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基本チェックリストの活用について 平成292総合事業説明会

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Page 1: 基本チェックリストの活用について...基本チェックリストの内容 生活機能全般 運動機能 口腔機能 栄養状態 閉じこもり 認知症 うつ 運用マニュアル3・4ページ参照

基本チェックリストの活用について

平成29年2月 総合事業説明会

Page 2: 基本チェックリストの活用について...基本チェックリストの内容 生活機能全般 運動機能 口腔機能 栄養状態 閉じこもり 認知症 うつ 運用マニュアル3・4ページ参照

基本チェックリストとは【4つの特徴】

② 25項目の質問に高齢者自身が回答し、チェックした項目から、国の定める基準にもとづき、「生活機能全般」「運動機能」「栄養状態」「口腔機能」「閉じこもり」「認知症」「うつ」のそれぞれにおけるリスクを判定する。

① 国で定められた全25項目の質問で構成されている。

④ 総合事業のサービス利用対象者を選定するためのツールとして活用する。

③ 高齢者が自身の生活や健康状態を振り返り、心身の状況について答えることで、自身では気づきにくい心身機能の衰えやリスクなどを把握することができる。

運用マニュアル3・4ページ参照

今回、新たに総合事業で位置づけられた部分

Page 3: 基本チェックリストの活用について...基本チェックリストの内容 生活機能全般 運動機能 口腔機能 栄養状態 閉じこもり 認知症 うつ 運用マニュアル3・4ページ参照

基本チェックリストの内容

生活機能全般

運動機能 口腔機能

栄養状態

閉じこもり

認知症

うつ

運用マニュアル3・4ページ参照

① 国で定める25項目の質問に「はい」「いいえ」で答える

② ①の回答結果から、さまざまなリスクを判定する

Page 4: 基本チェックリストの活用について...基本チェックリストの内容 生活機能全般 運動機能 口腔機能 栄養状態 閉じこもり 認知症 うつ 運用マニュアル3・4ページ参照

総合事業における基本チェックリスト

総合事業のサービス利用にかかる手続きの簡略化

高齢者が自身の状態を客観的に把握

適切な介護サービスや介護予防などの利用につなげる

健康維持や介護予防に対する意識・関心の向上

運用マニュアル5ページ参照

事務手続きが簡略化され、事務負担等が軽減

地域活動や健康づくりの取り組みへの参加

Page 5: 基本チェックリストの活用について...基本チェックリストの内容 生活機能全般 運動機能 口腔機能 栄養状態 閉じこもり 認知症 うつ 運用マニュアル3・4ページ参照

総合事業における基本チェックリストの活用方法

運用マニュアル5ページ参照

八王子市では、要支援認定の更新対象者に対して、要介護認定の更新申請に代わるものとして、基本チェックリストを導入します。

基本チェックリスト

を実施

リスク判定基準

に該当

市が「事業対象者」※

として認定

要介護認定の更新をしなく

ても、総合事業のサービスが

利用可能

基本チェックリストを実施した結果、何らかのリスクがあると判定された方を、市が「事業対象者」として認定する仕組みが新たに始まります。

※ 事業対象者とは…基本チェックリストを実施した結果、総合事業の対象者として市が認定した者。 要支援1相当の状態像に該当する。

Page 6: 基本チェックリストの活用について...基本チェックリストの内容 生活機能全般 運動機能 口腔機能 栄養状態 閉じこもり 認知症 うつ 運用マニュアル3・4ページ参照

基本チェックリストの活用イメージ

※ 実施手順や対象要件、利用できるサービス等の詳細は運用マニュアルを参照 運用マニュアル5ページ参照

<従来の利用手順>

<基本チェックリスト導入後の利用手順>

要介護認定の

更新申請

認定調査

主治医意見書

介護認定審査会

要支援認定

更新対象者

サービスの利用

基本チェックリスト

の実施・提出

リスク判定

認定結果の通知

(被保険者証の発行)

サービスの利用

要支援認定

更新対象者

判定

事業対象者の認定

認定結果の通知

(被保険者証の発行)

要介護認定の更新

事業対象者の認定※

これまで実施していた認定審査などの事務が簡略化され、認定までの事務負担等が軽減されます。

Page 7: 基本チェックリストの活用について...基本チェックリストの内容 生活機能全般 運動機能 口腔機能 栄養状態 閉じこもり 認知症 うつ 運用マニュアル3・4ページ参照

基本チェックリストの対象者

以下の要件すべてに該当する方が、基本チェックリストの対象となります。

要支援1の認定を受けている認定更新対象者(要支援2の認

定者も実施は可能) 介護予防給付サービスの利用を必要としない者 基本チェックリストによる事業対象者認定を希望する者 第2号被保険者ではない 給付制限を受けていない

