own topics - tamba-sasayama · 2019. 9. 17. · 13 丹波篠山 2018.9 丹波篠山 hyogo 12...

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丹波篠山 Hyogo 13 丹波篠山 2018.9 12 10 11 12 17 18 21 22 23 24 25 26 29 30 35 2 9 問い合わせ 神戸大学篠山フィールドステーション ☎ 506-2366 神戸大学・篠山市農村イノベーションラボ☎ 506-6628 でんしょばと ■学生隊員から林業家へ 〜地域おこし協力隊の挑戦〜 篠山市地域おこし 協力隊 まき みつ さん (大山地区担当) 小牧さんは、現在7人の篠山市地域おこし協力 隊の一人で、大山地区で活動しています。もと もと大学時代に森林ボランティアの研究を大山 地区でしていた背景もあって、現在は「地域密着・ ■「丹波篠山市場」再興を機に、篠山野菜のブラン ド化拠点を目指します 篠山イノベーターズ スクール1期生 はやし しょう さん(犬飼) 篠山の野菜のおいしさにほれ込み、市内に移住 した林さんは、生産者と消費者をつなぐ仕事づく りを目指し、篠山イノベーターズスクールへ1期 生として入学しました。本年3月、「篠山魚市場」の 再興についてスクールに相談があったことを機に、 新たな「丹波篠山市場」を生産者、仲卸業者などと ともに立ち上げることを決意しました。 「おいしい野菜を作り、たくさんの方に食べても らうことで、生産者が適正な収入を得られるよう にしたい。人とのつながりを生かし、取り組みそ のものを楽しみ、農都篠山の 活性化につなげていきたい」 と林さんは言います。黒枝豆 の収穫が始まる10月に間に 合わせるよう事業開始に向け て準備を進めています。 自立型の林業」をコンセプトに、林業家として起 業しています。  事業内容は、大山地区を中心に学生時代に培っ た地域とのネットワークを生かした森づくりで す。具体的には、森林経営計画に基づく間伐作 業や、施業のための林道整備などを通じて地域 の森づくりをサポートしています。 「山をどうにかしたいけど、誰に何を頼めばい いのか分からない」といった地元の意見が多く出 ている中で、「地元住民も含めた、地域ぐるみで 取り組む山林施業」を将来の目標に、日々まい進 しています。 「住民自らの手 で山がきれいに なった瞬間の表情 や一体感が何より 好き」という小牧 さんの今後の活動 に注目です。 ■農家の苦労と楽しみを体験!-実践農学入門 7月14日(土)、実践農学入門の3回目の現地実 習が豪雨の影響により一週遅れで行われました。 大変な状況にも関わらず、急な変更を村雲地区 の皆さんは快く受け入れてくださいました。 うだるような暑さの 中、土寄せの技術や夏野 菜の収穫の仕方を学び ました。「大変な作業。で も、収穫は楽しい」とい う学生もいました。 現場で学んだ経験を 振り返り、「どうしたら作業がもっと楽になる か?」「地域を魅力的に伝えていくには?」といっ た新たな発想を生み出していく予定です。夏休 み中に学生が現場を自主的に学びに来ていたら、 ぜひともご指導ください! 施業の様子 市に協力の要望書を提出 まち 話題 own Topics タウン トピックス 篠山鳳鳴高校軟式野球部が県大会2連覇。全国大会出場! 篠山鳳鳴高等学校の軟式野球部が、7月31日に三田市で 開催された「全国高等学校軟式野球選手権兵庫大会」の決勝 で、延長12回の末、報徳学園を破り、全国大会への切符を 勝ち取りました。8月8日軟式野球部の皆さんは市役所を訪れ、 「部員29人全員で一戦一戦闘っていきます」と意気込んでい ました。 全国大会は、8月24日から始まります。 小学生ホッケーチームが全国準優勝! 8月3 ~6日、富山県小矢部市で開催された第40回全国ス ポーツ少年団ホッケー交流大会(主催:公益財団法人日本ス ポーツ協会スポーツ少年団、公益社団法人日本ホッケー協会) で、篠山市を拠点に活動する「HC HYOGO HEARTS」が男 子の部で準優勝。 前身の篠山ジュニアホッケークラブが平成 27年度に準優勝して以来の快挙です。 ご当地温泉卓球全国大会で奥山チーム総合優勝! 2月に開催された全国桶ット卓球大会男女ペア部門で優勝 した奥山チーム(兄の奥 おく やま よう すけ さん・妹のちほさん)が、 北海 道虻田郡真狩村で開催された「第6回ご当地温泉卓球全国大 会inまっかり温泉」で、44組の中から見事総合優勝を果たし ました。 大会は風呂桶やスリッパなどの温泉アイテム計7種 のラケットを使い戦います。 2020年には篠山市でこの全国大 会が行われる予定です。 いざ! 全国大会へ  豪雨で被災した岡山県倉敷市を支援するため、職員2人を派遣し、 浸水や土砂で被害を受けた家屋の被害調査を行いました。写真は 倉敷市真備町の様子、被災した家具などが道路脇に積み上がって います。 帰庁した職員は業務報告会で「篠山は幸い大きな被害はな かったが、いつ、どこで起こるかわからない。もし、篠山で被害があっ たら…と想像すると、恐怖とともに備えが必要だと強く感じた」など と振り返りました。 今後もできる限りの支援を行っていきます。 平成30年7月豪雨災害被災地に職員2人を派遣 (7月27~31日) 大山上の神田神社境内で、ふれあい市場スイカ祭が開催されま した。 特産であるスイカを生かし、地域の活性化につなげようと大 山振興会が毎年主催。スイカの品評会、早食い競争や重量当てク イズ、試食会などがあり、来場者を楽しませていました。 先の豪 雨や連日の猛暑による生育不良で不作ではありますが、祭には縞 模様がそろった大玉が並びました。 品評会では斉 さい とう しげ さんが最 高賞である市長賞を受賞しました。 大山のスイカを堪能「ふれあい市場スイカ祭 (7月28日)

