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USERS MANUAL PCI Express PEXシリーズ インタフェースモジュール エンコーダカウンタ搭載PoCL対応CameraLink入力(1CH) [製品型式: PEX-530521] 入力1チャンネル Base Configuration CameraLink規格準拠 PoCL (Power over CameraLink)規格準拠 (カメラ電源供給) ラインカメラ対応 (エンコーダカウンタ搭載) 2値化・面積・重心 ラインカメラ対応 省配線 省スペース 64MB メモリ搭載 デジタル 入力8/出力8

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Page 1: PCI Express PEXシリーズ インタフェースモジュールバス仕様 PCI Express Base Specification Rev. 1.0a x1 外形サイズ MD1:106.68(D) x 64.4(H) 単位[mm] ※ 基板部のみ

USER’S MANUAL PCI Express PEXシリーズ

インタフェースモジュール エンコーダカウンタ搭載PoCL対応CameraLink入力(1CH)

[製品型式: PEX-530521]

入力1チャンネル Base Configuration CameraLink規格準拠

PoCL (Power over CameraLink)規格準拠

(カメラ電源供給)

ラインカメラ対応 (エンコーダカウンタ搭載) 2値化・面積・重心

ラインカメラ対応 省配線 省スペース

64MB メモリ搭載

デジタル 入力8点/出力8点

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安全にお使い頂くために

安全にご利用頂くために、本製品をご使用になる前に必ず取扱い上のご注意を最後までお読みください。

本製品は機能追加、品質向上のため予告なく仕様を変更する場合があります。 継続的にご利用頂く場合でも、必ずUSER’S MANUALをお読みください。本製品のご使用には、ハードウェア, ソフトウェアの専門知識が必要です。 各図記号は以下のような意味を表しています。

警告! この表示を無視して誤った取扱いをすると、使用者が死亡または重傷を負う可能性があると思われる事項があることを示しています。

注意!

この表示を無視して誤った取扱いをすると、人が障害を負うことが想定される内容および物的損害の発生が想定される事項があることを示しています。

禁止

分解禁止

接触禁止

行ってはならない禁止事項があることを示しています。指示内容をよく読み、禁止されている事項は絶対に行わないでください。

静電気注意 静電気により、製品破損の恐れがありますのでご注意ください。

注意 注意すべき点を示しています。

本書に掲載されている会社名, 製品名はそれぞれ各社の商標または登録商標です。

© 2008, 2009 Interface Corporation 株式会社インタフェースの許可なく複製, 改変等を行うことはできません。

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PEX-530521

- 1 - Interface Corporation

製品ドキュメントのご紹介

本製品に関する情報を下記の通りご用意しております。 必要に応じて、適切なものをご利用ください。

マニュアル 内 容

ユーザーズマニュアル 無償 製品のセットアップ, ハードウェア仕様の説明です。 装置への組み込み作業時に必要となる基本的な作業に関する説明や、詳細な仕様や機能について説明しています。 ・インタフェースモジュールの設置方法 ・ドライバソフトウェアのインストール方法 ・製品概要 ・機能説明 ・外部インタフェース部の仕様 ・外部機器との接続例

テクニカルデータブック (I/O公開資料)

無償 ハードウェア, ソフトウェアの設計をされている方向けの詳細な技術資料です。 I/Oマップ等、ハードウェアを直接制御する場合の制御方法, 外部仕様等を記載しています。

無償:弊社Web site (www.interface.co.jp)からのダウンロードは無料です。 有償:ドキュメント類の冊子(印刷物)およびソフトウェアのCD-ROMでの提供は有料販売となります。

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PEX-530521

取扱い上のご注意

警告!

弊社製品は、人命にかかわるような状況下で使用される機器に用いられることを目的として

設計, 製造されたものではありません。 弊社製品を乗用移動体用, 医療用, 航空宇宙用, 原子力制御用, 海底中継用機器等、特

殊用途をご検討の際には、弊社カスタマーサポートセンタまでご照会ください。 詳細は『64ページ 第11章 情報サービス』を参照してください。

引火性ガス等の近くで使用しないでください。

本製品を改造しないでください。(改造した場合の誤動作については、弊社は一切の責任を

負いません。)

注意!

以下の警告ラベル貼付付近には高温となる部品があるので、触らないでください。

外部回路に高電圧(50V以上)を接続した場合、以下の警告ラベル貼付付近は感電する危険

性があるので、触らないでください。

以下の警告ラベル貼付付近には回転する部品があるので、触らないでください。

静電気は、本製品の故障の原因となる恐れがあります。本製品を扱う際は、接地された金属

に触れる等して、人体等に帯電している静電気を放電してください。 下記のような取扱い時にはご注意ください。 ・本製品に触れる時 ・外部コネクタを接続する時 ・中継端子台の配線を行う時

外部ケーブルコネクタを接続したまま、インタフェースモジュールの挿抜は行わないでくださ

い。隣のインタフェースモジュールとショートを起こす可能性があります。

Interface Corporation - 2 -

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PEX-530521

本製品の金メッキ端子部や、はんだ面には手を触れないでください。 故障やケガをする恐れがあります。

表示された正しい電源, 電圧, 使用温度, 湿度範囲でお使いください。

衝撃, 振動, 磁気や静電気の加わる場所での保管や、使用は行わないでください。故障や誤

動作の原因となります。

本製品を以下のような場所で保管および使用をしないでください。 ・極端に高温, 多湿な場所 ・直射日光の当たる場所 ・粉塵, 油煙, ほこり等の多い場所 ・激しい振動, 衝撃の加わる場所 ・薬品の粉末や蒸気が飛散、または発散している場所 また、本製品付近に異物(水や液体, 金属類等)を近づけないでください。

各モジュールに接続されるケーブルが無理に曲がるような設置をしないでください。

厳重な品質管理のもとに製造しておりますが、重要な設備、および故障することにより重大

な損失の発生が予想される設備への採用に際しては、重大事故にならないよう安全装置を

設置してください。

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PEX-530521

設定環境条件

使用環境条件 周囲温度:0~50, 湿度:20%~90%(非結露) 浮遊塵埃 特にひどくないこと。 腐食性ガス ないこと。 ノイズ モータ等のノイズ源が近くにないこと。 電源仕様 DC+3.3V(±0.3V):0.45A(TYP)

DC+12V(±5%):0.4A(TYP) ※ 接続するカメラによって電流値が異なります。

バス仕様 PCI Express ™ Base Specification Rev. 1.0a x1 外形サイズ MD1:106.68(D) x 64.4(H) 単位[mm] ※ 基板部のみ 占有スロット数 1スロット

点検

項 目 内 容 ケーブル接続 本製品のコネクタとケーブルが正しく接続されていること。 カードエッジ 汚れ, 腐食等がないこと。 コネクタ接触部 汚れ, 腐食等がないこと。 IC, インタフェースモジュール上

いちじるしいホコリや異物が付着していないこと。

※ デジタル入出力機能において、Low Profileサイズパネルを使用する場合、占有スロット数は、2スロットになります。

保管

本製品を保管する際は、購入した時と同様の状態で保管してください。

導電袋

1. 本製品を導電袋に入れます。

2. 梱包材で本製品を包み込み、パッケージ(箱)に入れます。

3. 直射日光と湿気を避けて、常温で保管します。

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PEX-530521

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目 次

製品ドキュメントのご紹介 1

取扱い上のご注意 2

第 1章 製品概要 8

1.1 機能と特長 ..................................................................................................................................... 8

第 2章 初期設定 12

2.1 各部説明 ....................................................................................................................................... 12 2.1.1 Low Profileサイズパネルスロット実装時 ................................................................... 12 2.1.2 標準サイズパネルスロット実装時................................................................................ 13

第 3章 セットアップ 14

3.1 拡張パネルの設置方法(Low Profileサイズパネルスロット) ............................................... 14 3.2 コンピュータへの設置方法....................................................................................................... 15

第 4章 ソフトウェアのインストール 16

4.1 Windows用................................................................................................................................... 16 4.1.1 デバイスドライバのインストール................................................................................ 17 Windows Vistaをご使用の場合 ...................................................................................... 17 Windows XP Embedded, Windows XP, Windows Server 2003をご使用の場合.......... 20 Windows 2000をご使用の場合 ....................................................................................... 22

4.1.2 ユーティリティディスクのインストール.................................................................... 23 4.1.3 ユーティリティディスクのアンインストール ........................................................... 23

4.2 Linux用 ........................................................................................................................................ 24 4.2.1 インストール .................................................................................................................... 24 ドライバモジュールの組み込み方法 ............................................................................ 25 カーネルバージョン ........................................................................................................ 26

4.2.2 アンインストール ............................................................................................................ 27

第 5章 システムからの取り外し 28

5.1 取り外し方法 ............................................................................................................................... 28

第 6章 ハードウェア説明 29

6.1 ハードウェア仕様 ....................................................................................................................... 29

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PEX-530521

Interface Corporation - 6 -

第 7章 機能説明 31

7.1 回路構成図 ................................................................................................................................... 31 7.2 機能ブロック図 ........................................................................................................................... 32 7.3 画像入力制御 ............................................................................................................................... 33

7.3.1 有効画像領域の設定 ........................................................................................................ 33 7.3.2 画像入力タイミングチャート ........................................................................................ 34

7.4 画像フォーマット ....................................................................................................................... 36 7.4.1 対応カメラ映像出力 ........................................................................................................ 36 7.4.2 データ幅変換 .................................................................................................................... 37 7.4.3 画像データの配置 ............................................................................................................ 38

7.5 クリッピングキャプチャ........................................................................................................... 40 7.6 スケーリングキャプチャ........................................................................................................... 41 7.7 キャプチャタイミングチャート............................................................................................... 42

7.7.1 フリーランキャプチャ .................................................................................................... 42 7.7.2 ラインカメラキャプチャ ................................................................................................ 43 7.7.3 デジタルカウンタキャプチャ ........................................................................................ 44

