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Page(s): 1/11 ________________________________________________ 本ドキュメントは、検証作業や検証結果についてまとめられている ものであり、本ドキュメントに関する内容について、日本ク エスト・ソフトウェア株式会社が動作を保証するものでは ありません。 各ソフトウェアのバージョンおよび環境等の違いにより 動作しない 場合も想定されますので、導入の際には事前に検証をされることを 推奨いたします。 記載された会社名および製品名などは該当する各社の商標または登録商標です。 Article ID: QTSI-120246JP Created: 2012/02/27 Revised: - Red Hat Enterprise Virtualization(RHEV) 3.0 環境での NetVault Backup を使用した各ノードのシステム保護 1. 概要 Red Hat Enterprise Virtualization(RHEV)は、レッドハット社が提供する仮想化環境管理ソリューションです。 RHEV を構成する要素として、Red Hat Enterprise Virtualization Manager(RHEV-M)とハイパーバイザー (KVM)が稼働するホストから成ります。ハイパーバイザーとしては、専用の OS である Red Hat Enterprise Virtualization Hypervisor(RHEV-H)、または Red Hat Enterprise Linux(RHEL)上で KVM を稼働させる構成の いずれかを選択可能です。これらの個々のノードに障害が発生した場合に備えて、復旧方法を確認しておくことは システム運用上、大切なことです。 本検証では RHEL 上で KVM を稼働させた構成を採用した IBM 社の Linux KVM 仮想化太鼓判構成において、 各ノードの障害を想定した、NVBU を使用したバックアップ/リストアの動作検証をいたします。 2. 環境

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Page(s): 1/11 ________________________________________________ 本ドキュメントは、検証作業や検証結果についてまとめられている ものであり、本ドキュメントに関する内容について、日本クエスト・ソフトウェア株式会社が動作を保証するものでは ありません。 各ソフトウェアのバージョンおよび環境等の違いにより動作しない 場合も想定されますので、導入の際には事前に検証をされることを 推奨いたします。 記載された会社名および製品名などは該当する各社の商標または登録商標です。

Article ID: QTSI-120246JP Created: 2012/02/27 Revised: -

Red Hat Enterprise Virtualization(RHEV) 3.0 環境での NetVault Backup を使用した各ノードのシステム保護

1. 概要

Red Hat Enterprise Virtualization(RHEV)は、レッドハット社が提供する仮想化環境管理ソリューションです。

RHEV を構成する要素として、Red Hat Enterprise Virtualization Manager(RHEV-M)とハイパーバイザー

(KVM)が稼働するホストから成ります。ハイパーバイザーとしては、専用の OS である Red Hat Enterprise Virtualization Hypervisor(RHEV-H)、または Red Hat Enterprise Linux(RHEL)上で KVM を稼働させる構成の

いずれかを選択可能です。これらの個々のノードに障害が発生した場合に備えて、復旧方法を確認しておくことは

システム運用上、大切なことです。 本検証では RHEL 上で KVM を稼働させた構成を採用した IBM 社の Linux KVM 仮想化太鼓判構成において、

各ノードの障害を想定した、NVBU を使用したバックアップ/リストアの動作検証をいたします。 2. 環境

Page 2: Red Hat Enterprise Virtualization(RHEV) 3.0 環境で …Page(s): 3/11 ________________________________________________ 本ドキュメントは、検証作業や検証結果についてまとめられている

Page(s): 2/11 ________________________________________________ 本ドキュメントは、検証作業や検証結果についてまとめられている ものであり、本ドキュメントに関する内容について、日本クエスト・ソフトウェア株式会社が動作を保証するものでは ありません。 各ソフトウェアのバージョンおよび環境等の違いにより動作しない 場合も想定されますので、導入の際には事前に検証をされることを 推奨いたします。 記載された会社名および製品名などは該当する各社の商標または登録商標です。

【NVBU Server】 ハードウェア Host IBM System x3620 M3 (737662J) CPU Intel Xeon X5650 2.67GHz x 2 Memory 18832MB SCSI ServeRAID-M5015(2.0.13-0748) Disk 500GB SATA x 2

Disk0: 1TB (RAID0) NIC Intel 82575EB Gigabit NIC x 2 Tape or VTL 仮想テープドライブ (200GB) ソフトウェア OS Red Hat Enterprise Linux ver.6.2 (x86 64) NetVault Core Ver 8.6.1 (R2011OCT12-JUNO) NetVault APM Ver VaultDR APM 2.6.8

【RHEV-M】

ハードウェア Host IBM System x3250 M4 (2583PAB) CPU Intel Xeon E3-1270 3.40GH x 1 Memory 4GB Disk 構成 300GB SAS Disk x 2

Disk0:300GB (RAID1) NIC(Firmware Ver) Intel 82574L Gigabit NIC x 2 SCSI(Firmware Ver) ServeRAID-BR10il v2 FC HBA Qlogic FC HBA x 2 ソフトウェア OS Red Hat Enterprise Linux ver.6.2 (x86 64) VaultOS Ver 5.7.1 パーティション構成 /dev/sda1 /boot ext4 256MB

