本文中の表記について - roland...

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このたびは、BOSS ドクター・リズム・セクション DR-5 をお買い上げいただきまして、まことに ありがとうございます。 DR-5 は、従来のリズム・パターンだけではなく、ベース音やバッキングの音もパターンに記憶で きる、より発展した、リズム・マシンです。 本機の優れた機能を十分にご理解いただき、末永くご愛用いただくために、この取扱説明書を良く お読みくださるようお願い申し上げます。 1 1993 ボス 本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転写することを禁じます。 本文中の表記について するボタンを各 ボタン(また ボタン パネル) に印 されている して います。 【例】 スタッカート・キー: [STACC] スタート・キー: [START] カーソル・キー: [<] [>]

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  • このたびは、BOSS ドクター・リズム・セクション DR-5 をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。DR-5 は、従来のリズム・パターンだけではなく、ベース音やバッキングの音もパターンに記憶できる、より発展した、リズム・マシンです。本機の優れた機能を十分にご理解いただき、末永くご愛用いただくために、この取扱説明書を良くお読みくださるようお願い申し上げます。

    1

    1993 ボス本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転写することを禁じます。

    本文中の表記について

    本書では、操作で使用するボタンを各ボタン(またはボタン上部のパネル)に印刷されている文字や記号で表しています。

    【例】スタッカート・キー: [STACC]スタート・キー: [START]カーソル・キー: []

  • ■使用上の注意 .............................................4■DR-5 の主な特長........................................5■各部の名称.................................................6【フロント・パネル】..............................................6【リア・パネル】.....................................................7【サイド・パネル】..................................................7【ディスプレイ】.....................................................8

    【1】演奏前の準備 ......................................1-21.接続のしかた....................................................1-22.電池の入れ方....................................................1-33.電源の投入........................................................1-4

    【2】デモ・ソングを聴いてみよう .............1-5【3】パターンを聴いてみよう ....................1-6

    1.パターン・プレイ.............................................1-62.テンポの調節....................................................1-73.トラックのミュート .........................................1-7

    【4】キー・パッドを叩いて音を鳴らしてみよう...................................1-8

    1.キットの切り換え.............................................1-82.トラックの切り換え .........................................1-93.アクセント......................................................1-104.フレット・シフト...........................................1-115.開放弦の音を鳴らす(開放弦キー)..............1-126.音を短く切る(スタッカート) .....................1-137.音を長く伸ばす(テヌート).........................1-13

    【1】パターン作成の進め方........................2-2【2】DR-5 の構成(モードの構成)...........2-3

    [モードの切り換えかた] ..........................................2-3

    【3】数値(設定値)を変えるには .............2-4【4】キットとは? ......................................2-6

    [キットの切り換え方] ..............................................2-6

    【5】キー・パッドの使いかたについて......2-7[ドラム演奏のしかた] ..............................................2-7[メロディー演奏のしかた].......................................2-7[コード演奏のしかた] ..............................................2-7

    【1】パターン・ライトの操作 ....................3-21.パターン・ライトの初期設定...........................3-4[設定のしかた] .....................................................3-5

    2.演奏しながら入力する......................................3-6(リアルタイム・ライト)[ 入力中に間違えた場合 ] ........................................3-6

    3.音符を 1 つずつ入力する..................................3-7(ステップ・ライト)

    4.コードを入力する.............................................3-95.入力した音のピッチやアクセントなどを変更する .....................................................3-10(ステップ・エディット・モード)

    【2】パターン・ライトに便利な機能........3-121.パターンの消去...............................................3-122.パターンのコピー...........................................3-133.パターン・トランスポーズ.............................3-144.スウィング......................................................3-155.タイミング・シフト .......................................3-176.メトロノームの設定を変える.........................3-18

    【3】 パターン・ライトの具体例..............3-191.ドラム・パターンの入力(ステップ・ライト)........................................................................3-19

    2.ベース・パターンの入力(リアルタイム入力)........................................................................3-21

    3.コード・バッキングの入力(ステップ入力/コード入力機能を使う) .......................................3-22

    【1】ソング・ライトの操作........................4-21.ソング・ライトの初期設定...............................4-2[設定のしかた] .....................................................4-2

    2.リアルタイム・ライト......................................4-43.ステップ・ライト.............................................4-5

    【2】ソング・ライトに便利な機能 .............4-71.ソング・データの消去(ソング・クリアー)..4-72.ソング・データのコピー(ソング・コピー)..4-83.パートの削除(パート・デリート)................4-94.パートの挿入(パート・インサート)...........4-10

    第1章 演奏してみよう

    第2章 DR-5 の概要(パター

    ンを作成する前に)

    第3章 パターンの作成

    (パターン・ライト)

    第4章 ソングの作成

    (ソング・ライト)

    2

    ■目次

  • 【1】ソング・プレイ...................................5-21.コンティニュー・プレイ..................................5-32.ソング・チェイン.............................................5-3[設定のしかた]...........................................................5-3

    3.区間リピート....................................................5-4〈リピートのさせかた〉...........................................5-4〈リピート・ポイントの設定のしかた〉 .................5-4

    【2】スペシファイド・パターン・チェンジ............................................................5-7

    1.構成...................................................................5-72.設定のしかた....................................................5-73.操作のしかた....................................................5-9

    【1】インストゥルメントの音色修正..........6-21.音色パラメーターについて...............................6-22.エディットのしかた .........................................6-8

    【2】キットのコピー...................................6-9

    【1】コード・タイプを変更する.................7-2(コード・アサイン)

    【2】オリジナルのコードを定義する..........7-4(エディット・コード)

    【3】オリジナル・コードの使いかた..........7-6

    【1】ギター入力時に使う機能について......8-2【2】ギターを接続して練習する.................8-3【3】チューナー機能...................................8-5【4】ギターでパターンを入力する .............8-6

    【1】MIDI について.....................................9-21.MIDI 情報のやりとり........................................9-2

    MIDI 端子について ..................................................9-2

    MIDI チャンネル......................................................9-2

    2.DR-5 で扱う主な MIDI 情報..............................9-3MIDI チャンネルごとに扱う情報.............................9-3

    (チャンネル・メッセージ)

    ノート・ナンバーについて .....................................9-4

    ベロシティーについて ............................................9-4

    MIDI チャンネルに関係なく扱う情報 .....................9-5

    (システム・メッセージ)

    [MIDIインプリメンテーション・チャート] .............9-5

    【2】同期演奏..............................................9-61.接続のしかた....................................................9-62.シンク・モードの設定......................................9-63.テンポ表示について .........................................9-7

    【3】MIDI 音源として使う/外部 MIDI 機器を鳴らす......................9-8

    1.パラメーターについて......................................9-82.設定のしかた..................................................9-11

    【4】エクスクルーシブ情報を使ったデータの転送 ....................................9-13

    1.送信(バルク・ダンプ)................................9-132.受信.................................................................9-14

    【1】フット・スイッチの設定 ..................10-2【2】フレット・シフト量の設定...............10-3【3】メモリー残量の確認..........................10-4【4】すべてのパターンの消去 ..................10-4【5】すべてのソングの消去......................10-5

    【1】工場出荷時の設定に戻すには ...........11-2(イニシャライズ)

    【2】エラー・メッセージ一覧 ..................11-3【3】故障と思う前に.................................11-5【4】工場出荷時のキットの設定...............11-7【6】ブランク・チャート..........................11-8ローランドのエクスクルーシブ・メッセージ

    について..........................................11-11MIDI インプリメンテーション ...............11-13MIDI インプリメンテーション・チャート .........................................11-19

    主な仕様.................................................11-20索引 ........................................................11-21

    第5章 作成したソングや

    パターンの演奏

    第6章 オリジナル・キット

    を作る

    第7章 コード機能の使い方

    第8章 ギター入力の使い方

    第9章 外部MIDI機器

    との接続

    第10章 その他の機能

    第11章 資料編

    3

    目次

  • 電源について●他の機器と接続する際は、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐため、必ずすべての機器の電源をオフにしてください。

    ●雑音を発生する装置(モーター、調光器など)や消費電力の大きな機器とは、別のコンセントをご使用ください。

    ●ACアダプターは、必ずAC100Vの電源でご使用ください。●ACアダプターをコンセントから抜く場合は、電源コードの断線やショートによる危険防止のため、必ずプラグを持ってください。

    ●長時間使用しない場合は、ACアダプターをコンセントから抜いてください。

    ●本機は消費電流が大きいため、ACアダプターのご使用をお薦めしますが、電池をお使いになる場合はアルカリ電池をご使用ください。

    ●電池のセットや交換の際は、必ず“電池の交換について”にしたがって行なってください(→P. 1-3)。

    設置について●次のような場所でのご使用や保存は、故障の原因となりますので、ご注意ください。

    ○温度が極端に高い場所(直射日光の当たる場所、暖房器具の近く、発熱する機器の上など)

    ○水気の近く(風呂場、洗面台、濡れた床など)や湿度の高い場所

    ○ホコリの多い場所○振動の多い場所●本機の近くにパワー・アンプなどの大型トランスを持つ機器がある場合、ハム(うなり)を誘導することがあります。その場合は、本機との間隔や方向を変えてください。

    ●テレビやラジオの近くで本機を動作させると、テレビ画面に色ムラが出たり、ラジオから雑音が出ることがあります。このような場合は、本機を遠ざけてご使用ください。

    ●直射日光の当たる場所や、発熱する機器の近く、締め切った車内などに放置しないでください。変形、変色することがあります。

    お手入れについて●通常のお手入れは、柔らかい布で空拭きするか、堅く絞った布で汚れを拭き取ってください。汚れが激しいときは、中性洗剤で汚れを拭き取ってから、必ず柔らかい布で空拭きしてください。

    ●変色や変形の原因となるベンジン,シンナー及びアルコール類は、絶対にご使用にならないでください。

    修理について●当社では、この製品の補修用性能部品(製品の機能を維持するために必要な部品)を、製造打切後6年間保有しています。この部品保有期間を修理可能の期間とさせていただきます。保有期間が経過した後も、故障箇所によっては修理可能の場合がありますので、お買い上げ店、または最寄りのローランド・サービスにご相談ください。

    その他の注意について●本機に強い衝撃を与えないでください。●本機に異物(硬貨や針金など)、または液体(水、ジュース、酒など)を入れないように注意してください。

    ●ディスプレイを強く押したり、叩いたりしないでください。●本機に異常や故障が生じた場合は直ちに使用を中止し、お買い上げ店、またはローランド・サービスにご連絡ください。

    ●感電や故障の原因となりますので、本体を分解したり、改造しないでください。

    メモリー・バックアップについて●本体内には、電源オフ後も記憶した内容を保持するための電池を装備しています。5年を目安に交換してください(電池の寿命は使用条件によって異なります)。交換の際は、必ずローランド・サービスにご相談ください。

    ●電池が消耗してくると、ディスプレイに次のように表示されます。電池が消耗してしまうと記憶した内容が失われますので、早めに交換してください。

    “BATT Low!”

