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Copyright ASAI 工房 Ver 2016/08/12 Raspberry Pi Music Player kit 工房 浅井 http://tec -asai .com/tec -asai_home / 上図(写真)には入っていますが、本商品にはCPU(RaspberryPi)は含まれません。

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Copyright ASAI工房 Ver 2016/08/12

Raspberry Pi Music Player kit

工房 浅井

http://tec-asai.com/tec-asai_home/

上図(写真)には入っていますが、本商品にはCPU(RaspberryPi)は含まれません。

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取り扱い説明書-----------------------------------------------この度は、お買い上げありがとうございます。完成品を楽しんで頂くため、この説明書をよく理

解頂き安全にお取り扱い下さい。この商品は、RaspberryPiコンピューターとDACを組み込み、Volumioソフトウェアなどで音楽等をお楽しみ頂く為の機器のキットです。キットにRaspberryPiコンピューターは含まれません。Volumioソフトウェア等は無料公開されているものをそのままSDカードに収録してお届けします。

(マイクロSDメモリ部品代は価格に含まれますが、ソフトウェアについては無料で保証対象外です。)キットの組み立て及び完成品の利用については専門的知識が必要です。本書は事前に公開してい

ますので確認の上購入頂くようお願いします。組み立て方法や電気回路について理解できない方は、製作は中止し、理解できる方に製作を依

頼するなどして下さい。なお、ソフトウェア(Volumio)の使用方法についてはネットなどで公開されていますので本書には掲載していません。)

目次1.保証内容と除外項目2.本キットを購入の前に3.本商品(キット完成後)の概要4.本キットの特徴5.キットの内訳、概略部品表6.部品図7.各部の名称と説明<前面>8.各部の名称と説明<LCDの表示内容(20キャラクタ×4行)>9.各部の名称と説明<背面>10.製作方法

①ヘッドホンアンプ(共立エレショップ製 HP_2350_AMP)②パワーアンプ(adafruit製 TPA201202_StereoAMP)

11.RaspnerryPiの組み込み12.配線と確認

①PowerAMPから、スピーカー端子②ヘッドホンジャックへの配線

13.RasperryPi(GPIO)配線①5V電源の入力とLCDへの出力②リモコン受信部への配線③I2C入出力(LCD)④3.3V電源の予備出力端子(何も接続しません)⑤DACへの配線

14.SDカードの取り付け15.試運転116.試運転217.通常使用18.電源OFF19.リモコンの機能と操作方法とLCD表示のロックの対処について20.SDカードの取り付け~試運転~通常使用~電源オフ まで21.リモコンの機能と操作方法22.無線LAN(WiFi)設定の概要(参考資料)23.LCD表示・LIRC・サウンド関係の設定(参考資料)24.リモコン制御用 & LCD表示用プログラム のファイルと自動起動設定(参考資料)25.その他設定と主要部品Data Sheetについて26.回路図 (別紙A3サイズ)-----------------------------------------------1.保証内容と除外項目1-1.キットの為、部品の過不足、部品の初期不良についてのみの保証となります。部品の初期

不良はご連絡頂き、不良品を返却頂き、確認後、良品送付とさせて頂きます。1-2.お客様の組み立て不具合も含めて商品の不具合によるによる損害についても一切の保証・

補償はございません。1-3.ソフトウェアの動作については保証対象外です。(現在、主にハイレゾ音源の再生におい

て、たまに音飛び(音が一瞬途切れる)が確認されていますが、CPU側のソフトウェアによるものと推察されますが、対処方法は不明です。)

1-4.各部品は仕入れの都合や改良の為、同等品に変更することがあります。(本書内写真等と現物が異なる場合があります。)

本機の修理・補修のご相談は出来る限り対応させて頂きますのでメールにてご連絡をお願いします。

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2.本キットを購入の前に

①CPU(Raspberrypi)は利用に技術知識が必要であり、既に所有されている方が購入されることが多いと判断し商品に含まれません。②商品(キット)は組み立てれば単独使用が可能となるような商品ではございません。使用方法が分からない方、ネットワークの設定などがご自身で出来ない方、パソコン操作が不得手な方は購入されないようにお願いします。(電気・パソコン(一般的にはWindows)・Linux(RaspberrypiのOS)・ネットワークの利用や設定や操作の技術的知識が必要です

③商品の他、必ずPCとネットワーク環境等が必要です。④商品(キット)の組み立てには、半田付け、電気配線、組み立てと工具等が必要です。⑤OS・ソフトはUPDATEやUPGRADEが可能ですが、その結果、当初の動作をしないことがございます。アップデート、お客様個々の使用方法やネットワーク環境等に対するフォロー、はございません。自己責任での対処をして頂きます。

PCを所有され、マイクロSDカードが読み書きできる環境をお持ちの場合、使用開始前にバックアップをお勧めします。(ソフトはWin32 Disk Imagerなどで可能です)

