医薬品インタビューフォーム - toyaku洋名:dimemorfan phosphate 製造承認年月日...

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日本標準商品分類番号 872229 2007 年 7 月(改訂第 5 版) 医薬品インタビューフォーム 日本病院薬剤師会のIF記載要領(1998 年 9 月)に準拠して作成 鎮咳剤〈非麻薬〉 劇薬 指定医薬品 シロップ用ジメモルファンリン酸塩 DIMEMORMIN® Dry Syrup 2.5% ドライシロップ剤 1g 中 25mg 和名:ジメモルファンリン酸塩 洋名:Dimemorfan Phosphate ・発 2003 年 3 月 14 日 2003 年 7 月 4 日 2003 年 7 月 4 日 開発・製造・輸入・発売・ 製造販売:高田製薬株式会社 担当者の連絡先・ 電話番号・FAX番号 本IFは 2007 年 7 月改訂の添付文書の記載に基づき改訂した。

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日本標準商品分類番号 8722292007 年 7 月(改訂第 5版)

医薬品インタビューフォーム

日本病院薬剤師会のIF記載要領(1998 年 9 月)に準拠して作成

鎮咳剤〈非麻薬〉

劇薬

指定医薬品

シロップ用ジメモルファンリン酸塩

DIMEMORMIN® Dry Syrup 2.5%

剤 形 ドライシロップ剤

規 格 ・ 含 量 1g 中 25mg

一 般 名 和名:ジメモルファンリン酸塩

洋名:Dimemorfan Phosphate

製 造 承 認 年 月 日

薬 価 基 準 収 載

・ 発 売 年 月 日

2003 年 3 月 14 日

2003 年 7 月 4 日

2003 年 7 月 4 日

開発・製造・輸入・発売・

提 携 販 売 会 社 名 製造販売:高田製薬株式会社

担 当 者 の 連 絡 先 ・

電 話 番 号 ・FAX 番 号

本IFは 2007 年 7 月改訂の添付文書の記載に基づき改訂した。

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IF利用の手引きの概要―日本病院薬剤師会―

1. 医薬品インタビューフォーム作成の経緯

当該医薬品について製薬企業の医薬情報担当者(以下、MRと略す)等にインタビューし、当該医薬品

の評価を行うのに必要な医薬品情報源として使われていたインタビューフォームを、昭和 63 年日本病院

薬剤師会(以下、日病薬と略す)学術第 2小委員会が「医薬品インタビューフォーム」(以下、IFと略す)と

して位置付けを明確化し、その記載様式を策定した。そして、平成10年日病薬学術第3小委員会によっ

て新たな位置付けとIF記載要領が策定された。

2. IFとは

IFは「医療用医薬品添付文書等の情報を補完し、薬剤師等の医療従事者にとって日常業務に必要な

医薬品の適正使用や評価のための情報あるいは薬剤情報提供の裏付けとなる情報等が集約された総

合的な医薬品解説書として、日病薬が記載要領を策定し、薬剤師等のために当該医薬品の製薬企業に

作成及び提供を依頼している学術資料」と位置付けられる。

しかし、薬事法の規制や製薬企業の機密等に関わる情報、製薬企業の製剤意図に反した情報及び薬

剤師自らが評価・判断・提供すべき事項等はIFの記載事項とはならない。

3. IFの様式・作成・発行

規格はA4 判、横書きとし、原則として 9 ポイント以上の字体で記載し、印刷は一色刷りとする。表紙の記

載項目は統一し、原則として製剤の投与経路別に作成する。IFは日病薬が策定した「IF記載要領」に従

って記載するが、本IF記載要領は、平成 11 年 1 月以降に承認された新医薬品から適用となり、既発売

品については「IF記載要領」による作成・提供が強制されるものではない。また、再審査及び再評価(臨

床試験実施による)がなされた時点ならびに適応症の拡大等がなされ、記載内容が大きく異なる場合に

はIFが改訂・発行される。

4. IFの利用にあたって

IF策定の原点を踏まえ、MRへのインタビュー、自己調査のデータを加えてIFの内容を充実させ、IFの

利用性を高めておく必要がある。

MRへのインタビューで調査・補足する項目として、開発の経緯、製剤的特徴、薬理作用、臨床成績、非

臨床試験等の項目が挙げられる。また、随時改訂される使用上の注意等に関する事項に関しては、当該

医薬品の製薬企業の協力のもと、医療用医薬品添付文書、お知らせ文書、緊急安全性情報、Drug

Safety Update(医薬品安全対策情報)等により薬剤師等自らが加筆、整備する。そのための参考として、

表紙の下段に IF 作成の基となった添付文書の作成又は改訂年月を記載している。なお適正使用や安

全確保の点から記載されている「臨床成績」や「主な外国での発売状況」に関する項目等には承認外の

用法・用量、効能・効果が記載されている場合があり、その取扱いには慎重を要する。

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目 次