    ●修理に出される場合や万一異常な動作をしたときには、記憶した内容が失われることがあります。大切なデータは、他のMIDI機器(シーケンサーなど)に保存するか、データをメモしておいてください。修理の際のデータ保存には細心の注意を払っておりますが、メモリー部の故障などでデータが復元できない場合はご容赦ください。

    電池の交換について●新しい電池と一度使用した電池や、違う種類の電池を混ぜて使用しないでください。

    ●電池の+と-をまちがわないように入れてください。●長時間ご使用にならない場合は、電池の液もれによる損傷を防ぐため、電池を取り出しておいてください。

    ディスプレイのコントラストについて●本機のディスプレイは、真上より手前側から見たとき最もはっきり見えるよう設計されています。真上から見ると表示が薄い場合があります。

    • MIDIは社団法人音楽電子事業協会(AMEI)の登録商標です。• 取扱説明書の英語版(有料)をご希望の方は、販売店にお問い合わせください。If you should require an English Owner's Manual (at amodest fee), please contact an authorized Rolanddistributor.

    ■使用上の注意

    4

  • ■DR-5 の主な特長

    ●高品位なドラム音に加えて、ベース、ギターの音色など 256 種類のインストゥルメントが内蔵されています。ですから、これ1台でベース、ギターを含めたリズム・セクションがカバーできます。ロック、ジャズからラテン、ラップまで、さまざまなジャンルの音楽に対応できます。

    ●あらかじめ用意された200種類のプリセット・パターンに加えて、最大で200種類の独自のパターン(プログラマブル・パターン)を作ることができます。さらに、これらを組み合せて、最大で20種類のソングを作ることもできます。

    ●キー・パッドがギター、ベースのフレット状に配列されているため、ギタリスト、ベーシストには、より簡単にメロディー入力ができます。

    ●スペシファイド・パターン・チェンジ機能を搭載しており、フィル・インにも対応しています。ソングを作らなくても、プリセット・リズム・マシンのように、楽曲の伴奏用としても使うことができます。

    ●専用のフット・スイッチを接続すれば、パネル上の各キーの機能( 2 系統まで)を足元で操作できます。

    ●ギター・アンプ・シミュレーション回路を内蔵しています。お手持ちのギターを GUITAR IN ジャックに接続すれば、DR-5と合奏することができます。

    ●エクスターナル・ピッチ機能を搭載しています。ギターの演奏によってDR-5の音を鳴らしたり、パターンを作成したりすることができます。

    ●チューナー機能を搭載しています。ギターのチューニングができます。

    ●コード入力機能を搭載しています。カッティングのパターンなども簡単に入力することができます。また、コード・ブックとしても使用できます。

    ●電池駆動が可能です(単三乾電池:6本)。使用するのに場所を選ばず、持ち運びに便利です。

    5

  • ■各部の名称

    【フロント・パネル】

    6

    CHORD

    KIT

    TRACKSEL

    EXIT

    ENTER

    TEMPO/DATA

    REAL/STEP

    TEMPO

    BWD FWDRESET

    TYPEASGN

    VARASGN

    ON/OFF

    START STOP

    TENUTO STACCACC1 ACC2

    FRET

    TIE

    REPEAT

    SHIFTERASE

    M7 6 add9 M7(9) 6(9)

    m7 m6 m7(9) m6(9) m7-5

    9 sus4 7sus4 aug dim

    D# E F F# G

    A# B C C# D

    F F# G G# A

    M

    m

    7

    D

    A

    E

    SONG PTN PAD MIDI UTIL

    COPY DELETE TUNER TRANS

    REPT1 REPT2

    1 ABC 2 DEF 4 JKL

    6 PQR 7 STU 8 VXY 9 YZ/ 0 *.-

    TIMESHIFT

    FRET

    MODE

    ACCENT

    PITCH

    SELECTTRACK

    1 OFF2 3

    SONG PATTERN PAD MIDI UTILITY

    CHORD

    EXT

    1 2 3 4

    REC REPEAT EXIT ENTERTRACK3TRACK

    2TRACK

    1DRUM

    SONG

    KIT

    TEMPO

    EVENT

    PARTQUANTIZEPTN

    MEASNEXT PTNTIMING

    PAD

    PTN

    L(MONO) INPUT VOL FOOT SWGUITAR IN IN MIDI OUT DC IN 9V

    USE BOSS PSA ADAPTOR ONLY

    ON OFFPOWER

    PH

    ON

    ES

    VO

    LU

    ME

    MODE/FUNC

    EDITCHORD

    EXTPITCH GTR IN

    VAR

    FTO FTV

    5 MNO3 GHI

    Eb

    Bb

    Gb

    Gb

    Db

    Ab

    OUTPUT R+ -

    ディスプレイ (P. 8)キー・パッド (モード選択 /数字/開放弦キー) (P.1-8, 1-12, 2-3, 2-4)

    アクセント ・キー (P. 1-10) スタッカート

    ・キー (P. 1-13)

    フレット・シフト ・キー (P. 1-11)

    シフト・キー (P. 2-3)

    トラック・セレクト ・キー (P. 1-9)

    キット・セレクト ・キー (P. 1-8)

    カーソル・キー (P. 2-5)

    テンポ/データつまみ (P. 2-4)

    コード機能 キー (P. 7-1)

    ストップ・キー (P. 1-5)

    スタート・キー (P. 1-5)

    テンポ・インジケーター (P. 1-5)

    エグジット・キー (P. 3-12)

    エンター・キー (P. 3-12)

    リピート・キー (P. 5-4)

    テンポ・キー (P. 1-7)

    リアルタイム/ステップ ・ライト・キー (P. 3-6)

    タイ・キー (P. 3-3)

    バックワード / フォワード ・キー (P.3-7)

    リセット・キー (P. 1-5)

    テヌート ・キー (P. 1-13)

  • 7

    各部の名称

    【リア・パネル】

    【サイド・パネル】

    OP

    EN

    バッテリー・ケース

    電源スイッチ

    AC アダプター・ジャック

    MIDI コネクター (P. 9-6)

    フットスイッチ・ ジャック (P. 10-2)

    ギター・イン・ ジャック (P. 8-3)

    ギター・イン・ ボリューム (P. 8-3)

    アウトプット・ ジャック (P.1-2)

    ボリューム (P. 1-4)ヘッドホン・ジャック

  • 1. モード表示現在の状態が表示されます。

    2. アクセント表示ステップ・エディット時に、イベント (P.3-10) のアクセント

    が表示されます。

    3. コード・モード表示コード入力モードが ON になっているとき、点灯します。

    4. コード・ポジション表示/フレット番号コード・ポジション表示は、コード入力モードでコードが指

    定されたとき、そのポジション(押さえるフレットの位置)

    が点灯します。

    フレット番号は、コード入力モード時には指定されたコード

    のフレット番号を、それ以外のときは、現在、キー・パッド

    が第何フレットに対応しているかを番号で表示します。

    5. ピッチ表示ステップ・エディット時にはイベントのピッチが表示されます。

    チューナー機能使用時には、ギター・インから入力された音

    のピッチを表示します。

    6. エクスターナル・ピッチ表示エクスターナル・ピッチ機能がON になっているとき、点灯し

    ます。

    7. トラック・セレクト表示現在選ばれているトラックを表示します。

    8. REC /区間リピート表示REC はソング、パターンのレコーディング・モード時に点灯

    します。REPEAT は区間リピート機能が ON になっていると

    きに点灯します。

    9. EXIT/ENTER 表示[EXIT]、[ENTER] キーが使えるときに点灯します。

    10. カーソル・インジケーターカーソル・キー( [] )が使用できる方向を表示します。

    11.ソング/パターン/キット・ナンバー

    ・ウィンドウソング・モードのときにはソング・ナンバー、パターン・モードのときにはパターン・ナンバー、キット・モードのときにはキット・ナンバーをそれぞれ表示します。

    12. テンポ/パッド/イベント・ナンバー

    ・ウィンドウテンポ・エディット・モード等のときにはテンポを、パッド・モード等のときにはパッド・ナンバーを、ステップ・エディット時にはイベント・ナンバーをそれぞれ表示します。