⑥組み立てには、一般的な工具・半田ごてとハンダなどが必要です。ネジ類についてM2.5、M3、M4を使用しています。適切なドライバーとナット回しで組み立て下さい。特にM2.5ネジ類はドライバーがNo.1、ナット・六角スペーサーのナット回しは対辺5.0mmのサイズのものを用意下さい。

3.本商品(キット完成後)の概要

①CPU「RaspberryPi2」に、ソフト「Volumio1.55」他をセットして、デジタル音楽データを保管し、そしてアナログ信号に変換して送出する音楽プレーヤーです。実際に音を聞くためにはPCの他、最低限別途スピーカーやヘッドホンが必要です。②CD等から音楽データの抽出・メモリへの保管には別途PCを使用します。③当音楽プレーヤーに対し、再生リストの生成等はネットワークに接続したPCで行います。④ソフト(Volumio、液晶表示、リモコン制御など)はSDメモリにしてキットに付属します。⑤Linuxのテキストエディタなどで、パソコンから、ネットワークの設定などが必要です。特に無線LANの設定は、ご自身の無線LANの設定値など知識が必要です。ただし有線LANはDHCPが有効になっていれば特に設定は必要なしで使用開始できると思われます。

ご注意・RaspberrypiB+CPUでも動作しますが、処理スピードの影響で、ハイレゾ音源で音飛びなどが頻繁に発生する可能性があります。・Raspberrypi3は本キットのソフトVolumio1.55は動作しません。・Volumio2はRaspberrypi3であれば動作しますが、当機はまだ対応していません。(液晶とリモコンの制御ソフトを移行してもボリュームがコントロールできませんし、リモコンも停止できないとか、LCDが表示しないといった症状となります。2016/08/07現在)

4.本キットの特徴①Raspberrypiにはいっさい手を加えません。②5V6Aのスイッチング電源+専用DCフィルタ+ファインメットビーズ+フェライトコアで十分な電流容量と電源ノイズ対策を万全にしています。②Raspberrypi以外に必要な3.3V電源を独自に生成しています。DACとLCDは5Vを電源としています。(電流容量的に、Raspberrypiからの5Vと3.3Vで液晶やリモコンは駆動可能ですが、スイッチングのノイズの影響が出やすい傾向にあったのでRaspberrypiからの直接駆動はしていません。)③CPUまわりへのノイズ遮断の為、シールド板を装備。DACも一般的なCPUのGPIOに直接載せる方式とはせず、CPUノイズの影響をできるだけ排除しています。③LCDよりOLED(有機EL)は照度が高く、表示スピードも早いのですが、電流変動が大きくノイズ源となる傾向が見られたのでLCDにしています。その分、表示文字数・行数を多くして情報量を増やしました。④液晶にはVolumioのPC画面に近い情報量を表示します。1行目:状態(RepeatとRandamのon-off/PLAY/STOP/PAUSE) 再生時間 Volume2行目:演奏者3行目:曲名4行目:その他(ホストアドレス/Format bit/Rate KHz/曲時間/プレイNo./現在日時)

⑤スマートなAppleリモコンです。⑥リモコン収納を装備しています。⑦リモコンで、シャットダウン+電源OFFが出来ます。(ON時に操作必要。またリモコンで電源ONはできません)⑧ヘッドホンアンプとパワーアンプ(小出力)をそれぞれ専用アンプを内蔵します。高効率の小形スピーカーを直接駆動したり、ヘッドホン使用で用途が広がります。⑨機内にDAC出力のアナログ信号配線(電線)はありません。(基板とRCA端子のみで、機外へ最短で出力しています)

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5.キットの内訳、概略部品表

キットは表の部品の内①部品番号1-24番の本体②25番のヘットホンアンプ③26番のパワーアンプ

の3品構成となります。29番のRaspberryPi(CPU)は本商品には含まれません。

注意.説明用のため、複数部品をまとめて表現しています。お買い上げ後、補修部品が必要になった場合はメールで必要な部品をお問い合わせ下さい。補修以外に使用部品を単体販売する予定はありません。

部品番号 部位 部品名 備考

1 ケース アルミサッシケース(彫刻・穴加工品) タカチ電機工業 OS49-32-43BB

2 脚4本セツト タカチ電機工業 TC-3G

3 フロントパネルパーツ リモコンapplle Apple Remote

4 照光式押しボタンスイッチ ONPOW LAS1-GQ22-11ZE/B/6V/A

5 20X4_LCDキャラクタディスプレイ SC2004BWB-XA-GB

6 3.3-5Vロジックレベル双方向変換&I2C-parallel変換&IR基板 SFE-BOB-12009他

7 φ3.5mmステレオフォンジャック

8 リアパネル部品 SP端子 トモカ SP-359

9 RCA中継コネクタ(凹凹) RA-105GG-POM-(RED&WHITE)

10 P.AMP停止スイッチ 日本電産コパル電子 MFS201NZ

11 ACインレットノイズフィルタヒューズフォルダ TDK-Lambda RPE-2006F01

12 アース端子 SATOPARTS T-10

13 HDMI中継コネクタ 工房ASAI

14 底板部品 リモコン収納 工房ASAI

15 スイッチング電源 コーセル PLA30F-5(5V30W)