運用マニュアル6ページ掲載

Page 8: 基本チェックリストの活用について...基本チェックリストの内容 生活機能全般 運動機能 口腔機能 栄養状態 閉じこもり 認知症 うつ 運用マニュアル3・4ページ参照

対象者への周知

現在、要支援1の認定を受けており、認定有効期間の終了が近づいた方に、認定有効期間終了の60日前に介護保険課から以下の書類を送付します。

(1)要介護認定の更新案内(認定有効期間終了のお知らせ

(2)更新申請書(介護保険申請書) (3)基本チェックリストによる事業対象者認定についての案内

運用マニュアル7ページ参照

従来通り

↑ 平成29年4月1日以降に利用者の手元に届く勧奨通知から新たに同封されます。(平成29年3月末に市より発送)

※ 基本チェックリスト(第一号事業対象者認定・更新申請書)は同封しません。

Page 9: 基本チェックリストの活用について...基本チェックリストの内容 生活機能全般 運動機能 口腔機能 栄養状態 閉じこもり 認知症 うつ 運用マニュアル3・4ページ参照

基本チェックリストの実施手順

7.基本チェックリスト(市控え、センター控え)を市へ提出する。

6.基本チェックリスト(本人控え)を利用者へ渡す。

5.記入漏れ等、内容に不備がないか確認を行う。

4. 基本チェックリストを実施する。

3.本人やその家族の希望を確認する。

2.利用者やその家族に対して、基本チェックリストについての説明を行う。

1.利用者が基本チェックリストの対象要件に該当しているか確認を行う。

運用マニュアル10~12ページ掲載

Page 10: 基本チェックリストの活用について...基本チェックリストの内容 生活機能全般 運動機能 口腔機能 栄養状態 閉じこもり 認知症 うつ 運用マニュアル3・4ページ参照

使用する様式について

事業対象者として認定するために実施する基本チェックリストについては、高齢者あんしん相談センター職員または委託先の居宅介護支援事業所のケアマネジャーが持参する「第一号事業対象者認定・更新申請書(3枚複写)」を必ず使用する。

配付方法 事前に、市から高齢者あんしん相談センターへ申請書およびパンフレットを配付 ※ 居宅介護支援事業所については、委託元のセンター経由で配付

1枚目 : 本人控え(切り取って利用者へ渡す) 2枚目 : センター控え(高齢者あんしん相談センターで保管) 3枚目 : 市控え(市へ提出)

運用マニュアル7・14ページ掲載

Page 11: 基本チェックリストの活用について...基本チェックリストの内容 生活機能全般 運動機能 口腔機能 栄養状態 閉じこもり 認知症 うつ 運用マニュアル3・4ページ参照

基本チェックリスト実施時の注意点

「要介護認定の更新申請」と「基本チェックリスト」の両方を行うことはできません。重複申請とならないよう注意してください。

事業対象者の区分支給限度基準額は、要支援1の内容が適用となるため、要支援2の方が基本チェックリストを希望する場合は注意が必要です。

事業対象者が予防給付のサービスを利用する場合、改めて要介護認定の申請を行い、要支援認定を受ける必要があります。

要介護認定を受けておらず、新規でサービスの利用を希望する方については、従来どおり要介護認定の申請が必須となります。

その他、基本チェックリストの対象者要件や事業対象者の取り扱いについては、運用マニュアル6~8ページを参照してください。

Page 12: 基本チェックリストの活用について...基本チェックリストの内容 生活機能全般 運動機能 口腔機能 栄養状態 閉じこもり 認知症 うつ 運用マニュアル3・4ページ参照

【参考】事業対象者が利用できるサービス

【介護予防サービス】

・介護予防訪問入浴介護

・介護予防訪問看護

・介護予防訪問介護

・介護予防訪問リハビリテーション

・介護予防通所介護

・介護予防居宅療養管理指導

・介護予防通所リハビリテーション

・介護予防短期入所生活介護

・介護予防短期入所療養介護

・介護予防特定施設入居者生活介護

・介護予防福祉用具貸与

・介護予防支援

【地域密着型介護予防サービス】

・介護予防小規模多機能型居宅介護

・介護予防認知症対応型通所介護

・介護予防認知症対応型共同生活介護

予防給付総合事業※

※ガイドライン掲載事業のみ記載

要支援1・2認定者が

利用可能

事業対象者が利用可能

【介護予防・生活支援サービス事業】

・訪問型サービス

予防訪問介護相当

訪問型サービスA

訪問型サービスB

・通所型サービス

予防通所介護相当

・その他の生活支援サービス

・介護予防ケアマネジメント

【一般介護予防事業】

・介護予防把握事業

・介護予防普及啓発事業

・地域介護予防活動支援事業

・一般介護予防事業評価事業

・地域リハビリテーション活動支援事業

運用マニュアル5ページ掲載

事業対象者は、予防給付のサービスは利用できません。

Page 13: 基本チェックリストの活用について...基本チェックリストの内容 生活機能全般 運動機能 口腔機能 栄養状態 閉じこもり 認知症 うつ 運用マニュアル3・4ページ参照

