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Pacific Report 2014 Investors’ Guide 2014 3 Contents 01 プロフィール 03 トップメッセージ 05 戦略 07 営業概況 09 マネジメント 12 トピックス 13 パフォーマンスハイライト 裏表紙 会社概要・株式情報

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Page 1: Pacific Report 2014...Pacific Report 2014 Investors’ Guide 2014年3月期 Contents 01 プロフィール 03 トップメッセージ05 戦略07 営業概況 09 マネジメントプロフィール

Pacific Report2014

Investors’ Guide2014年3月期

Contents

01   プロフィール

03   トップメッセージ

05   戦略

07   営業概況

09   マネジメント

12   トピックス

13   パフォーマンスハイライト

裏表紙  会社概要・株式情報

Page 2: Pacific Report 2014...Pacific Report 2014 Investors’ Guide 2014年3月期 Contents 01 プロフィール 03 トップメッセージ05 戦略07 営業概況 09 マネジメントプロフィール

プロフィール

わが社はメーカーとして

私達は、真のグローカル経営を追求し続けます。太平洋工業グループは、海外6カ国12拠点に展開する自動車部品サプライヤーです。圧倒的なシェアを確保する創業のバルブ製品事業、高度加工技術の専門メーカーとして高い評価を受けるプレス・樹脂製品事業を両輪に、地域や環境と調和する真の“グローカル経営”を追求し続けます。

自動車の安全・安心と地球温暖化防止に貢献するTPMS

沿 革1930 太平洋工業合名会社を創立し、自動車用バルブコアの製造を開始

1946トヨタ自動車工業株式会社の協力工場として、自動車用プレス部品の製造を開始

1970株式を東京・名古屋証券取引所第一部に上場トヨタ自動車工業株式会社からトヨタ品質管理賞優秀賞を受賞

長期ビジョン

CSR

ものづくり 人づくり

企業価値

5つの“シンカ” CSRのトライアングル

深化 改善する力

進化 革新する力

新化 新技術・事業を起こす力

真価 企業価値を高める力

信加 信頼を勝ち取る力

 自動車産業の急激かつグローバルな構造転換、地球規模の環境問題・エネルギー問題、企業の社会的責任、グローバル化・技術革新など、我々を取り巻く環境は、予想をはるかに超えるスピードで大きく変化しています。こうした環境変化を大きなチャンスと捉え、創業80周年の節目を機に、創業100周年に向けての一里塚として、これからの10年を見据えた長期ビジョン「PACIFIC GLOCAL VISION 2020」を策定し、私達グループの夢とミッションを明確にしています。 長期ビジョンは、CSRを経営の最重要課題と位置付け、「5つの“シンカ”」で事業構造を革新し、「融合経営」による企業価値の向上をめざしています。

( 百万円)( 百万円) ( 百万円)

0

20,000

40,000

60,000

80,000

100,000

0

1,000

3,000

2,000

4,000

5,000

6,000

0

3,000

6,000

9,000

12,000

15,000

売上高 営業利益 EBITDA

91,976 5,500 14,205

2012 2013 20142010 2011 2012 2013 20142010 2011 2012 2013 20142010 2011( 3月期) ( 3月期) ( 3月期)

ハイブリッド車用バッテリーケース、オイルパン、ホイールキャップ、エンジンカバー等を生産する自動車用プレス・樹脂製品の総合メーカー。オンリーワン技術で低炭素社会の実現に貢献するものづくりを推進。

創業のタイヤバルブ製品は日本国内100%、グローバルで20%以上のシェアを確保し、世界№1品質と技術力を誇る。米国や欧州、韓国で法規化された次世代バルブ“TPMS”をOEMで納入する日本唯一のメーカー。

バルブコア

当社のエンジンカバー、バッテリーケース等を搭載したクラウン

企業理念

将来の見通しに関する記述について当レポートは、当社の計画や戦略、業績などについて、将来の見通しに関する記述を含んでいます。これらの情報は当社が現時点利用可能な情報を元にした判断に基づくものであり、実質的に様々なリスクや不確実性の影響を受ける恐れがあります。企業の実際の活動や業績はこれらの記述で予想されたものと著しく異なる可能性があります。

深化 新化

進化

信加

真価

1 技術開発に努め、お客様の要望に応えた高いレベルの商品を提供していきます。

2 人間尊重を基本に、社員が“働く楽しみ”、“創る満足”を得る“場”を提供していきます。

3 地球環境保全に努め、社会から期待される“良い会社”でありつづけます。

1984-1989 バルブ事業で海外(台湾・韓国・米国・タイ)に進出

1999 TPMS(タイヤ空気圧監視システム)送信機を開発

1999-2012 プレス樹脂事業で海外(米国・中国)に進出

「PACIFIC GLOCAL VISION 2020」

インベスターズガイド2014編集方針 太平洋工業グループは、持続可能な社会の構築に向け、より多くのステークホルダーの皆様との双方向コミュニケーションの充実を図るため、2013年から「インベスターズガイド」を発行しています。 2号目となる2014年度は、Webサイトを活用して網羅的に情報を開示するとともに、重要性の高い財務情報と非財務情報を統合的に編集し、より多くのステークホルダーの皆様にお読みいただきたい内容にまとめています。皆様の忌憚のないご意見をお待ちしております。