    13. パート・ナンバー/クォンタイズ/パター

    ン・ナンバー・サブ・ウィンドウメッセージ・ウィンドウの左上 3 桁の内容を示します。

    14. メジャー/ネクスト/タイミング・サブ・ウ

    ィンドウメッセージ・ウィンドウの右上 3 桁の内容を示します。

    15. メッセージ・ウィンドウパラメーターの内容等が表示されるウィンドウです。

    各部の名称

    【ディスプレイ】

    FRET

    MODE

    ACCENT

    PITCH

    SELECTTRACK

    1 OFF2 3

    SONG PATTERN PAD MIDI UTILITY

    CHORD

    EXT

    1 2 3 4

    REC REPEAT EXIT ENTERTRACK3TRACK

    2TRACK

    1DRUM

    SONG

    KIT

    TEMPO

    EVENT

    PARTQUANTIZEPTN

    MEASNEXT PTNTIMING

    PAD

    PTN

    1

    2

    3 4

    5

    6

    7

    8 9

    10

    11

    12

    13

    14

    15

    8

  • 第1章

    1-1

    演奏してみよう

  • 【1】演奏前の準備

    1.接続のしかた

    * 接続する前に、本体と接続する機器すべての電源がオフになっていることを確認してください。電源を入れたまま接続すると、スピーカーなどを破損することがあります。

    本機の機能を最大限に活かすためにも、ステレオ出力 (R/L) での使用をおすすめします。

    MIDI 端子への接続については 9-6 ページをごらんください。

    フット・スイッチ ( BOSS FS-5U など)

    AUX、LINE IN 端子へ

    ステレオ・セット、ラジカセなど

    モニター・スピーカー ( BOSS MA-12 など)

    ヘッドホン ( RH-20/80/120 など)

    AC コンセントへ

    AC アダプター (別売)

    OP

    EN

    1-2

  • 2.電池の入れ方

    * 単3電池(1.5V) が6本必要です。

    (1) 電源スイッチがオフになっていることを確認します。

    F1-2

    (2) リア・パネルのバッテリー・カバーをとりはずします。

    F1-3

    (3) バッテリー・ケースから電池を取り出し、+/-を間違えないようにして新しい電池を入れます。

    F1-4

    (4) バッテリー・カバーを閉めます。

    F1-5

    OP

    EN

    1.2.

    -+

    -+

    -+

    +-

    +-

    +-

    1.

    2.

    1-3

    【1】演奏前の準備

  • 3.電源の投入

    接続が終了したら、以下の操作で電源を入れてください。

    (1) 接続が正しくされているか、本体と接続機器の電源が切ってあるかを確認します。

    (2) DR-5 の電源を入れてから、アンプなどの電源をオンにします。

    F1-6

    (3) 音量を適当な音量に調節します。

    F1-7

    * 電源を切るときは、接続機器の電源をオフにしてから DR-5 の電源をオフにします。

    * 本機は回路保護のため、電源をオンしてからしばらくは動作しません。

    OP

    EN

    大 小

    1-4

    【1】演奏前の準備

  • 【2】デモ・ソングを聴いてみよう

    DR-5 には本機の特長を活かしたデモ・ソングが記憶されています。次の操作でデモ・ソングを聴いてみましょう。

    (1) ソング・モード(ソングを演奏する状態)にします。[SHIFT ERASE] を押しながら [SONG] を押して、“ SONG ”を表示させます。

    F1-8

    (2) TEMPO/DATA つまみで、演奏するソングを選びます。デモ・ソングは、ソング・ナンバー20に記憶されています。

    F1-9

    (3) [START] を押します。演奏がスタートします。テンポ・インジケーターが1拍ごとに点滅します。

    (4) [STOP] を押します。演奏がストップします。もう一度 [START] を押すと、ストップしたところから再び演奏がスタートします。(コンティニュー・プレイ)[RESET] を押してから [START] を押すと、曲の最初から演奏がスタートします。

    F1ー10* デモ・ソングを個人で楽しむ以外に権利者の許可なく使用することは、法律で禁じられています。

    MODE SONG

    SONG

    TEMPO

    PART MEAS

    001001Circus

    CircusMusic by

    Atsushi Hoshika

    Copyright ©

    1993 Roland

    星加敦史ローランドのエンジニア・スタッフのひとり。R-70 をはじめ、R-8、DR-550 の開発に携わる。さらに、R-5、R-8 のデモ・ソングも手掛けている。

    1-5

  • 【3】パターンを聴いてみよう

    DR-5 には200種類のプリセット・パターン(初めから記憶されている演奏)が記憶されています。次の操作でパターンを聴いてみましょう。

    1.パターン・プレイ

    (1) パターン・モード(パターンを演奏する状態)にします。[SHIFT ERASE] を押しながら [PTN] を押して、“ PATTERN ”を表示させます。

    F1-11

    (2) TEMPO/DATA つまみで、演奏させるプリセット・パターン(ナンバー 000~199)を選びます。パターン・ナンバーとパターン・ネームが画面に表示されます。(プログラマブル・パターンを演奏させるときは、ナンバー200~399を選びます。)

    F1-12

    (3) [START] を押します。演奏がスタートします。テンポ・インジケーターが 1 拍ごとに点滅します。

    演奏中に次のパターン・ナンバーを選ぶと、ネクスト・パターン・ナンバー(次に演奏されるパターン・ナンバー)とパターン・ネームが表示されます。現在のパターンに続いて、選んだパターンが演奏されます。

    F1-13

    (4) [STOP] を押します。演奏をストップさせます。もう一度 [START] を押すと、ストップしたところから再び演奏がスタートします。(コンティニュー・プレイ)[RESET] を押してから [START] を押すとパターンの最初から演奏がスタートします。

    MODE PATTERN

    TEMPO

    PTNPTN

    000PrePtn

    演奏させるパターン(ネーム)

    TEMPO

    PTNNEXT PTN

    PTN

    000001NxtPtn

    次に演奏するパターン(ネーム)

    1-6

  • 2.テンポの調節

    パターンを演奏するテンポを変更します。(設定範囲40~250)

    (1) [TEMPO] を押します。“TEMPO” が表示されます。

    F1-14

    (2) TEMPO/DATA つまみで、テンポを調節します。

    (3) テンポが決まったら [TEMPO] を押します。

    3.トラックのミュート

    ドラムやギターなど、DR-5 で演奏される各楽器の1つ1つの演奏(または音色)を「トラック」といいます。このトラックごとに、音をミュート(消音)できます。

    * トラックについての詳細は「【4】 2. トラックの切り換え」 (P. 1-9) をご覧ください。

    (1) ユーティリティー・モードにします。[SHIFT ERASE] を押しながら [UTIL] を押して、“ UTILITY ”を表示させます。

    F1-15

    (2) [] でページを切り換えて、“Mute” を表示させます。

    F1-16

    (3) TEMPO/DATA つまみで、ミュートするトラックを選びます。 ( DRUM / T1~3 )

    (4) [] でカーソルを移動させて、TEMPO/DATA つまみで ON/OFF を設定します。トラックをミュートする場合は“ON”、ミュートを解除する場合は“OFF”にしてください。

    TEMPO

    PTN

    Tempo£=120

    テンポ

    MODE UTILITY

    MuteT2:OFF

    1-7

    【3】パターンを聴いてみよう

  • 【4】キー・パッドを叩いて音を鳴らしてみよう

    DR-5 に内蔵されている楽器の音を、キー・パッドを叩いて鳴らしてみましょう。

    キー・パッドを叩くと、各キー・パッドに割り当てられた楽器音(インストゥルメント)、または、1つの楽器音でキー・パッドごとにピッチが変わって音が鳴ります。

    F1-17

    1. キットの切り換え

    叩くキー・パッドが同じでもキットを切り換れば、いろいろな違ったインストゥルメントを鳴らすことができます。

    キットとは、 DR-5 に内蔵されている256種類のインストゥルメントの中から 33 種類のインストゥルメントを選んで1つにまとめたものです。ドラム・セット、ベース、ギター、キーボードのような、1つのバンド形態のようなキットなどがあります。あらかじめプリセットされているキットが48種類(プリセット・キット)、自由に設定できるキット(ユーザー・キット)が16種類あります。

    F1-18キットについての詳細は、「第2章【4】キットとは?」 (P. 2-6) をごらんください。

    M7 6 add9

    m7 m6 m7(9)

    9 sus4 7sus4

    M

    m

    7

    SONG PTN PAD

    COPY DELETE TUNER

    REPT1 REPT2EDIT

    CHORD

    47

    1

    0

    インストゥルメント1

    インストゥルメント33

    プリセット・キット (0~47) ユーザー・キット(0 ~15)

    トラック

    15

    1

    0

    トラック 3インストゥルメント33

    トラック 2インストゥルメント32

    トラック 1インストゥルメント 31

    ドラム・トラック インストゥルメント1~30

    インストゥルメント1

    インストゥルメント33

    1-8

  • (1) [KIT] を押します。画面左に“KIT”と表示され、現在、キットの切り換え状態であることを示します。また、画面右下(メッセージ・ウインドウ)に“ KitSel ”(キット・セレクト)とキット・ネームが表示されます。

    F1-19

    (2) TEMPO/DATA つまみで、キット・ナンバーを選びます。(プリセット・キット / P00~47 、ユーザー・キット / U00~15 )

    (3) キットを選び終わったら、もう一度 [KIT] を押します。元の状態に戻ります。

    2. トラックの切り換え

    キット中には DRUM、TRACK1、TRACK2、TRACK3 の4つのトラックがあります。DRUM では各キー・パッドを使ってドラム演奏が、その他の TRACK ではメロディー演奏(またはコード演奏:P. 2-7)ができます。