/dev/sda2 / ext4 15GB

/dev/sda3 Swap 1GB

/dev/sda4 Extended

/dev/sda5 /home ext4 1GB

【KVM ノード 1】

ハードウェア Host IBM System x3690 X5 (7147A7J) CPU Intel Xeon E7-2840 2.4GH x 2 Memory 32GB Disk 構成 146GB SAS Disk x 2

Disk0:146GB (RAID1) NIC(Firmware Ver) Broadcom5709 x 2 SCSI(Firmware Ver) ServeRAID-M5015(2.120.143-1325) FC HBA Qlogic FC HBA x 2 ソフトウェア OS Red Hat Enterprise Linux ver.6.2 (x86 64) VaultOS Ver 5.7.1 パーティション構成 /dev/sda1 /boot ext4 256MB

/dev/sda2 / ext4 8GB

/dev/sda3 Swap 1GB

/dev/sda4 Extended

/dev/sda5 /home ext4 1GB

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Page(s): 3/11 ________________________________________________ 本ドキュメントは、検証作業や検証結果についてまとめられている ものであり、本ドキュメントに関する内容について、日本クエスト・ソフトウェア株式会社が動作を保証するものでは ありません。 各ソフトウェアのバージョンおよび環境等の違いにより動作しない 場合も想定されますので、導入の際には事前に検証をされることを 推奨いたします。 記載された会社名および製品名などは該当する各社の商標または登録商標です。

【KVM ノード 2】 ハードウェア Host IBM System x3690 X5(7147A7J) CPU Intel Xeon E7-2840 2.4GH x 2 Memory 32GB Disk 構成 146GB SAS Disk x 2

Disk0:146GB (RAID1) NIC(Firmware Ver) Broadcom5709 x 2 SCSI(Firmware Ver) ServeRAID-M5015(2.120.143-1325) FC HBA Qlogic FC HBA x 2 ソフトウェア OS Red Hat Enterprise Linux ver.6.2 (x86 64) VaultOS Ver 5.7.1 パーティション構成 /dev/sda1 /boot ext4 256MB

/dev/sda2 / ext4 8GB

/dev/sda3 Swap 1GB

/dev/sda4 Extended

/dev/sda5 /home ext4 1GB

【ストレージ】

FC スイッチ Vendor Brocade model 300 FC Storage Vendor IBM Model Storwize V7000 Disk 600GB SAS x 12, 300GB SAS x 9, 300GB SSD SAS x 3

【仮想マシン環境】

仮想マシン 1 OS Red Hat Enterprise Linux ver.6.2 (x86 64) 仮想マシン 2 OS Red Hat Enterprise Linux ver.6.2 (x86 64)

3. 検証項目・手順

3.1. 各ノードのシステム・バックアップ RHEV3.0 環境を構築後、全てのノードの OS 部分のオフライン・システム・バックアップを BMR Offline で取得し

ます。この時、RHEV マネージャで確認すると仮想マシンは 1 台のみが構成されている状態です。

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3.1.1. RHEV-M のシステム・バックアップ FC ストレージと接続している FC ケーブルを抜いて、内蔵ディスクにインストールされた OS のバックアップを行い

ます。FC ケーブルを抜くことによって、OS が存在する内蔵ディスクだけがバックアップ画面に表示され、そこを確

実に取得することが可能になります。 対象マシンを VaultOS で起動し、NVBU サーバ側で NVBU Console からバックアップ操作を行います。下記は、

バックアップ画面で RHEV-M マシンの内蔵ディスクをバックアップ対象として選択した画面です。

3.1.2. KVM ノードのシステム・バックアップ FC ストレージに接続している FC ケーブルを抜いて、内蔵ディスクにインストールされた OS のバックアップを行

います。両ノードとも同じように取得します。 下記は、バックアップ画面で KVM ノード 1 マシンの内蔵ディスクをバックアップ対象として選択した画面です。

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3.1.3. 疑似運用 各ノードのシステム・バックアップを取得したら、各ノードを起動し、運用を行います。 本検証では、運用中の操作として、仮想マシン(“RHEL62ADDED”)を追加します。RHEV マネージャで確認する

と、追加された仮想マシンが確認できます。

3.1.4. RHEV-M の PostgreSQL DB のバックアップ RHEV の構成情報は、RHEV-M 上の PostgreSQL DB で管理されています。RHEV の構成に変更を行った際

は、下記のコマンドで PostgreSQL DB のバックアップを行います。バックアップした結果は、ファイルとして保存さ

れます。(ここでは、/usr/share/rhevm/db-backups 以下に、dump_rhevm_201202151735.sql というファイル名

で保存されています。) # pg_dump -C -E UTF8 --column-inserts --disable-dollar-quoting --disable-triggers –U postgres --format=p -f /usr/share/rhevm/db-backups/dump_rhevm_201202151735.sql rhevm バックアップの詳細に関しては、RHEV3.0 管理ガイド、”15.1 rhevm Postgres データベースのバックアップとリス

トア“に記載があります。合わせてのご参照をお勧めいたします。 (http://docs.redhat.com/docs/ja-JP/Red_Hat_Enterprise_Virtualization/3.0/html/Administration_Guide/index.html)

