「salesforce」 と「makeleaps」は 業務効率化を...

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まずは御社の事業について教えてくださ い。 私たちは看板屋として屋外広告や室内装飾な どの企画・製作全般を担っています。バブル期 は商店街も活気が溢れ元気だったので、店舗 関連のお客様が多く、その頃は見積もりの概念 がなくご指名で何でも作っていました。その後、 時代は変わり、アミューズメント産業やウェディ ング業界などのクライアントも増えてきました。 時代の変遷と共に業界も変わってきてい るのですね。 そうですね。現在は、営業して直接お客様を開 拓することもありますし、代理店経由の大企業 の下請け業務やウェブサイトの問い合わせフォ ームから訪れる個人のお客様まで幅広くなって きました。私は現場の職人上がりなので、お客 様の要望を1つひとつ丁寧に聞くことでアイデ アが生まれ、オーダーメイドで何でも作って応 えたいと思ってしまうのです。しかし、ビジネス としてはもう少しパッケージ化しかした方がい いし、そうすることで社員の業務効率化にも繋 がりますからね。看板業界の変化と共に、社長 である私自身が仕事に対するスタンスや社内の 体制も変えていく必要性を感じています。 八木さん自身も現場で看板職人をされて いたのですね。 はい。22歳でデザインの学校を出て、その後か らずっと看板職人をしていました。昔は職人の 手作業でしたし、私も仕事が好きだったので 土日も会社に出勤して新商品の研究開発に没 頭していました。その結果、独自の商品は200 点を超え技術力や製品力は会社の強みになり ました。私も仕事が趣味のように働いていまし たね。 しかし、今はコンピューターで文字や絵柄も描 けるし、お客様もインターネットで安い業者を 見つけて相見積もりをする時代なので、利益 を上げるにも一苦労。私も働き過ぎがたたっ たのか50歳を過ぎて心身に変化があり、54歳 の時に前立腺癌を発病してしまいました。 癌に!?今はお元気そうですが…… 告知を受けた時はショックでしたね。発見が早 かったので今は完治しましたが、それが人生 の転機になりました。57歳にして、ピアノ、占い、 手品などの趣味もはじめ、土日も休むようにし ています。 あとは、社員に対する考え方も変わりました。 今まで繁忙期は終業時間が夜の22時を過ぎ ることもあり、離職率が高まる原因にもなって いました。そのため、今は17時や18時には退 「Salesforce」と「MakeLeaps」は 業務効率化を推し進める手段 「人生の転機を経て、社内の働き方改革を推進」 導入事例 業 種 製造業 企業情報 会社名 株式会社サインビクトリー 本社所在地 神奈川県相模原市緑区二本松3-5-9 代表者名 八木 勝利 事業内容 屋外用LEDの開発/製造/卸し および 販売。屋外広告(看板)と室内装飾の 企画・製作・取付工事業務 創業1984年。神奈川県相模原市を拠点にし、看板の企画から設計・製作まで を手がけている株式会社サインビクトリー。代表取締役の八木 勝利 氏は、自 らも長年にわたり現場で看板製作を手がけてきた。今回のインタビューでは今 までの会社の苦労話や、社員に対する熱い思いも存分に語っていただいた。 その中でキーワードとして出てきたのが、社内の働き方改革。 「Salesforce」や 「MakeLeaps for Salesforce(ML4SF)」などといったWebサービスの活用 を積極的に進めているという。しかし、なぜ長い間地元で愛されながら事業を 展開してきた同社が、 IT・クラウド化や業務の仕組み化など働き方を改善する 施策に踏み切ったのか。八木氏の生き方・考え方から組織のIT活用まで、幅広 いテーマで話を伺った。 導入についてのお問い合わせ https://www.makeleaps.jp/ ※記載されている情報および機能名称は、2020年7月現在の情報です。情報は予告なしに変更となる場合があります。 ※MakeLeapsおよびロゴは、メイクリープス株式会社の登録商標です。 2020年7月 Copyright © 2020 MakeLeaps All Rights Reserved. メイクリープス株式会社 導入のポイント 1. 確認の工数が減って、 入金消込が楽になった 2. 「Salesforce」と連携できることで 売上や業務進捗などを数字で把握できる 代表取締役社長 八木 勝利 氏

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Page 1: 「Salesforce」 と「MakeLeaps」は 業務効率化を …...最終的に「MakeLeaps」を導入した決 め手を教えてください。まずは費用感ですね。コストパフォーマンスが

まずは御社の事業について教えてください。

私たちは看板屋として屋外広告や室内装飾などの企画・製作全般を担っています。バブル期は商店街も活気が溢れ元気だったので、店舗関連のお客様が多く、その頃は見積もりの概念がなくご指名で何でも作っていました。その後、時代は変わり、アミューズメント産業やウェディング業界などのクライアントも増えてきました。

