脈硬化の遺伝子群が同定され、分子病因論的分類がなされる。

93 2013 生命 32

5 情報・通信悪質なハッカーの攻撃から個人や集団のプライバシーや機密が保護されるような信頼度の高いネットワークシステムが普及する。

93 2010 情報 16

6 ライフサイエンス DNA塩基配列情報から新規のタンパク質機能を推測する手法が開発される。 93 2009 生命

7 ライフサイエンス がんの転移を防ぐ有効な手段が実用化される。 93 2017 生命 13

8 情報・通信一月2000円以下で大容量ネットワーク(150Mbps)を自由に利用できる環境が実現する。

92 2009 情報 19

9 海洋・地球 高レベル放射性廃棄物の地層処分の安全性に関する評価法が確立する。 92 2016新エネルギー

10 エレクトロニクス 10nmの最小寸法を持つLSIパターンを、量産加工できる技術が実用化される。 91 2015 情報 4

※1:技術予測調査(16分野)における分野。※2:重要度の高い上位100課題を①環境関連技術、②情報関連技術、③生命関連技術、④災害関連技術、⑤新エネルギー技術、⑥その他の6区分に分類したもの。

(備考)1.文部科学省科学技術政策研究所科学技術動向研究センター「第7回技術予測調査」(2001年7月)により作成

2.①情報系技術、②生命系技術、③地球・環境系技術、④材料系技術、⑤製造・マネジメント系技術、⑥社会基盤系技

術、の各分野の1065課題について重要度が高いと評価された課題について、アンケートを実施し、重要度「大」には

100、「中」には50、「小」には25、「なし」には0とし、重要度指数を算出。

3.回答者全員が「重要度大」と回答すれば指数は100、全員が「なし」と回答すれば指数は0となる。

4.前回調査は1997年 47

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48.不登校児童生徒の割合

高止まりする不登校児童生徒数。

1991年 92年 93年 94年 95年 96年 97年 98年 99年 2000年 2001年 2002年

小学校 12,645 13,710 14,769 15,786 16,569 19,498 20,765 26,017 26,047 26,373 26,511 25,869

中学校 54,172 58,421 60,039 61,663 65,022 74,853 84,701 101,675 104,180 107,913 112,211 105,383

計 66,817 72,131 74,808 77,449 81,591 94,351 105,466 127,692 130,227 134,286 138,722 131,252

不登校児童生徒の割合(平成14年度)小学校 0.36% 280人に1人中学校 2.73% 37人に1人計 1.18% 85人に1人

(備考)1.文部科学省「文部科学白書」(2003年度)により作成。

48

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中高一貫教育校設置数の推移

2938

54

10

15

26

49

6815

18

31

66

2

41

7

9

4

17

51

73

118

152

0

50

100

150

200

1999 2000 2001 2002 2003 2004 (年)

(校)

連携型 併設型 中等教育学校 計

49.中等教育の多様化の進展

中高一貫教育校が急増。

(備考)1.文部科学省ホームページにより作成。2.中高一貫教育設置数とは、中高一貫教育制度の導入後に学校教育法に基づき指定された

国公立・私立校の合計数。

49

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50.地域の文化活動の振興に関する要望

多様化する文化振興へのニーズ。

(備考)内閣府「文化に関する世論調査」(2003年)により作成。

50

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51.情報通信と生活

着実に伸び続けるインターネット利用者。

200320022001200099981997

(備考)1.総務省「情報通信白書」(2004年版)により作成。2.上記のインターネット利用人口は、パソコン、携帯電話・PHS・携帯情報端末、ゲーム機・TV機器等

のうち、一つ以上の機器から利用している6歳以上の者が対象。3.平成15年末の我が国の人口普及率(60.6%)は、本調査で推計したインターネット利用人口7,730万人

を、平成15年末の全人口推計値1億2,752万人(国立社会保障・人口問題研究所『我が国の将来人口推計(中位推計)』で除したもの(全人口に対するインターネット利用人口の比率)。

4.平成9~12年までの数値は「情報通信白書(平成12年までは通信白書)」より抜粋。平成13年末、14年末の数値は、通信利用動向調査の推計値。

5.推計においては、高齢者及び小中学生の利用増を踏まえ、対象年齢を年々拡げており、平成12年末以前の推計結果については厳密に比較できない。(平成11年末までは15~69歳、平成12年末は15~79歳、平成13年末から6歳以上。