7.8 カメラコントロール信号制御................................................................................................... 45 7.8.1 パルス幅設定 .................................................................................................................... 45 7.8.2 出力モード ........................................................................................................................ 45 7.8.3 外部入力端子 .................................................................................................................... 46

7.9 デジタルカウンタ機能............................................................................................................... 47 7.10 エンコーダ入力機能................................................................................................................. 48

7.10.1 エンコーダカウンタ機能 .............................................................................................. 48 7.10.2 デジタルフィルタ機能 .................................................................................................. 49

7.11 2値画像処理 .............................................................................................................................. 50 7.11.1 2値化 ............................................................................................................................... 50 7.11.2 2値画像処理機能 ........................................................................................................... 51 測定エリア指定 ................................................................................................................ 51 面積値................................................................................................................................. 51 重心値................................................................................................................................. 51

7.11.3 2値画像処理タイミングチャート............................................................................... 52 エリア(ライン)カメラ...................................................................................................... 52

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PEX-530521

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第 8章 外部接続 53

8.1 外部接続 ....................................................................................................................................... 53 8.2 I/Oコネクタピンアサインメント(CN1, CN2) ........................................................................ 54

8.2.1 Low Profileサイズパネルスロット実装時(出荷時状態) ............................................ 54 8.2.2 標準パネルスロット実装時 ............................................................................................ 55

8.3 信号説明 ....................................................................................................................................... 56 8.4 接続概略図 ................................................................................................................................... 57

8.4.1 映像信号入力部 ................................................................................................................ 57 Low Profileサイズパネルスロット実装時.................................................................... 57 標準サイズパネルスロット実装時 ................................................................................ 58

8.5 接続説明 ....................................................................................................................................... 58 8.5.1 デジタル入出力部(15ピン D-subコネクタ:CN2) ....................................................... 58 8.5.2 エンコーダカウンタ入力部 ............................................................................................ 60

第 9章 フロントパネルの交換 61

9.1 交換方法 ....................................................................................................................................... 61

第 10章 オプション品一覧 63

10.1 オプション品一覧 ..................................................................................................................... 63

第 11章 情報サービス 64

11.1 情報の入手方法 ......................................................................................................................... 64 11.2 製品使用登録 ............................................................................................................................. 64 11.3 FAQ(よく寄せられる質問) ...................................................................................................... 64

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PEX-530521

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第1章 製品概要

PEX-530521は、CameraLink規格, PoCL(Power over CameraLink)規格に準拠した、PCI Express対応画像入力製品です。 カメラからの画像データをキャプチャすることができます。 PoCL規格を採用しているので、PoCL対応カメラにはケーブル1本で映像データの伝送, 電源供給, 制御ができます。 バスマスタ転送方式で、画像データをコンピュータのメインメモリへダイレクトに高速転送でき

ます。 64MBのオンボードメモリを搭載しており、PCI Expressの転送効率に関係なく、キャプチャすることができます。 カメラの仕様に応じた画像フォーマットでキャプチャを行うことができます。 1フレーム内の指定領域だけをキャプチャすることができます。 画像の水平ピクセル数と垂直ライン数を任意に減らすことができ、1フレーム当たりのサイズを減らした状態で、画像をキャプチャすることができます。 CameraLink規格に準拠したCC1信号, CC2信号, CC3信号, CC4信号の出力を制御することができます。 CameraLink規格に準拠したシリアル通信を行うことができます。 画像処理機能として、カメラの画像を2値化処理することができ、その2値化画像をキャプチャすることができます。 2値画像処理によって、物体の面積値と重心値を算出することができます。 FA用途に最適なデジタル入出力信号を装備し、外部信号をトリガとするキャプチャ等を行うことができます。 画像入力タイミング制御用途として、エンコーダカウンタインタフェースを搭載しています。エ

ンコーダの信号に同期させ、カメラから画像データをキャプチャすることができます。

1.1 機能と特長

ラインカメラに対応 エンコーダからの信号に同期させることで、カメラと被写体との相対速度ではなく、一定距離

ずつキャプチャすることができます。最大取り込み解像度は、65535ピクセル/ラインです。

エンコーダカウンタインタフェース パルスカウントモードは、位相差パルスカウント, 方向付き単相パルスカウントに対応しています。エンコーダA相, B相は1逓倍, 2逓倍, 4逓倍カウントからの選択ができます。 最大入力周波数は1MHzです。 4逓倍モード時は、最大入力周波数×4倍の周波数(4MHz)でカウントできます。 原点信号(Z相)を入力することにより内部のカウンタをクリアすることができるため、位置の自動修正を行うことができます。 エンコーダカウンタ値の一致検出機能を持っており、トリガ割り込みを発生させることができ

ます。デジタルフィルタ機能により、ノイズ除去ができます。

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PEX-530521

- 9 - Interface Corporation

デジタルカウンタとの同期キャプチャ デジタルカウンタの周期と同期してキャプチャすることができます。 エリアカメラを使用する場合、デジタルカウンタの周期ごとに1フレームをキャプチャすることができます。また、デジタルカウンタが周期に達した時に、連続フレームキャプチャを開始す

ることができます。 ラインカメラを使用する場合、デジタルカウンタの周期ごとに1ラインをキャプチャすることができます。また、デジタルカウンタが周期に達した時に連続ラインキャプチャを開始すること

ができます。

CameraLink規格, PoCL(Power over CameraLink)規格のカメラに対応 最大ピクセルクロック66MHzのエリアカメラへ接続することができます。 Base Configurationに準拠した入力方式に対応しています。 RGB24ビットカラーカメラと、16ビット/14ビット/12ビット/10ビット/8ビットのモノクロカメラに対応しています。 倍速モードカメラにも対応しています。(倍速モード時、2値画像処理, クリッピングキャプチャ, スケーリングキャプチャは未対応です。) 最大取り込み解像度は4095H×4095Vとなります。

メインメモリへのキャプチャ コンピュータのメインメモリへ画像データをDMA転送することができます。 画像データを高速にキャプチャすることができるので、カメラの描画処理や、リアルタイムで

画像処理する場合に最適です。

オンボードメモリへのキャプチャ 容量64MBのオンボードメモリへ画像データを転送することができます。 PCI Expressの転送能力に影響なく画像データを取り込むことができます。

オンボードメモリ内データをDMA転送 オンボードメモリ内の画像データをコンピュータのメインメモリへDMA転送することができます。通常のメモリアクセスによるデータ取得方法より、高速に取得することができます。

画像フォーマットの変換

RGB24ビットの画像データに対しては画像フォーマットをRGB32ビット, RGB16ビット, RGB15ビット, R8ビット, G8ビット, B8ビットに変換してキャプチャすることができます。 画像データの容量を減らしたい場合や、必要な色成分のみキャプチャしたい場合に有効です。 また、16ビット/14ビット/12ビット/10ビット/8ビットのモノクロカメラの場合は、画像フォーマットを8ビットデータに変換してキャプチャすることができます。 画像データの容量を減らしたり、輝度が低くデータが下位に集まる場合等に有効です。

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カメラコントロール信号制御 カメラの外部トリガシャッタの制御等に活用できます。 本製品からのトリガ要因でCC1~CC4端子からカメラコントロール信号を出力することができます。 指定したパルス幅で信号を出力することができます。 外部トリガとしてデジタル入力端子からカメラコントロール信号を出力することができます。 デジタル入力信号をスルーで出力することもできます。

シリアル通信 シリアル通信方式でカメラとのデータの送受信ができます。 カメラ本体の設定を変更したい場合に活用できます。

スケーリングキャプチャ 水平ピクセル, 垂直ラインの数を任意の値に減らして、1フレーム当たりのサイズを変更してキャプチャすることができます。(倍速モード時は未対応です。)

クリッピングキャプチャ

1フレームの領域内の任意の矩形領域だけをキャプチャすることができます。 (倍速モード時は未対応です。)

ハードウェア画像処理

1フレーム内の任意の矩形領域を計測対象として、以下の計測を行うことができます。 (倍速モード時は未対応です。)

(1)2値化 ハードウェアにて2値化処理することができます。2値化には上限と下限の2つのしきい値を設定することができ、不要な信号成分を大幅に除去することができます。 また、2値化結果をキャプチャデータとしてメインメモリやオンボードメモリへ転送することもできます。 (2)面積値・重心値の算出 2値化した画像に対し、面積値と重心値をハードウェアにて算出することができます。 その結果、CPUにて積算処理等を行う必要がなく、より短時間に画像処理を行うことができます。

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トリガ機能 トリガ機能として、以下の機能をサポートします。 トリガ発生時は、トリガ発生要因のフラグを立てると共に、割り込みを発生させることもでき

ます。(フラグを立てるだけで、割り込みを発生させないこともできます。) (1)面積値トリガ 面積値がある範囲内の場合(または範囲外の場合)、トリガを発生させることができます。 (2)重心値トリガ 重心座標がある領域内にある場合(または領域の外にある場合)、トリガを発生させることができます。

デジタルカウンタ機能

24ビットのデジタルカウンタを3つ用意しています。 カウントアップ条件には、入力フレームごと, 1μsごと、またはエンコーダカウンタのいずれかを選択することができます。

割り込み 下記割り込み機能があります。 ・入力用FIFOフル割り込み ・デジタル入力割り込み ・2値画像処理トリガ発生割り込み ・デジタルカウンタ割り込み ・エンコーダカウンタエラー割り込み

デジタル入出力信号を装備

FA用途に最適なデジタル入出力信号(入力8点/出力8点)を装備し、カメラの制御や外部信号をトリガとするキャプチャ等を行うことができます。

多点の外部割り込み入力 デジタル入力の8点全てを、外部割り込み入力信号として使用することができます。

外部電源不要のデジタル入力(DC+5V~DC+48V対応) デジタル入力は無電圧接点で、外部電源を必要としません。また、入力信号電圧は、DC+5V~DC+48Vに対応しています。

