令和元年度 第1回調布市高齢者福祉推進協議会 議事要旨 ·...

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- 1 - 令和元年度 第1回調布市高齢者福祉推進協議会 議事要旨 令和元年7月4日(木)午後6時30分から 文化会館たづくり西館2階 予防接種室 1 開会 2 新しい高齢者福祉推進協議会体制について 3 議題 (1) 平成30年度推進協振返りについて (2) 令和元年度推進協について (3) 市川顧問講話 4 事務連絡 5 閉会 1 開会 委嘱状の机上配布をもって,新委員・モニター員に委嘱。欠席者6名の報告及び配布 資料の確認。 2 新しい高齢者福祉推進協議会体制について 福祉健康部長山本より開会の挨拶。事務局の紹介。委員・モニター員自己紹介。 3 議題 (1)平成30年度推進協振返りについて (2)令和元年度推進協について 【事務局説明】 ○事務局 早速議題に入る前に,今年はどのような年なのかというのを皆様に2点お伝えします。 1点目,こちらが第7期高齢者総合計画の2年目です。昨年を踏まえ,第7期計画で定 めた高齢者福祉策の進捗をチェックしていく年です。 2点目は,第8期高齢者総合計画の骨子を作成する年となります。今年度,計画策定の ために,プロポーザル方式によって選ばれた事業者とともに,7期で得られた成果や課題,

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Page 1: 令和元年度 第1回調布市高齢者福祉推進協議会 議事要旨 · (1)平成30年度推進協振返りについて (2)令和元年度推進協について 【事務局説明】

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令和元年度 第1回調布市高齢者福祉推進協議会 議事要旨

令和元年7月4日(木)午後6時30分から

文化会館たづくり西館2階 予防接種室

1 開会

2 新しい高齢者福祉推進協議会体制について

3 議題

(1) 平成30年度推進協振返りについて

(2) 令和元年度推進協について

(3) 市川顧問講話

4 事務連絡

5 閉会

1 開会

委嘱状の机上配布をもって,新委員・モニター員に委嘱。欠席者6名の報告及び配布

資料の確認。

2 新しい高齢者福祉推進協議会体制について

福祉健康部長山本より開会の挨拶。事務局の紹介。委員・モニター員自己紹介。

3 議題

(1)平成30年度推進協振返りについて

(2)令和元年度推進協について

【事務局説明】

○事務局

早速議題に入る前に,今年はどのような年なのかというのを皆様に2点お伝えします。

1点目,こちらが第7期高齢者総合計画の2年目です。昨年を踏まえ,第7期計画で定

めた高齢者福祉策の進捗をチェックしていく年です。

2点目は,第8期高齢者総合計画の骨子を作成する年となります。今年度,計画策定の

ために,プロポーザル方式によって選ばれた事業者とともに,7期で得られた成果や課題,

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皆様との議論を踏まえて,計画の骨子を作成します。来年度は第8期高齢者総合計画を作

成することとなります。

それでは,お手元に資料1―1,平成30年度高齢者福祉推進協議会検討事項をご用

意ください。

第1回では,第7期高齢者総合計画についての完成のご報告と,両顧問から総評をいた

だきました。総評の中では,両顧問から地域包括支援センターの機能強化,生活支援の展

開と介護予防の取組,医療と介護の連携強化,認知症高齢者等への支援の充実,在宅生活

の支援,介護保険事業の円滑な運営の6つの計画の具体的な展開についてお話をいただき

ました。

また,市より広報について,さまざまな事業を市報や冊子,調布FM以外にも,出前講

座等を通してお伝えしているということをお話しいたしました。皆様からは,地域差であ

ったり,地域包括支援センター等を初めとする各施設へのアクセスの議論といった問題,

認知症等の啓発についてより若い世代にアプローチする必要があるのではないか,という

ご意見をいただきました。

第2回では,認知症初期集中支援チーム,続いて,ゆうあい福祉公社事業報告について,

ケアラー支援,そして在宅介護実態調査結果報告を行いました。認知症施策では,地域包

括支援センターと認知症初期集中支援チームとの関係,そして,どのようなケースを認知

症初期集中支援チームにつなげるのか明らかにする必要があるというアドバイスをいただ

きました。今年度も結果がまとまり次第,皆様にご報告をする予定です。

また,ゆうあい福祉公社の事業報告においては,地域差に関するご意見をいただきまし

た。国領町周辺と,そこから離れた場所等で,ボランティア数の違いによって地域の差が

発生してしまうのではないか,というご意見をいただきました。解消のために第2層,地

域支え合い推進員と協働することが改めて大切だと,市としても再認識できました。

ケアラー支援では,どこに相談したらいいのか分からない,困り事の相談先である地域

包括支援センターについても,より広報に力を入れてほしいという,相談体制の充実と積

極的な情報提供をより求めていただいたかなと思います。

カフェ等の行きたいときに行ける,ケアラーがほっとできる場所で,共有できる時間と

いうものを,既存の資源を活用してつくれないかというご提案と,働き盛りのケアラーに

対して通勤の時間帯等を活用した何か周知方法はできないか,といった貴重なご意見もい

ただいております。

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第3回では,介護保険事業について,介護保険計画の振り返りと平成30年度の取組に

ついて,また,老健や地域の介護支援専門員の役割についてご説明をいただきました。老

健とはという疑問や,地域包括ケアシステムを構築するに当たって,地域の住民が地域包

括支援センターにすぐに相談できる体制についてご意見をいただきました。

また,施設整備では市内に新しく完成する特別養護老人ホームについてご報告をいたし

ました。

その他,居住者支援協議会について,高齢者,障害者,子育て世帯等の住宅確保,要配

慮者への居住支援策を検討する場であること,その後の事業展開として,平成29年度か

ら,住まいぬくもり相談室が事業として始まったこと,そして,そこでの実績等について

皆様にお話しいたしました。皆様からは,地域包括支援センターに限らず,例えば民生委

員等の地域の資源を活用して,相談のパイプをより強めて,情報がつながる仕組みをつく

っていただけないかと。そういった地域力を高める必要性についてお話しいただきました。

第4回では,生活支援体制整備について,支え合い推進員の活動報告と10の筋力トレ

ーニングを中心とした一般介護予防事業についてお伝えいたしました。市では,生活支援

体制整備事業を通じて,高齢者が住み慣れた地域で,自分らしく,生き生きと暮らすこと

ができるよう,地域包括ケアシステムの構築を目指しています。

自助,互助,共助,そして公助のバランスが時代とともに変化する中で互助の拡充が求

められています。互助の拡充に向けて,他機関協働の支援体制構築,地域での支え合い活

動の創出,社会参加で張りのある生活,これら3つの実現に向けて事業に取り組んでいま

す。

地域の中で活動する支え合い推進員,現在2名おります。それが皆様のニーズを拾って,

住民主体の活動ができるよう,制度や団体につなげるために活動しています。その2名の

推進員からの報告のうち1つは,体操をしたいけれども,場所がないといった住民のニー

ズに対して,地域包括支援センターと連携して,住民主体で活動して,実際に場所づくり

ができた例です。2つ目は,大規模団地の中で,住民が抱えていた生活問題をきっかけに

して,他機関が協働して住民が集う場所をつくることができて,その上,生活困窮者とも

つながることができたといった例をお示しできました。

一般介護予防事業では,身近な地域の仲間同士で始められる10の筋力トレーニングを

中心に,住民が取り組み,継続できるよう,包括支援センターと一緒に連携して,介護予

防に向けた取組を展開していることについてお伝えしました。皆様からのご意見では,支

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え合い推進員との関わり方をどうしたらいいのか,そして住民主体の難しさ,ふだん外出