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3.1.5. PostgreSQL DB バックアップ・ファイルのテープへのバックアップ 上記コマンドで生成されるファイルを NVBU のファイルシステム・プラグインでテープにとっておけばより安全です。

取得しておくことをお勧めいたします。下記は、NVBU のバックアップ画面でファイルシステム・プラグインで対象

のファイルを選択した画面です。

3.1.6. RHEV-M の構成情報のバックアップ その他、RHEV-M の構成情報として取得すべきファイルの一覧が、RHEV 管理ガイド、”15.2 Manager 設定ファ

イルのバックアップとリストア”に記載があります。こちらも NVBU のファイルシステム・プラグインで取得しておくこ

とをお勧めいたします。本検証では、ここのファイル群の変更は無いため、この部分の検証は対象外としています。

実際の環境では、必要に応じてファイルのリストアを実施して下さい。 3.2. リストア 3.2.1. RHEV-M のノード障害 RHEV-M のノード障害を想定します。RHEV-M マシンをシャットダウンし、ハードディスクを別の物に変更して、手

順 3.1.1 で取得済みのバックアップをリストアします。 リストアの際にはバックアップ時と同様に FC ケーブルを抜きます。ノードを VaultOS で起動し、取得済みのバッ

クアップをリストアします。 下記は、NVBU のリストア画面で取得済みの RHEV-M マシンのバックアップ・データをリストア対象として選択し

た画面です。

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リストアが完了したら、FC ケーブルを接続し、OS 再起動します。 この時の管理情報は仮想マシンが一台しかないときの DB なので、RHEV マネージャで確認すると仮想マシンと

しては初期の 1 台のみしか表示されません。

そのため、手順 3.1.4 で取得した 新の PostgreSQL DB のリストアを行います。NVBU のファイルシステム・プ

ラグインで取得していた場合は、まず、ファイルとしてリストアを行います。 さらに、RHEV-M マシン上でリストアしたファイルを利用して下記の操作を行います。詳細は、すでに紹介した

RHEV3.0 管理ガイドをご参照ください。 # service jbossas stop Stopping jbossas: [ OK ] # su – postgres -bash-4.1$ psql Password: xxxxx Psql (8.4.9) Type “help” for help. postgres=# DROP DATABASE rhevm; DROP DATABASE Postgres=# \q -bash-4.1$ exit logout # psql -U postgres < /usr/share/rhevm/db-backups/dump_db_201202151735.sql SET SET SET … ALTER TABLE REVOKE REVOKE GRANT GRANT# # service jbossas start Starting jbossas: [ OK ] #

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RHEV マネージャを起動して、2 台の仮想マシンが表示されていることを確認します。

3.2.2. RHEV ノードの障害対応 次に KVM ノードが 1 台障害を起こしたことを想定します。KVM ノード 1(RHEV1)をシャットダウンします。RHEVマネージャ上でノードが 1 台ダウンしていることを確認します。

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RHEV の HA 機能が構成され、仮想マシンごとの設定において HA 対象となっていれば、仮想マシンは別の

KVM ノード(RHEV2)上で自動的に起動し直します。RHEV マネージャで仮想マシンが稼働しているホストを確認

すると RHEV2 であることが確認出来ます。

ハードウェアの修復作業時には、KVM ノード 1(RHEV1)のハードディスクを入れ替えて、VaultOS で起動します。

その際、バックアップ時と同様に FC ケーブルは抜いておきます。手順 3.1.2 で取得済みのバックアップをリストア

します。

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リストア処理が完了したら、FC ケーブルを接続し、内蔵ディスクから OS を起動します。 RHEV マネージャを使用して、復旧したノード(RHEV1)へ仮想マシンを Live Migration で移行できることを確認し

ます。また、復旧したノード(RHEV1)上で仮想マシンのシャットダウンや起動ができることを確認します。

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3.3. 仮想マシンのシステム保護 個々の仮想マシンのバックアップは RHEV マネージャを利用して、仮想マシンのイメージを EXPORT することで

実現可能です。EXPORT した結果は、ファイルシステム上にファイルとして存在します。

3.4. 仮想マシンのデータ保護 NVBU は RHEL6.x 上の KVM の仮想マシンに、NVBU サーバや NVBU クライアントを構成することをサポートし

ています。よって、KVM 上の仮想マシンを通常の物理マシンと同様にデータ保護を行うことも可能です。 4. まとめ

本検証では、RHEV3.0 環境における以下のバックアップ/リストアを確認しました。

RHEV-M 環境のシステムのバックアップ/リストア、及び KVM 構成上を含んだ PostgreSQL DB のバック

アップ・リストア KVM ノードのシステムのバックアップ/リストア

NVBU を使用すれば、KVM 環境における様々なデータ保護要求に対する解決策が得られます。お客様の環境

に応じて適切なデータ保護ソリューションを組み合わせてご使用ください。 なお、本検証の結果は特定環境での動作を確認しました。お客様の環境で想定通りのご運用が可能かは、事前

検証にてご確認下さい。 以上