16 ノイズフィルタ コーセル SNR-10-223

17 IO基板 工房ASAI

18 出力基板 工房ASAI

19 ネジ・配線類 ネジ・スペーサー類

20 配線類・フェライトコア・ファインメットビーズ類

21 AC100V電源コード

22 DAC ES9023 DAC

23 PCM5102 DAC

24 OS+Volumio マイクロSDカード SD-C032GR7AR30他同等品

25 ヘッドホンアンプ ヘッドホンアンプキット HP-2350-AMP

26 パワーアンプ D級メインアンプキット ID-1552

27 その他 梱包 443X360X83ダンボール他

28 取説 クリアファイル・印刷物

29 オプション RaspberryPi RaspberryPi2

ヘッドホンアンプのキットの内、出力抵抗器(10Ω)は本体機能確認の為、7番ステレオフォンジャック側に接続済み(半田付け)です。

6.部品図 (次ページ)

DACは3つ描かれていますが、2種を内蔵していますが、機械的に組付け直してどちらかを使用します。図はPCM5102 DACが使用している位置にあります。ES9023 DACは取り外して右にずらして仮置きした図です。実際は手前の灰色の位置に固定して保管できるようにネジ止め用の穴があります。アナログ出力は中継RCAピンプラグで出力基板を経由してリアパネルまで引き出されます。(一般的配線はありません)

ES9023 DAC と PCM5102 DAC とは出力ピンジャックの位置が違うため右チャンネルを共通位置として、左チャンネルは右チャンネルの両脇の位置に二箇所あります。

出荷時はできるだけES9023 DACを使用状態にして出荷します。

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1.ケース

2.脚(ケース外底面)

3.リモコン(AppleRemote model A1294)

4.照光式押しボタンスイッチ

5.20X4_LCDキャラクタディスプレイ

6.3.3-5Vロジックレベル双方向変換& I2C-parallel変換& IR基板

8SP端子(スピーカー端子)

9.RCA中継コネクタ

10.P.AMP停止スイッチ11.ACインレットノイズフィルタヒューズフォルダ

12.アース端子

13.HDMI中継コネクタ

14.リモコン収納

15.スイッチング電源

16.DCノイズフィルタ

17.IO基板

19.ネジ・スペーサー類20.配線類・フェライトコア・ファインメットビーズ類21.AC100V電源コード27.梱包28.取説この5種はすべてを図示していません。

22.ES-9023 DAC

23.PCM5102 DAC

24.マイクロSDカード

25.ヘッドホンアンプ(キット)

26.D級パワーアンプ(キット)

29.RaspberryPi(オプション)

7.φ3.5mmステレオフォンジャック

(ヘッドホンAMP抵抗器)

18.出力基板

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①電源スイッチ ②液晶ディスプレイ ⑥リモコン収納⑤USBコネクタ

④ヘッドホンジャック③赤外線リモコン受信部

7.各部の名称と説明<前面>

①電源スイッチ押しボタンスイッチです。中央を押すとオン、もう一回押すとオフ(待機)になります。

注意 ただし、Raspberrypiが起動してUSB端子に5Vが出力されると、押しボタンスイッチでのオフはしません。オフするには、合わせてRaspberrypiのシャットダウン(出荷時設定ではリモコンでシャットダウン操作可能です)が必要です。リモコンでの操作ができないなど、電源スイッチで強制的に電源オフとする場合は、(パソコンなどからできるだけRaspberrypiをシャツトダウンして下さい)背面のRaspberrypiのUSB端子への接続を抜いて、電源スイッチをオフして下さい。(シャットダウンしないで強制電源オフした場合(100Vの停電と同じ)Raspberrypi本体のSDカード、接続しているUSBメモリ等に悪影響がある場合がありますが、どうしても強制オフが必要な場合は電源プラグをコンセントから抜いて下さい。)

②液晶ディスプレイ20キャラクタ×4行の液晶ディスプレイ。前面はアクリルパネルでカバーしています。

③赤外線リモコン受信部リモコンの受信部です。位置は機器の中央となります。前面はアクリルでカバーしています。

④ヘッドホンジャックφ3.5mmステレオフォンジャックです。3Pステレオプラグで接続下さい。600Ωなどのハイインピ

ーダンスのヘッドホンでは十分な音量・音質が得られないことがあります。

⑤USBコネクタリアパネルのRaspberrypiのUSB端子に接続したケーブルで前面パネルに延長した接続端子で

す。

⑥リモコン収納リモコン(APPLE REMORT)を収納するためのスロットです。(電気的なものは一切ありません)

リモコンは奥まで(カチット)入れると、ほぼパネルとフラットになります。もう一度奥へ押すと約10mm飛び出してきます。何れの位置も、内部のマグネットの働きで軽く保持されます。(振動などでリモコンが飛び出る可能性がありますので、移動・輸送の際は取り出して別に保管下さい。)