しない方への参加の促し方,そういった課題や,実はスポーツクラブなど,70歳以上の

高齢者の人が結構いる,そんな皆様ならではの視点をいただきました。

第5回では,セカンドライフ応援キャンペーンについて,そして高齢者実態調査につい

てご報告を申し上げました。何か新しいことを始めたいというお仕事を退職された方に限

らず,仕事や育児,家事等に区切りがついたことで,新たなライフステージを迎える方の

ニーズや困り事,企業や地域団体等が行う独自の支援,サービス,それらをつなげるセカ

ンドライフ応援キャンペーンという新しい事業,取組についてお伝えいたしました。多様

な取組を見える化することで,ニーズのある市民の方が選択をしてつながるという仕組み

です。セカンドライフ応援キャンペーンについては,企業との関わり方,そしてサービス

を提供する側のメリットについて,その他,高齢者等がインターネットにアクセスできる

のか,そういったご意見をいただきました。

高齢者実態調査,介護予防・日常生活圏域ニーズ調査の報告と,その結果の中から4点

ほど,男女による回答の差を中心に皆様にご報告いたしました。回答が本人からなのか,

家族からなのかによって,まだまだ大丈夫という感覚は異なるといった分析をより詳細に

して,集計方法についてのご意見や精査に関する認識の違いなどを改めて明らかにするよ

うにというご意見をいただきました。

それぞれの回の中でアクセス,地域差の議論,広報について,そして地域包括支援セン

ターを中心とする地域包括ケアシステム構築のために,地域とのつながりの必要性につい

て議論がされていたと思います。

皆様からいただいた貴重なご意見について,市としても受けとめさせていただき,本年

度は資料1―2のとおり,年間通して議論を進めていきたいと考えております。

第1回が本日。第2回については,在宅医療・介護連携推進事業,市民福祉ニーズ調査

についてお伝えします。

第3回では,地域包括支援センターの担当圏域の見直しと,介護予防事業,生活支援体

制整備事業について,その中で支え合い推進委員の活動報告と,昨年度から実施している

セカンドライフ応援キャンペーンについてお伝えできればと思っております。

第4回は介護保険事業の中間報告を,介護保険担当よりお伝えします。その他,認知症

施策,ケアラー支援として,BPSDケアプログラムについて,認知症初期集中支援チー

ムについてです。

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最後の第5回では,介護予防・日常生活圏域ニーズ調査報告と,高齢者総合計画に係る

プロポーザル結果と,令和2年度推進協についてお話をする予定です。あくまで今年度の

予定ではございますが,年間の予定としてご承知おきください。また,それぞれの検討内

容について気になること,疑問に思うことなど,皆様から忌憚のない貴重なご意見をいた

だければと思います。

委員の皆様におかれましても,現場レベルで活躍されている皆様のご意見をぜひ頂戴で

きればと思います。

今年度,地域包括ケアシステムが2025年に完成するという目標のため,市が考えて

いる2年後,4年後,6年後に調布市の姿を共有するよう努めながら,皆様にはぜひ議論

を重ねていただきたいと思います。

参考資料1―1をご覧ください。こちらは,現状がどこで,2025年までどれくら

いあるのか,その間にどのような計画策定をしていくのかのイメージ図です。今,私ども

がいるのは令和元年度,第7期計画の2年目でございます。令和2年度には第8期高齢者

総合計画の策定に取り組み,加えて,上のほうに書かれております基本構想と書かれてい

る市全体の計画について,第8期中に新たに策定されます。

したがって,第8期の計画でどのような内容を皆様と盛り込んでいけるのか,これによ

って,市全体の計画である基本構想に高齢者福祉施策の内容をどれだけ反映させることが

できるのか,そういった影響力があると考えております。そして,令和5年度に第9期計

画の策定,策定後,令和7年度にいよいよ2025年を迎えることになります。

また,第7期計画より,福祉3計画共通の福祉圏域がございます。既にご存じの福祉圏

域かと思いますが,2025年を迎える第9期の計画には,市内全域の計画に加えて,各

圏域ごとの特徴をお示しできるように努めたいと考えております。そして,地域包括ケア

システムの構築を目指していくために,皆様との議論を重ねていきたいと考えております。

冒頭でも申し上げましたとおり,今年度は計画の骨子を作成する年です。皆様からの忌

憚のないご意見を頂戴して,よりよい計画策定に向けた1年としたいと思いますので,ど

うぞよろしくお願いいたします。

【意見交換及び質疑応答】

○委員 ありがとうございました。お話を聞いていて,去年もたくさんお話をしたのだな

とつくづく思いました。

この推進協の目的というか役割は,情報の収集,周知,それから総合調整,あと高齢福

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祉総合計画への市民の意見の反映,あるいは計画のモニターということですので,ここに