駆動電流+100mAと高出力のデジタル出力 高電流トランジスタ採用により、1点あたり最大+100mAまでドライブできます。

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PEX-530521

第2章 初期設定

2.1 各部説明

2.1.1 Low Profileサイズパネルスロット実装時

CN1

CN2

26ピンMini CameraLinkコネクタ(メス)(LVDS) (CN1) カメラへ接続します。

15ピン D-subコネクタ(メス)(CN2) デジタル入出力用に使用します。

LED1 RSW1

アクセス LED(LED1) アクセス LEDです。本製品にアクセスした場合に緑色に点灯します。LED1 は 1 回のアクセスで100ms間点灯します。連続してアクセスした場合、最後のアクセスから 100ms後に消灯します。

インタフェースモジュール識別用ロータリスイッチ(RSW1)複数枚使用する場合は、インタフェースモジュールごとに異なる値を設定してください(最大 16 枚)。同一型式のインタフェースモジュールを 1 枚だけ使用する場合は、“0”に設定します。(出荷時設定“0”)

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PEX-530521

2.1.2 標準サイズパネルスロット実装時

CN1

CN2

26ピンMini CameraLinkコネクタ(メス)(LVDS)(CN1) カメラへ接続します。

15ピン D-subコネクタ(メス)(CN2) デジタル入出力用に使用します。

LED1 RSW1

アクセス LED(LED1) アクセス LEDです。本製品にアクセスした場合に緑色に点灯します。LED1 は 1 回のアクセスで100ms間点灯します。連続してアクセスした場合、最後のアクセスから 100ms後に消灯します。

インタフェースモジュール識別用ロータリスイッチ(RSW1) 複数枚使用する場合は、インタフェースモジュールごとに異なる値を設定してください(最大 16枚)。同一型式のインタフェースモジュールを 1枚だけ使用する場合は、“0”に設定します。(出荷時設定“0”)

※ 15ピンD-subコネクタは、エンコーダカウンタ入力用としても使用できます。

- 13 - Interface Corporation

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PEX-530521

第3章 セットアップ 本章では、本製品を使用するための準備について説明します。

<作業の流れ> コンピュータへの設置方法

↓ ドライバインストール

↓ ソフトウェアセットアップ方法

以上でインタフェースモジュールのセットアップは完了です。インタフェースモジュールが正常

に動作するか動作確認することをお勧めします。 なお、アンインストール, インタフェースモジュールの取り外し方法については、『23ページ 4.1.3 ユーティリティディスクのアンインストール』, 『28ページ 第5章 システムからの取り外し』を参照してください。

3.1 拡張パネルの設置方法(Low Profileサイズパネルスロット)

CN1

CN2

拡張パネル

拡張パネル用ケーブルのコネクタの凹凸を確認し、インタフェースモジュールの拡張コネクタに拡張パネル用ケーブルコネクタを奥まで確実に差し込んでください。

Interface Corporation - 14 -

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PEX-530521

3.2 コンピュータへの設置方法

※ 写真は実物と異なる場合があります。 ①コンピュータ本体の電源が“OFF”であることを確認し、電源ケーブルをACコンセントから外します。その後、外装カバー, スロットカバーを外します。

②拡張用スロットへインタフェースモジュールを差し込みます。

基板の左右の端に力を入れ、カツンとショックがあるまで押し込む。

インタフェースモジュール

コンピュータ

PCI Expressコネクタ

金メッキ端子がコネクタに隠れていることを確認する。

ビス留め

注意!

本製品は正しい向きに実装してください。間違った向きに実装した場合、コンピュータ, インタ

フェースモジュールを破損する恐れがあります。 ③パネルをコンピュータ本体とビス留めしてください。

④本体へ外装カバーを元通り取り付け、電源ケーブルをACコンセントに接続します。その後、コンピュータを起動します。

以上でインタフェースモジュールの設置は完了です。次にドライバのインストールを行います。

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PEX-530521

第4章 ソフトウェアのインストール

本製品を使用するためには、デバイスドライバをインストールする必要があります。

お知らせ

デバイスドライバは、弊社Web site(www.interface.co.jp)よりダウンロード(無料)できます。 ダウンロードするためには、ユーザID登録が必要になります。

DLL関数, サンプルプログラム, ユーティリティの使用方法等につきましては、ソフトウェア付

属のHelpを参照してください。

4.1 Windows用

弊社ソフトウェアは、次のように構成されています。 • ドライバディスク デバイスドライバが入っています。 ダウンロード方法 >> 弊社Web siteよりご使用のOSに対応しているGPC-5300のDriver Diskをダウンロードします。 >> ダウンロードしたプログラムを実行すると、フォルダが作成されます。

※ 詳細は、『17ページ 4.1.1 デバイスドライバのインストール』を参照してください。

• ユーティリティディスク Readme, Help, サンプルプログラム, ユーティリティ等が入っています。 ダウンロード方法 >> 弊社Web siteよりGPC-5300のUtility Diskをダウンロードします。 >> ダウンロードしたプログラムを実行すると、「SETUP」フォルダが作成されます。 >>「SETUP」フォルダ内のSETUP.EXEを実行してください。プログラムが起動しインストール

が開始されます。

Interface Corporation - 16 -

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PEX-530521

4.1.1 デバイスドライバのインストール

Windows Vistaをご使用の場合

Administratorsのグループに所属しているユーザが、インストールを行ってください。 ※ 「続行するにはあなたの許可が必要です」と警告が表示されることがあります。その場合、 「続行」をクリックしてください。

①Windows Vistaが起動すると、「新しいハードウェアが見つかりました」が表示されます。

②「ドライバソフトウェアを検索してインストールします(推奨)」をクリックします。

③「オンラインで検索しません」をクリックします。

- 17 - Interface Corporation

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④「ディスクはありません。他の方法を試します」をクリックします。

⑤「コンピュータを参照してドライバソフトウェアを検索します(上級)」をクリックします。

⑥ドライバ保存先の「¥Win2000」フォルダを指定し、「次へ」をクリックします。

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⑦ファイルのコピーが始まります。

※ 「ドライバソフトウェアの発行元を検証できません」と表示された場合、「このドライバ ソフトウェアをインストールします」をクリックします。

⑧インストールが完了した旨のダイアログボックスが表示されるので、「閉じる」ボタンをクリックします。

以上で、Windows Vista用のドライバインストールは完了です。

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Windows XP Embedded, Windows XP, Windows Server 2003をご使用の場合

Administratorsのグループに所属しているユーザが、インストールを行ってください。 ※ Windows XP Embeddedは、Windows XPと同様の手順で、ドライバのインストールができます。

(ただし、OSイメージにデバイスの検出に必要なコンポーネントが含まれている必要があります。)

①Windows XP Embedded, Windows XP, Windows Server 2003が起動すると、「新しいハードウェアの検出ウィザード」が表示されます。

②「一覧または特定の場所からインストールする(詳細)」が選択されていることを確認し、「次へ」をクリックします。

③「次の場所で最適のドライバを検索する」を選択し、「次の場所を含める」にチェックをつけ、

ドライバ保存先の「¥Win2000」フォルダを指定し、「次へ」をクリックします。

ドライバ保存先の「¥Win2000」フォルダを指定します。

④ファイルのコピーが始まります。

⑤インストールが完了した旨のダイアログボックスが表示されるので、「完了」ボタンをクリッ

クします。

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以上で、Windows XP Embedded, Windows XP, Windows Server 2003用のデバイスドライバの インストールは完了です。デバイスドライバのインストール完了後以降は、システム起動時に 前頁②のように「新しいハードウェアの検出ウィザード」が起動することはありません。デバイ

スドライバのインストールが完了したら、ユーティリティディスクのインストールを行ってくだ

さい。

• Windows XP Embedded 用ハードウェア情報ファイルのインポートをする場合 ・ドライバダウンロード方法 ①弊社Web site(www.interface.co.jp)よりGPC-5300のDriver Disk [Windows Vista, XPe, XP, 2003,

2000]をダウンロードします。 ②ダウンロードしたプログラムを実行すると、「Win2000」フォルダが作成されます。

・ドライバインストール方法 ①Windows XP Embedded 開発環境の Component Database Manager を起動します。

②弊社製品のハードウェア情報ファイルをインポートします。作成した「Win2000」フォルダ内の拡張子がSLDのファイルを、画面の指示に従ってインポートしてください。

③以上で、ハードウェア情報のインポートは完了です。

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Windows 2000をご使用の場合

Administratorsのグループに所属しているユーザが、インストールを行ってください。 ①Windows 2000が起動すると、「新しいハードウェアの検出ウィザード」が表示されるので、「次へ」ボタンをクリックします。

②「デバイスドライバに最適なドライバを検索する(推奨)」を選択し、「次へ」ボタンをクリックします。

③「検索場所のオプション」で「場所を指定」を選択し、「次へ」ボタンをクリックします。

④「参照」ボタンをクリックし、「製造元のファイルのコピー元」にドライバ保存先の「¥Win2000」フォルダを指定します。その後、「OK」ボタンをクリックします。

⑤デバイスドライバが見つかった旨のダイアログボックスが表示されるので、「次へ」ボタンを

クリックします。 ⑥ファイルのコピーが始まります。 ⑦インストールが完了した旨のダイアログボックスが表示されるので、「完了」ボタンをクリッ

クします。

以上で、Windows 2000用のデバイスドライバのインストールは完了です。 デバイスドライバのインストール完了後以降は、システム起動時に②のように「新しいハードウ

ェアの検出ウィザード」が起動することはありません。デバイスドライバのインストールが完了

したら、ユーティリティディスクのインストールを行ってください。

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4.1.2 ユーティリティディスクのインストール

次の手順で、ソフトウェアGPC-5300のインストールを行ってください。

①弊社Web site(www.interface.co.jp)からダウンロードした圧縮ファイルを解凍*して、解凍フォルダ内の「SETUP.EXE」を実行してください。Help, サンプルプログラム等が指定ドライブにインストールされます。

②画面に表示される指示に従って操作してください。

インストールに成功すると、「スタート」メニューの「プログラム」に「Interface GPC-5300」が登録されます。なお、ソフトウェアの使用方法につきましては、Helpをご覧ください。 *:解凍方法 A. ハードディスクに適当な名前のフォルダを新規に作成します。 B. ダウンロードした各ファイルを手順Aで作成したフォルダにコピーします。 C. 手順Bでコピーした各ファイルを実行すると自動的に解凍が始まり、フォルダとファイルが作成されます。

