「技術士の資質の向上」を目指した cpd 継続研鑚...

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「技術士の資質の向上」を目指した CPD( 継続研鑚) に関する資料 -CPD登録システム等に関して- 18 3 岩手県技術士会 研修委員会編

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Page 1: 「技術士の資質の向上」を目指した CPD 継続研鑚 に関する資料ipes/about_CPD.pdfCPD記録を年度毎(4月から翌年3月)にまとめ、年1回提出します。文書登録の際に必

「技術士の資質の向上」を目指した CPD(継続研鑚)に関する資料

-CPD登録システム等に関して-

平 成 18 年 3 月

岩手県技術士会

研修委員会編

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目 次

ページ 1.はじめに ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 2.技術士CPD(技術研鑚)制度について ・・・・・・・・・・・・・ 2 (1)制度化の背景 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 (2)CPDの目的 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 (3)CPDの形態 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3 (4)CPDの課題とその区分 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4 (5)CPDの記録と登録、証明 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5 (6)CPDに関わる手数料 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6 (7)CPD認定制度 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6 3.WEBによる登録方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11 (1)WEB登録する前の事前準備 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 11 (2)CPD登録方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 17 (3)CPD記録の各種表示方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 24 4.Q&A例 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 31 (1)技術士CPDについて ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 31 (2)CPD記録の登録方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 31 (3)CPD記録の考え方 、関連書類の取り扱い ・・・・・・・・・・ 32 (4)APECエンジニアとの関連 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 33

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1.はじめに

技術士法は、平成12 年4月26 日の技術士法一部改正と平成13 年4月1日の技術士法施行に基づ

いて、職業倫理を備えることを求めると同時に、技術士資質の一層の向上を図るため、資格取得後

の研鑚が責務とされています。このため、技術士CPD(継続研鑚)が制度化されました。

しかしながら、昨今の技術者倫理を覆すようなデータ偽造問題等の社会事件を考えると、技術者

がその責務に関して周知徹底されているとは言えない状況にあります。また、岩手県内の技術士の

方々が、「技術士CPD(継続研鑚)への取り組み意識が高いと共に、その登録システム等を熟知して

いる」と言える状況ではないと思われます。このような背景を鑑み、岩手県技術士会研修委員会で

は、岩手県内の技術士を対象とした、「技術士の資質の向上を目指した技術士CPD(継続研鑚)に関

わる資料」を作成することにしました。

不十分な点は多々あるかと思いますが、本資料が岩手県在住の技術士の方々に少しでもお役に立

ち、技術士CPD(継続研鑚)への意識向上や積極的な取り組み等への一助となればと願っておりま

す。

本資料は、主として日本技術士会のホームページ(http://www.engineer.or.jp/)に載せられて

いるものを主体に作成しています。ご不明な点等がありましたら、同ホームページのCPD(継続研

鑚)「http://www.engineer.or.jp/cpd/index.html」を参考にしていただければ幸いです。

平成18 年3月

岩手県技術士会 研修委員会

委員長 出口 清悦

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2.技術士CPD(技術研鑚)制度について

「技術士CPD(技術研鑚)」(以下、CPDと称す)制度に関して、「背景」、「目的」、「形態」、「課

題」、「登録等」、「手数料等」毎にまとめました。

なお、当初、日本技術士会ではCPDを「継続教育」としていましたが、平成 16年5 月の理事会

で決定された「技術士ビジョン21」において、CPDを「継続研鑚」と称することになっていま

す。

(1)制度化の背景

・技術者の果たす使命と役割に対する認識

・技術者の相互交流や人材の流動化

・技術者の国際的相互承認の必要性

・科学技術の高度化・複雑化に伴う信頼性や安全性の確保

・実務能力のみならず、社会や公益性に対しての責任

・職業倫理と横断的見識を備えた国際性のある技術者

等が望まれることから、CPDが制度化され、これによって技術者資格の国際的整合性も図られ

ています。

(2)CPDの目的

技術士は、高等な専門的応用能力を有した技術者として、以下のような視点を重視したCPDに

努めることが必要です。さらに、CPDに努めることで、「新しい知識の習得と自己啓発」に役立ち、

「社会的信用」を得ることができます。

・技術者倫理の徹底

・科学技術の進歩への関与

・社会環境変化への対応

・技術者としての判断力の向上

CPDの実施と登録は、以下のような考えの下で実施されています。

・できるだけ第三者の立場から研鑚実績として理解されるものが望ましい。

・実施したCPDは、次頁以降の(3)と(4)に示すようなCPDの形態や課題に沿って所定

の様式に記録し、日本技術士会にCPDの登録を行う。

・CPDの形態と課題をバランスよく実施するように心がける必要がある。

・CPD実績の目標は、150CPD時間/3年間(APECエンジニアは250CPD時間/5

年間)で、年平均50CPD時間を履修することが望ましい。

・CPD登録は自己申告が基本であり、CPDの内容については各技術士が説明責任を果たすべ

きである。

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(3)CPDの形態

CPDの形態の主たる対象は、以下の6つとなります。

それぞれに関して、内容に応じた「CPD時間の算定」や「重み係数」の目安が決められていま

す。「CPD時間の算定」や「重み係数」の目安は、p.17の表を参考にして下さい。

形 態 区 分 内 容 (例)

