part 2 学生が考える 新宿泊プランの提案part 1 part 2 part 3 part 4 •12月...
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学生が考える新宿泊プランの提案
ベストウェスタンホテルチーム
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梅 木 雄 太
大 山 龍 太
加 藤 広 夢
久 保 郁 人
高 橋 朋 宏
平 山 翔 太
松 田 涼
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目 次
1 .グループのテーマ(課題)・目的2.連携した企業の概要3.~りんご班~取り組み内容と経過(プラン作成まで) 考案したプラン 考案したプランの実施状況、実施結果4.~街歩き班~取り組み内容と経過(プラン作成まで) 考案したプラン 考案したプランの実施状況、実施結果5.プランの改善点、課題点6.まとめ7.感想
1 .グループのテーマ(課題・目的)
弘前市には全国的に有名な観光資源として、春のさくらまつり、夏のねぷたまつりがある。この時期には町に観光客が溢れ、弘前は大いに盛り上がっている。しかし、秋から冬にかけては、秋に弘前城菊と紅葉まつり、冬に弘前城雪と燈籠まつりがあるものの、春や夏に比べ観光客の数は少なく、閑散期となっている。そこで、この閑散期( 9月~12月中旬)において観光客を呼び込むような宿泊プランを考案することが、私たちの課題である。そして、閑散期において如何にして宿泊プランを販売するか。また、限りある弘前市の観光資源を使いどのようにして顧客を呼び込むか。課題に取り組むにあたっては、今までにない大学生が考案したという特徴を活かし宿泊プランの作成を行う。
2 .連携した企業の概要
ベストウェスタンホテルニューシティ弘前■所在地 青森県弘前市大字大町 1 - 1 - 2
運営会社:株式会社ランドーナージャパン■所在地 愛知県名古屋市中区新栄 2丁目 1番 9号 雲竜フレックスビル西館 3 F■設立・創業 1989月 1 月31日■資本金 4 億円
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■従業員数名古屋本社:31名ベストウェスタンホテル高山:正社員20名、契約社員等10名ベストウェスタンホテルプレミアホテル長崎:90名ベストウェスタンホテルニューシティ弘前:100名■事業概要プロパティ・マネジメントをベースにホテルの開発・運営を手がける。現在ではホテルマネジメントに特化し、新規ホテルの開発、ホテル、旅館の再生事業を軸に成長。事業フィールドは全国各地に拡大。
3 .取り組み内容と経過(プラン作成まで)~りんご班~
5月 •5 月から活動を開始し、私たちのグループは当初、新プランを考案するにあたって弘前大学の
学生ならではの新プランが作れないか、弘前大学にある資源は何なのかというところからスタートした。はじめに弘前大学の強みはいったい何なのかということをグループ内で意見を出し合い、大学とは「学びの場」であるという意見が出された。そこで、新しいプランを作るにあたって、コンセプトを「学べるツアー」としこのコンセプトにあった弘前大学のもつ資源の強みを考えていくことにし、何度か話し合いを進めた。
6 月•話し合いを進めていく中で、弘前に住んでいて弘前の好きなところ、弘前の特色をそれぞれ書き出していった。チームのほとんどのメンバーの意見として「りんご」という意見がでた。そこで、「りんご」を弘前大学のもつ強みと組み合わせて使えないかということになった。りんごに関わる弘前大学の資源を探したところ、弘前大学の所有している藤崎農場という農場があることを知った。この農場を資源として活用し、研究などによって蓄積された学術的な知識を提供しながら、リンゴ狩りが出来れば、顧客にとって学びながらリンゴ狩りができる。加えて、弘前大学にとっても、研究成果を外部の方々に発信出来るいい機会になるのではないかと思い、藤崎農場にアポイントメントをとり、話をした。だが、「農場自体が研究目的にあるもので、一般の方々に常に開放することが難しい」「お客様が来て頂いた際に対応出来る人員の確保が出来ない」「藤崎農場まで行くバスなどの交通手段がない」といった理由によって、藤崎農場を使う事は難しいということになった。
〈藤崎農場 案内図〉 〈藤崎農場〉
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7 月•ベストウェスタンホテル弘前とはほぼ週に一度、進捗状況などを報告し、相談したりした。その中で、藤崎農場に代わる施設として、りんご公園という提案があった。そこで、りんご公園を利用したプランを考えることにした。りんご公園の特徴と弘前大学のもつ強みをどのようにしてあわせて新しいプランを作り上げるかをグループで意見を出し合った。大学としての強みはりんごの研究による様々なデータであり、これを結びつけたかったが、誰がそれを伝えるのかという問題になった。話し合った結果、自分たちで専門家の先生から学び、それをマニュアル化し自分たちでガイドするという結論になった。さらに弘前大学のりんごサークルとも協力し、りんご検定試験を作ることで、ただ聞くだけでなく学ぶということを意識してもらえるようにした。また、このプランを利用して頂いたお客様に対して何か特典を付けることが出来ないかも考え、