51

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52.地方財政計画を通じた財源保障(2004年度)

大幅な財源不足と高い公債依存度。

8.4兆円

交付税決定率分 等12.7兆円

交付税一般会計加算 4.2兆円

臨時財政対策債 4.2兆円

投資的経 費

21.3兆円

単独

13.5兆円

補助等7.8兆円

補助10.1兆円

単独11.8兆円

一般行政経 費

21.9兆円

給与関係経費

23.0兆円

公債費

13.7兆円

その他 4.8兆円

地方税等

34.6兆円

地方債10.0兆円

その他 6.9兆円

国庫支出金12.1兆円

地方交付税等

21.1兆円

地方交付税等

21.1兆円

地方財政計画(2004年度)

歳 出84.7兆円

歳 入84.7兆円

(備考)1.財務省「地方財政関係資料」により作成。2.一般行政経費(単独)は、国庫補助負担金の見直しに伴う一般財源化による増分を含む。

52

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53.地方財政

地方及び交付税特会の借入金残高は毎年増加。

66 67 7079

91

106

125

139150

163174

181188

193199 204

3 2 1 2 4 712 15 17 21

3038 43 47 49 50

0

50

100

150

200

250

89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 0 1 2 3 4 (年度)

(兆円)

地方の借入金残高

交付税特会借入金残高

(備考)財務省「地方財政関係資料」により作成。

53

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54.都市と地方の再構築

主要先進国と較べて少ない東京の公園面積。

(2003.8現在)

(備考)都市再生本部ホームページにより作成。

54

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55.地域再生

地域の自発的な取り組みによる地域活性化。

観光立国行動計画

○ビジット・ジャパン・キャンペーンの推進

○一地域一観光運動

地域再生推進のためのプログラム

魅力あふれる観光のまちづくり親切・快適な観光設備の整備

創意工夫を活かしたイベント推進

地域の資源を活かした農山村づくり都市住民との交流

多様なニーズに対応したまちづくり市民の手によるまちづくり

支援措置141件

観光を活かした独創性あふれる地域づくり○町民一人一人が参加して、まちの雰囲気づくり。観光客100万人が訪れるまちに。(兵庫県出石町)

○地域の農家が協力して、農業体験を核としたグリーン・ツーリズムを推進。(長野県飯田市)

外国人旅行者の

来訪促進

(備考)内閣府「ここまで進んだ小泉改革[経済構造改革の生活進捗状況]」(2004年4月)より作成。 55

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56.刑法犯の認知・検挙状況の推移(1982~2002年)

検挙率が約20年間で64.2%(1985年)から20.8%(2002年)まで低下。

0

50

100

150

200

250

300

82年 85年 88年 91年 94年 97年 00年

(認知件数(万件))

0.0%

10.0%

20.0%

30.0%

40.0%

50.0%

60.0%

70.0%

(検挙率)認知件数(件) 検挙率

64.2%

20.8%

(備考)警察庁「警察白書」(2003年版)により作成。

56

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57.世界の人口見通し

世界の人口は2030年には81億人に増加。

1.2

1.3

14.5

12.8

14.2

10.2

19

12.5

4.1

3.2

6.9

7.3

4.7

3.5

14.0

8.0

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90

2030年(中位推計)

日本 中国 インド アジア アメリカ ヨーロッパ 南米 アフリカ ロシア その他

2000年 61億人

81億人

(億人)

0.4

1.5

1.5

1.2

(備考)1.United Nations“World Population Prospects The 2002 Revision”により作成。2.「アジア」とは日本、中国、インド以外のアジア諸国・地域。

57

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58.世界経済と世界貿易の長期的な動向

過去20年間で世界の実質GDPは約1.8倍、世界貿易量は約2.8倍に拡大。

(備考)1.実質GDP(1995年価格)は世界銀行“World Development Indicators 2004”、

貿易数量はWTO“International Trade Statistics”により作成 。

2.貿易は商品貿易のみでサービス貿易を含まない。

0

50

100

150

200

250

300

1980 1985 1990 1995 2000

貿易数量 (年平均増加率4.8%)