① 講習会・研修会等への参

加・受講

日本技術士会、関係学協会(学術団体、公益法人を含む)、

大学等、民間団体及び企業が公式に開催するもの

② 論文等の発表

(1)学協会、民間団体、企業等が開催する技術発表会、後

援会、研究会、シンポジウム等での口頭発表

(2)学協会、民間団体、企業等が発行する学術誌、技術誌

等への論文、報告文の発表

③ 企業内研修 研修プログラム及びOJTプログラムが明示されてお

り、それに基づいて実施され、成果が明確なもの

④ 技術指導

(1)大学、学協会、民間団体、企業等が開催する研修会、

講習会の講師等

(2) 修習技術者等に対する具体的な技術指導

⑤ 産業界における業務経験

(1)業務上で特に技術的成果を上げた業務、学協会・民間

団体・企業等の表彰を受けた業務、特許出願した業務等

(2)業務を通して資質の向上に成果があったもの

1)公的な技術資格の

取得

政府機関等の認定あるいは承認する公的な技術資格の取

2)公的な機関での議

長や委員長就任の場

政府機関等の審議会・研究会等の委員、学協会等の役員、

委員への就任(年間を通した活動であるもの)

3)大学、研究機関にお

ける研究開発・技術

業務への参加、国際

機関への協力等

大学、研究機関(企業を含む)等における研究開発・技

術開発業務への参加、国際機関、国際協力事業団等にお

ける国際的な技術協力への参加

4)技術図書の執筆、自

己学習 成果が明確なもの

5)その他 上記以外で技術士のCPDに値すると判断されるもの

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(4)CPDの課題とその区分

CPDの課題は、「一般共通課題」と「技術課題」に2区分され、それぞれに課題項目と内容が明

記されています。

分 課 題 項 目 内 容 (例)

①倫理

1)倫理規程、技術倫理(技術の人類社会に与える長期的・短

期的影響の評価を含む技術士に課せられた公益確保の責

務等)

2)職業倫理、技術者倫理

②環境 地球環境、環境アセスメント、環境課題の解決方法等

③安全 安全基準、防災基準、危機管理、化学物質の毒性、製造物

責任法(PL法)等

④技術動向 新技術、品質保証、情報技術、規格・仕様等

⑤社会動向 国内、海外動向(国際貿易動向、GATT/WTO、ODA

等)、商務協定並びに技術に対する動向等

⑥産業経済動向 内外の産業経済動向、労働市場動向等

⑦規格・基準の動向 ISO、IEC等

⑧マネジメント手法

1)工程管理、コスト管理、資源管理、維持管理、品質管理、

リスク管理等

2)MOT、プロジェクト管理、セキュリティ管理等

⑨契約 役務契約、国際的な契約形態等

⑩国際交流 英語によるプレゼンテーション・コミュニケーション、国

際社会の理解、各国の文化及び歴史

⑪その他 1)教養(科学技術史等)、一般社会との関わり等

2)資質向上に成果があったCPDの上記①~⑩以外のもの

①専門分野の最新技術 専門とする技術、周辺技術等

②科学技術動向 専門分野、科学技術政策、海外の科学技術動向等

③関係法令 業務に関連のある法令(特に改定時点)

