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医療事務学科
第一学年
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医学概論
単位数 1単位(15時間) 前期
担 当 坂田 富貴子 (非常勤講師)
1.概 要
医療人としての基本的な知識・姿勢を習得する。医療の倫理や施設・設備、業種との連
携を学ぶ。健康や治療、検査について広く理解する。
2.学習目標
①我が国の健康づくりの現状と問題点を理解する。
②医療人としての基本的知識と基本的姿勢を理解する。
③チーム医療を理解し、医療人としての職業的倫理を学ぶ。
3.到達目標
①健康の概念、健康増進や疾病予防の考え方や取り組みについて理解する。
②患者の権利とインフォームドコンセント、医療をめぐる倫理原則とケアの倫理を学ぶ。
③医療事務として病院の検査のしくみを理解する。
4.評 価
定期試験【 70 %】及び受講態度・意欲及び出席状況等【 30 %】をもって総合的に評価する。
5.教科書・教材等
教科書:「病院の検査のしくみ」(同文館出版)
その他:必要に応じてプリントを配布する
元看護師の教員が、医療現場での経験を活かして広く医療について講義する
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6.学習内容と講義計画
【学習内容】
教科書・プリント資料を使い、実際の医療の現場についての体験談を交え
ながらの講義にて、学習を進める。グループワークを取り入れ、チームで
意見をまとめて動くことの大切さを知り、チーム医療に繋げる。
【授業計画】
回 講 義 内 容 (前 期)
1 健康とは何か ① (定義、権利としての健康)
2 同上 ② (生活と疾病)
3 生活習慣病とその予防
4 現代社会と倫理 ① 患者の権利とインフォームドコンセント
5 同上 ② 現代医療における倫理的問題
6 同上 ③ 患者心理を理解する
7 同上 ④ 人間のニード、マズローの欲求段階説
8 病院の検査の仕組み ① 病院の検査
9 同上 ② 検体検査(尿、血液)
10 同上 ③ 検体検査(血液生化学、検体)
11 同上 ④ 測定と生理機能検査、内視鏡
12 同上 ⑤ 画像検査(造影剤を使用しない検査)
13 同上 ⑥ 画像検査(造影剤を使用する検査)
14 同上 ⑦ 診療科特有の検査(アレルギー、視力視野)
15 同上 ⑧ 診療科特有の検査(聴力、めまい、眼圧)
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医薬品基礎
単位数 2単位(30時間) 前期・後期
担 当 藤村 秀樹 (非常勤講師)
1.概 要
適正な医薬品の管理やチェックができることを目標とする。薬の基礎的な性質に基づき、
臨床に使用される薬の性質(作用機序・適応症・副作用・使用上の注意)を学ぶ。
2.学習目標
①医薬品の本質、効き目や安全性に影響を与える要因について理解する。
②適切な医薬品選択と受診勧奨について理解する。
③薬害の歴史を理解する。
④医薬品の安全対策や副作用救済制度について理解する。
3.到達目標
①医薬品の本質について概説できる。
②適切な医薬品選択と受診勧奨について概説できる。
③薬害の歴史について概説できる。
④医薬品の安全対策や副作用救済制度について概説できる。
⑤登録販売者試験の第 1章について、合格基準をクリアできる。
4.評 価
定期試験【 80 %】及び受講態度・意欲及び出席状況等【 20 %】をもって総合的に評価する。
5.教科書・教材等
教科書:「ココデル虎の巻 登録販売者試験対策テキスト(上)」(ネットパイロティング)
その他:必要に応じてプリントを配布する
調剤薬局を経営している現役薬剤師が、医薬品の基本的な知識等を講義する。
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6.学習内容と講義計画
【学習内容】
テキスト・補足プリントを中心に医薬品販売の専門家として知っておくべき
「医薬品とは何か」「効果・安全性に影響を与える要因とは何か」「薬害の歴
史」「医薬品の適正使用」を学びます。
【授業計画】
回 講 義 内 容 (前 期)
1 登録販売者についての概要(試験概要を含む)
2 医薬品概論① 医薬品の本質
3 医薬品概論② 医薬品のリスク評価・健康食品
4 医薬品の効き目や安全性に影響を与える要因①副作用
5 医薬品の効き目や安全性に影響を与える要因②副作用の回避と対処
6 医薬品の効き目や安全性に影響を与える要因③不適使用と有害事象
7 医薬品の効き目や安全性に影響を与える要因④相互作用
8 医薬品の効き目や安全性に影響を与える要因⑤小児
9 医薬品の効き目や安全性に影響を与える要因⑥高齢者
10 医薬品の効き目や安全性に影響を与える要因⑦妊婦・授乳婦等
11 医薬品の効き目や安全性に影響を与える要因⑧妊婦・授乳婦等
12 医薬品の効き目や安全性に影響を与える要因⑨プラセボ効果・品質
13 適切な医薬品選択と受診勧奨① 対処可能な症状等の範囲
14 適切な医薬品選択と受診勧奨② 販売時のコミュニケーション
15 前期まとめ
回 講 義 内 容 (後 期)
1 薬害の歴史① サリドマイド訴訟
2 薬害の歴史② スモン訴訟
3 薬害の歴史③ HIV訴訟
4 薬害の歴史④ CJD訴訟
5 医薬品の適正使用情報① 添付文書の読み方①
6 医薬品の適正使用情報② 添付文書の読み方②
7 医薬品の適正使用情報④ 製品表示の読み方
8 医薬品の適正使用情報⑤ 安全性情報と情報提供の活用
9 医薬品の安全対策① 副作用情報等の収集、評価及び措置
10 医薬品の安全対策② 副作用報告の仕方
11 医薬品の副作用等による健康被害の救済① 副作用被害救済制度
12 医薬品の副作用等による健康被害の救済② 副作用被害救済制度
13 一般用医薬品に関する主な安全対策
14 医薬品の適正使用のための啓発活動
15 後期まとめ
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医療事務
単位数 9単位(135時間) 前期・後期(11月まで)
担 当 藤田 隼人 (専任教員)
1.概 要
医療保険の仕組みを理解し、医療事務の基礎知識を習得する。具体的な診
療内容の明細書作成ができる
2.学習目標
①医療事務についての基礎知識を習得する
②診療報酬点数算定について理解し、併せて具体的な診療内容について診療報酬明細書
の作成方法を習得する
③医科医療事務管理士の資格取得を目標とする
3.到達目標
①医療保険の仕組みが説明できる
②診療報酬点数表の考え方を理解できる
③カルテを読み込みことができる
④点数算定に係る様々なルールを理解できる
⑤外来のカルテ症例から診療報酬請求書を作成することができる
⑥入院のカルテ症例から診療報酬請求書を作成することができる
⑦総括の方法を理解できる
4.評 価
定期試験【 50 %】及び受講態度・意欲及び出席状況等【 50 %】をもって総合的に評価する。
5.教科書・教材等
教科書:「診療点数早見表」(医学通信社)
「医科医療事務テキスト1・2・3、トレーニングブック、サポートブック、」
(ソラスト)
「おさえておきたい看護用語 聞き言葉・略語・カタカナ語」(照林社)
その他:必要に応じてプリントを配布する
医療現場で医療事務員として業務に携わった経験を持つ教員が、受付から会計、
診療報酬請求までの基本的知識を指導する。
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6.学習内容と講義計画
【学習内容】
診療報酬点数表の抜粋であるサポートブックに基づき、コード番号順に学習を勧める。
関連する教科の進捗と照らし合わせながら、基本的な内容のカルテ症例から応用症例へ
と移行し、検定対策としては過去問題を取り組む。
【授業計画】
週 講 義 内 容 (前 期)
1 医療事務とは
2 サポートブック、診療報酬点数表の考え方・見方
3 診療報酬請求の意味
4 外来の点数 ①基本診療料
5 ②医学管理、在宅医療
6 ③投薬料
7 ④注射料
8 ⑤処置料
9 ⑥手術・麻酔料
10 ⑦検査料(検体検査、判断料)
11 ⑧検査料(生体検査)
12 ⑨画像診断
13 ⑩リハビリテーション料、その他
14 入院の点数①
15 入院の点数②
週 講 義 内 容 (後 期)
1
医科医療事務管理士 検定対策
2
3
4
5
6 総括(点検、編綴)
7 医療事務のまとめ
8 後期まとめ
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医療事務コンピュータⅠ
単位数 1単位(15時間) 後期
担 当 野崎 道子 (非常勤講師)
1.概 要
病院における医療事務コンピュータの基本操作を学び、明細書の作成・総
括・日報発行などの日常業務を理解する。
2.学習目標
①医療事務コンピュータの機能を習得する
②病院での医療事務コンピュータ活用事例を理解する
③医療事務コンピュータと電子カルテ連携の仕組みを理解する
3.到達目標
①医療事務コンピュータの操作ができる
②医療事務コンピュータ導入のメリットを理解できる
③医療事務コンピュータで診療報酬明細書が作成できる
④医療事務コンピュータ周辺機器を理解できる
⑤医療事務コンピュータで行なえる業務を理解できる
4.評 価
定期試験【 90 %】及び受講態度・意欲及び出席状況等【 10 %】をもって総合的に評価する。
5.教科書・教材等
教科書:「医科医療事務テキスト1、トレーニングブック、サポートブック」(ソラスト)
その他:必要に応じてプリントを配布する
医療の事務的業務に携わっている医療事務の講師が、医療事務コンピュータに関
する様々な技術の実習を行う。
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6.学習内容と講義計画
【学習内容】
2年次への継続講義である。まず導入として、医療事務コンピュータのシステムについ
て知る。医療事務コンピュータの基本操作を学習し、患者情報入力、カルテ読み込み、
診療内容の入力をマスターする。
【授業計画】
回 講 義 内 容 (前 期)
1 医療事務コンピュータの基本操作①
2 医療事務コンピュータの基本操作②
3 新患登録・患者情報入力
4 新患登録・患者情報入力/修正方法
5 新患登録・患者情報入力/修正方法
6 診察料(初診・再診)の入力
7 診察料(初診・再診)の入力
8 投薬料(内服薬・頓服薬・外用薬)の入力
9 投薬料(内服薬・頓服薬・外用薬)の入力/入力誤りの確認
10 投薬料(内服薬・頓服薬・外用薬)の入力/入力誤りの確認・修正
11 注射料の入力
12 注射料の入力/入力誤りの確認
13 注射料の入力/入力誤りの確認・修正
14 領収書、レセプト用紙の出力
15 まとめ
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医療保険制度・法規Ⅰ
単位数 3単位(45時間) 前期(2時間)・後期(1時間)
担 当 藤田 隼人 (専任教員)
1.概 要
医療保障制度のもとで行われる医療保険のしくみを理解し、様々な保険制
度に対応できる。
2.学習目標
①医療保険制度について理解させ、医療保障制度のもとで行われる保険制度のしくみを
身に付けさせる。
②医療機関で扱うさまざまな保険の種類や公的な保険を学び、実務に役立てる。
③公費負担医療制度やその他の制度(労災保険・介護保険)について理解させる。
3.到達目標
①社会保障の諸制度の中における医療保障制度について理解することができる。
②医療保険制度のしくみや保険給付について説明することができる。
③後期高齢者医療制度について理解することができる。
④高額療養費、保険外併用療養費、任意継続について理解することができる。
⑤医療事務の日常業務、請求業務を理解し、特に請求に関する基本事項について具体的な手
続き上のルールや留意点に対する理解を深める。
⑥公費負担制度、労災保険制度や介護保険について、概要を理解することができる。
⑦諸外国の医療保障制度について理解を深める。
4.評 価
定期試験【 50 %】及び受講態度・意欲及び出席状況等【 50 %】をもって総合的に評価する。
5.教科書・教材等
教科書:「医科医療事務テキスト1」(ソラスト)
「医療関連法規」(ソラスト)
その他:必要に応じてプリントを配布する
医療現場で医療事務員として業務を行っていた教員が、保険制度やしくみについ
て解説する。
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6.学習内容と講義計画
【学習内容】
教科書・プリントの内容に基づき、各種医療保険制度について基本的な内容を理解する。
各種保険の症例を挙げながら、具体的に保険のしくみや診療報酬請求を学ぶ。後半は2
年次の診療報酬請求事務の医療保険対策へと続く。
【授業計画】
回 講 義 内 容 (前 期)
1 病院の概要、組織、医事部門
2 医療事務の日常業務と請求業務
3
4 医療保障制度
5 医療保険制度のしくみ
6 医療保険の種類
7 医療保険給付
8 後期高齢者医療制度
9
10 高額療養費
11
12 保険外併用療養費
13
14 任意継続
15 診療報酬明細書(レセプト)作成ルール
回 講 義 内 容 (後 期)
1 公費負担医療制度 総論
2 公費負担医療制度 生活保護法
3 公費負担医療制度 感染症予防法
4 公費負担医療制度 特定疾患治療研究事業 その他
5 労災保険法・介護保険法
6
7 医科医療事務管理士検定対策
8
9 保険診療に関する法規
10
11 諸外国の医療保険制度
12
13 実務に即した医療保険制度
14 医事関連法のまとめ
15
133
介護基本実習
単位数 4単位(60時間) 前期・後期
担 当 吉田 和美 (非常勤講師)
1.概 要
基本的な介護技術を身につけ、診療の補助に活かす。また病院における他業種との連携
方法を学び、コミュニケーション力を高める。
2.学習目標
①介護の基礎知識を習得する。
②基本的介護技術を身につける。
③コミュニケーション能力・対人能力を高める。
④介護保険制度を理解する。
3.到達目標
①介護技術を体験するだけではなく、しっかりと介護技術の基礎を身につける。
②介護技術の基礎を身につけることで、形態別介護技術や応用力を習得する。
③介護を受ける側を体験することで、介護される側の気持ちを理解し、相手の立
場に立った必要な援助の判断ができるようになる。
④医師・看護師など、関連職種との連携方法について理解することができる。
4.評 価
定期試験【 40 %】及び受講態度・意欲及び出席状況等【 60 %】をもって総合的に評価する。
5.教科書・教材等
教科書:なし
その他:必要に応じてプリントを配布する
介護事業所を開設し実績のある教員が、その経験を活かし、基本動作から実状に
あった介護技術を実習指導する。
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6.学習内容と講義計画
【学習内容】
介護技術(実技)について、介護を受ける側の気持ちをより深く理解するため
に、必ず「介護する側」と「介護される側」の両者を体験する方法で実施する。
介護理論を習得した上で、実技学習へ移行していく。
【授業計画】
回 講 義 内 容 (前 期)
1 介護保険制度の基礎知識
2 医療・介護サービスの特性
3 ケアニーズについて
4 課題解決における思考技術
5 認知症患者について理解する
6 介護職の役割、専門性と多職種との連携
7 利用者状況モデルを利用しての事例検討①(グループワーク)
8 利用者状況モデルを利用しての事例検討②(グループワーク)
9 利用者状況モデルを利用しての事例検討③(グループワーク)
10 利用者状況モデルを利用しての事例検討 発表会
11 介護における安全の確保とリスクマネジメント
12 介護職に求められる接遇
13 レクリエーション体験学習①
14 レクリエーション体験学習②
15 レクリエーション体験学習③
回 講 義 内 容 (後 期)
1 体位・姿勢交換の介護
2 車椅子移乗介助①(ベッドから車椅子)
3 車椅子移乗介助②(車椅子からベッド)
4 ベッドメイキングの方法
5 衣服着脱の介護
6 車椅子の移動介助①(基本的な走行)
7 車椅子の移動介助②(狭い場所での走行)
8 車椅子の移動介助③(段差)
9 車椅子の移動介助④(エレベーター)
10 視覚障害者・肢体不自由者の歩行介助
11 高齢者疑似体験①
12 高齢者疑似体験②
13 高齢者疑似体験③
14 介護技術の総まとめ①
15 介護技術の総まとめ②
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解剖生理学