りんごの形をした手作りのメッセージカード、りんご公園内にあるショップのオススメリスト、りんご公園内の地図、りんご検定認定カード、といった特典の作成も始めた。特典に関しては全て手作りにし、学生とのつながりを意識してもらえるようにした。りんご公園に何度も足を運びりんご公園で働く従業員の方にインタビューし、自分たちで園内を歩いて、りんご公園の特徴などを探した。農学生命科学部の先生、学生に相談しながらりんごに関する知識や、りんご検定試験の問題の作成を始めた。
8 月•先生とゼミの学生をお客様と仮定してリハーサルをした。そこで先生などから頂いたアドバイスなどをもとに改善点などを修正した。またHPに掲載する際のキャッチコピーなども考えた。
〈リハーサルの様子〉
9 月~11月•じゃらん、JTB、ベストウェスタンホテルのHP上で販売。月に 1~ 2回集まり進捗状況を報告。HPの掲載にあたって自分たちでりんご公園の写真を撮影した。最終的にツアー名を「弘前大学学生プレゼンツ!学生と学ぶリンゴの健康パワー」とした。
〈実際にHP上で使われた写真〉
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• 12月販売終了。反省点などをあげてなぜ、お客様に利用して頂けなかったのか問題点を話し合った。
ベストウェスタンホテルニューシティ弘前の新宿泊プラン
プラン名 弘前大学生プレゼンツ!学生と学ぶりんごの健康パワーキャッチコピー 「食・感・学」弘前りんごをおいしく学ぶ!対 象 客 首都圏の50~70代の夫婦概 要 ホテルのチェックインの際にりんごについての 3問ほどのクイズをお客様に渡し、
翌日りんご公園を訪れ、公園内をガイドしながら散策し昼食をとったあとにりんご能力検定を受けてもらい、最後にりんごの収穫体験をしてもらう。
① このように事前に学んだことを実際に見て、岩木山を眺めながら心も体も頭も健康になっていくのを実感してもらう。② 今流行りの検定の導入で集客を狙う。(弘前大学のサークルりんごの会監修のテストということで弘前大学という強みがだせる?!)
スケジュールの詳細1 日目 ホテルへのチェックイン 14:00~ 夕食 17:30~
2 日目 7:00~ 朝食 10:50~ チェックアウト 11:00~ 弘前駅前発 ためのぶ号 乗車 11:45 りんご公園 到着 11:45~ マップを見ながらの公園内散策 12:15~ りんごの家で 岩木山を眺めながら昼食・買い物 13:15~ りんご能力検定試験 (旧農家住宅 20分程度 解答 5分 認定カード授与 5分) 13:45~ りんご収穫体験 14:15 りんご公園発 ためのぶ号 乗車 15:00 弘前駅着
りんご公園のオススメ商品を紹介するものもお客様に渡す。オススメ商品の紹介については、画用紙を青りんご形に切り抜いて開いた中に商品を 6つのせた。紹介する商品はりんご公園ならではのもので、価格とコメントを商品の脇に書いた。りんご検定試験問題は全部で20問程度にし、A4の見開き 2ページに問題を印刷することにした。また100円バスのフリーパスチケットと、デザートクーポンを一人一枚つける。
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このプランの狙い③ このように事前に学んだことを実際に見て、岩木山を眺めながら心も体も頭も健康になっていくのを実感してもらう。④ 今流行りの検定の導入で集客を狙う。(弘前大学のサークルりんごの会監修のテストということで弘前大学という強みがだせる?!)
プランの課題点・改善点➢課題点まず、私たちがりんご公園で行う予定だったガイドについての課題点を述べる。農場は収穫時期などの関係で見どころになるりんごが変わっていくので、農場を事前に自分たちで下見して、農場の状態を常に考えてガイドをすべきであった。またガイドではりんごの健康成分などを中心に説明していたが、この内容がやや専門的すぎてわかりにくかったと思われる。そして自分たちが説明にばかり気をとられないよう、お客様の反応を見ながら柔軟にガイドができるとよかった。次に、ガイド以外についての課題点について述べる。これについては、まず客室の確保による機会損失の発生と料金の高さの問題があった。私たちのプランは自分たちがガイドを行うことにより成り立つものなので、平日には都合がつかないため土曜・日曜限定のプランとして販売を行った。また、宿泊する部屋はデラックスツインルームとした。しかし、土日は満室に近くなるほどお客様が多く宿泊する週が続き、特にデラックスツインルー
ムは満室となっていたときもあったために、販売自体できなかった週もあった。また、このワンランク上の料金設定がお客様にとって割高に感じられた可能性はある。そして、天候とプランのアピール不足の問題もあった。りんご公園の見学や収穫体験を行うために天候に左右されるプランであったが、本年の秋の天候はあまりよいとはいえないものであり、これも悪条件のひとつとなった。移動手段については100円循環バスが便利なので問題はなかったと思われる。また、12月には新幹線新青森駅の開業にともなってJRが旅行プランを積極的に宣伝したため、私たちのプランが目立ちにくくなった。プロのものと異なる私たちのプランの特色は、弘前大学生が自ら考案し、ガイドを行うプランだということである。しかし改めて振り返ってみると、「弘大」のアピールがやや弱かったのではないかと気付いた。もっと弘大オリジナルであることを強調してプランを紹介できればよかったのではないだろうか。さらにプランの根本的な問題として、「ツアーの中で学ぶ」ということや、学生に中高年の世代の方が「認定してもらう」ということに本当に需要があったのか、十分に把握することができなかったことがあげられる。