④事故事例 同様な事故を再び繰り返さないための事例研究並びに事故

解析等

題 ⑤その他 上記①~④以外の技術関連事項

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(5)CPDの記録と登録、証明

CPDの実施は、記録・登録することが望まれています。CPD記録の登録は、「WEB登録」

と「文書登録」の2通りがあます。なお、日本技術士会は、「WEB登録」が随時登録可能であ

り、データが電子化され、管理運用が容易なので、この登録方法を推奨しています。

このようなCPDの記録や登録、証明は日本技術士会会員、非会員に関わらず行うことがで

きます。

各CPD登録方法とCPD登録の証明方法の概要は、以下の通りとなります。

<WEB登録>

登録時期は随時可能です。登録に関しては、事前にIDとパスワードが必要となります。こ

の方法は日本技術士会が推奨している登録方法であり、この方法は、「3.WEBによる登録方

法」で詳述します。

<文書登録>

CPD記録を年度毎(4月から翌年3月)にまとめ、年1回提出します。文書登録の際に必

要な書類等は、①技術士CPD登録依頼書、②CPD記録シート、③登録手数料です。①と②

は、日本技術士会のホームページから取得可能です。③は、発行手数料払込みの証明書類(郵

便局の定額小為替または振込みの控えの写し)となります。

なお、文書は日本技術士会にて6年間保管されますが、その後は破棄されます。

文書登録の際の「CPD記録シート」の書き方は、「3.WEBによる登録方法 (2)CP

D登録方法」で示されている「CPD記録」(WEB登録後の出力結果;p.19)を参考にして下

さい。

<CPD登録の証明>

業務において提案書等を提出する場合、「技術士CPD登録証明書」の提出を求められる場合

があります。この「技術士CPD登録証明書」の発行は、技術士の申請に基づき、日本技術士

会で行います。対象は、日本技術士会にCPD登録されている方で、この証明書は、「技術士が

自己申告にて登録した記録であること」を証明するものです。証明書の発行に必要な書類等は、

①技術士CPD登録証明依頼書、②発行手数料です。①は、日本技術士会のホームページから

取得可能です。②は、発行手数料払込みの証明書類(郵便局の定額小為替または振込みの控え

の写し)となります。

技術士CPD登録証明書発行依頼につきましては、郵送で受付けます。発行までに要する時

間は、CPD記録を「WEB登録」されている方は1週間程度、「文書登録(WEBと文書両方

で登録されている方を含みます)」されている方は2週間程度かかります。

CPD登録証明書は、対象期間のCPD時間の合計や各課題のCPD時間の合計等が所定の

様式に沿って発行されます。また、CPD登録証明書はCPD登録に基づき発行され、年間の

CPD時間が50CPD時間に満たない場合でも発行されます。

なお、CPD登録証明書発行時に、CPD記録シート添付の依頼があれば、写しをそのまま

添付されます。(ただし、この場合のCPD登録証明対象期間は過去5年分までです。)

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(6)CPDに関わる手数料

CPDの登録手数料や登録証明書発行手数料は、以下のようになっています。

日本技術士会会員 非会員 項目

WEB登録 文書登録 WEB登録 文書登録

登録手数料 無料 1,000 円/年度 5,000 円/年度*2 10,000 円/年度

証明書発行手数料 1,000 円/回 2,000 円/回 5,000 円/回 10,000 円/回

CPD記録シート添付料*1 500 円/回 500円/回 2,000 円/回 2,000 円/回

*1:登録証明書にCPD記録シートの添付を希望する場合

*2:平成13 年度から平成15 年度まで(平成 13年4月1 日~平成 16年3月 31日)の期

間の記録につきましては、一度IDとパスワードを取得すれば無料で入力可能です。

また、振込口座の種類や名義等は以下のようになっています。

郵便振替口座 銀行振込口座

番号:00130-5-581901

名義:CPD日本技術士会

銀行名:みずほ銀行神谷町支店

種 類:普通

番 号:1371616

名 義:(社)日本技術士会

(7)CPD認定制度

平成18年1月に開催された理事会において、会員拡大・技術士活性化推進特別委員会から

付議されましたCPD認定制度が承認されました。これに基づき、下記要領にて平成18年3

月1日より認定申請が受け付けられています。ここでは、CPD認定制度に関して概要や申請

方法などを説明します。

<CPD認定制度の概要>

会員(技術士)に対して一定以上の継続研鑚を重ねていることが認定された場合、「(社)日本

技術士会CPD認定会員」であることが証されます。なお、有効期間を3年間とし、引続き認

定を求める場合は、更新審査を要します。

<CPD認定の要件>

次の条件が全て満足される必要があります。

1)(社)日本技術士会の会員であって、会費に未納がないこと。

・申請月の2ケ月前から遡って過去3年間で150CPD時間以上登録していること。

・その各年別においても30CPD時間以上実績があること。

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・3年間の実績において、課題区分(A一般共通;11項目、B技術;5項目)別に、少

なくともA項から2項目、B項から1項目において実績があること。

・3年間の実績において、形態区分(1~6-5までの10形態)別に、少なくともいず

れか3形態に実績があること。

なお、今後社会が求める資質レベル等を考慮し、課題として「倫理」が必須になるなど、認

定のための条件が変更されることがあります。また、WEB登録している方は、(社)日本技

術士会のH.P.から、CPD認定の要件を満たしているかどうか確認ができます。以下に、

WEB登録している方のCPD認定の要件を満たしているかどうか確認方法を示します。

①「CPD(継続研鑚)」の「技術士CPD認定会員申請」にアクセスします。

・「http://www.engineer.or.jp/」にアクセス。

・「CPD(継続研鑚)」(a)をクリック。

・「技術士CPD認定会員申請」(b)をクリック。

(a) の「CPD(継続研

鑚)」をクリック

(b)の「技術士CPD認定会員申

請」をクリック

(a)