単位数 4単位(60時間) 前期・後期
担 当 伊東 登 (非常勤講師)
1.概 要
身体各部の名称・機能を理解し、正常と異常を見極めることができる。
2.学習目標
①人体の構造と機能について興味を持つ。
②人体の主要器官の名称と構造が理解できる。
③主要器官の生理学的機能が理解できる。
3.到達目標
①主要器官の場所や名称を答えることができる。
②主要器官の構造を説明できる。
③主要器官の働きを説明できる。
④登録販売者試験に必要な医学的知識を習得する。
4.評 価
定期試験【 60 %】及び受講態度・意欲及び出席状況等【 40 %】をもって総合的に評価する。
5.教科書・教材等
教科書:「しくみと病気がわかるからだの事典」(成美堂出版)
その他:必要に応じてプリントを配布する
元獣医師の教員がその経験を活かし、人体の解剖学生理学に関する講義をする。
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6.学習内容と講義計画
【学習内容】
教科書をもとに解剖・生理の要点を解説する。必要に応じてビデオ( DVD)、
標本等の各種教材を使用する。課題を印刷したプリントを配布するので、
それを完成することによって授業内容の確認を行う。
【授業計画】
回 講 義 内 容 (前 期)
1 オリエンテーション ①解剖学とは、②生理学とは
2 骨・筋肉:①全身の骨格、脊髄・骨・関節について(1)
3 骨・ 筋肉: ①全身の骨格、脊髄・骨・関節について(2)
4 骨・筋肉:②全身の筋肉、筋肉の種類と働き
5 頭部:①頭蓋骨 ②脳・神経
6 頭部:③脳とつながる全身神経
7 頭部:④神経系のはたらき
8 頭部:⑤眼・
9 頭部:⑥耳・鼻・口腔
10 胸部:①呼吸器(肺)
11 胸部:②循環器(心臓、血液循環)(1)
12 胸部:②循環器(心臓、血液循環)(2)
13 リンパ:①リンパ系のしくみとはたらき
14 血液:①血液の成分とはたらき
15 前期まとめ
回 講 義 内 容 (後 期)
1 腹部:①食道・胃
2 腹部:②小腸・大腸・肛門(1)
3 腹部:②小腸・大腸・肛門(2)
4 腹部:③肝臓・胆嚢
5 腹部:④膵臓
6 背部:①腎臓
7 背部:②尿路系・膀胱
8 背部:③生殖器系
9 内分泌:①ホルモンの分泌器官と働き(1)
10 内分泌:①ホルモンの分泌器官と働き(2)
11 皮膚:①皮膚の構造と働き
12 細胞:①細胞の構造とはたらき ②遺伝子
13 がん:①がん発生と転移
14 免疫:①免疫系のしくみとはたらき
15 総まとめ
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基礎疾患Ⅰ
単位数 2単位(30時間) 前期・後期
担 当 坂田 富貴子 (非常勤講師)
1.概 要
臨床でよく聞く基本的な疾患の概要や検査・治療法を理解します。さらに医療用語や略
称を理解します。
2.学習目標
① 基礎的な疾患の病態、検査、治療を理解する。
3.到達目標
① 整形外科疾患の概念・病態を理解する。
② 脳神経系疾患の概念・病態を理解する。
③ 産婦人科疾患の概念・病態を理解する。
④ 泌尿器科疾患の概念・病態を理解する。
⑤ 皮膚科疾患の概念・病態を理解する。
⑥ 眼科・耳鼻咽喉科疾患の概念・病態を理解する。
⑦ 神経系疾患の概念・病態を理解する。
4.評 価
定期試験【 70 %】及び受講態度・意欲及び出席状況等【 30 %】をもって総合的に評価する。
5.教科書・教材等
教科書:「病気の地図帳」(講談社)
その他:必要に応じてプリントを配布する
元看護師の教員が医療現場での経験を活かし、外科的疾患の総論を講義する
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6.学習内容と講義計画
【学習内容】
教科書、プリント資料に基づき、基礎的な疾患のメカニズムや症状、検査・治療・合併症
などを学ぶ。
【授業計画】
回 講 義 内 容 (前 期)
1 整形外科疾患 ① 骨折、脱臼、捻挫
2 整形外科疾患 ② 野球肩、肘、テニス肘
3 整形外科疾患 ③ 五十肩、頚椎症
4 整形外科疾患 ④ 骨粗鬆症、椎間板ヘルニア
5 整形外科疾患 ⑤ 腰椎症
6 整形外科疾患 ⑥ 菱形性関節症、リウマチ
7 整形外科疾患 ⑦ 腱鞘炎、骨腫瘍
8 整形外科疾患 ⑧ 肋間神経痛、坐骨神経痛、
9 脳神経系疾患 ① 硬膜下出血、クモ膜下出血
10 脳神経系疾患 ② 脳出血
11 脳神経系疾患 ③ 脳梗塞
12 脳神経系疾患 ④ 脳腫瘍
13 生殖器、乳腺疾患 ① 子宮筋腫
14 生殖器、乳腺疾患 ② 内膜症
15 生殖器、乳腺疾患 ③ 子宮がん、卵巣腫瘍
回 講 義 内 容 (後 期)
1 泌尿器科疾患 ① 尿路結石症
2 泌尿器科疾患 ② 腎がん、膀胱がん
3 泌尿器科疾患 ③ 前立腺肥大症、前立腺がん
4 皮膚科疾患 ① 湿疹、蕁麻疹
5 皮膚科疾患 ② 帯状疱疹
6 眼科、耳鼻咽喉科疾患 ① 白内障、緑内障
7 眼科、耳鼻咽喉科疾患 ② 眼底出血
8 眼科、耳鼻咽喉科疾患 ③ 網膜剥離
9 眼科、耳鼻咽喉科疾患 ④ 中耳炎、副鼻腔炎
10 眼科、耳鼻咽喉科疾患 ⑤ 花粉症、扁桃炎
11 神経系疾患 ① 顔面神経麻痺
12 神経系疾患 ② 肋間神経痛
13 神経系疾患 ③ 坐骨神経痛
14 主要疾患の復習
15 定期テスト対策
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コミュニケーションマナー
単位数 2単位(30時間) 前期・後期
担 当 太田 雅子 (専任教員)
1.概 要
自己の身だしなみや立ち居振る舞い、敬語の使用等、社会人としての基本的なマナー・
エチケットを習得する。かつ、仕事の取組み方について学習する。
2.学習目標
①社会人・職業人としてのモラルを理解する。
②ビジネスマナー・エチケット・ルールを理解する。
③医療人としての基本的なコミュニケーション力を養う。
④社会人としてのマナー基礎力を体得する。
3.到達目標
①社会人としての基礎的なマナーを知り、日々の生活での行動化・実践化を図る。
②職業人として必要なコミュニケーションを分析し、日常生活へリンクさせる。
③自ら学び、考える力をつけ、フィードバックし、反省・改善・レベルアップを図る。
④主体的に考え、客観的に自己評価できる。
⑤将来の職業選択、就職活動へ向け、自信を持つことができる。
4.評 価
定期試験【 50 %】及び受講態度・意欲及び出席状況等【 50 %】をもって総合的に評価する。
5.教科書・教材等
教科書:「ビジネスマナーがかんたんにわかる本」(日本能率協会マネジメントセンター)
その他:必要に応じてプリントを配布する
学校現場における教員経験かつ医療業界での実務経験を持ち、新人指導経験のあ
る教員が、社会人としての基礎基本となるマナーを指導し実習する。
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6.学習内容と講義計画
【学習内容】
テーマに則り、分析やグループワーク、発表、演習等を取り入れ、社会人
の基礎を理解する。同時に、実践的なマナーの基本やコミュニケーション
力を体得する。
【授業計画】
回 講 義 内 容 (前 期)
1 オリエンテーション【講義の目的・到達目標・受講時の服装について】
2 社会人としてのマインド 自己分析 /演習:身だしなみ
3 職業人としてのマインド 職業分析①/演習:身だしなみ(持ち物)
4 職業人としてのマインド 職業分析②
5 職業人としてのマインド 職業分析③
6 職業人としての自立 /演習:挨拶
7 職業人としてのコミュニケーション①/演習:立ち姿勢
8 職業人としてのコミュニケーション②/演習:立ち姿勢~歩き方
9 職業人としてのコミュニケーション③/演習:座り姿勢
10 医療人としての責任① /演習:お辞儀の仕方・挨拶
11 医療人としての責任② /演習:挨拶
12 社会への貢献 /演習:敬語
13 社会人のマナー①(文書) /演習:言葉遣い
14 社会人のマナー②(冠婚葬祭) /演習:言葉遣い
15 前期まとめ
回 講 義 内 容 (後 期)
1 演習:VTR撮影による客観的評価・振り返り
2 演習:VTR撮影による客観的評価・振り返り
3 仕事の取り組み方①
4 仕事の取り組み方②
5 傾聴訓練① あいづち・うなずき
6 傾聴訓練② 質問
7 傾聴訓練③ 要約
8 電話対応の基本
9 電話対応の実践演習
10 仕事の取り組み方③
11 仕事の取り組み方④
12 社会人としてのマナー 総合演習①
13 社会人としてのマナー 総合演習②
14 社会人としてのマナー 総合演習③
15 後期まとめ
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就活サポートⅠ
単位数 1単位(15時間) 後期
担 当 新谷 文隆 (非常勤講師)
1.概 要
希望の業種を理解し、将来を的確に選択できるよう、必要な知識や心構えを習得する。
更に社会人としての基礎力を高める。
2.学習目標
①希望の職業および業種に就くための基本的な心構えを習得する。
②社会人としての最小限のルール、および一般常識を身につけさせる。
③自己をみつめ、将来像を見据えた職業選択の考え方を習得する。
3.到達目標
①わかりやすく、誤解なく、正確に、伝えられる日本語能力を身に付け、報告文書や会話でのコ
ミュニケーションを的確にとることができる。
②社会人としての基本的習慣を日常生活において実践することができる。
③自己分析を通じ、社会人としての信頼形成を行うことができる。
4.評 価
定期試験【 40 %】及び受講態度・意欲及び出席状況等【 60 %】をもって総合的に評価する。
5.教科書・教材等
教科書:なし
その他:必要に応じてプリントを配布する
経営者として従業員の指導や患者及びその家族の対応に携わっている講師が、医
療人のあり方や就活へ向けての心構え等について講義する。
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6.学習内容と講義計画
【学習内容】
仕事の意義、社会人とは何かを明確にし、目標とする個人の将来像に向い、
具体的な就職活動をサポートする。
グループワークを通じ、他者との意見交換および合意形成のやり方を学び、
組織人としての意識や行いを身に付ける。
【授業計画】
回 講 義 内 容 (後 期)
1 医療人として働くことの「本質・モチベーション」
2 プロフェッショナルとは
3 自己分析、他己分析①
4 自分がなりたい自分〜長短所抽出・具体像①
5 誤解されずに自分を相手に伝える技術
6 読点「、」と 句点「。」
7 単文と短文、接続詞
8 ストレスを減らす「考え方」
9 コミュニケーションとラポール形成
10 自分を伝え、相手を理解する(ロールプレイング)
11 自分を伝え、相手を理解する(フィードバック)
12 挨拶の本質とは
13 「話し合い」の技術
14 患者さんの情報を聴くとは(グループワーク)
15 患者さんの情報を聴くとは(発表と総括)
143
就職講座Ⅰ
単位数 2単位(30時間) 前期・後期
担 当 添田 衛 (非常勤講師)
1.概 要
ビジネス上の基本的な知識・技能を問われる検定の資格取得を目指す。
就職決定へと導くために、自己分析・履歴書の書き方・面接対応等具体的な方法を指導
する。
2.学習目標
①社会人に必要なビジネスマナー・エチケット・ルールを理解する。
②社会人としての基本的な心構えや姿勢・態度を理解する。
③「ビジネス能力検定 ジョブパス 3級」の試験対策を行う。
3.到達目標
①社会人に必要なビジネスマナー・エチケット・ルールに則り行動ができる。
②社会人として基本的な心構えや姿勢・態度を日常の行動に活かすことができる。
③社会人にふさわしい言葉遣いや立ち振る舞いをすることができる。
④「ビジネス能力検定 ジョブパス 3級」の合格を目指す。
4.評 価
定期試験【 70 %】及び受講態度・意欲及び出席状況等【 30 %】をもって総合的に
評価する。
5.教科書・教材等
教科書:「ビジネス能力検定ジョブパス 3級公式試験問題集」
(日本能率協会マネージメントセンター)
その他:必要に応じてプリントを配布する
多くの学生に就職指導やガイダンス等支援を行い、また医療業界において新人教
育を行ってきた教員が、社会人に要する資質等を講義し、就職活動の面接対策を
演習する
144
6.学習内容と講義計画
【学習内容】
社会人に必要なビジネスマナー等、座学、実践を通して学び就職活動に活かせる実
技を身に付け、検定の合格を目指す。
【授業計画】
回 講 義 内 容(前 期)
1 「ビジネス能力検定 ジョブパス」について
2 第 1編 ビジネスコミュニケーションの基本
3 〃
4 〃
5 〃
6 第 2編 仕事の実践とビジネスツール
7 〃
8 〃
9 〃
10 模擬試験①
11 模擬試験②
12 模擬試験③
13 模擬試験④
14 模擬試験⑤
15 前期のまとめ
回 講 義 内 容(後 期)
1 前期の振り返り
2 社会人とは
3 ①社会人としての心構え
4 ②学生と社会人の違い
5 ③社会人として求められる資質
6 自己分析・自己理解
7 ①自分の将来像を明確化する
8 ②自分の長所・短所を言葉で表す
9 自己 PR
10 ①表現方法
11 ②発表
12 面接試験対策
13 ①面接の目的
14 ②敬語の使い方、答え方、話し方
15 後期のまとめ
145
ジョブライティングⅠ
単位数 2単位(30時間) 前期・後期
担 当 若狭 聖子 (非常勤講師)
1.概 要
バランスのとれた美しい字を目指してペン字を習得し、文章力も高めることを目標とする。
2.学習目標
①手書きの大切さと必要性を理解し読みやすい文字や文章を書く技術を習得する。
②硬筆書写技能検定3級の資格取得を目指す。
③硬筆書写一般の技術および知識を持って書くことを習得する。
3.到達目標
①平仮名、カタカナ、数字などを読みやすく美しく書くことができる。
②漢字かな交じり文を正しく、能率的かつ効果的に書くことができる。
③硬筆書写検定を取得して現代国語の表記法の知識、書写理論を理解する。
④就職活動に向け手書きの応募書類を、自信を持ち美しい文字で書ける技術を習得する。
⑤全国的に通用する公認合格級の評価を知り、取得した資格は履歴書に明記できるもの
なので自らの意欲に結びつける。
4.評 価
定期試験【 80 %】及び受講態度・意欲及び出席状況等【 20 %】をもって総合的に
評価する。
5.教科書・教材等
教科書:「硬筆書写技能検定3級合格のポイント」(日本習字普及協会)
その他:必要に応じてプリントを配布する
現役の硬筆書写指導講師が、演習を通し社会で通用する文字作成の技術を指導す
る。
146
6.学習内容と講義計画
【学習内容】
教科書および補足プリントを中心に硬筆書写技能検定3級取得にむけて
手本文字や文章を真似して書き、文字形成における原理原則を把握し、添
削し、理解を深める。書写検定学習で得た技能を駆使し就職活動における
応募書類を体裁よく仕上げる。
【授業計画】
回 講 義 内 容 (後 期)
1 ジョブライティング(硬筆書写技能検定3級)について 名前を書く
2 ひらがな(字源もふまえて)
3 カタカナ(字源もふまえて)
4 ひらがな・カタカナの文章
5 漢字(基本点画)楷書
6 漢字の原理原則、ルールに基づき漢字かな混じり文
7 横書き(漢字かな混じり文)数字、ローマ字
8 行書の基本とルール 行書の漢字
9 行書の縦書き
10 楷書と行書(書き分ける⇒熟語を用いて)
11 文章を書く(常用漢字の字体、音訓)
12 はがきの表書き(宛名、差出人をルールに基づき)
13 掲示文 横書き
14 書写技能検定3級の理論問題のレクチャー
15 漢字 部首 筆順 草書を読む(文の中で)
回 講 義 内 容 (後 期)
1 書写検定にむけて 楷書 行書を復習
2 書写検定にむけて 文章を体裁よく書く
3 書写検定にむけて 速書き練習
4 模擬試験①
5 模擬試験②
6 模擬試験③
7 書写検定振り返り(理論答え合わせ)
8 就職活動の応募書類を書く(履歴書)名前 住所
9 就職活動の応募書類を書く(履歴書)経歴など
10 就職活動の応募書類を書く(履歴書)資格 特技欄
11 就職活動の応募書類を書く(履歴書)自己 PR欄などの横書き
12 封筒(宛名 差出人 ルールをに基づき)を書く
13 就職活動におけるお礼状を書いてみる
14 まとめ
15
147
心理学Ⅰ
単位数 2単位(30時間) 前期・後期
担 当 吉川 暢 (非常勤講師)
1.概 要
心理学の基礎知識を習得し、自己の心の健康を保持する。さらに他者を理解し、老人や
障がい者への理解を深め、医療の現場で活かす。
2.学習目標