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  • 丹波篠山 Hyogo13 丹波篠山 2018.9 12

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    問い合わせ 神戸大学篠山フィールドステーション ☎ 506-2366 神戸大学・篠山市農村イノベーションラボ☎ 506-6628

    でんしょばと六甲篠山■学生隊員から林業家へ〜地域おこし協力隊の挑戦〜

    篠山市地域おこし協力隊小

    牧ま き

    満み つ

    也や

    さん(大山地区担当)

     小牧さんは、現在7人の篠山市地域おこし協力隊の一人で、大山地区で活動しています。もともと大学時代に森林ボランティアの研究を大山地区でしていた背景もあって、現在は「地域密着・

    ■「丹波篠山市場」再興を機に、篠山野菜のブランド化拠点を目指します

    篠山イノベーターズスクール1期生林はやし

    尚しょう

    司じ

    さん(犬飼)

     篠山の野菜のおいしさにほれ込み、市内に移住した林さんは、生産者と消費者をつなぐ仕事づくりを目指し、篠山イノベーターズスクールへ1期生として入学しました。本年3月、「篠山魚市場」の再興についてスクールに相談があったことを機に、新たな「丹波篠山市場」を生産者、仲卸業者などとともに立ち上げることを決意しました。 「おいしい野菜を作り、たくさんの方に食べてもらうことで、生産者が適正な収入を得られるようにしたい。人とのつながりを生かし、取り組みそのものを楽しみ、農都篠山の活性化につなげていきたい」と林さんは言います。黒枝豆の収穫が始まる10月に間に合わせるよう事業開始に向けて準備を進めています。

