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Oracle Policy Automation 10.0の機能と利点

2009年12月

Copyright© 1995—2009, Oracle.All rights reserved.

以下の事項は、弊社の一般的な製品の方向性に関する

概要を説明するものです。また、情報提供を唯一の目的

とするものであり、いかなる契約にも組み込むことはでき

ません。以下の事項は、マテリアルやコード、機能を提

供することをコミットメント（確約）するものではないため、

購買決定を行う際の判断材料になさらないで下さい。

オラクルの製品に関して記載されている機能の開発、リ

リース、および時期については、弊社の裁量により決定

されます。


Oracle Policy Automation 10.0の利点

• 24すべてのSiebel UI言語のルールをモデル化

• フランス語、スペイン語、中国語に対する新しいルール・パーサーの使用

• 新たに別の15カ国語でルールを認識

• 任意で別の言語を追加可能

あらゆる言語でビジネス・ロジックをモデル化

複雑な受給資格ルールの処理

柔軟なインタビューの設計および統合

• 家族関係をまたがる受給ルールをモデル化

• 家族データの不足時にも意思決定を実施

• 関連グループに対する資格やその他の結果を推測

• Siebelケース・データにこれらの機能を適用

• Microsoft Visioなしでスクリーン・フローを定義

• 他システムとの間でインタビュー・データを簡単にやり取り

• テンプレート・ファイルを使用した外観と動作の設定

• すべてのパーサー言語をUIで使用可能

• ルールベース・言語の選択


あらゆる言語でビジネス・ロジックをモデル化

• あらゆる言語でルールをモデル化することが可能になりました

• 中国語、フランス語、スペイン語の構文パーサー(syntactic parser)が追加されました

• 新しい非構文パーサー(non-syntactic parser)が15カ国語で利用可能になりました

• その他すべての言語をRapid Language Support Tool でサポートしています

• v10.0に同梱された言語サポートは、次の表のとおりです

言語ロケール・コードパーサー・タイプ

アラビア語 ar-SA 非構文

ブラジル語 pt-BR 非構文

簡体字中国語 zh-CN 構文

繁体字中国語 zh-TW 非構文

チェコ語 cs-CZ 非構文

デンマーク語 da-DK 構文

オランダ語 nl-NL 構文

英語（オーストラリア） n-AU 構文

英語（イギリス） en-UK 構文

英語（アメリカ） en-US 構文

フィンランド語 fi-FI 非構文

フランス語 fr-FR 構文

言語ロケール・コードパーサー・タイプ

ドイツ語 de-DE 非構文

ヘブライ語 he-IL 非構文

イタリア語 it-IT 非構文

日本語 ja-JP 非構文

韓国語 ko-KR 非構文

ポーランド語 pl-PL 非構文

ポルトガル語 pt-PT 非構文

ロシア語 ru-RU 非構文

スペイン語 es-ES 構文

スウェーデン語 sv-SE 構文

タイ語 th-TH 非構文

トルコ語 tr-TR 非構文


新たに構文パーサーが追加された言語

• 簡体字中国語、フランス語、スペイン語に対して構文言語パーサーが追加されました

• すべての構文パーサーに対し、WordやExcelを使用したルール・モデリングは、表示されるツールバーやダイアログを含めて完全に選択言語で実行できます

• それぞれの構文パーサーは

1. 認識される動詞の設定可能リストを含みます

2. ルール内で肯定文と否定文を自動認識します例： le chat est noir

le chat n'est pas noir

3. 意思決定レポートおよびインタビュー向けにすべての文形式を生成します例： Estce que le chat est noir?

