敬和カレッジレポート report 第82号 august 2015 ·...

Close up 山田耕太学長就任インタビュー 「愛と希望に溢れる学びの共同体の創造」 入学式・オリエンテーションのご報告 留学プログラム/日本文化・日本語研修プログラムのご報告 学生寮の開設/25周年記念講演会・シンポジウム 授業紹介④「スポーツ実習」松浦進二 敬和学園財務状況等のご報告 82敬和カレッジレポート 敬和学園大学と地域社会をつなぐコミュニケーション誌 発行/敬和学園大学後援会 敬和学園大学 August 2015 JCLP さよならパーティー REPORT

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Page 1: 敬和カレッジレポート REPORT 第82号 August 2015 · ます。し、地域社会に貢献することが期待されはやがて地元の地域社会に職を得て定住駅前複合施設の中にできるもので、寮生しいコンセプトによる図書館に接続したます。これは、新発田駅前に建設中の新して、来年四月に「学生寮」が開設され

Close up山田耕太学長就任インタビュー

「愛と希望に溢れる学びの共同体の創造」

入学式・オリエンテーションのご報告

留学プログラム/日本文化・日本語研修プログラムのご報告

学生寮の開設/25周年記念講演会・シンポジウム

授業紹介④「スポーツ実習」松浦進二

敬和学園財務状況等のご報告

第82号敬和カレッジレポート

敬和学園大学と地域社会をつなぐコミュニケーション誌

発行/敬和学園大学後援会 敬和学園大学

August 2015

JCLP さよならパーティー

REPORT

Page 2: 敬和カレッジレポート REPORT 第82号 August 2015 · ます。し、地域社会に貢献することが期待されはやがて地元の地域社会に職を得て定住駅前複合施設の中にできるもので、寮生しいコンセプトによる図書館に接続したます。これは、新発田駅前に建設中の新して、来年四月に「学生寮」が開設され

Close up …………………………………………… 1 山田耕太学長就任インタビュー「愛と希望に溢れる学びの共同体の創造」

入学式・新入生オリエンテーションのご報告 ……… 4 国際文化学科1年 荏原里香 英語文化コミュニケーション学科1年 北愛実

未来の可能性を豊かにする留学プログラム……… 6

復興支援インターン「メカブを通じた被災地支援」 … 6

日本文化・日本語研修プログラム(JCLP)のご報告 … 7

新発田市との包括連携協定・学生寮のご紹介 …… 8

今年も合格者を輩出、社会福祉士課程のご紹介 …… 8

2015年度後援会総会のご報告 …………………… 9

25周年記念行事のご案内・ご報告 …………… 10

授業紹介④「スポーツ実習」松浦進二………… 11

同窓会リレー・エッセイ 34 ……………………… 12 「大学での学びとつながっている今」  月 華子(19期生)

キャンパス日誌(4月~7月) ………………… 13

敬和学園財務状況等のご報告…………………… 14

 敬和学園大学は、国際理解、地域交流の目的から、新潟県国際交流協会が主催する国際交流インストラクター事業に参加しています。 この事業は、参加する学生たちにとって、国際社会への関心を持つよい機会となっています。学生たちは、学内外の講師による講義・研修を受けた後、新潟県内の小・中・高等学校でのワークショップ形式の国際理解教育の授業を行います。授業の準備を通じて国際社会への知識を習得し、教える側に立つことでコミュニケーションスキルを磨きます。

CONTENTSもくじ

〈表紙写真〉JCLPによるアメリカからの留学生と本学学生とが交流を深めました(p.7)

アクティブラーニング紹介④「国際交流インストラクター」

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1

Clo

se up

学長

山田 耕太

Close up

 

二〇一五年六月より山田耕太が敬和学園大学長に就任しました。一九九一年の開

学以来歴代学長と共に大学改革を進めてこられた経験から、敬和学園大学への思い

と今後のヴィジョンについて、Q&A形式で語っていただきました。

「愛と希望に溢れる学びの共同体の創造」

山田耕太学長就任インタビュー

●はじめに―学長に就任して

Q:

学長就任おめでとうございます。

どのような経緯で学長になられたの

ですか。

A:

ありがとうございます。鈴木学長

が三月三一日に退任され、私は四月

一日から学長代行という職務につき、

二〇一五年度がはじまりました。五月

一三日に教職員による選挙が行われ、

その結果を受けて理事会で承認され、

六月一日付けで第四代学長に就任し

ました。六月五日にチャペル・アッ

センブリ・アワーの中で「学長就任式」

が執り行われました。任期は四年で

す。

 

地元地域社会の皆さま、在学生・

保護者・卒業生をはじめ大学関係者

の皆さまのご支援のお陰で、敬和学

園大学は創立二五周年を迎えており

ます。私は開学以来、三人の学長と

共に歩んでまいりました。北垣宗治

初代学長の時には主に教務部長とし

て、新井明第二代学長の時には共生

社会学科長ならびに学長補佐として、

鈴木佳秀第三代学長の時には副学長

としてお支えしてきました。

 

大きな責任のある務めをお受けす

るにあたって、「弱さの中で、恐れつつ、

戦おのの

きつつ」、これら三学長の築いてこ

られた伝統を受け継いでいく覚悟で

す。また、変えてはならぬものを変

えることなく、変えなければならな

いものを大胆に変え、変えてはなら

ないものと変えなければならないも

のを見分ける知恵が与えられるよう

にと願っています。

●リベラルアーツ教育

Q:

変えてはならないものとは何です

か。

A:

敬和学園大学の教育の特徴は、一

言で言えば、リベラルアーツ教育に

あります。リベラルアーツ教育とは、

「偏差値教育」とは対極にある「真の

人間教育」です。リベラルアーツ教

育は、いのちを尊重して、一人ひと

りの存在を大切にする教育です。そ

れは一人ひとりの内にある秘めた力

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2

Clo

se up

「地域学」フィールドワーク(金升酒造さま)

山田耕太学長 就任式

を引き出す教育とも言えます。

 「リベラル」という言葉は「自由な」

という意味で、「アーツ(アートの複数

形)」とは「芸術(ファイン・アート)」

を意味するのではなく、「諸科目(諸学

芸)」を意味します。すなわち、互いに

関連する「諸科目」を学んで、人間を身

体的にも精神的にも霊的にも、さまざま

な拘束や偏見や束縛から解放し、自由を

与える全人格的な人間教育です。

 「リベラルアーツ」はラテン語では「フ

マニタース(人間性)」とも表現されま

した。その核心は「人文学」(ヒューマ

ニティーズ)にあります。「人文学」の

諸学問は「人間」の諸側面を探求して、

その真理を明らかにすることにありま

す。リベラルアーツ教育のモットーは「真

理はあなたがたを自由にする」です(ヨ

ハネ福音書八章三二節)。

 

問題は大学教育で得た自由をどう用い

るかです。職業を通して隣人への愛に仕

えるのか(ルター『キリスト者の自由』)、

生まれた時よりも社会をよりよくするの

か(内村鑑三『後世への最大遺物』)。

●地域社会から地域社会へ

Q:

変えることができるのは何ですか。

A:

敬和学園大学では教育方針を述べた

ミッション・ステートメントで、キリス

ト教主義、国際主義、地域主義を教育の

三つの柱として挙げています。本学の中

長期計画の中でそのヴィジョンとして、

「少子高齢化と地域格差の進む時代にお

いて、持続可能な社会の担い手を育成し

ます」と述べて、持続可能な地域社会の

人材育成を前面に出しています。

 

北垣学長時代にはノースウェスタン大

学と本学が教育学術交流協定を結び、大

学が所在するオレンジ市と新発田市が姉

妹都市協定を結びました。新井学長時代

には商店街の空き店舗を改装して「新発

田学研究センター」と「まちカフェ・り

んく」を開設し、大学敷地内に認知症対

応グループホーム「富塚・のぞみの里」

を開園し、地域貢献が本格的にはじまり

ました。鈴木学長時代には、駅前複合施

設に大学寮を開設する方針を決めまし

た。

 

今年度からこれらの「町と大学」(タ

ウンとガウン)の関係を一層強めて、地

域社会の学生を地域社会に就職させる地

域循環型教育をはじめました。こうして、

大学での講義とリンクした「実践するリ

ベラルアーツ教育」を展開していきます。

●アクティブラーニング

Q:

それは具体的にはどのようなプログ

ラムなのでしょうか。

A:

一年生全員が地元の地域社会を学ぶ

「地域学入門」をはじめ、地元の自治体

や企業のトップから講義を聴き、現場の

自治体や企業を見学する「地域学」を核

にして展開される「地域経営プログラム」

です。それは地域社会の中でのアクティ

ブラーニング、地元企業との連携による

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3

Clo

se up

2016年4月に開設される学生寮

長期インターンシップ、地域の課題解決

に取り組む地域学研究を骨子に構成され

ています。

 