いる我々がどれだけ当事者意識を持って意見を出せるか,その結果として,去年は私も,

こうやって市の皆さんと我々住民,ステークホルダーが力を合わせて結果を出していける

のだなということを実感いたしました。

○委員 今日お話しされていることが,ある意味では具体化のところなので,そこか

ら少し外れるのかもしれません。私も老人クラブの代表で出てきているわけですが,幾つ

か疑問点があり,発言させてください。

1つは,一度事務局には少し言いかけていて,きちっとしなかったのですが,第7期の

総合計画の11ページに,理念3として,住民全体で支え合う地域社会と。この中で,

「市民一人ひとりが当事者として,地域や生活の課題についてともに考え」と,ここまで

はいいのですが,「サービスの受け手にとどまるのではなく」というところがちょっとひ

っかかりました。この委員会が今後,第8期の計画づくりに関わっていくわけですけれど

も,このフレーズは,大分前からいつも大体同じように出てきていると思うのですが,果

たして,「サービスの受け手にとどまるのではなく」というのが要るのかどうか。サービ

スの受け手ではないというか,サービスの受け手の人たちにとって,若干踏みとどまらせ

るような意味合いが出てくるのではないのか。というのは,自立ができるようにしていく

という中には,サービスを受け手にとどまらないで自立していく人もあれば,サービスを

継続しながら自立した生活という人たちも多いと思うのです。そんなことで,この辺が1

つの疑問です。

もう1つは,69ページに,よく自助,互助,共助,公助と使われますけれども,社会

福祉,社会保障の中で,この4つの分け方が果たしていいのかどうか,私は疑問がありま

す。というのは,共助と公助の関係なのですが,ここで挙がっている共助は,例示として

社会保障制度・サービス,医療保険,介護保険と言われていますが,これは私的な社会保

険とは違って,公的に定められていて,基本的に強制加入であるということと,公費も入

ってきていますので,こういう分け方が本当にいいのかどうか,私は大きな疑問があるの

です。この辺については,また先生から助言をいただければと思うのです。

なぜひっかかるのかといいますと,私自身は,戦後の国の基本的なあり方で,税制の中

で,自分の生活領域まで踏み込んだ形で税負担はしなくていいわけです。課税最低限が設

けられているわけです。しかし,それでいながら,社会保障については,そういった非課

税最低限の人のところまで保険料の支払いがかなり強く求められている。こういったあり

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方が本当にいいのかどうか,ある意味では,税制で踏み込まないところは,公的な社会保

障も踏み込まないのが基本ではないのかなと思っています。振り返りと同時に,次に向け

てということで,できれば先生からも助言いただいて,深めていただけたらと思います。

○委員 どちらかというと,ここの委員はみんな共助の中に入ってくるステークホルダー

になりますけれども,そこに対してもご指摘をいただいたように思います。

○モニター員 お話は非常によく分かります。だからといって,どうすればいいのかと

いう答えは恐らく誰も分からないと思います。ただ,これから高齢者が圧倒的に増えてい

くわけで,それを支えなければいけないとなったときに,2025年問題として出てきま

すけれども,どうやったら支えられるだろうかという部分で,実際,今,地域の中で私な

どは活動しているのですが,支え手が圧倒的に少ないという問題,どこに行っても同じメ

ンバーがやっている,どの会議に出ても同じメンバーがいる,これだと新しい展開は全く

ないし,いずれ,この人たちは潰れるのではないかと毎回思うのです。

だからといって,下のほうの世代にそれを求めるのは,彼らの生活を見ていると,とて

もしんどい生活で,ほぼほぼみんな夫婦共働きだし,そこにPTAも乗ってくると,数少

ない専業主婦の皆さんはそれに駆り出されているし,働いているお母さんたちには,とて

もではないけれども,そこまでという部分がある。

だから,恐らくこれから定年を迎えるであろう団塊の世代の皆さんに期待したいところ

なのですが,声をかけると,年寄りと何かしたくないと皆さんおっしゃる。そういう世代

でもあるのですけれども,バンド活動とか,まだまだ60代はお若いのだなとつくづく思

うのですが,そういう感じなのです。そうこうするうちに,介護という問題に彼らはぶち

当たるのだろうなと。その前にちょっと興味を持ってもらえないだろうかと思うのが今の

状態です。

今,自助とか共助とかという話があるのですけれども,75歳以上の人たちの話を聞い

ていていつも思うのは,意外とこういう話を皆さん,よくテレビとかでご覧になっていて,

自分たちのために税金を使われてはまずいのだろうなとか,そのように思われる方も大勢

いて,本当にぎりぎりまで包括に駆け込まないというか,介護保険制度があるのに,なぜ

そこまで頑張るみたいな状態になってしまって,最後,子どものいない夫婦がいきなり共

倒れになるというのを多々見てきました。余り言うと,そのようになってしまう人もいる

し,責任感がすごく強い世代でもあるので,戦時中を乗り越えられた世代などは特にそう

なので,逆に何かあったときに,その人たちを支えるために中に入っていくのがすごく難

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しい。お願いだから,包括と何とかお話をしてといっても,包括を追い返してしまうとい

うのが本当に難しいなと。

うちのマンションで今大問題になっているのは,90代のお母さんが60代ぐらいの障

害がある息子さんと2人暮らしで,要するに,両方ともかなりダメージが目立っているの

に,包括を使ってくれない。そうすると,管理人さんが異常にこき使われる。ちょっとし

たことも全部管理人さんに頼むという,どうなのだろうという問題に発展していたりとか,

それは1つの例なのですけれども,恐らくそのようになっている。

ちょっとしたことがあったときから,気持ちよく介護保険を使える,使っていいのだよ

という広報もあってもいいのではないかなと。全然答えになっていないかもしれないので

すけれども,私は今そのように感じています。

○委員 私も共助の立場として,今のお話を聞いていて,情報を伝える,受け取ること

の大変さ,それぞれ見えている範囲の中で判断することが多分変わってくるというところ

の難しさを感じました。先ほど「サービスを受ける側も支える側に」という言葉について

ひっかかるとおっしゃっておられたのですが,逆に,私たち共助で患者様や皆さんと接す

るときに,支えられている方が何かすごい特技を持っておられて,その特技を生かされて

ありがとうと言われたときに,今までと全然違う力を発揮するというのを見ております。

私たちがこの文章を読んだときには,サービスで支えられる側も支える側へというのは,

自立しなさいという意味ではないと思っています。そうではなくて,そのままでいいので,

あなたができる,あなたしかできないことは何かを知りたいし,そういうささやかなもの

を見つけ活かせる社会でありたいなと私はこの文章を読んで感じたのです。今まで過去の

推進協の中で議論を積み重ねてきた方々がこの文章をつくられたのだと思うのです。ただ,

実際そうやって受け取る方々がたくさんおられる。先ほどおっしゃったように,我慢して

我慢してもという方が,それこそ地域包括とか,病院とか,クリニックとか,どうしてこ

んなになるまで放っておいたのといって担ぎ込まれる人を見ている。

○委員 今,介護を受ける人たちが,ただできないところを補うという支援の仕方を支

援者はしていません。できないところを補うことは補うのですけれども,その人がもしこ

の状況ではなかったら,本当は何がしたいのだろう,何がしたかったのだろう,何だった

らできるのだろうということを探す。専門用語で言うとストレングスアプローチと言って,

その人の持っている強みとか,希望とかというのはどこにあるのだろうというところをす

ごくアセスメントします。

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そういった中で,介護を受けながらも,その人らしさを一緒にみつけていくというとこ