Le chat peut ?tre noir


15カ国語向けの新しい非構文解析

• 非構文言語解析機能が追加されました

• 非構文パーサーは15カ国語で利用可能です

• これらの言語でも、WordやExcelを使用したルール・モデリングは、表示されるツールバーやダイアログを含めて完全に選択言語で実行できます

それぞれの非構文言語パーサーは

1. 動詞の設定を必要としません

2. 肯定文と簡単な否定文の形式を認識します例： the cat is black

it is not the case that the cat is black

3. 意思決定レポートおよびインタビューで使用できるように、簡素化したtrue/false文形式を自動生成します例： Is it the case that the cat is black?

it might be the case that the cat is black

4. 必要に応じて、生成した文形式をユーザーが上書きできます


その他の言語でのルールのサポート

• 新しいRapid Language Support Tool

• あらゆる言語で非構文解析を実行できます

• コア・ルールの構文向けに関数型言語および自然言語形式を作成し、必要に応じて任意の関数を作成します

• 必要な場合は、その他の非構文パーサーの設定も可能です


複雑な受給資格ルールの処理

•新しい自然言語ルール関数により、複雑な受給ルールを簡単にモデル化できます

•現実の家族状況に対応しています

• Siebelケース・データに対しては、Oracle Policy Automation

Connector for Siebelを介して直接利用できます

•可読性を高める新しいルール機能は、以下のとおりです–複数のルール条件にまたがる関連オブジェクトを使用

–ルール内でオブジェクトの別名を使用

–関係に含まれるメンバーシップを推測

–すべてのルール内でメンバーシップ・チェックを実施

–一部の関連データのみで意思決定を実行


家族関係をまたがる受給ルールのモデル化

バージョン10.0では、特に複数の受給条件を満たす必要がある場合において、世帯に関するプログラム・ルールの取得が容易になりました

米国のメディケイド（低所得者向け医療費扶助）プログラムから、次の簡単な例について考えてみましょう

子供が養護施設での介護を必要とする病気にかかっているが、充実した介護を受けられれば自宅療養できる場合、メディケイドを適用する1

バージョン10.0では、次のルールを作成できます

10.0以前では、少なくとも2つのルールを作成する必要がありました。

関係の範囲が後続のルール条件に続く場合は、これらのオープンなルール構成体を使用するとルール管理が容易になります。

the applicant should apply for Medicaid if

for at least one of the applicant’s children

the child is sick enough to need nursing home care and

the child could stay home with good quality care at home


1 出典：http://www.cms.hhs.gov/MedicaidEligibility/02_AreYouEligible_.asp#TopOfPage

http://www.cms.hhs.gov/MedicaidEligibility/02_AreYouEligible_.asp


家族データ不足時の意思決定

このバージョンでは、場合によって、さらに少ないデータで資格を検証できるようになりました

次のスウェーデンの児童手当プログラムの例について考えてみましょう

スウェーデンに住む子供は、児童手当の受給資格がある児童手当は子供が16歳になるまで支給される2

ここでは、ある家族に少なくとも1人の子供がいるが、何人の子供がいるかは分からないと仮定します。この子供が16歳未満である場合、バージョン10.0では、この家族は少なくとも何らかの児童手当の受給資格があると決定できます。

バージョン10.0以前では、すべての子供データを提供しない限り、このルールでは回答を得られませんでした。

the family is eligible for child allowance if

for at least one of the children in the family

the child’s age is less than 16


2 出典：http://www.forsakringskassan.se/irj/go/km/docs/fk_publishing/Dokument/Publikationer/Faktablad/Andra%20spr%C3%A5k/Engelska/barnbidrag_flerbarnstillagg_eng.pdf

http://www.forsakringskassan.se/irj/go/km/docs/fk_publishing/Dokument/Publikationer/Faktablad/Andra spr%C3%A5k/Engelska/barnbidrag_flerbarnstillagg_eng.pdf