    自立型の林業」をコンセプトに、林業家として起業しています。  事業内容は、大山地区を中心に学生時代に培った地域とのネットワークを生かした森づくりです。具体的には、森林経営計画に基づく間伐作業や、施業のための林道整備などを通じて地域の森づくりをサポートしています。 「山をどうにかしたいけど、誰に何を頼めばいいのか分からない」といった地元の意見が多く出ている中で、「地元住民も含めた、地域ぐるみで取り組む山林施業」を将来の目標に、日々まい進しています。 「住 民 自 ら の 手で 山 が き れ い になった瞬間の表情や一体感が何より好き」という小牧さんの今後の活動に注目です。

    ■農家の苦労と楽しみを体験!-実践農学入門  7月14日(土)、実践農学入門の3回目の現地実習が豪雨の影響により一週遅れで行われました。大変な状況にも関わらず、急な変更を村雲地区の皆さんは快く受け入れてくださいました。 うだるような暑さの中、土寄せの技術や夏野菜の収穫の仕方を学びました。「大変な作業。でも、収穫は楽しい」という学生もいました。 現場で学んだ経験を振り返り、「どうしたら作業がもっと楽になるか?」「地域を魅力的に伝えていくには?」といった新たな発想を生み出していく予定です。夏休み中に学生が現場を自主的に学びに来ていたら、ぜひともご指導ください!

    施業の様子

    市に協力の要望書を提出

    まちの話題 own Topicsタウン トピックス

    篠山鳳鳴高校軟式野球部が県大会2連覇。全国大会出場! 篠山鳳鳴高等学校の軟式野球部が、7月31日に三田市で開催された「全国高等学校軟式野球選手権兵庫大会」の決勝で、延長12回の末、報徳学園を破り、全国大会への切符を勝ち取りました。8月8日軟式野球部の皆さんは市役所を訪れ、

    「部員29人全員で一戦一戦闘っていきます」と意気込んでいました。全国大会は、8月24日から始まります。

    小学生ホッケーチームが全国準優勝! 8月3 ~6日、富山県小矢部市で開催された第40回全国スポーツ少年団ホッケー交流大会(主催:公益財団法人日本スポーツ協会スポーツ少年団、公益社団法人日本ホッケー協会)で、篠山市を拠点に活動する「HC HYOGO HEARTS」が男子の部で準優勝。前身の篠山ジュニアホッケークラブが平成27年度に準優勝して以来の快挙です。

    ご当地温泉卓球全国大会で奥山チーム総合優勝! 2月に開催された全国桶ット卓球大会男女ペア部門で優勝した奥山チーム(兄の奥

    お く

    山や ま

    陽よ う

    介す け

    さん・妹のちほさん)が、北海道虻田郡真狩村で開催された「第6回ご当地温泉卓球全国大会inまっかり温泉」で、44組の中から見事総合優勝を果たしました。大会は風呂桶やスリッパなどの温泉アイテム計7種のラケットを使い戦います。2020年には篠山市でこの全国大会が行われる予定です。

    いざ! 全国大会へ 

     豪雨で被災した岡山県倉敷市を支援するため、職員2人を派遣し、浸水や土砂で被害を受けた家屋の被害調査を行いました。写真は倉敷市真備町の様子、被災した家具などが道路脇に積み上がっています。帰庁した職員は業務報告会で「篠山は幸い大きな被害はなかったが、いつ、どこで起こるかわからない。もし、篠山で被害があったら…と想像すると、恐怖とともに備えが必要だと強く感じた」などと振り返りました。今後もできる限りの支援を行っていきます。

    平成30年7月豪雨災害被災地に職員2人を派遣(7月27~31日)

     大山上の神田神社境内で、ふれあい市場スイカ祭が開催されました。特産であるスイカを生かし、地域の活性化につなげようと大山振興会が毎年主催。スイカの品評会、早食い競争や重量当てクイズ、試食会などがあり、来場者を楽しませていました。先の豪雨や連日の猛暑による生育不良で不作ではありますが、祭には縞模様がそろった大玉が並びました。品評会では斉

    さ い

    藤と う

    繁し げ

    雄お

    さんが最高賞である市長賞を受賞しました。

    大山のスイカを堪能「ふれあい市場スイカ祭」(7月28日)