Ⅰ 概要に関する項目 Ⅴ 治療に関する項目

1. 開発の経緯・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 1. 効能又は効果・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8

2. 製品の特徴及び有用性・・・・・・・・・・・・・ 1 2. 用法及び用量・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8

3. 臨床成績・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8

Ⅱ 名称に関する項目

1. 販売名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 Ⅵ 薬効薬理に関する項目

2. 一般名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 1. 薬理学的に関連ある化合物又は化合物群・・・・・・ 10

3. 構造式又は示性式・・・・・・・・・・・・・・ 2 2. 薬理作用・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10

4. 分子式及び分子量・・・・・・・・・・・・・ 2

5. 化学名(命名法)・・・・・・・・・・・・・ 2 Ⅶ 薬物動態に関する項目

6. 慣用名、別名、略号、記号番号・・・・・・・ 2 1. 血中濃度の推移・測定法・・・・・・・・・・・・・ 11

7. CAS登録番号・・・・・・・・・・・・・・・ 2 2. 薬物速度論的パラメータ・・・・・・・・・・・・・ 12

3. 吸収・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12

Ⅲ 有効成分に関する項目 4. 分布・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12

1. 有効成分の規制区分・・・・・・・・・・・・ 3 5. 代謝・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13

2. 物理化学的性質・・・・・・・・・・・・・・ 3 6. 排泄・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13

3. 有効成分の各種条件下における安定性・・・・・ 3 7. 透析等による除去率・・・・・・・・・・・・・・・ 14

4. 有効成分の確認試験法・・・・・・・・・・・ 3

5. 有効成分の定量法・・・・・・・・・・・・・ 3 Ⅷ 安全性(使用上の注意等)に関する項目

1. 警告内容とその理由・・・・・・・・・・・・・・・ 15

Ⅳ 製剤に関する項目 2. 禁忌内容とその理由・・・・・・・・・・・・・・・ 15

1. 剤形・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4 3. 効能・効果に関連する使用上の

2. 製剤の組成・・・・・・・・・・・・・・・・ 5 注意とその理由・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15

3. 製剤の各種条件下における安定性・・・・・・・・・ 5 4. 用法・用量に関連する使用上の

4. 調製法及び溶解後の安定性・・・・・・・・・ 6 注意とその理由・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15

5. 他剤との配合変化(物理化学的変化)・・・・・・・ 7 5. 慎重投与内容とその理由・・・・・・・・・・・・・ 15

6. 混入する可能性のある夾雑物・・・・・・・・・・・・ 7 6. 重要な基本的注意とその理由

7. 製剤中の有効成分の確認試験法・・・・・・・・・ 7 及び処置方法・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15

8. 製剤中の有効成分の定量法・・・・・・・・・・・・・ 7 7. 相互作用・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15

9. 容器の材質・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7 8. 副作用・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16

10. その他・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7 9. 高齢者への投与・・・・・・・・・・・・・・・・ 16

10. 妊婦、産婦、授乳婦等への投与・・・・・・・・・ 16

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11. 小児等への投与・・・・・・・・・・・・・・・・ 16 ⅩⅡ 参考資料