4.1.3 ユーティリティディスクのアンインストール

GPC-5300のアンインストールを行うには、下記のような手順で行ってください。 • Windows Vistaの場合 「コントロールパネル」-「プログラムのアンインストール」から、「Interface GPC-5300」を選択し、「アンインストール」を実行してください。 • Windows XP Embedded, Windows XP, Windows Server 2003の場合 「コントロールパネル」-「プログラムの追加と削除」から、「Interface GPC-5300」を選択し、「削除」を実行してください。 • Windows 2000の場合 「コントロールパネル」-「アプリケーションの追加と削除」から、「Interface GPC-5300」を選択し、「変更と削除」を実行してください。

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Interface Corporation - 24 -

4.2 Linux用

弊社ソフトウェアは、次のように構成されています。 • ドライバディスク ソフトウェアを動かすために必要なファイルが入っています。

ダウンロード方法 >> 弊社Web site(www.interface.co.jp)よりGPG-5300のDriver Disk [Linux/RTLinux]をダウンロー

ドします。 >> SHのCPUをご使用の方は、弊社Web siteよりGPG-5300のDriver Disk [SHLinux/SH-RTLinux]を

ダウンロードします。 >> 弊社Web siteよりダウンロードして頂いたファイルはアーカイブとなっています。ファイル

を解凍してから使用してください。

4.2.1 インストール

GPG-5300をダウンロードしたディレクトリを/tmpとして説明を行っています。 ① スーパーユーザになります。

%su

Password:-------------rootのパスワード ② アーカイブをダウンロードしたディレクトリに移り、アーカイブを解凍します。

#cd /tmp

#tar xvzf gpg5300_(アーキテクチャ名)※1_(バージョン)※2.tgz ③ 下記のファイルが展開したディレクトリに解凍されます。 lgpg5300.(アーキテクチャ名)※1.tgz Linux用アーカイブ rgpg5300.(アーキテクチャ名)※1.tgz RTLinux用アーカイブ

common.tgz 共通モジュール用アーカイブ

readme.txt 最新情報記載ファイル install インストール用シェルスクリプト install_ja.txt インストール補助ファイル product.txt インストール補助ファイル sh4.txt インストール補助ファイル※3

④ インストーラを使用して、インストールを行います。 #sh install

⑤ インストーラが起動しますので、画面の指示に従ってインストールを行ってください。

最新(readme.txt)の表示、インストールするコンポーネントの確認等を行い、インストールが行わます。 れ

※1. アーキテクチャ名には、i386またはsh4が入ります。 ※2. バージョンには、最新バージョンが入ります。 ※3. IBM PC/AT互換機用には含まれていません。

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ドライバモジュールの組み込み方法

① スーパーユーザになります。 %su

Password:-------------rootのパスワード ※ RTLinuxの場合はリアルタイムモジュールを組み込みます。 #rtlinux start

② 共通モジュール,ドライバモジュールの組み込みを行います。 ドライバ組み込み用シェルスクリプトを実行してください。

例)インストールディレクトリがデフォルトの場合(Linuxの場合)

#cd /usr/src/interface/gpg5300/(アーキテクチャ名)※/linux/drivers

#sh inscml.sh

例)インストールディレクトリがデフォルトの場合(RTLinuxの場合) #cd /usr/src/interface/gpg5300/(アーキテクチャ名)※/rtl/drivers

#sh insrtlcml.sh また、デバイスノードを作成するために、デバイス番号設定ユーティリティ(dpg0101)を実行します。dpg0101の使用方法はHelpを参照してください。

#sh setup.sh ※ 新しくデバイスをシステムに組み込んだ場合は、全てのデバイスに対してデバイス番号設定プログラムでデバイスノードを作成してください。複数カテゴリのドライバ使用時にドライバの

ロード順番が前回と変わった場合には、ドライバのロード順番を、デバイス番号設定プログラ

ムを実行した際の順番に戻してください。やむをえず、ドライバのロード順番を変更する場合

は、デバイス番号設定プログラムで再設定を行ってください。 ③ プログラムを作成し、デバイスの制御を行います。プログラムの作成方法については、チュートリアルを参照してください。

④ ドライバモジュールの組み込みの解除は、ドライバ組み込み解除用シェルスクリプトを実行してください。

例)インストールディレクトリがデフォルトの場合(Linuxの場合) #cd /usr/src/interface/gpg5300/(アーキテクチャ名) ※/linux/drivers

#sh rmcml.sh

例)インストールディレクトリがデフォルトの場合(RTLinuxの場合) #cd /usr/src/interface/gpg5300/(アーキテクチャ名) ※/rtl/drivers

#sh rmrtlcml.sh

※ アーキテクチャ名には、i386またはsh4が入ります。

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カーネルバージョン

予め用意しているドライバと異なるカーネルバージョンに組み込む場合は、警告が出たり、組み

込めない場合があります。 組み込めない場合や、組み込めても正常に動作しない場合は、次の手順でドライバをコンパイル

し直してください。 ①「インストールディレクトリ/common」ディレクトリにある全てのモジュールに対してコンパイルを行い、インストールします。

<dpg0100> #cd /usr/src/interface/common/dpg0100/src

#make

#make install

<dpg0101>

#cd /usr/src/interface/common/dpg0101/src

#make

#make install

<dpg0102>(RTLinuxの場合)

#cd /usr/src/interface/common/dpg0102/src

#make

#make install

② Linuxのドライバのsrcディレクトリに移動し、モジュールのコンパイルを行い、インストールします。 #cd /usr/src/interface/gpg5300/(アーキテクチャ名)※1/(OS名)※2/drivers/src

#make

#make install ③ 各ドライバに用意されているドライバ組み込み用シェルスクリプト(inscml.shまたは

insrtlcml.sh)を同様に実行します。 ※1. アーキテクチャ名には、i386またはsh4が入ります。 ※2. OS名には、Linuxの場合はlinux、RTLinuxの場合はrtlが入ります。

お知らせ

Linux Systemをご使用の場合、 Linux System作成時に、弊社

Web siteからダウンロードしたtgzファイルを指定すると、ドライバのインストールとOS起動時の

自動組み込みを設定できます。これにより、前述のインストール手順が省略できます。

Linux Systemの詳細は、弊社Web site (www.interface.co.jp)をご覧ください。

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4.2.2 アンインストール

アンインストールを行うシェルスクリプトを実行します。 ① インストールディレクトリ下の「gpg5300/(アーキテクチャ名)※」ディレクトリにあるuninstallを実行してください。

例)インストールディレクトリがデフォルトの場合 #cd /usr/src/interface/gpg5300/(アーキテクチャ名)※

#sh uninstall

② アンインストーラが起動しますので、画面の指示に従ってアンインストールを行ってください。 ※ アーキテクチャ名には、i386またはsh4が入ります。

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第5章 システムからの取り外し

5.1 取り外し方法 ①コンピュータ本体の電源が“OFF”であることを確認し、電源ケーブルをACコンセントから外します。その後、外装カバーを外します。

②インタフェースモジュールを留めているビスを外します。

③インタフェースモジュールを指先でつまんで軽く左右にゆすりながら引き出します。

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第6章 ハードウェア説明

6.1 ハードウェア仕様

全体仕様 項 目 仕 様

対応バス PCI Express ™ Base Specification Rev. 1.0a x1 占有スロット数 1スロット(デジタル入出力機能において、Low Profileサイズパネル使用

時、2スロットになります。) データ転送方式 I/O転送(メモリマップドI/O方式), DMA転送 占有メモリサイズ 8KB+4KB+1MB(自動的に割り付けられます。) 外形サイズ MD1:106.68(D) x 64.4(H) 単位[mm] ※ 基板部のみ 重量 65g 電源仕様 DC+3.3V(±0.3V):0.45A(TYP)

DC+12V(±5%):0.4A(TYP) ※ 接続するカメラによって電流値が異なります。

使用環境条件 周囲温度:0~50, 湿度:20%~90%(非結露) I/Oコネクタ CN1:26ピンMini CameraLinkコネクタ(メス)

CN2:15ピンD-subコネクタ(メス) 使用コネクタ: CN1:HDR-EA26LFYPG1-SLG+(本多通信工業製)(相当品) CN2:17DE-13150-C(第一電子工業製)(相当品) ジャックソケット:17L-003B5-CF(第一電子工業製)(相当品) (勘合ネジサイズ:M3)

割り込み機能 入力FIFOフル割り込み, デジタル入力割り込み, 2値画像処理トリガ発生割り込み, デジタルカウンタ割り込み, エンコーダカウンタエラー割り込み

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映像信号入力部

項 目 仕 様 映像入力信号 CameraLink, PoCL(Power over CameraLink)規格準拠デジタル信号 解像度 カメラに依存 フォーマット RGB 24ビット

モノクロ 16ビット/14ビット/12ビット/10ビット/8ビット モノクロ 12ビット/10ビット/8ビット x 2(2倍速) モノクロ 8ビット x 3(3倍速)

ピクセルクロック 66MHz(MAX) 使用LSI DS90CR286AMTD(ナショナルセミコンダクタ製)

デジタル入出力部 項 目 仕 様

入力信号点数 デジタル入力:8点(入出力共用) 入力形式 CMOS型高耐圧接点入力(TTLレベル出力との接続可能, 保護ダイ

オード付き, 4.7kΩプルアップ抵抗付き) 最大定格電圧 DC+50V 推奨動作電圧範囲 DC+5V~DC+48V 入力抵抗 4.7kΩプルアップ抵抗付き Lowレベル入力電流 IIL= 0.91mA(MAX) Highレベル入力電流 IIH= +10μA(MAX) Lowレベル入力電圧 VIL= 0.7V(MAX) Highレベル入力電圧 VIH= 3.1V(MIN)