ろがあの言葉の中に入っているのかなと,私はそう感じているのです。ただ,文章の表現

として,専門職であったり,ここでディスカッションしたメンバーだったら,ああそうい

うことなのかということが恐らく少しイメージとしては湧くかもしれないのですけれども,

市民の方にも分かりやすいような形というのは,次の計画のときに工夫をする予知がある

のかなと思います。

○委員 私だけが余り言うのはあれですが,今お話があったように,私たちの中では,割

合そういう形でいいのですけれども,一般の市民から見たときに,どう受けとめるのかと

いうことでの私の疑問なので,日本の社会というのは,こういう援助を受けるとか,そう

いったことに対してかなり慎ましいというか,私どもの老人クラブの会員の中でも,いろ

いろな形で協力することは協力する。ただ,実際に受け手となる人の中でサービスを受け

ない割合が高い,そういう課題も抱えているので,私はここに疑問点があったということ

です。

あと,もう1つ,これは1つの市町村で解決できる問題ではないとは思っているのです。

国自体の考え方はどうなのかと。ですから,基本的な図を描くときの問題として,国がこ

ういう考え方で果たして本当にいいのかどうか,これからいろいろと議論になっていくと

思うのです。問題提起として少し勉強する機会があればという意味で申し上げたので,こ

の中ではかなり分かって使われていることが多いと思うのですけれども,実際一番必要と

して,なかなかサービス利用につながらない人からすると,この書き方というのは少しき

ついかなと,その程度の問題提起です。

○委員 本当に大事なことをご指摘いただいていると思います。結局,まず昨年度もずっ

と,情報をどう伝えるかとか,オフィシャルに言ったらノーとおっしゃる方が,とても親

しい方,信頼している方から言われたらちょっと出てくるということもある。では,それ

はどうしたらいいのですかという話が,まさに今話し合われていることだと思います。

○委員 今,皆さんのお話を聞いていて,本当にいろいろな視点で物事を考えられてい

て,本当に参考になったところなのです。先ほどストリングス何とかというのが,自分で

今,仕事という言葉に反応してしまったのですけれども,今,老健に勤めていて,老健の

役割の中で,利用者さんの強みを伸ばしていくといったところが,まさにそのとおりだな

というところがありました。また,委員の中だけではなくて,市民の皆様に分かりやすい

伝え方というのがすごく大事だなと,逆に気づかされたというのが正直な意見です。

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○市川顧問 4分類に互助を入れるかどうか,私は一般的に入れません。高齢者福祉計

画で,老健分野は互助を入れざるを得ないのは,介護保険は互助でできているので,これ

は要らないとか,保険料も全く違いますし,利用しない人も入っているわけで,そのよう

なことを含めると,互助というのを強調したいゆえに使っている,高齢者分野での特有な

言葉だと私は認識しておりまして,一般的に地域共生社会とか,後の部分では互助ではな

くて,公助の中に互助が入ってしまう部分がありますので,公助,共助,自助という分け

方を私はしています。ですから,あくまでも高齢者保健福祉計画,介護保険の中では,介

護保険事業があるので,互助を使っているのではないかと認識しているところでありまし

て,それ以外,余り意味がないと私は思っているところです。

それから,今までの議論の中で,「利用者にとどまることはない」ということがちょっ

と強いのではないかということがあれば,それぞれ議論をちょっととどめておいていただ

いて,より説明しやすい方法はないかということを少し具体的にしたほうがいいと思いま

す。

私は,自立支援というのは,持っている能力は活用,障害は支援と分けて,能力活用も

入れていかないと,その人の自立能力を全部奪ってしまう,またはその人の意欲も奪って

しまうと思っていまして,できることはしていただく。介護予防の議論からいくと,利用

者にとどまることが,単に利用するのではなくて,自分でも頑張ってくださいというのは,

介護予防の視点から大事ではないかと思います。また,地域と関わっていただくと,孤立

予防にもなります。ですから,そういう意味で捉えているのですけれども,いやいやこれ

はちょっとプレッシャーになるなというのであれば,もう一度見直して,言葉遣いを変え

ればいいだけで,趣旨はそういうことだと私は認識しているところであります。

あと,皆さんの意見の中でどう発見するのかというのもテーマでしたし,どう利用して

もらうのかと。これはサービスの利用支援という議論で少し焦点を絞って議論していくべ

きことかなと思っているところでありまして,靴に足を合わせるのではなく,足に靴を合

わせなくては,サービスは成り立たないので,相手に合わせた取組をもう一度考えてみる

ということでは,今の議論は1つの展開を見せているのではないかと私は思っているとこ

ろであります。

あと,意識の問題とかは難しい。どう意識しているかというと,周りの住民の反応とか

住んでいる人が,「何だ,サービスを利用しているではないか」ということで,介護者を

少し苦しめる場合もあるのです。親孝行ではないとか,そういうのは大体無責任な人で,

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認知症のケアをやっている家族の会などは全部経験者だから,こうすべきだとか一言も言

わないのです。苦しんでいることを経験しているから共感で済む。私たちは,そのような

視点を持って進めなくてはいけないのだろうなと。分かったつもりではなくて,聞いて,

学んで,何か改善策を見出していくという仕組みをどうつくるか。それには専門職教育が

不可欠です。

さっきおっしゃった,自立能力を伸ばすという議論をなされましたけれども,そのとお

りで,ストレングスモデルになるとそうなので,その方が利用者で,そのまま利用して衰

えていくというよりも,ちょっと踏ん張れるような――皆さん,どうですか,利用者と呼

ばれたいですか。ただ,支える者と支えられる者に分けるのではなくて,今,互いに支え

合うというのが1つ大きなテーマになっていまして,私は支える者と,あなたは支えられ

る者と分けられたくないです。私は,あなたは利用者などと言われると絶対反発します。

利用者であるけれども,担い手でもあったり,一人の住民なのだということで,今のとこ

ろはプライドがありまして,吉永小百合さんがいたら,介護を全部お任せしたいと思いま

すけれども(笑声),吉永小百合さんはいないから,結果的には自分で立つ。その誇りを

失わない,奪わないということの大切さを特に今思っています。ちょっとしたことでもい

いのです。

九十何歳の人が何度も手術して,80歳で手術する人に,「大丈夫よ,私は手術したか

ら,こんなこと乗り越えられるのよ」と言ったら,普通のソーシャルワーカーや私が言う

より,はっきり効果があります。この人は乗り越えた人だと。そういう役割もあるので,

多様な役割ということで,もう少し検討したほうが,九十何歳だからと限らずに,九十何

歳で相談員をやっている人はたくさんいるから。民生委員でも,75をちょっと延ばそう

と,今,東京都ではやっているわけです。だから,定年は勝手に決めるのではなくて,活

動の定年はないという視点で,もう一度振り返ってみるといいと思いました。

【市川顧問講話】

○市川顧問 「介護保険制度に関する動向と今後の検討課題」,特に地域をどのように

描くのかというのは,皆さんで描いていくしかないので,私が介護保険に接していて,印

象を語りながら,ポイントをご説明したいと。

問題意識。練馬区や東京都や小金井や調布市の介護保険関連委員会とか,神奈川県や武

蔵野の総合計画等々参加して,今,特に思っているのは,地域がつかない福祉はない。つ

まり,地域が今本当に求められていて,厳しいです。

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あと,地域社会や家族の変化に制度をどのようにつくりかえていくか,課題ではないで