網羅性大

重要性大 網羅性大非財務情報

財務情報

有価証券報告書

インベスターズガイド

WEBサイト

CSR 報告書

対象期間 2013年4月1日〜2014年3月31日(一部発行時点での最新情報を記載しています)

対象範囲 当社および一部太平洋工業グループを含む発行日 2014年7月31日発行部署 太平洋工業株式会社 総務部 TEL 0584-93-0113 FAX 0584-92-1804

TPMS送信機

02Pacific Industrial Co.,Ltd. PACIFIC REPORT 201401

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03 04Pacific Industrial Co.,Ltd. PACIFIC REPORT 2014

真のグローカルカンパ ニーとして“攻め”の経営を加速していきます

 

 過去最高の業績を記録した2013年度は、中期経営計画「OCEAN-15」の達成に向け、「守りから攻めへ」をテーマに、グローバル競争力強化に向けた取り組みを加速した一年でした。積極的な投資スタンスに転換し、国内外の拠点整備を進めるとともに、足元では、品質・コストを造り込む技術開発、顧客ニーズに対応した新製品・新技術の開発にも注力しました。 2013年11月には、当社の「超軽量・発泡成形エンジンカバー」が、2013年“超”モノづくり部品大賞の環境関連部品賞を受賞しました。世界初の化学発泡成形と塗装レス技術を用いた独自の技術が高く評価されての受賞となりました。 また、ものづくりにおいては、スリム・コンパクトな一貫生産ラインを構築し、在庫の低減やリードタイム短縮によるコスト削減を図るなど、あくなき革新にチャレンジしました。バルブの主力製品であるTPMS(タイヤ空気圧監視システム)は、自動車の安全性向上とともに燃費改善に資する環境配慮の観点から、世界的に法規化の動きが加速しています。そうした中、当社グループは主力市場である米国で、2013年7月にTPMS送信機の一貫生産ラインをスタート、日米2拠点生産体制を確立し、欧州市場にも供給を開始しました。 また、2014年3月には、「守りから攻め」へ転換を図るため、海外に軸足を置いた設備投資資金確保を目的に、当社としては3回目となる無担保転換社債型新株予約権付社債を発行し、60億円の資金調達を実施しています。

 プレス・樹脂製品事業では、九州工場、東大垣工場、中国天津の子会社に、順次大型プレス機を導入し、超高張力鋼板(超ハイテン材)の車体部品の加工能力を増強いたします。薄くて強度のある超ハイテン材は、自動車の軽量化を実現する上で主流となってきており、冷間プレス加工を得意とする当社の強みを活かし、自動車の安全性と環境に配慮したものづくりをグローバルに実施してまいります。 また国内では、中部・九州・東北の3拠点体制で、もの

づくり力の基盤をより強固にしてまいります。東北では、栗原工場の樹脂成形・塗装ラインを新設の若柳工場に移管するとともに、栗原工場には、プレス・溶接・表面処理の一貫生産体制を構築すべく第2工場を建設中(今秋完成予定)です。東北における事業拡充は、震災復興にも寄与するものと考えています。 中国は、事業立ち上げによる費用負担の増加により、2013年度は厳しい結果となりましたが、天津では中国ローカルカーメーカーとのお取引も開始し、また、長沙にプレス工場を建設中です。 そして、タイでは、2013年6月に第2工場を増築し、新たに樹脂事業を開始しました。主要製品のホイールキャップは、現地にはない技術力とデザイン力、コスト競争力が評価され、日本でお取引のない日系カーメーカーも含め7社から受注を獲得することができました。 バルブ製品事業では、当社グループ初となるアルミダイカスト事業を展開する韓国で、2013年10月に第4工場が完成し、生産能力は2015年度までに年間1,200万個の体制となる見通しとなっております。 またTPMSは、先に述べたように世界的な法規化の流れが加速しており、更なる海外拠点の整備を進めています。2015年を目処にTPMSが法規化となる見通しの中国では、2014年7月に新会社を設立し、2016年4月から現地生産を開始する予定となっています。

 中期経営計画「OCEAN-15」の2015年目標はほぼ達成できる目処がついてきましたので、「OCEAN-15」のローリングプランの検討を行っています。その中では、新たに売上高1,000億円台という目標を掲げようと考えています。また、達成時期は前後するかもしれませんが、経常利益100億円、そして海外売上高比率50%もめざしていきたいと考えています。 そのためには、海外での事業拡充が不可欠です。特にアジアの成長センターとして競争が激化している中国市場では、新たにTPMSとハイブリッド車のバッテリーケースを

現地化します。引き続き大きな市場である米国でも、第2拠点に大型プレス機を導入するなど生産体制を拡充し、販路拡大を狙います。また、韓国やタイにおいても事業の拡大など、質・量ともに大きく成長していくための布石を打っていきます。