基本チェックリスト実施からサービス利用までの流れ

要支援2更新対象者

要支援1更新対象者

事業対象者認定申請

(基本チェックリストの

実施・提出)

要介護認定更新申請

一般介護予防事業

要支援1・2

非該当

事業対象者

アセスメント

介護予防支援

アセスメント

介護予防ケアマネジメント

予防給付サービス

介護予防・生活支援サービス

給付サービス

利用あり

総合事業

サービスのみ

リスク該当あり

リスク該当なし

認定更新を希望

基本チェックリストを

希望

介護予防・生活支援サービス

一般介護予防事業

運用マニュアル9ページ掲載

Page 14: 基本チェックリストの活用について...基本チェックリストの内容 生活機能全般 運動機能 口腔機能 栄養状態 閉じこもり 認知症 うつ 運用マニュアル3・4ページ参照

【参考】新規対象者に基本チェックリストを実施しない理由

● 前提として、総合事業の対象者は、旧来の要支援者である。

現在八王子市の総合事業で提供されるサービスが、従来の指定事業所によ

るサービスが大半を占めている。

要支援認定者は、医師の意見書等の専門的な判断のもとでサービスを利用していることから、事業対象者についても要支援者相当の状態である確認と専門的な判断が必要である。

基本チェックリストは、高齢者自身が日頃の生活状況を主観で記載するものであり、それ単体では、専門的な視点がなく、正確な状態把握ができない。

基本チェックリストによる選定のみでは、職員の知識と経験によって、判断や支援内容にバラつきが生じる可能性がある。

運用マニュアル5ページ参照

Page 15: 基本チェックリストの活用について...基本チェックリストの内容 生活機能全般 運動機能 口腔機能 栄養状態 閉じこもり 認知症 うつ 運用マニュアル3・4ページ参照

【参考】基本チェックリストが導入された背景

平成18年度の地域支援事業の開始に伴い、要介護状態等となるおそれの高い虚弱な状態にあると認められる65歳以上の者を把握する事業のために、厚生労働省より提示された。

平成27年度の介護保険法の改正により新たに位置づけられた介護予防・日常生活支援総合事業では、「基本チェックリストは、従来のような二次予防事業対象者の把握のためという活用方法ではなく、相談窓口において、必ずしも認定を受けなくても、必要なサービスを事業で利用できるよう本人の状況を確認するためのツールとして用いる」とされている。 (厚労省ガイドラインP55より)

運用マニュアル3ページ参照

Page 16: 基本チェックリストの活用について...基本チェックリストの内容 生活機能全般 運動機能 口腔機能 栄養状態 閉じこもり 認知症 うつ 運用マニュアル3・4ページ参照

【参考】基本チェックリストの法的位置付け

介護保険法上で、市町村は「居宅要支援被保険者等」に対して総合事業を実施することが規定されています。

「居宅要支援被保険者」とは… 以下のいずれかに該当する者を指します。 (1)居宅要支援被保険者 (2)厚生労働省が定める基準に該当する第一号被保険者

厚生労働省告示第197号(基本チェックリスト告示)で定められている全25項目の質問およびリスク判定基準のこと

⇒ 基本チェックリストは、総合事業の対象となる「厚生労働省が定める基準に該当する第一号被保険者」であることを確認するために実施するものとして位置づけられている。

運用マニュアル5ページ参照

Page 17: 基本チェックリストの活用について...基本チェックリストの内容 生活機能全般 運動機能 口腔機能 栄養状態 閉じこもり 認知症 うつ 運用マニュアル3・4ページ参照

【参考】事業対象者の位置付け

認定基準

⇒基本チェックリストを実施した結果、国が定めるリスク判定基準のいずれかに該当した者

支給限度額 ⇒要支援1の内容が適用(要支援2の方が実施する場合は要注意)

有効期間 ⇒ なし

被保険者証の発行 ⇒ 「事業対象者」と印字された被保険者証を発行

利用できるサービス ⇒ 総合事業の「介護予防・生活支援サービス事業」および「一般介護予防事業」(予防給付サービスは利用不可)

介護予防ケアマネジメント ⇒ 地域包括支援センターの業務として実施。要支援認定者と同様に居宅介護支援事業所へ委託可能。

運用マニュアル7・8ページ掲載