時代の変遷と共に業界も変わってきているのですね。

そうですね。現在は、営業して直接お客様を開拓することもありますし、代理店経由の大企業の下請け業務やウェブサイトの問い合わせフォームから訪れる個人のお客様まで幅広くなってきました。私は現場の職人上がりなので、お客様の要望を1つひとつ丁寧に聞くことでアイデアが生まれ、オーダーメイドで何でも作って応えたいと思ってしまうのです。しかし、ビジネスとしてはもう少しパッケージ化しかした方がいいし、そうすることで社員の業務効率化にも繋がりますからね。看板業界の変化と共に、社長である私自身が仕事に対するスタンスや社内の体制も変えていく必要性を感じています。

八木さん自身も現場で看板職人をされていたのですね。

はい。22歳でデザインの学校を出て、その後からずっと看板職人をしていました。昔は職人の手作業でしたし、私も仕事が好きだったので土日も会社に出勤して新商品の研究開発に没頭していました。その結果、独自の商品は200点を超え技術力や製品力は会社の強みになりました。私も仕事が趣味のように働いていましたね。

しかし、今はコンピューターで文字や絵柄も描けるし、お客様もインターネットで安い業者を見つけて相見積もりをする時代なので、利益を上げるにも一苦労。私も働き過ぎがたたったのか50歳を過ぎて心身に変化があり、54歳の時に前立腺癌を発病してしまいました。

癌に!?今はお元気そうですが……

告知を受けた時はショックでしたね。発見が早かったので今は完治しましたが、それが人生の転機になりました。57歳にして、ピアノ、占い、手品などの趣味もはじめ、土日も休むようにしています。

あとは、社員に対する考え方も変わりました。今まで繁忙期は終業時間が夜の22時を過ぎることもあり、離職率が高まる原因にもなっていました。そのため、今は17時や18時には退

「Salesforce」と「MakeLeaps」は業務効率化を推し進める手段

「人生の転機を経て、社内の働き方改革を推進」

導入事例 業 種 製造業

企業情報 会社名 株式会社サインビクトリー

本社所在地 神奈川県相模原市緑区二本松3-5-9

代表者名 八木 勝利

事業内容 屋外用LEDの開発/製造/卸し および 販売。屋外広告(看板)と室内装飾の 企画・製作・取付工事業務

創業1984年。神奈川県相模原市を拠点にし、看板の企画から設計・製作までを手がけている株式会社サインビクトリー。代表取締役の八木 勝利 氏は、自らも長年にわたり現場で看板製作を手がけてきた。今回のインタビューでは今までの会社の苦労話や、社員に対する熱い思いも存分に語っていただいた。その中でキーワードとして出てきたのが、社内の働き方改革。「Salesforce」や「MakeLeaps for Salesforce(ML4SF)」などといったWebサービスの活用を積極的に進めているという。しかし、なぜ長い間地元で愛されながら事業を展開してきた同社が、IT・クラウド化や業務の仕組み化など働き方を改善する施策に踏み切ったのか。八木氏の生き方・考え方から組織のIT活用まで、幅広いテーマで話を伺った。

導入についてのお問い合わせ https://www.makeleaps.jp/

※記載されている情報および機能名称は、2020年7月現在の情報です。情報は予告なしに変更となる場合があります。

※MakeLeapsおよびロゴは、メイクリープス株式会社の登録商標です。 2020年7月Copyright © 2020 MakeLeaps All Rights Reserved. メイクリープス株式会社

導入のポイント1. 確認の工数が減って、 入金消込が楽になった

2. 「Salesforce」と連携できることで 売上や業務進捗などを数字で把握できる

代表取締役社長 八木 勝利 氏

Page 2: 「Salesforce」 と「MakeLeaps」は 業務効率化を …...最終的に「MakeLeaps」を導入した決 め手を教えてください。まずは費用感ですね。コストパフォーマンスが

最終的に「MakeLeaps」を導入した決め手を教えてください。

まずは費用感ですね。コストパフォーマンスが良さそうだなと感じました。実は、今までは請求書や見積書の作成・管理は印刷業界に特化した会社のインストール型ソフトを使っていたのですが、サービスが縮小してしまったのです。ファイルメーカーを活用したサービスで、導入費用として約50万円、月々の運用費用が約2万円程でした。システムは使いやすかったのですが、予定していたクラウド化も立ち消えになり、徐々にサポートも薄くなってきました。他のシステムへ移行すべき時かなという時に「MakeLeaps」を紹介いただき、2019年2月から使いはじめました。タイミングもよかったですね。

でも、実はその後、他のいわゆる競合製品も会計ソフトと連携してみたくて「MakeLeaps」から離れていた時期があるんです。けれど、やはり「MakeLeaps」が費用面でも性能面でもよいと感じて戻ってきました。

実際に「MakeLeaps」を使用してみていかがでしょうか?

売上数字や書類の管理は妻や他のスタッフが担当していますが、入金の消し込みが楽になったと聞いています。請求書の金額と入金の金額がぴったり合うため、確認の工数が減りました。

そして何より「Salesforce」と連携できるので、売上や業務進捗などを数字データやグラフで把握できるのは心強いです。

使っている中で感じた課題はありますか?