12. 臨床検査結果に及ぼす影響・・・・・・・・・・・ 17 1. 主な外国での発売状況・・・・・・・・・・・・・・ 23

13. 過量投与・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 17

14. 適用上及び薬剤交付時の注意 ⅩⅢ 備考

(患者等に留意すべき必須事項等)・・・・・・・・ 17 1. その他の関連資料・・・・・・・・・・・・・・・・ 24

15. その他の注意・・・・・・・・・・・・・・・・ 17

16. その他・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 17

Ⅸ 非臨床試験に関する項目

1. 一般薬理・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 18

2. 毒性・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 18

Ⅹ 取扱い上の注意等に関する項目

1. 有効期間又は使用期限・・・・・・・・・・・・ 20

2. 貯法・保存条件・・・・・・・・・・・・・・・ 20

3. 薬剤取扱い上の注意点・・・・・・・・・・・ 20

4. 承認条件・・・・・・・・・・・・・・・・・ 20

5. 包装・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 20

6. 同一成分、同効薬・・・・・・・・・・・・・ 20

7. 国際誕生年月日・・・・・・・・・・・・・・・ 20

8. 製造・輸入承認年月日及び承認番号・・・・・・ 20

9. 薬価基準収載年月日・・・・・・・・・・・・・ 20

10. 効能・効果追加、用法・用量変更

追加等の年月日及びその内容・・・・・・・・・ 20

11. 再審査結果、再評価結果公表

年月日及びその内容・・・・・・・・・・・・・・・ 20

12. 再審査期間・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 20

13. 長期投与の可否・・・・・・・・・・・・・・・・・ 20

14. 厚生労働省薬価基準収載医薬品コード・・・・・ 21

15. 保険給付上の注意・・・・・・・・・・・・・・・・ 21

ⅩⅠ 文献

1. 引用文献・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 22

2. その他の参考文献・・・・・・・・・・・・・・・・ 22

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Ⅰ 概要に関する項目

1. 開発の経緯 ジメモルファンリン酸塩は、山之内製薬(株)で開発されたmorphinan骨格

を有する鎮咳剤で、強力な鎮咳作用を有し、依存性がない非麻薬性であ

り、上気道炎、急性気管支炎、肺炎に対して用いられている。

山之内製薬(株)より成人用剤としてアストミン錠、成人及び小児用剤とし

てアストミン散が販売され、更に小児科領域で投与しやすいシロップ剤とし

てアストミンシロップが販売されている。

当社では、患者への服用や携帯、また医療機関における調剤の面で、既

存のシロップ剤を改善したジメモルファンリン酸塩のドライシロップ剤、ジメモ

ルミンドライシロップ 2.5%を開発し、2003年 3月に製造販売承認を得て、同

年 7月より発売している。

2. 製品の特徴及び有用性 ・ 中枢性の鎮咳剤(非麻薬性)である。

・ 麻薬(コデインリン酸塩)と同等又はそれ以上の鎮咳作用をあらわす。

・ 非麻薬性のため連用しても耐薬性(依存性)はない。

・ 非麻薬性のため腸管輸送能への抑制作用(便秘)はほとんどない。

・ 甘味を有し、服用しやすく、調剤しやすい細粒状のドライシロップである。

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Ⅱ 名称に関する項目

1. 販売名

(1) 和名 ジメモルミンドライシロップ 2.5%

(2) 洋名 DIMEMORMIN Dry Syrup 2.5%

(3) 名称の由来 一般名に由来する。

2. 一般名

(1) 和名(命名法) ジメモルファンリン酸塩 (JAN)

(2) 洋名(命名法) Dimemorfan Phosphate (JAN)

3. 構造式又は示性式

4. 分子式及び分子量

分子式:C18H25N・H3PO4

分子量:353.39

5. 化学名(命名法) (9S,13S,14S)‐3,17‐Dimethylmorphinan monophosphate (IUPAC)

6. 慣用名、別名、略号、

記号番号

別名:リン酸ジメモルファン

7. CAS 登録番号 36304-84-4

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Ⅲ 有効成分に関する項目

1. 有効成分の規制区分 劇薬、指定医薬品

2. 物理化学的性質

(1) 外観・性状 白色~微黄白色の結晶又は結晶性の粉末である。

(2) 溶解性

酢酸(100)に溶けやすく、水又はメタノールにやや溶けにくく、エタノール

(95)に溶けにくく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。

(3) 吸湿性 ほとんどなし1)

(4)

融点(分解点)、沸点、

凝固点

融点:約 265℃(分解)

(5) 酸塩基解離定数 pKa:7.151)