(b)

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②「ID」、「パスワード」が聞かれた場合は、それを入力します。既に入力している場合

は、聞いてきません。

③以下の画面がでてきますので、認定要件を満たしているかどうか(赤楕円内に記載され

ている)が解ります。

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<CPD認定の申請>

当面、3年間の実績についてWEB 登録をされている会員を対象にホームページからのみ申請

を受付けられます(文書登録の方は、平成18年10月より受付開始予定です。追って日本技

術士会のH.P.に詳細が掲載される予定です。)。申請する場合は、前ページの「申請します」

(青楕円部)をクリックし、申請が受け付けられましたら、顔写真を事務局に送付して下さい。

・顔写真(縦:30mm×横:25mm 1 枚。申請時点から3 ケ月以内に撮影されたもの)。裏面に氏名をご記入下さい。

・顔写真送付先:〒105-0001 東京都港区虎ノ門4-1-20 田中山ビル8階

社団法人日本技術士会 CPD課

TEL:03-3459-1331

<申請手数料>

WEB登録の方は、1 回の審査にあたり、3,000 円の申請手数料を必要としますが、本制度の

普及のため制度発足より2年間は無料となっています。

<「認定」されると>

「CPD認定会員」として認定されると、以下のよう

なメリットがあります。

・認定証、認定会員証(顔写真付きカード)の発行(右

見本参照)

・WEB会員名簿でCPD認定会員であることの表示

・当会H.P.の「CPD認定会員一覧」において会

員番号・氏名等が公表されます。

・名刺などで「CPD認定会員」であることを称する

ことができます。

<留意事項>

申請にあたっては、以下のことにご留意下さい。

・監査について

日本技術士会は、CPD認定会員が、CPDをガイドラインに沿って継続実施されてい

ることを、必要に応じ監査することがありますので、随時登録していただくと共に証明書

類等は控えておいて下さい。

・申請期間について

申請時の2 ヶ月前の月から遡り3年間のCPD実績を基に認定いたします。

※例:平成18年3月に申請する場合、平成18年1月から3年遡るため、平成15年

2月から平成18年1月のCPD記録に基づき認定されます。申請月によっては、認

定審査の対象期間が異なることとなりますので、審査結果が変わってくることが考え

られます。登録実績の内訳を確認して、今後のCPD実施を継続して下さい。

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3.WEBによる登録方法

ここでは、日本技術士会が推奨しているCPD登録方法である「WEB登録」の方法につい

て述べます。「WEB登録」を行うためには、まず事前の準備が必要です。その準備が整ったら、

「WEB登録」が可能となります。

なお、「WEB登録」は、日本技術士会の会員、非会員に関わらず利用可能です。

(1)WEB登録前の事前準備

セキュリティの観点から、「ID」と「パスワード」の取得が必要となります。すでに「ID」

と「パスワード」を取得済みの方は、新たにパスワードを取得する必要はなく、すでにお持ち

のパスワードが使用できます。

「ID」と「パスワード」の取得方法は、日本技術士会会員の場合と非会員の場合で違いま

す。以下に、それぞれの場合の取得方法を示します。

<日本技術士会会員の場合>

「ID」と「パスワード」の発行手数料は無料です。日本技術士会のホームページの「会員

コーナー」(http://www.engineer.or.jp/kaiin/index.html)にアクセスし、「会員パスワード

の取得申請」の手続きを行って下さい。なお、「ID」、「パスワード」が認可され、本人あて通

知があるまで 2~3 週間程度かかります。

①会員コーナーにアクセスします。

・「http://www.engineer.or.jp/」にアクセス。

・「会員コーナー」(a)をクリック。

(a) の「会員コー

ナー」をクリ

ック

(a)

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②パスワードの取得コーナーに移ります。

・「会員パスワードの取得方法」(b)をクリック。

(b) の「会員

パスワード

の取得方

法」をクリ

ック

③会員パスワードの取得申請をします。

・すべての項目を入力します。

・「登録」(c)をクリックします。

・パスワードの登録申請が完了します。

すべての項目を入力後、(c)の「登録」をクリックし、登録申請終了。

(b)

(c)

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<非会員の場合>

「ID」と「パスワード」の発行手数料は、年度ごとに必要(4月から翌年3月を1年度と

します)です。一度手数料を支払った期間については、いつでも入力可能となります。発行手

数料の支払いは、下記①または②のいずれかの方法があります。「技術士CPDWEB登録パス

ワード(非会員用)の取得申請」にて申請後、どちらかを「パスワード発行担当」宛に送って

下さい。なお、「ID」と「パスワード」の発行や更新等は、振込みの確認されてから手続き完

了となります。

また、平成13 年度から平成15 年度まで(平成 13年4月1 日~平成 16年3月31 日)の期間

の記録については、一度「ID」と「パスワード」を取得すれば、非会員でも無料で入力可能

です。

・発行手数料支払い方法

①定額小為替証書(郵便局にて購入,氏名等記入不要)