現在、「MakeLeaps」上の取引先数は約100社になりますが、当社の場合は個人のお客様や新規の取引も多いんです。そうすると、どうしても取引先数が増えてしまい、高額のプランにせざるを得なくなってしまいます。そのため、まずは「MakeLeaps」で見積書だけ作って、商談が決まってから「Salesforce」に連携することもあります。しかし、そうすると売上数字が合わないといったケースも考えられるので、今後は運用の方法を検討していく必要がありますね。システムというよりは、当社の管理・運用上の課題ですが、メイクリープス社にもアイデアをもらいより良い方法を探っていければと考えています。

あとは、Webサービスは難しい用語も多いので、私みたいに社会人の経験が長くても初めて聞く言葉があります。例えば「Salesforce」の画面

に表示される「リード」などは私の時代では使わない言葉でしたから、いまいちピンとこない。セールスフォース社の担当者がよく顔を出してくれるので、何でも聞けるのは心強いのですが、全部理解するには機能が少し多すぎると感じる時も正直ありますね。

いろいろ課題を教えていただきありがとうございます。最後に今後の御社のビジョンについてお知らせください。

私が職人上がりなので「もの作りって楽しい!」と社員が思える仕事、時間を増やしていきたいと常々思っています。そのために8時間しっかり働き、8時間しっかり寝る。そして残りのプライベートの時間を充実させることが、より重要だと身にしみて感じました。

そのために健康経営ができる会社にしていきたいと思っていますし、その手段として社内業務のIT・クラウド化に踏み切りました。中小企業こそバックオフィスを効率化し、本来の価値を提供する業務に注力できる環境を整えていく必要があるのではないでしょうか。

社できるように残業時間を減らし、しっかり休養できる時間を確保することが大事だと感じています。残業しないと利益がでない組織は会社として機能していない。そのためにも社内の働き方改革を進めていく必要がありました。

「Salesforce」と「MakeLeaps」は業務効率化を推し進める手段具体的には、社内の働き方をどう変えていったのでしょうか?

まずは社員が行う仕事やお金の管理はアナログではなくIT化や仕組み化をしていくことに着手しました。例えば、業務マニュアルの作成や、Webサービスの活用。クラウドベースのCRMツールである「Salesforce」もその改善の一環として、約1年前に導入しました。

数あるWebサービスの中で「Salesforce」を導入した理由を教えてください

「営業支援 EXPO」などの大規模なイベントに出向くなどして、いろいろとサービスを比較・検討していました。その中で「Salesforce」の営業の方と話し、しっかりとしたアフターフォローをお願いしたところ対応して頂けたので導入しました。

中小企業や私のような職人気質の社長からすると、営業ノウハウや顧客管理手法について相談できるパートナーができて心強いと感じています。「MakeLeaps」の導入も、その営業の方の紹介で決めました。

まずは御社の事業について教えてください。

私たちは看板屋として屋外広告や室内装飾などの企画・製作全般を担っています。バブル期は商店街も活気が溢れ元気だったので、店舗関連のお客様が多く、その頃は見積もりの概念がなくご指名で何でも作っていました。その後、時代は変わり、アミューズメント産業やウェディング業界などのクライアントも増えてきました。

時代の変遷と共に業界も変わってきているのですね。

そうですね。現在は、営業して直接お客様を開拓することもありますし、代理店経由の大企業の下請け業務やウェブサイトの問い合わせフォームから訪れる個人のお客様まで幅広くなってきました。私は現場の職人上がりなので、お客様の要望を1つひとつ丁寧に聞くことでアイデアが生まれ、オーダーメイドで何でも作って応えたいと思ってしまうのです。しかし、ビジネスとしてはもう少しパッケージ化しかした方がいいし、そうすることで社員の業務効率化にも繋がりますからね。看板業界の変化と共に、社長である私自身が仕事に対するスタンスや社内の体制も変えていく必要性を感じています。

八木さん自身も現場で看板職人をされていたのですね。

はい。22歳でデザインの学校を出て、その後からずっと看板職人をしていました。昔は職人の手作業でしたし、私も仕事が好きだったので土日も会社に出勤して新商品の研究開発に没頭していました。その結果、独自の商品は200点を超え技術力や製品力は会社の強みになりました。私も仕事が趣味のように働いていましたね。

しかし、今はコンピューターで文字や絵柄も描けるし、お客様もインターネットで安い業者を見つけて相見積もりをする時代なので、利益を上げるにも一苦労。私も働き過ぎがたたったのか50歳を過ぎて心身に変化があり、54歳の時に前立腺癌を発病してしまいました。

癌に!?今はお元気そうですが……

告知を受けた時はショックでしたね。発見が早かったので今は完治しましたが、それが人生の転機になりました。57歳にして、ピアノ、占い、手品などの趣味もはじめ、土日も休むようにしています。

あとは、社員に対する考え方も変わりました。今まで繁忙期は終業時間が夜の22時を過ぎることもあり、離職率が高まる原因にもなっていました。そのため、今は17時や18時には退

導入についてのお問い合わせ https://www.makeleaps.jp/

※記載されている情報および機能名称は、2020年7月現在の情報です。情報は予告なしに変更となる場合があります。

※MakeLeapsおよびロゴは、メイクリープス株式会社の登録商標です。 2020年7月Copyright © 2020 MakeLeaps All Rights Reserved. メイクリープス株式会社