 消費増税の影響で自動車需要の落ち込みが懸念されていますが、消費者ニーズに応える低燃費のエコカーや、商品力を上げた車両は引き続き堅調に推移するのではないかと予想されています。一方、エネルギーや原材料高に加え、設備投資に伴う償却負担の増加などが利益面を圧迫することが予想されます。 従って2014年度は、国内売上は堅調に推移するものの、原価をなお一層低減する努力をしてまいります。一方海外は、トータルとしては伸びると思いますが、地域ごとの格差が出てくることが予想されます。現在進めている投資の効果が現れるのはもう少し先を見込んでいますが、改革のスピードを加速し、収益力の向上に努めてまいります。また、将来における国際財務報告基準の適用を踏まえ、2014年度から当社および国内子会社において、有形固定資産の償却方法を定率法から定額法に変更いたします。 尚、2014年度の配当予想につきましては、2013年度の業績および次年度の業績見通しを踏まえ、中間・期末ともに1株あたり8円の年間16円を予定しております。 株主の皆様におかれましては、今後も当社グループへの変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

中期経営計画について

2014年度(2015年3月期)以降の見通し

2013年度(2014年3月期)の総括

攻めの経営としての取り組み

代表取締役社長

トップメッセージ

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05 06Pacific Industrial Co.,Ltd. PACIFIC REPORT 2014

※国内拠点のみ(関連会社含まず)

太平洋工業の戦略

強み国内外で高シェアのバルブ事業

高度なプレス加工技術

高い技術力と一貫生産体制

CSRの実践による信頼経営

長期ビジョン

PACIFIC GLOCAL VISION 2020

CSRを経営の最重要課題と位置付け、「5つの“シンカ”」で事業構造を革新し、「融合経営」による企業価値の向上をめざす。

市場環境新興国市場の拡大エネルギーや原材料の価格上昇低価格車・コンパクトカー市場の拡大次世代自動車の普及海外生産へのシフト(地産地消の動き)環境、安全対応の必須化

課題

技術開発力の向上現地化と多客化グローバル競争力の強化グローバル人財の育成環境、エネルギー、安全への対応

戦 略 OCEAN-15 長期ビジョン「PACIFIC GLOCAL VISION 2020」の実現に向けた具体的アクションプランとして、2015年度を最終年度とする中期経営計画「OCEAN-15」を推進しています。「技術と海外」

「ものづくりは人づくり」「CSRと環境保全」をキーワードに、長期ビジョン達成に向けた各種施策を5つの“シンカ”で具現化しています。

連結売上高

950億円

連結経常利益率

6%台

海外売上高比率

40%以上

総資産回転率

1.05以上

3つのテーマ 注力している取り組み 関連する指標 目指す価値

資金調達と設備投資

 2013年度、第3回無担保転換社債型新株予約権付社債の発行による資金調達を行い、積極的投資スタンスで国内外の拠点整備、拡充を図っています。

技術開発

品質・コストの造り込みや、顧客ニーズに対応した新製品・新技術の開発に取り組んでいます。

現地化、多客化

海外での現地生産でコスト削減を図りながら、高い品質を維持することで多客化を推進し、海外での成長機会を捉えていきます。

環境経営

環境理念と5つの環境方針に基づき、低炭素社会実現に向けた具体的な環境目標を掲げ、事業活動の全ての段階で環境保全に配慮しています。

地域社会を重視した経営

地球環境保全を目的とした「里山の森活動」の推進をはじめ、良き企業市民として社会との共生を図り、各国・各地域に根ざした社会貢献活動に取り組んでいます。

リスクマネジメント(BCP)

災害時の事業の継続と早期復旧のため、BCP(事業継続計画)を策定し、防災訓練や図上訓練等を実施し、緊急事態の発生に備えています。

グローバル人財育成

語学力、コミュニケーション能力の向上や、グローバルな視点・管理能力を身に付けるための人財育成プログラムを構築・実践しています。

ダイバーシティ経営

個々の多様性や能力を活かし、従業員がはつらつと働くことのできる職場環境、しくみづくりに取り組んでいます。

安心、安全

安全第一を基本とし、すべての従業員が健康で安全・安心に働ける職場環境をめざし、グローバルな安全管理活動を推進しています。

海外売上高比率

43.4% 設備投資

111億円研究開発費

7.3億円

従業員数

3,264人

育児休業取得率※

100%休業災害度数率※

0.51%

新技術・新工法開発件数※

31件

CO2 排出量※

26kt 廃棄物排出量※

429t

技術と海外

ものづくりはひとづくり

CSRと環境保全

・「良い会社」となる

・グローバル品質

・イノベーション

・従業員と 共に創る未来

・地域との共生

・地球環境保全

当社グループは企業理念に立脚した中長期的な価値創造実現のため、市場環境や課題に対応し、長期ビジョン「PACIFIC GLOCAL VISION 2020」や中期経営計画「OCEAN-15」によって戦略を実行しています。

2015 年目標

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07 08Pacific Industrial Co.,Ltd. PACIFIC REPORT 2014