(1980年=100)

世界GDP (年平均成長率2.8%)

(年)

58

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59.世界経済成長率見通し

世界経済の今後10年間の成長率は年率3%程度の見通し。

(単位:年率%)

  1981-1990 1991-20002003-2015(見通し)

世界 3.0 2.6 3.1

高所得国 3.1 2.5 2.6アメリカ 3.2 3.2 3.1日本 4.1 1.3 1.6ユーロ圏 2.3 2.0 2.3アジアNIEs 7.4 6.1 4.7

中低所得国 2.6 3.2 4.6アジア 6.8 7.0 6.0

東アジア・太平洋 7.3 7.7 6.2南アジア 5.7 5.2 5.4

ラテンアメリカ 1.1 3.3 3.6ヨーロッパ・中央アジア 1.7 -1.7 3.6中東・北アフリカ 2.5 3.2 3.3サブサハラアフリカ 1.7 2.2 3.7

(備考)1.世界銀行“Global Economic Prospects 2003”により作成。

2.1995年価格及び為替レートに基づく見通し。59

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(備考)1.OECD「2020年の世界経済」(1997年)により作成。

2.1992年基準の購買力平価による米ドル換算。

3.非OECD5大国は、中国、インド、ブラジル、ロシア、インドネシア。

4.高成長シナリオ:貿易・投資の自由化と国内の規制改革が持続的にさらに進展すると仮定。

低成長シナリオ:貿易・投資の自由化が進展せず、規制改革(財政健全化、構造政策等)の進展も遅々としたものにとどまると仮定。

5.中国(香港を含む)の1995~2020年の平均成長率は、高成長シナリオでは8%、低成長シナリオでは5.6%と見込まれており、

これをもとに内閣府にて非OECD5大国のシェアを中国とそれ以外(ブラジル、インド、インドネシア、ロシア)に分割。

 

1995年:32兆ドル

アメリカ20%

欧州OECD諸国22%

その他非OECD諸国

23%

中国9%

非OECD4大国12% 太平洋OECD

諸国6%

日本8%

2020年高成長シナリオ:106兆ドル

その他非OECD諸国

31%

非OECD4大国17%

太平洋OECD諸国

5%

日本5%

アメリカ11%

中国19%

欧州OECD諸国12%

2020年低成長シナリオ:72兆ドル

太平洋OECD諸国

7%

欧州OECD諸国16%

その他非OECD諸国

26%

非OECD4大国14%

日本6%

アメリカ15%

中国16%

60.2020年の世界経済(GDPの規模と主要国・地域のシェア)

世界経済において非OECD諸国のGDPのシェアが高まる見込み。

60

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61.2020年の世界貿易

世界貿易でも非OECD諸国のウェイトが高まる見込み。

(備考)1.OECD「2020年の世界経済」(1997年)により作成。

2.1992年基準の購買力平価による米ドル換算。

3.非OECD5大国は、中国、インド、ブラジル、ロシア、インドネシア。

4.高成長シナリオ:貿易・投資の自由化と国内の規制改革が持続的にさらに進展すると仮定。

低成長シナリオ:貿易・投資の自由化が進展せず、規制改革(特に財政健全化、構造政策等)の進展も遅々としたものにとどまると仮定。

1995年:3兆8000億ドル

OECD域内46%

OECD-非OECD5大

国13% 非OECD域

内10%

OECD-その他非

OECD諸国31%

2020年高成長シナリオ:13兆2000億ドル

OECD-その他非

OECD諸国33%

非OECD域内22%

OECD域内29%

OECD-非OECD5大

国16%

2020年低成長シナリオ:8兆7000億ドル

OECD-非OECD5大

国16%

OECD-その他非

OECD諸国32%

非OECD域内17%

OECD域内35%

61

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62.主要地域間貿易動向

世界貿易においてアジアの比重が高まっている。

(備考) IMF"Direction of Trade Statistics"、台湾統計局ホームページにより作成。

 

アジアEU

米国

 

 

アジアEU

(2000年)

日本

米国

日本

(1981年)

409.1 615.9

319.