➢改善点まずガイドの改善点を述べる。ガイドの説明やりんご能力検定試験を、できるだけ生活にすぐ役立つような身近でわかりやす
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いものにするとよいと考えた。またお客様はりんごがどのように育てられるのかについても興味はわくと思うので、どういう過程でリンゴができるのか、また作業内容をガイドに取り入れるとさらによくなったと考えられる。次にガイド以外の改善点について述べる。プランのアピール不足の問題については、普通にJRなどのプロと勝負するのではプランの販売は厳しい面があるので、もっとプランの宣伝活動に力を入れるべきであったと気付いた。このプロモーション活動はホテル側にほぼ全面的に任せきりであったので、自分たちでも取り組みを行うべきであったと思った。その中でも現在の情報化社会においては、インターネットを使った宣伝活動が特に有効であると考えられる。具体的な例としては、弘前観光コンベンション協会に交渉し、Webページの目立つところで
私たちのプランを載せてもらうよう依頼したり、専用のブログをつくる、twitterを利用するなどホテルのホームページ以外にも消費者の目にふれやすいところでプランを紹介することがあげられる。そして根本的な問題としてあげられた「学べるツアー」の需要は、アンケートをとるなどして実際にお客様が求めていることをよく把握し、さらに検討する必要があった。
まとめこの項目では、私たちがこの活動で困難に感じたことや、活動を通して得られたものについて述べる。まず困難に感じたことについて、宿泊プランをチームでつくり、販売を行い、お客様に実際にプランに参加していただくのは事前に考えていた以上に難しいと強く感じた。どのような困難があったのか具体的に述べる。私たちはまずプランの作成にとても苦労した。弘前の豊かな自然を活かした観光のプランにしようという方向性は比較的早い段階で固まってきてはいたが、実際に自分たちのプランの理想にそった協力をしていただける施設や人物を見つける際も試行錯誤を繰り返した。具体的な事例としてりんご公園のプランを考える前から検討していた、弘前大学が所有する藤崎農場を訪問するプランがあげられる。このプランは弘大が管理する農場のため、プロは利用することができない弘大の資源を使うことができるので、当初はとてもよいと考えていた。しかし、あくまで学術的な研究のために使われる農場なので一般への開放が難しいこと、また交通手段が十分に確保できないなどの問題により後に廃案となってしまった。そのような状況のなかで、りんご公園が自分たちの考えているプランによく合うことに気付いた。弘前が全国一の生産量を誇るりんごの木が100種以上育てられ、岩木山も見えるという自然に恵まれた環境が、都会の生活で疲れた人を癒してくれて、さらに交通条件もよい施設だからである。そして、お客様のプラン参加へ実際につなげていくことの困難さを強く感じた。りんご公園という理想的な施設を見つけることはできたが、結局私たちのプランには一人もお客様に来ていただけなかったからである。これについては主要なターゲット層のニーズを読み切れなかったことも一つの原因であったと
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思う。私たちは都会に住む夫婦なら自然を求めているだろうと考えていて、それについては今でも間違いないと考えている。しかしターゲット層と同年代の教授から、「中高年の人が、わざわざ学生にりんごの知識につ
いて『認定』してもらいたいと考えることはあまりないのでは?」という意見をいただいたこともあった。私たちと20年以上離れた世代であるので、そういった感覚をつかむのは困難だった。
4 .取り組み内容と経過(プラン作成まで)~街歩き班~
5月•5 月26日にベストウェスタンホテルとの初顔合わせをし、 7人を 2班(りんご班:大山、梅木、
久保、平山・街歩き班:松田、加藤、高橋)に分け、宿泊プランを 2つ作成することに決まる。
6 月•6 月から宿泊プランの考案を本格的に始めた。私たちのグループでは宿泊プラン作成にあたり、
学生考案ということで、学生らしい特徴を持ったものを作成しようと考えた。また、弘前にある観光資源は何があるのかということを考え、宿泊プラン作成に取り組んだ。宿泊プランを考案するため、地域の情報雑誌やインターネットで弘前市の観光資源について調べて行く中で、プラン実施の翌年が弘前城築城400年ということを知り、これを活かして城下町の街歩きプランを作成することに決めた。また、プランの中に講義を組み込み、学生らしさや企業と大学が提携したからこそできたという特徴を作り、既存のプランとの差別化を図る。講義の内容は街歩きとリンクさせ、弘前の城下町の歴史について行うことにした。それに加え、スタンプラリー形式で津軽の伝統工芸品(津軽塗等)を収集しながら街歩きをすること、私たちが手書きで作成した地図をお客様に渡すことも、プランの特徴の一つとすることに決めた。これは、思い出とともに何か形の残るものをお客様に提供したいと考えたためである。6月は16日と23日の 2回、ベストウェスタンホテルとの話し合いを行った。その中で、津軽の