    (1) [TRACK SEL] を押すごとに、DRUM、TRACK1、TRACK2、TRACK3 の4つのトラックが切り換わります。画面の「 TRACK SELECT 」の部分に、選んだトラック名が表示されます。

    F1-20

    KIT KitSelUsrKit

    キット・ネーム

    SELECTTRACK TRACK

    2

    1-9

    【4】キー・パッドを叩いて音を鳴らしてみよう

  • 3. アクセント

    1音ごとにアクセント(音の強弱)をつけることができます。

    アクセントのつけかたには、次の3段階があります。

    [ACC1] のみを押さえる[ACC2] のみを押さえる[ACC1] と [ACC2] の両方を押さえる (ACC3)

    このいずれかを押しながらキー・パッドを叩くと、叩いたキー・パッド(インストゥルメント、または音)にアクセントをつけることができます。

    F1-21

    アクセントの強弱は次のようになります。

    ACC3 < ACC2 < アクセントなし < ACC1[表示] 3 2 OFF 1

    STACCACC1 ACC2

    FRET

    M7 6 add9 M7(9) 6(9)

    m7 m6 m7(9) m6(9) m7-5

    9 sus4 7sus4 aug dim

    D# E F F# G

    A# B C C# D

    F F# G G# A

    M

    m

    7

    D

    A

    E

    SONG PTN PAD MIDI UTIL

    COPY DELETE TUNER TRANS

    REPT1 REPT2

    1 ABC 2 DEF 3 GHI 4 JKH 5 MNO

    6 PQR 7 STU 8 VXY 9 YZ/ 0 *.-

    TIMESHIFT

    EDITCHORD

    EXTPITCH GTR IN

    Eb Gb

    Bb

    Gb

    Db

    Ab

    TENUTO

    1-10

    【4】キー・パッドを叩いて音を鳴らしてみよう

  • 1-11

    【4】キー・パッドを叩いて音を鳴らしてみよう

    4. フレット・シフト

    ドラム以外のトラックでは、キー・パッドでメロディー演奏ができます。各キー・パッドがギターの指盤に相当します。音の高さを変えたいときは、各キー・パッドがギターの何フレットに相当しているかを変更します。(ギターのポジション移動のように考えてください)

    * キー・パッド上の音階の配列は、工場出荷時には一般的なギターのチューニングと同じになっています。(この配列はアライン(P. 6-6)の設定によって変更できます。)

    (1) DRUM 以外のトラックが選ばれているとき、 [] を押すとキー・パッドで鳴らす音の高さが変化します。一回押すごとに、設定されている フレット・シフト量だけ移動します。

    (例)現在11フレットになっていて、フレット・シフト量が7に設定されているとき

    F1-22-c

    フレット・シフト量の設定は「第 10 章 【2】フレット・シフト量の設定」(P. 10-3)をご覧ください。

    画面の右上には、1番左側の列が何フレットに対応しているかが表示されます。 (1~19)

    F1-22-A, B

    * [SHIFT] を押しながら [] を押すと、フレット・シフト量の設定に関係なく、1 フレット(半音)ずつ移動します。

    FRET

    FRET

    FRET FRET

    FRET

    M7 6 add9 M7(9) 6(9)

    m7 m6 m7(9) m6(9) m7-5

    9 sus4 7sus4 aug dim

    D# E F F# G

    A# B C C# D

    F F# G G# A

    M

    m

    7

    D

    A

    E

    SONG PTN PAD MIDI UTIL

    COPY DELETE TUNER TRANS

    REPT1 REPT2

    1 ABC 2 DEF 3 GHI 4 JKH 5 MNO

    6 PQR 7 STU 8 VXY 9 YZ/ 0 *.-

    TIMESHIFT

    ここを19フレットに設定した場合

    EDITCHORD

    EXTPITCH GTR IN

    Gb

    Db

    AbGb

    Eb

    Bb

    FRET

  • 5. 開放弦の音を鳴らす(開放弦キー)

    DR-5 はキー・パッドでピッチ(音の高さ)を鳴らし分けますが、開放弦のピッチ( E、A 、D 、G 、B 、E )を鳴らすこともできます。一番左にある6つの四角いキー・パッド(開放弦キー)で鳴らすことができます。

    F1-23

    この6つのキー・パッドに関しては、フレット・シフトをしてもピッチ(音の高さ)は変化しません。

    * DRUM トラックが選ばれているときは、開放弦キーを押しても音は鳴りません。

    M7 6 add9 M7(9) 6(9)

    m7 m6 m7(9) m6(9) m7-5

    9 sus4 7sus4 aug dim

    D# E F F# G

    A# B C C# D

    F F# G G# A

    M

    m

    7

    D

    A

    E

    SONG PTN PAD MIDI UTIL

    COPY DELETE TUNER TRANS

    REPT1 REPT2

    1 ABC 2 DEF 3 GHI 4 JKH 5 MNO

    6 PQR 7 STU 8 VXY 9 YZ/ 0 *.-

    TIMESHIFT

    開放弦キー

    EDITCHORD

    EXTPITCH GTR IN

    Gb

    Db

    AbGb

    Eb

    Bb

    1-12

    【4】キー・パッドを叩いて音を鳴らしてみよう

  • 6. 音を短く切る(スタッカート)

    1 音ごとに、音にスタッカートを付けることができます。

    F1-24

    [STACC] を押しながらキー・パッドを叩くと、パッドを押している時間にかかわらず、音を短く切ります。

    7. 音を長く伸ばす(テヌート)1 音ごとに、テヌートをつけることができます。

    F1-25

    [TENUTO] を押しながらキー・パッドを叩くと、パッドを押している時間にかかわらず、音を長く伸ばします。

    STACCACC1 ACC2

    FRET

    D# E F F# G

    A# B C C# D

    F F# G G# A

    D

    A

    E

    1 ABC 2 DEF 3 GHI 4 JKH 5 MNO

    6 PQR 7 STU 8 VXY 9 YZ/ 0 *.-

    TENUTO

    Eb

    Bb

    Gb

    Gb

    Db

    Ab

    STACCACC1 ACC2

    FRET

    D# E F F# G

    A# B C C# D

    F F# G G# A

    D

    A

    E

    1 ABC 2 DEF 3 GHI 4 JKH 5 MNO

    6 PQR 7 STU 8 VXY 9 YZ/ 0 *.-

    TENUTO

    Eb

    Bb

    Gb

    Gb

    Db

    Ab

    1-13

    【4】キー・パッドを叩いて音を鳴らしてみよう

  • 1-14

    MEMO

  • 第2章

    2-1

    DR-5 の概要(パターンを作成する前に)

  • 【1】パターン作成の進め方

    DR-5 を使って1曲を作成する場合、大きく分けて次の2つの作業が必要になります。

    ●パターン・ライト (P. 3-1)部分的な演奏パターンを作成します。音色ごとに音を鳴らすタイミングやピッチ(やコード)を1音ずつ指定するステップ・ライトと、メトロノームに合わせてキー・パッドを叩いたり、接続したギターを演奏したりして入力するリアルタイム・ライトの2通りがあります。

    ●ソング・ライト (P. 4-1)パターン・ライトで作成したパターンや、プリセットされたパターンを順番に並べて、1曲のソングを作ります。

    F2-2

    ステップ・ライト リアルタイム・ライト

    プログラマブル・パターン プリセット・パターン

    パターン・ライト

    ステップ・ライト リアルタイム・ライト

    ソング・ライト

    ソング

    2-2

  • 【2】DR-5 の構成(モードの構成)

    DR-5 には、パターンやソングを作ったり、音色をエディット(修正)したりするためのたくさんの機能があります。これらの機能は、次の5つのモードに分けて整理されています。

    ●ソング・モードソングの演奏、作成、編集をします。

    ●パターン・モードパターンの演奏、作成、編集をします。

    ●パッド・モード各キー・パッドにインストゥルメントを割り当てたり、インストゥルメントの鳴らし方を設定したりします。

    ●MIDI モード「外部 MIDI 音源を使用する」、「DR-5 を MIDI 音源として使う」、「作成した演奏データを外部シーケンサーなどに送信する」、などの場合にこのモードで設定を変更します。

    ●ユーティリティー・モードメトロノーム、フットスイッチ、トラックのミュート、フレット・シフトの設定を変えたり、メモリーの残量(あとどのくらいソングやパターンが記憶できるか)を確認したりします。

    [モードの切り換えかた]

    演奏がストップしている状態で、 [SHIFT ERASE] を押しながらモード・ボタン( [SONG] / [PTN] / [PAD]/ [MIDI] / [UTIL] :キー・パッドの一番上の列)のいずれかを押します。