営業概況

 2013年度は、政府・日銀による大規模な金融緩和・経済政策を背景に、輸出関連企業を中心とした企業業績の回復や個人消費の改善が進み、海外では、欧米経済が回復する一方で新興国経済の停滞や成長鈍化が見られ、景気回復は緩やかなものでした。 当社グループの主要事業分野である自動車関連業界は、主要顧客の自動車生産台数が日本では前年並みとなりましたが、米国や自動車普及の進む中国では前年を上回りました。2013年度は、こうした主要顧客の自動車生産台数の増加に加え、年初から続いた円高是正が追い風となり、また、新規顧客の獲得や積極的な拡販、総コスト削減活動の成果などが収益向上に寄与しました。この結果、当連結会計年度の売上高は919億76百万円(前年比9.9%増)、営業利益55億円(前年比26.7%増)、経常利益70億62百万円

(前年比31.4%増)、当期純利益45億87百万円(前年比63.4%増)となり、2期連続の増収増益、過去最高の売上高と利益になりました。これに伴い、2013年度の期末配当金は、株主の皆様に利益還元を図るため、前期末から1株あたり3円増配の9円とし、通期で16円(前年比5円増配)とさせていただきました。

 今後の経済見通しにつきましては、国内では、金融緩和政策の継続や新たな経済対策により、緩やかな景気回復が続いていくと予想されますが、消費税率引き上げの影響による需要の変動や円安による輸入原材料等の値上り等が懸念されます。海外では、米国経済に牽引されて持ち直し基調が続くことが期待されますものの、米国金融緩和の縮小による新興国経済への影響や中国経済の減速などの不安要素もあり、先行きは不透明な状況が続くものと予想されます。当社グループの属する自動車関連業界におきましては、海外市場での販売増加は見込めるものの、日本市場においては厳しいものがあります。また、今後は、品質、安全に対する要求レベルが一段と高まる一方で、ますます、企業間競争が激しくなることが予想されます。 このような状況のなか、2014年度の業績見通しにつきましては、売上高930億円(前年比1.1%増)、営業利益65億円(前年比18.2%増)、経常利益74億円(前年比4.8%増)、当期純利益50億円(前年比9.0%増)を見込んでおります。 本業績見通しにおける為替レートは1US$=100円を前提としております。

日本 北米 アジア( 百万円)

2012 2013 20142010 2011 ( 3月期)

54,641

20,41016,923

60,000

40,000

20,000

0

( 百万円)

(1,000)

0

2,000

1,000

3,000

5,000

4,000

4,699

2012 201420132010 2011 (3月期)

日本 北米 アジア

818

(205)

( % )

02012 201420132010 2011 ( 3月期)

20

10

30

40

50 43.4

プレス・樹脂製品事業

 主要顧客の自動車生産は、日本においては前年並みに留まりましたが、米国や中国においては前年を上回り、また、円安による為替換算の影響も加わって、当事業全体の売上高は645億29百万円(前年比8.2%増)となりました。利益面では、物量増加や原価改善があったものの、中国での事業立上げに伴う費用負担の増加などにより、営業利益は13億34百万円(前年比7.9%減)となりました。

 バルブ関連製品およびTPMS製品の販売が順調に推移し、韓国でのコンプレッサー関連製品が大きく伸びたことに加えて、円安による為替影響もあり、当事業全体の売上高は前年を大きく上回り、270億87百万円(前年比14.1%増)となりました。利益面では、物量増加や原価改善に加え、円安に伴う為替差益等が寄与し、営業利益は41億77百万円(前年比42.6%増)となりました。

プレス製品 樹脂製品

バルブ製品事業

タイヤバルブ製品 TPMS製品 制御機器製品

( 百万円)

0

30,000

15,000

45,000

60,000

75,000

( 百万円)

0

2,400

1,800

1,200

600

3,000

64,529

2012 2013 20142010 2011

売上高    営業利益

1,334

( 3月期)

( 百万円)

0

10,000

20,000

30,000

( 百万円)

0

3,000

4,000

5,000

27,087

2012 2013 20142010 2011

売上高    営業利益

4,177

2,000

1,000

(3月期)

70.2%

29.4%

地域別売上高 地域別営業利益 海外売上高比率

売上高・営業利益

売上高・営業利益

2013年度の経営成績に関する分析 2014年度の見通し 2013年度セグメント別の状況

Page 6: Pacific Report 2014...Pacific Report 2014 Investors’ Guide 2014年3月期 Contents 01 プロフィール 03 トップメッセージ05 戦略07 営業概況 09 マネジメントプロフィール

09 10Pacific Industrial Co.,Ltd. PACIFIC REPORT 2014

常務執行役員 安藤  敏照

常務執行役員 粥川   久

執行役員 柳原  國宏

執行役員 野田  照実

2014年6月15日就任の役員

マネジメント

 当社は、経営に対する監視機能を強化するとともに、経営執行における迅速な対応を図るため、経営監視機能と経営執行機能を明確に分離しています。 経営を監視するしくみとして監査役制度を採用し、社外監査役2名を含めた監査役4名が、内部監査部門と緊密に連携し業務監査を行っています。 事業推進にあたっては執行役員制度を導入し、役割・責任の明確化と意思決定の迅速化を図っています。 経営管理組織としては、株主総会、取締役会、監査役