敬和学園大学では開学以来のボラン

ティア活動が進化したさまざまなフィー

ルド型アクティブラーニングが地域社会

の中で展開されています。地域社会の市

民の協力を得て展開されるアクティブ

ラーニングでは、主体性・コミュニケー

ション力・チームワーク力などを培い、

就職に繋がるキャリアが形成されていく

ことも期待されます。これらのアクティ

ブラーニングは、関連した大学の講義科

目を履修することによって単位化されま

す。こうして、講義とアクティブラーニ

ングのフィードバックによる気づきを通

して、知識と経験が一つになっていくこ

とが期待されます。

 

また、その主要な担い手の育成の場と

して、来年四月に「学生寮」が開設され

ます。これは、新発田駅前に建設中の新

しいコンセプトによる図書館に接続した

駅前複合施設の中にできるもので、寮生

はやがて地元の地域社会に職を得て定住

し、地域社会に貢献することが期待され

ます。

 

また、これらのアクティブラーニング

により新発田学研究センター、まちカ

フェ・りんく、学生寮の三点を中心にし

て、点から線へ、線から面へと「まちな

かキャンパス化」を目指していきます。

こうして、「町と大学」(タウンとガウン)

が協働して「まちづくり」をする全く新

しい大学教育を展開していきます。

 

他に学科を横断した七つの副専攻的プ

ログラム(ディプロマ)を開発し、三学

科八コースと併せ極めて多彩な教育課程

が選択可能です。

●むすびに―将来のヴィジョン

Q:

将来のヴィジョンをお聞かせくださ

い。

A:

敬和という名称は、イエスの愛と希

望の溢れる精神をよりどころとしていま

す。この精神に基づいた高校と大学を一

つの教育共同体とし、保護者の皆さまに

よる「後援会」、卒業生による「同窓会」、

地域社会の皆さまによる「オレンジ会」

などと連携し、生涯学習社会を見据え

て、人権・平和・共生を基調にした新し

い価値観と文化を紡ぎ出していく「敬和

コミュニティ」という「学びの共同体」

を創り出していくことを目指していきま

す。

 

現在、少子高齢社会・人口減少社会が

進展する中で、三大都市圏とそれ以外の

地方圏との格差が拡大し、地方圏の人口

一〇万人以下の市町村の生き残りと小規

模の地方大学の生き残りが焦し

ょうび眉

の急と

なっています。その中で大学は、産官学

との連携を図り、長期的に見て「食料」

(地産地消)、「エネルギー」(再生可能自

然エネルギー)、「ケア」(医療・介護・

福祉・教育など)の自給を根幹に据えた

地域循環型社会を形成する地・知の拠点

(CO

C: C

enter o

f Com

munity

)となって、

地域社会に貢献する役割を果たしていき

ます。また、どこでどのような職業に就

こうとも「人に仕える」という「ヒュー

マン・サービス精神」に溢れた人物を社

会に送り出していきます。

Profile山田耕太 学長 プロフィール

 1979 年国際基督教大学大学院比較

文化研究科博士前期課程修了(文学修

士)、1986 年イギリス・ダラム大学神

学系大学院博士課程修了(Ph.D.)。

 1991 年敬和学園大学人文学部助教

授、1995 年同教授、2004 年同大学

共生社会学科長、2009 年同大学副学

長を経て、現在、同大学学長。

 専門は、新約聖書学、倫理思想史、

比較宗教学。

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入学式・オリエンテーション

 

二〇一五年度の入学式が四月三日に挙

行されました。讃美歌斉唱、下田尾治郎

宗教部長による祈祷のあと、新入生一人

ひとりの名前が読み上げられ、山田耕太

学長代行が新入生の入学許可を宣言しま

した。式の後には、入学前に二回行われ

たスクーリングで顔見知りになった仲間

同士が集まって談笑する姿も見受けら

れ、新入生たちは、笑顔で大学生活のス

タートをきりました。

 

四月一〇日の新入生歓迎公開学術講演

会には姜尚中氏をお招きし、「悪と愛に

ついて」と題して、一〇、二〇年後にしっ

かりと生きる業としてのリベラルアーツ

の学びについてお話しいただきました。

新入生たちは、大学での学びの意義とそ

の深さに触れることができました。

大学生活スタート、

期待を上回る個性的な仲間と学ぶ楽しさ

国際文化学科一年 

荏原 

里香

実にさまざまなタイプの人がいるなと

いうことです。私の通っていた敬和学

園高校も個性的な生徒がたくさんいま

したが、大学はそれを遥かに上回る個

性の持ち主の集まりでした。先生も学

生も面白い人ばかりです。

 

そして、大学での学びは興味深いも

のでした。今まで生きてきて初めて、

学ぶということが楽しいことだと気づ

かされました。高校とは全く異なる授

業形式に戸惑うこともありましたが、

授業に集中していたのであまり気にな

らなかったことを覚えています。

 

私の期待は現実になりました。これ

からの大学生活の中で私は、友人たち

との会話から新しい価値観を身につけ、

多くの学びから自分の将来を形作って

いきたいと思います。

 

敬和学園大学に入学する前、私はい

くつかの期待を抱いていました。新し

い友人への期待、新しい学びへの期待

などです。しかし、入学後にこの期待

はどれもいい意味で裏切られることと

なりました。なぜなら大学は、私が想

像していたよりもずっと楽しいところ

だったからです。

 

大学生活がはじまって感じたことは、

入学式での讃美歌斉唱

新入生代表による宣誓

新入生の仲間たち

学生団体紹介での新入生勧誘

新入生歓迎公開学術講演会

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入学式・オリエンテーション

 

入学から二週間ほどした四月一六、一七

日には、新入生が集団行動を通じて、多

くの友だちをつくり、今後の学生生活の

準備をすることを目的とした新入生オリ

エンテーションが、地元新発田市内にあ

る月岡温泉で行われました。ビンゴゲー

ムやクラス別集会、クラス対抗レクリ

エーションが行われ、参加する学生と教

職員が協力・団結し、友情と親睦を深め

るよい機会となりました。

 

五月八日のチャペル・アッセンブリ・

アワーでは、入学記念植樹礼拝が行われ、

ユリノキ一本を植樹しました。ユリノキ

は大きく育つ木です。参加者それぞれが

自らの成長に重ね合わせて祈りました。

新入生の皆さんが、このユリノキ同様、

大きく成長していけるよう、共に四年間

の歩みをすすめていきたいと思います。

新入生同士の友情と親睦を深めました

生かされていることを実感

英語文化コミュニケーション学科一年 

北 

愛実

での生活にスムーズになじむことがで

き、大切な友達や先生方と出会えたこ

とに感謝しています。JCLPでは、

アメリカの留学生と接する機会を持ち、

グローバル化した今の世の中における

英語の力と世界の広がりを感じました。

 

敬和では『隣人を愛し、思いやる心』

を大切にしています。自分自身のため

だけに生きる人生は虚しいと思います。

だれかのために役立ち自分が生かされ

ることによって、本当の人生の喜びを

体験できると考えます。敬和での生活

は、一人一人が尊く愛されていて、意

味を持って生まれてきたことを気付か

せてくれます。この四年間、一日一日

を大切にし感謝の心を忘れずに、今で

きることを一生懸命していきたいです。

 

私は敬和学園大学に入学できて幸せ

です。私は幼いころから一人でアメリ

カに留学していたので、入学当初は文

化の違う日本で生活し、大学生活を送

ることが不安でした。しかし、敬和は

日本の文化を大切にしながら、アメリ

カをはじめさまざまな国の文化を取り

上げるグローバルな大学でした。ここ

お花見ランチ恒例、学長からの差し入れ

オリエンテーションでの楽しい食事

仲間との親睦を深めるクラス別集会

クラス対抗レクリエーション

入学記念植樹礼拝

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留学プログラム

6

自分の可能性を広げたボストン留学

ボストン留学(右が金子さん)

NHKテレビにて復興支援活動を紹介

 

私は、アメリカのボストンに六ヶ月間

語学留学に行ってきました。それまで英

語で話すことに抵抗があったので、自分

をその環境に置いて苦手意識を払拭する

ことがこの留学の目的でした。また単純

に外の世界を見たいと思ったのも動機の

一つです。実際ボストンに行って、多国

籍の友人たち、ホームステイファミリー、

街の人々や歴史ある街並みに触れる生活

は、世界に対する視野を広げただけでな

く、知らず知らずのうちに狭めていた自

分自身の将来の選択肢の多さを気づかせ

てくれました。また自分の考え方がポジ

ティブになりました。自身の意見が議論

を発展させ、質問することが他にもわか

らない人の助けになるという考え方に変

わり、積極的に発言するようになりまし

た。帰国した今でも、積極的に留学生と

関わり英語を使っています。英語はふと

したときに口をついて出るレベルまで上

達し、リスニングやスピーキングは得意

分野になりました。留学は語学力も含め

多方面で人生の肥やしになります。「人

がしてないことに挑戦する」ことで自分

の可能性が広がりました。

英語文化コミュニケーション学科四年 

金子 

園美

未来の可能性を豊かにする留学プログラム

留学しても四年間で卒業が可能、長期留学には奨学金も!