伝統工芸品は高価なものであり、宿泊プランの料金に含めることが困難であるので、津軽の伝統工芸品以外のもので代替することにした。代替案としては、スタンプラリー形式はそのままに、フォトラリーをしながら街歩きをすることに決めた。具体的な内容としては、各観光ポイントに予め撮った歴史的建造物の写真に、私たち学生がメッセージを添え、その写真を集めていき最終的に一冊のフォトアルバムがお客様の手元に残るというものである。街歩きをするプランということで弘前城周辺を何度も歩き、どういったコースで歩けばスムーズに街歩きを行えるかを考えコースを作成した。そして、城下町や街歩き等の専門分野に長けた、弘前大学教育学部の斉藤利男教授に街歩きのコースについて相談をし、より良いコースを探した。また、フォトラリーを行うため各観光ポイントから写真を置く許可を得た。
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7 月•7 月も宿泊プランの作成を行った。何度もプランのコースとなる場所を歩き、プランの中で立
ち寄ってもらうお店や歴史的建造物等に使用することの許可を得た。実際に街歩きを行う中で、コースに組み込もうとしている歴史的建造物の中には弘前市で管理している建物もあり、岩木支庁を訪問し使用許可を得た。また、宿泊プランについてアドバイスをもらうため、市の観光物産課も訪問した。これまで城下町の街歩きという内容で宿泊プランを作成してきた。しかし、28日のベストウェスタンホテルとの話し合いで、このプランを実現するには解決することが困難な問題点があるため、方向性を一度見直すことにした。問題点としては、城下町についての講義を行う予定だが習得すべき知識の範囲が広く、私たち学生が講義を行うのが困難である点。その対応として、これまでに宿泊プランについ相談させていただいていた斉藤利男教授に講義をお願いした。だが、いつ予約が入るかわからない状況ですべてに対応してもらうのが困難である。また、街歩きを行うにはガイドがいるのが必須であるとのアドバイスもいただき、私たち学生でも平日等授業がある日に対応するのが困難である。こういった点から、街歩きというコンセプトはそのままに、城下町からもう少し私たち学生寄りに内容を変更することにした。
8 月•変更したプランの方向性としては、弘前大学や弘前駅周辺の大学生がよく行くお店や、よく歩く道、また道沿いにある弘前ならではの建物等を学生がガイドをしながら街歩きをすることにした。これに至った経緯としては、弘前にはさくらまつりやねぷたまつりといった全国的にも有名な観光資源がある。しかし、それ以外にも弘前には良いところがあることを、実際に弘前に住み、生活することで気づいた。そのような隠れた弘前の良いところを活かしプランを作成できないかと考え、新しいプランの方向性とした。学生がガイドをするということで、プランを実施できるのは土日に限定される。それでも、ガイドなしではプランが成立しないと考え、土日限定のガイド付きプランとした。
弘前市では弘前観光コンベンション協会の主催する様々な街歩きツアーがある。私たちが考案しているプランも街歩きであるので、プロの方から得られるものがあると思い、私たちのプランと一番関連性の高いツアーに参加した。ツアーに参加したことで、今まで知らなかった弘前駅周辺の歴史等、様々な情報を知ることができた。プラン作成のため、何度もコースとなる道を何度も歩いた。また、立ち寄りたいお店等にプランに組み込むことの許可や、販売されている商品についての説明をしていただくことをお願いした。こうして 8月の下旬までにプランが完成。本番に向け先生をお客様と想定し、リハーサルを行った。リハーサルを行ったことで気づいた改善点を修正し、さらに学生だけで何度もリハーサルを行った。
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9 月~11月•じゃらん、JTB、ベストウェスタンホテルのHP上で販売した。最終的なツアー名は「弘前大学学生と街歩き♪弘前の隠れた魅力を発見!!」に決定した。また、月に 1、 2回ベストウェスタンホテルに集まり、進捗状況の報告を行った。10月13日に宿泊プランに予約が入る。本番に向け最終的な打ち合わせを行い、ガイドについての確認をした。しかし、10月21日に予約のキャンセルという報告をうけた。
・12月本来、11月いっぱいでプランの販売は終了であったが、私たちのプランは季節等に影響を受けるプランではないため、12月19日まで販売の延長を行った。12月19日販売を終了した。お客様に来ていただくことができなかった理由や反省点、課題点について話し合いを行った。
ベストウェスタンホテルニューシティ弘前の新宿泊プラン
プラン名 弘大生オススメ 築城400周年目前 秋の城下町満喫プランキャッチコピー 弘前の城下町で秋の三拍子を堪能しませんか対 象 客 50~60年代の男女概 要 秋をテーマに秋の三拍子として学問の秋、運動の秋、食欲の秋を城下町で体験して
もらう。全体の流れ城下町周辺の建物、文化財、伝統工芸品についての講義を受け、城下町周辺を散策し、散策途中にフレンチレストランで昼食をとってもらう。また、「和」と「洋」の区切りとして、街歩きの途中に、これも知られていない弘前の名物であるフランス料理を堪能してもらう。ただ、普通の街歩きではありふれているので、各場所に立ち寄った証として津軽の伝統工芸品を置き、それを集めることで、最終的にホテルに着くときには手元には津軽の思い出と工芸品でいっぱいになっている、というプランを企画。