コーポレート・ガバナンス

 当社では、グローバルな事業展開に伴い、多様化するリスクを最小化すべくリスク管理の充実・強化に取り組んでいます。企業経営に重大な影響を及ぼす様々なリスクに対

リスク管理体制の整備の状況

 監査役は、取締役会その他の重要な会議に出席するとともに、取締役・執行役員・各部門・子会社から職務の執行状況を聴取し、重要な契約や決裁書類を閲覧するなど業務執行の監査を行っております。 更に、監査役と代表取締役は、経営の現状・会社が対処すべき課題等について意見交換し、相互認識と信頼関係を深めるため、定期的な会合をもっております。  常勤監査役は、毎月開催している取締役、監査役および執行役員で構成される経営会議に出席し、監査役会では、経営会議で決議された取締役会議案について、事前審議を行っております。なお、社外監査役と当社との取引等の関係はありません。  会計監査人と監査役は、期初において相互に監査計画を提示し意見交換を行っております。第2四半期末および期末時は、報告会を開催し、会計監査人から会計監査の内容について説明を受けるとともに、情報交換を行うなど連携を図っております。更に期中においても、会計監査人から

内部監査および監査役監査

 当社は役員の報酬等の額またはその算定方法の決定に関する方針を定めております。 基本報酬につきましては、株主総会で承認された年額報酬限度額の範囲内で、「役員報酬規程」の基準に基づいて、役員の職位ごとに決定しております。  また、役員賞与につきましては、業績連動型賞与制度を導入しており、社外取締役を除く取締役に対し、取締役の業務向上に対する意欲や士気を高めるため、連結経常利益額と連結株主資本当期純利益率を指標とした方法により算定しております。   平成23年6月より、社外取締役を除く取締役に対する役員退職慰労金制度を廃止し、その代替として、中長期に継続した業績向上と企業価値向上への貢献意欲や士気を一層

役員の報酬等の額又はその算定方法の決定に関する方針

役員区分 報酬等の総額(百万円)

報酬等の種類別の総額(百万円) 対象となる役員の員数

(名)基本報酬 ストック・オプション 賞与 退職慰労金

取締役(社外取締役を除く) 289 185 30 73 ― 7

監査役(社外監査役を除く) 41 36 ― ― 4 2

社外役員 14 12 ― ― 1 3

役員の報酬等

会、会計監査人等の法律上の機能に加え、戦略会議・経営会議において経営上の重要案件および経営戦略等の審議・検討を行っています。 取締役会は、経営の基本方針の決定と業務執行の監督を行う機関と位置づけ、その機能を効果的・迅速に果たすため、取締役の数を7名とし、取締役任期は1年としています。2010年より、意思決定に第三者の視点を加え、経営の透明性・客観性を確保するため、社外取締役1名を選任するとともに、独立役員3名を選任しています。

し、その顕在化の未然防止に努めるとともに、被害を最小化する迅速・的確な初動・復旧対応ができるよう、BCP(事業継続計画)の策定を進めています。

監査指摘事項や当社の課題について報告を受け、意見交換を行っております。  また、CSR・監査室(人員3名)においては、内部業務監査の実施とともに各部門における内部統制の状況を確認し、問題点の指摘・改善勧告を行っており、金融商品取引法に係る内部統制監査に万全を期す一方、その他の業務に対しても内部監査範囲を拡充しております。  監査役は、会社の業務および財産の状況の調査その他の監査職務の遂行にあたり、内部監査部門等と緊密な連携を保ち、効率的な監査を実施するように、定期的に情報交換会を開催しております。  社外監査役のうち1名は長年にわたり上場会社の経理業務を担当した経験を有しており、1名は公認会計士としての専門的な知識および豊富な監査経験を有しており、それぞれ、財務および会計に関する相当程度の知見を有しております。

高めることを目的とし、取締役の報酬等の額とは別枠で年額50百万円の範囲内でストックオプションとして新株予約権を割り当てる株式報酬型ストックオプションを導入いたしました。また、退職慰労金制度廃止時までの在任期間を対象とした退職慰労金については、打ち切り支給することとし、取締役退任時に支給することとしております。   なお、社外取締役および監査役に対する役員退職慰労金につきましては、「役員退職慰労金規則」を定め、職位と在籍年数等により支給見込額を算出しております。支給にあたっては、株主総会の承認を得て、社外取締役については取締役会にて、監査役については監査役の協議にて、支給額を決定しております。

取締役、監査役及び執行役員

社外取締役黒川 博

取締役常務執行役員鈴木 克也

取締役常務執行役員若野 恒永

取締役常務執行役員小川 哲史

取締役専務執行役員大庭 正晴

取締役専務執行役員石塚 隆行

代表取締役社長小川 信也

執行役員 森   義男

執行役員 浅野  晴紀

執行役員 林   一也

執行役員 栗田  雅隆

取締役

執行役員

常勤監査役 永田   博

常勤監査役 河合   智

社外監査役 間仁田 幸雄

社外監査役 高橋  勝弘

監査役

Page 7: Pacific Report 2014...Pacific Report 2014 Investors’ Guide 2014年3月期 Contents 01 プロフィール 03 トップメッセージ05 戦略07 営業概況 09 マネジメントプロフィール