①心理学の基礎知識を習得する
②自身のメンタルヘルス維持に必要な知識を習得する。
③メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅲ種の取得を目標とする。
3.到達目標
①メンタルヘルスケアの意義を理解できる。
②ストレス理論を理解できる。
③メンタルヘルスを阻害する代表的な疾患を理解できる。
④心の健康問題に対する正しい態度を取ることができる。
⑤ストレスによる自分自身の変化に気づくことができる。
⑥ストレスへの対処、軽減のための方法を理解している。
4.評 価
定期試験【 90 %】及び受講態度・意欲及び出席状況等【 10 %】をもって総合的に評価する。
5.教科書・教材等
教科書:「メンタルヘルス・マネジメント検定試験公式テキストⅢ種 セルフケアコース」
(中央経済社)
その他:必要に応じてプリントを配布する
スクールカウンセラーとして多くの相談を受けている講師が、その事例を通し人
の心について解説する。
148
6.学習内容と講義計画
【学習内容】
テキストの内容に基づき、メンタルヘルスケアの基本的な概念や考え方を
紹介する。また、適宜簡単な事例などを紹介する。
【授業計画】
回 講 義 内 容 (後 期)
1 労働者のストレスの現状
2 メンタルヘルスケアの意義と重要性
3 メンタルヘルスケアに関する事業者方針の意義
4 心の健康づくり計画
5 ストレスによる健康障害のメカニズム
6 産業ストレス
7 職業人としてのライフサイクルとストレス
8 ストレス関連疾患(心身症)
9 メンタルヘルス不調
10 心の健康問題への態度
11 睡眠と残業
12 心の健康問題への誤解
13 過重労働の背景と労働者の健康状態
14 過重労働の健康への影響、そのメカニズム
15 安全配慮義務と自己保健義務
回 講 義 内 容 (後 期)
1 自己保健義務を満たすための具体的な行動
2 自己管理としての早期対処
3 事業場内システムによる早期対処
4 注意すべきリスク要因
5 ストレスの個人差
6 個人生活におけるストレス
7 身体面、行動面、心理面の変化
8 いつもと違う自分に気づく
9 職業性ストレス簡易調査票
10 ストレス状態の軽減法
11 ストレス緩和要因の充実
12 ストレス要因への対処
13 コミュニケーション・スキル
14 カウンセリングの効果
15 専門相談機関に関する知識
149
薬剤学Ⅰ
単位数 2単位(30時間) 前期・後期
担 当 大石 悦子 (非常勤講師)
1.概 要
医薬品の製剤と投与経路、剤型、薬効、有効性や副作用等を理解する。
2.学習目標
①厚生労働省の『試験問題の作製に関する手引き』に対応して、その内容を押さえ、理解
する。
②使用される薬の意義や役割を正しく把握するための基礎知識を得る。
③2年次に受験する登録販売者試験に合格する基礎力を身に付ける。
3.到達目標
①病気にかかって薬が処方されたとき、その医薬品が病気に対して具体的にどのように
作用するのかを理解する。
②「薬によって病気を治療するとはどういうことなのか」について説明できるようにな
る。
③医薬品の本質と現状について正しく認識することにより、医薬品を扱うものとしての
自覚を持てるようにする。
4.評 価
定期試験【 80 %】及び受講態度・意欲及び出席状況等【 20 %】をもって総合的に
評価する。
5.教科書・教材等
書籍名:「ココデル虎の巻 登録販売者試験 対策テキスト(上・下)、過去問題集」
(ネットパイロティング)
その他:必要に応じてプリントを配布する
薬剤師業務に携わった経験を持つ薬剤師が、薬剤に関する基本的知識を講義する。
150
6.学習内容と講義計画
【学習内容】
テキストに掲載されている厚生労働省の『試験問題の作製に関する手引き』の原文の理
解、及びその補足を行い、薬物治療に対する総論的知識を学ぶ。
【授業計画】
回 講 義 内 容(前 期)
1 Ⅰ 精神神経に作用する薬 1 かぜ薬 ①かぜの諸症状
2 〃 ② 代表的な配合成分等
3 〃 ③ 副作用・相互作用・受診勧奨
4 2 解熱鎮痛薬 ① 痛みや発熱が起こる仕組み
5 〃 ② 代表的な配合成分等
6 〃 ③ 副作用・相互作用・受診勧奨
7 3 眠気を促す薬 ① 代表的な配合成分等・主な副作用
8 〃 ② 相互作用・受診勧奨
9 4 眠気を防ぐ薬 ① カフェインの働き・主な副作用
10 〃 ② 相互作用・受診勧奨
11 5 鎮暈薬(乗り物酔い防止薬)①代表的な配合成分・主な副作用
12 〃 ② 相互作用・受診勧奨
13 6 小児の癇を適応症とする生薬製剤・漢方処方製剤(小児鎮静薬)
14 ① 代表的な配合成分等 ② 副作用・相互作用・受診勧奨
15 前期まとめ
回 講 義 内 容(後 期)
1 Ⅱ 呼吸器官に作用する薬 1 鎮咳去痰薬 ① 咳の生じる仕組み
2 〃 ② 代表的な配合成分等・主な副作用
3 〃 ③ 相互作用・受診勧奨
4 2 口腔咽喉薬、含漱薬 ① 代表的な配合成分等・主な副作用
5 〃 ② 相互作用・受診勧奨
6 Ⅲ 胃腸に作用する薬 1 制酸薬、健胃薬、消化薬 ① 胃の不調
7 〃 ② 代表的な配合成分等・主な副作用・相互作用・受診勧奨
8 2 整腸薬、止瀉薬、瀉下薬 ① 腸の不調
9 〃 ② 代表的な配合成分等・主な副作用
10 〃 ③ 相互作用・受診勧奨
11 3 胃腸鎮痛鎮痙薬 ① 代表的な鎮痙成分
12 〃 ② 相互作用・受診勧奨
13 4 その他の消化器官用薬 ① 浣腸薬
14 〃 ② 駆虫薬
15 後期まとめ
151
薬事関連法規・制度Ⅰ
単位数 3単位(45時間) 前期(2 時間)・後期(1時間)
担 当 時野 香里 (非常勤講師)
1.概 要
薬を取り巻く法律や制度について習得する。登録販売者試験対策のひとつである。
2.学習目標
①一般用医薬品の販売等に関連する法規・制度の仕組みを理解する。
②医薬品販売において重要な医薬品・医薬部外品・化粧品・食品・医療機器につい
て、規制に重点を置いた学習をする。
③薬局や各販売業にかかわる規定を習得させ、今ある薬局やドラッグストアが法に
則り営業していることを理解する。
3.到達目標
①医薬品他の定義・種類・販売方法などについて概説できる。
②医薬品の販売広告について概説できる。
③登録販売者試験に合格するために必要な法規・制度を概説できる。
4.評 価
定期試験【 60 %】及び受講態度・意欲及び出席状況等【 40 %】をもって総合的に評価する。
5.教科書・教材等
教科書:「ココデル虎の巻 登録販売者試験 対策テキスト(上)」(ネットパイロティング)
その他:必要に応じてプリントを配布する
現職の薬剤師が、これまでの病院薬剤部、調剤薬局、製薬会社等多岐にわたる勤
務の中で携わった薬事法規、関連する制度の基本的知識を講義する
152
6.学習内容と講義計画
【学習内容】
薬学関連法規の中で、特に医薬品販売において重要な医薬品、医薬部外品、化粧品、食品、
医療機器について規制する部分に重点を置き学習する。また、各販売業、薬局にかかわる
規定も習得させ、今ある薬局やドラッグストアが法に則って営業していることを理解する。
【授業計画】
回 講 義 内 容 (前 期)
1 登録販売者試験概要、薬機法の目的
2 医薬品の定義
3 医薬品の分類① 一般用医薬品、要指導医薬品、医療用医薬品
4 医薬品の分類② 販売できる業種
5 医薬品の分類③ 毒薬と劇薬、生物由来製品
6 医薬品の分類④ 一般用医薬品のリスク区分
7 法定表示事項
8 記載禁止事項、記載事項に関する注意
9 医薬部外品
10 化粧品
11 食品
12 薬局
13 店舗販売業
14 配置販売業
15 前期まとめ
回 講 義 内 容 (後 期)
1 要指導医薬品の販売
2 一般用医薬品の販売
3 医薬品販売時の情報提供
4 医薬品の陳列
5 薬局・店舗における掲示
6 特定販売
7 医薬品販売における遵守事項
8 適正な販売広告
9 適正な販売方法
10 行政庁の監視指導① 薬事監視員
11 行政庁の監視指導② 立入検査と罰則
12 行政庁による処分① 改善命令
13 行政庁による処分② 業務停止命令と廃棄・回収命令
14 苦情相談窓口
15 後期まとめ
153
薬理学
単位数 2単位(30時間) 前期・後期
担 当 大石 悦子 (非常勤講師)
1.概 要
薬の適正使用とその効果、病態と薬の作用との関連について基礎的な知識を学びます。
2.学習目標
①厚生労働省の『試験問題の作製に関する手引き』に対応して、その内容を押さえ、理解
する。
②使用される薬の意義や役割を正しく把握するための基礎知識を得る。
③2年次に受験する登録販売者試験に合格する基礎力を身に付ける。
3.到達目標
①一般用医薬品を中心にその薬理作用、すなわち「どのように効果を発揮するのか」を説
明ができるようにする。
②「病態生理」から見た薬の使われ方を学んでいく。
③医薬品の本質と現状について正しく認識することにより、医薬品を扱うものとして「薬
の適正使用」に貢献できるよう、基礎的な知識を習得する。
4.評 価
定期試験【 80 %】及び受講態度・意欲及び出席状況等【 20 %】をもって総合的に
評価する。
5.教科書・教材等
書籍名:「ココデル虎の巻 登録販売者試験 対策テキスト(上・下)、過去問題集」
(ネットパイロティング)
その他:必要に応じてプリントを配布する
薬剤師業務に携わった経験を持つ薬剤師が、薬の作用や効用効果等について講義
する。
154
6.学習内容と講義計画
【学習内容】
テキストに掲載されている厚生労働省の『試験問題の作製に関する手引き』の原文の理
解、及びその補足を行い、薬物治療に対する総論的知識を学ぶ。
【授業計画】
回 講 義 内 容(前 期)
1 Ⅳ 心臓などの器官や血液に作用する薬 1 強心薬 ①動悸・息切
2 〃 ② 代表的な配合成分等・副作用
3 〃 ③ 相互作用・受診勧奨
4 2 高コレステロール薬 ① 血中コレステロール
5 〃 ② 代表的な配合成分等・副作用
6 〃 ③ 生活習慣改善へのアドバイス・受診勧奨
7 3 貧血用薬(鉄製剤) ① 貧血症状と鉄製剤の働き
8 〃 ② 代表的な配合成分等・副作用
9 〃 ③ 相互作用・受診勧奨
10 4 その他の循環器用薬 ① 代表的な配合成分・主な副作用
11 〃 ② 相互作用・受診勧奨
12 Ⅴ 排泄にかかわる部位に作用する薬 1痔の薬 ①痔の発症と対処
13 〃 ② 代表的な配合成分等・副作用
14 〃 ③ 相互作用・受診勧奨
15 2 その他の泌尿器用薬 代表的な配合成分等・副作用
回 講 義 内 容(後 期)
1 Ⅵ 婦人薬 ① 適用対象となる体質・症状
2 〃 ② 代表的な配合成分等・主な副作用
3 〃 ③ 相互作用・受診勧奨
4 Ⅶ 内服アレルギー用薬(鼻炎用内服薬を含む)①アレルギーの症状
5 〃 ② 代表的な配合成分等・副作用
6 〃 ③ 相互作用・受診勧奨
7 〃 ② 代表的な配合成分等・主な副作用・相互作用・受診勧奨
8 Ⅷ 鼻に用いる薬 ① 代表的な配合成分・主な副作用
9 〃 ② 相互作用・受診勧奨
10 Ⅸ 眼科用薬 ① 目の調節機能を改善する配合成分
11 〃 ② 目の充血、炎症を抑える配合成分
12 〃 ③ 目の乾きを改善する配合成分
13 〃 ④ 目の痒みを抑える配合成分
14 〃 ⑤ 抗菌作用を有する配合成分
15 〃 ⑥ その他の配合成分と配合目的
155
ワード演習
単位数 4単位(60時間) 前期・後期
担 当 森井 康弘 (非常勤講師)
佐瀬 雄治 (非常勤講師)
1.概 要
文章入力や表の作成、図形、画像の挿入等を習得し、基本的な文書作成技能を身につけ
ます。
2.学習目標
①コンピュータ・ソフトウェアの知識・操作を習得する。
②基本的な文字の入力や機能を使っての入力を習得する。
③表、図形、画像等を挿入し表現力豊かな文書の作成を習得する。
④文書形式、用語、慣用句、敬語など、ビジネス文書に必要な知識を習得する。
⑤ワード検定内容の習得を目指す。
3.到達目標
①キーボードを見ずにワードの入力ができる。
②基本的な文書作成に必要なワードの機能を使いこなすことができる。
③ビジネス文書の作成、必要に応じた文書の修正が的確にできる。
④表に関する結合、配置、罫線等、あらゆる編集ができる。
⑤図形、ワードアート、画像等を挿入し、装飾を設定することができる。
⑥段組み、ページ罫線等、ワード文書全体を編集する知識を身に付ける。
⑦指示に従った課題提出を通じて、実務で通用する文書作成力を身に付ける。
4.評 価
定期試験【 60 %】及び受講態度・意欲及び出席状況等【 40 %】をもって総合的に
評価する。
5.教科書・教材等
書籍名:「情報リテラシー」(FOM出版)
その他:必要に応じてプリントを配布する
大学で「情報」に関する多数教科目の教鞭をとっている教員が、文書作成の知識
と技術を演習を通し、基礎から応用まで指導する
156
6.学習内容と講義計画
【学習内容】
パソコンの文章作成ソフトを用いて文章入力や表の作成、図形、画像の挿入等を習得し、
コンピュータサービス技能評価試験3級(2級)の取得を目指す。
【授業計画】
回 講 義 内 容(前 期)
1 コンピュータ、Windows、Wordの概要、起動・画面構成、ローマ字入力の仕方、
タイピングの仕方
2 文字・記号の入力、言語バー、データの保存、USBの使用方法
3 フォルダ作成、ファイルを開く、閉じる等
4 ページレイアウト、文章の入力、頭語・結語、記書き等
5 練習問題演習
6 文書の作成(段落番号・箇条書き、文字の装飾、印刷等)
7 表の作成(文字の入力、範囲選択、行列の挿入と削除等)
8 表の作成(サイズ変更、結合と分割、文字の配置等)
9 練習問題演習
10 文書の編集(均等割付、文字の装飾・効果等)
11 コンピュータサービス技能評価試験対策(3級)①
12 コンピュータサービス技能評価試験対策(3級)②
13 コンピュータサービス技能評価試験対策(3級)③
14 コンピュータサービス技能評価試験対策(3級)④
15 コンピュータサービス技能評価試験対策(3級)⑤
回 講 義 内 容(後 期)
1 文書の編集(タブ、タブとリーダー等)
2 文書の編集(段組み、ドロップキャップ等)
3 表現力をアップする機能(ワードアートの挿入、スタイルの適用等)
4 表現力をアップする機能(画像の挿入、サイズ変更等)
5 表現力をアップする機能(オンライン画像の検索、挿入等)
6 表現力をアップする機能(図形の作成、サイズ変更、塗りつぶし等)
7 表現力をアップする機能(複数の図形作成、選択、コピー、移動等)
8 表現力をアップする機能(ページ罫線、変更方法等)
9 練習問題演習
10 便利な機能(検索、高度な検索等)
11 便利な機能(文字列の置換、書式の置換等)
12 便利な機能(PDFファイルについて、作成方法等)
13 総まとめ①
14 総まとめ②
15 総まとめ③
157
基礎英語
単位数 2単位(30時間) 前期・後期
担 当 斉藤 恵 (非常勤講師)
1.概 要
外国人の対応が増加するであろう医療業界にて、語学の基本である英語の基礎を学ぶ。
2.学習目標
①英語学習の土台となる中学英語を基礎から学び、再確認する。
②語彙力を高め、「読む」「書く」「聞く」「話す」という四技能を身につける。
③各単元の英単語、英文法を理解し一つ一つ演習を積み重ね習得する。
3.到達目標
①基礎的文法事項を理解して説明することができる。
②基本5文型を習得し文型を理解する。
③教科書にある英単語を覚え実践で使うことができる。
④単語を繰り返し声に出す練習をして、「話す」スキルにも繋がるよう心がける。
4.評 価
定期試験【 70 %】及び受講態度・意欲及び出席状況等【 30 %】をもって総合的に評価する。
5.教科書・教材等
教科書:「中学校 3年間の英語が 1冊でしっかりわかる問題集」(かんき出版)
その他:必要に応じてプリントを配布する
海外での留学、海外での大学生活を経験し、帰国後多くの外国人と接する業務に
携わり、かつ英会話スクールにて指導をしている講師が英語の基礎を指導する。
158
6.学習内容と講義計画
【学習内容】
各単元の解説を理解し演習を繰り返し解くことで着実に英文法、語彙の力をつける。
【授業計画】
回 講 義 内 容 (前 期)
1 オリエンテーション 「音」について 基本文型① be動詞①
2 「音」 基本文型② be動詞②③演習問題
3 一般動詞①②
4 一般動詞③ 演習問題
5 疑問詞①
6 疑問詞② 演習問題
7 三人称単数現在形①②
8 三人称単数現在形③ 演習問題
9 助動詞①②③ 演習問題
10 現在進行形①②
11 現在進行形③ 演習問題
12 一般動詞の過去形①②
13 一般動詞の過去形③ 演習問題
14 be動詞の過去形①②③ 演習問題
15 未来を表す表現①②③
回 講 義 内 容 (後 期)
1 未来を表す表現①②③ 演習問題
2 助動詞 part2 ①②