②郵便振替または銀行振込(振込口座表参照)にて振込み、その振込み控えまたは写し

・送付先

〒105-0001 東京都港区虎ノ門4-1-20 田中山ビル8F

(社)日本技術士会 CPD課 パスワード発行担当

tel:03-3459-1331

・会員パスワードの取得申請の手続き

日本技術士会のホームページの「技術士CPDWEB登録ID、パスワード(非会員用)

の取得申請(http://www.engineer.or.jp/cpd/shinsei/index.html)にアクセスし、「会員パ

スワードの取得申請」の手続きを行って下さい。なお、「ID」、「パスワード」が認可され、

本人あて通知があるまで2~3週間程度かかります。また、更新、再発行も上記から申請して

ください。

更 新:次年度以降の登録申請の場合です。更新につきましては、次年度の3 ヶ月前か

ら受付可能です。何年も先の期間のお申し込みはできません。

再発行:パスワードを紛失等された場合です。再発行の手数料は必要ありません。

①「技術士CPDWEB登録ID、パスワード(非会員用)の取得申請」にアクセスしま

す。

・「http://www.engineer.or.jp/」にアクセス。

・「CPD(継続研鑚)」(a)をクリック。

・「技術士CPD登録申請方法」(b)をクリック。

・「技術士CPDWEB登録ID、パスワード(非会員用)の取得申請」(c)をクリック。

・「技術士 CPDWEB 登録パスワード(非会員用)の取得申請」(d)をクリック。

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(a) の「CPD(継

続研鑚)」をクリック

(b)の「技術士CPD

登録申請方法」をク

リック

(a)

(b)

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(c)の「技術士CPD

WEB登録ID、パ

スワード(非会員用)

の取得申請」をクリ

ック

(d)の「技術士CP

DWEB登録パス

ワード(非会員用)

の取得申請」をク

リック

*この後、「セ

キュリティの警

告」が表示された場合は、「OK」をクリックする。

(c)

(d)

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②パスワードの取得申請を行います。

・取得申請画面中の項目を入力します。「必須」は必ず入力してください。

・「次へ」(e)をクリックします。

・パスワードの登録申請が行われます。

*この後に関しては、後日別途ご連絡します!!

(e)

必要項目を

入力後、(e)

の「次へ」を

クリック

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(2)CPD登録方法

WEB登録前の事前準備が完了し、「ID」と「パスワード」が手元に届いたら、CPDの「W

EB登録」が可能となります。このWEBによる登録方法は、日本技術士会の会員、非会員の

関わらず同じ方法で、技術士が自身でCPD実績をWEB(ブラウザ)を利用してCPD登録・

閲覧ができるシステムです。動作環境は、以下の通りとなっています。

・インターネットに接続可能なパソコン

・ブラウザ Microsoft Internet Explorer 5.0 以上

Netscape Communicator 4.7 以上

・推奨画面サイズ 1024×768 ピクセル以上

①「CPD記録」(CPD登録画面)にアクセスします。

・「http://www.engineer.or.jp/」にアクセス。

・「CPD(継続研鑚)」(a)をクリック。

・「CPD実績の登録」(b)をクリック。

・「ID」と「パスワード」を入力。

(a) の「CPD

(継続研鑚)」を

クリック

(a)

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(b)の「CPD実

績の登録」をク

リック

*「セキ

ュリティの警告」が表示されたら「OK」をクリック

・「ID」と「パ

スワード」を入

力。

(b)

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②「CPD記録」の入力画面(トップ)が表示されます。

初期表示では、入力年度の4月から入力月までで既に入力されたデータを表示します。初め

てのログインや年度切り替わり後の初期表示は上図のようになります。

・表示項目

(i)表示対象期間:表示対象となる期間が示されます。

・再表示:期間変更後の再表示キーです。

・PDF保存:表示されたCPD記録をPDFファイルに保存します。p.20 以

降の「CPD記録の表示方法」で詳述します。

(ii)技術士登録番号:技術士登録番号が表示されます

氏名:氏名が表示されます。

APECエンジニア登録番号(対象者のみ):APEC登録番号が表示されます。

(iii)課題項目別CPD時間数累計:対象とする期間内における課題項目別のCPD累

計時間が表示されます。

・5カ年表示:過去5年間のCPD記録を表示します。p.23 以降の「CPD記

録の表示方法」で詳述します。

(iv)形態区分別CPD時間数累計:対象とする期間内における形態区分別のCPD累

計時間が表示されます。

・5カ年表示:過去5年間のCPD記録を表示します。p.25 以降の「CPD記

録の表示方法」で詳述します。

(v)入力されているCPD記録:表示対象期間のCPD記録が表示されます。

(i)