  • 丹波篠山 Hyogo15 丹波篠山 2018.9 14

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    介紹

    企業

    内市(株

    )京きょう都と庵あん

    篠山工場が

    本格稼働

     このたび、京都府福知山市に本社を置く油揚げや和惣菜の食

    品製造業「株式会社京都庵」が、大山地区の工場跡地に進出し、

    6月から本格稼働を開始しました。

     そこで、今回は(株)京都庵 篠山工場を紹介します。

    問い合わせ 創造都市課☎552‐5106

     

    株式会社京都庵は、

    1992(平成4)年10月に京

    都府福知山市で創業し、今年

    で26年目を迎えます。油揚げ、

    味付け油揚げ、和惣菜を主に

    製造する食品製造メーカーで

    す。人に優しい商品づくりを

    心掛け、安全な原料を選び、

    優れた品質の食品を提供して

    います。

     同社は、味付けいなり揚げ

    の関西シェアナンバーワンを

    誇る松田食品工業(

    株)

    の子会

    社として設立。製造した商品

    の多くは松田食品工業(

    株)

    納入し、全国各地の食卓へと

    届けられているほか、独自の

    商品開発を手掛けています。

     篠山工場では主に油揚げを

    製造し、全国各地のコンビニ

    やスーパーなどの「いなり揚

    げ」として販売されています。

    Interview 地元で働く皆さんに聞きました  ハローワークの求人情報や、仕事情報誌など、働きはじめたきっかけは人それぞれ。 「揚げ物をつくるので入社前は暑いイメージを持っていましたが、空調がしっかり管理されています。油を使う持ち場は確かに暑いですが、徐々に慣れました。同年代の人も多いので和気あいあい。とても働きやすいです。決められた手順やルールに沿って行う作業だけでなく、自分で考え行動する場面も多くあり、やりがいを感じます」

    地元で働いています!

     京都府福知山市の本社工場

    と中国工場を有していました

    が、増産に対応するため、平

    成29年に大山地区の空き工場

    への進出を決定しました。篠

    山市を選んだきっかけは、京

    都の本社工場とも近く、京阪

    神間へのアクセスが良いこ

    と。さらには、田園風景が美

    しく、丹波篠山黒大豆など地

    元の食材も魅力的なこと、つ

    まりは篠山市の「食と農」のイ

    メージに魅力を感じたことだ

    そうです。

     

    敷地面積8000平方㍍

    (全体)、建築面積1170平

    方㍍(篠山第1工場のみ)。工

    場は2階建てで、大豆を潰す

    機械、豆腐にする機械、フラ

    イヤー(油揚げを揚げる機械)

    などが設置されています。

     同工場では現在、幹部従業

    員10人、一般従業員(主婦層)

    が約30人勤務。年齢層は20~

    40歳代が多くを占めていま

    す。

     工場の隣にある宿舎は5階

    建てで、1階は事務所として

    活用しています。

     また、同社は働く環境にも

    力を入れ、人に優しい職場づ

    くりを目指しています。その

    人に合った勤務時間で働ける

    ことも魅力で、新卒者はもち

    ろん、高齢者・障がい者など、

    それぞれ人にあった適材適所

    で仕事ができる=「人が生か

    される」環境づくりを大事に

    しています。

    会 社 概 要

    ■代 表 者 代表取締役 松まつ

    田だ

    清きよ

    克み

    ■所 在 地 篠山市大山新34(本社:京都府福知山市三和町下川合37-4)

    ■電話番号 590-6030■設立年月 1992 年 10 月 1 日■製造品目 油揚げ、味付け油揚

    げ、和惣菜■事 業 所 本社、篠山工場、      中国工場■従業員数 170 人      (篠山工場 40 人)■沿 革 1992 年 株式会社京都庵設立 2002 年 中国工場(大連市)      設立 2018 年 篠山工場設立

    ながら、共に頑張っていま

    す。

     宿舎で、夕食を一緒に食

    べて、和気あいあいとする

    ことで、1日の疲れが取れ

    「また明日も頑張ろう!」と

    いう気持ちになります。こ

    れからも「人」を大切に働き

    たいです。

     今後、現在の製造ライン

    で20人程度の従業員の採用

    を予定しています。高齢者

    や障がい者の皆さんにもそ

    れぞれに合った仕事があり

    ます。

     

    ぜひ一緒に働きましょ

    う!