3 助動詞 part2③ 演習問題
4 比較①②
5 比較③ 演習問題
6 to不定詞①②
7 to不定詞③ 演習問題
8 過去進行形①②
9 過去進行形③ 演習問題
10 受動態①②
11 受動態③ 演習問題
12 現在完了形①②
13 現在完了形③ 演習問題
14 後置修飾①② 関係代名詞①②
15 関係代名詞③④ 演習問題
159
基礎学力トレーニングⅠ
単位数 2単位(30時間) 前期・後期
担 当 室崎 卯人 (非常勤講師)
1.概 要
様々な検定合格と就職試験対策として必要な基礎学力の向上を目指し、読解力や計算力
などの一般常識を学習する。
2.学習目標
①講義の理解や資格・検定試験合格に必要な国語力・読解力を養う。
②高校までに履修しておくべき算数、数学、理科のリメディアル学習を行う。
③社会情勢の基本を理解するための英語力を養う。
3.到達目標
①基本的な漢字の読み書き、文章読解力を身につける。
②正しく意味の通る文章を作成できる。
③論理的思考に必要な算数、数学について復習する。
④専門科目の理解に必要な基礎的物理、化学、生物学について復習する。
4.評 価
定期試験【 70 %】及び小試験や受講態度・意欲及び出席状況等【 30 %】をもって
総合的に評価する。
5.教科書・教材等
書籍名:「就活ドリルはじめての一般常識」(日本能率協会マネジメントセンター)
その他:必要に応じてプリントを配布する
学校現場における教員経験がある者が、その経験を活かして、基礎学力を向上さ
せる指導をする。
160
6.学習内容と講義計画
【学習内容】
専修学校での専門分野の学習を行うため、また各種資格試験・検定試験を合格するために
必要不可欠な文章読解力や理数系科目の復習を行うため、各種、演習問題に取り組み、
基礎学力を定着させる。
【授業計画】
回 講 義 内 容(前 期)
1 国語 1 漢字・・・読み書き①・同音異句①
2 国語 2 漢字・・・読み書き②・同音異句②
3 国語 3 漢字・・・読み書き③・同音異句③
4 数学 1 一次方程式・不等式
5 数学 2 虫食い算
6 数学 3 数列
7 国語 4 漢字・・・読み書き④・対義語①
8 国語 5 漢字・・・読み書き⑤・対義語②
9 国語 6 漢字・・・読み書き⑥・対義語③
10 中間まとめ その 1
11 数学 4 鶴亀算
12 数学 5 濃度算
13 国語 7 漢字・・・読み書き⑦・慣用表現①
14 国語 8 漢字・・・読み書き⑧・慣用表現②
15 中間まとめ その 2
回 講 義 内 容(後 期)
1 数学 6 年齢算
2 数学 7 仕事算
3 数学 8 損益算
4 理科 1 科学分野の偉人-1
5 理科 1 科学分野の偉人-2
6 理科 2 理科の問題を解くための公式
7 理科 3 電気とエネルギー
8 数学 9 旅人算
9 数学 10 場合の数
10 国語 9 漢字・・・読み書き⑨・ことわざ
11 国語 10 漢字・・・読み書き⑩・四字熟語
12 理科 4 身の回りの物質と化学
13 理科 5 人体のつくりと運動
14 理科 6 生物と環境
15 総まとめ
161
病院事務総論
単位数 2単位(30時間) 前期・後期
担 当 矢野 千里 (非常勤講師)
1.概 要
病院事務の機能・性格、病院組織、他業種の仕事等を理解する。また、病院における収支
を学び、幅広く業務内容を習得する。
2.学習目標
①昨今の医療業界について理解する。
②医療機関の基礎知識と仕組みを理解する。
③医療従事者の役割とコメディカルとの関わりを理解する。
④ホスピタリティマインドを学び習得する。
3.到達目標
①医療業界の仕組みを理解し、医療従事者の役割を理解する。
②医療機関の基礎知識を学び、医療従事者としての意識を高める。
③医療従事者の役割や業務内容の理解を深める。
④ホスピタリティマインドを学び習得し、医療従事者としてスキルを磨く。
4.評 価
定期試験【 70 %】及び受講態度・意欲及び出席状況等【 30 %】をもって総合的に評価する。
5.教科書・教材等
教科書:「イラスト図解病院のしくみ」(日本実業出版社)
その他:必要に応じてプリントを配布する
医療事務として現職の講師が、医療事務の業務のみならず、病院全体の管理に携
わっている現状を講義する。
162
6.学習内容と講義計画
【学習内容】
テキスト・補足プリントを中心に医療機関の位置付けや仕組み等を理解
し、医療従事者としての役割や他のコメディカルとの関わりを理解する。
また、ホスピタリティマインドを学び、自分が求める医療従事者像を明確
にする。
【授業計画】
回 講 義 内 容 (前 期)
1 序章 病院とは何か
2
3 1章 病院の基礎知識
4
5 2章 病院の各現場担当者の1日
6
7 中間試験
8 3章 検査の仕組み
9
10 4章 治療の仕組み
11
12 5章 病院運営のアウトライン
13
14 まとめ・総括
15 定期試験
回 講 義 内 容 (後 期)
1
6章 病院とお金 診療報酬の仕組み 2
3
4 7章 医療政策と病院経営の関わり
5
6 8章 病院・医療ビジネスの最新トレンド
7
8 中間試験
9
医療事務の仕事・実務 10
11
12 医療事務の役割
13
14 まとめ・総括
15 定期試験
163
診療報酬請求事務Ⅰ
単位数 2単位(30時間) 後期(12月から)
担 当 藤田 隼人 (専任教員)
1.概 要
診療報酬請求事務検定対策を通し、レベルの高い資格取得を目指す。
2.学習目標
①医療事務の基礎知識を発展させ、応用的・実践的知識の習得を目指す。
②診療内容についての理解を深め、診療報酬点数算定及び診療報酬明細書作成技能の向
上を図る。
③診療報酬請求事務能力認定試験の資格取得を目標とする。
3.到達目標
①診療報酬点数表を読み込み、理解を深める。
②カルテ・診療内容を読み込む。
③外来カルテの症例から診療報酬明細書を作成することができる。
④入院カルテの症例から診療報酬明細書を作成することができる。
⑤医療費助成制度及び公費負担医療について理解する。
4.評 価
定期試験【 50 %】及び受講態度・意欲及び出席状況等【 50 %】をもって総合的に評価
する。
5.教科書・教材等
教科書:「診療点数早見表」(医学通信社)
「医科医療事務テキスト サポートブック」(ソラスト)
その他:必要に応じてプリントを配布する
医療現場で医療事務員として業務を行っていた教員が、現場における診療報酬請
求の実際を指導する。
164
6.学習内容と講義計画
【学習内容】
2年次への継続講義である。医療事務で得た知識を発展させ、応用症例に取り組む。ま
た、診療報酬請求事務能力認定試験対策として、グループ学習を行い、学生同士で学習の
要領を学ぶ。
【授業計画】
週 講 義 内 容 (前 期)
1 1年次医療事務の復習
2 診療点数早見表の効率的な探し方(学科対策)
3
4 カルテ応用編のレセプト作成(総論)
5 カルテ応用編のレセプト作成(実技-外来-対策)
6
カルテ応用編のレセプト作成(実技-入院-対策) 7
8
165
メディカルクラーク論
単位数 2単位(30時間) 前期・後期
担 当 下川 満智子 (非常勤講師)
1.概 要
外来・病棟クラーク、医師のサポートをするクラークの業務を、連携する医師や看護師
の業務や心理を学びながら習得する。
2.学習目標
①メディカルクラークの役割を理解し、医療機関スタッフとしての心構えをもつ。
3.到達目標
①医療機関、医療従事者のことが理解できる。
②メディカルクラークとしての立場を理解できる。
③メディカルクラークの仕事をイメージできる。
4.評 価
定期試験【 60 %】及び受講態度・意欲及び出席状況等【 40 %】をもって総合的に評価する。
5.教科書・教材等
教科書:「看護助手実務能力認定試験公式テキスト」(全国医療福祉教育協会)
その他:必要に応じてプリントを配布する
現役看護師が病棟師長として看護師やクラークを指導した経験を活かし、患者対
応や看護師・医師のサポート業務を解説する。
166
6.学習内容と講義計画
【学習内容】
医療機関、医療従事者の状況を把握しながらメディカルクラークの職業を
理解し、グループワークを通して2年次の実務演習、実習につなげる。
【授業計画】
回 講 義 内 容 (前 期)
1 医療機関について
2 医師業務について
3 看護業務について
4 看護助手・介護業務について
5 医療体制コメディカルについて
6 患者さんについて
7 メディカルクラーク業務について
8 医師・看護師の補助、メッセンジャー業務について
9 「処置」「検査」に関わる業務について
10 「通院」に関わる業務について
11 「入院」に関わる業務について
12 「退院」に関わる業務について
13 「取り扱う書類」に関わる業務について
14 医療材料・医薬品、書類整理を含めた管理業務について
15 まとめ
回 講 義 内 容 (前 期)
1 外来クラーク業務の流れについて
2 「受付」に関わる業務について
3 「通院」に関わる業務について
4 「検査」「処置」に関わる業務について
5 「取り扱う書類」に関わる業務について
6 窓口・電話、患者・家族への対応の仕方
7 院内案内対応について
8 病棟クラーク業務の流れについて
9 「入院時書類の作成・連絡・案内」に関わる業務について
10 「検査」「処置」に関わる業務について
11 「取り扱う書類」に関わる業務について
12 窓口・電話・ナースコール、患者・家族・面会者への対応の仕方
13 病棟案内対応について
14 「メディカルクラーク」とは(グループワーク)
15 まとめ
167
ドクターズクラークⅠ①/②
単位数 2単位(30時間) 後期(12月から)
担 当 吉田 和美 (非常勤講師)
1.概 要
医師事務作業補助検定対策を通し、診断書の作成や評価等を理解しながら資格を取得する。
2.学習目標
①医師事務作業補助者検定の資格を取得する。(2年次)
②ドクターズクラークとしての役割を理解し、資質を形成する。
③医療人として働く意識を高める。
3.到達目標
①診断書等の文書作成のスキルを身につける。
②医療用語を習得する。
③検査結果・画像診断フィルムについて理解できる。
4.評 価
定期試験【 50 %】及び受講態度・意欲及び出席状況等【 50 %】をもって総合的に評価する。
5.教科書・教材等
教科書:「医師事務作業補助者テキスト1、2」(プリント対応)
「医療関連法規」(ソラスト)
「医学入門」(ソラスト)
その他:必要に応じてプリントを配布する
介護事業所を開設し医療機関都との繋がりの実績が多い講師が、診断書等多数の
文書処理を行った経験から検定対策を解説指導する
168
6.学習内容と講義計画
【学習内容】
2年次への継続講義である。医師事務作業補助者検定の合格を目指す。
また、医師事務作業補助者(ドクターズクラーク)としての業務を理解し、
現場で即戦力となれるよう基本を習得し、そのスキルを向上させる。
【授業計画】
週 講 義 内 容 (前 期)
1 医師事務作業補助とは
2 医学の基礎知識・医療用語
3 個人情報保護、院内帳票類
4 電子カルテシステム、医療機関の安全管理・院内感染予防
5 薬の基礎知識、処方箋の記載、診療記録の記載
6 各種診断書・証明書、退院時サマリー・オーダー伝票
7 検定対策・模擬試験、まとめ
8
169
調剤薬局総論
単位数 2単位(30時間) 前期・後期
担 当 山田 武志 (非常勤講師)
1.概 要
調剤薬局の業務すべてを理論として学ぶ。また実験を通して薬剤師のアシスタント作業
の基礎(器具・器材の使用方法等)を学ぶ。
2.学習目標
①調剤薬局での基本業務を理解する。
②調剤業務、セルフメディケーション、在宅医療、地域活動についての基礎知識を理
解する。
3.到達目標
①かかりつけ薬局のメリットと機能について説明できる。
②薬局の調剤業務についての機能を説明できる。
③薬局のセルフメディケーションについての機能を説明できる。
④薬局の在宅医療についての機能を説明できる。
⑤薬局の地域活動についての機能を説明できる。
4.評 価
定期試験【 80 %】及び受講態度・意欲及び出席状況等【 20 %】をもって総合
的に評価する。
5.教科書・教材等
教科書:「ビジュアル薬剤師実務シリーズ 薬剤師業務の基本」(羊土社)
「ビジュアル薬剤師実務シリーズ 調剤業務の基本」(羊土社)
その他:必要に応じてプリントを配布する
現役薬剤師が経営している調剤薬局の現状・日常業務等について解説する
170
6.学習内容と講義計画
【学習内容】
調剤薬局の基本業務とかかりつけ薬局に必要な 4つの機能について現場で実際
に働いている人の講話や体験談を取り入れながら学習する。
【授業計画】
回 講 義 内 容(前 期)
1 調剤薬局総論について
2 医薬分業とかかりつけ薬局
3 薬局の構造設備
4 保険調剤について
5 服薬指導
6 薬歴管理
7 お薬手帳
8 薬剤情報提供書
9 医薬品の品質管理と在庫管理①
10 医薬品の品質管理と在庫管理②
11 規制医薬品①(劇薬・毒薬)
12 規制医薬品②(麻薬・覚せい剤原料)
13 規制医薬品②(向精神薬・特定生物由来製品)
14 薬局製剤について
15 前期まとめ
回 講 義 内 容(後 期)
1 調剤について・処方箋受付
2 後発医薬品とは
3 後発医薬品への変更と一般名処方
4 処方監査と疑義照会
5 薬袋作成
6 内服薬調剤・一包化・分割・粉砕
7 外用薬調剤
8 調剤薬監査
9 調剤過誤と医療安全
10 薬局の地域活動
11 在宅医療と無菌調剤
12 薬局における在宅医療の実際
13 セルフメディケ―ション
14 薬局におけるセルフメディケ―ションの実際
15 後期まとめ
171
調剤薬局事務Ⅰ①/②
単位数 2単位(30時間) 後期(12月から)
担 当 今野 眞由美 (非常勤講師)
1.概 要
調剤薬局事務管理士検定対策を通し、調剤事務の基礎知識を習得する。
調剤事務コンピュータの操作を学ぶ。
2.学習目標
①調剤薬局で取り扱う処方箋の読み方を理解する。
②調剤報酬算定の基本ルール、調剤報酬の算定と会計表の記入の仕方を理解する。
③レセプトの作成の仕方を理解する。
④調剤事務管理士の資格取得を目標とする。(2年次)
3.到達目標
①調剤薬局で取り扱う処方箋の読み方を習得する。
②調剤報酬算定の基本ルール、調剤報酬の算定と会計表の記入の仕方を習得する。
③レセプトの作成の仕方を習得する。
④調剤事務管理士の資格取得をする。(2年次)
4.評 価
定期試験【 60 %】及び受講態度・意欲及び出席状況等【 40 %】をもって総合的に評価
する。
5.教科書・教材等
教科書:「医科医療事務テキスト1」(ソラスト)
「調剤薬局事務テキスト2、3、サポートブック」(ソラスト)
その他:必要に応じてプリントを配布する
医療機関や調剤薬局での事務経験のあり、学校現場で指導経験のある講師が、調
剤報酬請求の基本知識を指導する
172
6.学習内容と講義計画
【学習内容】
2年次への継続講義である。調剤事務管理士の合格を目指す。
また、調剤事務としての業務を理解し、現場で即戦力となれるよう基本を
習得し、そのスキルを向上させる。
【授業計画】
週 講 義 内 容 (前 期)
1 調剤報酬請求事務とは
2 処方箋の見方
3 調剤基本料、調剤料の算定
4 調剤料の加算、薬剤服用歴管理指導料の算定
5 レセプトの書き方
6 学科問題対策
7 実技問題対策
8 1年次総括
医療事務学科
第二学年
175
医療英会話
単位数 2単位(30時間) 前期・後期
担 当 伊東 登 (非常勤講師)
1.概 要
医療や薬業の業界において対応することの多い外国人対策として、共通語とされる
英会話を習得する。
2.学習目標
①ドラッグストアや調剤薬局のスタッフに必要な英語力を身につける。
②丸暗記や講義中心の内容でなく、学生自身が自分で考え、積極的に参加できるように
する。
3.到達目標
①医療分野のさまざまなシーンで医療英語を用いることができる。
②仕事現場において、外国人の患者さんやお客さんと、コミュニケーションをとることができる。
4.評 価
定期試験【 60 %】及び受講態度・意欲及び出席状況等【 40 %】をもって総合的に評価する。
5.教科書・教材等
教科書:「Basic English for Medical Office Assistants」(南雲堂)
その他:英語辞書は毎回必ず持ってくること
(電子辞書も使用可、但しスマホ・携帯は使用不可)。
※中学生向き辞書では間に合わない。
元獣医師で大学教員であった講師が、様々な外国人との対応実績から医療分野に
おける英会話を解説する
176
6.学習内容と講義計画
【学習内容】
病院や薬局スタッフが、適切な医療英語を用い、外国人を相手に、恐れず
に話ができるような練習をしていく。
【授業計画】
回 講 義 内 容 (前 期)
1 オリエンテーション
2 Basic Words and Phreases はじめの一歩