8.各部の名称と説明<LCDの表示内容(20キャラクタ×4行)>

123456789012345678901 <PLAY > 60:60 VR100% (PLAY PAUSE STOP )前の < はRepeat-on、後の > はRandam-on2 {player} ファイルによっては、表示データを抽出できないことがあります。3 {music name} その場合はこの行にのみ表示します。4 {information} (Host: Format: Rate: Totaltime: Play # Today: )

1行目:リピート・ランダムのON-OFF、再生状態、経過時間(分:秒)、音量(%)2行目:演奏者など(曲のデータによります)3行目:楽曲名など(曲のデータによります)4行目:その他の情報

IPアドレス、Samplig-Rate(サンプリング周波数)、Format(データフォーマット bit)<曲時間(分:秒)再生中の番号/リスト数、現在日時 を順次繰り返し表示します。

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⑤ラインアウト⑥ヘッドホンボリューム

③スピーカー接続端子④パワーアンプoffスイッチ

9.各部の内容と説明<背面>

①アース端子フレームグランドです。パネルを介してACインレットのアース端子と接続されています。

②ACインレット電源コードを接続します。(付属電源コードはアース線は無いタイプです。アースを取る場合、

電源コードを変更するか、アース端子を利用下さい。)ヒューズはオリジナルの6Aがセットされています。交換する場合1A程度のものでいいでしょう。(DC電源にも3.15Aのヒューズが組み込まれていますが容易に交換はできません)

③スピーカー接続端子スピーカーを接続します。(内蔵アンプはBTLタイプですのでLRを並列接続する、又はマイナス

(黒)側を共通線とするような配線をするとアンプが一瞬で壊れます。スピーカー切り替え器を使う場合も回路に注意して下さい。)

④パワーアンプoffスイッチパワーアンプのスイッチング動作を停止するスイッチです。電気的には回路は接続されたままで

すので、スピーカーの接続変更などの場合は、電源offして下さい。スピーカーを使用しない場合はoffにしておいて下さい。(ノイズの影響は聴感上確認できませんが、offにすることでラインアウトの音質的には有利になると考えます。)

⑤ラインアウト外部のプリアンプやパワーアンプと接続します。(DACのアナログ出力そのものです。ボリューム

等はありません。必要ならば、Volumioのボリューム(又は、外部プリアンプなど)で音量調整して下さい。)

⑥ヘッドホンボリュームヘッドホンアンプへの入力を調整します。(音質上、Volumioのボリュームを100%にして、ヘッド

ホンの音量が最適(最大の)となるよう調整して使用することを前提としていますので、ヘッドホンに合わせてこのボリュームで設定しておき、音量を絞る場合はリモコン又は接続PC側で操作するように使用します。)

⑦LANRaspberrypiのLAN接続端子

⑧USBRaspberrypiのUSB接続端子×4個。1つにはフロントUSBへの⑩からのプラグを差す。

⑨HDMIRaspberrypiのHDMI端子から延長コードで引き出した接続端子です。(HDMI対応のディスプレ

イなどが接続できますが、通常Raspberrypi側に何らかの設定が必要です。)

②ACinlet(Fuse)①アース端子

⑦LAN ⑧USB×4 ⑨HDMI

⑩フロントUSB(引き出し口)(実際はUSBケーブルが出ています)

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10.製作方法本体は、動作確認済みのアンプとRaspberryPiを組み込んで動作確認した後、テスト部品を取り外してお届けします。以下のキットを完成し本体へ組み込んで下さい。

①ヘッドホンアンプ(共立エレショップ製 HP_2350_AMP)付属の説明書を元に、製作して下さい。出力端に付ける10Ωの抵抗器は、フロントパネルのジャックに半田付け済ですので、そこにはL型のピンヘッダを、入力側にはI型のピンヘッダ写真のように半田付けして下さい。ピンヘッダは共に3Pのセンターをペンチ等で抜いたものを使用します。ピンヘッダは、基板に水平・垂直となるよう半田付けして下さい。加温しすぎると樹脂が溶けたりピンが抜けたりしますので手早く注意して半田付けして下さい。組み込み済みの出力基板の指定場所のピンソケットに差し込みます。M2.5X6のネジで固定します。

②パワーアンプ(adafruit製 TPA201202_StereoAMP)基板としては完成しています。写真(上)の様にピンヘッダと出力端子のみの半田付けで完成します。ピンヘッダは基板に垂直になるように半田付けして下さい。半田付け時、加温しすぎると樹脂が溶けたりピンが抜けたりしますので手早く注意して半田付けして下さい。組み込み済みの出力基板の指定場所のピンソケットに差し込みます。M2.5X6のネジで固定します。(ゲイン(増幅率)を設定できますが、通常SW1-1&2共にONで6dBでお使い下さい。大きくすると歪も大きくなる傾向です)