     篠山工場の立ち上げを任

    され、責任を感じています。

     篠山工場では、油揚げを

    1日30万枚ほど製造してお

    り、全国のコンビニなどで、

    いなり、お弁当の惣菜など

    に使用されています。今後

    は、篠山工場での生産をさ

    らに安定させ、惣菜などの

    製造にも業務を拡大してい

    きたいと考えています。

     職場づくりで大切にして

    いることは思いやりです。

    従業員は家族と同じ。明る

    い雰囲気の職場づくりを心

    掛けています。

     仕事は「人」がいなければ

    できないことですし、従業

    員の皆さんに助けてもらい

    株式会社京都庵 生産本部 本部長

    川か わ

    嶋し ま

    博ひ ろ

    之ゆ き

    篠山工場長

    「思いやり」を大切に

    Interview

    第1工場正面の外観左:宿舎兼事務所 右:第1工場

    大豆を潰す機械

    油揚げを揃えて商品へ

    毎日笑顔で頑張っています!

    豆腐を積み上げ、揚げる前の作業

  • 丹波篠山 Hyogo17 丹波篠山 2018.9 16

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    ふるさといちばん

    篠山の時代をつくろう

    市長の とーくHOTほっと

    今月のこ ん に ち は 市 長 室 市長が市政に対してのご意見やご要望をお聴きする場として開催しています。事前の申し込みは不要で、懇談会または1人15分程度の面談です。と き 9月10日(月)13:30〜16:00ところ 西紀支所問い合わせ 秘書課☎552-5109

     今田町下立杭出身で、出版会社「平凡社」を創設した下

    し も

    中な か

    弥や

    三さ ぶ

    郎ろ う

    さんの世界連邦思想に賛同した、不偏不党の知識人・文化人7人が集まり、昭和30年に結成した世界平和アピール七人委員会。「世界平和をめざして」「命を大切にする世界をめざして」、アピールを続けています。 下中弥三郎没後50年記念事業として、生誕の地である篠山市で講演会を開催したのを始まりに、8回目を迎えます。 今回は日本を代表する物理学者で、七人委員会の一人、小沼通二さんを講師に迎えます。

     私は、ノーベル物理学賞を受賞した湯川秀樹さんや朝永振一郎さんと、若くして巡り合いました。それぞれに魅力を感じながら、両氏の研究、考え方、行動を近くで見てきました。 戦中戦後、科学者として苦悩を抱きながら、平和を守るためにどのように考え、どのように行動したのかを紹介しながら、皆さんと一緒に、平和について考えたいと思います。

    小こ

    沼ぬ ま

    通み ち

    二じ

    さん

    「物理学者として平和を語る」

    〜近くで見続けたノーベル賞の湯川秀樹と朝永振一郎〜

     専門は物理学(素粒子理論)。1931年東京生まれ。現在、慶應義塾大学名誉教授、素粒子奨学会会長など。日本学術会議原子核特別委員会委員長、日本物理学会会長などを務めた。『アジアの「核」と私たち』共著、『湯川秀樹日記 昭和九年:中間子論への道』編ほか。

    世界平和アピール七人委員会講演会

    問い合わせ 人権推進課☎552-6926

    メッセージ

    平和講演

     節目を迎える今大会で、フルマラソンは最後です。より一層あたたかいご声援をお願いします。ハーフマラソンは次回大会以降も開催します。

    〜交通規制にご協力を〜 交通規制図を広報紙とともに配布します。コース周辺での交通規制にご理解、ご協力をお願いします。

    フルマラソン  8:55スタートハーフマラソン 9:00スタート

    9月30日(日)

    問い合わせ 福祉総務課☎552-7101

    第30回 全国車いすマラソン大会フルマラソンは今年で最後!

