pcd作成手順
DESCRIPTION
PasQのPCD作成手順。岡山県立大学大学院情報系工学研究科の安良田晃一によるドキュメント。TRANSCRIPT
PCD作成動作環境・ JavaScript が使用できるウェブブラウザ・ Apache HTTP Server 2.0 以上
準備ローカルホスト下に authoringフォルダを配置http://localhost/authoring
Authoring下の resourceフォルダ内に使用するパノラマ画像を配置
Authoring下の imageフォルダ内に使用する地図画像を配置
準備Setpano.htmをワードパッドなどで開き、使用する地図画像の設定
271~ 274行目を変更271行 表示する地図の緯度・経度273行 使用する地図の緯度・経度 (使用する画像の左下・右上を設定 )274行 使用する地図画像の指定
空間構築準備ブラウザからhttp://localhost/authoring/setpano.htmを表示。
方位の設定方位情報設定を選択。方位情報の初期値にパノラマ画像の北の向きにあたるピクセルを入力。
右下図は北の向きが1180ピクセルだったため初期値に1180を入力。
0 15001180
パノラマ ID ・位置情報付与パノラマ配置および一括配置を選択しパノラマ画像を配置していく。
配置することで、個々のパノラマ画像にパノラマ IDと位置情報(緯度・経度)を付与していく。
パノラマ IDは配置した順に、 pano0,pano1,pano2….と設定されていく。
初期方位設定スタートパノ設定を選択。
PasQ起動時に表示したいパノラマ画像のマーカーを選択。選択したマーカーは紫色に変わります。
初期方位には PasQ起動時に表示を行う向きを入力。入力範囲は0 °~360 °まで。
*先ほど設定した方位の初期値が0 °となります。
0°180°
保存保存を選択。
保存ファイル名を「 pcd_opu」にして保存。
*後に使うプログラムでは現状、「 pcd_opu.xml」しか適用されないため。
保存したファイルはauthoring/resourceに作成されます。
切替範囲の付与先ほど作成したファイルをPCDmakeに移動。
コマンドプロンプトを開く。
カレントディレクトリを PCDmakeに変更し、「 java convertPCD」を入力。
「 Complete.」が表示されれば成功。
これにより切替範囲が付与される。
PCDmakeフォルダ内に「 cnv_pcd_opu.xml」が作成されるので、これを authoring/resource内に移動させる。
切替範囲の確認 ブラウザからhttp://localhost/authoring/setpano.htmを表示。
読込を選択。「 cnv_pcd_opu.xml」を開く。
近傍情報確認近傍パノラマ表示にチェックを入れる。
マーカーを選択し、切替先パノラマ ID及び切替範囲のチェックを行う。選択したマーカーは赤色で表示されます。
右図では切替先が一つしか設定されていないため、表示をうまく行うことができない。(ソース8行目)
*切替先は最低2つ以上必要であるため。
切替先が1つの場合ソース内の <chpanos>に切替先を追加。
切替先が一つしか必要ない場合は、ダミーの切替先として<chpano panoid=""></chpano>を入力。(ソース9行目)
これにより、右図ように切替先のパノラマと切替範囲が表示される。切替先のマーカーは紫色で表示されます。
確認右図では選択したマーカーの切替先のパノラマ IDが正しく設定されていないため、近傍パノラマ表示がおかしなことになっている。
Pano4の切替先が pano4と pano2になっている。
切替先が不自然な場合ソースの切替先のパノラマ IDの変更を行う。
今回は切替先のパノラマ IDをpano5と pano3に変更。
右図が変更後の近傍パノラマ表示となる。
切替範囲の変更<range>の「 end」と「 start」の値を変更することで切替範囲の設定を行うことができる。
「 end」を 75 「 start」を 0とすると0 °~75 °の範囲を向いている時に切替を行う。右図に切替範囲を示す。
保存保存を選択。
保存ファイル名を「 pcd」にして保存。
保存したファイルはauthoring/resourceフォルダ内に作成されます。
PasQ準備先ほど作成された「 pcd.xml」及び「パノラマ画像」を PasQフォルダ内の「 resource」内に移動。