72.8

207.9

198.0

239.1

274.0

366.6

366.9

428.5 276.71645.9(2.7倍)

2140.9(5.2倍)

645.4(3.1倍)

413.0(5.7倍)

784.6(4.0倍)

1440.1(4.5倍)

1333.1(4.8倍)

3144.2(7.3倍)

1684.3(4.6倍)

1973.1(5.4倍)

1249.2 (5.2倍)

2193.1(8.0倍)

(単位:億ドル)

62

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63.中国の経済成長率と一人あたりGDPの推移

2003年の中国の一人あたりGDPは1000ドル超。

0

200

400

600

800

1000

1200

79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 (年)

(ドル)

0.0

2.0

4.0

6.0

8.0

10.0

12.0

14.0

16.0

18.0(%)

実質GDP成長率(右目盛り)

一人あたりGDP

一人あたりGDP(2003年) (単位:ドル)

アメリカ 37,388日本 34,010中国 1,094

(備考)IMF“International Financial Statistics”、中国国家統計局「中国統計年鑑」、「中国経済景気月報」、

世界銀行“World Development Indicators database”(2004年7月)により作成。

63

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64.世界の対内直接投資動向

90年代に入り、中国をはじめとするアジアへの直接投資が増加。

0

2000

4000

6000

8000

10000

12000

14000

16000

1980 1985 1990 1995 2000

0

100

200

300

400

500

600

アメリカ EU15 アジア その他 中国(右目盛り)

(億ドル) (億ドル)

(年)

(備考)1.UNCTAD“FDI database”により作成。

2.日本は「その他」に含まれる。

64

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65.対日直接投資残高の推移及び対内直接投資残高(GDP比)の国際比較

対日直接投資残高は増加傾向にあるものの、対GDP比で国際比較すると各国に比べ非常に小さい。

対内直接投資残高/GDP比の国際比較

2.0

19.2

40.9

25.7

33.0

38.3

0

5

10

15

20

25

30

35

40

45

日本 アメリカ イギリス ドイツ フランス オーストラリア

(%)

対日直接投資残高の推移

3.5 3.53.0

4.75.8

6.6

9.4 9.6

0.0

2.0

4.0

6.0

8.0

10.0

12.0

14.0

16.0

96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06

株式資本 再投資収益 その他資本 合計

(兆円)

(年末)

13.3

(備考)1.対日直接投資残高の推移は財務省・日本銀行「本邦対外資産負債残高統計」により作成。

2.2006年末の数字は総理施政方針演説より(平成18年末までの5年間で残高倍増を目指す)。

3.対内直接投資残高/GDP比はIMF“International Financial Statistics”により作成。

4.GDPは年平均の為替レートで換算。

5.アメリカ、フランス、オーストラリアのストックは時価(市場評価)評価、その他の国は簿価(取引価格)評価が原則。 65

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66.自由貿易ルール構築の流れ

枠組み合意(2004年8月1日)

(備考)農林水産省「経済連携(EPA)・自由貿易協定(FTA)をめぐる状況」により作成。66

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67.日本のEPA・FTAを巡る状況

日本においても、各国との協定締結に向けて交渉・検討が進んでいる。

(備考)農林水産省「経済連携(EPA)・自由貿易協定(FTA)をめぐる状況」により作成。67

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68.アジア太平洋地域の多国間枠組みとASEAN地域フォーラムの進展

経済、政治・安保等にかかる多数の重層的枠組みにより信頼醸成・地域安定化を推進。

アジア太平洋地域の多国間協力枠組み

ARF(ASEAN地域フォーラム)の目的・特色

○ 1994年から開始。

○ アジア太平洋地域における唯一の安全保障問題に関する政府間フォーラム

○ ①信頼醸成の促進、②予防外交の進展、③紛争へのアプローチの充実、という3段階(下記図表を参照)の過程を設定して、斬進的進展を指向

○ 全会一致を原則とし、自由な意見交換を重視

③紛争へのアプローチ

②予防外交の進展

①信頼醸成の促進

・各種セミナー・ワークショップの開催・安保対話・防衛交流の推進・国連軍日登録制度への参加推進

・国防政策ペーパーの自主的提出等

ARF三段階アプローチ

第5回閣僚会合(1998年7月)信頼醸成と予防外交の重複部分(ARF議長の役割の強化、専門家、著名人の登録の充実等)につき検討を開始することを合意

第8回閣僚会合(2000年7月)予防外交の概念と原則、ARF議長の役割の強化、専門家、著名人登録制度に関する3つのペーパーを採択

(備考):外務省「外交青書平成16年版」により作成。

68

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69.国際平和協力法等に基づく日本の活動実績

1990年代以降、国際平和協力活動等を実施。現在でもイラク・インド洋等で活動中。

(備考)外務省「外交青書平成16年版」、内閣府国際平和協力本部ホームページにより作成。

Indian Oceanインド洋(テロ対策特措法)