(ii) (iii)

(iv)

(v)

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③「CPD記録」を入力します。

・「追加」(c)をクリック。

(c)の「追加」をク

リック

④「CPD記録」の各項目を入力します。下図のような「CPD入力」画面が表示されます。

各項目の入力を手順に準じて行います。入力する項目と内容は、次頁以降の通りとなりま

す。

・すべてを入力し終わったら、「登録」(f)をクリック

(d)の「課題項

目」をクリック

すると課題項目

一覧が表示

(e)の「形態区

分」をクリック

すると形態区分

一覧が表示

(f)の「登録」を

クリック

(c)

(d)

(e)

(f)

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・開始年月日:入力するCPDの開始日を入力

・開始時:CPDの開始時刻を入力

・終了年月日:入力するCPDの開始日を入力

・終了時:CPDの終了時刻を入力

・実時間:実時間を入力

1)30 分単位の入力です。

2)1CPD単位で40 時間を超える入力はできません。あえて入力したいのであ

れば、CPD単位を分割してください。

・重み係数:重み係数を選択して入力(下記を参考)

形態区分 CPD時間算定及び

時間重み係数の目安

1.講習会、研修会、講演会、シンポ

ジウム等への参加(受講)

・時間重み係数CPDWF=1

2.論文等の発表

・CPD 時間=最大 40時間(学術雑誌への査読

付き論文,1件当たり)

・CPD時間=最大10時間(一般論文,総説等)

・便宜的に論文等を 1 ページ当たり 5 時間程

度での換算も可

・口頭発表はCPDWF=3~2

3.企業内研修

・研修:CPDWF=1(研修プログラムによる実

施)

・OJT:最大 20 時間(OJT プログラムによる

実施)

4.技術指導 ・CPDWF=3~2

5.産業界における業務経験

・CPD 時間=最大 40時間(特許出願 1件当た

り)

・CPD 時間=最大 20時間(特に,受賞等成果

を上げた業務等)

①公的な技術資格の取得 ・CPD時間=最大20時間(1資格当たり)

②公的な機関での議長や委員

長就任の場合

・CPD 時間=最大 40時間(議長や委員長就任

の場合:1委員会当たり)

・CPD時間=最大20時間(委員会委員の場合:

1委員会当たり)

③大学、研究機関における研

究開発・技術業務への参加、

国際機関への協力等

④技術図書の執筆,自己学習

⑤その他

・時間重み係数などは、上記に照らして適宜

判断

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・課題:課題コードを選択

・「課題項目」(d)をクリックすると課題項目一覧が表示されますので、参考に

して下さい。

・形態:形態コードを選択

・「形態区分」(e)をクリックすると形態区分一覧が表示されますので、参考に

して下さい。

・CPD名:CPDの名称を入力。

・主催者:主催者等を入力

・場所:会場等を入力(任意入力)

・CPDの内容:CPDの内容を入力

・備考:備考(各学協会等のCPDのコード番号等)を入力(任意入力)

・メモ:特記事項や補足等があれば入力(任意入力)

・APECエンジニア:APECエンジニアのCPDにも該当する場合に該当する技

術分野にチェック(対象者のみ)

⑤入力し終わった場合の画面です。

・既に入力したCPD記録を修正する場合は、「詳細」(g)をクリックして下さい。「CP

D入力」画面が表示されますので修正箇所を修正して下さい。

修正する場合

は(g)の「詳

細」をクリッ

・注意!:ブラウザの「戻る」を利用するとうまく表示できない場合がありま

すので、前の画面に移動したい場合は、必ず「戻る」(h)を利用して下さい!!

(g)

(h)

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⑥入力結果の例です。

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(3)CPD記録の各種表示方法

ここでは、登録したCPD記録の表示方法のいくつかを説明します。CPD記録の表示

方法は、以下の3つがあります。

1)CPD記録をPDFファイル化し、一覧表として出力する方法

2)「課題項目別年別CPD時間数累計」をグラフとして出力する方法

3)「形態区分別年別CPD時間数累計」をグラフとして出力する方法

各方法に関して以下に説明します。

<CPD記録をPDFファイル化し、一覧表として出力する方法>

①「CPD記録」の入力画面(トップ)に行きます。

・PDF化したい期間を入力します。(a)

・「再表示」(b)をクリックし、PDF化したい期間を再表示させます。

・「PDF保存」(c)をクリックします。

(a) の

PDF

化した

い期間

を入力

(b) の

「再表

示」を

クリッ

クし、

再表示

(a)

(b) (c)

(c)の「PDF保存」をクリック

全画面に戻りたい場合は「戻る」をクリック!