入力仕様

入力応答時間 0.1μs(TYP) 出力信号点数 デジタル出力:8点(入出力共用) 出力形式 TTLオープンコレクタ出力 最大定格電圧 DC+50V 推奨動作電圧範囲 DC+5V~DC+48V 最大出力電流 IOL= +100mA(MAX) Lowレベル出力電圧 VOL= +1.3V(MAX)(IOL= 100mA時)

VOL= +0.25V(MAX)(IOL= 10mA時)

出力仕様 出力応答時間 1.1μs(TYP)

エンコーダカウンタ入力部

項 目 仕 様 入力チャンネル数 1チャンネル 適応エンコーダ インクリメンタル方式ロータリエンコーダ 入力方式 差動入力 カウントモード ・位相差パルスカウントモード(A相, B相, Z相):1逓倍, 2逓倍, 4逓倍

・方向付き単相パルスカウントモード:1逓倍, 2逓倍 カウンタ長 24ビット 最大入力周波数 1MHz カウンタ一致検出機能 比較レジスタ1個 使用LSI DS26C32ATMX(ナショナルセミコンダクタ製)

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第7章 機能説明

7.1 回路構成図

SDRAM(16MB×16ビット×2)

(MT48LC16M16A2BG-75)

FPGA1

EP1C12F324C8

CN1

CN2

OSC

40MHz

×2個

OSC

50MHz

PCI Express

PC

I Exp

ressブリッジ回路

エンコーダカウンタ

入力制御回路

ChannelLink

Receiver

DS90CR286

RS644 Receiver

RS644 Receiver

入出力制御

回路

X0±

CC1±

X1±

X2±

X3±

CC2±

CC3±

CC4±

SERTC±

SERTFG±

IN1/OUT1~ IN8/OUT8

ピクセル

クロック

X0~X3

CC1~CC4

SERTC

SERTFG

RS644 Driver

カメラ電源 回路

V+12

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PEX-530521

7.2 機能ブロック図 26ピン

Cam

eraL

inkコネクタ

15ピン

D-s

ubコネクタ

DMA制御

2値化

2 値画像処理

CC1~CC4 制御

デジタル 入出力制御

シリアル通信制御

割り込み制御 入力用 FIFOフル割り込み デジタル入力割り込み 2値画像処理トリガ発生割り込み デジタルカウンタ割り込み エンコーダカウンタエラー割り込み

画像入力エリア制御

外部トリガ

CC1~CC4

画像データ

デジタル 入出力

INT信号

データ変換

32 ビットパッキング

8~24

32

オンボードメモリ データ変換 クリッピング

32 ビットパッキング

32 カメラ入力方式選択

コネクタ

色指定

測定エリア指定

面積値演算

重心値演算

画像処理

トリガ

8~16 8

クリッピング

スケーリング

スケーリング

デジタルカウンタ

PCI Express

PCI E

xpre

ssブリッジ回路

エンコーダカウンタ入力制御

機能ブロック 内 容 画像入力エリア制御 カメラの仕様で定められた有効な画像領域を設定します。

水平有効/無効ピクセル, 垂直有効/無効ラインを指定します。 カメラ入力方式選択 カメラの仕様に合わせて入力方式を設定します。

シングルモード(標準), デュアル(2倍速), トリプル(3倍速)を選択します。 データ変換 1ピクセルあたりのビット幅を任意に変換することができます。

例)RGB24ビットをR8ビットに変換、モノクロ10ビットをモノクロ8ビットに変換。

クリッピング 有効画像領域内から、更に任意の領域の画像を抜き取ります。 (倍速モード時は、未対応です。)

スケーリング 有効画像領域内から、任意のピクセル数とライン数を間引いた画像へ変換します。(倍速モード時は、未対応です。)

32ビットパッキング 32ビット単位に画素データパッキングします。パッキングした画像フォーマットでオンボードメモリまたは、メインメモリへ画素データを転送します。

オンボードメモリ 64MBのオンボードメモリへ画像データを転送します。 DMA制御 DMA制御によりメインメモリへ画像データを転送します。 色指定 2値化する色成分を指定します。RGB24ビットの画像であれば、R成分/G成

分/B成分を指定します。モノクロ画像であればスルーします。 2値化 指定した上限/下限しきい値により、画像データを2値化処理します。(倍速

モード時は、未対応です。) 測定エリア指定 2値画像処理を行うための測定エリアを指定します。 2値画像処理 2値画像より、面積値, 重心値を算出します。

(倍速モード時は、未対応です。) シリアル通信制御 カメラとシリアル通信を行います。調歩同期, スタートビット, ストップビ

ット有り。パリティ無し。 CC1~CC4制御 カメラコントロール信号を出力します。シャッタの制御等行います。 デジタル入出力制御 デジタル入出力です。 エンコーダカウンタ入力制御

エンコーダカウンタ入力です。

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PEX-530521

7.3 画像入力制御

対応カメラの画像入力制御を簡易に行えるように、コンフィギュレーションファイルを提供して

います。このカメラコンフィギュレーションファイルにて画像入力制御に必要な情報を保存する

ことができます。カメラコンフィギュレーションファイルは弊社のソフトウェア製品上で任意作

成することができます。

7.3.1 有効画像領域の設定

カメラから出力される画像範囲には、最大出力領域と有効出力領域が存在します。 以下のパラメータをインタフェースモジュールへ設定し、有効出力画像領域を決定します。

カメラ画像の有効出力領域

カメラ画像の最大出力領域

水平有効ピクセル

水平キャンセルピクセル

垂直キャンセルライン

垂直有効ライン

開始点

パラメータ 説 明 設定範囲

水平有効ピクセル 有効水平解像度のピクセル数を指定します。 0~65535ピクセル水平キャンセル ピクセル

最大出力領域の開始点からの無効ピクセル数を指定します。

0~4095ピクセル

垂直有効ライン 有効垂直解像度のライン数を指定します。 0~4095ライン 垂直キャンセル ライン

最大出力領域の開始点からの無効ライン数を指定します。

0~4095ライン

各パラメータへ設定する値は、カメラのマニュアルまたは仕様書に掲載してあるタイミング チャートにてご確認ください。 最大出力領域が有効出力領域になるカメラもあります。

- 33 - Interface Corporation

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7.3.2 画像入力タイミングチャート

PEX-530521は、CameraLink規格で定められている制御信号と同期して動作します。 カメラから以下の信号を入力し、画像を取り込むタイミングを制御します。

制御信号名 説 明 FVAL 信号がHighの状態でフレームの有効を示します。 LVAL 信号がHighの状態で水平ラインの有効を示します。

FVAL信号の立ち上がりエッジを検出し、垂直キャンセルライン後を垂直有効ラインとします。 有効なLVAL信号の立ち上がりエッジを検出し、水平キャンセルピクセル後のピクセル画素を有効画像データとして取り込みます。

垂直有効ライン数と垂直キャンセルライン数(エリアカメラ)

FVAL

LVAL

DATA

垂直キャンセルライン数

垂直有効ライン数

1フレーム分のキャプチャ画像データ

垂直有効ライン数垂直キャンセルライン数

垂直有効ライン数と垂直キャンセルライン数(ラインカメラ) ※ フレーム単位

FVAL

LVAL

DATA

垂直キャンセルライン数

垂直有効ライン数

1フレーム分のキャプチャ画像データ

ライン取りこぼし期間

垂直有効ライン数垂直キャンセルライン数

垂直有効ライン数と垂直キャンセルライン数(ラインカメラ) ※ 連続ライン

FVAL

LVAL

DATA

垂直キャンセルライン数

垂直有効ライン数(無制限)

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PEX-530521 水平有効ピクセル数と水平キャンセルピクセル数

LVAL

DATA

Clock

水平キャンセルピクセル数

水平有効ピクセル数

1ライン分のキャプチャ画像データ

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PEX-530521

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7.4 画像フォーマット

7.4.1 対応カメラ映像出力

PEX-530521はBase Configurationモードのカメラ出力方式に対応しています。 Base Configurationモードでの対応画像フォーマットは、以下のようになります。

RGB24ビット モノクロ16ビット/14ビット/12ビット/10ビット/8ビット モノクロ12ビット/10ビット/8ビット×2(2倍速) モノクロ8ビット×3(3倍速)

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7.4.2 データ幅変換

1ピクセルのデータ幅を変換してキャプチャを行うことができます。

データ 変換後 RGB32ビット RGB16ビット RGB15ビット R8ビット G8ビット

RGB24ビット

B8ビット モノクロ10ビット モノクロ8ビット モノクロ12ビット モノクロ8ビット モノクロ14ビット モノクロ8ビット モノクロ16ビット モノクロ8ビット

モノクロ画像の場合は、連続した8ビットの領域を選択することで、モノクロ8ビットへ変換することができます。 画像データの容量を減らしたり、輝度が低くデータが下位に集まる場合等に有効です。

最大16ビット 抜き取り幅 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0

ビット8~ ビット15

ビット7~ ビット14

ビット6~ ビット13

ビット5~ ビット12

ビット4~ ビット11

ビット3~ ビット10

ビット2~ ビット9

ビット1~ ビット8

ビット0~ ビット7

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7.4.3 画像データの配置

32ビットパッキング動作により、各種画像データのメモリ配置は以下のようになります。 RGB32ビット構成時

Pixel Data [31..0] Format [31..24] [23..16] [15..8] [7..0]

0 R0 G0 B0 0 R1 G1 B1

RGB32

0 R2 G2 B2 RGB24ビット構成時

Pixel Data [31..0] Format [31..24] [23..16] [15..8] [7..0]

B1 R0 G0 B0 G2 B2 R1 G1

RGB24

R3 G3 B3 R2 RGB16ビット構成時

Pixel Data [31..0] Format [31..27] [26..21] [20..16] [15..11] [10..5] [4..0]