スケジュールの詳細ホテルチェックインチェックインの時間が14:00のため、 1泊 2日で今回のプランが消化できるのかが課題。可能なら、2泊 3日のプランに切り替え、一日目の14:00~18:00ぐらいまでの企画を増やす。弘前大学で講義その日に回るコースや建造物、また洋館やフレンチがどのように弘前と結び付いたのかを講義形式で顧客に伝える。弘前城で紅葉を楽しむよりきれいな紅葉を見ることのできるスポットをピックアップし、紅葉で彩られた築城400年の弘前城を満喫してもらう。
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和の風景を楽しむ城下町ならではの趣深い建物などをまわり、弘前の歴史を堪能してもらう。具体例 1、旧梅田家、旧伊藤家 2、旧岩田家 3、石場家 4、川崎染工場など。この中からいくつか選んでもらい、各場所に伝統工芸品(または津軽にゆかりのあるもの)
を置き、お土産として持って帰ってもらう。工芸品の手作り体験工芸品をただ集めるだけではなく、その途中で自ら作ることで、思い出として深く残る体験をしてもらう。具体例:川崎染工場、 田中屋(津軽塗)
昼食いくつかあるフレンチのお店から時間やルートを考慮し、 3件ほどから選択してもらう。当初の課題としては、工芸品をお店においてもらえるかどうかについて、早い段階からアポイントメントをとる必要があった。西洋館の見学具体例:カトリック弘前教会 日本基督教団弘前教会 昇天教会 レンガ倉庫など 弘前城からホテルを結んだ位置にある洋館をピックアップする。
ホテル到着 夕食夕食についてはホテルでとってもらう(プランに組み込む)。
以上のようなプランを、様々な改善点を修正しながら作成していったが、最終的に以下の各々のポイントで改善しきれない課題が多く、実現が難しくなってしまった。
2 ~弘前大学で講義~弘前大学での講義では当初は、城下町に詳しい本学教育学部教授 斎藤利男先生にお願いした。しかしながら、斎藤先生に依頼する場合には、先生の授業がない土日にしか講義を行うことができないという問題点などが解決できず、大学を講義のために利用する際、講義をする場所の確保の問題等からプラン可能日が制限されてしまった。4 ~和の風景を楽しむ~まずは工芸品について。各ポイントを回ることによって津軽の伝統工芸品を差し上げる予定だったが、工芸品は一つ一つの単価が高く、コストがかかってしまうこととなった。その結果として、その分を宿泊代に上乗せしなければならず、当初予定していた宿泊代よりも割高になってしまった。この点については企画の過程でコストのかかる工芸品から「フォトラリー」に変更した。内容としては、スタンプラリー形式でフォトラリーをしてもらい、お客様がホテルを出発する前に、これから見て回る場所の写真だけが抜けた弘前のフォトアルバムを渡す。そして、見て回るポイントに写真を置いておき、すべて回るとフォトアルバムが完成し、その写真には学生からのメッセージが添えられているものを考えた。最初は目新しいということもあり、このプランの主軸として考えていたが、これにも多くの課題があった。まずこの企画を採用すると、事前にとっておいた写真をお客様は手にすることになり、その
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写真には自分が写っていないということになる。もちろん観光を目的としているのだから、自分たちのカメラを持ってくることが予想され、「フォト」に需要があるのかどうか確信性がなくなってきてしまった。次に、各施設の方とお話ししたところ、一般の観光客とベストウェスタンの顧客を区別するのが難しく、個別に対応することが困難かもしれないという御意見を頂いた。このことから、個別に対応することを簡略化し、フリーペーパー等のように誰でも持っていくことのできる方法も考えたが、「ベストウェスタンのプラン」における特典という面がぼやけてしまうということから、この案も難しくなってしまった。7 ~西洋館の見学~次に、各ポイントの休業、休館日の確認である。これに関しては、お客様が宿泊する日に開店、開館している和、洋、昼食の各々の場所をweb上で選んでもらうシステムを提案した。具体的には、資料 1、資料 2にあるように、どこがどの曜日に休業、休館なのかを調べ、web上で選択した曜日にリストアップされないようなシステムにしようとした。ほとんどの施設はwebや広告に掲載している通りに運営しているが、西洋館のカテゴリーの「教会」に課題があった。教会は休館日が他の施設のように確定されていなく、職員の不在、司祭の不在の時でも休館ということもあった。またお話を聞いたところ、開館している曜日にも葬儀など急を要する行事が入った場合などは、開館予定の日にも休館になることもあるそうで、せっかくお客様に選択してもらった施設であっても、当日休館になっているかもしれないという可能性が考えられた。このように当初プランの主軸と考えていた「大学での講義」、「フォトラリー」の実施において多くの課題が残ってしまい実現化が難しくなってしまった。
まとめ当初に考えていたプランは、点在する様々な種類の観光資源をどういった方法で一つのストーリーの中に落とし込み、結び付け、自然とお客様がそれらを観光していくことができるかを考えていた。それと同時に、プランの持続可能性を重要視して、学生が直接お客様との接点を持たないように心がけた。これは私たちが直接お客様と接し、それをプランの付加価値にすると、私たちがプランに携わっている期間は十分に対応できるが、終了すればそれができなくなると考えたからである。私たちが直接的に接することはなく、「いかに学生が考案したかを感じさせられるプランを作るか」が最大の目標だった。その目標を実現するために「大学での講義」、「フォトラリー」を軸としたこのプランを考えた。