Iraqイラク(イラク支援特措法)

2003年12月~現在イラク支援特別措置法

2001年11月~現在テロ対策特別措置法

その他(特別措置法に基づく活動)

69

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70.国際社会で「日本の果たすべき役割」

「紛争解決等の国際平和協力」や「地球環境問題への取組み」が最も高い関心。

(備考)内閣府「外交に関する世論調査」(2003年10月)により作成。

70

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71.日米間の貿易

米国は日本にとって最大の輸出相手国。日本は米国の重要な輸出入相手国。

EU

15%アジア

34%

中国

12%

その他

9%米国

29%

カ ナダ

2%

中南米

4%

545,484

億円

カ ナダ

18%

メキシコ

11%

ASEAN

7%

中国

12%

日本

10% EU

19%

中南米

6%

その他

18%

12,571

億ドル輸送機械

39%

一般機械

21%

電気機器

17%

その他

12%

金属

3%

精密機器

3%

化学製品

6%

134,122

億円

米国

17%

EU

13%

アジア

24%

中国

20%

その他

23%

中南米

3%

カナダ

2%

443,620

億円

食料品

22%

その他

9%

精密機器

47%

鉱物性燃料

1%

金属

2%原料品

6%繊維製品

1%

化学製品

12%

68,250

億円

134,122億円

68,250億円

内訳

内訳

日本

日本

米国

2003年

日本の地域別輸出日本の地域別輸出 米国の米国の地域別輸入地域別輸入

カ ナダ

23%

EU

21%メキシコ

13%

その他

18%

中南米

7%

ASEAN

6%

中国

4%

日本

7% 7,247

億ドル

日本の地域別輸入日本の地域別輸入

(備考)外務省「日米経済関係」(2004年9月)により作成。 71

米国の米国の地域別輸出地域別輸出

米国

2003年

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72.日米間の直接投資

米国は、日本にとって最大の直接投資先であると同時に、最大の対日直接資国。

EU

26%

アジア

19%

米国

45%

カ ナダ

2%

その他

2%

太洋州

4%中南米

6%

3,359

億ドル 1,362億ドル

米国

41%

EU

41%

その他

9%

カ ナダ

4%

アジア

5%

898

億ドル

その他

11%

カ ナダ

8%

アジア大洋州

3%

中南米

4%

EU

62%

日本

12%

13,780

億ドル

その他

10%

カ ナダ

10%

アジア大洋州

13%

中南米

17%

EU

46%

日本

4%

17,889

億ドル

対日直接投資地域別残高対日直接投資地域別残高

対米直接投資地域別残高対米直接投資地域別残高

米国の対外直接投資地域別残高米国の対外直接投資地域別残高

日本の日本の対外直接投資地域別残高対外直接投資地域別残高

(備考)外務省「日米経済関係」(2004年9月)により作成。

20022002年末年末

20022002年末年末

72

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73.日米安全保障宣言と日米防衛協力のための指針

地球的規模の問題対処にとって日米安全保障条約に基づく協力が重要との共通認識。

日米安全保障共同宣言日米安全保障共同宣言(1996(1996年年44月月))

日米防衛協力のための指針日米防衛協力のための指針(1997(1997年年99月月))

○米国は、そのコミットメントを達成するため、核抑止力を保持するとともに、アジア太平洋地域における前方展開兵力を維持し、かつ、来援し得るその他の兵力を保持

○日米両国政府は、日本の防衛及びより安定した国際的な安全保障環境の構築のため、平素から密接な協力を維持○日米両国政府は、平素から様々な分野での協力を充実

平素から行う協力平素から行う協力

地球的規模での協力地球的規模での協力

地域における協力地域における協力

日米間の安全保障面の関係に基づく二国間協力日米間の安全保障面の関係に基づく二国間協力

日米同盟関係と相互協力及び安全保障条約日米同盟関係と相互協力及び安全保障条約○日米安全保障条約に基づく米国の抑止力は引き続き日本の安全保障の拠り所あることを確認○米国のプレゼンスの維持が、アジア太平洋地域の平和と安定の維持のために不可欠であることで意見が一致