R1 G1 B1 R0 G0 B0 R3 G3 B3 R2 G2 B2

RGB16※1

R5 G5 B5 R4 G4 B4 ※1 R1/R0, G1/G0, B1/B0は、RGB32フォーマットにおける各8ビットのデータに対して、上位から

R5ビット, G6ビット, B5ビットのデータとなります。 RGB15ビット構成時

Pixel Data [31..0] Format [31] [30..26] [25..21] [20..16] [15] [14..10] [9..5] [4..0] 0 R1 G1 B1 0 R0 G0 B0 0 R3 G3 B3 0 R2 G2 B2

RGB15※2

0 R5 G5 B5 0 R4 G4 B4 ※2 R1/R0, G1/G0, B1/B0は、RGB32フォーマットにおける各8ビットのデータに対して、各成分も 上位5ビット(ビット7~ビット3)のデータとなります。

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PEX-530521

- 39 - Interface Corporation

モノクロ16ビット構成時

Pixel Data[31..0] Format [31..16] [15..0] Y1 Y0 Y3 Y2

モノクロ16

Y5 Y4 モノクロ14ビット構成時

Pixel Data[31..0] Format [31..30] [29..16] [15..14] [13..0]

0 Y1 0 Y0 0 Y3 0 Y2

モノクロ14

0 Y5 0 Y4 モノクロ12ビット構成時

Pixel Data[31..0] Format [31..28] [27..16] [15..12] [11..0]

0 Y1 0 Y0 0 Y3 0 Y2

モノクロ12

0 Y5 0 Y4 モノクロ10ビット構成時

Pixel Data[31..0] Format [31..26] [25..16] [15..10] [9..0]

0 Y1 0 Y0 0 Y3 0 Y2

モノクロ10

0 Y5 0 Y4 モノクロ8ビット構成時

Pixel Data[31..0] Format [31..24] [23..16] [15..8] [7..0]

Y3 Y2 Y1 Y0 Y7 Y6 Y5 Y4

モノクロ8

Y11 Y10 Y9 Y8

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PEX-530521

7.5 クリッピングキャプチャ

有効画像領域内の任意領域を抜き取ってキャプチャすることができます。 矩形領域の開始座標と水平方向のピクセル数, 垂直方向のライン数を設定します。 (倍速モード時は、未対応です。)

(0, 0)

(m, l)

(X, Y)

Y Length

X Length

(X, Y)

Y Length

X Length

カメラ画像の有効領域

Interface Corporation - 40 -

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PEX-530521

7.6 スケーリングキャプチャ

有効画像領域内の水平方向ピクセルと垂直方向ラインの幅を任意に変化させることができます。 水平方向間引きピクセル数, 垂直方向間引きライン数を指定することによって、スケーリング変更された画像をキャプチャすることができます。(倍速モード時は、未対応です。) パラメータ 説 明

水平方向間引き ピクセル数

水平方向に対して間引くピクセル数を設定します。設定範囲(0~15) <計算式> 間引き後のピクセル数= 有効領域の水平ピクセル数/(間引きピクセル数+1) ※ 小数点切り上げ

垂直方向間引き ライン数

垂直方向に対して間引くライン数を設定します。設定範囲(0~15) <計算式> 間引き後のライン数= 有効領域の垂直ライン数/(間引きライン数+1) ※ 小数点切り上げ

(0, 0)

(m, l)

カメラ画像の有効領域

Y

X

Y/2

X/2

間引く水平方向のピクセル数を

1ピクセルとする。

間引く垂直方向のライン数を

1ラインとする。

(例 1)

(0, 0)

(m, l)

カメラ画像の有効領域

Y

X

Y/4

X/3

間引く水平方向のピクセル数を

2ピクセルとする。

間引く垂直方向のライン数を

3ラインとする。

(例 2)

- 41 - Interface Corporation

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PEX-530521

7.7 キャプチャタイミングチャート

キャプチャ開始の要求を実行したら、次フレームからのカメラ画像をキャプチャします。 キャプチャの状態を監視できるステータスも用意しています。

7.7.1 フリーランキャプチャ

フレーム単位停止

FVAL

LVAL

カメラ画像

キャプチャ開始要求

キャプチャデータ

キャプチャ停止要求

キャプチャ状態ステータス

キャプチャの強制停止

FVAL

LVAL

カメラ画像

キャプチャ開始要求

キャプチャデータ

キャプチャ強制停止要求

キャプチャ状態ステータス

Interface Corporation - 42 -

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PEX-530521

7.7.2 ラインカメラキャプチャ

DI_ENDビットによる1フレーム停止

LVAL

カメラ画像

DMA転送開始要求(DI_START)

キャプチャデータ

DMA転送停止要求(DI_END)

DMA転送要求受付(DREQ_STAT)

DMA転送状態(DI_STAT)

DI_FENDビットによる強制停止

LVAL

カメラ画像

DMA転送開始要求(DI_START)

キャプチャデータ

DMA転送停止要求(DI_FEND)

DMA転送要求受付(DREQ_STAT)

DMA転送状態(DI_STAT)

- 43 - Interface Corporation

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PEX-530521

7.7.3 デジタルカウンタキャプチャ

連続キャプチャ

FVAL

0 1 2 N-1 Nデジタルカウンタ 0X

フレームカウンタ周期をNにセット

1

キャプチャ開始(連続)

LVAL

レジスタ設定により 1ライン, 1フレームキャプチャ設定可能

1フレーム or 1ラインキャプチャ

FVAL

0 1 N-1 Nデジタルカウンタ N-1X

フレームカウンタ周期をNにセット

LVAL

レジスタ設定により 1ライン, 1フレームキャプチャ設定可能

キャプチャ開始(1ライン or 1フレーム単位)

※ 1フレームキャプチャ, 1ラインキャプチャは、レジスタ設定により選択できます。 ※ カウンタ一致取り込みは、カウンタ一致した時の次のフレーム、もしくは次のラインからキャプチャします。

Interface Corporation - 44 -

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PEX-530521

7.8 カメラコントロール信号制御

カメラコントロール機能として、CameraLink規格に準拠したCC1~CC4の4つのデジタル出力機能を用意しています。 カメラの外部トリガシャッタモードで活用されます。 PEX-530521がカメラへパルスを出力し、シャッタを降ろすタイミングを制御します。

7.8.1 パルス幅設定

各CC端子から出力するパルス幅を5μsごとに設定します。 最大5msのパルス幅の設定ができます。

7.8.2 出力モード

1)1パルス出力モード CC端子からパルスを1つ出力することができます。 出力するタイミングはソフトウェアで制御することができます。

出力状態ステータス

出力要求コマンド

CC信号

FVAL信号

設定パルス幅 設定パルス幅

2)カウンタ周期トリガ出力モード デジタルカウンタにて設定した周期をトリガとしてCC端子よりパルスを出力します。 1秒間に1フレームキャプチャする用途等に活用できます。

デジタルカウンタ

トリガ 1

設定パルス幅 設定パルス幅

カウンタ周期

出力状態ステータス

CC信号

FVAL信号

- 45 - Interface Corporation

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PEX-530521

3)外部入力トリガによる出力モード デジタル入力の変化をトリガとしてCC端子よりパルスを出力します。 デジタル入力端子の状態のビットが0→1に変化した場合をトリガとします。 外部機器と同期を取りながらキャプチャする場合に有効です。

デジタル入力レジスタの

ビット値

設定パルス幅 設定パルス幅

0→1 0→1

出力状態ステータス

CC信号

FVAL信号

4)外部入力スルーモード デジタル入力端子へ入力した信号をそのまま、CC端子への出力信号とします。 3)のような立ち上がりエッジをトリガとせず、外部機器の信号をそのままカメラコントロール 信号として使用したい場合に有効です。

外部機器信号

(デジタル入力信号)

出力状態ステータス

CC信号

FVAL信号

7.8.3 外部入力端子

各CC信号の外部入力トリガに使用するデジタル入力端子は以下のピンとします。 CC1 → DIN1 CC2 → DIN2 CC3 → DIN3 CC4 → DIN4

Interface Corporation - 46 -

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PEX-530521

7.9 デジタルカウンタ機能

24ビットのデジタルカウンタを3つ搭載しています。 各カウンタの周期を任意に設定することができます。 各カウンタごとにカウントアップの条件を選択できます。

・フレームカウンタ カメラ画像のフレーム単位をカウントアップ条件とします。 有効画像の入力が完了した時に1カウントします。 カウンタ周期をセットした場合、カウンタは0クリアされ、次フレームの画像入力が完了したタイミングでカウントアップを開始します。

FVAL

LVAL

カメラ画像データ

X

フレームカウンタ周期を Nにセット

0 1 N-1 N 12

1 2 3 N 1

フレームカウンタ

・タイマカウンタ 1μs単位でカウントアップします。

- 47 - Interface Corporation

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PEX-530521

7.10 エンコーダ入力機能

7.10.1 エンコーダカウンタ機能

2つのカウントモードがあります。 ①方向付き単相パルスカウントモード(1逓倍, 2逓倍) ②位相差パルスカウントモード(1逓倍, 2逓倍, 4逓倍) カウント方向を「通常方向」に設定した場合 カウントモード :カウントする ×:カウントしない

方向付き単相パルス カウントモード

A

B

×

←1逓倍←2逓倍

× × ×

アップカウント ダウンカウント

位相差パルス カウントモード

A

B

A

B

× × ×

× ×

×××

× ×

←1逓倍→←2逓倍→←4逓倍→

アップカウント ダウンカウント カウント方向を「リバース方向」に設定した場合 カウントモード :カウントする ×:カウントしない

方向付き単相パルス カウントモード

A

B

×

←1逓倍 ←2逓倍

× × ×

ダウンカウント アップカウント

位相差パルス カウントモード

A

B

A

B

× × ×

× ×

←1逓倍→ ×××

× ×←2逓倍→

←4逓倍→ダウンカウント アップカウント

エンコーダカウンタのカウント条件 エンコーダカウンタのカウントはレジスタ設定, 外部トリガ入力, Z相入力で開始します。 ソフトウェアにて、パルスのカウントを有効にするか無効にするか、設定することができます。