(6) 分配係数 該当資料なし

(7) その他の主な示性値 旋光度:〔α〕20

D:+25~+27°(乾燥後、1g、メタノール、100mL、100mm)

pH:4.0~5.0 (1.0g を水 100mL に溶かした液)

安定性1)

保存条件 外観・性状・含量

室温・2 年間(ガラス容器) 変化は認められず安定

密栓・遮光・3 ヵ月 (37℃、45℃、56℃)

変化は認められず安定

遮光・3 ヵ月 (20℃・RH85%、45℃・RH74%)

ほとんど変化は認められず安定

3. 有効成分の各種条件下

における安定性

日光下・3 ヵ月 変化は認められず安定

4. 有効成分の確認試験法 日局「ジメモルファンリン酸塩」の確認試験による

5. 有効成分の定量法 日局「ジメモルファンリン酸塩」の定量法による

3

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Ⅳ 製剤に関する項目

1. 剤形

剤形の区別:ドライシロップ剤 (1) 剤形の区別及び性状

性 状:白色の微粒又は粉末で、においはないか又はわずかに特異

なにおいがあり、味は甘い。

物性試験2)

見掛比容積 ルーズ 1.90

(mL/g) タップ 1.60

18Mon 0.0

30Mon 0.0

42Mon 5.3

50Mon 8.1

60Mon 15.2

83Mon 45.0

100Mon 14.5

140Mon 8.0

200Mon 1.7

(2) 製剤の物性

粒 度

(%)

200Mpass 2.3

平均粒径(㎛) 212

水分(%)① 0.24

流動性の程度 良好

噴流性の程度 かなり強い

粒子形状 流動層造粒

10%濃度 1 分 08 秒

溶解性②

20%濃度 3 分 11 秒

溶解液の外観② 澄明な液となった。

臨界湿度③ 80%付近

① カールフィッシャー測定法

② ネスラー管に精製水 10mL と本剤 1g(10%)又は 2g(20%)を加え、1 秒

間に 1 回のペースで、上下をひっくり返すように振とうする。(状態がそれ

以上変化しなくなった時間)

③ 30℃相対湿度 50~100%のデシケーターに試料 1g を入れ、1 時間後か

ら 24 時間後まで 2時間おきに重量変化を測定し、各湿度条件での重量

変化から臨界湿度を推察した。

4

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(3) 識別コード 表示していない

2. 製剤の組成

(1) 有効成分(活性成分)の

含量

1g 中 ジメモルファンリン酸塩 25mg

(2) 添加物 精製白糖、D-マンニトール、アスパルテーム(L-フェニルアラニン化合物)、

香料

3.

(1) 長期保存試験(25±2℃、60±5%RH)2)

ポリエチレン瓶 (3 ロットの結果のまとめ)

開始時 3 ヵ月後 6 ヵ月後 9 ヵ月後12 ヵ月後

24 ヵ月後

36 ヵ月後

製剤の各種条件下にお

ける安定性

性状

白色の粉末を含む微粒で、わずかに特異なにおいがあり、

味は甘い。

pH 4.99-5.01

5.04 5.02-5.04

5.02-5.03

5.02- 5.03

5.03- 5.04

4.97-4.99

残存率(%)

100 99.5-100.0

99.1-99.6

99.3-100.0

99.0- 99.9

99.1- 99.9

98.9-99.6

水分(%)

0.19-0.21

0.19-0.22

0.19-0.22

0.16-0.18

0.16- 0.17

0.18- 0.22

0.20-0.27

(2) 加速試験(40±2℃、75±5%RH)2)

ポリエチレン瓶 (3 ロットの結果にまとめ)

開始時 1 ヵ月後 3 ヵ月後 6 ヵ月後

性状 白色の粉末を含む微粒で、わずかに特異なにおいがあり、

味は甘い。

pH 4.99-5.01 5.01-5.02 5.00-5.01 4.99-5.00

残存率(%) 100 99.4-100.0 99.3-99.8 99.5-100.0

水分(%) 0.19-0.21 0.18-0.19 0.20-0.21 0.18-0.19

(3) 温度に対する安定性(60℃)2) (3 試料の平均値)