大学を利用したプランは全国的に初めての試みであり、フォトラリーも斬新なアイディアだったと思う。しかしながら、それによりプランの規模が大きくなり、様々な弊害が出てきてしまった、それと同時に自分たちのできる範囲の中で、自分たちの目標を実現することのむずかしさを痛感した。また、今回のプランでは本当に多くの方々に協力していただいた。今回のプランで顧客に回ってもらう施設には文化財論も多くあり、弘前市の文化財保護課の方に許可を申請しに伺った際も、私たちのつたない説明を親身になって聞いて下さった。また斎藤先生には、城下町の歴史や、街歩きのガイドについて様々なことを教えていただいた。
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(市役所の方との話し合いの様子) (斉藤先生との話し合いの様子)
以上のことを踏まえ、学生が直接参加する新たなプラン作成に取り掛かることにした。
•資料 1.webでの流れ
1 .お客様のお名前やお電話番号などの基本情報を入力してもらった後に、宿泊予定日をクリックしてもらう。
2.選択した日付と曜日を認識できるようにして、その日(または一泊したその翌日)に回ることのできるポイントの中から選択できる画面に移動。( 9月18、19、20日を選択したと仮定)お客様に自らの観光ルートを選択してもらう。
3.選んだプランと招待状を送る旨を予約確認の最終画面で表示。
http://www.vector.co.jp/download/fi le/win95/personal/fh516269.html( 6 月22日閲覧)
•資料 2.プラン選択案内
弘 前 一 郎 様
今回弘大生オススメ 築城400周年目前 秋の城下町満喫プランをご希望いただき誠にありがとうございます。今回のプランでは、お客様本人に 9月19日に回るポイントを選択していただき、各ポイントでアイテムをゲットしてもらう形になっておりますので下記の各ポイントから全画面の説明を参考(ポイントを掲載?)にお好きなポイントをお選びください。
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~和~□ 旧伊藤家 旧梅田家 □ 旧岩田家 □ 田中屋 ( 3 つのうち 2つ選択)
~体験~□ 津軽藩ねぷた村 □ 川崎染工場 ( 2 つのうち 1つ選択)
~昼食~□ レストラン山崎 □ ビストロ・ル・コショネ ( 2 つのうち 1つ選択)
~洋~□ 旧弘前市図書館 □ 旧東奥義塾外人教師館 □ 青森銀行記念館 ( 3 つのうち 2つ選択)
街歩きをメインにしたプランへ今までのプランは城下町の歴史などの専門的な知識を必要としたプランだったために実現が難しかった。また、講義や街歩きなどプランの幅を広げすぎていた。そこで、街歩きをメインに自分たちの知っている弘前をガイドすることを考案した。
プラン名 弘前大学学生と街歩き♪弘前の隠れた魅力を発見!!キャッチコピー 弘前は「桜」や「ねぷた」だけじゃない!!! そんな弘前の隠れた魅力を、弘前大学の学生が共に街歩き&ご案内♪対 象 客 50~60年代の男女概 要 弘前大学の学生が知られていない弘前の魅力を街歩きで紹介する。宿泊期間 土日限定の 1泊 2日
全体の流れお客様にはホテルに予約が入った時点で手作りのガイドコースの地図と招待状を郵送する。加えてプラン終了後もガイド中に撮影した写真と感謝状を合わせた冊子を郵送する。ガイドコースはベストウェスタンホテル→遊歩道→上土手町→中土手町(BUNACO、平山
万年堂、昇天教会)→かくみ小路→万茶ン(休憩)→吉井煉瓦倉庫→弘前大学(外国人教師館、弘高生青春の像、付属図書館、コラボ弘大)の順で巡る。かくみ小路の万茶ンの前についた時点で休憩。休憩中は自由行動で、学生と一緒に万茶ンでの休憩や、近くの中三デパートでショッピング等ができる。BUNACOと平山万年堂では店内に入って、従業員に取り扱っている商品について宿泊客に
説明してもらう。弘前大学の案内の終了後、近くのバス停か弘前駅まで宿泊客を案内して解散。
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・地域ボランティアの観光ガイドに参加弘前市のボランティア団体「ふれ~ふれ~ファミリー」が行っているリンゴのつまみ食いコースがこちら側のガイドコースに類似していた。そこで参考にするために参加した。ガイドでは弘前についての 3年間弘前にいた私たちでも知らないことばかりで非常に参考になった。弘前のあまり知られていない歴史や文化を知り、勉強のつもりで参加したが純粋に楽しめた。実際に自分たちが案内される側になっても十分に楽しめたことから、プランの内容に自信を持つことができた。・サービスの統一を図るためマニュアルを作成し、リハーサルを行う自分たちの知識と「ふれ~ふれ~ファミリー」のガイド知識、そして、つがる検定の参考書を基にマニュアルを作成した。ガイドコースについての説明だけではなく、弘前全般の知識、りんごやねぷたについても知ってもらいたかったので、つがる検定の参考書をマニュアル作成に用いた。マニュアルの完成後、ゼミの指導教員である森先生と高島先生を宿泊客と想定して実際にコースを歩いてのリハーサルを行った。リハーサルではマニュアルを時々見ることがあったが事故もなく無事に終わることができた。ガイドする内容はよく勉強されていて良いと言われたが、肝心の伝え方、コミュニケーションにまだ改善の余地があると指摘された。以下はリハーサルで指摘されたこととそれについての対処法である。