    2-3

  • 【3】数値(設定値)を変えるには

    パターンやソングを選ぶときのように、ナンバーの選択やパラメーターの値を設定するときには、TEMPO/DATA つまみか、数字/英文字/記号ボタンを使います。

    ●TEMPO/DATA つまみ値を大幅に変えるときに使います。つまみを回す速さに応じて、値が連続的に変化します。

    ●数字/英文字/記号ボタン(キー・パッドの下2列)数値や文字、記号を、直接指定するときに使います。

    [SHIFT ERASE] を押しながら数字/英文字/記号ボタンを押すと、値が入力されます。

    また、パターン・ネーム (P. 3-4) やソング・ネーム (P. 4-2) など、文字の入力をするときには、ボタン上の英文字/記号も選べます。

    [SHIFT ERASE] を押しながら1つの数字/英文字/記号ボタンを押すたびに、次のように切り換わります。

    (例)一番左の列の下から2番目のキー・パッドの場合

    F2-3押すごとに、1 → A → B → C → a → b → c の順で切り換わります。

    各モードは、複数のページ(画面)で構成されています。また、現在のページの内容は、画面右下のメッセージ・ウィンドウに表示されます。

    F2-3-a

    SHIFTERASE

    A# B C C# D

    F F# G G# A

    A

    E

    1 ABC 2 DEF 3 GHI 4 JKH 5 MNO

    6 PQR 7 STU 8 VXY 9 YZ/ 0 *.-

    Bb

    Gb

    Db

    Ab

    FRET

    MODE

    ACCENT

    PITCH

    SELECTTRACK

    1 OFF2 3

    SONG PATTERN PAD MIDI UTILITY

    CHORD

    EXT

    1 2 3 4

    REC REPEAT EXIT ENTERTRACK3TRACK

    2TRACK

    1DRUM

    SONG

    KIT

    TEMPO

    EVENT

    PARTQUANTIZEPTN

    MEASNEXT PTNTIMING

    PAD

    PTN

    DoctorRhythm

    メッセージ・ウィンドウ

    2-4

  • ページの切り換えは [] で行ないます。各ページで TEMPO/DATA つまみ、または、数字/英文字/記号ボタン(キー・パッドの下2列)で設定値を変更します。1 つのページ内で複数のパラメーターを設定できる場合があります。その場合は、[] でカーソル(点滅している部分)を動かして値を設定します。

    F2-4-1

    F2-4- 3

    SngNamSong00

    点滅 (現在のカーソルの位置)

    例)ページ切り換え等で 使用できる カーソル・キーの向き

    SngNamSong00

    2-5

    【3】数値(設定値)を変えるには

  • 【4】キットとは?

    キットとは、 DR-5 に内蔵されている256種類のインストゥルメントの中から33 種類のインストゥルメントを選び、DRUMトラックやその他のトラックに割り当てて1つにまとめたものです。ドラム・セット、ベース、ギター、キーボードのような、1つのバンド形態と考えてください。33 種類のインストゥルメントの中で、DRUM トラックではドラムやパーカッションの音を、TRACK1 ~ 3ではそれ以外のインストゥルメントを、鳴らすことができます。また、キットを切り換えれば、各トラックで鳴らす楽器音(インストゥルメント)が切り換わります。バンドが交代すると考えれば良いでしょう。

    F2-1

    DR-5 には、あらかじめ用意されたプリセット・キットと、自由に設定を変更できるユーザー・キットがあります。ユーザー・キットに割り当てられたインストゥルメントは、音色を修正することもできます。内蔵のインストゥルメントに加えて、新たなインストゥルメントとして扱うこともできます。

    インストゥルメントの割り当てや、音色の修正はパッド・モードで行ないます(P. 6-2~)。

    [キットの切り換え方]

    (1) [KIT]を押します。

    (2) TEMPO/DATA つまみで、キットを選びます。

    (3) 選び終わったら、もう 1 度 [KIT] を押します。

    インストゥルメント 1

    インストゥルメント 2

    インストゥルメント 3

    トラック 3

    トラック 2

    トラック 1

    インストゥルメント 1'

    インストゥルメント 2'

    インストゥルメント 3'

    キー・パッド 1

    キー・パッド 2

    キー・パッド 30

    ドラム・トラック

    キー・パッドごとに 1 音 トラックごとに 1 音

    ドラム音 ドラム以外の音

    2-6

  • 【5】キー・パッドの使いかたについて

    DR-5 には 36 個のキー・パッドがついています。このキー・パッドには次の3つの顔があります。

    1.各キー・パッドにインストゥルメントを割り当ててのドラム演奏2.キー・パッドをギターのフレットに見立ててのメロディー演奏3.ルート音とコードのタイプを指定するコード演奏

    これらの3つの方法を使い分けてパターンを作成します。

    [ドラム演奏のしかた]

    (1) [TRACK SEL] でドラム・トラックを選びます。画面中の TRACK SELECT の欄で“ DRUM ”を選びます。

    (2) キー・パッドを叩いて演奏します。

    * DRUM トラックでは開放弦キー (P. 1-12) は使えません。

    [メロディー演奏のしかた]

    (1) [TRACK SEL] でトラック 1 ~ 3 を選びます。画面中の TRACK SELECT の欄で“ TRACK1 ~ 3 ”を選びます。

    (2) コード演奏状態になっていないことを確認します。画面中央上に“CHORD”と表示されていないことを確認します。もし、表示されていた場合は、CHORD[ON/OFF] を押して表示を消してください。

    (3) キー・パッドを叩いて演奏します。

    [コード演奏のしかた]

    (1) [TRACK SEL] でトラック 1 ~ 3 を選びます。画面中の TRACK SELECT の欄で“ TRACK1 ~ 3 ”を選びます。

    (2) コード演奏状態にします。CHORD [ON/OFF] を押して、画面中央上に“CHORD”と表示させます。

    (3) コードを指定します。36 個のキー・パッドのうち、下 3 列でルート音を指定し(キー・パッドを押しながら)、上 3 列でコード・タイプを指定します(キー・パッドを押します)。

    2-7

  • 2-8

    MEMO

  • 第3章

    3-1

    パターンの作成(パターン・ライト)

  • 【1】パターン・ライトの操作

    パターン・ライトには、次の2つの方法があります。

    ●リアルタイム・ライトメトロノームに合わせてキー・パッドを叩いたり、ギターで弾いた演奏情報(第8章 「ギター入力の使いかた」 (P. 8-1) )を、そのままパターンに記憶します。叩いたり弾いたりするタイミングが多少ばらついても、クォンタイズ機能 (P. 3-4) により正確なタイミングに修正して入力されます。外部 MIDI 機器からの入力もできます (P. 9-6) 。

    * ギター自体の音は録音されません。

    ●ステップ・ライト音色ごとに、音を鳴らすタイミングを1つ1つ指定していきます。リアルタイム入力が苦手な方でも正確なパターンが作れます。

    リアルタイム・ライトとステップ・ライトを切り換えながら、1つのパターンを作ることもできます。ステップ・ライトで基本的なパターンを作ってから、リアルタイム・ライトで音をつけ加えたり、リアルタイム・ライトで作成したパターンをステップ・ライトで部分的に修正したりして、パターンを作成します。

    [パターンに記憶されるパラメーター]

    1 つのパターンに設定できるパラメーターは以下のとおりです。

    〈 DRUM トラック、トラック 1 ~ 3 共通〉

    タイミングアクセント

    〈トラック 1 ~ 3 のみ〉

    ピッチ( 0 ~ 63 ) :ピッチ(音の高さ;半音単位)ゲート・タイム( 1 ~ 768 ) :音の長さ 1 ~ 48 (1つずつ) / 52 ~ 768 (4つずつ)

    [同一タイミングに記憶できる音数]

    1つのタイミング上には、トラックごとに最大9音まで記憶できます。ただし、同一タイミングでの全トラックの合計の音数が 19 (最大同時発音数)を越えた場合、正しく発音しません。

    [パターンの拍子設定について]

    1つのパターンでは、複数の小節を扱うことはできません。ただし、拍子設定のしかた(T.Sign : P. 3-5 )によっては、あたかも複数小節のように設定することができます。最大で、4分音符16個分までのパターンの長さにできます。

    例)T.Sign = 16/4 : 4/4 拍子で4小節分の長さT.Sign = 12/8 : 6/8 拍子で2小節分の長さ

    3-2

  • [パターンとキット]

    パターンを作成する際には、それぞれのパターンごとに一つのキットを使用できます。

    パターンのリアルタイム・ライト/ステップ・ライトのいずれかの画面でキットを選ぶと(P. 3-6、3-7参照)、最後に選ばれたキットの番号がパターンに記憶されます。パターンの入力が終了した後でも、これらの画面でキットを選び直して、キットを切り換えることができます。

    * パターン・プレイの画面でもキットを選び直すことはできますが、一時的にキットが切り換わるだけで、パターンには記憶されません。パターンを選び直すと元のキットに戻ってしまいます。キットを切り換えたい場合には、リアルタイム・ライト/ステップ・ライトのいずれかの画面でキットを選び直してください。

    [ゲート・タイムの考え方]

    F

    [タイ・キーの使い方]

    リアルタイム・ライトの場合は、キー・パッドを押してから離すまでの時間がゲート・タイムになります。

    ステップ・ライトの場合は、キー・パッドを押している時間には関係なく、クォンタイズで設定した音符 の長さがゲート・タイムになります(P. 3-7)。このゲート・タイムより長い音符を入力したい場合は、入力 したいその音符と同じ長さに設定し直すか、下記のようにタイ・キー使います。 ※ ゲート・タイムは、ステップ・エディット・モードで修正できます(P. 3-10,11)。

    設定されるゲート・タイム

    押す 離す

    クォンタイズ=  のとき

    クォンタイズを変更せずに4分音符を入力する場合

    TIE TIE TIE

    TIE

    キー・パッドを押さえたままキー・パッドを押さえたままタイ・キー( )を押します。

    3-3

    【1】パターン・ライトの操作

  • 1. パターン・ライトの初期設定

    パターン・ライトを始める前に、リアルタイム・ライトとステップ・ライトに共通の初期設定をします。

    ●タイム・サインパターンごとに拍子を設定します。

    ●パターン・ネームパターンに6文字までの名前を付けることができます。

    ●クォンタイズリアルタイム・ライト時には、キー・パッドを叩くタイミングのばらつきを正確なタイミングに補正します。

    F3-1

    ステップ・ライト時には、1拍をどこまで細かく分割するかを設定します。入力できる最小音符を設定することになります。

    F3-2

    叩く 叩く 叩く

    キー・パッドを叩いたタイミング

    パターンに入力されるタイミング (正確なタイミングに修正される)