1 ヵ月後 開始時

無包装 ポリエチレン瓶入り

性状

白色の粉末を含む微粒であり、わずかに特異なにおいがある。

白色の粉末を含む微粒であり、においはない。 変化なし

pH 5.03 4.93 4.90

残存率(%) 100 100.0 99.7

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(4) 湿度に対する安定性(25℃、90%RH)2) (3 試料の平均値)

1 ヵ月後 開始時

無包装 ポリエチレン瓶入り

性状

白色の粉末を含む微粒であり、わずかに特異なにおいがある。

白色の液体(潮解した)であり、わずかに特異なにおいがある。

変化なし

pH 5.03 4.90 5.03

残存率(%) 100 65.0 99.8

(5) 光に対する安定性(照度:3000lx)2) (3 試料の平均値)

120 万 lx・hr 照射後 開始時

無包装 ポリエチレン瓶入り

性状

白色の粉末を含む微粒であり、わずかに特異なにおいがある。

変化なし 変化なし

pH 5.03 5.03 5.03

残存率(%) 100 100.0 99.7

4. (1) 50g(ジメモルファンリン酸塩として 1.25g)/500mL水溶液2)

25±2℃ (3 試料の平均値)

調製法及び溶解後の安

定性

測 定 時 期

開始時 1 日後 3 日後 7 日後

性状

無色澄明で、わずかに不溶物が認められ、わずかに特異なにおいがある。

変化なし わずかに白く濁ったほかは、開始時と変化なし

pH 5.03 4.99 4.97 4.93

残存率(%) 100 100.0 100.0 100.0

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(2) 50g(ジメモルファンリン酸塩として 1.25g)/500mL水溶液2)

5±3℃ (3 試料の平均値)

測 定 時 期

開始時 1 日後 3 日後 7 日後

性状

無色澄明で、わずかに不溶物が認められ、わずかに特異なにおいがある。

変化なし

pH 5.03 5.02 5.02 5.00

残存率(%) 100 100.0 100.0 100.0

5. 他剤との配合変化(物理

化学的変化)

別資料参照

6. 混入する可能性のある

夾雑物

該当資料なし

7. 製剤中の有効成分の確

認試験法

(1) 日局「紫外可視吸光度測定法」による

(2) 日局「薄層クロマトグラフィー」による

(3) 日局「リン酸塩の定性反応(1)」による

日局「液体クロマトグラフィー」による

カラム:液体クロマトグラフィー用オクタデシルシリル化シリカゲル

移動相:ラウリル硫酸ナトリウム 0.288g をpH2.5 の 0.01mol/L リン酸塩緩

衝液/アセトニトリル混液(1:1)1000mL に溶かした液

8. 製剤中の有効成分の定

量法

検出器:紫外吸光光度計(測定波長:276nm)

9. 容器の材質

バラ包装: ポリエチレン[瓶、中栓、パッキン]

ポリプロピレン[キャップ]

10. その他

7

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Ⅴ 治療に関する項目

1. 効能又は効果

下記疾患に伴う鎮咳

上気道炎、急性気管支炎、肺炎

2. 用法及び用量 通常、下記 1日量を 3回に分け、用時溶解して経口投与する。

2 歳未満 0.3~0.45g

(ジメモルファンリン酸塩として 7.5~11.25mg)

2~3 歳 0.5~0.8g

(ジメモルファンリン酸塩として 12.5~20mg)

4~6 歳 0.8~1.1g

(ジメモルファンリン酸塩として 20~27.5mg)

7~14 歳 1.2~1.4g

(ジメモルファンリン酸塩として 30~35mg)

ただし、年齢・症状により適宜増減する。

3. 臨床成績 該当資料なし

(1) 臨床効果

(2) 臨床薬理試験:忍容性試

(3) 探索的試験:用量反応探

索試験

(4) 検証的試験

1)無作為化平行用量反

応試験

2)比較試験

3)安全性試験

4)患者・病態別試験

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(5) 治療的使用

1)使用成績調査・特別調

査・市販後臨床試験

2)承認条件として実施

予定の内容又は実施

した試験の概要

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Ⅵ 薬効薬理に関する項目

1. 薬理学的に関連ある化

合物又は化合物群

非麻薬性鎮咳剤(モルヒナン系)