・天候のずれで本来見せたい風景をみることができなくなる →見せたいものを写真や現物としてガイドに持っていき、お客様に紹介する・天候が優れない場合の対応 →コースを短縮する予定。例としてはかくみ小路まで案内して、煉瓦倉庫や弘前大学には行
かないといった形にする・お客様の出身地を事前に知っておくとガイドしやすい →ホテル側からの予約の連絡と同時に出身地も連絡してもらいたいと考えたが、ホテルから
個人情報を教えてもらうことはできなかったので、直接お客様に聞くことにした。・トイレの場所の確認 →かくみ小路までは店が多いので確保できると思われる。かくみ小路から弘前大学までだと
サンクスとUマートの 2か所が考えられる。・止まって説明するところと歩きながら説明するところを明確にする →見どころだと考えるスポットであることやガイドで話す時間が長くなることから、以下の
8つの地点では立ち止まって説明することにした。 BUNACO、平山萬年堂、昇天教会、吉井煉瓦倉庫、外国人教師館、弘高生青春の像、 付属図書館、コラボ弘大 土手町や遊歩道は街並みや、弘前についての説明をするので歩きながら行う。・ガイドを始める前にこれから歩いていくルートの説明をすべき・長時間歩くのでお客様の体調に気をつける。場合によってはルート短縮も考慮する・ガイドする建物などの事前説明、前ふりを早い段階で行う。急に見せられるよりもその方が効果的である
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・広報活動じゃらんや弘前観光コンベンション協会、ベストウェスタンホテルのホームページやブログでの宣伝を行った。ホームページ上での説明文はベストウェスタンホテルの方の指導をうけながら、自分たちで考えたものである。側に作成してもらった。広報活動は基本的にホテルの方でやってもらったが、ツイッターを利用した宣伝など、自分たちでも活動を試みた。・成果予約が一組だけ入ったが、体調不良を理由にキャンセルが入ってしまい、プランは実行できなかった。11月を過ぎても予約が入らなかったので、11月までだったプランを12月の第 3週まで延長したが、予約が入ることは無かった。ただ、今後もホテルのプランとして継続できないか検討されていることと、宿泊客に渡す弘前の街歩きマップがホテルで配られるという点では後に繋ぐことができ、良かった。
まとめプランの幅を狭めることで実現性はグンと上げることができた。しかし、特徴があまりないプランになってしまった。学生だからこそできる弘前大学のガイドをもっとアピールできれば他の街歩きプランと差別化できたかもしれない。問題はお客様に伝えるプロモーション面だった。プラン開発を通して昇天教会や煉瓦倉庫等、まだ知られていない弘前の魅力、観光資源があることを見つけることができた。新幹線開業を機に弘前に訪れた人やホテルの宿泊客にその魅力をアピールできれば観光客や宿泊客も増えるはずだ。
5 .プランの改善点・課題点
両班に共通する点○土日限定の宿泊プランであった点。
➢プラン内容が学生自らガイドするものであったため、どうしても土日限定にしなければガイドすることができなかった。
➢学生がガイドをすることで曜日が限定されてしまうので、プランが曜日に限定されないようなプランにすべきであった。
➢時期的にホテルは土日満室であるときが多かった。○時期的な問題。青森新幹線と同じ時期であり目立たなかった。 ➢青森新幹線の盛り上がりを利用したプロモーションもできたのではないか。○ 4P理論からみる問題点。
➢プライス、プレイス、プロダクトについては悪くはなかったのではないか。しかし、プロモーションが不足していた。 ⇒プライス、プレイスについてはベストウェスタンホテルに行っていただいたので、適切
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なものであった。プロダクトについては、考案にあたり学生一人一人が真剣に取り組み、納得するものを作成した。しかし、プロモーションについては、私たち自身で活動すればできることであるが、ベストウェスタンホテルに任せきりにしてしまった。
➢プランが完成する前からプロモーションすることもできた。➢もっとインターネットを有効に使いプロモーションできたのではないか。(ブログの開設、弘前観光コンベンション協会等の既存のウェブサイトへの掲載依頼)
りんご班の問題点○価格
➢りんごというコンセプトに基づき、部屋などを限定したことによって高めの価格設定になってしまった。それにより、ワンランク上のプランになってしまい販売につながらなかったのではないか。
街歩き班の問題点○コンセプトの明確さが足りなかった。
➢学生が考案したという要素がプランに足りなかったのではないか。また、プロモーションを行うときにも学生が考案したという要素を全面に押し出した方が良かったのではないか。
➢コンセプトを明確にすることで、既存のプランと比べた際に違いがよくわかり、顧客に興味を持ってもらえたのではないか。
○街歩きというのが地元でしか広まっていない。➢弘前内では街歩きというのが広まっているが県外には広まっていなく、弘前で街歩きというイメージをお客様に上手く伝えることができず、販売につながらなかったのではないか。
➢地元以外でも弘前で街歩きというイメージが広がっていれば、考案したプランにも興味を持ってもらえたのではないか。
6 .まとめ