3 同上
4 Body Parts and Organs 体と内臓
5 同上
6 Hospital Regisistration 新患受付
7 同上
8 Hospital Regisistration Forms 診療申込書
9 同上
10 Personal Information 個人情報
11 同上
12 Admissions 入院受付
13 同上
14 Reception Desk 再診受付
15 同上
回 講 義 内 容 (後 期)
1 Review from Lesson 1 to Lesson 7 次の一歩その前に
2 同上
3 Symptoms and Diseases 病状と病名
4 同上
5 Medical Terminology 医療用語、略語
6 同上
7 Getting to the Hospital 病院へのアクセス
8 同上
9 Finding Your Way Around 案内
10 同上
11 At the Cashier’s Window 会計
12 同上
13 At the Pharmacy 薬局
14 同上
15 まとめ
177
医療管理学
単位数 3単位(45時間) 前期(1 時間)・後期(2時間)
担 当 矢野 千里 (非常勤講師)
1.概 要
病院における人・物の管理を総合的に学ぶ。患者心理、診療録や帳票類、診療情報、病院
経営等を理解する。
2.学習目標
①医療事務としての病院管理を理解する。
②医療機関で使用される伝票や文書、帳票類を理解する。
③医療秘書や診療情報管理士の役割、経営の分野を総合的に理解する。
④日常使用される医療用語や略語を学び、習得する。
3.到達目標
①人や物の管理を理解し、医療事務として担うことができる。
②医療事務として取り扱う伝票や文書、帳票類を理解し、使用方法や保管管理できる。
③医療秘書業務、診療情報管理士業務を学び、医療事務との関わりを理解する。
④医療機関にて使用される専門用語や略語を理解し、習得する。
4.評 価
定期試験【 70 %】及び受講態度・意欲及び出席状況等【 30 %】をもって総合的に評価する。
5.教科書・教材等
教科書:なし
その他:必要に応じてプリントを配布する
医療事務として現職の講師が、医療事務の業務のみならず、病院全体の管理に携
わっている現状を講義する。
178
6.学習内容と講義計画
【学習内容】
実務研修以前に基本的な内容を学習し、実務研修後には実習先と比較・検
討をする。また、総合的な管理学とは別に医療機関によって異なる管理学
を学び、理解する。実用的な医療用語や略語を学び、習得する。
【授業計画】
回 講 義 内 容 (前 期)
1 医療事務としての医療管理とは(個人情報保護)
2 〃
3 患者心理と応対力 / 医療用語
4 〃
5 診療録の管理(診療録の記載) / 医療用語
6 〃
7 診療録の管理(保管方法) / 医療用語
8 〃
9 診療録の管理(電子カルテ) / 病名用語・略語
10 〃
11 伝票・文書・帳票 / 検査用語・略語
12 〃
13 医療秘書業務・診療情報管理士業務・医師事務作業補助業務
14 〃
15 定期試験
回 講 義 内 容 (後 期)
1 病院経営管理 / 専門用語
2 〃
3 病院組織と管理
4 〃
5 〃
6 医療情報システム管理
7 〃
8 医療人としての心得 / ビジネス関連用語
9 〃
10 〃
11 メンタルヘルスケア
12 医療従事者としての管理
13 〃
14 まとめ・総括
15 定期試験
179
医療事務コンピュータⅡ
単位数 4単位(60時間) 前期・後期
担 当 野崎 道子 (非常勤講師)
1.概 要
病院における医療事務コンピュータの基本操作を学び、明細書の作成・総
括・日報発行などの日常業務を理解する。
2.学習目標
①医療事務コンピュータの機能を習得する。
②病院での医療事務コンピュータ活用事例を理解する。
③医療事務コンピュータと電子カルテ連携の仕組みを理解する。
3.到達目標
①医療事務コンピュータの操作ができる。
②医療事務コンピュータ導入のメリットを理解できる。
③医療事務コンピュータで診療報酬明細書作成ができる。
④医療事務コンピュータ周辺機器を理解できる。
⑤医療事務コンピュータで行える業務を理解できる。
4.評 価
定期試験【 90 %】及び受講態度・意欲及び出席状況等【 10 %】をもって総合的に評価する。
4.教科書・参考書
教科書:「医科医療事務テキスト1、トレーニングブック、サポートブック」(ソラスト)
その他:なし
医療の事務的業務に携わっている医療事務の講師が、医療事務コンピュータに関
する様々な技術の実習を行う。
180
6.学習内容と講義計画
【学習内容】
カルテを元に、医療事務コンピュータの基本操作を学習し、明細書の作成・総括・日報
発行などを行うことにより、病院での医療事務コンピュータ業務について理解を深める。
【授業計画】
回 講 義 内 容 (前 期)
1 医事コンピュータ基本操作
2 新患登録・修正方法
3 内服・頓服・外用薬の入力
4 同日再診・注射入力
5 在宅自己注射入力
6 処置入力
7 リハビリ・他保険入力
8 検査入力①
9 検査入力②
10 検査入力③
11 手術入力①
12 手術入力②
13 X-P入力①
14 X-P入力②
15 X-P入力③
回 講 義 内 容 (後 期)
1 入院入力①
2 入院入力②
3 入院入力③
4 入院入力④
5 日報・月報について
6 外来・入院入力①
7 外来・入院入力②
8 外来・入院入力③
9 外来・入院入力④
10 外来・入院入力⑤
11 外来・入院入力⑥
12 外来・入院入力⑦
13 外来・入院入力⑧
14 外来・入院入力⑨
15 医事コンピュータのまとめ
181
医療保険制度・法規Ⅱ
単位数 2単位(30時間) 前期・後期
担 当 藤田 隼人 (専任教員)
1.概 要
医療保障制度のもとで行われる医療保険のしくみを理解し、様々な保険制度に対応できる。
2.学習目標
①医療事務を取り巻く法律、医療事務に必要な各法規の内容を理解する。
②医療従事者としての心得や患者の権利、医療施設の法的規制を理解する。
③医療事務担当者として、医療保険各法と日常業務における対応を理解する。
3.到達目標
①医療機関の適切配置、開設の手続き、人的構成、管理体制などのほか、医療機関の役割に
ついて理解できる。
②医療に携わる者について、任務・資格・権利義務・業務範囲を理解できる。
③薬に関する事項で医療事務担当者が知るべき内容を理解できる。
④社会福祉関係のさまざまな法規を駆使し、医療機関として取るべき対応を理解できる。
⑤予防衛生・保健衛生・環境衛生・労働関係について理解できる。
4.評 価
定期試験【 60 %】及び受講態度・意欲及び出席状況等【 40 %】をもって総合的に評価する。
5.教科書・教材等
教科書:「医科医療事務テキスト1、医療関連法規」(ソラスト)
「おさえておきたい看護用語 聞き言葉・略語・カタカナ語」(照林社)
その他:必要に応じてプリントを配布する
医療現場で医療事務員として業務を行っていた教員が、保険制度やしくみについ
て解説する。
182
6.学習内容と講義計画
【学習内容】
1年次からの継続授業である。前半は2年次の検定資格の学科対策として、保険診療を
担当する場合の基礎的知識を中心に理解する。後半は医療従事者として、必要とされる
関連法規の基本的な内容をテキスト及び医療現場で使用する書類を用い理解を深める。
【授業計画】
回 講 義 内 容 (前 期)
1 1年次の振り返り、オリエンテーション
2 薬事法規(「薬事法・毒劇物取締法・麻薬向精神薬取締法」他)
3 保険診療関係法規(「医療保険」に関する法規)
4 保険診療関係法規(「療養担当規則」)
5 保険診療関係法規(診療報酬関係法規)①
6 保険診療関係法規(診療報酬関係法規)②
7 保険診療関係法規(診療報酬関係法規)③
8 保険診療関係法規(診療報酬関係法規)④
9 保険診療関係法規 まとめ①
10 保険診療関係法規 まとめ②
11 保険診療関係法規 まとめ③
12 地方公共団体による医療助成制度①
13 地方公共団体による医療助成制度②
14 地方公共団体による医療助成制度③
15 前期のまとめ
回 講 義 内 容 (後 期)
1 社会福祉関係法規(「社会福祉法」)
2 社会福祉関係法規(「生活保護法」)
3 社会福祉関係法規(「介護保険法・老人福祉法」)
4 社会福祉関係法規(「児童福祉法・身体障害者福祉法」)
5 保健衛生法規(「学校保健法・健康増進法」)
6 予防衛生法規(「感染症予防に関する法」)
7 労働関係法規(「労働者災害補償保険法」)
8 労働関係法規(「国家公務員災害補償法・地方公務員災害補償法」)
9 その他法規(「自動車損害賠償保障法」)
10 グループワーク(「社会福祉関連法規」について)①
11 グループワーク(「社会福祉関連法規」について)②
12 グループワーク(「社会福祉関連法規」について)③
13 グループワーク(「社会福祉関連法規」について)④
14 グループワーク(「社会福祉関連法規」について)発表
15 医療関連法規のまとめ
183
栄養・調理実習
単位数 4単位(60時間) 前期・後期
担 当 加藤 聖子 (非常勤講師)
1.概 要
栄養の機能や作用を理解し、健康の保持・増進を図る。また調理実習を通して、食事構
成・食事様式・栄養評価ができる。
2.学習目標
①栄養とは何か、その意義について理解する。
②調理実習を通して食事構成、食事様式、栄養評価等を学び、日常の食事に対応
できる能力を身につける。
3.到達目標
①栄養の機能及び作用を理解できる。
②各食品の調理性を理解できる。
③日本料理、西洋料理、中国料理などの実習を通し、食事構成、食事様式を理解する
ことができる。
④健康を保持・増進するための献立を立案することができる。
4.評 価
定期試験【 60 %】及び受講態度・意欲及び出席状況等【 40 %】をもって総合的に
評価する。
5.教科書・教材等
書籍名:「オールガイド食品成分表 2020」(実教出版)
その他:必要に応じてプリントを配布する
多数の学校現場において、生活支援技術・食と栄養等調理の指導経験のある講師が、
調理実習を通して食の健康と医療について指導する。
184
6.学習内容と講義計画
【学習内容】
栄養素とは何か、その意義を理解し、健康保持・増進、疾病予防における栄養の役割を
学ぶ。また日本料理、西洋料理、中国料理等の調理実習を通し各食品の調理性を理解す
ると共に、食事構成、食事様式を学び、日常の食事に対応できる能力を身につける。
【授業計画】
回 講 義 内 容(前 期)
1 「食事をする」ということ
2 エネルギーと栄養素の食事摂取基準
3 消化と吸収・代謝
4 栄養の理解①炭水化物(糖質・食物繊維)
5 栄養の理解②脂質
6 栄養の理解③たんぱく質
7 栄養の理解④無機質・ビタミン
8 疾病と食事
9 献立の立て方
10 食品の安全性、食品の購入と選択
11 調理実習レポートの書き方・実習室の使い方
12 第 1回調理実習 各食品の調理性
13 第 2回調理実習 各食品の調理性
14 第 3回調理実習 各食品の調理性
15 第 4回調理実習 各食品の調理性
回 講 義 内 容(後 期)
1 第 5回調理実習 各食品の調理性
2 第 6回調理実習 各食品の調理性
3 第 7回調理実習 各食品の調理性
4 第 8回調理実習 各食品の調理性
5 第 9回調理実習 各食品の調理性
6 第 10回調理実習 各食品の調理性
7 第 11回調理実習 各食品の調理性
8 第 12回調理実習 各食品の調理性
9 第 13回調理実習 各食品の調理性
10 第 14回調理実習 自由献立計画
11 第 14回調理実習 実習
12 第 14回調理実習 発表
13 各食品の調理性まとめ①
14 各食品の調理性まとめ②
15 食文化(食事構成・食事様式)について
185
エクセル演習
単位数 4単位(60時間) 前期・後期
担 当 鈴木 哲平 (非常勤講師)
1.概 要
パソコンの表計算ソフトを用いて、基礎的な関数だけでなくグラフについても学びます。
2.学習目標
①表計算ソフト Excelの基礎を確認、復習する。
②表計算ソフト Excelのグラフ機能、設定と印刷、基礎関数について学ぶ。
③表計算ソフト Excel の応用関数、データベース機能について学び、広く応用できる機
能を身に付ける。
3.到達目標
①表計算ソフト Excelの基本画面、基本操作、セルの選択など理解処理できる。
②データの入力、移動とコピー、数式の入力、ブックの保存ができる。
③表の編集について、罫線、書式設定、表示形式の設定などの操作法を習熟する。
④印刷設定ができ、種々の印刷に対応できる。
⑤グラフの種類と選択、表示目的に対応したグラフを作成できる。
⑥ワークシートの管理とウィンドウの操作法を習熟する。
⑦応用的関数(統計、数学・三角、論理、日付など)を使いこなすことができる。
⑧データベース機能について理解し、活用できる。
4.評 価
定期試験【 60 %】及び受講態度・意欲及び出席状況等【 40 %】をもって総合的に評価する。
5.教科書・教材等
教科書:「よくわかる Microsoft Excel 2019 基礎」(FOM出版)
その他:必要に応じてプリントを配布する
大学で「情報」に関する多数教科目の教鞭をとっている教員が、情報処理の知識
と技術を演習を通し、基礎から応用まで指導する
186
6.学習内容と講義計画
【学習内容】
表計算ソフト Excel の基礎知識を習得し、グラフ、関数、データベース機
能について学び、コンピュータサービス技能評価試験3級の取得を目指す。
【授業計画】
回 講 義 内 容 (前 期)
1 Excelの基本操作、作業環境、リボン・グループ・アイコンの意味
2 書式の設定、罫線、表示形式
3 四則演算(加減乗除)、関数基礎(SUM、AVERAGE、MAX、MIN、COUNT)
4 数式のコピーとエラー、相対参照と絶対参照
5 関数応用(COUNTA、COUNTBLANK、RANK)
6 関数応用(IF、AND、OR)
7 関数応用(ROUND、ROUNDUP、ROUNDDOWN)
8 関数応用(TODAY、NOW、DATEDIF)
9 グラフ作成(棒グラフ、積み上げグラフ、折れ線グラフ)
10 グラフ作成(円グラフ、レーダーチャート)
11 コンピュータサービス技能評価試験対策(3級)
12 コンピュータサービス技能評価試験対策(3級)
13 コンピュータサービス技能評価試験対策(3級)
14 コンピュータサービス技能評価試験対策(3級)
15 コンピュータサービス技能評価試験対策(3級)
回 講 義 内 容 (後 期)
1 複数シートの操作(シート名、作業グループ)
2 複数シートの操作(シート間の集計)
3 表の印刷(ヘッダー、フッター、改ページプレビュー)
4 グラフ作成応用(グラフ作成場所の変更、グラフのみの印刷)
5 グラフ作成応用(3Dグラフ)
6 データベースの利用(フィルター、データの抽出)
7 データベースの利用(ウィンドウ枠の固定、オートコンプリート)
8 便利な機能(検索、置換、PDFファイル)
9 PowerPoint 基礎(デザイン、スライドの追加)
10 PowerPoint 基礎(画像、図形、表の挿入)
11 PowerPoint 基礎(画面切り替え、アニメーション)
12 PowerPoint 基礎(練習問題)
13 総まとめ
14 総まとめ
15 総まとめ
187
基礎疾患Ⅱ
単位数 2単位(30時間) 前期・後期
担 当 竹田 圭子 (非常勤講師)
1.概 要
臨床でよく聞く基本的な疾患の概要や検査・治療法を理解する。さらに医療用語や略称
を理解する。
2.学習目標
①基礎的な疾患のメカニズムが理解できる。
②基礎的な疾患の症状、治療の概要が理解できる。
③カルテを読み取るための医学的知識を身につけることができる。
3.到達目標
①主な循環器疾患の病態生理・検査・症状・治療を理解する。
②主な消化器疾患の病態生理・検査・症状・治療を理解する。
③主な呼吸器疾患の病態生理・検査・症状・治療を理解する。
④生活習慣病と様々な疾患の関連性を理解する。
⑤動脈硬化のメカニズムを理解する。
⑥糖尿病の病態生理・検査・症状・治療・合併症を理解する。
⑦高血圧の病態生理・日常生活との関連・治療・合併症を理解する。
⑧認知症の種類・病態を理解する。
⑨認知症の症状と認知症患者への対応を理解する。
4.評 価
定期試験【 70 %】及び受講態度・意欲及び出席状況等【 30 %】をもって総合的に
評価する。
5.教科書・教材等
書籍名:「病気の地図帳」(講談社)
その他:必要に応じてプリントを配布する
元看護師の教員が医療現場での経験を活かし、内科的疾患の総論を講義する。
188
6.学習内容と講義計画
【学習内容】