    表示 音符

    4分音符

    3連8分音符

    32分音符

    3連4分音符

    16分音符

    3連32分音符

    表示 音符

    8分音符

    3連16分音符

    H = 48 クロック

    表示 音符

    3-4

    【1】パターン・ライトの操作

  • [設定のしかた]

    (1) パターン・モードにします。[SHIFT ERASE] を押しながら [PTN] を押して、“ PATTERN ”を表示させます。

    F3-3

    (2) TEMPO/DATA つまみで、設定するユーザー・パターン(ナンバー)を選びます( 200 ~ 399 )。

    * プリセット・パターン( 000 ~ 199 )は使用できません。

    (3) [] を押してページを切り換えて、画面に“ T.Sign ”を表示させます。

    (4) TEMPO/DATA つまみで拍子を設定します。( 1/4 ~ 16/4、1/8 ~ 32/8、1/16 ~ 64/16 )

    F3-4-a

    (5) [] を押してページを切り換えて、画面に“ PtnNam ”を表示させます。

    (6) [SHIFT ERASE] を押しながら数字/英文字/記号ボタンを押して、パターン・ネームを入力します。[] で文字列内を移動できます。

    F3-4-b

    ここからリアルタイム・ライト、または、ステップ・ライトを使ってパターンを作成していきます。両方の方法を併用してパターンを作ることもできます。ここから、レコーディング状態に入ると、まず、クォンタイズの設定状態になります。

    * (4) での拍子設定は、データ入力後でも変更できます。ただし、この変更によってはデータの一部が演奏できなくなることがあります。

    F3-4-cこの場合、画面の左端には“?”が表示され、変更してもよいかどうかを確認してきます。このときに [ENTER] を押すとパターンの拍子は変更され、演奏できない部分のデータは消去されます。

    MODE PATTERN

    TEMPO

    PTN

    T.Sign4/4

    PtnNamRock15

    3-5

    【1】パターン・ライトの操作

  • 2.演奏しながら入力する(リアルタイム・ライト)

    * リアルタイム・ライトを始める前にパターン・ライトの初期設定 (P. 3-4) をしておいてください。

    (1) [REAL/STEP] を何回か押して、リアルタイム・ライトのレコーディング状態にします。

    F3-7-aF3-7-b

    (2) TEMPO/DATA つまみでクォンタイズを設定します。

    (3) これから入力するパターンに合わせてキット (P. 1-8) とトラック (P. 1-9) を選びます。キット : [KIT] を押す→ TEMPO/DATA つまみを回す→ [KIT] を押すトラック : [TRACK SEL] を押す

    * 入力に使用したキットの番号は、それぞれのパターンごとに1つずつ記憶されます。パターン作成中にキットを切り換えた場合は、最後に選ばれていたキットの番号が、パターンに記憶されます。再生時にも、そのキットに設定されているインストゥルメントで発音することになります。

    (4) [START] を押します。拍子に合わせてテンポ・インジケーターが点滅し、メトロノームが鳴ります(メトロノームの設定:P. 3-18)

    (5) メトロノームの速さを、入力しやすいテンポに調節します。[TEMPO] を押してから、TEMPO/DATA つまみでテンポ( 40 ~ 250 )を設定します。設定が終わったら、もう一度 [TEMPO] を押して、リアルタイム・ライトの状態に戻します。

    (6) メトロノームに合わせて、入力するインストゥルメントが割り当てられているキー・パッドを叩きます。(または、キー・パッドを使ってメロディー演奏をします。:トラック1~3)入力された音は繰り返して演奏されます。入力中でも、トラック (P. 1-9) を切り換えて、別の楽器音を入力できます。

    必要に応じて [ACC1] や [ACC2] を押しながらキー・パッドを叩きます。インストゥルメントやメロディーにアクセントをつけることができます。また、リアルタイム・ライトではスタッカート(音を短く切る)やテヌート(音を長く伸ばす)が入力できます。これらの方法は入力時のゲート・タイムが異なるだけですので、ステップ・エディット(P. 3-10)で後から修正することができます。

    (7) 入力が終わったら、 [STOP] を押します。

    [ 入力中に間違えた場合 ]ドラム・トラックの場合、[SHIFT ERASE] を押しながら、消したいインストゥルメントのキー・パッドを押します。押している間だけ、その音が消去されます。トラック 1 ~ 3 の場合、[SHIFT ERASE] を押しながらどのキー・パッドを押しても、ピッチに関係なく、押している間だけ、音が消去されます。

    REC QUANTIZEPTN

    QUANTIZETIMING

    パターン・プレイ (P. 1-6) リアルタイム・ライト ステップ・ライト

    3-6

    【1】パターン・ライトの操作

  • 3. 音符を 1 つずつ入力する(ステップ・ライト)

    * ステップ・ライトを始める前にパターン・ライトの初期設定 (P. 3-4) をしておいてください。

    (1) [REAL/STEP] を何回か押して、ステップ・ライトのレコーディング状態にします。

    F3-7-aF3-7-b

    (2) TEMPO/DATA つまみでクォンタイズを設定します。

    (3) これから入力するパターンに合わせて、キット (P. 1-8) とトラック (P. 1-9) を選びます。キット : [KIT] を押す→ TEMPO/DATA つまみを回す→ [KIT] を押すトラック : [TRACK SEL] を押す

    * 入力に使用したキットの番号は、それぞれのパターンごとに1つずつ記憶されます。パターン作成中にキットを切り換えた場合は、最後に選ばれていたキットの番号が、パターンに記憶されます。再生時にも、そのキットに設定されているインストゥルメントで発音することになります。

    (4) [START] を押して、ステップ・ライトをスタートします。テンポ・インジケーターが点灯します。

    (5) [FWD]/[BWD] で、入力するステップを指定します。画面右下には、これから入力するタイミング(パターンの先頭から何拍目か(ビート番号)とその拍内でのクロック数)が表示されています。

    F3-84分音符はさらに48分割までできます(4分音符 = 48 クロック)。1パターンに含まれる音符の数は、クォンタイズで指定した音符によって値が変わります。

    F3-

    REC QUANTIZEPTN

    QUANTIZETIMING

    パターン・プレイ (P. 1-6) リアルタイム・ライト ステップ・ライト

    EVENT

    QUANTIZETIMINGPTN

    イベントが存在しない場合、 「-」が表示されます。

    ビート番号

    その拍内(ビート番号内)でのクロック数

    表示 ゲート・タイム

    48 32 24

    16

    6

    8

    表示 ゲート・タイム

    12

    4 H 1

    表示 ゲート・タイム

    3-7

    【1】パターン・ライトの操作

  • (例)クォンタイズが4分音符のとき

    F3-9

    (6) キー・パッドを叩いて、インストゥルメントを入力します。

    (7) [FWD] で次のステップに進みます。

    (8) 同じトラック内の別のインストゥルメントを入力する場合は、 (5) ~ (6) の操作を繰り返します。ステップ・ライトの場合、クォンタイズで指定したゲート・タイムより長い音符を入力する場合にはタイ・キー( [TIE] )を使います。[TIE] を押すと選ばれているクォンタイズ分だけゲート・タイムが伸ばされます。例えば、クォンタイズが8分音符に設定されている場合、音符を入力した後に、キー・パッドを押さえたまま [TIE] を押すと4分音符になります。

    (9) 入力が終わったら [STOP] を押します。

    [入力中に間違えた場合]

    [SHIFT ERASE] を押しながら [DELETE] を押すと、表示されているイベントだけを削除することができます。

    * ストップ中にこの操作をすると、パターンが消去されます(P. 3-12)。

    FWD FWD FWD

    インストゥルメント名

    タイミング

    QUANTIZETIMING

    QUANTIZETIMING

    QUANTIZETIMING

    QUANTIZETIMING

    3-8

    【1】パターン・ライトの操作

  • 4. コードを入力する

    ドラム以外のトラック (TRACK1~3) が選ばれている場合、メロディー以外にコードも入力できます。この場合、指定したコードの構成音がパターンに書き込まれることになります。

    コード機能についての詳細は「第7章コード機能の使い方」 (P. 7-1) をごらんください。

    (1) パターン・ライトの初期設定をします (P. 3-4) 。

    (2) コード入力モードにします。CHORD [ON/OFF] を押して、“ CHORD ”を表示させます。

    F3-10

    (3) コードを入力していきます。レコーディングの方法はリアルタイム/ステップ・ライトと同じです。パッドを叩いてインストゥルメントを入力するかわりに、コードを指定して入力します。36 個あるキー・パッドの内、下 3 列でルート音を指定し(キー・パッドを押しながら)、上 3 列でコード・タイプを指定します(キー・パッドを押します)。

    F3-11アクセントを付けることもできます (P. 1-10) 。

    (4) もう一度 CHORD [ON/OFF] を押します。コード入力モードが終了します。

    CHORD

    M7 6 add9 M7(9) 6(9)

    m7 m6 m7(9) m6(9) m7-5

    9 sus4 7sus4 aug dim

    D# E F F# G

    A# B C C# D

    F F# G G# A

    M

    m

    7

    D

    A

    E

    SONG PTN PAD MIDI UTIL

    COPY DELETE TUNER TRANS

    REPT1 REPT2

    1 ABC 2 DEF 3 GHI 4 JKH 5 MNO

    6 PQR 7 STU 8 VXY 9 YZ/ 0 *.-

    TIMESHIFT

    EDITCHORD

    EXTPITCH GTR IN

    Eb

    Bb

    Gb

    Gb

    Db

    Ab

    1

    2

    3-9

    【1】パターン・ライトの操作

  • 5. 入力した音のピッチやアクセントなどを変更する

    (ステップ・エディット・モード)