 

敬和学園大学では、充実した海外留学

制度を用意し、多文化共生時代に生きる

力を養うための留学を推奨しています。

アメリカ、オーストラリア等の提携校留

学に加え、学生自らが留学先となる国や

機関を選択し、自由にプログラムを組む

自由留学があります。留学希望者は、国

際交流係やアドバイザー教員との相談を

積み重ね、自分の能力や興味を最大限に

生かせる留学機関を選びます。短期(最

低四週間)と長期(一五週間以上・奨学

金制度あり)の方式があり、帰国後、一

定の単位が認められます。留学期間も修

業年限に組み込まれるため、四年間での

卒業が可能です。留学は自身の生き方、

未来の可能性を豊かにするための手段で

す。皆さんの果敢な挑戦をお待ちしてい

ます。    (国際交流委員長 

中村)

メカブを通じた被災地支援の取り組み

復興支援インターンに参加

 

東日本大震災発生から四年。敬和学園

大学の学生たちは、定期的な募金活動や

現地支援活動に加え、仙台の大学コン

ソーシアムである復興大学が主催する

「復興支援インターン」にも参加し、宮

城県南三陸町の被災企業で、メカブを加

工、出荷する職業体験を行いました。イ

ンターンに参加した学生たちは、被災地

の状況を広く情報発信するためにNHK

テレビに出演したり、現地に足を運ぶ

きっかけとなるように、学内でメカブの

試食会を開催したりしています。今後は、

学食のメニューにメカブを正式に取り入

れてもらえるように、被災企業と学食と

の調整もすすめています。

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日本文化・日本語研修プログラム

英語クラスにJCLPの学生も参加

一生繋がっていける仲間との出会い

 

私は、JCLPを通して彼らがなぜ日

本に来て、何を感じ、そして何を学びた

いのかを理解することができました。彼

らには明白な目的があり、「日本の文化

を自分の目で見て体験したい」や「日本

語を現地で勉強したい」というものから、

「イルカ問題について日本人に聞いてみ

たかった」というような、国際問題など

について日本人の意見を聞きたいという

目的までありました。それらの目的に応

えていくことで、英語を使って説明する

ことの難しさや自分の意見が伝わった時

の喜びを感じることができました。同時

に、国際問題における自分の認識の甘さ

を感じることもありました。

 

そして、日本での生活についてもとて

も楽しんでいただけたと思います。カラ

オケなどのイベントでは大変盛り上がり

ました。夜中までアパートの一室でゲー

ムやパーティーをして過ごすこともあり

ました。そうしているうちに彼らとの友

情が少しずつ芽生え、ただのアシスタン

トとしての役割を果たすということでは

なく、一生繋がっていける仲間として交

流を楽しむことができました。

英語文化コミュニケーション学科二年 

佐藤 

祐汰

「日本文化・日本語研修プログラム」のご報告

アメリカからの留学生と本学学生との二週間の交流

 「日本文化・日本語研修プログラム」(J

CLP)が六月八日~一九日に開催され

ました。アメリカのリー(テネシー州)、

ハワード(ワシントンDC)両大学から

計八名の参加者を迎え、本学学生と積極

的な交流を展開しました。日本語学習に

加え、書道、和太鼓、座禅を体験したほか、

JCLPでは今回初となる粟島訪問も行

われ、それぞれに好評を得ました。週末

ホームステイにおいても温かいおもてな

しに包まれました。日に日に、JCLP

をサポートする学生の輪が広がり、社会

問題や日米文化を英語で議論する姿も見

られました。別れ際には、二週間で深め

た友情の温もりを分かち合い、涙を浮か

べ再会を誓い合う日米学生の姿が印象的

でした。   (国際交流委員長 

中村)

メカブを通じて南三陸町に関心を

英語文化コミュニケーション学科三年 

山本 

果奈

 

私は昨年夏に宮城県南三陸町で行わ

れた復興支援インターンに参加しまし

た。そこで被災地の企業で約一週間職

業体験をさせていただきました。私が

お世話になったのは主にメカブの加工、

出荷をしている企業でした。復興支援

インターンではこの体験を広く発信す

ることが目的とされています。そこで、

まずは美味しいメカブを食べて南三陸

町に興味を持ってもらいたいと考え、

四月に学内でこの企業のメカブの無料

試食会を行いました。この試食会には

「南三陸町」という文字を目にしてもら

うことで風化を防止する、そして実際

に南三陸町に行って食べてもらおうと

いう狙いがあります。一〇〇食分用意

した紙コップにはメカブのいいところ

や南三陸町の他の特産品など、南三陸

町に関心を持ってもらえるようにその

想いを描きました。一〇〇食はあっと

いう間になくなり、食べてくれた学生

から「美味しい」「また食べたい」と

いう声をいただきました。とてもうれ

しかったです。今後の取り組みとして、

月に一回メカブを学食のメニューに取

り入れてもらうことを考えています。

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新発田市との連携

8

 

敬和学園大学の共生社会学科では、社

会福祉士国家試験受験資格が取得できま

す。社会福祉士は、社会福祉の分野で相

談援助を行う専門職(ソーシャルワー

カー)で、実習や演習をはじめ、指定さ

れた一九科目をしっかり学んだ上で、国

家試験に合格して得られる資格です。社

会福祉士の活躍する分野は、従来の福祉

の分野に限らず、「医療」、「司法」、「教育」

そして個人で事務所を構える「独立型社

会福祉士」など、どんどん広がっていま

す。敬和学園大学では、毎年合格者を出

しております。一人でも多くの学生が合

格できるよう、国家試験対策講座などを

開講し支援しています。

(社会福祉士養成課程委員長 

青山)

社会福祉士養成課程のご紹介

リベラルアーツの学びを深める学生寮

今年も合格者を輩出

「相談援助演習」の様子

包括連携協定調印式・学生寮の開設について

新発田市と敬和学園大学の協力関係強化

 

七月七日、新発田市と敬和学園大学に

よる「包括連携に関する協定」の調印式

を行いました。この協定は、市と大学の

両者がさらなる協力関係を築き、活力あ

る個性豊かな地域社会の発展・人材育成・

地方創生を目指すものです。

 

街中における学生たちの活動の拠点で

ある「新発田学研究センター」や「まち

カフェ・りんく」に加え、二〇一六年度

より「学生寮」が開設されます。この学

生寮は、新発田駅前に建設中の新しいコ

ンセプトによる図書館に接続した駅前複

合施設の中にできるものです。新発田市

からのご支援に応え、寮生たちがやがて

地元の地域社会に職を得て定住し、地域

社会の発展に貢献することを期待してい

ます。

包括連携協定調印式(左から二階堂市長、山田学長)

学生寮の室内イメージ

 

二〇一六年四月に新発田市との包括連

携協定の一環として、敬和学園大学の学

生寮を新発田駅前に開設します。

 

この学生寮は、リベラルアーツの学び

を深めるため、コミュニティリビングの

機能を備え、隣接する図書館と連携でき

る建物になっています。個人としての自

立と共に共同体を自発的に営むことで、

社会人として身につけるべき協調性や社

会性、コミュニケーション力、リーダー

シップを養うことを目的としています。

 

駅前の立地や学バスによる大学との接

続などの利便性に加え、寮監の常駐によ

る安全面、食事の提供など健康面にも配

慮し、学生の学びと生活を支えます。

家賃(月額):三五, 〇〇〇円

※水道・光熱費・活動費は別途実費

お問い合せ:

広報入試課

  

  

〇一二〇-

二六-三六三七

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後援会

二〇一五年度

後援会総会のご報告

大学と学生・保護者を結ぶ架け橋として

 

四月三日、新発田市民文化会館にて入

学式が挙行され、引き続き二〇一五年度

後援会総会を開催しました。顧問の山田

耕太学長代行よりごあいさつをいただ

き、議事に入りました。はじめに加藤順

学長補佐より二〇一四年度決算報告、次

に宮村孝理事より二〇一五年度事業計画

並びに予算について説明し、皆さまの賛

意のもと承認いただきました。

 

今年度も後援会として、一・二年生の

保護者と山田耕太学長をはじめ教職員の

方々とで、日ごろの学生たちの様子や保

護者からの要望等をうかがいながら、親

しく交流する懇談会を一一月に開催しま

す。また就職に向けて、三年生の保護者

との「就職懇談会」を七月に、企業関係

者を招き敬和教育の方針と理解を深めて

いただくための「企業懇談会」を一一月

に、例年一〇〇社以上の企業を大学へお

招きする「学内合同企業説明会」を三月

にそれぞれ実施し、キャリアサポート課、

就職委員会の教職員の皆さまと共に支援

します。二〇一四年度も九四%を超える

驚異的な就職率を継続しています。学生

たちの資質はもとより、関係者の皆さま

のご尽力に深く感謝します。今後もご理

解とご協力よろしくお願いします。  

          (後援会長 

清水)