教科書、プリント資料に基づき、基礎的な疾患のメカニズムや症状、検査・治療・合併症
などを学ぶ。
【授業計画】
回 講 義 内 容(前 期)
1 動脈硬化症① 病態
2 動脈硬化症② 検査と治療・様々な疾患との関係
3 動脈硬化症③ 日常生活との関連性
4 循環器疾患① 虚血性心疾患の病態と原因
5 循環器疾患② 虚血性心疾患の症状
6 循環器疾患③ 虚血性心疾患の検査・治療
7 循環器疾患④ 心不全の病態・治療
8 循環器疾患⑤ 心不全の原因疾患
9 高血圧① 血圧を左右する因子・血圧の変動要因
10 高血圧② 合併症
11 高血圧③ 治療と日常生活
12 糖尿病① 病態
13 糖尿病② 症状
14 糖尿病③ 合併症
15 糖尿病④ 検査と治療
回 講 義 内 容(後 期)
1 消化器疾患① 胃炎の病態と原因・症状・治療
2 消化器疾患② 消化性潰瘍の病態と原因・症状・検査・治療
3 消化器疾患③ 胃がん・虫垂炎の症状・治療
4 消化器疾患④ 大腸がんの症状・検査・治療
5 消化器疾患⑤ 肝炎の症状・検査・治療
6 痛風 病態・症状・検査と治療
7 呼吸器疾患① 気管支炎・感染経路と予防
8 呼吸器疾患② 肺炎の種類・症状・検査・治療
9 呼吸器疾患③ 肺がん・気管支喘息・肺気腫の症状・治療
10 認知症① 種類と病態
11 認知症② 中核症状
12 認知症③ 行動・心理症状
13 認知症④ 認知症患者への対応
14 まとめ
15 まとめ
189
就活サポートⅡ
単位数 2単位(30時間) 前期・後期
担 当 新谷 文隆 (非常勤講師)
藤田 隼人 (専任教員)
1.概 要
希望の業種を理解し、将来を的確に選択できるよう、必要な知識や心構えを習得する。
更に社会人としての基礎力を高める。
2.学習目標
①希望の職業および業種に就くための基本的な心構えを習得する。
②社会人としての最小限のルール、および一般常識を身に付けさせる。
③自己をみつめ、将来像を見据えた職業選択の考え方を習得する。
3.到達目標
①わかりやすく、誤解なく、正確に、伝えられる日本語能力を身に付け、報告文書や会話でのコ
ミュニケーションを的確にとることができる。
②社会人としての基本的習慣を日常生活において実践することができる。
③自己分析を通じ、社会人としての信頼形成を行うことができる。
4.評 価
定期試験【 40 %】及び受講態度・意欲及び出席状況等【 60 %】をもって総合的に評価する。
5.教科書・教材等
教科書:なし
その他:必要に応じてプリントを配布する
経営者として従業員の指導や患者及びその家族の対応に携わっている講師が、医
療人のあり方や就活へ向けての心構え等について講義する。また医療業界におい
て新人教育を行ってきた教員が、社会人に要する資質等を講義する。
190
6.学習内容と講義計画
【学習内容】
仕事の意義、社会人とは何かを明確にし、目標とする個人の将来像に
向かっての具体的な就職活動をサポートする。グループワークを通じ、他
者との意見交換および合意形成のやり方を学び、組織人としての意識や行
いを身に付ける。
【授業計画】
回 講 義 内 容 (前 期)
1 医療人として働くことの「本質・モチベーション」
2 自己分析、他己分析
3 自分がなりたい自分~長短所抽出・具体像~
4 単文・短文、接続詞で「相手に伝える」
5 的確な報告の行い方
6 仕事の覚え方と進め方
7 「気づき・配慮」と「めんどくさい」
8 「失敗」、「謝罪」、「反省」
9 コミュニケーションとラポール形成
10 誤解されずに自分を相手に伝える技術
11 ストレスを減らす「考え方」
12 「話し合い」の技術
13 自分を伝え、相手を理解する(準備編)
14 自分を伝え、相手を理解する(ロールプレイング)
15 自分を伝え、相手を理解する(フィードバック)
回 講 義 内 容 (後 期)
1 本質とモチベーションの再確認
2 葛藤と克服方法~課題抽出
3 葛藤と克服方法~解決方法と具体案
4 葛藤と克服方法~練習
5 自己目標を見つめなおす
6 スケジュールとマイルストーンの考え方
7 スケジュールとマイルストーンの考え方(実践編)
8 自己をアピールする(文書編)
9 自己をアピールする(口頭編)
10 自己をアピールする((口頭編)ロープレ①
11 自己をアピールする((口頭編)ロープレ②
12 他者への肯定と代替案の提示①
13 他者への肯定と代替案の提示②
14 他者への肯定と代替案の提示③
15 後期総括
191
就職講座Ⅱ
単位数 3単位(45時間) 前期(1 時間)・後期(2時間)
担 当 藤田 隼人 (専任教員)
1.概 要
就職決定へと導くために、自己分析・履歴書の書き方・面接対応等具体的な方法を指導
する。
2.学習目標
①社会人として社会で働くことの意味、心構えを習得する。
②社会人としての最低限のマナーやルールを身につける。
③社会で活用できる一般常識を身につける。
3.到達目標
①就職に対する意識を高め、職業人としての将来の目標を明確にすることができる。
②社会人としての基礎的な習慣を日常生活において実践することができる。
③職業人として必要なコミュニケーション能力を身につけ、日常生活において実践することがで
きる。
④自ら「学び」・「気付き」・「考え」・「実行」することができる。
⑤客観的に自己評価できる。
4.評 価
定期試験【 30 %】及び受講態度・意欲及び出席状況等【 70 %】をもって総合的に評価する。
5.教科書・教材等
教科書:「面接対策&ビジネスマナー」(ウィネット)
その他:必要に応じてプリントを配布する
多くの者に就職支援を行い、また医療業界において新人教育を行ってきた教員が、
社会人に要する資質等を講義し、就職活動の面接対策を演習する。
192
6.学習内容と講義計画
【学習内容】
テーマに則り、分析やグループワーク、発表、演習等を取り入れ、社会人
の基礎を理解する。また、講義中は常に他者から見られていることを意識
し、立ち姿勢や座り姿勢といった所作や、言葉遣いに重点を置き学習する。
【授業計画】
回 講 義 内 容 (前 期)
1 オリエンテーション【講義の目的・到達目標・受講時の服装について】
2 社会人になるとは ①社会人としての心構え / 演習:敬語
3 社会人になるとは ②学生生活と社会人生活の違い / 演習:敬語
4 社会人になるとは ③職場の基本的なマナー / 演習:敬語
5 社会人の基本動作 ①話の聞き方・伝え方 / 演習:言葉遣い
6
7 履歴書作成の復習
8 面接対策 ①面接を行う目的 / 演習:言葉遣い
9 面接対策 ②面接以外で評価される場面 / 演習:言葉遣い
10 面接対策 ③実践演習
11
12 電話対応の基本
13 電話対応の実践演習
14 郵送物・FAX送付状の作成、処理
15 前期まとめ
回 講 義 内 容 (後 期)
1 前期の振り返り
2 仕事の取り組み方の基本
3
4 医療人としての責任
5
6 ホスピタリティマインド
7
8 電子メールのマナー
9
10 社会人になるとは ④復習
11 社会人基礎力とは ①基礎
12 社会人基礎力とは ②グループワーク
13
14 社会人基礎力とは ③発表
15 後期まとめ
193
ジョブライティングⅡ
単位数 3単位(45時間) 前期(1時間)・後期(2時間)
担 当 若狭 聖子 (非常勤講師)
1.概 要
バランスのとれた美しい字を目指してペン字を習得し、文章力も高めることを目標とする。
2.学習目標
①就職活動の手書きが必要な場面で丁寧に美しく書く技術を習得。
②就職後、社会人として様々な場面で必要な『書き方』についての知識を学ぶ。
実用書(日常生活における様々な目的のもとにかかれる書)の書式やマナー
⇒文書の作法と美文字
3.到達目標
①就職活動で欠かせない履歴書を書く上で丁寧に美しく書くことができる。
②就職活動に於いての『お礼状』、『封筒書き』などのマナーに基づき正しく美しく書くことがで
きる。
③就職後、社会人として様々な場面で必要な書き方についての知識を活かしビジネスマナーに
従い正しく書くことができる。
④手書き文字に対し文字を美しく書きたいと憧憬の念を持ち文字の持つ伝達という意味を把握
しながら読み手を意識して書くことができる。
4.評 価
定期試験【 80 %】及び受講態度・意欲及び出席状況等【 20 %】をもって総合的に評価する。
5.教科書・教材等
教科書:なし
その他:必要に応じてプリントを配布する
現役の硬筆書写指導講師が、演習を通し社会で通用する文字作成の技術を指導する。
194
6.学習内容と講義計画
【学習内容】
文字の書き方のきまり(書法)を踏まえてゆっくり丁寧に書くことをを心
がけて、且つ効率よく文字の上達をはかりながら就職活動や就職後の場面
で必要な手書き文字や文章を実践的に練習していく。
【授業計画】
回 講 義 内 容 (前 期)
1 オリエンテーション
2 ひらがな、カタカナ
3 ひらがな、カタカナ
4 漢字(基本点画)名前と住所を書く
5 履歴書
6 履歴書
7 履歴書
8 封筒の書き方
9 横書きの文章の練習
10 横書きの文章の練習
11 就職活動にも応用できるお礼状
12 就職活動にも応用できるお礼状
13 縦書き文章の練習
14 文字文化に触れてみる①(字源 行書 漢字の部首など)
15 前期の復習
回 講 義 内 容 (後 期)
1 実用文の練習
2 様々な封筒の表書き
3 はがきに文を書く
4 暑中見舞い、寒中見舞い
5 年賀状、芳名帳 はがきにおける出欠の返信のルールなど
6 慶弔、心づくしの表書き(冠婚葬祭)
7 慶弔、心つくしの表書き (お祝いやお見舞いなど)
8 手紙の形式(頭語、時候の挨拶) 社会人へむけての知識
9 手紙の形式(時候の挨拶、安否の挨拶)社会人へむけての知識
10 手紙の形式(起辞、結語、後付) 社会人へむけての知識
11 漢数字を書いてみる 壱、弐、参、拾、萬など 旧字体含む
12 文字文化に触れてみる② (成り立ち、歴史、書体、字体、字形)
13 まとめ
14 まとめ
15 まとめ
195
心理学Ⅱ
単位数 2単位(30時間) 前期・後期
担 当 竹田 圭子 (非常勤講師)
1.概 要
心理学の基礎知識を習得し、自己の心の健康を保持する。さらに他者を理解し、老人や
障がい者への理解を深め、医療の現場で活かす。
2.学習目標
①高齢者の身体と心の特徴を理解できる。
②認知症高齢者の特徴を理解できる。
③障害と障害者の概念を学び、障害の種類と心理的影響が理解できる。
3.到達目標
①生理的老化とその特徴を理解する。
②身体機能が生活機能に及ぼす影響を理解する。
③高齢者の心とはどのようなものか理解する。
④高齢者の心の状態に影響する要因について理解する。
⑤発達課題から、高齢者をとらえることができる。
⑥認知症高齢者を抱える介護者の心理ストレスを理解する。
⑦障害と障害者の概念を理解する。
⑧障害の分類の仕方を理解する。
⑨障害の受容について理解する。
⑩障害の種類と心理的特性について理解する。
4.評 価
定期試験【 70 %】及び受講態度・意欲及び出席状況等【 30 %】をもって総合的に
評価する。
5.教科書・教材等
書籍名:なし
その他:必要に応じてプリントを配布する
元看護師が患者である老人や障がい者への対応をその心理的側面から解説する。
196
6.学習内容と講義計画
【学習内容】
テキスト、プリント資料に基づき、基本的な知識を習得し、練習問題を活用しながら、
理解を深める。
【授業計画】
回 講 義 内 容(前 期)
1 発達課題のとらえ方
2 発達課題からとらえた老年期
3 身体機能の老性変化と日常生活への影響 ①脳神経、脳血管系
4 身体機能の老性変化と日常生活への影響 ②感覚系
5 身体機能の老性変化と日常生活への影響 ③呼吸器系、循環器系
6 身体機能の老性変化と日常生活への影響 ④消化器系
7 身体機能の老性変化と日常生活への影響 ⑤運動器系、腎・泌尿器系
8 高齢者の欲求・感情
9 高齢者の心の状態に影響する要因
10 認知症の種類と病態
11 認知症の症状
12 認知機能の評価
13 認知症高齢者の心理検査
14 高齢者の知能
15 ライフヒストリーと高齢者
回 講 義 内 容(後 期)
1 認知症高齢者を抱える介護者の心理とストレス ①
2 認知症高齢者を抱える介護者の心理とストレス ②
3 ICFの概念と自立支援システム
4 障害の分類①身体障害(肢体不自由)
5 障害の分類②身体障害(視覚・聴覚)
6 障害の分類③身体障害(音声・言語・咀嚼機能)
7 障害の分類④内部障害
8 障害の分類⑤知的障害・⑥精神障害
9 障害の及ぼす心理的影響
10 障害の種類と心理的特性 ①(視覚障害)
11 障害の種類と心理的特性 ②(聴覚障害)
12 障害と受容
13 障害の受容に影響を及ぼす要因
14 まとめ
15 まとめ
197
電子カルテ実習
単位数 2単位(30時間) 前期・後期
担 当 野崎 道子 (非常勤講師)
1.概 要
電子カルテの役割を理解し、活用方法を習得する。医療事務コンピュータ
との連携を知り、基本的な入力方法を学ぶ。
2.学習目標
①電子カルテの役割を理解する。
②オーダリングシステムの運用事例を理解する。
③医療事務コンピュータと電子カルテ連携の仕組みを理解する。
3.到達目標
①電子カルテの定義が説明できる。
②電子カルテの三原則が説明できる。
③病院における電子カルテ活用法を理解できる。
④電子カルテ導入のメリットを理解できる。
⑤オーダリングシステムの流れを理解できる。
4.評 価
定期試験【 90 %】及び受講態度・意欲及び出席状況等【 10 %】をもって総合的に
評価する。
5.教科書・教材等
教科書:「医科医療事務テキスト、トレーニングブック、サポートブック」(ソラスト)
その他:なし
医療の事務的業務に携わっている医療事務の講師が、電子カルテに関する様々な
操作技術の実習を行う。
198
6.学習内容と講義計画
【学習内容】
電子カルテ導入病院の DVDを見て電子カルテ活用の理解を深める。
診療科毎の症例カルテを元に、医療事務コンピュータと電子カルテを連携し、シミュレー
ションを行いながら電子カルテの役割を学習する。
【授業計画】
回 講 義 内 容 (前 期)
1 病院における電子カルテの役割
2 電子カルテの三原則
3 電子カルテの連携について
4 電子カルテの定義
5 DVDによる運用事例学習
6 電子カルテのメリット・デメリット
7 問診入力(シェーマ入力)①
8 問診入力(シェーマ入力)②
9 問診入力(シェーマ入力)③
10 問診入力(シェーマ入力)④
11 処方・経過入力①
12 処方・経過入力②
13 処方・経過入力③
14 処方・経過入力④
15 検査結果取り込み・画像取り込み
回 講 義 内 容 (後 期)
1 文書作成(診断書)①
2 文書作成(診断書)②
3 外科症例シミュレーション①
4 外科症例シミュレーション②
5 外科症例シミュレーション③
6 外科症例シミュレーション④
7 皮膚科症例シミュレーション①
8 皮膚科症例シミュレーション②
9 皮膚科症例シミュレーション③
10 皮膚科症例シミュレーション④
11 紹介状(診療情報提供書)作成①
12 紹介状(診療情報提供書)作成②
13 紹介状(診療情報提供書)作成③
14 紹介状(診療情報提供書)作成④
15 電子カルテのまとめ
199
ビジネス実務論
単位数 2単位(30時間) 後期
担 当 添田 衛 (非常勤講師)
1.概 要
社会生活を円滑に図るツールとしてのコミュニケーション能力の育成を目指し、知識を
取得する。
2.学習目標
①情報を的確に評価・判断して取捨選択ができる情報判断力を習得する。
②情報を自分なりに解釈(理解)して意見に反映させる情報解釈力を習得する。
③解釈したものを他社に対して的確に発信していける自己表現力を習得する。
④コミュニケーション検定初級の試験対策を行う。
3.到達目標
①社会人として基本的なコミュニケーションをとることができる
②コミュニケーション検定初級の合格を目指す。
4.評 価
定期試験【 70 %】及び受講態度・意欲及び出席状況等【 30 %】をもって総合的に
評価する。
5.教科書・教材等
教科書:「コミュニケーション検定 公式ガイドブック&問題集」(サーティファイ)
その他:必要に応じてプリントを配布する。
学校や社会人向け就職支援を幅広く実践されている者が、コミュニケーションを
テーマに解説指導をする
200
6.学習内容と講義計画
【学習内容】
社会人に必要なコミュニケーションを座学、実践を通して学び就職活動に活かせる実技
を身に付け、検定の合格を目指す。
【授業計画】
回 講 義 内 容(前 期)
1 ガイダンス
2 コミュニケーション理論
3 聞く力 目的に即して聴く
4 傾聴する
5 話す力 目的を意識する 話を組み立てる
6 ことばを選び抜く 表現・伝達する
7 コミュニケーション実践
8 来客対応 電話対応
9 アポイントメント・訪問・挨拶