    入力した音のピッチを間違えたり、アクセントが気に入らなかったりする場合があります。そのような場合、ピッチやアクセントを変更、修正することができます。

    1つのタイミング内の音(インストゥルメントまたはピッチとアクセントの設定内容)をイベントと呼びます。音符の1個1個のことと考えてください。同じタイミングに音が2つある場合は(例えば、スネアとバスドラム、ドとミ、など)イベントが2つあることになります。

    (1) [REAL/STEP] を押して、ステップ・ライトのレコーディング状態にします。

    (2) [FWD]/[BWD] で、変更したいタイミングを画面に表示させます。

    F3-12

    〈ドラム・トラックの場合〉

    (3) [] でカーソルをインストゥルメント名のところに移動します。

    (4) TEMPO/DATA つまみで、インストゥルメントを変更します。

    (5) 次に [>] を押すとアクセントが表示されます。

    F3-13

    (6) TEMPO/DATA つまみで、アクセントを変更します。

    SELECTTRACK RECDRUM

    EVENT

    QUANTIZETIMINGPTN

    Dry124 K1

    REC

    QUANTIZETIMING

    Ac=OFF124

    3-10

    【1】パターン・ライトの操作

  • 〈トラック 1 ~ 3 の場合〉

    (3) [] でカーソルをピッチに移動します。

    F3-12-a

    (4) TEMPO/DATA つまみでピッチを変更します。

    (5) [>] を押します。アクセントが表示されます。

    F3-13-a

    (6) TEMPO/DATA つまみでアクセントを変更します。

    (7) [>] を押します。ゲート・タイムが表示されます。

    F3-13-b

    (8) TEMPO/DATA つまみでゲート・タイムを変更します。

    同じタイミングに違うイベントが入力されている場合、もう一度 [>] を押すと次のイベントのピッチ(またはインストゥルメント)が表示されます。このように、同じタイミングにいくつかのイベントが入力されている場合、 [>] を押すごとに、次のイベントのピッチ(またはインストゥルメント)、アクセント、ゲート・タイムが順番に表示されます。

    不用なイベントだけを削除する場合には、プレイ中(ライト中)に削除したいイベントを表示させて、[SHIFT ERASE] を押しながら [DELETE] を押します。

    FRET

    ACCENT

    PITCH

    SELECTTRACK

    2

    3

    RECTRACK1

    EVENT

    QUANTIZETIMINGPTN

    Pt=

    12432

    REC

    QUANTIZETIMING

    Ac=

    1242

    REC

    QUANTIZETIMING

    Gt=

    12424

    3-11

    【1】パターン・ライトの操作

  • 【2】パターン・ライトに便利な機能

    パターン・ライトを進める際の便利な機能を紹介します。

    1.パターンの消去

    すでに書き込まれているパターン(またはトラック)を消去します。空白のパターン(またはトラック)になります。

    (1) パターン・モードにします。[SHIFT ERASE] を押しながら [PTN] を押して、“ PATTERN ”を表示させます。

    (2) 演奏がストップしている状態で、 TEMPO/DATA つまみで消去するパターン(ナンバー)を選びます。

    * プリセット・パターン ( 000 ~ 199 ) は消去できません。

    (3) [SHIFT ERASE] を押しながら [DELETE] を押して、画面に“ PtnClr ”と表示させます。

    (4) TEMPO/DATA つまみで、消去するトラックを選びます。ALL(全トラック、パターン全部のこと)、DR(ドラム・トラック)、T1、T2、T3 のいずれかから選びます。

    F3-14

    (5) [ENTER] を押します。“ Sure? ”と、これまであったパターンを消してもよいかどうか確認のメッセージが表示されます。

    F3-14-a

    (6) 消去するときは、 [ENTER] を押します。操作を中止するときは、 [EXIT] を押します。

    PTN

    PtnClrALL?

    Sure?PtnClr

    3-12

  • 2.パターンのコピー

    あるパターンの演奏データを、他のパターン(ナンバー)に複写(コピー)します。同じようなパターンを作るときに、コピーしたパターンを修正すれば、効率良くパターンを作成できます。特定のトラックのみをコピーすることもできます。

    (1) パターン・モードにします。[SHIFT ERASE] を押しながら [PTN] を押して、“ PATTERN ”を表示させます。

    (2) 演奏がストップしている状態で、 TEMPO/DATA つまみで、コピー元のパターン(ナンバー)を選びます。

    (3) [SHIFT ERASE] を押しながら [COPY] を押します。“ Copy? ”と表示されます。

    (4) TEMPO/DATA つまみで、コピー先のパターン(ナンバー)を選びます。特定のトラックだけのデータをコピーする場合、[>] で画面を切り換えてから、コピー元とコピー先を指定します。( AL:すべてのトラック、DR:ドラム・トラック、T1 ~ T3:トラック1 ~ 3 )

    * プリセット・パターンをコピー先に指定することはできません。* コピー元のトラックを“AL”または“DR”に指定した場合は、コピー先も“AL”または“DR”になります。

    (5) コピーを実行するときは、 [ENTER] を押します。操作を中止するときは、 [EXIT] を押します。

    F3-15(パターン選択時) (トラック選択時)

    コピー先のパターンにすでにパターンが書き込まれている場合は、画面に“ OvrWR? ”と、これまであったパターンを消してもよいかどうか確認のメッセージが表示されます。

    F3-15-a

    その後、コピーするときは [ENTER] を押します。操作を中止するときは、 [EXIT] を押します。

    * コピー元のパターンが空のときは、“ PtnEmp ”と表示されます。

    F3-15-b

    PTN

    Copy?Ptn201

    Copy?T3~T1

    OvrWR?

    PtnEmp

    3-13

    【2】パターン・ライトに便利な機能

  • 3. パターン・トランスポーズ

    パターンに書き込まれているメロディー(インストゥルメント)のピッチ(音の高さ)を上下1オクターブまで移動(移調)できます。( TRACK1~3 のみ)パターン・トランスポーズは、パターンのピッチ情報を直接書き換えます。

    * プリセット・パターンではトランスポーズはできません。

    (1) パターン・モードにします。[SHIFT ERASE] を押しながら [PTN] を押して、“ PATTERN ”を表示させます。

    (2) TEMPO/DATA つまみで、トランスポーズさせるパターン(ナンバー)を選びます。

    (3) [SHIFT ERASE] を押しながら [TRANS] を押すと、画面に“ Trans? ”と表示されます。

    (4) トランスポーズをするトラックを選びます。TEMPO/DATA つまみで T1~3 のどれかを選びます。

    (5) [] でトランスポーズのピッチのところにカーソルを移動します。

    (6) TEMPO/DATA つまみで、トランスポーズする音程を設定します。 (-12~+12)

    F3-16

    (7) [ENTER] を押します。“ Sure? ”と、これまでのピッチを変更してもよいかどうか確認のメッセージが表示されます。

    (8) トランスポーズするときは [ENTER] を押します。操作を中止するときは [EXIT] を押します。

    * パターンにデータがないときは、“ PtnEmp ”と表示されます。* パターンに記憶できるピッチの範囲を越えてトランスポーズすることはできません。このような場合、ピッチは記憶できる上限値または下限値になります。

    Trans?T1:+12

    トラック名 移調する量

    3-14

    【2】パターン・ライトに便利な機能

  • 4.スウィング

    スウィングをつけると、譜面上では等間隔の音符でも、実際の演奏では跳ねる感じ(スウィング感)で演奏されます。

    スウィングは、次の2つで設定します。

    ●スウィング・ポイントスウィングの効果は、パターンの特定の拍に入力されている音の発音タイミングを遅らせることで得られます。この発音タイミングを遅らせる拍をスウィング・ポイントで設定します。

    F3-17

    ●スウィング・ディレイスウィング・ディレイとは、発音を遅らせる度合いのことです。値を大きくするほど発音が遅れ、スウィング感が大きくなります。

    F3-18

    スウィング・ポイントが 8 分音符の場合

    スウィングさせる音符

    スウィング・ポイントが の場合

    3-15

    【2】パターン・ライトに便利な機能

  • (1) パターン・モードにします。[SHIFT ERASE] を押しながら [PTN] を押して、“ PATTERN ”を表示させます。

    (2) TEMPO/DATA つまみで、スウィングさせるパターン(ナンバー)を選びます。

    (3) [] でページを切り換えて、画面に“ Swing ”を表示させます。

    (4) TEMPO/DATA つまみで、スウィングさせたい拍のタイミングを指定します。

    F3-19 F3-20

    (5) [] でカーソルを数字のところに移動させて、 TEMPO/DATA つまみでスウィング・ディレイを設定します。

    F3-21

    * “OFF ”に設定するとスウィングはかかりません。

    Swing¢ OFF

    スウィング・ポイント

    スウィング・ディレイ

    指定できるタイミング

    8 分音符

    16 分音符

    スウィング量

    OFF, 1 ~ 23

    OFF, 1 ~ 11

    3-16

    【2】パターン・ライトに便利な機能

  • 5. タイミング・シフト

    ステップ・エディット時に、表示されているイベントについて、タイミングを移動させます。

    F3-23-a

    (1) ステップ・エディット・モードのときに、[SHIFT ERASE] を押しながら [TIME SHIFT] を押します。

    (2) TEMPO/DATA つまみで、タイミングをどれだけ移動させるかを設定します (-7 ~ +7) 。

    F3-24

    (3) [ENTER] を押します。

    パターン内で指定できる範囲を越える設定をした場合、“ OutRng ”と表示され、タイミングは移動しません。

    F3-25

    タイミングを移動させたところに同じインストゥルメント(ドラム・トラック)または、同じピッチ(トラック 1 ~ 3 )があった場合、画面に“ OvrWR? ”とデータを上書きしても良いかどうか、確認のメッセージが表示されます。そのまま実行する場合は、[ENTER] を押します。中止する場合は [EXIT] を押します。