収入の部 単位:円科 目 2014 年度予算 2014 年度決算 2015 年度予算

後援会費 19,530,000 19,155,000 19,495,000

寄付金 10,000 20,000 10,000

雑収入 1,000 379 1,000

学生団体より戻入れ金 200,000 473,893 200,000

収入小計 19,741,000 19,649,272 19,706,000

前年度繰越 2,585,932 2,585,932 2,037,020

収入の部合計 22,326,932 22,235,204 21,743,020

支出の部 単位:円科 目 2014 年度予算 2014 年度決算 2015 年度予算

事業活動費 3,230,000 2,948,725 3,400,000

会議費 200,000 146,210 200,000

事務費 30,000 30,000 30,000

通信費 2,560,000 1,925,516 2,260,000

印刷製本費 1,620,000 1,236,081 1,600,000

手数料 20,000 6,060 20,000

学生クラブ補助費 3,000,000 3,000,000 3,000,000

学生開放施設光熱費補助 700,000 700,000 700,000

学園祭補助費 3,000,000 3,000,000 3,000,000

体育施設設備費 4,757,625 4,757,625 4,757,625

駐車場施設設備補助費 1,858,000 1,858,000 1,858,000

その他の施設設備補助費 73,000 73,000 73,000

旅費交通費 80,000 66,000 80,000

雑費 550,000 450,785 600,000

予備費 648,307 0 164,395

支出小計 22,326,932 20,198,002 21,743,020

次年度繰越金 0 2,037,202 0

支出の部合計 22,326,932 22,235,204 21,743,020

強い気持ちで勝ち取った合格

共生社会学科卒業 

酒井 

恭子

 

私が社会福祉士国家試験を受けよう

と思ったのは、東日本大震災がきっか

けでした。あの衝撃的な映像を見て、

国際文化学科から共生社会学科に転科

し、福祉の勉強をはじめました。

 

勉強は体力と気力を考えて、二年間

という期間で毎日午前と午後一時間ず

つ続けました。普段の勉強は国家試験

対策講座を主とし、過去問題と模擬問

題を繰り返し解きました。その後でき

ないところ苦手なところをワークブッ

クで補いました。ほかには、授業を思

い出しながら教科書を読みました。青

山先生や安井先生の授業では、噛んで

含めるように教えていただきました。

 

また、本番の時にどう問題を解いて

いくか、時間の配分は特に大事だと思

い、繰り返し模擬試験に取り組みまし

た。わからない問題でも慌てず、最後

まで諦めないことが大事だと思います。

 

あとは長い受験勉強期間でどうモチ

ベーションを保っていくかです。ここ

までやったらコーヒーを飲む、犬と散

歩する、明日は何もしないなどと決め

て勉強しました。私でも受かりました。

若い皆さん、エネルギッシュに突っ走っ

て合格を目指してください。

Page 12: 敬和カレッジレポート REPORT 第82号 August 2015 · ます。し、地域社会に貢献することが期待されはやがて地元の地域社会に職を得て定住駅前複合施設の中にできるもので、寮生しいコンセプトによる図書館に接続したます。これは、新発田駅前に建設中の新して、来年四月に「学生寮」が開設され

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25 周年記念行事

「悪と愛について」ご報告

二五周年記念新入生歓迎公開学術講演会

「現代の教育課題と学校づくりの指針」ご報告

二五周年記念教育講演会・シンポジウム

 

六月六日に創立二五周年を記念して、

教育講演会・シンポジウムが開催されま

した。前半は共栄大学の藤田英典先生

に、「現代の教育課題と学校づくりの指

針」と題してご講演をいただきました。

四半世紀以上にわたる政治および政府主

導の日本における教育改革の問題点を具

体的に指摘され、真に求められているの

は、「多様な物差し」、「名誉の等価性」、

「努力と称賛のカルチャー」を基盤にし

た教育制度の充実であることを、静せ

いひつ謐

の中にも情熱をこめて語られました。後

半のシンポジウムでは、本学の卒業生で、

現在、新潟県内の中学校、高校で活躍さ

れている三名の先生方の発表がありまし

た。その説得力のある力強い話しぶりに、

卒業後のさらなる成長が強く感じられま

した。    (教職課程委員長 

川又)

 

創立二五周年を記念し、四月一〇日の

新入生歓迎公開学術講演会に姜尚中氏を

お招きし、「悪と愛について」と題して

お話しいただきました。姜先生は、青春

時代のエピソードやお好きな夏目漱石作

品の登場人物を紹介しながら、リベラル

アーツカレッジにおいて学ぶ意義を深

く、丁寧に説かれました。若者らしい成

長と死に対する恐れ、故郷や家族から離

れて初めて肉親ではない信頼できる友を

得る喜び、その受容から社会を受け入れ

る心の成長、教職員から学生への世代継

承の場としての大学の役割について語ら

れた上で、リベラルアーツカレッジで学

ぶべきは、近い未来に役立つことではな

く、一〇年後、二〇年後にしっかりと生

きるための業であるとのお話は、説得力

に満ちたものでした。

(企画広報委員 

山﨑由)

リベラルアーツの意義を話される姜先生

藤田先生の情熱あふれる講演

 

敬和学園大学では、創立二五周年を記

念し、戦後七〇年の節目にあたり「戦後

七〇年!今あらためて『歴史認識』を問

う」と題したシンポジウムを開催します。

このシンポジウムでは、本学国際文化学

科の歴史探求コースを担当する藤野豊教

授と丸畠宏太教授、木下光弘専任講師、

英語文化コミュニケーション学科でアメ

リカ社会史を専門とする山﨑由紀准教授

がシンポジストとして登壇します。

 

近代日本は、かつてアジア・太平洋地

域に果てしない侵略を展開しました。私

たちはこの歴史的事実とどのように向き

合い、どのように受けとめるべきなのか、

世界史的視野から、皆さんと共に真摯に

考えたいと思います。

 

参加費は無料です。多くの皆さまから

のご参加をお待ちしております。

「戦後七〇年!今あらためて『歴史認識』を問う」ご案内

二五周年記念シンポジウム

日 

時 

一〇月一七日(土)

    

一三時~一六時

会 

場 

敬和学園大学  

S三一教室

参加費 

無料

〈お問合せ・お申込み〉

 

敬和学園大学総務課総務係

 

Tel .

〇二五四‐二六‐二三九四

インターネットからも

お申込みいただけます。

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授業紹介

     

学事予告

◆八月◆

 

一 

聖籠町キッズカレッジ(陶芸教室)②

 

三 

教員免許状更新講習

 

四 

夏期休暇(九月一六日まで)

    

前期集中講義期間①(八日まで)

 

一七日

前期集中講義期間②(二一日まで)

 

二二日

オープンキャンパス③

 

二三日

聖籠町キッズカレッジ(英語教室)②

    

AO入学試験(一期)面談日①

 

二六日

前期追試験(二八日まで)

 

二九日

AO入学試験(一期)面談日②

◆九月◆

 

一六日

前期卒業式

 

一七日

秋季入学式

 

一八日

後期履修相談日

 

一九日

後期講義開始

   

オープンキャンパス④

   

中学・高校生向け英検対策集中講座②

 

二六日

AO入学試験(二期)面談日①

◆一〇月◆

 

三 

AO入学試験(二期)面談日②

 

五 

履修登録確認期間(九日まで)

 

六 

新潟市北区オープンカレッジ①

 

一五日

学費後期納入最終日

 

一七日

創立二五周年記念シンポジウム

 

二〇日

新潟市北区オープンカレッジ②

 

二三日

ふれあいバラエティ

 

二四日

敬和祭(二五日まで)

    

大学紹介&進学相談会(二五日まで)

 

二九日

新発田市オープンカレッジ④

◆一一月◆

 

三 

ウィークデー・オープンキャンパス

 

七 

一・二年生保護者との懇談会

 

一一日

企業との就職懇談会

 

一四日

推薦入学試験(一期)

 

一六日

相談援助実習2(二八日まで)

 

一九日

新発田市オープンカレッジ⑤

 

二六日

新発田市オープンカレッジ⑥

 

二七日 クリスマスツリー点灯式

練習会での指導(中央が松浦先生)

少人数の特権を活かした楽しい授業

 

授業ではバドミントンについて、ラ

ケットの握り方からゲームの仕方、ルー

ルなどを教えてもらいました。高校まで

は細かいことは全く知らず、この授業で

初めて知ったことが多くありました。

 

松浦先生はオリンピックの選手だった

ので技術力と指導力が本当に高く、でき

ないことがあるとどのようにしたらいい

のか分かりやすく教えてくれます。少人

数での実習なので、普段なら教えないス

マッシュの打ち方など、私たちの要望で

教えてもらうことができました。これは

少人数の特権だと思います。授業の後半

には先生一人に対して学生二人で戦いま

した。手加減はしてくれているのでしょ

うが、先生は強くて全く点が取れず、取

れたとしても奇跡的に一本取れるくらい

で、毎回苦戦しました。本当にみんなで

楽しく授業を受けることができました。

 

松浦先生の授業は一年生後期が最後で

した。バドミントンはいつでもできるの

ですが、松浦先生の授業がもう受けられ

ないと思うと寂しいです。すごく内容が

濃く楽しい授業を受けることができてよ

かったです。

共生社会学科二年 

宮井 

美月

元オリンピック選手が直接指導する実践的授業

授業紹介④「スポーツ実習」 

担当:

松浦進二

 「スポーツ実習」では、さまざまな身

体運動やスポーツ種目の実践を通して、

基礎体力の充実や行動力の養成、コミュ

ニケーションの形成をはかると共に、大

学卒業後も楽しんでいけるよう、スポー

ツを日常生活に積極的に取り入れ、自分

自身の健康管理を実践できるように工夫

しています。特に「スポーツ実習1・2」

は、一年次の必修科目ですので、誰もが

取り組めるよう、スポーツのルールを

しっかりと覚えてもらい、基本となる動

作を丁寧に指導することによって、運動

することの楽しみを伝えています。私の

専門はバドミントンですが、バレーボー

ルやバスケットボール、テニス、ソフト

ボールなども指導しています。

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神前式で奉仕をする 月さん

二〇一二年度卒業 

   

月 

華子

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大学での学びとつながっている今

同窓会リレー・エッセイ

34

同窓会リレー・エッセイ

 

私は現在、神社で日々ご奉仕させてい

ただいています。日本の文化や雰囲気な

どは惹かれるものが多く、興味を持って

いましたが、直接関わる職につけるとは

思ってもいなかったので、貴重な経験を

させていただいていると感じています。

敬和学園大学在学中は、ゼミで日本文化

や芸能を学んでいたのですが、いまさら

ながらもう少ししっかり学んでおけばよ

かったと思うこともあります。フィール

ドワークはただひたすらに大変だと感じ

ていましたが、改めて思い返してみると、

現在の内側からの視点に気づくきっかけ

で、とても楽しかったなと思います。

 

神社では春季大祭、みたま祭、秋季大

祭、お正月などの年間の大きな行事から

月次祭、ご祈祷など日々さまざまな祭典

や行事が執り行われています。そんな中、

興味を引かれることは普段「宗教ってよ

くわからない」「私は無宗教です」など

と言ってしまう人が、お宮参りや厄除け

などで神社に訪れることです。特に二年

参りや初詣に日本中で何千万という人が

一斉に神社にお参りに訪れることは、当

たり前のことであると感じると同時に不

思議にも感じます。神社に訪れること、

祈ること、見えないものを意識するかな

ど、どのように捉え認識しているか、迎

える側に立っているからこそ気づき見え

てくることも多く興味深いです。

 

また、神社で執り行う祭典・行事の中

に神前式があります。親族やご友人に祝

福されながら、人生の新しいスタートを

切るお二人のお手伝いをさせていただく

ことは、毎度緊張もありますが一組一組

のために一生懸命ご奉仕させていただい

ています。そして、私の知っている人が

この神社で式を挙げるかもしれないとは

思ってはいましたが、まさか二週続けて

その機会が訪れ、またどちらの式もご奉

仕させていただけるとは思っていません

でした。お二人共、ご結婚おめでとうご

ざいます!

 

寄付者ご芳名

 

皆さまからのご寄付は、学生生活の

充実に活用させていただきます。

〈郵便振替口座〉

 

〇〇六三〇-

九-

一九八九六

 

敬和学園大学

〈一 

般〉

 

浅野 

裕子、千葉 

基、  

藤井 

尚治、

 

後藤 

盛子、石井 

吉男、伊藤 

國夫、

 

川﨑 

和雄、小林 

美智子、

 

小島 

享・京子、近藤 

由松、村山 

国弥、

 

名畑 

和幸、長野 

洋子、中原 

幸男、

 

中村 

直藏、難波 

耕司、韮澤 

紀子、

 

小畑 

義夫、小柳 

清、

 

小柳 

充夫・

顕治、寒河江 

一雄、

 

笹川 

寛、佐藤 

愛子、佐藤 

美奈子、

 

相馬 

六、鈴木 

昭夫、高橋 

眞澄、

 

和田 

進、渡辺 

英明、山下 

佳弘、

 

安田 

光一、矢崎 

邦彦、

 

東中通教会

吉川祥子、見附教会(2)、

 

新潟教会、日東アリマン株式会社 

〈卒業生・在学生・保護者〉

 

近 

伸之(一)、中野 

貴之(四)、

 

岩村 

忠輔(五)、水野 

元喜(一四)、

 

阿部 

智紀(一九)、齋藤 

歩(二〇)

〈学園関係〉

 

新井 

明、大澤 

秀夫、

 

後援会、オレンジ会(2)

( 

)内、漢数字は期生、算用数字は回数

(二〇一五年七月二四日現在、敬称略)

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チャペル・アッセンブリ・アワー⑨ 説教 山﨑ハコネ 准教授    「始めた業を完成へと導びく神」 本学学生によるスピーチ  国際文化学科 4 年 王流政さん  英語文化コミュニケーション学科 1 年 TRAN Thi Huong さん  英語文化コミュニケーション学科 4 年 佐藤ももさん JCLP 代表者によるスピーチ創立記念日相談援助実習1(~ 27 日)東京学館新潟高校大学見学(2 年生、78 名)新発田市オープンカレッジ③(11 名) 講師 上野恵美子 教授「日英語の言葉遊び」チャペル・アッセンブリ・アワー⑩ 説教 三村修 日本基督教団佐渡教会牧師    「名はレギオン、大勢だから」 講話 バーナード・ゴールドマンヘイスティングス大学講師    「British Culture」敬和学園高校対象オープンキャンパス「敬 ONE」(130 名)オープンキャンパス①(44 名、写真③)高校教員対象進学相談会(11 名)新入留学生歓迎パーティーチャペル・アッセンブリ・アワー⑪ 説教 下田尾治郎 宗教部長「わたしたちの平和」 講話 虎岩朋加 准教授    「外国語をとおした学びと成長に    ついてのいくつかの寸描」スポーツ大会(約 200 名)

ボランティア論・学習セミナー 映画 「5台のカメラが壊された」 講演 「思ったらやる~私がパレスチナに向かう理由~」 講師 高橋美香 フォト・ジャーナリスト 対談 「自発性が生み出すもの」(写真④)チャペル・アッセンブリ・アワー⑫ 説教 小淵康而 日本基督教団新発田教会代務牧師    交換登壇「劣等感と優越感」 ボランティア活動報告    バレンタイン一揆、復興支援インターンほか大学オープンカレッジ(95 名) 講師 斎藤惇夫 児童文学者「私の好きなファンタジー」聖籠町キッズカレッジ(陶芸教室 ) ①(35 名) 講師 趙晤衍 教授新発田市と敬和学園大学との包括連携協定調印式中条高校大学見学(1 年生、38 名)チャペル・アッセンブリ・アワー⑬ 説教 下田尾治郎 宗教部長    「平和をつくり出す人は幸いである」 講話 田坂興亜 アジア学院理事    「神様に用いられる喜び」聖籠町キッズカレッジ(英語教室)①(17 名)新潟市立東石山中学校学校訪問(5 名)新発田南高校インターンシップ(~ 18 日、2 名)オープンキャンパス②(69 名)チャペル・アッセンブリ・アワー⑭ 説教 山田耕太 学長「二つの平和論」 キリスト教音楽受講者によるコーラス3 年生保護者との懇談会(新潟グランドホテル、43 名、写真⑤)前期講義終了加茂高校大学見学(1 年生、40 名)新潟東高校大学見学(2 年生、33 名)前期末試験(~ 8 月 3 日)村松高校大学見学(1 年生、26 名)見附高校大学見学(1 年生、37 名)佐渡総合高校大学見学 (2 年生、17 名)

学年始め入学式、保護者ガイダンス、後援会総会チャペル・アッセンブリ・アワー①新入生歓迎公開学術講演会 講師 姜尚中 東京大学名誉教授「悪と愛について」(347 名)共生社会学科 1 年生新発田市内見学お花見ランチ新入生オリエンテーション(月岡温泉ホテル泉慶、~ 17 日)学長杯高校生交流テニス大会(~ 19 日、写真①) 女子 14 チーム、男子 11 チームチャペル・アッセンブリ・アワー② 説教 山田耕太 学長代行「敬和の心」 講話 下田尾治郎 宗教部長    CAH のオリエンテーション

チャペル・アッセンブリ・アワー③ 説教 藤野豊 教授「親鸞とイエス」 講話 松永堡智 新津福音キリスト教会牧師    「全体像をつかむまで」チャペル・アッセンブリ・アワー④ 説教 下田尾治郎 宗教部長    「時が巡り来れば実を結び」 講話 木下光弘 講師「キリスト教と木下」2015 年度入学記念植樹式(ユリノキ 1 本)巻総合高校大学見学(1 年生、40 名)チャペル・アッセンブリ・アワー⑤ 説教 齋藤正幸 敬和学園高等学校教諭    「自分で食べて、自分で味わえ。」 講話 長谷川均 部落解放同盟新潟県連合会委員長    「部落差別と人権について」チャペル・アッセンブリ・アワー⑥ 説教 加藤順 学長補佐「病の原因」 講話 エイキミナコ 絵本作家・イラストレーター    「ありがとうをみつけた日」英検 2 級・準 2 級一次・二次試験対策講座①(33 名、写真②)チャペル・アッセンブリ・アワー⑦ 説教 金山愛子 教授「木を育てるように人を育てる」 講話 木原四郎 画家・イラストレータ-     「イラスト旅で出会った楽しき人々」