しょうかということは,言葉を変えれば,共助の議論です。公助,共助を組み合わせて,

支え合っていくという総合力の勝負。

介護保険制度等の公的制度だけでは問題の解決にならないケースが増えている。これは

最近,2025年問題が前倒しで来ているのは8050問題です。80歳の方が50歳の

引きこもりの方を見て,今,犯罪とかいろいろなことが起こっていますでしょう。これは

見過ごせない議論です。

それから,ダブルケアと言われることで,お年寄りを見ながら子育てをしている。その

層がどうも子育ての負担があって,追い込められて,若干虐待になってしまう危険もある。

そういう中で,これはある意味で,制度のはざまにある問題も深刻化して,80・50問

題もあわせて,今後,近々に捉えていかざるを得ないだろうと。これは全て孤立死をどう

防ぐかという問題とも共通します。孤立をどう防ぐかを地域で考えていかなければいけな

い時代になっていると思います。

なお,日本都市総合ランキングで,福祉担当で関わっているのですけれども,制度設計

の多様化に対する評価基準の難しさ,今,全国をチェックしているのですが,これは予算

がつくのでいいなと言ったら,施設をつくっていたりとか,その質の担保ができないので

す。今までみたいに数字であらわせない。そうなると,結局,接ぎ木型福祉施策は,自治

体の力量を示している。調布市という特徴あるところに,今までの実績とかいろいろなも

のがあるところに,どう制度をはめ込むかといった接ぎ木を議論していかないと意味がな

いと私は思っているところで,調布市はいろいろなことをやっていて結構おもしろいです。

なかなかいいから,そことどう関係づけるとか,上から降ってきたものを植えても実が全

然なりません。むしろ地域診断をして,そこから組みかえていく。そうでないといけない

ので,私は何をチェックしているかというと,森財団から厚い本を出してきました。「先

生,この自治体いいですか」と。「いや,だめ。問題が全然すれ違っている」とか,だめ

とか,いいとか,これはおもしろい,そうだよというような数値で出しているけれども,

そこでそれが正答かどうかの判断を今しているようなところで,情報がとても入ってきま

す。だから,力量差が随分出てきている。調布市は可能性があると私は思っています。

あと,介護人材の問題は大きくて,厳しいです。東京都では随分いろいろな議論をして

いますけれども,解決できていないのです。結局,事業者と働き方,労働環境ともに,仕

事をやめる要因に対応していかないと続けていかないので,これはこのテーマになるかと

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思います。そうしないと,事業を開始できない。そのような危機が今盛んに出てきている

ので,私が思うのは,介護ケア等々をやめたときに,違う分野に行くのではなくて,スキ

ルアップで循環してもらったらいいのです。ところが,特に好景気もあって,やめてしま

ったら違う分野に行ってしまうのです。そうすると,幾ら雇用しても,枯渇していくので

す。そこら辺をどうするかは今後の大きな課題ですし,関係人材が活動しやすいように,

役割とかを明確にしていく。さっきの支え合い推進員あたりが何なのかと。漠然とこうし

ろと言ったら,参ってしまうのです。これとこれをやれとバックアップするという議論が

多分進められるだろうと。

あと,圏域。調布は果敢に8圏域を他と統合しようとしました。その圏域をもう一度見

直して,障害も児童等々も協力して,重ねられるものは大体重ねていけるような――児相

の問題は重ねられません。児相は広域の議論をしていかなかったら虐待は追っていけませ

んから。ですけれども,保育とか,そのようなところは圏域を決めて,多分きちっと整合

性を持つということが今後の大きなテーマになって,調布はやり始めています。

あと,行政内部における各担当課の協働ができているかと。これは,もう一度,今考え

ていくことが必要だと思います。武蔵野などは総合計画をつくっていて,一番言うのは私

なのですけれども,ざっと報告したら重なっているではないか。どうしてこれが介護予防

で,医療に関してはこうなのとか,どう違うのとか,うるさ型が約1名いるのです。そこ

で解決してくれと。そうしないと,あっちもやって,こっちもやって,同じようなことは

おかしいということを言い続けているわけで,地域で連携しようというならば,行政内部

で分担ができていますかと。そして,その協働ができているかは,実は調布も武蔵野もみ

んな課題があるので,東京都などというと,規模が大きいからすさまじいです。それを何

とか引きずりながら回っているのですけれども,結局,何を言わんとしているかというと,

提供側も少し変わらなくてはいけない時代になったと。それは,自主努力も含めて検討し

ていただきたいと。

それから,資源としての人材開発,キーパーソンについてご検討くださいとか,一体何

なのかというと,地域福祉コーディネーターと言えば出ていますから。いろいろな専門職

が地域に出てきています。生活支援コーディネーターも。それが全部やることは無理だか

ら,住民に中間を担ってもらう人はぜひ必要。この議論も出ていると思うのですけれども,

これを配置しなかったら,コーディネーターは参ってしまいます。だから,この人たちが

動ける方法,それから認知症サポーター等を養成したものの,活動支援が不十分で,何を

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やっているか分からない。やれないところがあるというのは全国です。幾つかのところで