ピンヘッダ3Pの中抜き

L型ピンヘッダ3Pの中抜き

HP AMPPOWER AMP

おもて

うら

組付け後、

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11.RaspnerryPiの組み込み

必要工具 ①プラスドライバーNo.1 ②ナットドライバー(対辺5mm)ネジは主に基板固定にM2.5を使用しています。ナット・スペーサーは対辺5mmサイズとなりますので準備下さい。(ただしフロントパネルの基板まわりはM3.0でナットは対辺5.5mmサイズです。)

①天板のM3丸皿ねじ6本を外し、天板を取り外し、RaspberryPiを付ける位置を確認します。(天板の取り外しを容易にするためビニールテープが貼ってあります。完成が確認できたら剥がして下さい)

②リアパネルUSB・LAN用の角穴を目安に、少し斜めにして、底板から出ているスペーサーの凸ねじにRaspberryPiの固定穴を合わせて置きます。

③高さ5mmの(M2.5♀ネジ)スペーサーで基板を固定します。スペーサーは対辺5mmのナット回しで締めて下さい。(あまりきつく締めすぎないこと)

RaspberryPi 取り付け位置

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⑤高さ5mmの樹脂スペーサーをGPIO端子の上下の穴に合わせて仮置きします。位置を良く確認してIO基板を差し込みます。注意.40PINの端子を勘合しますので、少しきついはめ込みになりますが、ムリせず、上下(奥と手前)を交互に押しながら、両基板とも割らないように少しづつ注意して入れて下さい。

⑥IO基板カバーをかぶせ(基板にきちんとはめ込んで下さい)、樹脂スペーサーの位置を確認・修正して下さい。注意.きちんとカバーしないとネジが下の♀ネジ部に到達できません。

④シールド板(基板)を載せ、固定用の穴を位置合わせし、M2.5X4ネジ2本で右側を固定します。シールド板を底板にアースしますので樹脂ワッシャーなどは取り付けてはいけません。

スペーサーは仮置き

ワッシャなし

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⑦ネジ(M2.5X15バインド)を締め固定して下さい。ネジは2回転くらい締まるだけですのでネジ穴にきちんと合っているのを確認して締めて下さい。基板が正しく挿入されていない状態で、無理にネジ止めしようとすると、基板が割れる可能性があります。

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12.配線と確認配線図を確認して配線して下さい。

注意.信号配線の多くはQIコネクタ付き配線です。当製品ではコネクタ付きの配線の完成品を採用しています。コネクタには表裏があり、どちらでも差し込めますので、配線図に色指定はしていません。部品に端子の機能が印刷されているか、シールで表示していますので、絶対に間違えないように配線して下さい。

①PowerAMPから、スピーカー端子配線を撚ってスピーカー端子部の2Pピンヘッダにピンソケットを差し込みます。パワーアンプのネジ止端子に棒端子側を固定します。アンプ側の端子は両サイドがプラス側、スピーカー端子は上側がプラスになります。(左右LRを間違えないように)注意.BTLアンプの為、間違って左右を混同したり、マイナス側を共通線で配線するとアンプは破損します。

スピーカー配線

ヘッドホン配線

②ヘッドホンジャックへの配線ヘッドホンジャックからの配線のピンソケット側をヘッドホンアンプのL型ピンヘッダの出力端子に接続します。赤・黒が右チャンネル/白・黒が左チャンネル用の配線です。基板(Lin/Rinなど)の表示を確認して正しく配線を接続して下さい。(ヘッドホンアンプはマイナス側は共通です。)

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13.RasperryPi(GPIO)配線

回路図と現物表示又はシール表示をよく確認し接続して下さい。注意.配線の色は規定していませんので写真を元に接続しないようご注意下さい。(写真が間違っているわけではありませんが)①5V電源の入力とLCDへの出力IO基板左手前のから4pinが5Vの入力と出力(中継)端子です。電源からの配線を+-を良く確認して接続してください。並列回路ですので、入出力の区別はありません。(RaspberryPiのマイクロUSBコネクタに電源を接続する必要はありません)

注意.出力(中継)配線は、Parallel←I2C(5V)←I2C(3.3V)変換部の6Pinの内2Pinの5V用端子(5VとGND)にされています。配線し直す場合など、すぐ隣のI2C信号は3.3Vですので。混線しないように、よく確認して下さい。

②リモコン受信部への配線IO基板左奥側の3pinがリモコン受信部との配線接続端子です。3.3VとGNDとIR(リモコン受信信号)の表示と受信部の表示と合うように配線の色を確認して、ピンソケットの向きを決めて接続して下さい。(写真でなく線の両端が同じ表示に接続されるように確認すること)

③I2C入出力(LCD)IO基板右手前のから4pinがI2Cの入出力と電源です。Parallel←I2C(5V)←I2C(3.3V)変換部への配線接続端子です。SCL SDA +3.3V GND の配線が相互につながるよう接続して下さい。

注意.Parallel←I2C(5V)←I2C(3.3V)変換部4pinには同じ列にさらに2Pinあり、ここには5Vの電源が接続されています。配線し直す場合など、混線しないように、よく確認して下さい。