新発田市オープンカレッジ①(7 名) 講師 富川尚 教授「EUに大統領はいるのか」チャペル・アッセンブリ・アワー⑧ 学長就任式 説教 熊江秀一 日本基督教団関東教区副議長    「キリストによる新しい生き方」 講話 イリット・アベルブッフ テルアヴィヴ大学准教授    「今日のイスラエル」敬和学園大学創立 25 周年記念教育講演会 (66 名 ) 講師 藤田英典 共栄大学副学長・教育学部教授    「現代の教育課題と学校づくりの指針」 シンポジウムテーマ「敬和の学びを教育にいかす」 シンポジスト 小黒恵 敬和学園高等学校教諭        廣澤卓郎 新潟県立佐渡高等学校教諭        佐藤裕介 新潟市立両川中学校教諭 コメンテーター 藤野豊 教授 コーディネーター 川又正之 教授JCLP(日本文化・日本語研修プログラム)(~ 19 日、8 名)新潟市と新潟都市圏大学連合との包括連携協定調印式新発田市オープンカレッジ②(18 名) 講師 梶浦麻子 講師    「健康維持のためのマッサージとストレッチ」

13

10

11151618

24

1

8

15

22

2329

4

5

6

811

12

15

1718

19

202124

26

27

1

3

4

78

10

1115

1824

2527

28

30

4 April

5 May

6 June

7 July

13

キャンパス日誌From Campus

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14

財務状況等

 

学校法人敬和学園の財務状況を報告し

ます。本学園の予算・決算は、法人本部・

大学・高等学校の三部門で構成されてい

ますが、紙面の都合、法人全体と大学部

門の数値のみの記載、内容も大学部門の

消費収支計算書(新会計基準、事業活動

収支計算書)のポイントのみの説明とさ

せていただきます。図表をご覧いただき、

詳細をお知りになりたい方は、敬和学園

大学総務課までお問い合わせください。

なお文部科学省による学校法人会計の一

部改正に伴い、二○一五年度予算から新

しい会計基準に準拠して計算書類を作成

しています。

●二〇一四年度事業報告

 

本年度、大学基準協会の大学認証評価

審査が行われ、認証を得ることができま

した。しかし改善の指摘もあり、経営目

標の達成度や改善事項に関しPDCAサ

イクルの徹底が求められます。財務面の

改善のためにも学生確保が当面の目標に

なりますが、社会の大学に対する期待が

多様化していることにも目をむけ、社会

全体の少子化による学生減に備える必要

があります。同時にグローバルな活動に

貢献する人材の育成と地域の発展に寄与

する活動を大学は行わなければなりませ

ん。

 

グローバル対応においてはリベラル

アーツ教育として英語と世の中で通用す

る教養を身につけさせることが必須であ

ると考えます。ローカルな場でも海外か

敬和学園財務状況等のご報告

〈消費収支計算書関係比率の推移(大学)〉 ※比率の高低の評価は次のとおり。△高い値がよい ▼低い値がよい ~どちらともいえない

0

200

400

600

800

1,000

0

20

40

60

80

100

2013 2014 20152005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012

86129 168

156163

304297 295

281290

277 288 264 252 231 231

149

277

236

141 144 148

276

275

187 183

149170

263 268

226

285

235

52 5259

51

29 3035 34

48

48

43

103

86

73

46 46

56

71

50

41 42 42

共生社会学科

国際文化学科

英語英米文/ 英語文化コミュニケーション学科

大学・科目等履修生等

大学・外国人留学生

(単位:人)

(年度)

120.0

140.0

100.0

80.0

60.0

40.0

20.0

0.0

〈消費収支計算書関係比率の推移(大学)〉 〈学生数の推移〉

2005 2006 2007 2008 2009 2010 2012 2013 20142011(年度)

× × × × × × × × ×

▲ ▲ ▲▲

▲ ▲▲ ▲ ▲

● ● ●

● ●● ●

×▲

人件費比率

人件費依存率

教育研究経費比率

管理経費比率

消費支出比率

消費収支比率

学納金比率

補助金比率

(%)

×

人  件  費  比  率

人 件 費 依 存 率

教 育 研 究 経 費 比 率

管 理 経 費 比 率

借 入 金 等 利 息 比 率

消  費 支 出 比 率

消 費 収 支 比 率

学 生 生 徒 等 納 付 金 比 率

寄  付  金  比  率

補  助  金  比  率

基 本 金 組 入 率

減 価 償 却 費 比 率

人    件    費

帰  属    収   入

人    件    費

学 生 生 徒 等 納 付 金

教 育 研 究 経 費

帰  属    収   入

管  理   経   費

帰  属    収   入

借 入 金 等 利 息

帰  属    収   入

消   費   支   出

帰  属    収   入

消   費

消   費

  支   出

   収   入

学 生 生 徒 等 納 付 金

帰  属    収   入

寄    付    金

帰  属    収   入

補    助    金

帰  属    収   入

基 本 金 組 入 額

帰  属    収   入

減   価  償  却  額

消   費   支   出

 2005年度   2006年度   2007年度   2008年度   2009年度

60.9

77.9

31.6

10.3

1.4

105.0

112.6

78.2

2.1

15.1

6.7

12.3

57.9

74.7

26.3

8.3

1.1

94.2

99.2

77.5

2.5

14.9

5.1

9.3

58.4

77.4

25.0

8.0

1.0

92.8

99.4

75.5

2.4

14.2

6.6

8.1

56.8

73.0

26.6

9.3

1.0

93.8

102.4

77.8

2.4

14.5

8.4

8.2

58.1

75.3

27.7

9.0

0.9

104.6

112.3

77.1

2.7

14.0

6.9

7.6

2010年度

58.9

75.2

29.1

10.1

0.8

98.9

106.6

78.3

3.4

13.8

7.2

8.2

2011年度

76.0

98.7

30.0

9.5

0.7

116.2

122.3

76.9

2.1

15.1

5.0

7.0

2012年度

64.0

82.6

29.4

9.7

0.6

104.0

109.8

77.5

2.2

14.8

5.3

6.8

2013年度

63.1

81.3

29.6

9.2

0.4

102.7

124.8

77.6

2.0

13.3

17.7

6.9

2014年度

64.5

88.2

30.4

9.8

0.0

105.1

106.4

73.1

2.1

11.7

1.3

6.8

Page 17: 敬和カレッジレポート REPORT 第82号 August 2015 · ます。し、地域社会に貢献することが期待されはやがて地元の地域社会に職を得て定住駅前複合施設の中にできるもので、寮生しいコンセプトによる図書館に接続したます。これは、新発田駅前に建設中の新して、来年四月に「学生寮」が開設され

2014年度資金収支計算書(学校法人敬和学園・敬和学園大学)2014 年 4 月 1 日 ~ 2015 年 3 月 31 日

(収 入 の 部) (単位:円)

科       目 学校法人敬和学園 敬和学園大学

学生生徒等納付金収入 951,641,488 595,421,000

手数料収入 18,011,044 12,021,844

寄付金収入 34,529,850 15,691,229

補助金収入 507,217,979 95,446,000

 (国庫補助金収入) (240,701,000) (91,910,000)

 (地方公共団体補助金収入) (266,516,979) (3,536,000)

資産運用収入 15,635,095 14,262,606

資産売却収入 661,030,786 580,031,320

事業収入 65,831,480 3,464,013

雑収入 63,657,432 22,667,924

借入金等収入 125,000,000 0

前受金収入 203,392,000 166,219,000

その他の収入 165,687,368 31,772,517

資金収入調整勘定 △    267,598,751 △     171,919,806

前年度繰越支払資金 654,199,407 458,441,002

収入の部合計 3,198,235,178 1,823,518,649

(支 出 の 部) (単位:円)

科       目 学校法人敬和学園 敬和学園大学

人件費支出 1,044,817,189 515,568,071

教育研究経費支出 342,912,753 197,978,469

管理経費支出 132,934,503 71,496,663

借入金等利息支出 1,666,637 0

借入金等返済支出 29,687,767 0

施設関係支出 335,932,204 269,244

設備関係支出 31,712,625 10,745,005

資産運用支出 679,517,956 534,258,170

その他の支出 58,777,333 48,388,430

資金支出調整勘定 △     87,527,142 △      20,726,633

次年度繰越支払資金 627,803,353 465,541,230

支出の部合計 3,198,235,178 1,823,518,649

15

財務状況等

らの観光者や労働者は増えており、地域

においても語学力は大切です。国際教育

の一環としてJCLP(日本文化・日本

語研修プログラム)を復活し、米国テ

ネシー州のリー大学およびワシントン

DCのハワード大学から学生を迎える

ことができました。また、AYF(アジア・

ユース・フォーラム)に参加し、学生に

活動の場を提供しました。東日本大震災

被災地への継続的なボランティア活動で

は国連防災世界会議パブリックフォーラ

ム「復興支援インターンに関するシンポ

ジウム」において本学の事例報告が優秀

賞(二位)を受賞し、学生がマスメディ

アに取り上げられました。

 