10 情報共有の重要性
11 チーム・コミュニケーション
12 接客・営業
13 クレーム対応
14 会議・取材・ヒアリング
15 まとめ
201
ホスピタルマナー
単位数 2単位(30時間) 前期・後期
担 当 太田 雅子 (専任教員)
1.概 要
就職活動並びに医療人として必要な基本的な自己表現力を身につけ、ビジネスや実務で
活用できる応用力を習得する。
2.学習目標
①職場の基本マナーについて習得する
②患者様に対する接遇の心と技術を学ぶ
③患者様への円滑なコミュニケーション力を習得する
④様々な現場でのシーンで臨機応変な判断をし、対応ができる知識を学ぶ
3.到達目標
①社会人(新入社員)としての仕事の基本を身につける
②患者様の心理を理解し、その方に応じた対応ができるようになる
③その場・その患者様にあった言葉遣い・説明能力を修得する
4.評 価
定期試験【 50 %】及び受講態度・意欲及び出席状況等【 50 %】をもって総合的に
評価する。
5.教科書・教材等
書籍名:「ビジネスマナーがかんたんにわかる本」(日本能率協会マネジメントセンター)
その他:適宜、授業内でプリントや資料のコピーを配布する
学校現場における教員経験かつ医療業界での実務経験を持ち新人指導経験のある
教員が、社会人としての基礎基本となるマナーを指導し実習する
202
6.学習内容と講義計画
【学習内容】
患者様対応について実践的な対応を学び、かつ社会人として現場で求められるスキルを
習得する。
【授業計画】
回 講 義 内 容(前 期)
1 患者様への接遇の基本
2 職場での基本マナー ①(自己管理)
3 職場での基本マナー ②(対人)
4 職場での基本マナー ①(コミュニケーション)
5 患者心理
6 患者に応じた言葉遣い・説明 ①
7 患者に応じた言葉遣い・説明 ②
8 患者に応じた言葉遣い・説明 ③
9 病院内におけるプロセスクオリティ(対応の過程) ①
10 病院内におけるプロセスクオリティ(対応の過程) ②
11 イレギュラリティの対応
12 クレーム対応
13 クレーム事後処理 ①
14 クレーム事後処理 ②
15 総括
回 講 義 内 容(後 期)
1 患者満足度(実習の経験から) ①
2 患者満足度(実習の経験から) ②
3 患者満足度(実習の経験から) ③
4 最適な判断状況のケーススタディ ①
5 最適な判断状況のケーススタディ ②
6 最適な判断状況のケーススタディ ③
7 社会人としてのマナー ①(名刺交換)
8 社会人としてのマナー ②(接待時)
9 社会人としてのマナー ③(イベントの幹事)
10 社会人としてのマナー ④(食事)
11 社会人としてのマナー ⑤(慶事)
12 社会人としてのマナー ⑥(弔事)
13 社会人としてのマナー ⑦(贈答・見舞い)
14 総括
15
203
薬剤学Ⅱ
単位数 2単位(30時間) 前期・後期
担 当 大石 悦子 (非常勤講師)
1.概 要
医薬品の製剤と投与経路、剤型、薬効、有効性や副作用等を理解する。
2.学習目標
①厚生労働省の『試験問題の作製に関する手引き』に対応して、その内容を押さえ、
理解する。
②臨床で多く出会う疾患を取り上げ、対象医薬品が「効く」メカニズムを学ぶ。
③疾患を持つ患者に対する深い理解に結びつけ、医薬品治療を通じての、「健康的な生
活」への一助を志す職業意識を身に付ける。
④登録販売者の資格を取得する。
3.到達目標
①1年生で学んだ薬剤学・薬理学の知識を元に、さらに深い内容を理解する。
②「薬によって病気を治療するとはどういうことなのか。」について説明できるように
なる。
③医薬品の本質と現状について正しく認識することにより、医薬品を扱うものとして
の自覚を持てるようにする。
4.評 価
定期試験【 80 %】及び受講態度・意欲及び出席状況等【 20 %】をもって総合的に
評価する。
5.教科書・教材等
書籍名:「ココデル虎の巻 登録販売者試験 対策テキスト(上・下)、過去問題集」
(ネットパイロティング)
その他:必要に応じてプリントを配布する
薬剤師業務に携わった経験を持つ薬剤師が、薬剤に関する基本的知識を講義す
る。
204
6.学習内容と講義計画
【学習内容】
テキストに掲載されている厚生労働省の『試験問題の作製に関する手引き』の原文の理
解、及びその補足を行い、薬物治療に対する総論的知識を学ぶ。
【授業計画】
回 講 義 内 容(前 期)
1 皮膚に用いる薬
2 歯や口中に用いる薬 (歯痛・歯槽膿漏薬)
3 〃 (口内炎用薬)
4 禁煙補助剤
5 滋養強壮保健薬 (ビタミン剤等)
6 公衆衛生用薬 (消毒薬)
7 〃 (殺虫剤・忌避剤)
8 一般用検査薬 (尿糖・尿タンパク検査薬)
9 〃 (妊娠検査薬)
10 登録販売者試験過去問演習 (第 3章及び第 5章)
11 〃
12 〃
13 〃
14 〃
15 〃
回 講 義 内 容(後 期)
1 剤形 (総論)
2 〃 (各論 ① 内服薬)
3 〃 (各論 ② 注射)
4 〃 (各論 ③ 外用薬)
5 体内の薬の動き (総論 ADME アドメ)
6 〃 (各論 ① 医薬品の吸収)
7 〃 (各論 ② 医薬品の分布)
8 〃 (各論 ③ 医薬品の代謝)
9 〃 (各論 ④ 医薬品の排泄)
10 医薬品の作用機序 (総論 細胞反応)
11 〃 (各論 ① 薬の作用メカニズム)
12 〃 (各論 ② 肝臓での分解・解毒)
13 薬のリスク (総論 主作用・副作用)
14 〃 (各論 ① 薬物有害反応)
15 〃 (各論 ② サプリメントとの相互作用)
205
手 話
単位数 2単位(30時間) 前期・後期
担 当 神田 昭 (非常勤講師)
1.概 要
手話の特徴を知り、コミュニケーション手段のひとつとすることができる。
2.学習目標
①手話を学ぶ中で、障がいのこと、障がいを持つ人の置かれている環境のことなどを知
る。
②「あなたの言っていることを理解したい」「私の思いを伝えたい」という気持ちを表現
するときの、コミュニケーション手段の一つとして手話を学び、あわせて、他のコミュ
ニケーション手段(指文字・筆談・空書・ジェスチャー等)を使うことの大切さも学ぶ。
③日本語を置き換えるための手話でなく、ろう者が育んできた大切な言葉、手話言語で
あることを知る。
3.到達目標
①手話の特徴を知る。
②手話の約束事を知る。
③全てのコミュニケーション手段を使って会話ができる。
④指文字・手話検定6級程度の単語・簡単な自己紹介ができる。
⑤卒業後の就職現場での会話につなげる初歩の医療用語を学び活用できる。
⑥聴覚障害について知る。
4.評 価
定期試験【 50 %】及び受講態度・意欲及び出席状況等【 50 %】をもって総合的に評価する。
5.教科書・教材等
教科書:「すべての医療スタッフのための使える!医療手話 改訂版」
(学研メディカル秀潤社)
その他:必要に応じてプリントを配布する
登録手話通訳者として聴覚障害者及び保護者対応を長きに渡り行っている講師
が、手話技術やコミュニケーション方法を指導する。
206
6.学習内容と講義計画
【学習内容】
教科書、文書表現等のプリントを参考資料として、簡単な手話表現・読み
取りができるように繰り返し実技を重ねる。
【授業計画】
回 講 義 内 容 (前 期)
1 「手話とは」レポート&解説
2 あいさつの表現練習
3 指文字・自分の名前を表現
4 初めて会う人とのあいさつ 名前をたずねる
5 年齢を表現 年齢をたずねる
6 複数の意味を持つ手話、天気、人物の表現
7 人物の表現
8 家族を紹介(自分の家族を表現)
9 家族をたずねる 誕生日の表現
10 自分の生年月日を表現。誕生日をたずねる
11 手話単語を読み取る →指文字で答える /医療手話 単語
12 検定6級単語練習 /医療手話 単語
13
14 6級単語を使った会話表現 /医療手話 受付
15
回 講 義 内 容 (後 期)
1 定期試験答え合わせ・総評 /医療手話 診療
2 時を表す表現 場所を表す表現 /医療手話 会計
3 出身地を表現 /医療手話 会計
4 日本の代表的な地名を表現 /医療手話 入院受付
5 北海道の地名を表現 自分の住まいを表現 /医療手話 症状、疾患
6 学んだ手話を使って各々会話してみる /医療手話 症状、疾患
7
8 テキストの例文を表現 /医療手話 病状、退院
9
10 DVD手話映像を鑑賞 /医療手話 表現
11 同上
12
手話総括、医療手話総括 13
14
15
207
メディカルクラフト①
単位数 1単位(15時間) 前期
担 当 吉田 和美 (非常勤講師)
1.概 要
病院やクリニック、薬局・薬店を訪れた患者様が心地良く過ごせる空間作りの
大切さを学ぶ。また、エコクラフト等のケアクラフトを用いて医療現場で役立
つ簡単な手作り雑貨が作れる技術を習得する。
2.学習目標
①医療現場について理解する。
②患者の心理を理解し、同時に安全面・衛生面について考える。
③メディカルクラフトについて理解する。
④ケアクラフトの基本について学ぶ。
3.到達目標
①患者様の緊張や不安、痛みの声に傾聴し緩和ケアの重要性を理解する。
②診療科目に応じた心遣いを身につける。(小児科や心療内科など)
③受付や待合室、診察室に応じた空間作りについて考えることができる。
④医療現場における「メディカルクラフト」の効果について理解することができる。
⑤体験だけで終わらず、一人で作ることができる技術を習得する。
4.評 価
定期試験【 50 %】及び受講態度・意欲及び出席状況等【 50 %】をもって総合的に
評価する。
5.教科書・教材等
教科書:なし
その他:必要に応じてプリントを配布する
クラフト作成教室を開講し、広く制作物を指導している講師が医療機関で必要と
させる物の制作を指導する
208
6.学習内容と講義計画
【学習内容】
実際に6種類の雑貨を手作りします。診療科目や患者様の病状設定を行い、状況に相応
な雑貨作りを行います。他、タオル帽子は、手縫いで行います。
材料はケアクラフトが主となります。
【授業計画】
回 講 義 内 容(前 期)
1 「メディカルクラフト」とは何か。プレアケア雑貨についての説明。
2 プレアケア雑貨作り①(トレイ)
3 プレアケア雑貨作り①(トレイ)
4 プレアケア雑貨作り②(基本かご)
5 プレアケア雑貨作り②(基本かご)
6 プレアケア雑貨作り③(メッセージボード)
7 プレアケア雑貨作り③(メッセージボード)
8 プレアケア雑貨作り④(タオル帽子) 抗がん剤治療患者用・高齢者用
9 プレアケア雑貨作り④(タオル帽子) 抗がん剤治療患者用・高齢者用
10 プレアケア雑貨作り⑤(お薬ケース)
11 プレアケア雑貨作り⑤(お薬ケース)
12 プレアケア雑貨作り⑥(花かご)
13 プレアケア雑貨作り⑥(花かご)
14 プレアケア雑貨作り⑥(花かご)
15 まとめ
209
メディカルクラフト②
単位数 1単位(15時間) 後期
担 当 西村 明美 (非常勤講師)
1.概 要
パステルトーンなどの色彩や配色を学び、現場でも手軽に制作できるインフォメーショ
ングッズや安らぎのある展示空間にする作品制作を行う。
2.学習目標
①色彩の明度・彩度・色相を知り、メディカルカラープランニングを学ぶ。
②設置場所を考慮した課題制作と素材・画材・色彩の適切な選択をする。
③清潔感・安心感などの心理的に心地良い、癒されるグッズ制作に取り組む。
3.到達目標
①医療・薬業関係に対応したメディカルカラープランニングを理解する。
②それぞれの目的に対応した課題を工夫して丁寧に制作することができる。
③効果的に素材や画材を使用し、温かく前向きになれるグッズを制作する。
4.評 価
制作課題の完成度【 60 %】及び受講態度・意欲及び出席状況等【 40 %】をもって総
合的に評価する。
5.教科書・教材等
教科書:なし
その他:配色カード 175(日本色研事業株式会社)
必要に応じてプリントを配布する
学校現場における教員経験がある者が、医療業界で活かされる色彩と心理の関係性を制作を
通して指導する
210
6.学習内容と講義計画
【学習内容】
テーマに則り、分析やグループワーク、発表、演習等を取り入れ、社会人の基礎を理解
する。同時に、実践的なマナーの基本やコミュニケーション力を体得する。
【授業計画】
回 講 義 内 容(後 期)
1 オリエンテーション
2 メディカルカラープランニング ①配色カード
3 メディカルカラープランニング ②混色
4 メディカルカラープランニング ③課題分類
5 心理的効果のあるケース別によるグッズ制作 ①薬局窓口の場合1
6 心理的効果のあるケース別によるグッズ制作 ②薬局窓口の場合2
7 心理的効果のあるケース別によるグッズ制作 ③待合室の場合1
8 心理的効果のあるケース別によるグッズ制作 ④待合室の場合2
9 心理的効果のあるケース別によるグッズ制作 ⑤待合室の場合3
10 パステルトーンで空間を演出する自由制作 ①課題制作1
11 パステルトーンで空間を演出する作品制作 ②課題制作2
12 パステルトーンで空間を演出する作品制作 ③課題制作3
13 プレゼンテーション
14
15 まとめ
211
韓国語販売会話
単位数 2単位(30時間) 前期・後期
担 当 金城 杏 (非常勤講師)
1.概 要
医療や薬業の業界において対応することの多い韓国人対策として、簡単な挨拶・会話を
習得する。
2.学習目標
①韓国語の基本的な文法構造を理解する。
②自己紹介や挨拶言葉をはじめとした実践的会話力を身につける。
3.到達目標
①店頭での会話を想定し、商品へのお問合せ対応や勘定の仕方などの実践的な韓国語
会話力を身につける。同時に、日韓両国の文化やマナーにも配慮した行動がとれる
ように学んでゆく。
4.評 価
定期試験【 70 %】及び受講態度・意欲及び出席状況等【 30 %】をもって総合的に評
価する。
5.教科書・教材等
教科書:なし
その他:必要に応じてプリントを配布する
韓国出身である講師が、通訳や学校現場での指導等の経験を通し、身近な会話術を指
導する
212
6.学習内容と講義計画
【学習内容】
授業ごとに配布するプリントに沿って授業を行う。韓国語の文法と共に数字や接客に必
要な知識やマナーも学べるようにする。
【授業計画】
回 講 義 内 容 (前 期)
1 オリエンテーション ハングルの発音 1(平音)挨拶
2 ハングルの発音 2(激音) 挨拶
3 ハングルの発音3(濃音) 挨拶
4 ハングルの発音4(複合母音)挨拶
5 ハングルの発音5(パッチム)挨拶
6 ハングルの発音6(連音化) 挨拶
7 ハングルの発音7(有声音化) 挨拶
8 ハングルの発音 まとめ 挨拶
9 第 1課 自己紹介と叙述文
10 第 2課 家族の紹介
11 第 3課 漢数字詞1
12 第 4課 漢数字詞 2
13 第 5課 時間、日日、曜日の読み方
14 第6課 お金の数え方
15 第7課 まとめ
回 講 義 内 容 (後 期)
1 前期の復習
2 第 8課 体の名称、病状
3 第 9課 叙述文 ㅂ니다/습니다 (-이에요/예요)
4 第 10課 疑問文
5 第 11課 否定文
6 第 12課 前置詞
7 第 13課 助詞
8 第 14課 注文仕方
9 第 15課 希望表現
10 第 16課 予定表現
11 第 17課 可能表現
12 第 18課 復習1
13 第 19課 復習 2
14 総まとめ①
15 総まとめ②
213
中国語販売会話
単位数 2単位 (30時間) 前期・後期
担 当 金 博 男 (非常勤講師)
1.概 要
医療や薬業の業界において対応することの多い中国人対策として、簡単な挨拶・会話を
習得する。
2.学習目標
①中国語を使って、簡単な日常会話ができる。
②医療・薬関係の場面において、ごく簡単な中国語の質問に中国語で反応できる。
③現代中国人の習慣や考え方について、日本との異同をある程度理解する。
3.到達目標
①ネイティブスピーカーが聞いてわかるよう、正しく発音できる。
②日常会話でよく使われる基本的な常用表現を習得する。
③医療・医薬関係の語彙をいくらか身につける。
④初歩的な文法に基づき、自分で簡単な文を作れる。
4.評 価
定期試験【 35 %】及び受講態度・意欲及び出席状況等【 65 %】をもって総合的に評価する。
5.教科書・教材等
教科書:「方如偉・王智新・鐙屋一〈新版〉中国語10課」(白水社)
その他:必要に応じてプリントを配布する
中国出身である講師が、生の中国語会話を分かりやすく指導する。
214
6.学習内容と講義計画
【学習内容】
中国語の発音とその表記法(ピンイン)を中心に学ぶ。音読の繰り返しに
より正しい発音を体得し、日常会話でよく使用される文法や表現を学習。
医療・薬事業でよく出くわす場面を想定し会話の練習をこまめに行う。
【授業計画】
回 講 義 内 容 (前 期)
1 中国語とは?/アクセント(“声調”)を試してみよう
2 単母音、そり舌母音、子音(1)/挨拶(1)
3 子音(2)ci?chi?qi?/人称代名詞/複合母音