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②「CPD記録」を保存ないし閲覧・出力する。

・下記の画面が表示されます。すぐに出力(閲覧)したい場合は「開く」(d)を、保存

後出力(閲覧)したい場合は「保存」(e)をクリックして下さい。「開く」を実施し、

閲覧後であっても「Adobe Reader」ソフト上から保存は可能です。この場合、「元

文書のコピーが保存される、続けるか?」旨のメッセージがでる場合があります

が、「OK」をクリックすれば保存できます。

*当方のお薦めは、保存後の出力(閲覧)です。

(d)の「開く」を

クリック:すぐ

に出力(閲覧)し

たい場合

(e)の「保存」を

クリック:保存

後出力(閲覧)し

たい場合

・下記の画面が表示されますので、保存する場所を決定し(f)、ファイル名を決定し

(g)、「保存」をクリック(h)。

(f)で保存す

る場所を決定

(g)でファイ

ル名を決定

(h)の「保存」

をクリック

(d)

(e)

(f)

(h) (g)

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③「CPD記録」を閲覧ないし出力する。

・「ダウンロードの完了」が表示された後、すぐに閲覧ないし出力を行いたい場合は、

「ファイルを開く」(i)をクリックして下さい。後で良い場合は「フォルダを開く」

(j)ないし「閉じる」(k)をクリックして下さい。

すぐみる場合:

(i)の「ファイル

を開く」をクリ

ック

後でみる場合:

(j)の「フォルダ

を開く」ないし

(k)の「閉じる」)

をクリック

・以上の

作業で「CPD記録をPDFファイル化し、一覧表として出力する方法」は完了

です。閲覧したい場合は、ファイルをダブルクリックするか、「Adobe Reader」ソ

フトを立ち上げ、ファイル読み込みを行って下さい。出力する場合は、「Adobe

Reader」ソフトに従い、出力(プリントアウト)を行って下さい。

④出力例(p.19 も参考にして下さい。)

(i)

(j)

(k)

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<「課題項目別年別CPD時間数累計」をグラフとして出力する方法>

①「CPD記録」の入力画面(トップ)に行きます。

・「課題項目別年別CPD時間数累計」の「5カ年表示」(a)をクリックします。

*入力データが5カ年に達していなくても閲覧・出力可能です。

(a) の

「5カ

年 表

示」)

をクリ

ック

②「課題項目別年別CPD時間数累計記録」画面に行きます。

・グラフ化したい期間の「グラフ」(b)をクリックします。

「不足時間」は、

期間内の目標C

PD時間に不足

している時間

(b)の「グラフ」

をクリック

(a)

(b)

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③「課題項目別年別CPD時間数累計記録」のグラフが表示されます。

前画面に戻りたい場合は「戻る」をクリック!

・このグラフから150CPD時間/3年間、250CPD時間/5年間及び全体C

PDの課題項目別のバランスをチェックできます。

・この場合は「A-4:技術動向(新技術、品質保証、情報技術、規格・仕様等)」が

多すぎてバランスが悪いですね。

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<「形態区分別年別CPD時間数累計」をグラフとして出力する方法>

①「CPD記録」の入力画面(トップ)に行きます。

・「形態区分別年別CPD時間数累計」の「5カ年表示」(a)をクリックします。

*入力データが5カ年に達していなくても閲覧・出力可能です。

(a) の

「5カ

年 表

示」)

をクリ

ック

②「形態区分別年別CPD時間数累計」画面に行きます。

・グラフ化したい期間の「グラフ」(b)をクリックします。

「不足時間」は、

期間内の目標C

PD時間に不足

している時間

(b)の「グラフ」

をクリック

(a)

(b)

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③「形態区分別年別CPD時間数累計」のグラフが表示されます。

前画面に戻りたい場合は「戻る」をクリック!

・このグラフから150CPD時間/3年間、250CPD時間/5年間及び全体C

PDの課題項目別のバランスをチェックできます。

・この場合は「1.研修会講習会・研修会等への参加・受講(日本技術士会、関係

学協会(学術団体、公益法人を含む)、大学等、民間団体及び企業が公式に開催す

るもの)」と「6―(3)大学、研究機関における研究開発・技術業務への参加、

国際機関への協力等(大学、研究機関(企業を含む)等における研究開発・技術

開発業務への参加、国際機関、国際協力事業団等における国際的な技術協力への

参加)」が多いことが解ります。

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4.Q&A例

ここでは、日本技術士会のホームページ「http://www.engineer.or.jp/cpd/index.html」

に示されているQ&Aの一部を転記します。

(1)技術士CPDについて

Q:技術士のCPDとは何ですか?

