日本風景街道(九州ルート) ~主な取組み状況~€¦ ·...
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日本風景街道(九州ルート)
~主な取組み状況~
平成24年3月28日(水)
九州地方整備局道路部道路計画第二課
(九州風景街道推進会議事務局)
平成23年度 九州風景街道推進会議資料-2
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九州おもてなしの
“ゆっくりかいどう”
かごしま風景街道
九州横断の道
やまなみハイウェイ
日豊海岸シーニック・バイウェイ
(蒲江・北浦大漁海道)
日南海岸きらめきライン
ちょっとよりみち
唐津街道むなかた
ながさきサンセットロード
~橋でつながる教会と歴史の道~
玄界灘風景街道
九州横断の道
阿蘇くまもと路
豊の国歴史ロマン街道
~小倉・足立山から宇佐の森へ~ ○九州風景街道の参加団体
約 350団体
○中心となる道路延長
約 1300km
※各ルート登録申請資料より
九州風景街道
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九州風景街道の主な活動
1.地域の美化活動と自然景観の保全
2.地域資源を活用した地域活性化・観光振興
3.研修会・勉強会、シンポジューム等の開催
4.九州外の日本風景街道との交流
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1.地域の美化活動と自然景観の保全
○道路空間の美化活動は、九州各県の「道守」を中心に活動
○地元住民・企業・ボランティア・大学・行政・道路管理者など多様なメンバーが参加
○自然景観を次世代に継承する取り組み
佐々町で活動をしている「にこにこクリーン佐々」
秋のお祭り/お正月前
清掃活動
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~ながさきサンセットロード~西海市大島町で活動している「環境美化を考える会」による道路の清掃・草刈り活動。(当日天気もよく44名が参加)
環境省くじゅう自然保護官事務所主催の清掃活動
別府地区
九重地区
~九州横断の道 やまなみハイウェイ~日頃の個々の団体での活動に加え、年末年始を前に「別府支部」
における合同清掃活動。
NPO法人わらべ「ちびっこの会」など約70名参加
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~日南海岸きらめきライン~道守みやざき会議のみなさんは、毎年「道守の日」を決めて県内で一斉に道守活動を展開今年は10月23日を「道守の日」とし、県内で14箇所で活動北浦町では「ひかり児童クラブ」・「なでしこの会」 道路の清掃、除草作業などを行いました。
◇宮崎空港周辺道路の花植活動
<花の苗供給システム>宮崎県堀切苗圃で「“花の苗”の生産を講習会」をルートの団体等を対象に開催(12月~ 3月 7回)講習会参加者には、来春の「花で地域を結ぶ一斉活動」で優先的に無料で花苗の供給を受けることができます。
なでしこの会
ひかり児童クラブ
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たかひら展望公園の野路菊
~日豊海岸シーニック・バイウェイ(蒲江・北浦大漁海道)~毎年、海開きを前に、「きたうら風景海道推進協議会」の主催により、北浦町の下阿蘇ビーチで砂浜の清掃活動を実施 <のじぎく再生プロジェックト>
佐伯市蒲江を代表する秋の観光スポット「たかひら展望
公園の“のじぎく“」が鹿の食害等で危機の状態になって
いました。
佐伯市やNPO法人「蒲江の海」、地元地域づくり団体等
を中心に平成22年度に「のじぎく再生プロジェックト」を
立ち上げ、再生に取り組んでいます。
野路菊祭りの風景
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~九州横断の道やまなみハイウェイ~
~九州横断の道 阿蘇くまもと路~ <草原景観の保全活動」>やまなみハイウェイ沿線・阿蘇の「草原」は、地域・ボランティアの方々の野焼きにより「草原風景」が維持。
大分県九重町では地域住民が「野焼き実行委員会」を結成し野焼きを復活
野焼きの作業風景(九重町) 野焼きにより守られた景観(由布市の由布岳付近)
阿蘇の野焼き(阿蘇市)