○緊密な防衛協力が日米同盟関係の中心要素であることを認識した上で、緊密な協議を継続することが不可欠であることで意見が一致

○日米安保条約が日米同盟関係の中核であり、地球的規模の問題についての日米協力の基盤たる相互信頼関係の土台であることを認識

○アジア太平洋地域の安全保障情勢をより平和的で安定的なものとするため、協働でも個別に努力することで意見が一致

(備考)内閣官房「安全保障と防衛力に関する懇談会」資料により作成。73

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74.米軍のグローバルな配置状況とアジア太平洋地域における米国との二国間関係

日米安全保障体制は、地域安定創出のための重要な基軸として機能。

米国

日米安全保障条約

韓国

日本

フィリピン

オーストラリア

米韓相互防衛条約

米比相互防衛条約

99年「訪問米軍の地位に関する米比協定」

ANZUS条約86年以来、米国は

NZ防衛義務停止

中央アジアウズベキスタン、キルギスに米軍が駐留

タイコブラゴールド演習の実施

シンガポール03年、国防と安全保障に関する新

協定締結のための交渉入りに合意

現在:約10万人在日米軍在日米軍 約約4.24.2万人万人在韓米軍 約4万人洋 上 約1.6万人

1987年:約13万人1992年:約10万人

アジア太平洋正面

ヨーロッパ正面

1987年:約35万人1992年:約21万人

現在:約10万人

米軍の総兵力陸 軍 :約49万人海 軍 :約38万人空 軍 :約37万人海兵隊:約17万人総計 :約141万人

イラクの自由作戦、不朽の自由作戦に約15万人が展開

(備考)内閣官房「安全保障と防衛力に関する懇談会」資料、CIA" The World Fact Book”により作成。 74

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75.ソフトパワーとハードパワーの比較

他国を軍事的・経済的に支配しようとする力であるハードパワーに対し、ソフトパワーは他国を文化的に魅了する力。

誰と敵対しているか(敵の敵は味方)

誰とつながっているか(全ての主体が競争相手)

力関係の法則性

威圧する力、強制する力自発的に従う力力の効力

破壊する力、生産する力、物質的な力

魅力する力、co-optiveな力、知の力

力の特徴

軍事力、領土、資源、人口、経済力(生産能力)

文化力、経済力(イノベーション力)

力の源泉

ハードパワーソフトパワー

(備考)1.竹中平蔵、袖川芳之、フジタ未来経営研究所「ポストIT革命『ソフトパワー』日本復権への

道」(2001年)により作成。

2.ソフトパワーの提唱者であるジョセフ・ナイ教授(米ハーバード大学)は、ソフトパワーの特徴の一つ

として「co-optive power」(=互選力、取り込み力)を挙げている。 75

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76.主要国の外国人旅行者受入数及び論文発表・被引用頻度の国際比較

我が国の外国人旅行者受入れ者数は諸外国に比べると著しく少ない。我が国の論文発表数及び被引用頻度は、米国に比べると著しく少ない。

主要国の論文発表・被引用頻度

0

10

20

30

40

50

60

0 10 20 30 40 50 60

(発表数シェア、%)

(引用頻度シェア、%)

米国

日本(発表数9.8%、被引用数8.1%)

イギリス

ドイツ

フランス

主要国の外国人旅行者受入数

4,9504,550

3,910

3,320

480

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

7,000

8,000

フランス スペイン 米国 イタリア 中国 日本

7,650(万人)

日本は35位(約4,772,000人)