2. 薬理作用

(1) 作用部位・作用機序 ジメモルファンリン酸塩は、延髄の咳中枢に直接作用して鎮咳作用をあら

わす。動物実験(イヌ、ネコ、モルモット)ではコデインリン酸塩やデキストロメ

トルファンよりも優れた鎮咳効果が認められている。ジメモルファンリン酸塩

は、非麻薬性であり、腸管内容輸送を抑制しない。3)

(2) 薬効を裏付ける試験成

該当資料なし

10

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Ⅶ 薬物動態に関する項目

1. 血中濃度の推移・測定法

(1) 治療上有効な血中濃度 該当資料なし

<参考>

動物実験により、鎮咳効果は脳中のジメモルファンリン酸塩濃度と比例し

ていると考えられている。1)

(2) 最高血中濃度到達時間 経口投与後 3時間2)

(3) 通常用量での血中濃度* 生物学的同等性試験2)

生物学的同等性試験において、本剤は標準製剤(0.25%シロップ)との生

物学的同等性が確認された。

クロスオーバー法により、健康成人男子 23 名に本剤 0.8g(ジメモルファン

リン酸塩として 20mg)を空腹時に単回経口投与し、投与前、投与後 0.5、1、

1.5、2、3、4、6、8、12、24 及び 48 時間に前腕静脈から採血した。

LC/MS/MS 法により測定したジメモルファンリン酸塩の血漿中濃度の推移

及びパラメータは次のとおりであり、90%信頼区間法にて統計解析を行った

結果、log0.8~lpg1.25 の範囲内であった。

判定パラメータ 参考パラメータ

AUCt(pg・hr/mL) Cmax(pg/mL) tmax(hr) t1/2(hr)

19448.32±27351.78 1391.48±1631.65 2.89±1.15 9.07±2.04

(mean±S.D.)

血漿中濃度並びにAUC、Cmax等のパラメータは、被験者の選択、体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。

11

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(4) 中毒症状を発現する血

中濃度

該当資料なし

2. 薬物速度論的パラメー

該当資料なし

(1) 吸収速度定数

(2) バイオアベイラビリテ

(3) 消失速度定数

(4) クリアランス

(5) 分布容積

(6) 血漿蛋白結合率

<参考>

モルモットに3Hで標識したジメモルファンリン酸塩を生理食塩水で溶解し、

10mg/3.3mL/kg投与したところ、投与後 1 時間の血漿中の放射能に対する

蛋白に結合した放射能の割合は 0.07%であった。1)

3. 吸収 経口投与後、速やかに腸管からよく吸収される。1)

4. 分布

(1) 血液ー脳関門通過性 通過する。1)

<参考>

マウスに3Hで標識したジメモルファンリン酸塩を 10mg/kg経口投与し、経

時的に体内への分布を測定したところ、脳への分布が認められた。1)

(2) 胎児への移行性 該当資料なし

(3) 乳汁中への移行性 該当資料なし

(4) 髄液への移行性 該当資料なし

12

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(5) その他の組織への移行

<参考>

マウスに3Hで標識したジメモルファンリン酸塩を 10mg/kg経口投与し、経

時的に体内への分布を測定したところ、各組織とも、投与後 30 分又は 1 時

間後の濃度が最も高く、その後は急速に代謝された。1)

5. 代謝

(1) 代謝部位及び代謝経路 主に肝臓で代謝される。1)

(2) 代謝に関与する酵素

(CYP450 等)の分子種

該当資料なし

(3) 初回通過効果の有無及

びその割合

該当資料なし

(4) 代謝物の活性の有無及

び比率

健康成人男性に 12 時間絶食させた後、30mg を経口投与した場合、24

時間尿中への排泄率は約 60%であった。尿中に検出同定し得た代謝物は

3種類(d -3-Hydroxy-methylmorphinan、d-3-Carboxyl-N-methylmorphi-

nan、d-3-Hydroxy-methyl-N-methylmorphinan)で、いずれも酸化的脱アル

キル化反応による生成物で、未変化体は 2%以下検出されるにすぎなかっ

た。なお、いずれの代謝物もほとんど鎮咳作用を有しないものであった。1)

(5) 活性代謝物の速度論的

パラメータ

該当資料なし

6. 排泄

(1) 排泄部位 尿、糞(主に尿中に排泄される。)1)

