rpa(robotic process automation)...

13
RPA(Robotic Process Automation) の実際

Upload: others

Post on 26-Dec-2019

2 views

Category:

Documents


0 download

TRANSCRIPT

RPA(Robotic Process Automation)

の実際

©BayCurrent Consulting, Inc. All rights reserved. [Confidential]

RPAとは、人の代替として作業を自動実行する「デジタルレイバー(仮想労働者)」

2

ロボット担当者Bメール受信

添付を開く

内容確認

データ取得

自動化

データ入力

人が行っていた作業を予め登録し

作業完了を確認後、自動的に次作業を実施

予め登録

データ取得

担当者Aメール受信

添付を開く

内容確認

手作業

データ入力

メニュー選択

項目選択

入力1

入力2

実行(更新)

手作業

データ出力

担当者Cメニュー選択

条件入力

実行

手作業

データの収集・加工、入力・チェック等の

作業をそれぞれの担当者が実施

RPA導入前 RPA導入後

ロボット

メニュー選択

条件入力

実行

データ出力

自動化

ロボット

メニュー選択

項目選択

入力1

入力2

実行(更新)

自動化

©BayCurrent Consulting, Inc. All rights reserved. [Confidential]

現段階のRPAは、ルールベースによる定型作業の自動化に留まる

Class 1定型業務の自動化

Class 2一部非定型業務の自動化

Class 3高度な自律化

特徴

• ルールエンジン/ワークフロー/画像認識などの既存技術を使用し、定型業務を自動化

• 判断の伴う例外対応などは人間が必要

• ビッグデータ分析やディープラーニングなどのデータ解析技術に基づき、例外対応や非定型業務の一部を自動化

• より高度な人工知能技術により、意思決定やプロセスの分析/改善まで自動化

代行作業

• 構造化情報の取得• 入力作業• 検証作業• 複数システムへのログイン

• 構造/非構造化情報の取得• データベースを活用した問い合わせ対応

• データ分析(人の手の介在は必要)

• 意思決定• 複雑な出入力処理• データ分析

技術イメージ

• RPAの現行製品 • 機械学習/ディープラーニング

• 自律型AI(C3PO、ドラえもん)

現段階

今後、発展するAI(人工知能)を取り込むことで、非定型業務の自動化まで実現してゆく

3

©BayCurrent Consulting, Inc. All rights reserved. [Confidential]

RPA導入の直接的なメリットは、生産性の向上と作業品質の向上

4

生産性の向上

VS.

作業スピード 稼働

作業品質の向上

VS.

確実な作業作業品質の

バラツキ

©BayCurrent Consulting, Inc. All rights reserved. [Confidential]

業務プロセスの見直しまで組み合わせることで、付加価値の高い業務へのリソースシフトが可能になる

作業品質の向上

生産性の向上

圧倒的なロボットの作業スピード

- 自動化された作業分のリソースを付加価値の高い、人間にしかできない作業に充てる

- 労働時間短縮等の働き方改革につながる

付加価値の高い業務へのリソースシフト

業務プロセスの見直し

ロボットの24時間

365日稼働

登録ルールに従って確実に

作業を実行し、人為ミスが発生しない

経験/スキルの

差による、担当者ごとの作業品質のバラツキがない

©BayCurrent Consulting, Inc. All rights reserved. [Confidential]

全体計画を基に目的・スコープを明確化して、RPAの安易な導入に歯止めをかける

• 従来のシステム開発では、費用対効果が見込めず対象外になっていた作業も対象にできる

• 複数のアプリケーションにまたがったワークフローを構築することができる

• 人間が実施する作業をそのまま登録することで導入可能

• 既存システムの改修は不要• 作業単位で導入が可能

• ソフトウェアは低コストであり、初期導入の敷居が低い

全体計画の必要性

• 各ソリューションの違い・強みを理解した上で、自社での最終形を評価

• 導入にあたり、軌道修正の要否を確認するチェックポイントを設け、ソリューションの再選定も視野に計画へ落とし込み

目的・スコープの明確化

• 経営方針・業務上の課題に沿った活動にすること

• やってみた結果をきちんと評価し、今後の活動計画を吟味すること

安易なRPAの導入に歯止め

導入対象が幅広い

導入方法が簡便

導入が低コスト

©BayCurrent Consulting, Inc. All rights reserved. [Confidential]

全体計画の不在、不明確な目的・スコープにより陥りがちなケース

発生した問題

よく起こるケース

• 導入当初は、低コストで始められることからとりあえずソリューションを選定

• 展開範囲が拡大するにつれ、利用端末数が増大するとともに、ロボットを管理するサーバの調達が必要に

全体計画の不在

• 想定業務以上にコストが増大

• 役員のトップダウン指示や、現場での気づきのボトムアップから導入を開始したものの、全社的な管理の枠組みがないまま全社展開

• ロボット稼働や利用状況を管理するガバナンス整備が後手に回った結果、システムリスクを統制できず手遅れに

不明確な目的・スコープ

• EUC1)の二の舞となる、各部での独自開発の温床

1. End User Computing

©BayCurrent Consulting, Inc. All rights reserved. [Confidential]

RPA導入アプローチとして、実機検証を実施後にパイロット導入を進めるべき

8

成果物(案)