4 鼻音~「-n」と「-ng」の区別を徹底的に~
5 親族名称、「的」、「是」、「吗」
6 復習(特殊な発音・記音習慣を一括に)/世界一周(指示代名詞、在)
7 自己紹介でよく使う動詞と文法(叫、有、喜欢)
8 ショータイム 1(自己紹介)
9 1から 10を片手で数えよう/常用量詞(个、只)、挨拶(2)
10 人民元と日本円を使ってみよう/常用動詞(要)
11 生年月日から日にちの言い方を学べよう/「几」と「多少」
12 「いま何時?」に答えてみよう/挨拶(3)
13 時間量の言い方を覚えよう/疑問文(「什么」)
14 ショータイム 2(日常会話)
15 復習/口頭試験
回 講 義 内 容 (後 期)
1 復習とウォーミングアップ/接客用語(1)
2 動詞述語文/接客用語(2)
3 連動文、「也」/最もよく使われる医療・医薬用語
4 形容詞述語文/薬局の受付にて
5 動詞「有」、比較の言い方/ドラッグストアのレジにて
6 助動詞「想」、反復疑問文/体のパーツ
7 ショータイム 3(薬を買いたい人が来たら…)
8 動詞+「了」/体の感覚
9 経験を表す「过」/体調を伺う際の言い方
10 連体修飾/症状の言い方
11 ショータイム 4(体の具合を聞いてみる)
12 注文のしかた/受信の流れ①
13 受診の流れ②/会話練習
14 文末の「了」/その他の文法ポイント
15 復習/口頭試験
215
診療報酬請求事務Ⅱ
単位数 4単位(60時間) 前期
担 当 藤田 隼人 (専任教員)
1.概 要
診療報酬請求事務検定対策を通し、レベルの高い資格取得を目指す。
2.学習目標
①医療事務の基礎知識を発展させ、応用的・実践的知識の習得を目指す。
②診療内容についての理解を深め、診療報酬点数算定及び診療報酬明細書作成技能の向
上を図る。
③診療報酬請求事務能力認定試験の資格取得を目標とする。
3.到達目標
①診療報酬点数表を読み込み、理解を深める。
②カルテ・診療内容を読み込む。
③外来カルテの症例から診療報酬明細書を作成することができる。
④入院カルテの症例から診療報酬明細書を作成することができる。
⑤医療費助成制度及び公費負担医療について理解する。
⑥総括、点検の方法を理解する。
⑦医療事務の電子化、DPC、ICD-10について理解する。
4.評 価
定期試験【 50 %】及び受講態度・意欲及び出席状況等【 50 %】をもって総合的に評価する。
5.教科書・教材等
教科書:「診療点数早見表」(医学通信社)
「医科医療事務テキスト サポートブック」(ソラスト)
その他:必要に応じてプリントを配布する
医療現場で医療事務員として業務を行っていた教員が、現場における診療報酬請求
の実際を指導する。
216
6.学習内容と講義計画
【学習内容】
医療事務の基礎知識を発展させ、応用カルテ症例への理解を深め、より精度の高い診療
報酬明細書の作成を行う。また、関連教科の進捗に合わせ、医療事務者として必要な医
療費・公費負担制度、DPC、ICD-10についての理解を深める。
【授業計画】
回 講 義 内 容 (前 期)
1 診療報酬明細書作成の復習及び注意点
2
診療報酬請求事務能力認定試験【学科対策】 3
4
5
診療報酬請求事務能力認定試験【実技対策】 6
7
8
診療報酬請求事務能力認定試験【模擬試験】
9
10
11
12
13 DPCについて
14
15 診療報酬請求事務のまとめ
217
病院事務実務演習
単位数 4単位(60時間) 前期・後期
担 当 矢野 千里 (非常勤講師)
1.概 要
病院事務の実際の業務内容を、演習を通して学ぶ。
2.学習目標
①医療の現場、実務に即した情報を提供し、最新の医療に対応できる知識を取得する。
②ホスピタリティマインドの基礎を学び、患者対応の技術を訓練する。
3.到達目標
①最新の医療情報を敏感に察知することができ、その詳細を習得することができる。
②物事を調査し、習得した内容を他の学生へわかりやすく伝えることができる。
③グループワークを行い、分担・協力・役割の認識をすることができる。
④ロールプレイングを通し、他者に説明する技術を習得する。
⑤「その時」の話題となるテーマを掲げ、医療の現場で即戦力となれるよう知識を得る。
4.評 価
定期試験【 40 %】及び受講態度・意欲及び出席状況等【 60 %】をもって総合的に評価する。
5.教科書・教材等
教科書:なし
その他:必要に応じてプリントを配布する
医療事務として現職の講師が、受付から会計、その他組織における細部にわたる
業務を解説し演習する
218
6.学習内容と講義計画
【学習内容】
医療機関での実務をテーマにロールプレイングを行い、医療事務者が行う基本動作を学
ぶ。また、最新のテーマをピックアップし説明を行い、医療業界に対して見聞を広める。
常に医療や医療事務に興味を持ち、習得した知識を他者に伝える力を身に付ける。
【授業計画】
回 講 義 内 容 (前 期)
1 オリエンテーション
2 病院受付の基本(身だしなみ、メモの取り方、よく使う言葉)
3 指示受けと伝達①
4 指示受けと伝達②
5 受付で扱う保険証の種類と見方①
6 受付で扱う保険証の種類と見方②
7 窓口対応の基本
8 ロールプレイング~窓口対応①
9 ロールプレイング~窓口対応②
10 電話対応の基本
11 ロールプレイング~電話対応①
12 ロールプレイング~電話対応②
13 郵送物、FAXの取扱いについて
14
15 医療機関での勤務に向けて
回 講 義 内 容 (後 期)
1 前期復習
2 医療機関と調剤薬局の繋がり
3
4 個人情報の取り扱いについて
5 病院で扱う診断書などについて
6 病院で扱う同意書について
7 チーム医療について
8
ロールプレイング~窓口対応(応用) 9
10
11
医療機関の現状について 12
13
14
15 2年次まとめ
219
ドクターズクラークⅡ①/②
単位数 4単位(60時間) 前期
担 当 吉田 和美 (非常勤講師)
1.概 要
医師事務作業補助検定対策を通し、診断書の作成や評価等を理解しながら資格を取得する。
2.学習目標
①医師事務作業補助者検定の資格を取得する。
②ドクターズクラークとしての役割を理解し、資質を形成する。
③医療人として働く意識を高める。
3.到達目標
①診断書等の文書作成のスキルを身につける。
②医療用語を習得する。
③検査結果・画像診断フィルムについて理解できる。
4.評 価
定期試験【 50 %】及び受講態度・意欲及び出席状況等【 50 %】をもって総合的に評価する。
5.教科書・教材等
教科書:「医師事務作業補助者テキスト1、2」(ソラスト)
「医療関連法規」(ソラスト)
「医学入門」(ソラスト)
その他:必要に応じてプリントを配布する
介護事業所を開設し医療機関との繋がりの実績が多い講師が、診断書等多数の文
書処理を行った経験から検定対策を解説指導する
220
6.学習内容と講義計画
【学習内容】
1年次からの継続講義である。医師事務作業補助者検定の合格を目指す。
また、医師事務作業補助者(ドクターズクラーク)としての業務を理解し、
現場で即戦力となれるよう基本を習得し、そのスキルを向上させる。
【授業計画】
回 講 義 内 容 (前 期)
1 1年次医師事務作業補助者検定対策の復習
2 各種診断書・証明書作成①
3 各種診断書・証明書作成②
4 各種診断書・証明書作成③
5 各種診断書・証明書作成④
6 その他の依頼票・法律に規定されている文書①
7 その他の依頼票・法律に規定されている文書②
8 模擬試験①
9 模擬試験②
10 模擬試験③
11 模擬試験④
12 ドクターズクラークとしての心構え
13 ドクターズクラークとしての心構え
14 ドクターズクラークとしての心構え
15 総括
221
メディカルクラーク実務演習
単位数 4単位(60時間) 前期・後期
担 当 下川 満智子 (非常勤講師)
1.概 要
メディカルクラークやドクターズクラークの実務を実際の医材・器材等を用い、演習を
通してその活用を習得する。
2.学習目標
①医療チームの一員としての知識を習得する。
②ホスピタリティノ現場でメディカルクラークとして行動できる実践力を身につける。
3.到達目標
①演習を通し医療チームの一員としてのメディカルクラーク業務の理解が深められる。
②演習を通して医療現場の知識が身に付く。
③実習を通して自身のメディカルクラーク像がイメージできる。
4.評 価
定期試験【 60 %】及び受講態度・意欲及び出席状況等【 40 %】をもって総合的に評価する。
5.教科書・教材等
教科書:なし
その他:必要に応じてプリントを配布する
病棟師長を経験した現役看護師が、医療現場で使用する材料等の知識についてそ
の目的や使用方法を演習を通して指導する。
222
6.学習内容と講義計画
【学習内容】
医療現場を想定しながら、医療チームの一員としてのメディカルクラーク
に必要な知識、行動、業務演習を通して身に着ける。
【授業計画】
回 講 義 内 容 (前 期)
1 外来業務演習①(受付・問診)
2 外来業務演習②(通院・薬の受け取り・検査説明)
3 外来業務演習③(総合)
4 病棟業務演習①(入院時書類の作成)
5 病棟業務演習②(入院案内・入院時連絡)
6 病棟業務演習③(総合)
7 検査容器の準備・整理の仕方
8 検査伝票の準備・整理の仕方
9 画像フィルムの整理の仕方
10 メッセンジャー業務にういて
11 医療器具・器材の準備の仕方
12 手洗い・感染予防方法の仕方
13 患者誘導演習(車いす、歩行介助)
14 院内案内の仕方
15 総合演習
回 講 義 内 容 (後 期)
1 実習振り返り(レポート)
2 医療器材を学ぶ
3 検査の種類を学ぶ
4 薬剤の種類を学ぶ
5 清潔動作について学ぶ
6 患者・家族・面会者への対応の仕方
7 患者誘導演習
8 電話・窓口・ナースコールでの対応の仕方
9 院内案内の仕方
10 リスクマネジメント(院内感染対策)
11 リスクマネジメント(事故防止)
12 医療廃棄物について
13 身体拘束について
14 災害時の行動について
15 まとめ
223
調剤薬局事務Ⅱ①/②
単位数 4単位(60時間) 前期
担 当 今野 眞由美 (非常勤講師)
1.概 要
調剤薬局事務管理士検定対策を通し、調剤事務の基礎知識を習得する。
調剤事務コンピュータの操作を学ぶ。
2.学習目標
①薬局での請求事務を理解し、応用力をつける。
②調剤報酬明細書の基本ルールを理解し、正確な明細書の作成方法を習得する。
③調剤事務管理士の資格取得を目標とする。
3.到達目標
①調剤薬局の仕組みを理解できる。
②保険制度の仕組みを理解できる。
③処方箋を読むことができる。
④処方箋から調剤報酬明細書を作成することができる。
⑤請求・総括の方法が理解できる。
⑥調剤事務コンピュータの操作ができる。
4.評 価
定期試験【 70 %】及び受講態度・意欲及び出席状況等【 30 %】をもって総合的に評価する。
5.教科書・教材等
教科書:「医科医療事務管理士テキスト1」(ソラスト)
「調剤薬局事務テキスト2、3、サポートブック」(ソラスト)
その他:必要に応じてプリントを配布する
医療機関や調剤薬局での事務経験のあり、学校現場で指導経験のある講師が、調
剤報酬請求の基本知識を指導する
224
6.学習内容と講義計画
【学習内容】
処方箋を元に、調剤録の作成と併せて調剤報酬明細書の作成を行い、理解
を深める。作成した明細書を活用し、点検・総括の流れを含む調剤事務の
業務を理解し、更に調剤事務コンピュータの操作を学び、応用力をつける。
検定対策としては過去問題に取り組む。
【授業計画】
回 講 義 内 容 (前 期)
1
処方箋練習問題(レセプト作成)
2
3
4
5
6 公費負担医療制度
7 介護保険制度、労災保険 その他
8 薬の基礎知識
9 明細書点検、総括、審査、医科レセプトとの突合
10
調剤事務管理士検定対策(学科、実技) 11
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14 調剤コンピュータ演習
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調剤薬局実務演習
単位数 4単位(60時間) 前期・後期
担 当 山田 武志 (非常勤講師)
1.概 要
調剤薬局での事務業務の全般を演習し、化学実験を通して薬の調合や必要な器材等の
扱いを習得する。
2.学習目標
①薬剤師の業務を理解し、調剤薬局における調剤アシスタントの役割を理解する。
②調剤業務を適正に遂行するために必要な基本的調剤業務を理解する。
3.到達目標
①処方箋受付から調剤報酬請求業務までの一連の流れについて説明できる。
②処方箋に従って計数・計量調剤を行う仕組みについて説明できる。
③一包化や錠剤の分割・粉砕、軟膏の混合調剤などの調剤手技について説明できる。
④医薬品の適切な管理や保管方法について説明できる。
⑤医薬品のリスクマネジメントについて説明できる。
4.評 価
定期試験【 80 %】及び受講態度・意欲及び出席状況等【 20 %】をもって総合
的に評価する。
5.教科書・教材等
教科書:「ビジュアル薬剤師実務シリーズ 薬剤師業務の基本」(羊土社)
「ビジュアル薬剤師実務シリーズ 調剤業務の基本」(羊土社)
その他:必要に応じてプリントを配布する
現役薬剤師が、経営している調剤薬局の現場における薬剤師業務を解説し、アシスタン
ト業務の演習を行う
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6.学習内容と講義計画
【学習内容】
調剤アシスタントに求められる薬剤師業務の理解、処方箋の読み方、医薬品の管理、受
付・会計業務などを習得することを目的とする。
【授業計画】
回 講 義 内 容(前 期)
1 演習の概要
2 処方箋受付
3 薬袋作成
4 錠剤・カプセル剤の計数調剤
5 錠剤の一包化
6 錠剤の分割・粉砕調剤
7 内用散剤の調剤
8 内用液剤の調剤
9 軟膏の混合調剤①
10 軟膏の混合調剤②
11 点眼薬
12 坐薬
13 点鼻薬・点耳薬
14 貼付薬
15 前期まとめ
回 講 義 内 容(後 期)
1 外用薬の計数調剤
2 調剤薬監査
3 処方箋監査
4 調剤録の作成
5 漢方薬の調剤①
6 漢方薬の調剤②
7 医薬品の保存方法
8 医薬品の在庫管理
9 規制医薬品の取り扱い
10 医療機器の取り扱い
11 毒物・劇物の取り扱い
12 ハイリスク薬管理
13 アクシデント・インシデント・医療過誤①
14 アクシデント・インシデント・医療過誤②
15 後期まとめ
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登録販売者試験対策フォローアップ講座Ⅱ
単位数 4単位(60時間) 前期
担 当 松田 雅世 (専任教員:薬業学科)
1.概 要
登録販売者受験に対して弱点に特化し、克服するため集中的にまた徹底的に学習します。
2.学習目標
①登録販売者資格試験における、苦手分野を克服する。
②登録販売者となるための真摯な心構えを再確認する。
3.到達目標
①各都道府県で過去に出題された登録販売者資格試験問題において 70%以上の正解を
目指す。
②登録販売者となるための肉体的・精神的な心構えを身に着ける。
4.評 価
定期試験【 80 %】及び受講態度・意欲及び出席状況等【 20 %】をもって総合的に評
価する。
5.教科書・教材等
教科書:「ココデル虎の巻 登録販売者試験 対策テキスト(上・下)・過去問題集」
(ネットパイロティング)
その他:必要に応じてプリントを配布する
登録販売者としてドラッグストアに勤務経験があり、かつ学校現場で資格取得のため
の指導に長く携わってきた教員が試験対策を強化する
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6.学習内容と講義計画
【学習内容】
テキスト・過去問題集・プリント等を中心に模擬試験を実施しながら苦手分野の
克服と登録販売者資格試験直前の準備を完璧に終了するための確認をする。
【授業計画】
週 講 義 内 容 (前 期)
1 登録販売者試験模擬試験① 解答・解説
2 登録販売者試験模擬試験① 解答・解説
3 登録販売者試験模擬試験② 解答・解説
4 登録販売者試験模擬試験② 解答・解説
5 登録販売者試験模擬試験③ 解答・解説
6 登録販売者試験模擬試験③ 解答・解説
7 登録販売者試験模擬試験④ 解答・解説
8 登録販売者試験模擬試験④ 解答・解説
9 登録販売者試験模擬試験⑤ 解答・解説
10 登録販売者試験模擬試験⑤ 解答・解説
11 登録販売者試験模擬試験⑥ 解答・解説
12 登録販売者試験模擬試験⑥ 解答・解説
13 登録販売者試験模擬試験⑦ 解答・解説
14 登録販売者試験模擬試験⑦ 解答・解説
15 登録販売者試験 本試験の振り返り