④3.3V電源の予備出力端子(何も接続しません)リモコン受信部に3.3Vを供給している電源と同じ電源です。4pinで2セットありますが未使用です。す。

⑤DACへの配線IO基板右奥側の4pinがI2S接続DACへの配線接続端子です。GND DATA LRCk BCK の配線のが相互につながるよう接続して下さい。DAC側は1PX4のバラ端子になっていますのでそれぞれのピンに接続して下さい。(ES9032 DACは底板に接続ピン番号をシールで示しています。)

LCD

DAC

IR(リモコン受信部)

DC5V電源

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14.SDカードの取り付け(キットの完成を確認して、電源OFFの状態でカードをセットして下さい)製品をひっくり返して、裏面樹脂カバー外します。カードの接点側をRaspberryPiの基板側にして差し込みます。RaspberryPi2はカードを差し込むとカチットロックされます。(RaspberruPi3はロック感はありません)、ロックされるまで、きちんと奥へ差し込んで下さい。

マイクロSDカード

カバー

製品底面

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15.試運転1 (リモコンの操作方法は19.リモコンの機能と操作方法をご覧下さい)(ヘッドホンアンプ、パワーアンプは負荷を接続しないで、RaspberryPiのみの確認を先にします)①有線LANでネットワークに接続します。(LANはDHCPが有効な状態)②PCを起動します。③音楽データをUSBメモリに入れ、本機の前面パネルのUSB端子にセットします。④本機に電源を接続し、フロントパネルの電源スイッチをONします。⑤本機から異音・異臭の無いことを確認しながら、待ちます。(リモコンなど操作しないこと)

異音・異臭・発熱がある場合は、すぐ電源プラグをコンセントより抜いて下さい。アンプ類の誤組み立てや誤配線が考えられます。異常部位を観察し、アンプ基板2種を出力基板より外して、全体の配線・部品の落下などがないかなど再確認下さい

⑥LCDに表示されますと。4行目にネットワークのアドレスが表示されます。(まだリモコンは操作しない)さらにし2分ほど待ちます。(Volumioが完全に立ち上がったか確認できていないので。)

いつまで待ってもLCDに何も表示されない時は、SDカードの誤セットか誤配線が考えられます。⑩へ進み電源をoffして配線を再確認します。電源が落ちない場合は、電源プラグをコンセントより抜いて下さい。

⑦PCでWebブラウザを立ち上げ、アドレスに、本機の表示したアドレスを入力します。単純に 例:「192.168.0.5」等だけを入力します。⑧PC画面に「Volumio」の画面が出ればRaspberryPiは正常に立ち上がったと判断します。⑨電源スイッチをoff位置にします。正しく配線できていれば、まだ本機はOFFしません。⑩PC のVolumio画面または、リモコンでシャツトダウン操作(リモコンボタンの機能を参照)をします。

リモコンでシャットダウン出来ない時は、リモコンの電池が無いか(購入初期は電池切れはないと思われます)、リモコン関係の配線が誤配線していないか再確認下さい。

⑪LCD及び電源スイッチの照明が消灯します。

16.試運転2(外部のアンプとは接続せずに、ヘッドホン及びスピーカーを接続してRaspberryPi以外の機能を確認します)①電源スイッチをONの位置にします。スイッチの照明・LCD照明が点灯します。②スピーカー・ヘッドホンよりVolumioのスタート音がするまで、何も操作せず待ちます。③スタート音がすれば試運転は終了です。(ボリュームの音量設定には関係無くスタート音はします)

音が鳴らないなどはキットのアンプ基板の組み立て不良、誤配線などが考えられます。すぐに電源をoffします。キットと配線を再確認下さい。

④PC のVolumio画面または、リモコンでシャツトダウン操作(リモコンボタンの機能を参照)をします。⑤LCD及び電源スイッチの照明が消灯します。

以上で試運転は終了です。

17.通常使用

①電源offで外部アンプと接続します。②スピーカーがいきなり大音量で発音する可能性がありますので、外部アンプは電源OFFのまま、本機を立ち上げ、先にVolumioの音量と、スタート音を停止するなど事前対処して下さい。③再生する音源の選択などPCにてWebで本機Volumioと接続してセットします。(この操作はPCでしかできません、リモコンでは再生と停止に関する操作しかできません)④外部アンプの電源をONします。⑤リモコン、またはPCで再生操作をしてお楽しみ下さい。

18.電源OFF①電源スイッチをOFF位置にします。②リモコンでシャットダウン操作をします。(又はPCでVolumioでも同様にシャットダウン操作できます)③RaspberryPiがシャットダウン動作の後停止し、電源も切れます。

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PLAY / PAUSE ボタン

FF ボタン

UP -ボタン

DOWN ボタン

MENU ボタン

STOP ボタン

REW ボタン

No. ボタン操作 機能1 PLAY/PAUSE プレイ(再生)とポーズ(一時停止)を押すたびに変わります。2 DOWN-DOWN 2度押しで、ボリュームを5ポイント(%)下げます。(最小0%)3 UP-UP 2度押しで、ボリュームを5ポイント(%)上げます。(最大100%)4 FF-FF 2度押しで、プレイリストの次の曲5 REW-REW 2度押しで、プレイリストの前の曲6 STOP 再生停止(次の再生操作で停止した曲の先頭より再生します)