11 12Pacific Industrial Co.,Ltd. PACIFIC REPORT 2014

マネジメント

 当社グループは、社会から信頼され期待される健全な事業活動のために、CSRを経営の基礎と認識し、各国・各地域のあらゆる事業活動を通じて、社会の持続的な発展に貢献できる「真のグローカル企業」をめざしています。経済・環境・社会との調和を保ち、オープンで公正なコミュニケーションの充実を図るとともに、すべてのステークホルダーの皆様とWin-Win関係を構築することが最も重要であると考えています。

CSRマネジメント

コンプライアンス委員会 危機管理委員会 情報システム委員会

CSR会議CSR活動全体の統括・推進機関

リスクマネジメント委員会

CSR 推進体制図 CSR マネジメント

様々なリスクや脅威の中で、ステークホルダーの皆様から信頼・期待される企業であり続けるために、コンプライアンスやリスクマネジメント等をすべての事業活動の根幹と位置づけています。

技術

安全

品質 人財

原価 地域貢献

環境

省エネ

●環境保全

●コンプライアンス

●内部統制

●コーポレート・ガバナンス

●リスク    マネジメント

●情報開示

株主

グロ

ーカ

ル(

地域

社員

取引

お客様

CSR方針

私たちは、株主の皆様からの信頼と期待に応えるため、双方向コミュニケーションを基本とし、常に長期的視点に立ち、企業価値の向上に努めます。

株主様太平洋工業グループ

CSR方針

私たちは、「お客様第一」の精神のもと、お客様から信頼され、満足していただける安全で高品質な環境にやさしい製品やサービスの提供に努めます。

お客様

私たちは、人間尊重を基本に、心身ともに健康で安心して働ける職場づくりと、従業員が働きがいと誇りを持ち、創造力・チャレンジ精神を発揮できる環境・しくみづくりを推進します。

従業員私たちは、お取引先様を尊重し、対等・公平な立場で強固なパートナーシップを築き、相互信頼に基づく共存共栄をめざします。

お取引先様

私たちは、環境にやさしい製品・技術の開発を強化するとともに、全ての工程において環境保全と環境負荷削減に配慮したものづくりを推進します。

グローカル(地域社会)

環境

国内外の法令及び社会的規範を遵守し、文化や慣習を尊重するとともに、国際社会への貢献と、地域発展の推進に努めます。

社会

私たちは、地域社会との密接な連携と協調を図り、様々な社会貢献活動を積極的に実施し、「良き企業市民」としての役割を果たします。

社会貢献

地球環境保全に努め、社会から期待される " 良い会社" でありつづけます。

❶ 環境に優しい製品の提供、および環境負荷の低減に配慮した開発から生産・出荷までの生産活動等を通じて、社会に貢献することをめざすとともに、グローカルに地域社会との共生を図ります。

❷ 事業活動の諸条件を反映した環境目的・目標を設定し、省資源・省エネルギー・再生利用等により、 環境保全の向上に努めます。

❸ 法規制、地域条例、業界ガイドラインはもとより、当社の自主管理基準を定め遵守します。

❹ 内部環境監査を定期的に実施し、環境マネジメントシステムの定着化と有効性の向上を図り、環境の継続的改善および汚染の予防に努めます。

❺ この環境方針を全社員および当社のために働くすべての人に周知徹底するとともに、外部に開示します。

環境理念・方針

環境理念

環境方針

トピックス

北米にプレス樹脂事業の新子会社を設立

 2014年7月、アメリカ・テネシー州ジャクソン市近郊に、プレス樹脂事業の北米第二拠点となる子会社「Pacif ic Manufacturing Tennessee, Inc.」を設立しました。2015年8月、生産開始を予定しており、昨今の北米における自動車生産拡大の中で、オハイオ州の

「Pacif ic Manufacturing Ohio, Inc.」とともに受注拡大を図り、お客様のニーズに対応していく予定です。

超ハイテン材のプレス加工事業の拡充

 超高張力鋼板(超ハイテン材)のプレス加工事業強化のため、日本・中国・米国の拠点に生産設備を増設し、グローバルな生産・供給能力の拡充を図っています。超ハイテン材は、車の軽量化と高強度化を同時に実現でき、自動車の燃費向上・CO2削減に寄与できる鋼材として、プレス製品の主流となっています。当社は、長年のプレス加工技術を活かし

「冷間プレス加工技術」「ホットプレス工法」を開発、より強度な超ハイテン材の加工・生産を可能にし、量産体制を整えています。

中国にTPMS生産拠点を設立

 2014年7月、TPMS送信機の生産拠点拡充のため、中国・江蘇省常熟市に「太平洋汽車部件科技(常熟)有限公司」を設立しました。各国で自動車への装着法規化が進むTPMSは、今後、アジア地域における市場拡大・成長が見込まれており、当社は、その需要動向に的確に対応するため、アジア市場に向けた積極的な事業展開を進めています。生産開始は2016年4月を予定しており、日本・北米・中国の3拠点生産体制で更なる需要拡大を図ります。

Pacific Manufacturing Tennessee,Inc.