個人グループに対する資格の推測

バージョン10.0では、グループ・メンバーに対する特定の給付金またはプログラムの受給資格の定義が簡単になりました

次の米国の無料給食プログラムについて考えてみましょう。

SNAP受給者の子供は、自動的に無料給食プログラムの資格が与えられる3

ルール計算の結果として関係を生成できるため、このような受給資格ルールの管理が大幅に簡素化されました

このバージョンでは、ルールを使用して対象が関係に含まれるメンバーかどうかをチェックすることもできます


3 出典：http://www.fns.usda.gov/cnd/FRP/frp.process.htm

the child is a member of the children eligible for free school meals if

the child is at school and

for at least one of the child’s carers (the carer)

the carer is receiving SNAP benefits

http://www.fns.usda.gov/cnd/FRP/frp.process.htm


時刻のサポート

•ルール内での時刻使用がサポートされるようになりました

• この機能は、時刻表や作業スケジュール、または特定の日付の決まった時間に発生するイベントをモデル化する際に便利です

•新しく次の2つのデータ型が追加されました

Date and time：日付と時刻の組合せを、yyyy-mm-dd hh:mm:ss形式で取得

the submission date and time = 2009-08-12 17:30:00

Time of day：時刻のみをhh:mm:ss形式で取得

the specified start time for the employee = 07:47:31


すべてのSiebelルール機能の活用

• すべての新規ルール機能は、Oracle Policy Automation Connector for Siebel

によってサポートされています

• コネクタのマッピング機能に、以下が追加されました– 新しいRelationship結果タイプ

• このタイプは、"…is a member of...if"ルールによって定義された推測関係をサポートします

– DateTimeおよびTimeデータ型の選択• これらの新しいデータ型を使用するルールベース属性にマップされます

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柔軟なインタビューの設計および統合

Oracle Web Determinationsは、給付審査やその他のオンライン・ガイド付き評価エクスペリエンスのためのインタラクティブなインタビュー・フレームワークです

Web Determinations 10.0.0におけるおもな変更は、以下のとおりです

機能/領域 9.x 10.0.0

ユーザー・プリファレンスで指定された言語の表示いいえはい

24カ国語での提供いいえはい

スクリーン・フローの作成 MS Visio 組込み

インタビューの進捗インジケータいいえはい

自動スクリーン順序の設定いいえはい

スクリーンにおけるレイアウトと外観のオーバーライド JSP/CSS Velocity/CSS

コントロール、スクリーンなどに対する拡張API いいえはい

サーバー・インスタンスごとに複数のルールベースいいえはい

データ・アダプタを介したインタビューのロードおよび保存いいえはい

.NETプラットフォームの完全サポートいいえはい


24カ国語での提供

• Web Determinationsのユーザー・インタフェースは、Oracle Policy

Modelingで提供される24カ国語のパーサー言語に翻訳されています

• ルールベースが別の言語に翻訳されている場合、ユーザー・プリファレンスで表示言語を指定できます


スクリーン・フローの作成

•ビルトインされたスクリーン・フローのビジュアル・オーサリング・ツールが提供されています

• Microsoft Visioは必要ありません•サブフローを別のフロー内で定義および使用できます•親子（1対N）関係または参照（M対N）関係を使用して、収集データを関連付けることができます