(備考)1.外国人旅行者受入数は世界観光機関(WTO)「2001年国際観光概観」により作成。

2.論文発表・被引用頻度は科学技術庁「平成12年版科学技術指標」により作成。

3.対象とされている論文は、自然科学及び工学のみの数値である。

4.論文発表及び被引用頻度は、それぞれの総数に占める各国のシェア。 76

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77.二酸化炭素の国別排出量

全世界の二酸化炭素排出量のうち、米国のみでその4分の1を占める。中国も全世界の10分の1以上を占める(2000年)。

中国12.1%

日本5.2%

アメリカ24.4%

その他25.3%

カナダ1.9%

韓国1.9%

オーストラリア1.5%

ロシア6.2%

EUその他4.0%

メキシコ1.8%

ドイツ3.4%

インド4.7% サウジアラビア

1.6%

イタリア1.9% イギリス

2.5%

フランス1.6%

EU13.4%

アジア25.5%

北米28.1%

全世界のCO2排出量

230億トン(二酸化炭酸換算)

77(備考)環境省「STOP THE 温暖化」(2004年)により作成。

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78.世界の二酸化炭素排出量等並びに気候温暖化による気温上昇及び海面上昇の予測

人口増加等に伴い、世界の二酸化炭素排出量・濃度は上昇し続け、地球表面の気温は上昇しつづける。また、降水量の増大などにより海面が上昇する。

0.0

0.5

1.0

1.5

2.0

2.5

3.0

3.5

4.0

1990 2020 2050 2080

(気温上昇、℃)

0

50

100

150

200

250

300

350

400

450

1990 2020 2050 2080

(海面上昇、mm)

0

5

10

15

20

25

30

2000 2030 2060 2090

(CO2排出量、PgC/年)

ケース①

300

400

500

600

700

800

900

2000 2030 2060 2090

(CO2濃度、ppm)

ケース②

(備考)1.IPCC「Climate Change 2001」により作成。

2.各ケースの前提

ケース①:2100年の人口を約150億人と想定し、技術進歩が相対的に進まないケース。このため、化石燃料の

依存度が低下せず、温室効果ガスが高水準で推移する。

ケース②:2100年の人口を約100億人と想定し、技術進歩が相対的に進むケース。代替エネルギーの依存度が

高まり、温室効果ガスの伸びはケース①よりは低い。 78

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79.日本の海抜ゼロm以下の地域の人口・面積の推計

100年後には、現在と比べて世界の気温は2~4℃上昇。気温が2℃上昇すると北極や南極の氷が溶け海水面が50cm程度上昇。これにより、海抜ゼロm以下となる地域は大きく拡大。

0 10 0 2 0 0 3 0 0

海 面 が 5 0 c m上 昇 し た 場 合

現 状

人 口

( 万 人 )

0 4 0 0 8 0 0 1 2 0 0 1 6 0 0

海 面 が 5 0 c m上 昇 し た 場 合

現 状

面 積

( 平 方 k m)

(備考)国土庁「国土の未来像-生活者の視点からみた21世紀の国土-」(2000年12月)により作成。

79

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80.世界の一次エネルギー需要見通し及び石油の供給見通し

2030年の世界の一次エネルギー需要は、主に中国を中心にアジアで増加することから、2000年の1.7倍に。2030年でも主要エネルギー源は依然化石燃料。石油の供給は中東のシェア拡大、安定供給確保が重要課題。

0

10

20

30

40

50

60

70

2000 20300

20

40

60

80

100

120

140

160

2000 2030

世界の一次エネルギー需要見通し 石油の供給見通し

(石油換算億トン) (億トン)

(年) (年)

OECD(北米・欧州)

アジア(中国除く)

移行経済(ロシア等)

中 国

中南米

中東・アフリカ

91,79

152,67

36,04

57,69

非OPEC(非OECD)

非OPEC(OECD)

OPEC(中東)

その他

OPEC(非中東) 全体中

28.0%

全体中42.8%

(備考)International Energy Agency“World Energy Outlook 2002”により作成。

80

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81.穀物自給率の見通し

世界全体ではバランスしているが、途上国全体では低下する見込み。

101

124

10091

82

63

88

10295

100

138

110

8681

54

95 95 91

0

20

40

60

80

100

120

140

160

180

世界 先進国全体 移行国全体 途上国全体 途上国のうちサブサハラ 中東・北アフリカ 中南米 南アジア 東アジア

(%)

1997~1999 2030

(備考)1.FAO“World Agriculture : towards 2015/2030”により作成。

2.自給率は生産量を需要量で除したもの。81