カウンタクリア条件 カウンタ値と比較レジスタが一致した時、カウンタをクリアします。

Z相によるカウンタクリアができます。 ソフトウェアによるカウンタクリアができます。 一致検出の比較タイミング カウンタと比較レジスタを常に比較します。

Interface Corporation - 48 -

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PEX-530521

7.10.2 デジタルフィルタ機能

A±, B±, Z±の外部入力にはデジタルフィルタが付いています。 デジタルフィルタの時間の長さは最短100ns~最長327.67ms間の値を選択できます。 デジタルフィルタは、入力信号のノイズ, チャタリング等を除去します。設定したフィルタ時間より短い時間で入力信号が変化した場合はノイズとして除去します。ただし、設定した基準クロ

ック分の誤差があるため、フィルタ時間±12.5ns以下の幅はノイズとして除去される場合があります。 また、入力応答速度に設定したフィルタ時間分の遅延が発生し、入力応答速度に設定した基準ク

ロック分のばらつきが出ます。

エンコーダカウンタ

入力信号

デジタルフィルタ出力信号T:フィルタ時間

T T T T

フィルタ時間は以下のように設定されます。 フィルタ時間= カウント数×基準クロックの周期

カウント数:1~32,767 基準クロックの周期:100ns, 10μs

- 49 - Interface Corporation

基準クロック カウント数

100ns 10μs

0 停止 停止 1 100ns 10μs 2 200ns 20μs ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

32,767 3.2767ms 327.67ms

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PEX-530521

7.11 2値画像処理

本製品では、カメラ画像データに対し、以下の処理を行うことができます。 (倍速モード時は、未対応です。) ①2値化 ②2値化した画像に対する面積値算出 ③2値化した画像に対する重心値算出

7.11.1 2値化

カメラ画像の2値化処理はしきい値を決める必要があります。 しきい値には、上限値と下限値の2つを設定します。 2値化結果は、上限値と下限値の間が「白(1)」、それ以外が「黒(0)」となります。(論理設定ビットを“1”にすることにより、白黒の反転を行うこともできます。) 白データとなる範囲nは、上限値≧n≧下限値

しきい値(上限)

しきい値(下限)

2値化結果

Interface Corporation - 50 -

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PEX-530521

7.11.2 2値画像処理機能

測定エリア指定

画像処理の対象となる領域が測定エリアです。 1フレーム内の任意の矩形領域を測定エリアとして設定できます。 設定できる測定エリアは1つだけです。 X座標始点, X座標終点, Y座標始点, Y座標終点の4種類を設定することにより測定エリアを指定します。

↓X座標始点Y座標始点→

測定エリア

対象物体

←Y座標終点X座標終点↑

(0, 0)

(639, 479) ※ 必ず「始点の値≦終点の値」となるようにしてください。 終点の値が始点の値より小さい場合、測定ウィンドウは画像処理の対象となりません。 測定エリアライン上の画素も測定対象となります。

面積値

2値化処理後の有効画素数をカウントすることで、注目する対象物体Aの面積Sを求めます。 面積Sの値は、1フレームごとの1フレーム分の計測が完了すると同時に更新(ラッチ)されます。 面積Sはハードウェアで算出します。

重心値

注目する対象物体Aにおいて、その有効画素の各座標値を順次加算し(Σx, Σy)、それを対象物体Aの面積Sで除算すると、重心座標(XG, YG)が求められます。数式で表すと、次式のようになります。 XG= Σx/S, YG= Σy/S XG, YGの値は、1フレームごとの重心計算が完了すると同時(次フレーム開始よりは必ず前になる)に更新(ラッチ)されます。 重心座標(XG, YG)はハードウェアで算出します。

- 51 - Interface Corporation

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PEX-530521

7.11.3 2値画像処理タイミングチャート

2値画像処理による、面積値, 重心値の結果は専用のレジスタをリードすることで取得できます。 カメラ画像に対して1フレームごとに画像処理を行いますので、レジスタの値も1フレーム単位で更新されます。 デジタルカウンタのフレームカウンタモードを利用して、どのフレームの画像処理結果なのか判

断することもできます。

エリア(ライン)カメラ

FVAL

LVAL

カメラ画像

面積値レジスタ

フレーム 1 フレーム 2 フレーム 3 フレーム 4 フレーム 5 フレーム 6 フレーム 7

フレーム 1 フレーム 2 フレーム 3 フレーム 4 フレーム 5 フレーム 6

フレーム 1 フレーム 2 フレーム 3 フレーム 4 フレーム 5 フレーム 6

重心値レジスタ

1 2 3 4 5 6Nフレームカウンタ

※ ラインカメラ使用時は、フレーム単位でのキャプチャが必要です。

Interface Corporation - 52 -

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PEX-530521

第8章 外部接続

8.1 外部接続

本製品を外部機器と接続する場合には、次の点にご注意ください。

注意!

出力信号は他の機器の出力信号と接続しないでください。故障の原因となります。 (ワイヤードORができる、オープンコレクタ出力同士であれば、接続できます。)

出力信号が外部電源のプラス側と短絡すると、故障の原因となります。

出力印加電圧はDC+5V~DC+48V(最大定格DC+50V)でご使用ください。DC+50Vを超える電

圧は故障の原因となります。

出力駆動電流は1点あたり最大+100mAです。+100mAを超える場合は故障の原因となります。

- 53 - Interface Corporation

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PE X-530521

8.2 I/Oコネクタピンアサインメント(CN1, CN2)

8.2.1 Low Profileサイズパネルスロット実装時(出荷時状態)

<CN1>

Interface Corporation - 54 -

<CN2>

1326122511241023922821720619518417316215114

X0-X1-X2-

XCLK-X3-

SERTC+SERTFG-

CC1-CC2+CC3-

GND

GND X0+ X1+ X2+ XCLK+ X3+ SERTC- SERTFG+ CC1+ CC2- CC3+ CC4- V+12

CN1:26ピンMini CameraLinkコネクタ(メス)(LVDS) HDR-EA26LFYPG1-SLG+(本多通信工業製)(相当品)

V+12

CC4+

15

IN1/OUT1

IN2/OUT2

IN3/OUT3

IN4/OUT4

IN5/OUT5

IN6/OUT6

IN7/OUT7

IN8/OUT8

14

13

12

11

10

9

8

7

6

5

4

3

2

1

-COM

CN2:15ピンD-subコネクタ(メス) コネクタ:17DE-13150-C(第一電子工業製)(相当品) コンタクト:17D-303SCR(第一電子工業製)(相当品) ジャックソケット:17L-003B5-CF(第一電子工業製)(相当品) (勘合ネジサイズ:M3)

Z-

B-

Z+

A-

B+

A+

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PEX-530521

8.2.2 標準パネルスロット実装時

-COM8

7

6

5

4

15

14

13

12

A+

A-

B+

IN1/OUT1

IN2/OUT2

IN3/OUT3

IN4/OUT4 B-

- 55 - Interface Corporation

1326

1225

1124

1023

922

821

720

619

518

417

316

215

114

3

2

1

11

10

9

Z+

Z-

IN8/OUT8

IN7/OUT7

IN6/OUT6

IN5/OUT5

CN2:15ピンD-subコネクタ(メス) コネクタ:17DE-13150-C(第一電子工業製)(相当品) コンタクト:17D-303SCR(第一電子工業製)(相当品) ジャックソケット:17L-003B5-CF(第一電子工業製)(相当品) (勘合ネジサイズ:M3)

CN1:26ピンMini CameraLinkコネクタ(メス)(LVDS)

HDR-EA26LFYPG1-SLG+(本多通信工業製)(相当品)

CN2

V+12

CC4-

CC3+

CC2-

CC1+

SERTFG+

SERTC-

X3+

XCLK+

X2+

X1+

X0+

GND

GND

CC4+

CC3-

CC2+

CC1-

SERTFG-

SERTC+

X3-

XCLK-

X2-

X1-

X0-

V+12

CN1

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PEX-530521

Interface Corporation - 56 -

8.3 信号説明

Mini CameraLinkコネクタ(CN1) 信号名 ピン番号 入出力方向 機 能

CC4- 2 出力 カメラコントロール信号4 CC3+ 3 出力 カメラコントロール信号3 CC2- 4 出力 カメラコントロール信号2 CC1+ 5 出力 カメラコントロール信号1 SERTFG+ 6 入力 受信用シリアル制御信号 SERTC- 7 出力 送信用シリアル制御信号 X3+ 8 入力 データ信号 XCLK+ 9 入力 データクロック X2+ 10 入力 データ信号 X1+ 11 入力 データ信号 X0+ 12 入力 データ信号 CC4+ 15 出力 カメラコントロール信号4 CC3- 16 出力 カメラコントロール信号3 CC2+ 17 出力 カメラコントロール信号2 CC1- 18 出力 カメラコントロール信号1 SERTFG- 19 入力 受信用シリアル制御信号 SERTC+ 20 出力 送信用シリアル制御信号 X3- 21 入力 データ信号 XCLK- 22 入力 データクロック X2- 23 入力 データ信号 X1- 24 入力 データ信号 X0- 25 入力 データ信号 GND 13, 14 - グランド V+12 1, 26 出力 +12Vまたはグランド(切り替え可)

デジタル入出力信号コネクタ(CN2) 信号名 ピン番号 入出力方向 機 能

IN1/OUT1~IN8/OUT8 1~8 入出力 デジタル入出力信号

A+ 9 A- 10 B+ 11 B- 12 Z+ 13 Z- 14

入力 エンコーダカウンタ入力信号

-COM 15 - デジタル入出力用グランド

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PEX-530521

8.4 接続概略図

市販のケーブルを使用することにより、簡単に外部回路と接続することができます。

- 57 - Interface Corporation

『54 8.2 I/Oコネクタピンアサインメント(CN1, CN2)ページ 』と『58 8.5 接続説明ページ 』

を確認して接続を行ってください。

注意!