所在地 米国 テネシー州 ジャクソン市近郊

代表者 瀬古 壽一

事業内容 自動車用プレス・樹脂部品の製造・販売

資本金 25百万ドル

設立 平成26年(2014 年)7月

生産開始 平成27年(2015年)8月

出資比率 当社グループ100%

太平洋汽車部件科技(常熟)有限公司(英語名: Pacific Auto Parts Technology(Changshu)Co.,Ltd.)

所在地 中華人民共和国江蘇省常熟経済技術開発区沿江工業区

代表者 松本 順三

事業内容 TPMSおよび自動車部品の製造・販売

資本金 100百万人民元

設立 平成26年(2014年)7月

生産開始 平成28年(2016年)4月

出資比率 太平洋工業株式会社100%

中国における2,500tプレス機の導入

Page 8: Pacific Report 2014...Pacific Report 2014 Investors’ Guide 2014年3月期 Contents 01 プロフィール 03 トップメッセージ05 戦略07 営業概況 09 マネジメントプロフィール

13 14Pacific Industrial Co.,Ltd. PACIFIC REPORT 2014

2009 2010 2011 2012 2013 2014(3月期) 2014(3月期)売上高 ¥80,468 ¥78,202 ¥84,631 ¥79,579 ¥83,700 ¥91,976 915,276営業利益 (437) 3,073 5,151 3,699 4,340 5,500 54,732売上高営業利益率 (%) (0.5) 3.9 6.1 4.6 5.2 6.0 ─経常利益 (490) 3,595 5,281 4,147 5,372 7,062 70,277売上高経常利益率 (%) (0.6) 4.6 6.2 5.2 6.4 7.7 ─当期純利益 (355) 2,498 2,969 3,297 2,807 4,587 45,648売上高当期純利益率 (%) (0.4) 3.2 3.5 4.1 3.4 5.0 ─EBITDA 8,815 13,933 13,862 12,042 11,520 14,205 141,365設備投資額 14,194 4,329 5,065 6,855 7,820 11,168 108,515減価償却費 9,211 10,007 8,930 7,117 6,564 6,996 69,628研究開発費 757 684 735 603 647 735 7,317

会計年度 百万円 千米ドル

2009 2010 2011 2012 2013 2014(3月期) 2014(3月期)総資産 ¥85,468 ¥93,004 ¥81,934 ¥90,540 ¥96,976 ¥116,562 1,132,555純資産 35,238 38,797 39,126 42,396 50,969 60,648 589,276自己資本比率 38.2 38.9 44.6 44.1 49.6 49.5 ─

会計年度末 百万円 千米ドル

2009 2010 2011 2012 2013 2014(3月期) 2014(3月期)営業活動によるキャッシュ・フロー ¥7,520 ¥17,850 ¥12,695 ¥7,041 ¥9,934 ¥10,689 103,858投資活動によるキャッシュ・フロー (17,002) (5,028) (5,121) (6,997) (7,405) (10,749) (104,441)財務活動によるキャッシュ・フロー 6,108 (4,562) (9,624) 3,050 (3,195) 5,515 53,585フリー・キャッシュ・フロー (9,482) 12,821 7,574 44 2,529 (60) (583)

キャッシュ・フロー 百万円 千米ドル

2009 2010 2011 2012 2013 2014(3月期) 2014(3月期)純資産 (BPS) ¥611.55 ¥677.64 ¥684.01 ¥748.15 ¥900.89 ¥1,079.42 10.48純利益 (EPS) (6.65) 46.74 55.54 61.68 52.57 85.80 0.83配当金 8.00 7.00 10.00 10.00 11.00 16.00 0.15

1株当たりデータ 円 ドル

2009 2010 2011 2012 2013 2014(3月期)総資産回転率 0.87 0.88 0.97 0.92 0.89 0.86ROA(総資産経常利益率) (%) (0.5) 4.0 6.0 4.8 5.7 6.6ROE(自己資本当期純利益率) (%) (1.0) 7.3 8.2 8.6 6.4 8.7

主要経営指標

2009 2010 2011 2012 2013 2014(3月期)CO2 排出量 (kt) 25 23 24 24 26 26廃棄物排出量 (t) 744 389 376 361 339 429VOC 排出量 (t) 277 320 250 165 175 156育児休業取得者数 9 7 8 10 9 10休業災害度数率 0.22 0.29 0 0 0.53 0.51従業員数 3,160 3,067 3,125 2,944 3,128 3,264注記:(1) 各種指標の計算方法

EBITDA = 税金等調整前当期純利益+支払利息+減価償却費 ROA = 経常利益÷(前期末総資産+当期末総資産)÷2 ROE = 当期純利益÷(前期末自己資本+当期末自己資本)÷2(2) 米ドル建表示金額は、2013年3月31日現在の為替レートである1米ドル=102.92円を用いて、円貨額を換算したものです。但し、●印のついたものについては、期中平均レートである1米ドル=100.49円を