Ԃ RPA導入における制約事項・懸念点の把握

Ԃ RPAの適用性・効果の検証

①実機検証(PoC)の実施

②パイロット導入 ③本格導入

Ԃ RPA適用性可能性

Ԃ PoCの結果を基に、一部業務にRPAを導入し、有効性と効果を測定・評価

Ԃ RPAの本格導入Ԃ 業務の効率化、

作業品質の向上、業務コストの抑制

目的

Ԃ 定期的に業務改善を実施し、継続的な効果創出を実現

Ԃ パイロット結果報告書Ԃ 想定効果の算定

Ԃ 導入・展開実行計画書Ԃ 効果測定・結果評価

継続的な改善・最適化

主要な活動

Ԃ パイロット導入の対象業務の選定

Ԃ RPA製品についての調査(自社業務との相性についての仮説構築)

Ԃ パイロット導入の体制・環境整備

Ԃ 一部業務へのRPA導入

⁃ 要件定義⁃ 開発・テストԂ 導入効果検証・評価

Ԃ 本格導入・展開の計画書策定

Ԃ RPA対象業務の選定Ԃ 導入・運用ルール・

体制の構築Ԃ 導入効果の測定・評価

Ԃ 定期的な業務改善活動の実施

Ԃ 定期的な効果検証の実施

Ԃ 業務改善結果Ԃ 効果検証結果

導入に至るプロセス

©BayCurrent Consulting, Inc. All rights reserved. [Confidential]

RPA導入で効果を見込めるプロセスは、入力、データ加工、データ抽出・報告、確認①実機検証(PoC)

・・・自動化範囲

データ抽出・報告業務

� 他部署へ送るデータの抽出・報告を自動化

入力業務

� 電子データのシステムへの入力を自動化(複数システムへの二重入力も改善可)

電子データ

自動入力

複数システムへの入力も可

確認業務

� 電子データの内容の確認を自動化

電子データ

自動確認判定ルール

OK

NG

データ加工業務

� 他部署から受領したデータの加工を自動化

自動加工

電子データ

自動抽出・報告

9

©BayCurrent Consulting, Inc. All rights reserved. [Confidential]

RPA導入における効果の試算およびRPA製品の検証を実施①実機検証(PoC)

• RPA導入によって効果が見込めそうな部署/業務を選定

• 選定した業務に対し、下記の情報を収集し、RPAの適用性・効果を試算

• 効果が高く、導入に際して業務変更が少ない業務をパイロット導入の対象業務として選定する

RPA導入における効果の試算

• 情報読取・取得• 入力・出力作業• 集計作業• 検証作業• 定型メール送信 等

業務区分

業務コスト

•処理件数• 1件当たりの処理時間•人件費

業務特性

• 明確なルールがある• 過去に事務ミスが発生した業務• 費用対効果が低いと判断し、システム化して

いない業務

検討軸(案)

• 導入対象とした部署・業務の特性に合わせて、最適なRPA製品を選定する

• RPA製品の使分け方針や制約事項(セキュリティ、リスク管理等)を整理する

• 試作品を構築し、パイロット導入対象部門に対して、デモンストレーションを実施する

RPA製品の検証

10

©BayCurrent Consulting, Inc. All rights reserved. [Confidential]

本格導入・展開を見据え、ユーザ部門・システム部門が協業して推進②パイロット導入

計画/要件定義

構築

テスト

評価/振返り

• パイロット導入体制・環境を整備する

• 対象業務の業務ルール・判断ロジック等を洗い出す

• ユーザ部門、システム部門の協業体制を構築する

• 手控えを含めて業務プロセスの可視化を行う

• 要件定義に従い、ロボットを構築する

• クイックに構築する• トライアンドエラーを繰り返す• 正常処理のみを構築し、例外

処理は手作業での対応を検討する

• 手作業での結果とロボットでの結果を突合する

• 定性・定量評価を実施する • 構築プロセスノウハウを蓄積する• 作成ロボットの他部門への転用

方法を検討する

活動内容 実行ポイント

11

©BayCurrent Consulting, Inc. All rights reserved. [Confidential]

本格導入・運用に際して、ロボットの運用・管理の統制観点から整理が必要③本格導入

運用・管理

�どのような体制(ユーザ部門主導 or システム部門主導)で、全社展開を実施するか?

導入・展開

�ユーザ部門、システム部門協業の専門チームを立ち上げる

�いつまでに全社展開を完了する想定か? �年度内にxxまで完了する

�属人化・暗黙知化された業務をどう可視化するか? �担当者と作成

�RPAのリソース管理・セキュリティ管理は全社として、どのような管理体制とするか?

�RPA専任の管理体制を整備

�作成したロボットの構成管理はいかに実施するか? �サーバにて一元的管理

�業務プロセスに変更が生じた場合、誰がロボットを改修するか?

�主管部署が改修を実施し、管理者へ情報連携

�業務のロボット化によって、業務がブラックボックス化するリスクをどう対処するか?

�定期的なトレーニングを実施

�各ロボットにIDを割り当てるのか?ロボットのアカウントログは誰を責任者とするか?

�ロボット1台にアカウントを付与、管理は所管部署が担当

�RPAに関する社内ナレッジをどう蓄積するか? �ナレッジ共有の仕組みを構築

�ロボットが動作しない場合、業務をどのように継続するか?

�手作業によるマニュアルを保持

検討事項 対応方針(案)

12

誠に勝手ながら、当資料に記載されております記述内容につきましては、

全ての所有権は弊社保有とさせていただきますとともに、

内容に関して顧客情報が含まれることから、取扱いについてご注意をお願い致します。

なお、本ご提案内容につき、不明点、お問い合わせ等ございましたら、

下記担当者まで何なりとご連絡いただきたく存じます。

〒105-6309東京都港区虎ノ門 1-23-1 虎ノ門ヒルズ森タワー 9F

tel: 03-5501-0151(代表) fax: 03-5501-0150

[email protected]

©BayCurrent Consulting, Inc. All rights reserved. [Confidential]