りんご班プランをチームでつくり、販売を行い、お客様に実際にプランに参加していただくのは事前に考えていた以上に難しいと強く感じた。私たちは、まずプランの作成にとても苦労した。弘前の豊かな自然を活かしたプランにしようという方向性は比較的早い段階で固まってきてはいたが、実際に自分たちのプランの理想にそった協力をしていただける施設や人物を見つける際も試行錯誤を繰り返した。しかし、それによってベストウェスタンホテルの社員の方に加えて、いろいろな社会人の方と会話し交渉する機会をもてたことが我々にとって非常に大きな糧となったと思う。また、プランの作成にあたり観光業に関わる多くの人の話を聴いたことで、どのようにそれぞれの業者が関わり合って観光産業が形成されているかということもわかってきた。そのような状況のなかで、りんご公園が自分たちの考えているプランによく合うことに気付いた。弘前が全国一の生産量を誇るりんごの木が100種以上育てられ、岩木山も見えるという自然に恵まれた環境が、都会の生活で疲れた人を癒してくれて、さらに交通条件もよい施設だからである。
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理想的な施設を見つけることができその時は安心したが、結局私たちのプランには一人もお客様に来ていただけなかった。
街歩き班私たちベストウエスタンホテルグループは閑散期において如何にして宿泊プランを販売するかという課題に取り組んだ。課題に取り組むにあたって、今までにない学生考案という強みを活かし宿泊プランを考案した。その中で私たちが考案した宿泊プランを実現させるために様々な活動を行い、貴重な経験をすることができた。関係先に足を運びアポイントメントを得ることや、専門分野に優れた教授や市の部署を訪問しアドバイスを仰いだ。また、松田班では街歩きがプランの中心であったため、何度もコースとなる市内を歩き、今まで気づくことのできなかった弘前市の良さを自分たちの足で探した。そういった取り組みの中で、ベストウェスタンホテルの関係者の方々を始め多くの社会人の方々と対話をさせていただいたことにより、コミュニケーション能力が取り組む前に比べ向上できたのではないかと感じる。また、全体の取り組みを通してプランの企画から実現するに当たり、過程を知るだけでなく社会人基礎力と呼ばれる、「前に踏み出す力」、「考え抜く力」、「チームで働く力」が、取り組みを始める前に比べ向上できたと感じる。最終的に販売実績を上げることはできなかったが、今回の取り組みの中で上記のような経験をし、学生一人一人が少なからず成長できたと思う。また、一生懸命取り組んだからといって必ず結果が出るわけではないという社会の厳しさも肌で感じることができた。こういった経験は私たちが社会人になった後も活かせる経験であり、今回の取り組みで得られたものの一つであると思う。
7 .感想
梅木 雄太この活動を通してグループで一つの目標・目的に向かって行動することの大切さや難しさが理解出来た。
大山 龍太この活動により多くの社会人の方とお話をすることができ、とてもよい経験になった。この取り組みは 5月ごろから行っていたが、途中で少し中だるみしてしまった時期もあり、ホテル側と約束した日時を守れなかったこともあった。それによりプロモーション活動などを十分行えなかった部分もあると思うので、これからはより計画的に何事も取り組んでいきたいと思う。また上手に仕事を割り振り、スムーズに活動を進めていけるようにさらに努力したい。
高橋 朋宏宿泊プランを立ち上げるということで参加当初は期待と希望で頭が一杯だった。しかし、取り組みをすすめるにつれ突きつけられる問題点や課題に頭を悩ませてばかりだ。ただ、プランを作る中で色々な社会人の方々に出会い、協力を得られたことは自分を大きく成長させたと思う。プランの内容も大事だが、学生数人の力では大したプランはできないことも実感した。多くの
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人の協力を得ることが魅力的なプランを作るためのカギになる。このプロジェクトを通して私はそう学んだ。
松田 涼今回ベストウェスタンホテルと一緒に宿泊プランを考案することにより、非常に貴重な経験をできたと思う。宿泊プランの企画から実現・販売ということだけでなく、その過程の中でベストウェスタンホテルの方々を始め多くの方と接し、協力していただくことで社会人として必要なコミュニケーション能力や社会人基礎力を少なからず向上できたのではないかと思う。また、目に見えるものだけでなく、実際に肌で感じた経験というのは今後社会に出た後も、私にとって大きな財産になるのでないかと感じる。
加藤 広夢今回の活動では、自分たちのできる範囲の中で、自分たちが実現したいことを成し遂げることの難しさを実感した。また、実際に社会で働いている方たちと接する中で、社会にでてから経験することなどをこの時期に経験できたことは本当に有意義なことだと感じた。
久保 郁人私たちはベストウェスタンホテルと提携し、秋口の宿泊プランの開発を手掛けることになった。何度も宿泊コースである現地に出向いて情報を収集し、ベストウェスタンホテルとの話し合いを行い、考え出したプランをよりよいものにしようとした。残念ながら開発した宿泊プランを希望してくれるお客様はいなかったが、サブゼミを通して貴重な体験ができた。このことを今後、就職活動などでも活かしていければと思う。
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