MENUボタンは以下のように2度押しの後に押すキーにより次の操作ができます。7 MENU-MENU-FF 再生位置を10秒後に進めます。8 MENU-MENU-REW 再生位置を10秒前に戻します。9 MENU-MENU-STOP RaspberryPiをシャットダウンします。

10 MENU-MENU-PLAY/PAUSE RaspberryPiをリブート(再起動)します。11 MENU-MENU-UP リピート再生のON-OFF(一連の操作1回でON、次回はOFF)12 MENU-MENU-DOWN ランダム再生のON-OFF(一連の操作1回でON、次回はOFF)

No.11とNo.12はLCDでは設定が確認できません。

19.リモコンの機能と操作方法リモコンボタン操作による機能は以下のようになります

20.LCD表示のロックの対処について現在、LCD表示のロック(リモコンは効くが、LCD表示が変わらない)症状は確認されません。起動初期にVolumioが立ち上がり切る前に、PLAY(再生)などの操作をした場合には表示が不安定になる場合があります。完全に立ち上がってから操作して下さい。(少なくとも、Volumioの立ち上がり音がしてから操作してください)

もし、表示のロックが発生した場合は、再起動して下さい。

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22.無線LAN(WiFi)設定の概要 ログインは「root」権限で実施のことrootのパスワードは「volumio」です。注.VolumioのNetwork設定画面にも無線LANの設定がありますが、以下はVolumioによらない設定です。Volumioで設定操作を

しますと下記ファイル一部が上書きされてしまいます。(Volumioでの設定操作はお勧めしません)

①コマンドラインで wpa_passphrase [SSID] [パスワード] ([ ]は不要、間はスペース)②以下が表示されるnetwork={

ssid="[SSID]"#psk="[パスワード]"psk=[暗号化して生成されたパスワード]

}

③psk=[暗号化して生成されたパスワード]をコピーする。④コマンドラインで、nano /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf⑤ファイル内容が表示され、編集可能となるので、SSIDを入力③でコピーした内容を下記の位置にペースト、その他のW.Lan設定項目(赤字部)を編集する。

#Wireless LAN Settingctrl_interface=DIR=/ver/run/wpa_supplicant GROUP=netdevupdate_config=1

network={wpa-driver wextssid="[SSID]"scan_ssid=1 注.これはssidが非公開の場合、公開の場合は行削除。key_mgmt=WPA-PSK 注.以下3行はご自身のネットワーク環境により設定。proto=WPA2pairwise=CCMPgroup=CCMPpsk=[暗号化して生成されたパスワード]

}上書き保存して編集終了⑥コマンドラインで、nano /etc/network/interfaces⑦ファイル内容が表示され、編集可能となるので、SSID他を入力、先のファイルとほぼ同じ内容です。(書式の違う情報もありましたが、うまく行かず、当機ではこの書式で成功しました)

# interfaces(5) file used by ifup(8) and ifdown(8)

# Please note that this file is written to be used with dhcpcd# For static IP, consult /etc/dhcpcd.conf and 'man dhcpcd.conf'

# Include files from /etc/network/interfaces.d:# source-directory /etc/network/interfaces.d

auto loiface lo inet loopback

auto eth0iface eth0 inet dhcp

auto wlan0allow-hotplug wlan0iface wlan0 inet dhcp

wpa-scan-ssid 1wpa-driver wextwpa-key-mgmt WPA-PSKwpa-proto WPA2wpa-pariwise CCMPwpa-group CCMPwpa-ssid "[SSID]"wpa-psk "[暗号化して生成されたパスワード]"

#allow-hotplug wlan1#iface wlan1 inet manual# wpa-conf /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf上書き保存して編集終了⑧再起動して設定完了

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23.LCD表示・LIRC・サウンド関係の設定

I2Cモジュールの設定(この機器の設定です。update や upgrade を行うと設定の仕方は全く変わってしまいますので以後はご自分で解決下さい。)①raspi-config②8.Advanced Option③A7 I2C④Would you like the ARM I2C interface to be enabled? を <Yes>⑤The ARM I2C interface is enabled を <Ok>⑥Would you like the I2C kernel module to be loaded by default? を <Yes>⑦I2C kernel module will now be loaded by default を <Ok>⑧(メニューに戻る) で <Finish>

3種共通の設定⑨nano /etc/modules⑩ファイルを編集(赤字2行を追加)(青字2行はリモコンの為のlirc用の設定行)(緑はサウンド関係)

lirc_devlirc_rpi gpio_in_14i2c-bcm2708i2c-devsnd_soc_bcm2708snd_soc_bcm2708_i2sbcm2708_dmaenginesnd_soc_pcm5102asnd_soc_hifiberry_dacsnd_bcm2835

