共有フォルダ接続手順(windows 環境)1...
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共有フォルダ接続手順(Windows 環境)
本手順書では、共有フォルダ接続ツールの設定・実行方法を説明します。
PC から CSVEX の共有フォルダ(WebDAV)に接続すれば、いつでもお手元に最新のファイル
一式が揃っている状態となり、日々のファイルダウンロード作業が不要となります。
共有フォルダ接続ツールは、CSVEXの共有フォルダに簡単に接続するためのツールです。
【必要環境】
・Windows 7(※)/Windows 8/Windows 8.1/Windows 10
※ Windows 7環境では、共有フォルダ接続を行う前に p.10 の手順でアップデート(TLS
1.2の有効化)を適用して下さい。
・共有フォルダの使用許可
(セキュリティソフトによって共有フォルダ接続がブロック・無効化されていないこと)
・PCから共有フォルダ用サーバの「9800番/9802番ポート」宛の通信許可
(ファイアウォールやセキュリティソフトによって同通信が制限されていないこと)
目次
共有フォルダ接続手順............................................................................................................ 2
① 共有フォルダ接続ツールのダウンロード・展開 ........................................................ 2
② スクリプトファイル(共有フォルダ接続ツール)の確認 .......................................... 2
③ スクリプトファイルの編集準備 .................................................................................. 3
④ ID・パスワード・ドライブ文字列の設定 ................................................................... 3
⑤ 共有フォルダ接続ツールの実行 .................................................................................. 4
⑥ 接続確認・利用開始 .................................................................................................... 4
⑦ ファイル利用時の認証 ................................................................................................. 5
⑧ 接続終了 ...................................................................................................................... 6
FAQ........................................................................................................................................... 6
共有フォルダ接続ツール 実行時のエラーメッセージ 原因と対策 ...................................... 7
Excel エラーメッセージ 原因と対策 .................................................................................... 8
【付録】接続ツールを用いず手動で設定する方法 ................................................................ 9
【付録】Windows 7 アップデート適用手順(TLS 1.2 の有効化) ..................................... 10
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共有フォルダ接続手順
① 共有フォルダ接続ツールのダウンロード・展開
共有フォルダ接続ツールの zipファイルを PCにダウンロードします。
ダウンロードした zipファイルを右クリックして「すべて展開」を選択します。
(Windows環境では、zipファイルを解凍しなくても中身のファイルが参照できるため、解
凍されているように誤解してしまうことがあります。zipファイルが解凍されていない場合、
後続の手順が正常に完了しないので、ご注意下さい。)
② スクリプトファイル(共有フォルダ接続ツール)の確認
展開されたフォルダ内に「mount_CSVEX-WebDAV.vbs」というスクリプトファイルが存在す
ることを確認します。このスクリプトファイルが共有フォルダ接続ツールです。
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③ スクリプトファイルの編集準備
テキストエディタ(メモ帳等)を起動後、スクリプトファイルをドラッグして同ファイル
を開きます。