また学力増進のためのリメディアル教

育と、学生支援センターの設置に注力し、

二○一五年度からキャンパスソーシャル

ワーカーを採用し、課題を抱えた学生を

積極的に支援する体制を構築しました。

地域連携においては、これまで新発田朝

市十二斎市や新発田学研究センター、ま

ちカフェ・りんくなどを実施してきまし

た。それに加え、新発田駅前の再開発に

参画し、駅前活性化に向けて四〇人収容

の学生寮を二○一六年度より開設する運

びとなりました。また支援団体のオレン

ジ会が「地域学」講座を企画し、さらに

地(知)の拠点事業大学として街中キャ

ンパスを形成し、「地域学入門」講座を

必修化するなど全学的な取り組みを行う

こととなりました。地域に受け入れられ

る人材育成の一貫として学生のキャリア

形成を指導します。

 

本年度は敬和の未来を方向付ける試み

〈2014 年度オープンカレッジ 総合テーマ「 多様性を生きる。」〉

日 程 演  題 講  師 参加者数

敬和学園大学 「絵本の愉しみ6」 会場:敬和学園大学

5 月 18 日(日) 絵本の愉しみ6 (その 1) 吉田新一 立教大学名誉教授 116

6 月 15 日(日) 絵本の愉しみ6 (その 2) 吉田新一 立教大学名誉教授 106

新発田市 「新発田のお宝・世界のお宝2」 会場 : 新発田学研究センター、新発田市地域交流センター

5 月 15 日(木) 白壁兵舎と映画八甲田山吉原悠博 非常勤講師

諸橋晃氏、見田賢夫氏、平山靖夫氏

24

6 月 12 日(木) 新発田の和菓子を作ってみよう 金子屋老舗 金子俊紀氏、渡邉一氏 12

7 月 10 日(木) いくつかの国の社会福祉 安井豊子 教授 11

10 月 2 日(木) フランスの家庭料理 マルチーヌ・ツモト 非常勤講師 19

10 月 16 日(木) 新発田とハワイ 伊藤知明氏、原亜由美氏 32

11 月 20 日(木) 学生は新発田の映像をどう撮ったのか?―学生制作映像上映会 一戸信哉 准教授、学生 6

聖籠町 キッズ・カレッジ 「夏休み子ども英語教室」 会場 : 聖籠町町民会館

7 月 5 日(土) 英語で遊ぼう!(その 1) 英語文化コミュニケーション学科学生 21

12 月 6 日(土) 英語で遊ぼう!(その 2) 英語文化コミュニケーション学科学生 9

新潟市北区 「現代社会を生きる」 会場 : 豊栄地区公民館

10 月 7 日(火) 地域再生を目指す社会起業 川本健太郎 講師 17

10 月 28 日(火) 共に生きる : 命の大切さ、競争社会から共生社会へ 山田耕太 教授 17

その他

4 月 9 日(水) 新入生歓迎公開学術講演会 「教養」と「リベラルアーツ」

絹川正吉 国際基督教大学名誉教授・元学長 160

5 月 25 日(日) 英検 2 級 一次・二次試験対策英語集中講座 中村義実 教授 27

5 月 25 日(日) 英検準 2 級 一次・二次試験対策英語集中講座 金山愛子 教授 47

9 月 15 日(月祝) 英検 2 級 一次・二次試験対策英語集中講座 杉村使乃 准教授 26

9 月 15 日(月祝) 英検準 2 級 一次・二次試験対策英語集中講座 上野恵美子 教授 40

10 月 4 日(土)

共生社会学科開設 10 周年記念講演・シンポジウム

講演:「ともに生きる」、シンポジウム:「共生社会学科 10 年の歩み」

潮谷義子 前熊本県知事・学校法人日本社会事業大学理事長 150

10 月 31 日(金) 県立図書館連携講座 「女性雑誌『ナチ女性展望が伝えるヒトラー像』」 桑原ヒサ子 教授 65

2 月 28 日 ( 土)

「新発田学研究センター」 開所 8 周年記念講演会

石坂浩二氏による朗読会「阿賀北ロマン賞」 授賞式

石坂 浩二 氏 (俳優) 250

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〈敬 和 学 園 大 学 〉〈学校法人 敬 和 学 園 〉 (単位:円) (単位:円)

固定資産

 有形固定資産

  土地

  建物

  構築物

  教育研究用機器備品

  その他の機器備品

  図書

  車輌

  建設仮勘定

 その他の固定資産

  電話加入権

  施設利用権

  ソフトウェア

  有価証券

  長期貸付金

  出資金

  長期預け金

  退職給与引当特定預金

  施設拡充引当特定資産

  施設設備引当特定資産

 流動資産

  現金預金

  未収入金

  有価証券

  前払金

  立替金

  仮払金

固定資産

 有形固定資産

  土地

  建物

  構築物

  教育研究用機器備品

  その他の機器備品

  図書

  車輌

 その他の固定資産

  電話加入権

  施設利用権

  ソフトウェア

  有価証券

  長期貸付金

  出資金

  長期預け金

  施設拡充引当特定資産

 流動資産

  現金預金

  未収入金

  有価証券

  前払金

  立替金

  仮払金

 

 

 

資産の部合計資産の部合計

4,669,662,365

3,762,056,446

693,935,764

2,477,045,510

36,422,006

60,910,499

19,048,871

469,763,538

862,258

4,068,000

907,605,919

1,878,040

407,894

4,180,604

696,234,007

6,680,000

2,025,500

1,953,630

10,000,000

4,246,244

180,000,000

1,683,267,759

627,803,353

78,089,451

975,212,636

948,523

1,139,812

73,984

2,533,877,189

2,065,532,107

549,358,480

1,083,794,219

6,755,462

32,817,075

5,025,550

387,053,491

727,830

468,345,082

1,104,984

4

6,520,801

446,794,006

8,460,000

100,000

1,121,920

4,243,367

1,243,218,227

458,441,002

20,832,241

763,410,371

41,346

431,640

61,627

383,339,471

179,310,226

188,842,876

15,186,369

338,626,581

32,000,732

87,796,436

203,392,000

4,880,461

10,351,952

205,000

174,471,982

0

158,096,413

16,375,569

172,793,346

0

24,162,504

144,540,000

3,584,842

506,000

347,265,328

3,932,591,094

64,000,000

3,996,591,094

83,514,667

83,514,667

650,275,673

721,966,052

7,596,927,021

180,000,000

120,000,000

7,896,927,021

△2,265,962,949

△2,265,962,949

6,352,930,124

固定負債

 長期借入金

 退職給与引当金

 長期未払金

流動負債

 短期借入金

 未払金

 前受金

 修養会預り金

 預り金

 仮受金

固定負債

 長期借入金

 退職給与引当金

 長期未払金

流動負債

 短期借入金

 未払金

 前受金

 預り金

 仮受金

負債の部合計

第1号基本金

第2号基本金

第4号基本金

基本金の部合計

翌年度繰越消費支出超過額 

消費収支差額の部合計

負債の部、基本金の部 及び消費収支差額の部

合 計

負債の部合計

第1号基本金

第4号基本金

 基本金の部合計

翌年度繰越消費収入超過額

 消費収支差額の部合計

 内部部門勘定

負債の部、基本金の部 及び消費収支差額の部

合 計 6,352,930,124

2015年3月31日

3,777,095,416

△ 

3,777,095,416

年度科目

2013年度末年度

科目2013年度末年度

科目2014年度末

年度科目

2014年度末

〈2014 年度貸借対照表〉 2014年度消費収支計算書(学校法人敬和学園・敬和学園大学)2014 年 4 月 1 日 ~ 2015 年 3 月 31 日

(消 費 収 入 の 部) (単位:円)

科       目 学校法人敬和学園 敬和学園大学

学生生徒等納付金 951,641,488 595,421,000

手数料 18,011,044 12,021,844

寄付金 39,020,651 17,298,152

補助金 507,217,979 95,446,000

 (国庫補助金) (240,701,000) (91,910,000)

 (地方公共団体補助金) (266,516,979) (3,536,000)

資産運用収入 15,635,095 14,262,606

資産売却差額 54,357,760 54,357,760

事業収入 65,831,480 3,464,013

雑収入 63,657,432 22,667,924

帰属収入合計 1,715,372,929 814,939,299

基本金組入額合計 △    200,040,403 △     10,224,113

消費収入の部合計 1,515,332,526 804,715,186

(消 費 支 出 の 部) (単位:円)