は,認知症サポーターを活用しながらやろうとした。旭川に関わっていましたけれども,

旭川ではそれを取り組もうとして今動いていますが,全員が何かやらなくてもいい。サポ

ーターの中で,特にできる人にはやってもらうような仕組みをして,支援していくことが

大事だと思います。

当事者の参加の可能性を模索していただけませんかということで,さっき言った,とど

まるのではなくて,その人も何か自己実現できることがあれば,やっていただいたらと思

っています。

それから,調布市に焦点を当てれば,ケアラー支援はとても大事だと。このケアラー支

援は,調布市で抜きん出ています。

あと,セカンドライフ応援キャンペーンがありましたけれども,とても興味深くて,長

野市の講演のときも使わせていただきました。なぜ使ったかというと,率直に申しまして,

ある意味で,担当者が切り込んでいるのです。他からたたかれることを覚悟しながら,こ

れからどんどんたたかれていくでしょうけれども,それぞれ分野を超えて突き進んでいる

から。でも,それは結構大事。目的を目指して協働している意味では,学習できるなとい

うことで紹介しているのです。これは荒療治です。でも,このためにみんな集まってくれ

とか,いろいろな違う分野も集めているのはおもしろいと思いました。

それから,介護予防・日常生活支援は,キータームになると思います。介護予防と生活

圏域のニーズ調査などを含めて,なり手がいないということだけではなくて,生活支援コ

ーディネーターをただ輩出するだけではなく,行政,社協等,役割分担を明確にして,誰

がどの分野を担当するか必要だし,この「サロン」のところは丸をつけておいてください。

これが孤立予防で重要な,ちょっと高齢者だけでもいけるし,子育て支援もいけるし,サ

ロンもいろいろ出てきておりますので,これは多分,介護予防と総合事業の切り札として

増えていくことは可能なテーマです。あと,圏域をやってください。

最後に,今年は正念場だと思って,空き家や孤立も増えていませんか。2025年に向

けて地域を巻き込んでいくのですけれども,検討時間がかかるものであるが,議論の目的

を明確にして,組み合わせ,いろいろなネットワークをやりながらやっていけませんかと

いう,もうそろそろ空き家の問題や,ひとり暮らしの認知症の方の問題というのがぼろぼ

ろ出てきていますので,それを支援するという方向にしながら,2025年に向かってい

くという深刻な視点が求められるのではないかと私は思っています。

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高齢者が直面する課題を簡単に言います。2025年問題は,皆さんご存じのところで,