メモ帳にドラッグしてもスクリプトファイルが編集できない場合は、p.8「スクリプトファ
イルの編集準備ができない場合」をご確認下さい。
④ ID・パスワード・ドライブ文字列の設定
スクリプトファイルの「YOUR-ID」「YOUR-PASSWORD」の箇所を発行されたご自身の ID・パス
ワードに変更して、ファイルを上書き保存します。変更箇所の両端の「"」は残して下さい。
Z ドライブを他の用途で使用されている場合には、ドライブ文字列を他のドライブ(Y:等)
に変更して下さい。使用されていない場合には、変更する必要はありません。
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⑤ 共有フォルダ接続ツールの実行
スクリプトファイルをダブルクリックして実行します。「共有フォルダ(WebDAV)を正常に
マウントしました。」と表示されれば、共有フォルダ接続が正常に完了しています。
ここでエラーメッセージが表示された場合は、p.7「共有フォルダ接続ツール 実行時のエ
ラーメッセージ 原因と対策」をご確認下さい。
⑥ 接続確認・利用開始
エクスプローラーから Zドライブを開いてご利用下さい。
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⑦ ファイル利用時の認証
Excel 等で CSV ファイルを開く際に認証を求められます。認証ダイアログが表示されたら、
発行されたご自身の ID・パスワードを入力して下さい。
Excel で「Web コンテンツへのアクセス」画面が表示された場合は、「基本」タブを選択し
て、ご自身の ID・パスワードを入力し、「接続」ボタンをクリックして下さい。
「匿名」タブが選択された状態で接続すると認証エラーが発生するので、ご注意下さい。
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⑧ 接続終了
OS の停止・再起動時には、共有フォルダから自動的に切断されます。OSの起動後に再度接
続して下さい。
接続ツールを Windows の「スタートアップ」に登録して、OS 起動後に自動的に接続するこ
とも可能です。
手動で接続を終了したい場合は、Zドライブを右クリックして「切断」を選択して下さい。
FAQ
■ 共有フォルダのユーザー権限・セキュリティについて
共有フォルダのユーザーには参照権限のみが付与されています。ユーザーはファイルの更
新・追加・削除ができません。他ユーザーによるファイルの上書きや、悪意のあるファイ
ルの配置、誤操作によるファイル削除等の心配は不要ですので、安心してご利用下さい。
Windows の仕様により、共有フォルダ上のファイルを削除できるように見えますが、F5 キ
ー等で再表示すると削除されていないことが確認できます。
■ エラーメッセージについて
エラーメッセージの原因と対策を次ページ以降に記載します。
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共有フォルダ接続ツール 実行時のエラーメッセージ 原因と対策
■「ユーザーが認証されていないため、要求された操作は実行されません。」
ID・パスワードの設定誤りの可能性があります。接続ツール(スクリプトファイル)内の
ID・パスワードの設定を再確認して下さい。変更箇所の両端の「"」は削除せずに残して下
さい。
ユーザー権限が失効している可能性があります。会員権の有効期間をご確認下さい。
■「ネットワーク名が見つかりません。」(Windows 7環境)
Windows 7をご利用の場合、Windows 7が最新の暗号化方式(TLS 1.2)に対応しておらず、
共有フォルダ接続がエラーとなる可能性があります。
p.10の手順で Windows 7のアップデート(TLS 1.2 の有効化)を適用して下さい。
■「ネットワーク名が見つかりません。」
CSVEXの共有フォルダ用サーバ(WebDAVサーバ)と PCの間で必要な通信を確立できていな
い可能性があります。
共有フォルダ機能を利用するためには、PCから共有フォルダ用サーバ(WebDAV サーバ)の
「9800 番/9802 番ポート」に接続する必要があります。PC が接続されているネットワーク
内で同通信が許可されているか、ファイアウォールの設定等をご確認下さい。
PC にセキュリティソフト(ノートン等)がインストールされている場合、ファイアウォー
ル機能を一時的に停止して試すと、原因を切り分けできます。ファイアウォール機能の停
止方法は、製品のマニュアルをご参照下さい。
企業内の LAN 等で詳細がご不明の場合、ネットワーク管理者・PC 管理者に問合せをお願い
します。(弊社ではネットワーク環境に関するサポートができません。)
ネットワークの管理ポリシー上、同通信が許可されない場合、別のネットワークから接続
する必要があります。
■「ファイルにアクセスできません。」
■「システムに接続されたデバイスが機能していません。」
PC を再起動してから、再度接続をお試し下さい。
それでも解消しなければ、接続ツール内のドライブ文字列「Z:」を他の空いているドライ
ブ(Y: 等)に変更して、再度接続をお試し下さい。
■「このローカルデバイス名は別のネットワークリソースへの接続を記憶しています。」
Z ドライブが他の用途で使用されています。接続ツール内のドライブ文字列「Z:」を他の空
いているドライブ(Y: 等)に変更して、再度接続をお試し下さい。
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■「ネットワークエラー \\secure6216m.sakura.ne.jp@SSL@9802 にアクセスできません」
