release調査の結果から...uctは過去4週間の蕁麻疹の状態を4つの質問で評価できる質問票です...
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慢性蕁麻疹患者さんの声
幅広い患者層の慢性蕁麻疹※患者さんの声を聴くために、インターネットを介したアンケート「RELEASE調査」を行い、552人から回答をいただきました。蕁麻疹症状がコントロールされているかを評価する質問表(Urticaria Control Test、UCT)を用いて、蕁麻疹が仕事や勉強、日常生活に与える影響を調べた結果をご紹介します。※慢性蕁麻疹の定義:症状の持続期間が6週間以上
蕁麻疹症状はコントロールできていない
症状のコントロールが不良な人#は、より強く健康状態や治療に対する不満を感じ、
生活の満足度が損なわれている
症状のコントロールが不良な人ほど、生活の満足度が大きく損なわれている
蕁麻疹症状から解放された生活は、慢性蕁麻疹患者さんにとって達成可能な治療ゴールです。その第一歩として、患者さんが皮膚科医にしっかり症状を伝えることが重要になります。
64%64%
25%36%
39%
コントロール不良
DLQI(Dermatology Life Quality Index)皮膚の状態が生活にどれくらい影響を与えたかを図る指標。数値が大きいほど影響が大(最大 30 点)。
#UCTスコア8未満
患者さんの6割は、蕁麻疹症状のコントロールが十分ではなく、
皮膚症状のために日常生活に支障があるコントロールの程度は、質問表(UCT:詳細は最下段)により、以下のように定義したUCTスコア8未満:コントロール不良、UCTスコア8~11:コントロール不十分、UCTスコア12以上:コントロール良好
コントロール良好
コントロール不十分
RELEASE調査の結果から
この4週間に、蕁麻疹による症状(痒み、膨疹、腫れ)がどのくらいありましたか?
この4週間に、蕁麻疹によってあなたの生活の質はどのくらい損なわれましたか?
この4週間に、蕁麻疹の治療があなたの症状を抑えるのに十分でなかったことがどのくらいありましたか?
全体として、この4週間にあなたの蕁麻疹はどのくらい良い状態に保たれていましたか?
非常に強い
質 問 0点 1点 2点 3点 4点
強い ある程度 わずか 全く
ない
非常に強い 強い ある
程度 わずか 全くない
非常に頻繁 頻繁 ある
程度 まれに 全くない
全く わずかに ある程度 良く 完全に
Q1
Q2
Q3
Q4
各項目を0~4点で評価(16点満点)UCTは過去4週間の蕁麻疹の状態を4つの質問で評価できる質問票です
Weller K. et al. J Allergy Clin Immunol. 2014 May;133(5):1365-72.
痒みがひどく夜眠れないことがよくある
57%57%
100(%)
0
50
18.618.630.130.1
コントロール
53.353.3
良好 不良
健康状態に不満な患者
100(%)
0
50
12.412.421.421.4
コントロール
34.534.5
良好 不良
生活面に不満な患者
100(%)
0
50
7.5 21.321.3
コントロール
47.447.4
良好 不良
治療に不満な患者
30
0
10
20
4.04.0
コントロール
DLQ
I総
計ス
コア
10.510.5
良好 不良
1.7
生活の満足度の損失が大
会社や学校にはいけるが、十分なパフォーマンスが発揮できず、業務遂行能力や生産性に影響があると感じる
はいいいえ