用いて換算しています。(3) CO2、廃棄物、VOCの排出数値は国内拠点のみ(関連会社含まず)を対象としています。

ESGデータ

パフォーマンスハイライト(太平洋工業および連結子会社、3月31日に終了した1年間)

( 百万円 ) ( 百万円 )

( 百万円 )

( 百万円 )

0

10,000

20,000

50,000

40,000

30,000

60,000

70,000( 百万円 )

0

10

20

30

40

50

60( % )

0

4,000

2,000

6,000

8,000

10,000

12,000

0

3,000

6,000

9,000

12,000

15,000

0

30,000

60,000

90,000

120,000

150,000

0

200

400

600

800

1,000

減価償却費設備投資額 研究開発費

総資産 純資産 自己資本比率

6,996

49.5

11,168 735

116,562

1079.42

6.60.868.7

85.80 16.00

( % )

2012 2013 2014(3月期)2010 2011 2012 2013 2014(3月期)2010 2011

2012 2013 2014(3月期)2010 2011 2012 2013 2014(3月期)2010 2011

2012 2013 2014(3月期)2010 2011 2012 2013 2014(3月期)2010 2011

2012 2013 2014(3月期)2010 20112012 2013 2014(3月期)2010 2011

2012 2013 2014(3月期)2010 2011

2012 2013 2014(3月期)2010 2011

2012 2013 2014(3月期)2010 2011

2012 2013 2014(3月期)2010 2011

0

0.25

0.50

0.75

1.00

1.25

総資産回転率

0

2.0

4.0

6.0

8.0( % )

ROA(総資産経常利益率)

0

2.0

4.0

6.0

8.0

10.0( % )

ROE(自己資本当期純利益率)

( 円 )

0

6.00

3.00

9.00

12.00

15.00

18.00

1株当たり配当金

60,648

( 円 )

0

20

60

40

80

100

EPS(1株当たり純利益)( 円 )

0

200

400

800

600

1,000

1,200

BPS(1株当たり純資産)

Page 9: Pacific Report 2014...Pacific Report 2014 Investors’ Guide 2014年3月期 Contents 01 プロフィール 03 トップメッセージ05 戦略07 営業概況 09 マネジメントプロフィール

’09/06 ’10/01 ’11/01 ’12/01 ’13/01 ’14/01 ’14/06

6,000

20,000

15,000

10,000

5,000

0

2,000

0

売買高

日経 225

4,000

1,000(円)

(千株)

500

0

太平洋工業 株価

750

250

826

3,819

15,162

株価

総務部〒503-8603 岐阜県大垣市久徳町100番地TEL. 0584-93-0113 FAX. 0584-92-1804E-mail: [email protected]

会社概要社名 : 所在地 [ 本社 ]:

設立 : 代表者 : 資本金 : 従業員数 : 事業内容 :株式上場 :証券コード :

太平洋工業株式会社岐阜県大垣市久徳町100番地TEL 0584-91-1111(大代表)1930年8月8日代表取締役社長 小川 信也43億2,000万円1,619人(連結:3,264人)自動車部品、電子機器製品等の製造ならびに販売東京証券取引所・名古屋証券取引所市場第一部上場7250

日 本 太平洋産業株式会社ピーアイシステム株式会社太平洋開発株式会社太養興産株式会社PEC ホールディングス株式会社

米 国 Pacific Industries USA Inc.Pacific Manufacturing Ohio, Inc.Pacific Manufacturing Tennessee, Inc.

台 湾 太平洋汽門工業股份有限公司韓 国 太平洋バルブ工業株式会社

太平洋エアコントロール工業株式会社タ イ Pacific Industries(Thailand)Co., Ltd.中 国 太平洋工業(中国)投資有限公司

天津太平洋汽車部件有限公司長沙太平洋半谷汽車部件有限公司太平洋汽車部件科技(常熟)有限公司

ベ ル ギ ー Pacific Industries Europe NV/SA

グループ会社

株式の状況発行可能株式総数 90,000,000株発行済株式の総数 54,646,347株株主数 4,461名

大株主株主名 持株数(千株) 持株比率(%)

株式会社三菱東京UFJ銀行 2,679 4.97

株式会社大垣共立銀行 2,671 4.95

株式会社十六銀行 2,619 4.86

日本生命保険相互会社 2,408 4.47

第一生命保険株式会社 2,349 4.36

PECホールディングス株式会社 1,987 3.69

岐建株式会社 1,891 3.51

太平洋工業取引先持株会 1,852 3.44

日本興亜損害保険株式会社 1,697 3.15

太平洋工業社員持株会 1,627 3.02

(注) 持株比率は自己株式(727,357株)を控除し、小数点以下第3位を四捨五入しております。

証券会社0.8%

金融機関40.1%

その他国内法人13.8%

自己株式1.3%

個人・その他32.5%

外国法人11.5%

所有者別分布状況