セキュリティソフトによって共有フォルダ接続がブロックされている可能性があります。
PC に「アバストアンチウイルス」がインストールされている場合、共有フォルダ接続が不
安定になります。シールド機能を一時的に停止して試すと、原因を切り分けできます。シ
ールド機能の停止方法は、製品のマニュアルをご参照下さい。
■「このディスクにアクセスできません」(codeフォルダ)
■「システムに接続されたデバイスが機能していません。」
フォルダ内のファイル数が多く、Windowsが標準で扱える属性値の上限に達しています。
下記のページの「回避策」を適用して下さい。レジストリ値を変更した後、PC を再起動し
てから、再度接続をお試し下さい。
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/912152/
レジストリキー:HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\WebClient\Parameters
値:FileAttributesLimitInBytes
既定値:1,000,000(10 進数)→ 変更値:20,000,000(10 進数)
■「手順③ スクリプトファイルの編集準備」ができない場合
メモ帳にドラッグしてもスクリプトファイルが編集できない場合は、zipファイルが解凍さ
れていない可能性があります。
Windows環境では、zipファイルを解凍しなくても中身のファイルが参照できるため、解凍
されているように誤解してしまうことがあります。
本手順で接続される前には、zipファイルを右クリックして「すべて展開」を選んで、もし
くは圧縮解凍ツール(Lhaplus等)を用いて、zipファイルを必ず解凍して下さい。
セキュリティソフト(ノートン等)がインターネットからダウンロードしたスクリプトフ
ァイルの編集を禁止している場合があります。
その際は一時的にセキュリティ設定を解除してから編集して下さい。解除方法はお使いの
セキュリティソフトのマニュアルをご参照下さい。
Excel エラーメッセージ 原因と対策
■「 '*****.csv' を開くことができませんでした。」
古いバージョンの Excel(2003 等)をお使いの場合、共有フォルダ上の CSV ファイルを直
接開けないという報告があります。
回避手段として、PC上のフォルダにファイルをコピーしてから開いて下さい。
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【付録】接続ツールを用いず手動で設定する方法
接続ツールが正常に動作しない場合は、手動で共有フォルダ(WebDAV)接続を設定します。
下記のページに詳細な設定方法が記載されていますので、参考にして下さい。
【参考ページ URL】
Windows 7 からの WebDAV接続方法
https://support.kagoya.jp/kir/manual/webdav/win7/index.html
(※ 手順内のレジストリ編集は実施不要です。)
(※ 事前に p.10の手順で Windows 7のアップデートを適用して下さい。)
Windows 8 からの WebDAV接続方法
https://support.kagoya.jp/kir/manual/webdav/win8/index.html
Windows 10 からの WebDAV 接続方法
https://support.kagoya.jp/kir/manual/webdav/win10/index.html
【設定情報】
・WebDAVサーバアドレス(Standardプラン)
https://secure6216m.sakura.ne.jp:9802/csvex/webdav/
・WebDAVサーバアドレス(Premiumプラン・Proプラン)
https://secure6216m.sakura.ne.jp:9802/csvex/webdav-ex/
・ID・パスワード
発行されたご自身の ID・パスワードを使用
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【付録】Windows 7 アップデート適用手順(TLS 1.2 の有効化)
① Windows Update 適用
TLS 1.2を有効にするために「KB3140245」アップデートが適用されている必要がありま
す。最新の Windows Updateを適用すれば、自動的に「KB3140245」も適用されます。
(ご参考)
下記の Microsoft Update カタログのページから、対象のアップデートを個別適用する
ことも可能です。アップデートが適用済みの場合は、実行時にその旨が表示されます。
Windows 7 for x64-Based Systems 用更新プログラム (KB3140245)
http://catalog.update.microsoft.com/v7/site/search.aspx?q=kb3140245
② TLS 1.2 有効化
IE で下記のページにアクセスして、「簡単な解決策」の「Download」ボタンを押下して
「簡易修正ツール」を実行して下さい。必要な情報がレジストリに追記されます。
https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/3140245
③ OS 再起動
Windows 7を再起動して下さい。再起動後にアップデートが有効になります。
④ 共有フォルダ接続ツールの実行
共有フォルダ接続ツールを再度実行して、正常に接続できるかご確認下さい。