(2)

(3)

排泄率

排泄速度

健康成人男性に12時間絶食させた後、ジメモルファンリン酸塩30mgを投

与したところ、投与後 24 時間までの未変化体及び代謝物の排泄率は約

60%で、未変化体は 2%未満が検出されるにすぎなかった。1)

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7. 透析等による除去率 該当資料なし

(1) 腹膜透析

(2) 血液透析

(3) 直接血液灌流

14

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Ⅷ 安全性(使用上の注意等)に関する項目

1. 警告内容とその理由 添付文書に記載なし

2. 禁忌内容とその理由 添付文書に記載なし

3. 効能・効果に関連する使

用上の注意とその理由

該当しない

4. 用法・用量に関連する使

用上の注意とその理由

該当しない

5. 慎重投与内容とその理

慎重投与(次の患者には慎重に投与すること)

(1) 糖尿病又はその疑いのある患者[耐糖能に軽度の変化を来たすことが

ある。]

(2) 薬物過敏症の患者

[解説]

(1) ラットを用いた 5 週間毒性試験において、ジメモルファンリン酸塩

200mg/kg経口投与により耐糖能の低下及び 400mg/kg経口投与で膵

臓ランゲルハンス氏島β細胞に液胞の出現が認められている。しかし

ながら、マウス、ウサギ、イヌではこうした変化は認められず、健康成人

での試験(20mg/3 回/日、5 日間投与)においても耐糖能に異常は認

められていない。したがって、ヒトにおいて耐糖能の低下が発現すると

しても、かなり大量のジメモルファンリン酸塩を投与した場合のことと考

えられるが注意は必要である。1)

6. 重要な基本的注意とそ

の理由及び処置方法

添付文書に記載なし

7. 相互作用 添付文書に記載なし

(1) 併用禁忌とその理由

(2) 併用注意とその理由

15

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8. 副作用

(1) 副作用の概要

本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施して

いない。

1)重大な副作用と初期

症状

添付文書に記載なし

2)その他の副作用

頻度不明

過敏症注) 発疹等

精神神経系 めまい、眠気、頭痛、頭重、脱力感、倦怠感

消化器 口渇、食欲不振、悪心、嘔吐、下痢等

循環器 頻脈、動悸、顔面潮紅

注)症状があらわれた場合には、投与を中止すること。(太字)

(2) 項目別副作用発現頻度

及び臨床検査値異常一

該当資料なし

(3) 基礎疾患、合併症、重症

度及び手術の有無等背

景別の副作用発現頻度

該当資料なし

(4) 薬物アレルギーに対す

る注意及び試験法

(1) 薬物過敏症の患者には慎重に投与すること。

(2) 発疹等の過敏症状があらわれた場合には、投与を中止すること。

9. 高齢者への投与 高齢者には、減量するなど注意すること。[一般に高齢者では、生理機能

が低下している。]

10. 妊婦、産婦、授乳婦等へ

の投与

妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険

性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[妊娠中の投与に関する

安全性は確立していない。]

11. 小児等への投与 添付文書に記載なし

16

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12. 臨床検査結果に及ぼす

影響

添付文書に記載なし

13. 過量投与 添付文書に記載なし

14. 適用上及び薬剤交付時

の注意(患者等に留意す

べき必須事項等)

添付文書に記載なし

15. その他の注意 添付文書に記載なし

16. その他

17

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Ⅸ 非臨床試験に関する項目

1. 一般薬理 該当資料なし

2. 毒性

(1) 単回投与毒性試験 急性毒性(LD50mg/kg)1)