私が極めて厳しいと思っているのは,この下で高齢者世帯の約7割をひとり暮らし,高齢

者のみ世帯が起こる。気がついたら,うちも高齢者夫婦のみ世帯ですので,しばらくは踏

ん張っていきますけれども,後期高齢者あになるとどうか分からない。そういう意味では,

地域ということで,もう一度,その方も参加できたり,見守るとか,ある程度公的責任で

守るなら守るという覚悟も含めて,ひとり暮らしの議論は住民だけではできませんので,

ちょっと変えていかないと,ひとり暮らしで認知症になったとか,老老介護で疲れ切って

しまっているとか,徐々に出ていますので,この問題に対してどうするかが私はとても緊

張しています。

ですから,先ほど何人かから出ていたけれども,この委員会もそういう生々しい議論に

なるかもしれません。放っておけないことが起こってしまっているということが,民生委

員などはそれをよくつかめていると思いますけれども,実態があるかと思います。

また,閉じこもりが怖いのは,身体的要因,心意的要因,社会的要因が重なってしまっ

て,外出したいが,転ぶのではないか不安とか,当たり前です。外出したいが,体力がな

いのも当たり前。環境上もとめられたりとか,役割を失ったりとか,家族の理解がないと

か,高齢により親しい友人がいなくなった,これは当たり前。当たり前の中で生まれてき

ているので,当たり前にしない方法を地域にどう組み込むか,これがとても大きなテーマ

だと思うし,その地域の現場を医療や福祉等々がどう支援していって,そこでその場で協

働していけるかがテーマになるかと思います。これ,誰でもなりますし,私も歩くのが不

安です。夜歩くのが怖いです。皆さんから見ると,ちょっと痩せたのではないかとみんな

心配しているけれども,元気なのです。ただ,年相応に,暗いところを見るのは怖いので

す。そうなった人は,夜,食事会をやってもだめです。だから結局,ひとり暮らしの高齢

者の食事会を昼に持ってきました。これは北区での取組で,調査したら,夜,怖いからと。

当たり前だよな,では,昼食に提供できるようにしよう。合わせたものをしながら取り組

んでいくことが必要だと私は思います。

ちなみに,これ,念頭に置いておいてください。今,生活困窮者が大きな課題になって

います。引きこもり60万等々と言われるぐらい。実はこれ,後で読んでいただくと,高

齢者で生活困窮者のところが多いから,これをどうするか。今,生活困窮者の議論は余り

出ていないのです。介護という議論になるけれども,その人の生活を見たら,生活困窮し

ているという状態が散見されるので,こことの結びつきもニードであるかと思います。介

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護保険制度に関わる議論でします。

基本的視点,新たな支え,自助,共助,公助を1つの軸にしながら,住民主体のまとめ

方ができないか。そして,基本的視点には,調布市を全部で考えるのはやめようと。各生

活圏域と自治会,町内会の班とか,見守りできやすい圏域であったり,サロンができやす

い圏域であったり,医療というちょっと多目の議論のところもあったりとか,そうあるの

で,圏域を少し整理しておかないと,組み立てががたがたになります。20~30分見て

見守りなどできないから,身近で見守りでしょう。サロンも通えなかったらできません。

そのような見方をして,分けて考えたほうがサービスはいいというのが基本的視点です。

それから,資源を活用する。当事者も,専門職も,住民も資源ですし,住民関係,地域

関係も資源。だから,1つの大事さは,調布をどう見るか,調布の強みをどう見るか,資

源をどう掘り起こすか。これは,新たにつくらなくてはいけないではなくて,可能性とし

てはあるし,会長のようなお医者さんもいれば,これは資源です。みんな資源があるのに,

持ち腐れしてしまうと,将来が描けないということになるかと思います。

地域包括ケアシステム。これは国で議論しています。持続可能な社会保障制度の確立を

云々とする法律が出たりしていますけれども,基本は,もう少し新しい地域を自分たちで

生み出さなくてはいけないし,自分がしょっちゅう関わらなくても,ちょっと居場所があ

る。課長は地域に居場所はありますか。仕事場と家の間にほっとできる場所はありますか

(「ない」の声あり)。ありがとうございました。これは孤立予備軍と言われますけれども,

私はありますからね。居酒屋純?(笑声)。1人になったら毎日行きます。だって,自分

でつくって,自分で食べて,片づけて,鏡に向かってお休みなさいしたくないです。これ,

地域の縁側なのです。これをどうつくるかが,実は地域包括ケアシステムで不可欠なこと

で,孤立を防がないで,その人が行ける部分をつくることが大事だと。だから,生活支援

もそう,予防介護もそう,あわせて議論することが必要だと思います。

ちなみに,地域包括ケアシステムの強化の介護保険を維持しましたが,自立支援・重度

化防止に向けたさまざまなことがあります。地域包括支援センターの機能強化とか出され

ていますが,私ははっきり申します。地域包括ケアセンターに余り重荷になることばかり

やらせるなと。地域にネットワークがあって,そこにすとんとあって,地域と協働したら,

地域包括ケアセンターをやりますけれども,みんな地域包括に丸投げしてしまうと,ワー

カーが潰れてしまうといつも持論で思っていまして,丸投げした委員会では全部返して,

もう一度検討してほしいにしています。そうしないと地域包括が成り立たないという議論

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があります。

あと,介護保険で日常的な医学管理や看取りも出ますけれども,ここです。地域共生社

会に向けた取組をしていこうと。もう一度地域を洗ってみようというので,皆様方は,調

布のそれぞれの地域で何を目指したいですかと。そのためにどうしていきますというプロ

セスが今とても重要になって,はっきり申しますが,介護保険の限界を認識しているから

これが出ているのです。行政だけでは,孤立死予防など絶対できません。だから住民とか,

民生委員とか,一緒に研究しながら住民同士で地域を築いて見守るというのが大事だと思

いました。

あと,生活支援サービス。これ,先ほどと関係しますけれども,生活支援サービスは,

サロンとか見守りを見ながら,生活支援の担い手の参加もあるのではないですかと。サロ

ンは誰が当事者で,誰が担い手か分からないのがサロンです。担い手として登場しても,

本人がそうだと思うならいいではないですかと。逆に言えば,高齢者の社会参加という側

面もあるのではないですかと。制度自体に社会参加とか活動するというのが組み込まれて

いますので,これを1つ理解して進めることが必要ではないかと。

ふれあい・いきいきサロンについては,高知でしたけれども,大雨のときに子どもたち

がかっぱを着てやってくれて,サロンで遊んでいました。とてもよかったです。ここらは

女性ばかり。それはそれで問題なのです。だから,そういう居場所があるから強いのです。

あと,地域共生社会と。今,我が事・丸ごとという議論が出ていまして,これとどう洗

うか。新たな共生型サービスと位置づける。これは,障害児・者に対するサービスと,高

齢者に対する介護保険のデイ等々を組み合わせて,共生型としてつくりましょうというよ

うなこと。これ,今,結構広がっています。調布市にないですね。この議論は大事だと思

います。

富山に行きました。富山型の「このゆびとーまれ」というところで,これが最初のでき

たところです。そして,こちらは2番目にできたところで,「このゆびとーまれ」の前に

つくったらば,「このゆびとーまれの前」が施設名ですから,随分短絡的な名前だと思い

まして。見ていただくと,子どもも来て,認知症の方もいらしたり,障害の方が休んでい

たり,ここも障害の方が奥にいたり,ここへいらしたり,一緒にやりましょうと。これが

地域ですよという議論になっていて,それが徐々に富山方式から全国組織に変わってきた

というところに特徴があるかと思っています。小金井には「また明日」というのがありま

す。仲いい友人ですけれども,いろいろな言葉をつくってもいいのではないですかという

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ことです。

私,委員長なので,来週から始めますが,東京オリンピックとかパラリンピックにボラ

ンティアで参加した人が,地域に戻ってこられるような受け皿を検討しようと。オリンピ

ックやパラリンピックの出会いを単なるお祭りにしないということで,今年から半年,1

年かけて一気に動きます。つまり,そうしないと,チャンスが抜けてしまうと,では,新

しくどうするのと。先ほどおっしゃった,なり手がいないというけれども,なり手がボラ

ンティアで出たら戻れるような仕組みをつくるという,その多様性を担保していくやり方

をしなくてはいけないなと思っています。

また,認知症の人と家族を支える地域づくり。これは東京都の例ですけれども,ちょっ

と離れたところでいきますと,長野県の飯綱町,これは認知症地域線事業をやりましたけ

れども,全住民で劇をやりました。ここに主人公がいましたけれども,今年講演したら,

10年ぶりに会いました。ここでは,医師による専門チームや,児童・生徒啓発チームや,

うんまくボケる戦略チームという,うまくぼけたらいいやと。介護保険を見ると,認知症

の割合が高いでしょう。でも,このように出ました。「ボケたっていいやさ おれたいる

わさ」と。認知症のケアは,つまり排除しない。誰かが認知症になったら介護者が抱えて

しまうのです。そうして問題が起こるなら,認知症になっても,俺たちがいるという人が

いれば,そこから発展していくので,地域づくりだということをはっきり出した,これは

見事な,2年間かけましたけれども,そのような視点もまちであったらいいのではないか

と私は思っています。

そういう意味では,議論は整理して進むことが大事です。ただ,私たちは,どういう調

布市にしたいのと。自分が年老いたら,どういうところに住みたいのと。こういう自分の

夢を利用者が語れるような,それを受けとめるような仕組みをしておくことが大事だし,

それともう1つは,確実に言わなくてはいけないのは,一人一人が背負うと潰れます。高

齢者虐待にしろ,孤立予防にしろ,チームでどうやって連携できるのか。

私は,民生委員に頼むと言っているけれども,自分ができないことを専門職や民生委員

に頼むなら,専門職の責任放棄だとずっと言い続けています。つまり,やっている人をバ

ックアップする仕組み,専門職でも結構厳しいときは,医師会でいろいろサポートします。

事例検討等いろいろしながらなさるでしょう。そのように,みんなのチームで,それぞれ

個別でいいです。Aさんについてどうなのか集まって,それぞれ支え合っていけるような

仕組みは大事で,そのときには,住民に全部プライバシーを言う必要はありません。住民

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にはこうしてくださいという役割分担をすれば協働できるし,専門職が共有するプライバ