    タイミングをずらす(移動させる)

    EVENT

    PTN

    T.Shft-7

    100 200 300 400タイミング :

    このイベントは、この位置より前(-7~-1)にはシフトできません。 実行しようとすると、“ OvrRng ”と表示されます。

    3-17

    【2】パターン・ライトに便利な機能

  • 6. メトロノームの設定を変える

    リアルタイム・ライト時に鳴るメトロノームについて、音量と拍子を設定します。

    (1) ユーティリティー・モードにします。[SHIFT ERASE] を押しながら [UTIL] を押して、“ UTILITY ”を表示させます。

    (2) [] でページを切り換えて、画面に“ Click ”を表示させます。

    (3) TEMPO/DATA つまみで、鳴り方を設定します。

    F3-22

    F3-23

    (4) [] でカーソルを数字のところに移動させて、 TEMPO/DATA つまみで音量を設定 (OFF/1~15) します。

    Click15

    メトロノームの鳴り方

    メトロノームの音量

    ¢

    メトロノームの鳴り方

    4 分音符

    3 連 4 分音符

    8 分音符

    3 連 8 分音符

    3-18

    【2】パターン・ライトに便利な機能

  • 【3】パターン・ライトの具体例

    それでは、実際に下の譜例をもとにして、パターンを入力してみましょう。

    F3-30

    まず、ドラムのリズム・パターンをステップ・ライトで入力します。

    1. ドラム・パターンの入力(ステップ・ライト)

    (1) 最初に、パターン・ライトの初期設定をします(P. 3-4)。パターンを作成するパターン・ナンバーを選び、パターン・ネームを入力します。拍子は、 4/4 に設定しておきます。

    F3-31

    (2) [REAL/STEP] を押して、ステップ・ライトのレコーディング状態にします。TEMPO/DATA つまみでクォンタイズを8分音符に設定します。

    F3-32

    (3) [KIT] を押してから、 TEMPO/DATA つまみでプリセット・キットの38番 (P38:Perc) を選びます。選んだら、もう一度 [KIT] を押します。[TRACK SEL] を押して DRUM トラックを選びます。

    (4) [START] を押して、ステップ・ライトをスタートします。インストゥルメントを入力していきます。

    Chord

    Bass

    DrumsHi-hatStick

    Kick

    Em7

    TEMPO

    PTN

    EVENT

    QUANTIZETIMINGPTN

    3-19

  • 2. ベース・パターンの入力(リアルタイム入力)

    (1) [REAL/STEP] を押して、リアルタイム・ライトのレコーディング状態にします。クォンタイズは8分音符にします(P. 3-4)。

    (2) [TRACK SEL] を押して、トラック2(インストゥルメントは AcoBs2 が割り当てられています)を選びます。

    (3) [TEMPO] を押して、入力しやすいテンポに調節します。調節が終わったら、 [TEMPO] を押してリアルタイム・ライトの状態に戻します。

    (4) [STRAT] を押して、リアルタイム・ライトをスタートします。メトロノームにあわせて楽譜どおりにパッドを叩いて、音を入力していきます。

    F3-34(フレット=1)

    (5) 入力が終了したら、 [STOP] を押します。

    最後に、コードをステップ・ライトで入力します。

    Bass

    EB

    2 DEF

    EB

    2 DEF

    押されるボタン

    ボタンが押されている時間

    3-21

    【3】パターン・ライトの具体例

  • 3. コード・バッキングの入力(ステップ入力/コード入力機能

    を使う)

    (1) [REAL/STEP] を押して、ステップ・ライトのレコーディング状態にします。クォンタイズは8分音符にします(P. 3-4)。

    (2) [TRACK SEL] を押して、トラック 1(インストゥルメントは Vibe が割り当てられています)を選びます。

    (3) CHORD[ON/OFF] を押して、コード入力モードにします。

    (4) [START] を押します。

    (5) コードを入力します。Em7 を入力するには、一番左下のキー・パッド (E) を押しながら上から2列目、右から2番目のキー・パッド (m7) を押します。

    F3-35

    (6) [FWD] を押してビート番号を2に進めて、(5) と同じようにコードを入力します。さらに [TIE] を1回押します(キー・パッドは押さえたまま)。(5)で入力した音符とつながって4分音符になります。

    (7) [FWD] を押して、ビート番号:3、タイミング:24のところまで進めてから、(5)の要領でEm7を入力します。次に(6)の要領で、4拍目の8分音符とタイでつなげます(キー・パッドは押さえたまま)。

    (8) [STOP] を押してパターン・ライトを終了します。

    (6)、(7) でタイの操作がしずらいときは、クォンタイズを4分音符にしてください。

    M7 6 add9 M7(9)

    m7 m6 m7(9) m6(9)

    9 sus4 7sus4 aug

    D# E F F#

    A# B C C#

    F F# G G#

    M

    m

    7

    D

    A

    E

    SONG PTN PAD MIDI

    COPY DELETE TUNER TRANS

    REPT1 REPT2

    1 ABC 2 DEF 3 GHI 4 JKH

    6 PQR 7 STU 8 VXY 9 YZ/

    EDITCHORD

    EXTPITCH

    Eb

    Bb

    Gb

    Gb

    Db

    Ab

    1

    2

    3-22

    【3】パターン・ライトの具体例

  • 第4章

    4-1

    ソングの作成(ソング・ライト)

    ソングは、パターンを演奏する順番に並べて作ります。さらに、リピート記号を加えたり、パターンを移調(トランスポーズ)させたりして曲を完成させます。またトラックごとの音量レベルを設定することもできます。パターンの順番やリピート記号、トランスポーズ等の情報は、パートという箱に入れて順番に並べていきます。パートには、曲の頭から順にパート・ナンバーがつけられます。

    ●リピート指定した範囲のパターンをリピート(繰り返し)演奏できます。

    ●トランスポーズ指定箇所以降のパターンのメロディーやコード(インストゥルメントのピッチ)を、半音単位で上下1オクターブの範囲で変化(移調)させます。

    *パターンのトランスポーズ (P. 3-14) と違い、ソング中のトランスポーズはパターンのデータを書き換えるものではありません。ですから、ソング中のプリセット・パターンも移調することができます。

    ●トラック・レベル指定箇所以降のパターンについて、トラックごとに音量レベルを設定できます。

  • 【1】ソング・ライトの操作

    ソング・ライトには、次の2つの方法があります。

    ●リアルタイム・ライトパターンを演奏した順にそのままソングに記憶します。パターン・ナンバーを数字ボタンで指定したり、スペシファイド・パターン・チェンジ( P. 5-7)を使ったりして、手軽に素早くソングを作ることもできます。

    ●ステップ・ライトパターンを並べる順番を数字ボタンなどで指定します。リアルタイム・ライトでは難しいパターンの複雑な組み合わせのソングも、確実に作ることができます。

    1.ソング・ライトの初期設定

    ソング・ライトを始める前に、リアルタイム・ライトとステップ・ライトに共通の初期設定をします。設定するパラメーターは次の通りです。

    ●ソング・チェインソング・チェインとは複数のソングを連続して演奏する機能です。次に演奏するソング・ナンバーを1曲指定します。

    * ソング・チェインを使わない場合は、設定する必要はありません。

    詳しい説明は、「第5章【1】2. ソング・チェイン」 (P. 5-3) をごらんください。

    ●イニシャル・テンポ (OFF/40~250)各ソングに、演奏するときのテンポを設定できます。イニシャル・テンポを設定しておくと、現在、設定されているテンポとは関係なく、イニシャル・テンポで演奏がスタートします。 OFF にしたときは、現在設定されているテンポでソングが演奏されます。

    ●ソング・ネームソングに6文字までの名前を付けることができます。ソング・ネームはソングを選ぶとき(ソング・セレクト)に画面に表示されます。

    [設定のしかた]

    (1) ソング・モードにします。[SHIFT ERASE] を押しながら [SONG] を押して、“ SONG ”を表示させます。

    (2) TEMPO/DATA つまみで、設定するソング(ナンバー0~19)を指定します。

    * ソング 20(デモ・ソング)は使用できません。

    4-2

  • 〈ソング・チェインの設定〉

    (3) ソング・チェインの設定画面にします。[] でページを切り換えて、画面に“ Chain ”を表示させます。

    F4-2

    (4) TEMPO/DATA つまみで、次に演奏させるソング(ナンバー)を選びます。 (OFF / 0~19)

    * OFF にすると、次のソングは演奏されません(そのソングが終わると自動的にストップします)。

    〈イニシャル・テンポの設定〉

    (3) イニシャル・テンポの設定画面にします。[] でページを切り換えて、画面に“ I.Tmp ”を表示させます。

    F4-3

    (4) TEMPO/DATA つまみで、イニシャル・テンポを設定します。 (OFF/40~250)

    〈ソング・ネームの設定〉

    (3) ソング・ネームの設定画面にします。[] でページを切り換えて、画面に“ SngNam ”を表示させます。

    F4-4

    (4) [SHIFT ERASE] を押しながら数字/英文字/記号