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~玄界灘風景街道~ 虹の松原の再生・保全
佐賀県唐津市の唐津沿岸に長さ約5km 弧状のクロマツ林の「虹の松原」 (日本三大松原の一つ)
住民・企業・行政が交流を図りながら松葉かき(松葉の落ち葉をかき集めること)による松原の再生・保全
平成21年度から年4回活動しています。
虹の松原)
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2.地域資源を生かした地域活性化・観光振興
○ 「人材・地場産業・景観・食」を活用した魅力づくり
○ 県際の連携による観光振興
○ 自然景観・歴史遺産等を巡る「地域資源体験のツアー」
○「わかりやすい案内表示」「みどころまっぷ」などを作成
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~日豊海岸シーニック・バイウェイ(蒲江・北浦大漁海道)~
<あまべ渡世大学 H19年開校>佐伯市蒲江地域等をキャンパスと見たて、地元漁師の方が「講師」となり、海辺の仕事や生活を伝授21の講座を準備(ウニ割体験・伊勢えびさばきなど)、年間 約6000人が受講地域食での「おばちゃんバイキング」によるおもてなし。
地域食でおもてなし「おばちゃんバイキング」
<東九州伊勢えび海道・伊勢えびまつり>宮崎県の最北端・北浦町と大分県最南端・蒲江町で、共通の地域資源(伊勢えび)で‘浦’(=地域)おこしを平成16年からスタートマスコミ各社へのPRキャラバン隊を実施。「県際の漁村同士がタッグを組んだ取組」みとして大きく取り上げ来訪頻度もリピータ率が高まり地域活性化に寄与ウニ割体験
~九州横断の道 阿蘇くまもと路~
<歴史街道を歩く活動>「NPO法人自然を愛する会」が主体となり、大分県鶴崎と熊本城を結ぶ「豊後街道徒歩の旅」を30年以上続く活動
「豊後街道」を小学3年生~中学3年生の子供達約200名の参加をし、約100名近いボランティアが旅を支えている。
6泊7日の旅 地元の方々との交流を通じての「心」の体験学習、江戸時代当時の道を歩いて旅する「歴史」の体験学習
お揃いの笠かぶりで歩く子供達
地域の方々との交流会の様子 12
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~ながさきサンセットロード~
<長崎から平戸へ歴史を訪ねて バスツアーを開催>長崎サンセットロードの取り組み・ルートのすばらしさを知って頂くためにツアーを開催(日帰り・1泊2日間コース 約70名参加)
平戸市においては、「NPO平戸ねっと」の現地ボランティアガイドによる平戸市内の歴史資源を紹介
参加者へのアンケートの結果 約8割が満足・平戸現地ガイドに約6割の方が好感度との声
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~玄界灘風景海道~「糸島魅力みつけ隊ネットワーク協議会 自然景観グループ」による、「糸島の良いところ」「良い景色を知っていただき」「楽しんでいただく」ために、「立石登山&黒磯海岸散策」を実施
地元新聞への掲載・JR駅へのチラシ掲載を行い、39名参加(一般参加27名・スタッフ12名、1/3がリピーター)毎年、この企画を心待ちしている声も
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~九州横断の道 やまなみハイウェイ~
<由布院「通り名」プロジェクト>観光客にわかりやすい案内表示を目的にH22年よりプロジェクトをスタート設置観光・商業関係者と地域住民と連携した取り組み今後、散策マップ・案内看板についても、通り名表示を加えてリニュアル化へすべく、作業中。
~北九州おもてなしの“ゆっくりかいどう”~<街道ウォーク及び風景街道パネル展>JRウォーキングの共催として街道ウォークを実施コース上に設定された企業祭会場において「風景街道パネル展を実施、認知度向上に寄与
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3.研修会・学習会、シンポジュームの開催
○ 歴史や文化資源の発掘と活用
○ 地域外の専門家や大学などと連携した資源研き
○ 地域の人材育成と活用
○ パートナ・行政による協議会等の開催