シーとは違います。本人も住民に言うのは認めないでしょう。だから,住民にはこれをし

てくださいと言いつつ,一緒に協働していける仕組みを具体的にするとともに,社会福祉

法の106条に書いてある,市町村行政や社協は,住民活動を支えていくのだ,支援をす

るのだということを視点に1本持って,介護保健事業計画の運営を少し図っていくという

こともできるだろうし,調布は住民に対してジェントルです。いろいろな話の説明責任を

随分持ってくれているし,一緒に考えていますから,これを継続して,一緒にできること

からやっていったらどうかというのが私の考えで,終わりにさせていただきたいと思いま

す。やれるところからやればいいのです。やれないところなど無理だと私は思っています。

【意見交換及び質疑応答】

○委員 先生からオリ・パラのボランティアのこと,地域に戻れるようにというお話が

ありました。オリ・パラとは違いますが,これは国の問題でもあるのですが,介護保険制

度の中で家族介護,社会で支えていこうというかけ声でしたが,現実には家族が背負って

介護離職が起きている。そういう意味では,家族介護の人たちが研修を受けながら,その

経験を生かして,ご自分の家族の介護が終わったら,介護の場で活躍できるような介護保

険制度であったほうがいいのかなと私は思っているのです。できるときに,いろいろ経緯

があり現在の形になりましたが,この辺り,先生はどのようにお考えでしょうか。

○市川顧問 介護者の会は今,盛んに活動し出してきて,オレンジカフェは全国にある

のです。要するに,当事者の家族の人たちが認知症の方を呼んで,もしくは認知症の家族

の方も呼んで,支援して,相談とかやっていこうというのは幾つか出てきています。だか

ら,よくオレンジカフェのところで参加してやっています。オレンジカフェですから,そ

ういうところをサポートして,そういうところに介護者が集まります。自分が援助しても

らって感謝していたら,その方たちは随分支援に回ってきています。その場があるかどう

かなのです。場はつくって差し上げる。オレンジカフェは1つのモデルですから,そうや

って協働で歩める場をつくって,それを紹介してやっていくのも1つの線かなと私は思い

ます。

○委員 今,先生が民生委員を大分褒めていただけたかなと思いまいたけれども,我々

はつなぎということで動いています。それで,朝の挨拶とか,その辺で会ったおばあちゃ

んでも誰でも,私も調布で七十何年間生きてきましたけれども,知っている先輩方が大分

年をとってきまして,その人などとしゃべると,ふだんの顔つなぎというか,民生委員は,

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何かをすぐどうのこうのではなくて,私はよく言うのですけれども,朝の挨拶などは本当

に大事だと思います。そうすれば,おばあちゃんにしろ,おじいちゃんにしろ,それに応

えてくれる。そのようなことをやっていますので,民生委員も大事なことだなと,また痛

感しておりますけれども,問題はいろいろあるので,今さっき言われたように,75歳の

定年のこともいろいろありまして,私も今年12月切りかえでございますので,本当はや

めるつもりでしたが,定年でちょっと延びて,大丈夫ですよと言われてしまいましたので,

またあと3年ぐらい頑張ろうかと思っております。ありがとうございました。

○市川顧問 民生委員の基本的役割は,受けとめることとつなぐこと。全部問題解決の

当事者になってしまったらやり切れませんから,キャッチしていただくと。そして,それ

を所定のところにつないでいくということですから,その役割をひとつ大事にしていただ

ければと私は思っています。民生委員と関わりが多いので,私はそう思っているというこ

とをお伝えします。

○モニター員 調布市を焦点にしてというところなのですけれども,介護者の会に私も

参加しているのですが,ケアラー支援は難しいです。なかなか出てきてもらえない。だけ

れども,出てきてくれた人はとても多くの問題を抱えていて,先ほどダブルケアの話が出

ましたが,ダブルではなくて,トリプルとか,そういう人も割と普通にいて,子育てと自

分の親の介護もしているし,親も何人も介護していたりとか,最近はきょうだいとか,お

じ,おばとか,いろいろな人を介護していて,ひとり暮らしの高齢者が増えたら当然なの

です。それは最後,親戚にたらい回しになって,どこかにつながって,そうなるのだなと。

ケアラー支援はなかなか難しいところだなと思っています。

あと,ここのサロンというのが出たのですけれども,昨今,聞くところによるとサロン

が最近なかなかつくれないという話をちまたでよく聞くようになったので,それって本当

と,今ここで聞きたいなと話を聞いていて思いました。

あと,この中で一番いいなと思ったのは,幼老連携です。やはり多世代が一緒にいると

いう場がいっぱいあったほうがいいのだろうなと。子育てをしながら親もデイサービスと

なったときに,両方同じところに行ければ一番楽なわけで,そういう方向性があるといい

なと思いながら,これを見ていました。

○市川顧問 幼老連携は,子どもに対して,ある意味でお年寄りの能力も活用できます。

認知症の方で事故は起こっていないです。でも,実は認知症の方でも安定するのです。だ

から,そこは子どももあやしてもらえるから物すごくいいわけで,こういう人と人とのつ

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ながりを切らないやり方も私は大事だという認識を持っています。

○モニター員 先ほどの顧問のお話の中で,介護人材の養成,確保が非常に難しいとい

うお話の中で,基本的には高齢単身者が増えて,ニーズがどんどん増える一方で,今の労

働環境などですと,なかなかなり手も少ないのかなという中において,外国人の活用とい

うのでしょうか,この間,ニュースなどで聞きましたら,千葉県などは,ベトナムから外

国人の受け入れを介護という形の中で活用しているとか,取り組んでいるとかというお話

がございましたけれども,ここにも一定踏み込んでいく必要があるのかなという気もする

のですが,その辺はどう考えたらよろしいのでしょうか。

○市川顧問 徐々に受け入れが始まります。そのときに,その人のコミュニケーション

も含めて支援体制をどうとるかは施設だけの問題だけではなくて,それぞれの自治体が施

設とどう協働してなされていくかが重要だと思います。そうしないと,文化が違うところ

もあったりとかする中で厳しいです。

それともう1つ,留意しておかなくてはいけないのは,居住者ではなくて,外国人労働

者に位置づけていますから,移民と違うのです。どうやって地域の中で安定していけるか

というのは,実は大変難しい。外国人労働者をどう安定してもらうかというのは,移民だ

ったら一緒の協働でというのはあるけれども,実は結構難しい。でも,言葉を変えれば,

調布には外国人の方が随分住んでいませんか。その人の活用も含めて,調布でいくと,い

わゆる日本国籍を持った人の孤立の問題もここに出てきますので,その体制は近々にもう

少しとっておくことが必要だと私は思っています。

もうちょっと発展しまして,外国人労働者を安定して雇用するのは結構大変なことで,

慎重に進めていかなければいけないと私は思っています。

○委員 先ほどもちょっとお話しさせてもらったのですが,今,老健を運営させてもら

っているのですけれども,やはり外国人労働者が全国的に問題になっていて,老健には全

国老人保健施設協会というものがありまして,4,000からなる会員がいるのですが,

協会総出で外国人労働者を受け入れようではないかという動きは出ています。ただ,いろ

いろな勉強会とかセミナーに行くのですけれども,お金の問題ですとか文化の問題,言葉

の問題という壁にぶち当たっていまして,実際に役員の施設さんとかで外国人の方の受け

入れの成功例も出ているのですが,失敗例も結構あります。今,ニュースとかでやってい

る逃亡というのは,介護の業界には余り多くは見受けられないようなのですけれども,こ

の間,少し前にも東京支部の方と話をしていたら,なかなかうまくいっていないという現

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状を水面下でちょっと教えてもらったというのがありますので,私も法人としては,行く

行くは外国人の方にも勤めていただかなければいけないのだというのは分かりつつも,今

何ができるかというと,どうしようもないというのが現状です。

ただ,うちも,もともと日本に住まわれている外国籍の方2名にお仕事はしてもらって

いまして,そういう方々は言葉もすごく通じますし,理解もしていただけるので,気持ち

よくお互いにお仕事させていただけますという,現在の報告みたいな感じになってしまい

ますけれども,以上になります。

4 事務連絡

5 閉会