    と き 9月15日(土) 〜 10月14日(日)の10:00 ~ 15:30 ※営業は土・日・祝日。天候により中止の場合あり。ところ 篠山城跡北堀(乗り場は篠山市役所南側道路沿い)料 金 1隻500円(30分、最大3人)

    手漕ぎボートに乗って

    親子やお友だちでワイ

    ワイ!

    カップルや夫婦で

          なつかし

    デート!

    問い合わせ 商工観光課☎552-6907/土・日・祝日=(一社)ウイズささやま☎552-7373

    丹波篠山観光ボート秋の篠山を楽しむスポットが今年もお堀に登場!

    と き 9月28日(金)19:30 〜 21:00ところ 篠山市民センター波

    篠山があいまいになるなか、

    篠山市の市名のまま発展して

    いけるか、という危機感の差で

    あると思います。そして、それ

    はその人の仕事や立場によっ

    て違うことがあります。

     しかし、市名変更について

    の経済波及効果の調査結果か

    らも、全国的に「丹波篠山」が

    圧倒的に優位な魅力あるブラ

    ンドであるのに、これが私た

    ちのものでなくなる状況にあ

    ります。ですから、市民みん

    なの立場で、そして未来を考

    え、「丹波篠山市」で盛り上げ

    ていきましょう。

    丹波篠山の未来は明るい

     「私には関係ない、変更は

    手続きがめんどうなだけ」と

    いう意見もありました。市民

    危機感を共有

     篠山市は、8月1日、市名

    を「丹波篠山市」にすることを

    意思決定し、発表しました。

     

    7月に開いた「まとめの市

    名検討会」では、変更に中立

    的な立場であったPTA、青

    年会議所、愛育会、いずみ会

    などの方にも委員として参画

    していただき、全員

    一致の結論です。

     

    話が盛り上がった

    のが、高齢の父の話

    として紹介された次

    の発言です。

     「篠山は昔から裕福な土地

    柄だったので、切迫感が乏し

    かったり、変化を望まなかっ

    たりすることがある。どれだ

    け危機感をもって未来志向で

    考えられるかが問われると思

    う」

     私も、この1年半、変更に

    賛成と反対になぜ分かれるの

    かを考え続けてきました。

     

    それは「丹波篠山」ブランド

    が今のまま守れるか、丹波や丹

    「丹波篠山市」への変更を意思決定

    の皆さんの生活のなかで、何

    かの変更の手続きをとる必要

    はまずありません。

     経済効果は、農業、観光に

    限らず、全産業に波及し、福

    祉の向上、教育環境の充実に

    もつながるといわれます。

     お金の話だけではありませ

    ん。日本遺産、全国の景観モ

    デル都市など、未来に向けた

    魅力あるまちづくりにもぴっ

    たりです。

     丹波篠山のブランドをさら

    に生かし、駅名、高速道路の

    インターチェンジ名も市名と

    一致させるなど、市民あげて

    盛り上げれば、「丹波篠山」の

    未来は明るいと信じます。

    市民の声

     「説明を尽くせ」「市民の声

    を聞け」「市民を二分するな」

     これは昨年9月にいただい

    たご意見です。私はこの声を

    肝に銘じ、論点整理、調査、

    説明、話し合い、アンケート

    と、他に例のないほど丁寧に

    進めてきたつもりで

    す。

     

    住民投票は、約

    2600万円の費用、

    50㌫以上の投票率の

    必要、市民の対立とい

    う課題があるため、市長とし

    てはちゅうちょせざるを得ま

    せん。そのため、住民投票を

    実施する以上に、市民の声を

    聞きつつ進めて来ました。自

    治会、各種団体、事業所など、

    どこにでも出向きました。

     昨年には意見が分かれてい

    たかもしれませんが、今では

    多くの賛同をいただいてお

    り、二分している状況ではな

    いと判断されます。

    未来志向で考えよう