マウス ラット モルモット

♂ ♀ ♂ ♀ ♂

経口 514 573 690 838 528

皮下 237 202 556 563 180

静脈内 33.9 39.4 57.5 64.8

腹腔内 124

(2) 反復投与毒性試験 4週齢のSD/JCLラットにジメモルファンリン酸塩を25~400mg/kgを 1~5

週間経口投与し、その毒性を検討したところ、5 週間投与における最大無作

用量は、雄では 25mg/kg、雌では 50mg/kg であった。それ以上の投与では

肝臓の脂肪化がみられた。400mg/kg の投与では、膵臓のランゲルハンス氏

島のβ細胞の空胞化及びβ顆粒の減少も認められ、投与期間中に死亡例

もみられた。

投与終了後の回復試験の結果、肝脂肪は1週間でほぼ完全に消失した

が、膵ランゲルハンス氏島に生じた変化については、β顆粒の減少の回復

に 1~2 週間、β細胞の空胞化の回復には 5~110 週間を要した。

マウス(ICR/JCL、雌)、モルモット(Hartley系、雄)、イヌ(ビーグル、雄)に

ジメモルファンリン酸塩を 5 週間経口投与し、その毒性を検討したところ、各

種の動物における最大無作用量は、マウス雌では50mg/kg、モルモット雄で

は 25mg/kg、イヌ雄では 10mg/kgであった。それ以上の投与では肝臓の脂

肪化がいずれの動物種においても用量依存的に発現したが、膵臓の空砲

化は認められなかった。1)

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(3) 生殖発生毒性試験 生後 12週齢以上の ICR/SLC マウス及び SD/SLC ラットを用いて、マウス

では妊娠 7~13 日に、ラットでは妊娠 8~14 日にジメモルファンリン酸塩を1

日 10~100mg/kg 経口投与し、母体及び胎児に対する影響を検討した。

その結果、マウスではいずれの投与量においても母体の一般状態及び

剖検所見、胎児に対する発育抑制作用、胎児致死作用、催奇形作用は認

められなかった。

ラットの母体では 25~100mg/kgの投与群の摂餌量の低下に伴う体重増

加の抑制がみられたが、一般状態及び剖検所見に異常は認められなかっ

た。胎児では 100mg/kg投与群で平均体重が減少したが、胎児致死作用、

催奇形作用は認められなかった。1)

(4) その他の特殊毒性 (1) 依存性試験1)

健康な雌雄のアカゲザルを用いてジメモルファンリン酸塩の薬物依存

性を検討した結果、身体依存性及び精神依存性は認められなかった。

Wistarラットの雌雄にジメモルファンリン酸塩を 8 週間連続投与して身

体依存性の有無を検討した結果、行動上の異常及び体重の減少等の禁

断症状は認められなかった。

(2) 耐性試験1)

雄性の Hartley モルモットにジメモルファンリン酸塩を 2 週間連続投与

し、耐性の形成を検討したが、耐性形成は認められなかった。

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Ⅹ 取扱い上の注意等に関する項目

1. 有効期間又は使用期限 使用期限:3 年(安定性試験結果に基づく)

2. 貯法・保存条件 しゃ光した気密容器に入れ、室温保存

3. 薬剤取扱い上の注意点 溶解後はできるだけ速やかに使用すること。

4. 承認条件 該当しない

5. 包装

バラ包装: 100g

500g

同一成分薬: アストミンシロップ 6. 同一成分、同効薬

同 効 薬: ペントキシベリンクエン酸塩、クロペラスチンフェンジゾ酸塩、

デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物

7. 国際誕生年月日 不明

8. 製造・輸入承認年月日及

び承認番号

製造承認年月日:平成 15 年 3 月 14 日

承 認 番 号:21500AMZ00257

9. 薬価基準収載年月日 平成 15 年 7 月 4 日

10. 効能・効果追加、用法・

用量変更追加等の年月

日及びその内容

該当しない

11. 再審査結果、再評価結果

公表年月日及びその内

該当しない

12. 再審査期間 該当しない

13. 長期投与の可否 該当しない

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14. 厚生労働省薬価基準収

載医薬品コード

2229001R1025

15. 保険給付上の注意 特になし

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ⅩⅠ 文献

1. 引用文献

1) ㈶日本薬剤師研修センター編:日本薬局方医薬品情報 2006(じほう):

761,2006

2) 高田製薬㈱社内資料

3) 日本薬局方解説書編集委員会編:第十五改正日本薬局方解説書(廣

川書店):C-1770,2006

2. その他の参考文献

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ⅩⅡ 参考資料

販売名 国名

アストミン 台湾

TUSBEN イタリア

GENTUS イタリア

1. 主な外国での発売状況

DASTOSIN スペイン

[IMS&World Product Launches 1982~2001/Nov]

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ⅩⅢ 備考

1. その他の関連資料

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DMM-2(5)