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~日南海岸きらめきライン~
<日本風景街道大学の開学>古事記編纂1300周年 「風景と神話・文化」をテーマ 宮崎大学を会場とした日本 風景街道大学開学神話でご縁が深い、出雲(島根県)と大和(奈良県)から講師を招き「古事記でつむぐ」というカリキュラムを用意2日目は沿道の風景の評価しながら、神話ゆかりの地を巡る現地研修を実施
<ユニバーサルデザインと観光の講演会>誰でもが安心して楽しんでいただける地域を目指して研修会を開催(H23.7.7 約120名)ユニバーサルデザインの視点からルートの現地視察参加者は「目から鱗が落ちる」内容であった旨の意見・感想
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~玄海灘風景街道~ 福博:都市シーニックバイウェイ研究会
<シンポジューム「九州新幹線開通と都市の魅力の創造」>九州新幹線鹿児島ルート全線開業から2ヶ月が経過福岡・鳥栖・久留米・熊本の沿線4市長が新幹線を生かした魅力ある都市づくりや都市間連携のの具体的な推進などについてパネルディスカション青森市長による『新幹線でつながる「元気都市」を目指して』と題して基調講演
~ながさきサンセットロード~
<ながさきサンセットロード ロゴマークの作成>ルートの特徴である「夕日」「教会」「橋」の3要素をモチーフとしたロゴマーク長崎サンセットロードの認知度向上に向けたロゴマークの作成検討みどころマップ、コンサートツアー等に活用
ロゴマーク検討状況
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~ちょっとよりみち唐津街道むなかた~<先進地視察>先進地の取り組みを学び・自らの地域づくりに反映
~鹿児島風景街道~<地域の歴史景観についての勉強会>地域の子供活動と合わせた勉強会
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~日豊海岸シーニックバイウェイ(蒲江・北浦大漁海道)~
<平成23年度 総会風景>~ながさきサンセットロード~
<小浜地区での定例会>
<地域の活動団体代表者と行政関係者の「地域連絡会議」>
年度の活動内容や他団体との連携強化などについて話し合う
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4.九州外の日本風景街道との交流会
シーニックバイウェイ北海道と日南海岸きらめきラインとの交流
北海道視察ツアーや全道フォーラムへの参加、「日本風景街道大学」への北海道からの参加
日本風景街道シンポジュームin奈良への参加
四国風景街道交流会での取り組み紹介
※いずれも 日南海岸きらめきライン
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■H23年度 パートナと行政の情報交換を実施
1. 地域活動を通じての「パートナーの声」
2. 活動するうえでの課題
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楽しみながら活動をやっており、その結果として人を呼ぶことにも繋がっていく。
取組みを通じて、他の団体や全国の方々と情報交換・交流を図れることが有意義である。
将来の子供達のために「この地域をどうした良いか」を考えて行動することが活動に繋がる。
高規格幹線道路の整備が進んでおり、全線開通した時に「通過点」とならない様に今から「仕込む」ことが重要。
1.活動の効果、成果(喜び、意気込み)
《人材育成・後継者不足・活動資金等》後継者がいない、どう育てていくか。
地域に資源は沢山あるが、その「みがき方」も課題。
各種取り組みにおいて、資金確保が困難
《ルート構成団体相互の連携・調整、他のルートとの他との連携》情報を広めるのに、活動団体が多いのは有利であるが、まとめるのに一苦労
他のルートや県間連携も重要であるが、連携するには難しい面もある。
《行政の支援・期待等》
歴史資源・神社等へのアクセス道路(脇道・遊歩道等)の整備も必要。
基本的に行政を頼ってはダメ、援助して欲しい時には助けて欲しいと言う。
(困った時に話せる所が有ることが重要)
「道の駅」「高速SA・PA」活用した各ルートのPR必要
行政の広報誌を活用した「風景街道」のシリーズ化した広報の取り組み。
2.活動するうえでの課題