科       目 学校法人敬和学園 敬和学園大学

人件費 1,054,664,319 525,235,937

教育研究経費 435,405,461 248,075,400

管理経費 186,010,137 79,866,332

借入金等利息 1,666,637 0

資産処分差額 3,589,159 2,880,116

徴収不能引当金繰入額 1,174,335 268,000

消費支出の部合計 1,682,510,048 856,325,785

当年度消費支出超過額 △ 167,177,522 △     51,610,599

前年度繰越消費支出超過額 △   2,098,785,427 83,514,667

翌年度繰越消費支出超過額 △   2,265,962,949 31,904,068

2015 年 3 月 31 日

16

財務状況等

が準備された年でした。従来のカリキュ

ラムを発展させ、教学内容を分類し、七

つのディプロマプログラム(グローバル

市民、地域経営、情報メディア、英語イ

マージョン、児童英語教育、日本語教育、

キリスト教教育)を立て、発展する大学

の出発点を準備しました。この他、玉川

大学通信教育部との提携により、従来の

中学教諭一種免許(英語、社会)、高校

教諭一種免許(英語、地理歴史、公民)

に加えて、小学校二種教諭免許が取得で

きるようにしました。

 

以上、二○一四年度は次年度に向けて

の準備を行い、新学長の新たな体制のも

とに二○一五年度を迎えることとなりま

した。

●二〇一四年度決算

 

消費収支差額は五,一六一万円の支出

超過となり、経営指標の帰属収支差額(帰

属収入合計

消費支出の部合計)も四,

一三八万円の支出超過となりましたが、

経費等の緊急削減により、予算と比較し

て、消費収支差額は二,五二二万円、帰

属収支差額は一,三六七万円のそれぞれ

支出超過の減額となりました。

 

収入面では、本年度も過年度評価替え

を行った有価証券の一部が償還となり、

売却差益として五,四三三万円が計上さ

れました。また一般補助の低下等により

経常費補助金が前年比一,一九八万円の

減額となりましたが、新潟県経営改善支

援事業補助金一○○万円を受けることが

できました。支出面では、施設設備につ

いて、教務システムサーバ入替、スクー

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2015 年度事業活動収支予算書(学校法人敬和学園・敬和学園大学)2015 年 4 月 1 日 ~ 2016 年 3 月 31 日

(単位:円)

学校法人敬和学園 敬和学園大学

教育活動収支

収入

学生生徒等納付金 982,584,000 612,070,000

手数料 16,510,000 10,740,000

寄付金 31,150,000 16,150,000

経常費補助金 345,588,000 93,450,000

付随事業収入 109,380,000 2,570,000

雑収入 26,121,000 4,200,000

教育活動収入計 1,511,333,000 739,180,000

支出

人件費 1,004,008,000 473,167,000

教育研究経費 467,611,000 258,663,000

管理経費 186,694,000 89,038,000

徴収不能額等 0 0

教育活動支出計 1,658,313,000 820,868,000

教育活動収支差額 △   146,980,000 △   81,688,000

活動外収支

収入

受取利息・配当金 11,278,000 10,520,000

その他の教育活動外収入 0 0

教育活動外収入計 11,278,000 10,520,000

支出

借入金等利息 2,804,000 0

その他の教育活動外支出 0 0

教育活動外支出計 2,804,000 0

教育活動外収支差額 8,474,000 10,520,000

  経常収支差額 △   138,506,000 △   71,168,000

特別収支

収入

資産売却差額 0 0

その他の特別収入 158,250,000 1,250,000

特別収入計 158,250,000 1,250,000

支出

資産処分差額 593,000 0

その他の特別支出 0 0

特別支出計 593,000 0

特別収支差額 157,657,000 1,250,000

(予備費) 3,000,000 3,000,000

基本金組入前当年度収支差額 16,151,000 △   72,918,000

基本金組入額合計 △   328,879,000 △   23,840,000

当年度収支差額 △   312,728,000 △   96,758,000

前年度繰越収支差額 △   2,252,787,653 50,109,667

翌年度繰越収支差額 △   2,565,515,653 △   46,648,333

(参考)

事業活動収入計 1,680,861,000 750,950,000

事業活動支出計 1,664,710,000 823,868,000

2015 年度資金収支予算書(学校法人敬和学園・敬和学園大学)2015 年 4 月 1 日 ~ 2016 年 3 月 31 日

(収 入 の 部) (単位:円)

科       目 学校法人敬和学園 敬和学園大学

学生生徒等納付金収入 982,584,000 612,070,000

手数料収入 16,510,000 10,740,000

寄付金収入 35,150,000 15,150,000

補助金収入 498,838,000 94,700,000

資産売却収入 942,930,000 788,330,000

付随事業・収益事業収入 109,380,000 2,570,000

受取利息・配当金収入 11,278,000 10,520,000

雑収入 26,121,000 4,200,000

借入金等収入 20,000,000 0

前受金収入 177,884,000 147,830,000

その他の収入 249,823,000 27,217,000

資金収入調整勘定 △    189,105,000 △     122,504,000

前年度繰越支払資金 612,188,407 452,992,002

収入の部合計 3,493,581,407 2,043,815,002

(支 出 の 部) (単位:円)

科       目 学校法人敬和学園 敬和学園大学

人件費支出 982,533,000 452,678,000

教育研究経費支出 359,935,000 206,447,000

管理経費支出 138,121,000 76,894,000

借入金等利息支出 2,804,000 0

借入金等返済支出 32,491,000 0

施設関係支出 474,969,000 2,500,000

設備関係支出 75,628,000 49,808,000

資産運用支出 819,150,000 769,150,000

その他の支出 87,624,000 52,514,000

予備費 3,000,000 3,000,000

資金支出調整勘定 △     92,316,000 △      48,533,000

次年度繰越支払資金 609,642,407 479,357,002

支出の部合計 3,493,581,407 2,043,815,002

17

財務状況等

ルバス補修、校舎竪樋取替など事業計画

どおり実施し、教育環境の整備・充実を

すすめることができました。

●二〇一五年度当初予算

 

当年度収支差額(旧会計基準、消費収

支差額)は九,六七五万円となり、基本

金組入前当年度収支差額(旧会計基準、

帰属収支差額)も七,二九一万円の支出

超過となりました。それぞれの活動収支

では、教育活動収支差額は八,一六八万

円の支出超過、教育活動外収支差額は一,

〇五二万円、特別収支差額は一二五万円

のそれぞれ収入超過を計上しておりま

す。

 

収入は、予算学生数の増加により学納

金は増収となりましたが、前年度に有価

証券売却差益と退職金団体交付金が計上

されていたため、事業活動収入計(旧会

計基準、帰属収入合計)は前年度決算よ

り減収となりました。支出は、人件費や

経費の緊急削減を検討し、総額で前年度

決算より三,二四五万円の減額となりま

した。学習環境にかかる予算は確保し、

LL教室のパソコン入替え、学内バリア

フリー工事などを予定しています。また

創立二五周年記念事業や学生寮設置に関

する費用も計上しました。

 

予算収支は支出超過という厳しい結果

となりました。執行にあたり、補助金の

活用、寄付金の募集強化および経費見直

しに努め、収支改善をしたいと考えてい

ます。           (事務局)

Page 20: 敬和カレッジレポート REPORT 第82号 August 2015 · ます。し、地域社会に貢献することが期待されはやがて地元の地域社会に職を得て定住駅前複合施設の中にできるもので、寮生しいコンセプトによる図書館に接続したます。これは、新発田駅前に建設中の新して、来年四月に「学生寮」が開設され

August 2015発

行/

敬和

学園

大学

  

 〒

957-8

585 

新発

田市

富塚

1270

番地

 Tel.0

254-2

6-3

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印刷

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〒957-0

000 

新発

田市

富塚

1419

番地

 Tel.0

254-2

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Gems in

49チャレンジ学生ファイル Vol.

 私たちは、2015年から本格的に活動を始めた、新潟初の学生BIG BAND「Jazz Quest(ジャズクエスト)」です。JAZZを愛し、楽しみ、真摯にBIG BAND JAZZの高みを追求していきたいと思い、このバンド名にしました。 私たちは、毎年東京で開かれる山野ビッグバンドコンテストで上位入賞することを目標とし、週4回、その内1回は敬和学園高校Jazz Hornets(ジャズホーネッツ)と合同で、日々楽しく、情熱的に、練習に取り組んでいます。また、私たちのJAZZによって、敬和学園大学を、新発田を、新潟を盛り上げていきたい!という思いも持っています。 サークル活動を通して一番感じることは、敬和の温かさです。いつもどんな時でも、私たちの近くには、支え、応援してくださる方が必ずいるのです。私たちは、そんな温かな皆さんへの感謝の気持ちを忘れずに活動していきます。 日の浅いサークルですが、志の高さはどのサークルにも負けないつもりです。私たちと共に、Swingしましょう!

JAZZ で敬和を、新発田を盛り上げる!

英語文化コミュニケーション学科 1 年

大屋 侑可

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REPORT

学内で初の演奏会にて

敬和学園高等学校でJazz Hornetsを指導して10年になりました。その節目の年に、新潟で初となる大学生ビッグバンド、Jazz Questが誕生したことをうれしく思っています。ジャズは協調性と創造性の両方を育む素晴らしい芸術です。感謝の気持ちを忘れずに、常に全力で、そして何よりも人生を思い切り楽しんで欲しいと願っています。

辻元秀夫先生(敬和学園高等学校)のコメント