A:平成12年4月 26日の技術士法一部改正、平成13年4 月1日の技術士法施行に基づい

て、技術士が職業倫理を備えることを求めると同時に、技術士資質の一層の向上を図

るため、資格取得後の研鑚が責務とされ、平成 13 年 4 月 1 日より技術士CPD

(Continuing Professional Development)がスタートしました。技術士は技術士法第

47 条の2 により「技術士は、常に、その業務に関して有する知識及び技能の水準を向

上させ、その他その資質の向上を図るよう努めなければならない。」こととなっており、

技術士会の会員であるかどうかにかかわらず、「技術士の資質向上の責務」が課せられ

ています。

Q:CPD単位時間及び目標時間について教えて下さい。

A:CPD単位時間は,CPDに実質的に費やした時間に対し,実施難度や効果を勘案し

た「時間重み係数」を乗じて換算した時間です。目標として年平均50単位時間,3年

間に150単位時間(APECエンジニアは更新期間の5年間に 250 単位時間)のCP

Dの実施が望まれます。

Q:技術士CPD と技術士会の関係について教えて下さい。

A:日本技術士会会員であるなしを問わず、技術士会が技術士のCPDに係わる事務を行う

ことは、技術士法第 55 条に記述されています。CPD 記録の登録を容易にするために、

全技術士を対象としたWEB登録を開始しました。

(2)CPD記録の登録方法

Q:CPD記録の登録方法について教えて下さい。

A:CPD記録の登録は,「WEBでの登録」と「文書での登録」の2通りの方法で受付け

ていますが、随時登録が可能で、管理運用が容易な「WEBでの登録」をお奨めしま

す。本人確認及びセキュリティの観点から、E-mail での登録申請の受理はできません。

また、FAXによる送信は文字が鮮明でなく、場合によっては紙が重なったりするト

ラブルが多いので、FAXによる登録申請の受理もできません。

WEBでの登録の場合

登録につきましてはいつでも可能です。また、入力した CPD 記録の表示期間の指定

や年度の自動集計を行えるので、年度の区切りを気にしないで、CPD 記録の登録を

行うことができますので、お奨めの方式です。

文書での登録の場合

CPD記録を下記CPD登録課あて郵送して下さい。その際、必ず「技術士CPD登

録依頼書」及び「返信用の葉書」を添付して下さい。年に何度もご提出されますと、

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シートの管理が複雑になりますので、年度(4 月から翌年 3 月)毎にまとめ、原則

年1 回の提出をお願い致します。管理運用面から電子情報が望ましいことから、可

能な方は、WEBで入力する方式への切り替えをお奨めします。切り替え時にはお

手数ですが、過去に提出いただいたハードコピー対応のWEB入力もお願いします。

Q:CPD記録は必ず「誕生月」に登録しなければならないのですか?

A:CPD記録の登録を案内した当初は登録の集中を回避するために誕生月登録をお願い

しましたが、現在は、WEBで入力する方式(随時登録可能)、郵送(4月から翌年3

月までの記録を各自ご都合のよい時期に送付)に応じて登録をお願いします。

(3)CPD記録の考え方 、関連書類の取り扱い

Q:論文等の発表の登録について「1 枚につき 5 時間」と「最大10時間」とは矛盾しな

いのですか?

A:便宜的に「1 枚につき5 時間」で計算し、一般論文等の場合最大 10時間、学術雑誌へ

の査読つき論文の場合最大 40 時間を超えない範囲で履修単位として戴くのが宜しい

と考えます。

Q:共著論文を別の者が口頭発表した場合、当人は論文提出のみということと考えてよい

ですか?

A:ご本人の論文提出分を登録対象と考えて下さい。

Q:特許は出願して審査中のものも記入してよろしいですか?

A:公告までには時間が掛かりますので、出願中の案件をCPD履修項目として下さい。

Q:海外の技術指導に関するCPD履修単位については、どのようになるのでしょうか?

A:海外に滞在期間中の全てがCPDの履修単位にはなりません。期間中に滞在先で技術

指導のために開催した講座等が該当します。登録の最大時間は、産業界における業務

経験の登録最大時間等とのバランスに留意した場合、最大 20CPD時間が限度と考え

られます。

Q:講習会出席時の領収書等の取り扱いについて教えてください。

A:講習会出席時の領収書等の証明書類は、ご自分で保管しておいていただければ結構で

す。

Q:学会等出席時に CPD 記録の証明書をもらえない場合、どうすればよいでしょうか?

A:証明書が得られない場合、開催の案内、レジメ等を保管のうえ、備考に保管資料名の

記述をお願いします。

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(4)APECエンジニアとの関連

Q:APECエンジニアの CPD250 時間/5 年間の取り扱いについてはどうなりますか?

A:APECエンジニアの場合、更新時から過去5年間のCPDが問われることに留意し、

記録の登録をお願い致します。

Q:CPD記録の登録とAPECエンジニア対応の登録について、区別の必要はあります

か?

A:区別の必要は、ありません。