ケーブルは市販のものをご用意ください。

8.4.1 映像信号入力部

本製品をCameraLink規格対応デジタルカメラと接続する場合は、CN1で接続します。 ケーブルは市販のCameraLink規格対応のケーブルをご使用ください。

Low Profileサイズパネルスロット実装時

CameraLink規格対応ケーブル

CameraLink規格対応

デジタルカメラ

CN1

CN2

本製品

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PEX-530521

標準サイズパネルスロット実装時

CameraLink規格対応ケーブル

CameraLink規格対応

デジタルカメラ

CN1

CN2

本製品

8.5 接続説明

回路図中の部品は全て相当品を使用しています。

8.5.1 デジタル入出力部(15ピンD-subコネクタ:CN2)

デジタル入出力部は、8点(IN1/OUT1~IN8/OUT8)のデジタル入出力です。 本製品は入出力共用となっていますので、1点ごとにデジタル入力またはデジタル出力として使用できます。

<CN2> 内 部 回 路 外 部 回 路

入出力信号

IN1/OUT1

スイッチ 入出力信号

-COM

IN8/OUT8

(出力として使用)

(入力として使用) TD62597A

74LV245

TD62597A

74LV245 4.7kΩ

1LED※

R

+5V~+48V

8

R

4.7kΩ R

15

+5V

+5V

Interface Corporation - 58 -

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PEX-530521 デジタル入力として使用する場合 デジタル入力部は、8点(IN1~IN8)のデジタル入力です。 デジタル入力部はDC+5V~DC+48Vと幅広い信号電圧に対応しています。スイッチまたは オープンコレクタ出力等、無電圧接点出力のON/OFF状態を入力することができます。 OSにより割り当てられたI/Oポートアドレスに対してIN命令を実行することにより、入力信号を読みとることができます。IN1~IN8は割り込み信号としても使用できます。

外部回路 入力データ “1” ← スイッチ“ON”(Lowレベル) “0” ← スイッチ“OFF”(Highレベル)

注意!

入力として使用する場合には、予め該当ビットに“0”を出力する必要があります。(電源投入

時またはリセット時、出力側は全て“0”です。)

デジタル出力として使用する場合 デジタル出力部は、8点(OUT1~OUT8)の出力です。 OSにより割り当てられたI/Oポートアドレスに対してOUT命令を実行することにより、ON/OFFを制御することができます。

出力データ 外部回路 “1” → LED“点灯” “0” → LED“消灯”

※ ヒント

<LED駆動時における外部接続抵抗値の求め方> 使用するLEDの仕様を LED動作電流:ILED(A) LED順方向電圧:VLED(V) とし、 出力端子Lowレベル電圧:VOL(V) 駆動用電源電圧:VDD(V) とすると、外部接続抵抗R(Ω)は次式から求まります。 R= (VDD-VLED-VOL)/ILED

使用するLEDの仕様, 駆動電源電圧に適した抵抗を接続してください。 抵抗での消費電力P(W)は次式から求まります。 P= ILED

2×R 使用する抵抗の定格電力を超えないようにしてください。

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8.5.2 エンコーダカウンタ入力部

DC+5V差動信号の接続

74LCX14MTC

HCPL-063L330Ω

R

R

+3.3V

RR

内 部 回 路 外 部 回 路

高速フォトカプラ完全独立絶縁入力

DC+5V差動入力

<CN2>

A+

A-

9

10

1kΩ470Ω

51kΩ

R51kΩ

4.7kΩR

R

4.7kΩR

110Ω

74LCX14MTC

DS26C32

+5V+5V

15

-COM

“Low”レベル(カウントアップ処理時) “Low”レベル(入力時) ←“High”レベル(カウントアップ処理時) “High”レベル(入力時) ←

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第9章 フロントパネルの交換

本製品にはLow Profileサイズのフロントパネルが取り付けてあります。 本製品を標準サイズのスロットに実装する場合には下記の要領で添付のパネルと交換してお使い

ください。

9.1 交換方法

1. パネルを固定しているネジ, 六角ナットを取り外します。

2. コネクタを固定しているネジを外し、パネルを取り外します。

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3. I/O拡張コネクタのパネルを固定しているネジを外し、パネルを取り外します。

4. 取り外した時と逆の手順で本製品に添付の標準サイズパネルを取り付けます。また、3で取り外したI/O拡張コネクタを取り付けます。 ※ ステーでの固定は1箇所のみです。

添付の標準サイズパネル

5. I/O拡張コネクタを本製品のCN2に接続してください。

注意!

ネジが軟らかいためネジ頭を潰してしまう恐れがあります。 ネジの十字穴とドライバビットが適合していることをご確認の上、慎重に作業をしてください。

ドライバ等の工具を利用して、ネジは緩むことのないよう、確実に締結してください。

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第10章 オプション品一覧

10.1 オプション品一覧

詳細は弊社Web site(www.interface.co.jp)を参照してください。 ソフトウェア

型 式 説 明 BPC-0551 CameraLink画像入力インタフェースモジュール用LabVIEWライブラリ BPC-5500 画像入力インタフェースモジュール用HALCONソフトウェア GPC-5300 CameraLink画像入力インタフェースモジュール用Windowsドライバ GPD-5300 CameraLink画像入力インタフェースモジュール用DOSライブラリ GPG-5300 CameraLink画像入力インタフェースモジュール用Linux/RTドライバ

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第11章 情報サービス

11.1 情報の入手方法

弊社Web siteでは様々なサービスを提供しております。

日本: www.interface.co.jp 海外: www.interface-world.com

ダウンロードするためには、ユーザID登録が必要になります。 製品情報 新製品情報, 製品の個別仕様, セレクションガイド サポート オンラインQA, 製品修理, 貸出サービス, FAQ, 用語集 購入方法 販売店一覧, 通信販売 ダウンロード マニュアル, ソフトウェア, チュートリアル(入門書)

※ Web siteの内容については、随時更新していますので、上記と異なる場合があります。

11.2 製品使用登録

弊社Web siteより製品使用登録を行うことで、保証期間が最大2年延長になります。 また、製品のバージョンアップ情報を電子メールでお届けします。製品到着後1年以内に登録してください。 http://www.interface.co.jp/usr_register/prdc_regist.asp 製品の保証期間は、Web siteの製品保証照会システムにて確認できます。 http://www.interface.co.jp/support/warranty/warranty_info.asp

11.3 FAQ(よく寄せられる質問)

弊社Web site上に製品のFAQを掲載しています。 製品に関する質問等がございましたら、FAQを参照してください。

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改訂履歴 Ver. 年 月 改 訂 内 容 1.1 2009年3月 最大出力電流40mA→100mAに変更。

『第8章 8.2 I/Oコネクタピンアサインメント(CN1, CN2)』 ・CN2のコネクタ型式変更。 ・CN2のジャックソケット型式追加。 『第10章 オプション品一覧』 ・オプション品型式追加。

1.0 2008年1月 新規作成

このマニュアルは、製品の改良その他により将来予告なく改訂しますので、予めご了承ください。

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補償について 本製品(ハードウェア, ソフトウェア)のシステム組み込み, 使用、ならびに本製品から得られる結果に関する一切のリスクについては、本製品の使用者に帰属するものとします。 本製品に含まれるバグ、あるいは本製品の供給(納期遅延), 性能、もしくは使用に起因する付帯的損害もしくは間接的損害に対して、弊社に全面的に責がある場合でも、弊社はその製品に対する改良(正常に動作する)、代品交換までとし、金銭面での賠償の責任は一切負わないものとしますので、予めご了承ください。 本製品(ソフトウェアを含む)は、日本国内仕様です。本製品を日本国外で使用された場合、弊社は一切責任を負いかねます。また、弊社は本製品に関し、海外での保守サービスおよび技術サポート等は行っておりません。

保証について

弊社の保証規定によります。 ソフトウェア, 消耗品(バッテリ等)は除きます。 注)保証期間は弊社Web siteでシリアル番号を入力することにより、ご確認できます。 インターネットに接続できない方は、カスタマーサポートセンタまでご連絡ください。 保証期間内は、原則として無償修理とします。(送料はお客様のご負担を条件とさせて頂きます。) ただし、保証期間内であっても下記の場合は有償修理となります。 ①お客様による輸送, 移動時の落下, 衝突等、お客様のお取扱いが適正でないために生じた故障, 損傷の場合および消耗品 の交換 ②火災, 地震, 水害等の天災および異常電圧による故障, 損傷の場合 ③弊社製品に接続している弊社指定機器以外の機器の故障に起因する故障の場合 ④弊社以外で修理, 改造した場合 ⑤弊社製品の説明書に記載された使用方法および注意事項に反するお取扱いによって生じた故障の場合 保証は、本製品が日本国内で使用される場合に限り有効です。 保証期間を過ぎた場合には、全て有償修理扱いとなります。 再修理の保証は、修理完了後6ヶ月以内で同一部品が故障した場合のみです。(ただし、修理が可能な箇所であることとします。)その場合は、前回の修理報告書を必ず添付してください。添付されていない場合は新規修理の扱いとなります。

輸出する際の注意事項

本製品は、外国為替および外国貿易法の規定により、戦略物資等輸出規制品に該当します。 従って、日本国外に持ち出す際には、日本国政府の輸出許可申請等必要な手続きをお取りください。

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サポート体制 本製品についてのお問い合わせは、カスタマーサポートセンタで承ります。弊社Web siteのオンラインQA(「サポート」→「カスタマーサポートセンタ」をクリック)、E-mailまたはフリーダイヤルをご利用ください。

修理・メンテナンス体制 故障した場合は弊社Web siteのオンライン修理依頼、もしくは修理依頼書を弊社Web siteからダウンロードし必要事項を記入の上、故障品と一緒に下記までお送りください。※ 送料はお客様にてご負担願います。

お問い合わせ先 カスタマーサポートセンタ

TEL 0120-447213 FAX 0120-458257 (祝日および弊社休業日を除く月~金 AM9:00~PM5:00迄) E-mail [email protected]

故障品お問い合わせ カスタマーサポートセンタ TEL(082)262-1630 FAX(082)262-1552 (祝日および弊社休業日を除く月~金 AM9:00~PM5:00迄)

故障品の送付 873-0231 大分県国東市安岐町下原1428 株式会社インタフェース 大分事業所 修理受付係

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