インタビューの進捗インジケータ

• 新しいグラフィカル・インジケータとテキスト・インジケータにインタビューの進捗が表示されます

• トップ・レベル・スクリーンまたはインタビュー定義のフォルダからテキスト・インジケータを制御できます

• 必要に応じてテンプレートを使用して設定できます


自動インタビューのためのデフォルト・スクリーン順序

• 自動インタビューまたはバックワード・チェイニング型のインタビューでは、ルール・データの依存関係を使用して表示スクリーンが決定されます

• Web Determinations 10では、オプションのScreen Orderで定義された順番で自動インタビューのスクリーンが表示されます

• フォルダを使用するようにスクリーン順序を定義すると、スクリーンが追加された場合も最新状態を維持できます

• スクリーンをドラッグ・アンド・ドロップして順序を変更します


スクリーンの外観および動作のオーバーライド

• Web Determinations 10.0では、業界標準のVelocity Template Language 1.2*

を使用して外観および動作が設定されます

• テンプレートは、.NETプラットフォームとJavaプラットフォームの両方に対応しています

• 以下をはじめとするテンプレートがすべてのコンポーネントに提供されます

– 8つのスクリーン・タイプ・テンプレート-例：質問、サマリー、日付レビュー

– 25個のコントロール･テンプレート-例：ラベル、時刻、関係

– 20個の動作テンプレート-例：エラー、選択、コメント、保存/ロード


* http://www.jajakarta.org/velocity/velocity1.2/docs/vtlreferenceguide.html を参照

http://www.jajakarta.org/velocity/velocity1.2/docs/vtlreferenceguide.html


カスタム・インタビュー・コントロールとカスタム・インタビュー・スクリーン

• カスタム・コントロールを使用して、コントロール動作またはレイアウトを変更できます

• カスタム・スクリーンはスクリーン全体の動作を変更します


拡張可能なアーキテクチャによるカスタマイズ

•新しいイベント・アーキテクチャにより、プラグインを使用した動作の拡張およびカスタマイズが可能になりました

•例：外部ソースを使用したインタビュー・データの初期化、送信前のコントロール・データの検証、コメントのロード、意思決定ドキュメントの生成

• Javaおよび.NETでの完全サポート

• トランザクション・サポートの提供


コメント処理

• このバージョンではコメントがロケール固有になったため、ルールベース言語とは独立してコメントを管理できます

• スクリーンに対する全般的なコメントと質問ごとのコメントの両方を記述できます

• コメントは、ポップアップ・ウィンドウまたは同じブラウザ・ウィンドウ内に表示できます

• 新しいプラグインAPIを使用すると、外部ソースからコメントを取得できます


拡張可能なドキュメント生成

• Web Determinationsに含まれるデータおよび意思決定を使用して、印刷可能なフォームを生成します

• ドキュメント生成のプラグインAPIを使用すると、あらゆるサード・パーティ・ドキュメント生成ソリューションを統合できます

•標準で提供されるドキュメント生成機能では、XML、XSLT、およびXSL-FOを使用したHTMLドキュメントとPDFドキュメントの生成がサポートされています


ルールベースの選択

• このバージョンのWeb Determinationsの各インスタンスは、配置済みのルールベースをいくつでもサポートできます

• これにより、1つのWebサイトで複数のルールベースをホストできるため、サーバー管理が容易になります

• シンプルなURLを使用して、外部アプリケーションや別のWebページで使用するルールベースを制御できます

• 新しい拡張性機能を任意で使用すると、インタビュー間でデータを受け渡しできます


Oracle Policy Automationの詳細情報

Oracle Policy Automationバージョン10

リリース・ノートhttp://www.oracle.com/technology/products/applications/policy-

automation/pdf/Oracle%20Policy%20Automation%2010.0.1%20Release%20Notes.pdf

オンライン

Oracle Technology Networkhttp://www.oracle.com/technology/products/applications/policyautomation

Oracle Partner Network - Knowledge Zonehttp://www.oracle.com/partners/en/knowledge-zone/applications/042908.html

Oracle Policy Automationディスカッション・フォーラムhttp://forums.oracle.com/forums/forum.jspa?forumID=828

全般http://www.oracle.com - "Policy Automation"で検索

トレーニング

Oracle University

http://education.oracle.com - "Policy Automation"で検索

Oracle Partner Network、Enablement 2.0 Boot Campshttp://www.oracle.com/webapps/dialogue/dlgpage.jsp?p_ext=Y&p_dlg_id=7594498&src=6645475&Act=69

http://www.oracle.com/technology/products/applications/policy-automation/pdf/Oracle Policy Automation 10.0.1 Release Notes.pdf



http://www.oracle.com/technology/products/applications/policyautomation

http://www.oracle.com/partners/en/knowledge-zone/applications/042908.html



http://forums.oracle.com/forums/forum.jspa?forumID=828

http://www.oracle.com/

http://education.oracle.com/

http://www.oracle.com/webapps/dialogue/dlgpage.jsp?p_ext=Y&p_dlg_id=7594498&src=6645475&Act=69

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