上書き保存して編集終了

⑪nano /boot/config.txt⑫ファイルを編集

dtoverlay=hifiberry-dacdtoverlay=lirc-rpi,gpio_in_pin=14dtoverlay=i2c-devdtparam=i2c_arm=ongpu_mem=64 注.16で問題無い(ディスプレイによっては要変更)hdmi_drive=2

上書き保存する。バックアップの為 /boot/config.bak に変えて追加保存。編集終了。(バックアップを作るのは、Volumio で設定を変えるとこのファイル /boot/config.txt が初期化される時があるため、バックアップを開き、ファイル名を変えて上書きすることで、ファイルの修正作業を簡単にする為です。)

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24.リモコン制御用 & LCD表示用プログラム のファイルと自動起動設定

□リモコン用①/etc/lirc/hardware.conf 注.ハード設定(一部編集)②/etc/lirc/lircrc 注.リモコン動作設定(ボタンからの動作)③/etc/lirc/lircd.conf 注.リモコンコード(ボタンのコード)

□LCD表示用①/home/volumio/lcddriver.py 注.初期化、表示ドライバ②/home/volumio/i2c_lib.py 注.ドライバ用ライブラリ③/home/volumio/lcd_ctrl.py 注.Volumio用表示プログラム

□自動起動用設定ファイル /etc/rc.local の編集

!/bin/sh -e## rc.local## This script is executed at the end of each multiuser runlevel.# Make sure that the script will "exit 0" on success or any other# value on error.## In order to enable or disable this script just change the execution# bits.## By default this script does nothing./var/www/command/player_wdog.sh startup & > /dev/null 2>&1

/usr/bin/irexec -d /etc/.lircrc 注.リモコン用プログラムの自動起動

/usr/bin/python /home/volumio/lcd_ctrl.py 注.LCD表示用プログラムの自動起動

exit 0

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25.その他設定と主要部品Data Sheetについて-1.その他の設定

①Raspberry Pi Internationalization Option: 英語・日本語 設定。jfbterm & kakashiインストール済(漢字データをカナに変換して表示他のため)、timeゾーンは「東京」設定②SAMBA:共有フォルダ設定済み(フォルダ名 /home/Pi)Windowsからアクセス可③日時:/etc/ntp.conf に「pool ntp.nict.jp iburst」行追記(server0~3の行はコメントアウト)日本標準時に同期します。ただし、インターネット接続時。④SDメモリは全域を使用可に設定しています。/usr/bin/raspi-confg ファイルの下記赤字箇所2⇒3に変更し保管、Rapi-config でメモリ拡張し全域使用可設定。

# NOTE: the NOOBS partition layout confuses parted. For now, let's only# agree to work with a sufficiently simple partition layoutif [ "$PART_NUM" -ne 3 ]; then

whiptail --msgbox "Your partition layout is not currently supported by this tool. Youare probably using NOOBS, in which case your root filesystem is already e$

return 0⑤VolumioのNAS mountの設定では、SDカード上に再生データを置けるよう下記設定がしてあります。

Source name ⇒inner-memory (Browse で NASの一つとして表示される名前です)The name you want to give to this source. It will appear in your database tree structure

fileshare protocol ⇒SMB/CIFSSelect SMB/CIFS for connect Windows file shares or NFS for unix file shares

IP address ⇒127.0.0.1 (自身を示すアドレスですので、SDメモリ内の下記ディレクトリ内に音楽データを置き、再生できます。つまり、外付けUSBメモリ無しでも使えます。)Specify your NAS address

Remote directory ⇒pi (sambaで設定した共有フォルダです。)Specify the directory name on the NAS where to scan music files (case sensitive)

Username ⇒piIf required, specify username to grant access to the NAS (case sensitive)

Password ⇒表示はされのませんが{raspberry}です。If required, specify password to grant access to the NAS (case sensitive)

Hide advanced options 拡張設定部は下記となっていますCharset ⇒UTF8(default)Change this settings if you experience problems with character encoding

Rsize ⇒8048Change this settings if you experience problems with music playback (es: pops or clips)

Wsize ⇒8096Change this settings if you experience problems with music playback (es: pops or clips)

Mount flags ⇒ro,dir_mode=0777,file_mode=0777Advanced mount flags. Don't use this field if you don't know what you are doing.

-2.主要部品Data Sheetについて

①パワーアンプ adafruit TPAD_StereoAmp_v0.4 回路図添付②LCD SC2004CBWB-XA-GB 添付③I2C→Paralell変換基板 IC PCF8574 関連資料(未添付)④ロジックレベル双方向変換モジュール SFE-BOB-12009 回路図添付⑤リモコン受光ユニット GP1UXC4xQS 添付⑥ヘッドホンアンプキット取説(組み立て説明、回路図他)

26.回路図(別紙A3)

その他、修理のご相談、お問い合わせは下記URLからメール(お問い合わせ)でお願いします。(お電話では、加工中などお電話に出られなかったり、資料の確認等ですぐお返事できないいことがあります。お急ぎでもメールでお願いします。)

工房ASAI群馬県前橋市鶴が谷町19-11URL:http://tec-asai.com/tec-asai_home/